かつて歌姫として国中にその名を知られたオフィーリア。しかし、ある出来事をきっかけに声を失い、幽閉された日々を送っていた。
そんな彼女に突如として舞い込んだ縁談――隣国の侯爵テオバルトへの嫁入り。
絶望を抱えたまま彼のもとへ向かうオフィーリア
は、次第に彼が向ける繊細な優しさと深い愛情に触れ、自らを変える勇気を見出していく。
「あなたがどんな過去を背負っていようと、どれだけ傷付いていようと、私は今ここにいるあなたが愛しい」
テオバルトの言葉が、オフィーリアの心に灯す一筋の光。
『彼に相応しい人間になりたい』と願う一方で、彼女の心の奥底には『自分は愛されるべき存在ではない』という葛藤が消えない。
ありのままの自分を受け入れられた時、オフィーリアは初めて真の幸せを知る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 20:00:00
299231文字
会話率:29%
「お前を愛することは――」
「あなたを愛することはありませんわぁっ!」
キャロラインとハロルドは、初夜で互いに誓い合った。
異性として愛することはないが、貴族としての義務は果たす――と。
前世の記憶を持つキャロラインを中心に、夫のハロル
ド、双子の姉・ロレッタ、弟・レックスが繰り広げる、
愉快なハーバート公爵家の物語。
目指せ、異世界☆キラキラお貴族ライフですわ!
★家族愛を軸にした話です! 恋愛要素はちょっとだけです!
★タイトル&あらすじは予告なく変更する可能性があります!
★他サイト様にも投稿しています!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 18:06:23
84778文字
会話率:43%
後三年の役[1083~1087年]の奥州遠征準備の為に武蔵国府、府中に滞在した源氏の嫡流源義家が大國魂神社の宮司一族の娘との間に1084年、男子を授かった。奥州遠征に勝利した源義家は府中に凱旋、自身の三男と認知して朝廷から立花姓を賜り立花家
を創設、1099年元服した三男は立花義輝と名乗ったのだが、歴史の流れからその流れが消滅した。
令和の世、東京都府中市大國魂神社にお詣りにやって来た主人公は突然現れた大國魂神社の大神様と源義家公に過去の時代に転生して歴史の流れを修正する事を命じられた。
訳のわからぬまま戦国時代に転生した主人公、先乗りで転生した祖父と父と協力して歴史を修正しようと志すが、史実と異なる戦国大名立花家に古河公方家、関東管領山内上杉家、扇谷上杉家、北条家などの強敵に囲まれる状況を打開出来るのか?大國魂の大神様(おおくにたまのおおかみさま)と源義家公の願いを叶える事が出来るのか?
昭和、平成、令和の知識を駆使して戦国時代を乗り切れるのか?武田信玄、上杉謙信、今川義元の動静が鍵を握るかも?
史実通り織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の天下の流れとなるのか?結末は決めてないので筆者にもわかりません。
初投稿なので不備な点が有りましたら優しくゆるーく許してください。武将の個人名、城の名前は史実と創作をミックス致します。北条家の養子、嫁入り等は変化する可能性があります。
筆者は大國魂神社が大好きで、いつの日か戦国時代小説を書いてみたい、大國魂神社をストーリーに入れたいと考えておりました。
大國魂神社大宮司、猿渡一族の皆様、大國魂神社に携わる全ての皆様、架空の戦国時代小説の題材にする事をお許しください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 06:21:27
965346文字
会話率:15%
「お父上を救いたいのです。そのためなら、命でも――」
飯山藩に人質として送られた堀田珠緒は、祠にて“人身御供”として捧げられる。
珠緒の生き血によって目覚めたのは、かつて神に仕えながら封印された狐の化身、白嶺命《はくれいのみこと》。
契
約により妖を従えた珠緒は、己を犠牲にした父の仇を討つため、〈狐の嫁入り行列〉を仕立てて城下に乗り込む。
だが、父を追い詰めた元婚約者・岡野の背後には、さらなる陰謀と怨念が渦巻いていた。
これは、妖と共に歩む少女の復讐譚。
やがて、それは――
妖と人との、契約以上の絆へと変わってゆく。
※全4話+エピローグの短編連載となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 18:20:00
32694文字
会話率:19%
貧しい男爵家の令嬢は、姉妹で全く扱いが違う。
誰からも愛される美しい姉と、「可愛くない」と両親からも迫害される妹、マリー。髪は毛玉だらけ、ドレスなど無く、ずたぼろの作業服を着たずたぼろの令嬢である。
姉はある大貴族に見初められたが、嫁入り
の道中、突然の事故死。
「わたしが姉の身代わりなんて、無理に決まってます!!」
しかし、姉へのプロポーズは相手の勘違いによるものだった!?
心身共にずたぼろの没落令嬢が、スパダリ大富豪伯爵にアホかっちゅーほど溺愛されて、美しく、強く、幸福になっていく物語。
※本編完結しました。第2章としてスピンオフ「カラッポ姫と嘘つき王子」を更新中!
\双葉社Mノベルスより書籍2巻発売&がうがうモンスター、ニコニコ静画、アプリ『マンガがうがう』でコミカライズ連載中!!/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 15:24:54
1153764文字
会話率:46%
フェレイデン帝国の第一皇女エリザベートは美貌家柄、才能どれをとってもピカ一。唯一の早口だけがたまに傷好き放題に皇女生活を送っていたが、年頃になり嫁入り先が決定する。
行き先はなんと皇后を何人も殺した残忍皇帝と言われる元敵国のオルファン帝国の
十人目の皇后だった。しかたなく嫁ぐが実際会ってみると美男で優しく噂とはまったく違った人物だった。
近づく夫婦の距離、皇帝の出生の秘密、皇太后との屈折した関係、残忍と噂された謎の解明。皇后の自覚が芽生え皇帝に尽くし、謎を解明していくシリアス&ミステリー皇室物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 13:32:17
102721文字
会話率:20%
作り物のような美しさを持つデボラ。彼女は婚約者だった王太子にパーティで婚約破棄を告げられる。でっちあげの証言が次々と飛び出すも、デボラは反論。しかし王太子妃の座にしがみつく女と罵られ、立場は劣勢に。
(仕方ないわ、これは損切りね)
彼女
は割り切って婚約破棄のみを受け入れる。
が、デボラの不幸はこれで終わらない。彼女の父と兄はデボラを切り捨て、王家との取引材料にする事で家の繁栄を取ったのだ。
哀れ隣国の侯爵の後妻として無理やり嫁に出された彼女。体の良い国外追放である。
(でも本当に国外追放で放り出されるよりはマシね。それにあのバカ王太子と結婚するより幸せかも)
更に嫁入り先のイケオジの侯爵に「君を愛することはない。実質人質だ」と言われてしまう。
(困ったわ……私に人質の価値はないのに。せめて何かお役に立ちたいわ)
これは、不幸な運命に困惑しつつも前向きに進んだ結果、周りも自らも変わっていき、夫に愛された令嬢の話。
※アンジャッシュ系すれ違いが少々ありますが、かなりシリアス寄り(作者比)です。
※第18回書き出し祭りにて投稿した書き出しを少々改題&続きを書いたものです。不定期更新。
※カクヨムで連載している物を転載しています。36話まで1日3話更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 07:00:00
163876文字
会話率:51%
スラーヴァ王国に平和条約を結んだはずの隣国の大帝国が攻め入り、国境際を荒らした。あくまでも「演習」の体で。しかものうのうと「平和条約を続けたくばサファイア姫と皇帝の婚姻を」と言って来たのだ。姫君はまだ齢12歳。あまりにも悲痛な嫁入りに騎士団
長のスタッグは胸を痛めた……ところがその痛めた胸が巨乳に変化!?!? 姫と騎士団長は罠にかかり、性別逆転の魔法をかけられたのである。
※性別転換した二人がくっつきます。騎士団長は振り回され役。一見シリアスっぽい話をプロローグと後半のコメディーパートでサンドイッチしているというふざけたやつです。すみません。
※書き終えてないのでとりまプロローグだけ投稿します。残りは不定期更新ですみません。出来るだけ早く投稿するつもりではあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 07:00:00
26488文字
会話率:52%
「味噌汁が濃い」から始まる物語。
貧乏浪人、河合 弥之助は用心棒をしていた味噌問屋・下田屋の跡取り娘、お登勢にせがまれて家に連れ帰る。傍から見れば駆け落ちかかどわかしである。「粗末な長屋暮らしを見ればお嬢様のお登勢はすぐに逃げ帰るだろう、そ
こで一儲けできそうだ」という浅ましい考えを弥之助は持っていたのだが、お登勢は帰らなかった。しかも彼女が嫁入り道具として持ってきたのは一抱えの味噌壺で……
※「秋の歴史2023」に出そうとして間に合いませんでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 00:49:53
6369文字
会話率:48%
豪商の令嬢として王家に嫁入りした王子妃・クララ。幼少から奔放な性格で知られていたが、果たしてその新生活はうまくいくのか……。
これがなんとかうまくいった。2年も続いた。2年で終わった。
どこの男女にもある口喧嘩が原因である。
かねてよ
り自由な人柄のクララは、2年にもわたる縛られた生活に嫌気が差していたのもあり、ついに踏み切った行動に出る。
「そういえば、最近王城って使ってなかったよね」
これは、その一言からこの先の悪夢を連想できる優秀な使用人と
無茶が過ぎるお嬢様と
ここにきて愛が重い王子などによる
長い熾烈な籠城戦である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 20:01:13
3489文字
会話率:48%
「先詠み」と呼ばれる予知能力を持つ一族の末裔であるエルゼ。
小国の王女であるエルゼは、大国の皇子リヒャルトの手によって祖国が滅亡し自身も彼に殺される夢を見る。
家族や国を守りたいエルゼは「彼の妃になれば殺されないはず!」と、ちょうど届いたリ
ヒャルトの花嫁選考会に参加することに。
過去の出来事から心を閉ざしたリヒャルトには冷たい態度を取られるが、それでもめげないエルゼに少しずつ心を動かされていく。
運命を変えることばかり考えていたエルゼも、リヒャルトのことを知るうちに彼自身に好意を抱くようになる。
徐々に惹かれていく二人だが、エルゼを敵視する者の魔の手が迫って……。
大国の心を閉ざした皇子×小国のポジティブ王女、正反対な二人のラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 21:16:37
104450文字
会話率:30%
侯爵に生まれ、父や兄たちから愛されることなく育ったフロンティア・アルティアス。
(家族のためになら馬車馬のように働く。こんな人生は、もううんざりなのよ。)
「お父様、私はもう限界です」
「…そうか。」
(そうかって、それだけ?)
フロンティアが必死に訴えると、冷徹な侯爵は何の感情も見せず、ただ一言でその言葉を受け止めた。
その命令とは、命令は、アルベール・ランカスターとの結婚だった。
ランカスター家は血で染まった歴史を持つ家であり、誰もがその家への嫁入りを忌避していた。しかし、フロンティアには他に選択肢がなかった。
どんな悪魔のような人間だろうか、愛想を振りまいてやる!
そう決めたフロンティアだったが、冷血な人物だと聞いていた薔薇公爵様は、彼女の想像とは全く違った。
「妹に、あの子に嫌われた……」
とんでもなく鈍感で、シスコンだった。
♡
全十話での完結。
執筆済み、毎日更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 00:59:56
22560文字
会話率:37%
高柳の忘れられ令嬢、姉の燈子(とうこ)は物や人を素手で触るとその過去や未来が視える。
妹とは違う扱いを受ける彼女は着物や家具を高く売るために実家が商う老舗、高柳に商品の買い付けけに父に利用されていた。
ある日、燈子は父の命令で格下の新参
、輪島の若社長の輪島(わじま)カイに嫁ぐように言われるがカイは縁談に心当たりはないと言う。
カイは先代の父や母を最近亡くし、また友人に金を借りては逃げられ輪島の財は乏しかった。
優しい彼の力になりたい燈子はある歯切れを「視て」新しい商品を作るよう提案する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 20:37:30
41390文字
会話率:37%
私はアリシア。今日で十六歳になるお姫様。
ハーノイマン王国の、やんごとなき王家に生まれた、一人息子です。
性別を偽り、姫として民の上に立つこと十数年。例え王としての資格が無かろうと、全ては国のため民のため。並々ならぬ努力の甲斐もあって
か、国民からは多大な信頼を寄せられるようになりました。鏡に映る自分が誰だか分からなくなるほどに精神を削り切ってはおりますが、今日も『アリシア姫』は元気です。
さて、いつまでも狂ってはいられません。本日は国を挙げての生誕祭、姫として一世一代の晴れ舞台なのです。失敗は決して許されません。
――なにより、私の、婚約者が決まるのですから。
寝室で身バレしたら国家転覆案件かと思いますが、誰が責任取るのでしょうね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 07:20:00
94012文字
会話率:44%
新王国時代と呼ばれるエジプト最盛期、紀元前1390年頃。
首都テーベから離れた大都市ムノで生まれ育った、軍事司令官イウヤの末娘ティイ。ティイは貴族の娘でありながら、年頃になっても剣術を好み、学びたがり、馬を乗りこなせる少女で、その奔放さから
嫁入りを危ぶまれるほどだった。
数々の問題に巻き込まれる中、ある時父と共に王族の宴に呼ばれたティイの前に現れた軽装の青年。
彼は決して正体をティイに明かさないながら、何故か毎月王宮の宴に招待されるティイの前に必ず姿を現した。その理由とは。そして彼の正体は──。
「悠久なる君へ~3300年の記憶~」のおよそ90年前の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 21:00:00
118565文字
会話率:40%
(AIに書かせた司馬遼太郎小説っぽいもの第二弾です。
自分用にまとめたのを置いときます~)
――雷の後には雨が降る。
これは古き雷の武士道から、新しき雨の武士道を作り上げた名将・**乃木希典**の若き日の物語。
そして史実では死
んだとされた、ある雷の武士の物語。
明治十年二月、西南戦争・高瀬の戦い。政府軍の士官・乃木は、戦場を駆け抜ける雷のような男に圧倒される。**桐野利秋**。かつて「人斬り半次郎」と恐れられた薩摩軍の猛将は、刃を振るいながら西郷軍を鼓舞し、政府軍を追い詰めていた。だが、突如として撤退を命じる。その理由は、西郷隆盛の甥・**西郷小兵衛**の戦死だった。乃木はその姿に、自分には「雷にはなれない」と痛感する。
西南戦争後、桐野の戦死が報じられる。しかし乃木はその死を疑い、調査を開始。やがて彼が生きている可能性に行き着く。そしてある日、香水を買いに訪れた**資生堂**で、新聞記者「谷晋助」として生きる桐野と遭遇する。桐野は即座に逃走するが、乃木は執拗に追い、ついに彼を捕らえる。そして、奇妙な頼み事をするのだった。「僕がドイツ留学している間、子供たちの世話をしてほしい」と。
桐野は最初こそ呆れるが、いつの間にか乃木の息子たち**勝典・保典**に懐かれ、「谷おじさん」と呼ばれるまでになる。その間、乃木はドイツで**ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)**に触れ、吉田松陰の教えと結びつける。そして彼は決意する。「僕は雷にはならない。雨になろうと思います」と。
やがて乃木は帰国。しかし、桐野がすでに去ったのではないかという不安に駆られる。しかし、玄関を開けると、そこには「当然のように」居座る桐野の姿があった。外は青空の下、雨が降る**天気雨(狐の嫁入り)**。乃木は静かに呟く。「狐を妻にした気分ですよ」と。桐野は文句を言いつつも、どこか満足げだった。
雷の武士道が去り、雨の武士道が始まる。
これは、雷と雨の狭間に生きた男たちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 22:16:43
5638文字
会話率:24%
ベルハイム王国第一王女、ルビー・ローズ・デルファイア。彼女は『毒使い』という能力を恐れられ、対外的には事故死したことにされ幽閉されていた。そしてある日、冥府に近い魔の国とも呼ばれるラングレー皇国へ嫁げと言い渡される。しかも、妹であり聖女の第
二王女・アクアマリンの身代わりとして。
人を疑うことを知らないルビーは嫁入りしたが、初日に夫であるセオドアに正体を見抜かれる。「ほしかったのは聖女の妹だ。そなたは不要だから、妻とは思わない」と通告されてしまうが――。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 09:01:06
166780文字
会話率:48%
親を亡くし、伯父の家である八條伯爵家に引き取られた梔子は、珍しい銀色の髪を持つことから醜いと蔑まれ、虐げられてきた。何もかもに絶望していた梔子だったが、ある夜、美貌の青年に求婚される。
彼の名は篁紅月。
紅月は国中に名の知れた人気画家で、浮
世離れした美貌を持つことから帝都中の娘たちの憧れでもあった。
優しくいたわってくれる紅月のもとで、梔子は心の傷を癒し、まわりからも愛されていく。
しかしそんな二人に、梔子を妬んだ従姉の魔の手が迫り……
「必ず守るよ。もう二度と、貴女が何も恐れなくてすむように――」
ぼろぼろだった花嫁は溢れんばかりの愛を注がれ、本来の美しさを取り戻して幸せになっていく。
求婚から始まる溺愛シンデレラ浪漫。
*この作品はエブリスタ様にも同時投稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 18:10:00
344985文字
会話率:26%
ご褒美婚ーーただし、敵国王側室。
虐げられていた王女が敵国に嫁ぎ幸せを掴み取るまでのーーある意味、ありふれたよくある物語。
虐げられていた王女であるが、性根逞しく、内心で毒づく強靭さを持つ。
嫁入り道具はなし、随行者平民出の騎士一人、
古式ゆかしき年代物のドレスに身を包み、廃車間近の馬車に乗り込んだ。
珍道中を経て敵国王都に到着する。
迎えし敵国王は、これまたよくある台詞を初見で吐く。
『お前を愛することはない』っとね。
『何それ、ご褒美じゃないのぉぉぉぉ』っと思われているけれどね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:40:36
100532文字
会話率:41%
ねことの、こんなひなまつりはいかが?
※ 本羽 香那先生主催の【一足先の春の詩歌企画】参加作品です
最終更新:2025-02-28 07:00:00
432文字
会話率:0%
これが冬。こんなのが冬。
最終更新:2024-07-12 07:00:00
234文字
会話率:0%
この国、アルヴェリア王国には、聖女である妹がいて、みんなから愛され、崇められている。勇敢な兄は、戦場での活躍を称賛される一方、何の力もない私はただの存在でしかない。
妹にいじめられ、兄に体罰を受ける日々。そんな中、私は何もできない自分を責め
るしかなかった。
私の運命は、敵国であるオルデス王国との和平のために嫁入りが決まり、そこで大きく変わることになる…。
***
初めての作品になりますので、至らぬ点も多いかと思いますが、温かく見守っていただけると嬉しいです。
もし不備があれば、ぜひご指摘いただければ幸いです。
王道のシンデレラストーリーですが、少しでも心に響くものがあれば嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 10:00:00
60118文字
会話率:41%
洞窟の奥深くに建てられた今にも崩れそうな掘っ立て小屋に、王命で訪れた王国の騎士、ニール・マクレイ。
彼の目の前に座るのは『洞窟の魔女』と謳われるミルドレット・レイラ・ルーデンベルン。何を隠そう、彼女はルーデンベルン王国の第二王女だった。
あまりの天真爛漫さに修道院に入れられるも脱走。行き倒れになっているところを魔導士に拾われて、すっかり『洞窟の魔女』として名も売れてきたところを、ニールによって発見されたのだ。
しかし、ニールは王城に連れ戻そうとしているわけではなかった。彼女を姉である第一王女アリテミラの身代わりとして、隣国の王子へ嫁がせる王命を果たす為に来たのだ。
隣国ヒュリムトンは大国である為、国力が高く、王太子妃の座を狙い、他国からも妃候補が送り込まれていた。彼女達に打ち勝ち、王太子妃の座を勝ち取らなければ、ミルドレットは父王に殺される運命であることを知る。
ミルドレットは断固拒否し、幼少期に淡い恋心を抱いていたニールにも断絶の態を取るが、ニールは強制的にミルドレットを連れて隣国へと向かってしまう。
どうにもつかみどころの無い隣国の王子シハイルは、ミルドレットを気に入った風ではあるものの、自分には妃を選ぶ権利が無いのだと言う。
ミルドレットは王太子妃になる為、ニールの厳しい特訓を受ける事となった。しかし、暗殺者まがいの扱いを受け続け、過酷な王命ばかりを果たしてきたニールの凍り付いた心を、ミルドレットの天真爛漫さが少しずつ溶かしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 14:18:45
182717文字
会話率:49%