かつて、この世界を“終わらせた”者がいた。
名を――酒呑童子。
赫刃・無明と共に数多の強者を斬り、最終的には自らの名をその刃で断ち、記録から消え去った存在。
だが、彼女はふたたび生まれた。
名を変え、姿を変え、魂のままに――**黒澄 澪
(こくちょう れい)**として。
魔法文明が最盛を迎える大国・アルマ=レグリア王国。
その名門・黒澄公爵家に、彼女は“赫刃”と共に生を受けた。
記憶はない。
赫刃を抜かぬ限り、前世のことは一切思い出せない。
しかし、彼女の身体には酒呑童子の力が刻まれていた。
斬れぬものなどなく、敗北を知らぬ最強の令嬢。
だが、澪の人生はただ強さの物語ではなかった。
彼女は――敵味方、男女、すべての者に“愛される”。
冷酷で、無慈悲で、誰にも微笑まぬ彼女を、人々はなぜか愛してしまう。
それは呪いか、祝福か。
学園では王子が恋をし、戦場では魔王が跪き、
暗殺者すらも刃を捨て、涙する。
だがその愛は、刃の前では儚い幻想に過ぎない。
赫刃・無明。
その力が解放された時、澪は“かつての鬼”を思い出し、
愛された記憶ごと――すべてを斬り捨てる。
「私は、愛されてはならない。
愛されれば、また……それを壊してしまうから」
それでも世界は彼女を愛する。
そして彼女は、赫刃を手に、ふたたび歩き出す。
――これは、“記憶なき最強の令嬢”が、
愛されながら、愛を否定し、
やがてすべてを終わらせるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 06:10:18
1094953文字
会話率:11%
この物語は、チート能力と前世の記憶を持つ少年レイが、もふもふの従魔たちとのんびりほんわかな日々を送る、コミカルで楽しいお話です。同時に、家族愛や絆も深く描かれます。
主人公レイは、金髪緑眼で色白、まるでエルフのような外見を持つ4歳児。彼は
フレイ神の血筋を引くユングリング家の子孫でありながら、平民として暮らしています。4歳の誕生日の朝に祝福が確定し、ぼんやりと前世の日本の大人の記憶が蘇ったレイは、内面は大人であるにもかかわらず、対外的には幼児として振る舞うというギャップを抱えています。
彼の最大の願望は、食べ物への強い執着と、自然とモフモフに囲まれてのんびり暮らすことです。そのため、日常生活では料理やお菓子作り、便利な生活道具の作成に勤しみます。大人たちが頭を抱えるような大変な事態に直面しても、「そんな大変なことになってたの? ま、いっか」とケロッとしているのがレイらしさ。精神は大人なので、みんなになるべく迷惑がかからないよう、美味しく便利で楽しい日々を送ることを心がけています。
たまに邪神が現れるという「ゆるふわなトラブル」に見舞われても、レイが無自覚のうちに一瞬で鎮圧してしまうといった、コミカルな展開が物語を彩ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 06:10:00
43638文字
会話率:38%
令嬢フランチェスカはある日、この世界が『裏社会の男たちを攻略対象にした乙女ゲーム』の中であり、自分がその世界のヒロインであることを思い出した。
このゲームのメインストーリーでは、婚約者レオナルドこそが最大の敵。
フランチェスカの日常は、こ
の悪役に引っ掻き回されてしまう運命なのだ。
だが、問題はそんなことよりも……。
「――……私!! 前世で過ごした日本でも、『極道一家の孫娘』だったんですが!?」
女子高生だった前世でも、常に命の危険があり、恋愛はおろか友達も出来ない始末。『生まれ変わるなら、今度は普通の家庭で過ごしたい! あと友達欲しい!』そう願っていたはずなのに……?
「ファミリーは文字通り家族だわ。この家に逃げ込んで来たというのなら、たとえあなたが悪党だろうと、私は絶対に見捨てない」
前世で培った極道の仁義を、今世も発揮してしまうフランチェスカ。
挙句、婚約破棄したかった黒幕レオナルドには、何故か執着され始める。
「可愛いな、フランチェスカ。愛しているから、どうか俺を退屈させないでくれ」
「絶対に嫌! 私はあなたの玩具じゃないの!」
だって今度こそ、平穏な人生を送りたい。
フランチェスカは、婚約者を筆頭にした悪党たちに溺愛されそうになりながら、必死に『普通の生き方』を目指すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 06:00:00
690378文字
会話率:48%
ユジヌ公国に本店を構えるメルシエ商会の次期会長、ディアマンタ=メルシエ。
商才に優れる彼女が、初対面の侯爵家跡継ぎから突然言われたのは――
「君は僕の運命だ!」
は?はあ?? 世の女の子って、顔がいい男に「運命」って言われたらホイホイ落
ちるわけ? 初対面なのに?? 無理無理無理、そんなの気持ち悪すぎる。
お店で扱う魔道具を駆使してこのまま華麗に逃げ切ってやる! 運命なんて、くそくらえ!
──これは、「愛されヒロイン」テンプレを華麗に裏切る、“選ぶ側”の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 06:00:00
15183文字
会話率:63%
異世界に転生した僕には――何のスキルもなかった。
攻撃魔法も、回復スキルも、ステータス強化もゼロ。
他の転生者たちが次々と英雄扱いされる中、僕は【無能】の烙印を押されてバカにされる毎日……のはずだった。
けれど。
「この子、危なっかし
すぎる……!」「私が守ります!」「いやいや、うちの国で預かります!」
――気づけば、なぜかみんなが僕を全力で甘やかしてくる。
王女に抱きしめられ、騎士団が護衛をつけ、村人たちは豪邸をプレゼント!?
スキルもチートもないけど、僕の異世界ライフは、甘やかされ度MAXで最上級に快適でした。
これは、スキルなし=最弱のはずの僕が、全力で愛されて幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 06:00:00
92062文字
会話率:20%
紗都子が恋をしたのは、ミステリアスで美しい、十八歳年上の男性。
アプローチはすべてかわされてしまう。
背伸びしても、すこしも届かない。
だけどある日、付き合って欲しいと懇願したら、恋人にしてくれた。
一途に恋をする紗都子は、彼のことを知
るたびに、深く深く落ちていく。
完結済みの作品を、手直ししながら投稿しています。
毎朝、6時前ごろに更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 05:50:00
93927文字
会話率:48%
アルフォンス・ヴェルディエは王都を遠くはなれた田舎の貧乏子爵家の三男坊。十二歳の誕生日、条令にしたがってバース診断を受けたら医師にアルファだと診断され、バース管理局に通報されてしまったので、行きたくないのに王都の貴族学校を受験するように命令
が来てしまった。貴族学校は貴族の子女のための学校だが、近年は学費の高騰を理由に貴族でも爵位の低い家の子女は入学しなくなっていた。そこで王政府は、有能なアルファを官吏として徴用するために、爵位の低い家の子女でもアルファには強制的に入学試験を受けさせ、結果によっては入学料や授業料を免除で入学させているのだ。
オメガバースに独自設定を配合しています。バースによる能力の差や身分による差別などにとまどう子どもから、長じて恋愛話に移行していきます。
ボーイズラブですが、女性も出てきます。
第一部では恋愛要素はほのかな初恋程度。
バース性による能力を妬んだり、能力よりも身分至上主義の人がいる世界です。妊娠、出産などはありません。
西洋風の貴族がいる異世界で、移動手段は馬車なのに、点滴とか注射とか、写真とか録音の技術はある、ご都合主義でゆるい世界感です。
残酷描写は第一部にはありません。第二部には、暴力、流血シーンがあります。
第二部中盤から、恋愛要素が増えていきます。くっついてから後、キス以上するところまで行ったら、ムーンに移して書くかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 05:39:15
27265文字
会話率:35%
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女ク
ラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 05:10:00
107396文字
会話率:41%
令和最大のクソゲー。
そう呼ばれた、『わくわく! 恋の学園大戦争!』、通称『わく学』。
平成最後、令和最初のGWに発売された乙女ゲームであり……そして、『伝説のクソゲー』としてその名を馳せた乙女ゲームである、その特級呪物を産み出
したコウエンジシステムズの新作ゲームとして――起死回生の一発として発売され、そのまま葬送歌となってしまった――乙女ゲーム、『わくわく! 恋の王宮大闘争!』、通称『わく王』。
なんとなく、ぬぼーっとしたキャラ絵(お金が無くて絵心のあるスタッフ作)
一枚絵が延々とスライドショーの様に流れるOPアニメ(行間を読む必要がある)
全く深堀しないキャラ造形(乙女ゲーキャラとしての魅力をお腹の中に置いてきた)
山も、谷も、落ちもないストーリー(制作会社の伝統芸とか十八番と呼ばれる)
クソゲーのチャンピオン大会に出場するために作られた様な、まるで蟲毒の様なクソゲーの世界に突如転生した高校生、『成宮和也』は今日も思う。
――なんか思ってたんと違う!! と。
このお話は『平凡王子』と呼ばれたルドルフ・ラージナル王子と、『完璧王子』と呼ばれたアドルフ・ラージナル王子、そして『悪役令嬢』クラウディア・メルウェーズと男爵令嬢クレア・レークスの、愛憎――愛憎? 交わるお話である。
……たぶん。
※カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 04:00:00
388141文字
会話率:69%
とある異世界の、とある大陸の、とある国家。その国に、千年に一度の俊英と呼ばれる名宰相が居た。
三代の王に仕え、全ての王に信頼され、信用され、愛されたその宰相には若き頃に麗しき姫と交わした
約束があった。
――皆が笑える国にする
姫との約
束を叶える為に奔走する宰相。が、志半ばで彼は凶刃に倒れる事になる。
今わの際、彼は気付く。
自分が叶えたかったものは。
自分が守りたかったものは。
自分が、本当に欲しかったものは。
皆の笑顔ではなく、ただ、その麗しき姫の『笑顔』だと。
自分の本当の想いに気付いた彼は願う。
もう一度、『 』に逢いたい。その笑顔を、守りたい。
そんなものは妄想だと。
そんな事は出来る訳は無いんだと。
きっと、御伽話だと思いながら、それでも願う。強く、強く、強く、願う。
――神の御業が、悪魔の意思か。
彼の願いは、叶う。
幾つもの世界を、幾つもの時代を、幾つもの歴史を越えて。
――これは、異世界から転生した敏腕宰相が、その能力を『国』ではなく『恋』に傾け……ひょっとしたら、現代日本に変革をもたらすかもしれない物語。
※拙作『フレイム王国興亡記』の外伝的なお話になります。宜しければそちらも!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 00:00:00
170291文字
会話率:76%
とある異世界の、とある大陸の、とある国家。その国に、千年に一度の俊英と呼ばれる名宰相が居た。
三代の王に仕え、全ての王に信頼され、信用され、愛されたその宰相には若き頃に麗しき姫と交わした
約束があった。
――皆が笑える国にする
姫
との約束を叶える為に奔走する宰相。が、志半ばで彼は凶刃に倒れる事になる。
今わの際、彼は気付く。
自分が叶えたかったものは。
自分が守りたかったものは。
自分が、本当に欲しかったものは。
皆の笑顔ではなく、ただ、その麗しき姫の『笑顔』だと。
自分の本当の想いに気付いた彼は願う。
もう一度、『 』に逢いたい。その笑顔を、守りたい。
そんなものは妄想だと。
そんな事は出来る訳は無いんだと。
きっと、御伽話だと思いながら、それでも願う。強く、強く、強く、願う。
――神の御業が、悪魔の意思か。
彼の願いは、叶う。
幾つもの世界を、幾つもの時代を、幾つもの歴史を越えて。
――これは、ただ彼女の『笑顔』を守る為に奮闘する哀れで愚かで、そしてとても純粋な男の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-19 00:00:00
10014文字
会話率:56%
自分が書いた小説に転生したから幸せになれると思った話
最終更新:2025-06-28 03:18:09
668文字
会話率:5%
タイムリープしたかもしれない。中学生に戻っている? 夫に愛されなかった惨めな人生をやり直せそうだ。彼を振り向かせたい。しかしタイムリープ前の夫には多くの愛人がいた。純愛信者で奥手で恋愛経験もほぼない喪女にはハードルが高過ぎる。まずは同じ土俵
で向き合えるように修行しよう。この際、己の理想もかなぐり捨てる。逆ハーレムを作ってメンバーが集まったら告白する! 兄(血は繋がっていない)にも色々教えてもらおう。…………メンバーが夫しか集まらなかった。
※本小説は週に二回更新する予定です。
※小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、Nolaノベルの4サイトに投稿しています。
※ノベルアップ+にて不定期に進捗状況を報告しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 02:01:04
26755文字
会話率:34%
「あなたを助けたい。無能と言われたこのスキルで」
名門貴族の令嬢カガリは、ある日突然「無能なスキル持ち」として家を追放された。
与えられたスキル《解除(スキルブレイク)》は、発動中のスキルを無効化する力。
しかし、その発動方法がわからず、
実戦ではまったく役に立たなかった。
追放された先の辺境で、カガリはある魔導装具と出会う。
スキルの“構造”を可視化できる不思議な眼鏡――《スキル・シアー》。
それをきっかけに、カガリは《解除》スキルの真の意味と、自分の力の可能性を知る。
そして彼女は、次第に“歪んだスキル”に囚われた人々と出会っていく。
──心を閉ざした薔薇の騎士。
──誰よりも正しくあろうとする最強の剣士。
──知識を武器にする孤高の魔導師。
──微笑の裏に秘密を隠す従者の少年。
それぞれが“過去”や“スキルの呪い”に囚われながらも、
彼女の手によって、心もスキルも、少しずつ解かれていく。
これは、追放された元令嬢と、彼女に惹かれていく“訳あり男子たち”と歪んだ世界の再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 01:00:00
79322文字
会話率:30%
主人公のブタオは名前の通り見た目も悪くただの最弱デブ
もちろん学園でイジメられている。
今はダンジョン探索が常識の日本、いや世界の中
活躍するブタオの物語。
ただただひたすらにレベル、スキルの熟練度を上げ最強のステータスになる。
そして
そこから何を成すのか…
産まれてすぐ親にも捨てられ誰からも愛されるどころか長年イジメられたせいで普通の感覚ではなく狂人のそれになってしまっていた。
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も掲載中です。
よろしくお願い致しますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:34:25
97440文字
会話率:21%
レオナルド・E・ブチャプリオ。
一部の歪んだ性癖の持ち主から愛される陵辱系エロゲ『オークスレイヤー』に登場するキモデブの竿役だ。
そんなレオナルドに転生してしまった俺には、二つの苦悩があった。
一つ目は、彼はどのルートでも凄惨な死に様
を迎えること。
唯一生き残れるルートと言えば、ヒロインを凌辱の果てに性奴隷にして終わる痴皇帝ENDのみ。
しかし、そんな結末は俺の良心が許さない。
二つ目は、『無尽蔵性欲』という、その名の通り無限に性欲が湧いてくるという呪いのようなスキルを保有していること。
このスキルは俺の日常生活を破壊し、最低1日5回、多い時には10回の自己処理に追われる始末となった。
そんな中、俺はこの『無尽蔵性欲』に対する一つの対抗策を思いつく。
それは、血の滲むような“努力”だった────。
※カクヨム、ハーメルンにも掲載してます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:10:00
4256文字
会話率:8%
暴君幼女・アリシア=グリーン(10)がチート級ギフトスキルと女神の加護とラッキーボーナスを獲得したところから始まる非日常な異世界転生ファンタジー。
アリシアは、楽してひっそりと暮らしたいが口癖。
だけど今日もやっかいごとのほうからやってき
て、世界を巻き込み&巻き込まれの大暴走!
夢の玉の輿でハーレムな異世界スローライフはどこに行った⁉
*
わたし、アリシア=グリーン10歳!
仮成人を迎えて、もう立派な大人なのです!
わたしの夢は、かわいいお嫁さんになって玉の輿ライフを送ることかな。
今日は愛の女神・ミィシェリア様の洗礼を受けるために神殿に来てるんだけど……愛のギフトスキルを授かろうかなって思ってます♡
え? なんですか? わたし、この世界の人間じゃないって? 異世界から転生してきたって何ですか⁉
そうですか。わたしの前世って不幸だったんですね……。今度はラッキーにまみれた人生を送りたいです……。
って、LUK≪幸運≫ステータスにポイント振ったら、ボーナスポイントやばいいんですけど?
これなら巨乳で調子に乗ってるやつらを倒せたりしますか?
あ、でもミィシェリア様は特別ですよ? 巨乳だけどちょっと好きになっちゃったので結婚してくれてもいいですよ?
あとなんかチート能力ください!
ねぇねぇ、このギフトスキルって何に使えますか?
これで玉の輿に乗って異世界スローライフ送れますか?
絶対ですか? ウソだったら責任取って結婚してくださいよ⁉
もう、うるさいってなんですか!
ミィシェリア様がそんなこと言うなら、信徒が減るようにネガキャンしますよ!
あの……これ、わたしの知ってるスローライフじゃない気がするんですけど。
偉そうな態度の貴族様から呼び出されたり、ゴリラみたいな騎士様に誘拐されそうになったり、王宮にまで。
ねぇねぇ、ミィシェリア様。
気のせいかもしれないですけど、わたし、みんなから注目されてませんか?
うん、知ってた。やっぱり気のせいじゃないですよね。
絶対このスキルのせいだ!
ううん、ちゃんと言われたとおり、ひっそり暮らしてましたもん!
たまにはちょっと気に入らないヤツを……えへへ。ちょっとだけですよ?
うぅ……絶対玉の輿に乗れるって言ったのに、ミィちゃんがウソついたー!
だから暴君幼女って呼ぶな!
今そう呼んだヤツ、一歩前に出ろっっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:07:46
350455文字
会話率:47%
とある時代の、とある国の都。
世の中には人々を襲うあやかしが跋扈していた。
そんな中、退治人のリツは婚約者だった上司から任務失敗の責任を押しつけられたあげく、一方的に婚約破棄を言い渡され妹と婚約すると――中略――
そんなテンプレートな運命
を辿ったリツの左遷先では、セツと名乗る新しい上司が待っていた。
仕事の説明が始まると思ったリツに対して、セツは結婚相手にしか教えてはならないはずの真名を名乗りだし……。
すれ違い的なあれから始まる、平安風ファンタジーっぽい恋愛ものです。
※「【R18】半妖の退治人と呪われた上司」の前日譚ですがこちらはBLではなく男女CPとなっているため、ジャンルを女性向け恋愛にしています。
※アルファポリス、カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:00:40
192567文字
会話率:63%
主人公の岡本 紗江子はある日、婚約者の長谷川 幸二から「真実の愛を見つけた」、「君の香水の匂いが気に入らない」と、一方的に婚約先を言い渡される。
失意に沈む紗江子が香水をトイレのゴミ箱に捨てていると、謎の美青年が現れた。
驚く紗江子
に向かって、青年は高級香水ブランドの社名と、神谷 誠という名前が記された名刺を差し出した。戸惑いながらも、紗江子は誠に惹かれていく。
※アルファポリス、カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 22:05:01
42612文字
会話率:48%
スローガン国の公爵令嬢、ルルーナ・ダルダニオンは、十八歳で死を迎えるたびに七歳の自分へと時間を巻き戻されてしまう。
理由も分からず繰り返される九度目の人生。
初めての死因は、婚約者カサロ・ローリングによる毒殺だった。以降、彼を避けるため
に様々な手段を講じてきたが、毒や事故で命を奪われる運命から逃れられない。
カサロの裏切りに傷つきながらも、何度も巻き戻される中で気づいたのは、彼だけが自分の死の原因ではないということ。そして、初恋の黒髪の少年、カサロに似た誰かに、もう一度会いたいという願いだった。
ルルーナは自らの死に戻りの真相を解き明かし、運命に抗うことができるのか。そして、彼女が求める初恋の少年との再会は叶うのか。それとも、それすらもまた新たな運命の罠なのか。
ループする時間の中で毒に抗いながら、彼女が進むのは命がけの真実への道だった。
「毒、毒、毒⁉︎ 毒で死んでループする令嬢は見知らぬうちに、魔法使いに溺愛されていた。」のタイトルを変えて、新たに書きたいと思います。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:00:35
5860文字
会話率:23%
婚約者の裏切り、毒キノコなど……毎回、毒で死んで7歳まで巻き戻る、公爵家の令嬢ルルーナ・ダルダニオン。
「これで、10回目の巻き戻り……」
巻き戻りにも、疲れてきたルルーナ。
今度こそ生きてみせる。と決めた。
彼女の運命がいま動
き出す。
エルブリスタとアルファポリスにて掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 10:31:22
36805文字
会話率:33%
世界最強の『剣聖』を排出してきたトリスタン家の長男として生まれたルーシェルは、将来を嘱望されながらも、身体が弱いという理由で山に捨てられてしまう。
魔獣がいる山に、たった4歳で放り出されたルーシェル。しかも病気が再発し朦朧とする中、自分を
食べようとしたスライムを思わず口にする。その瞬間、病気の症状が軽くなることを知ったルーシェルは、魔獣を食べることによって不思議な力を得ることを悟る。
その後ルーシェルは『魔獣食』の研究に没頭し、いつしか自分が何故山にいたのかすら忘れてしまった。
気が付けば300年……。ひ弱で病弱だった身体は頑丈で病気に強いどころか、ドラゴンの肉を食べて不死の身体になっていった。身体も若返り、子どもの姿で過ごしていたルーシェルの下に公爵貴族の騎士たちが現れる。
その生い立ちを知った騎士たちは、公爵家の養子として育てられ、溺愛されることになるのだが……。
「炎が全く効かないのだが……」
「火の鳥の料理を食べてもらいました」
「竜すら殺せる毒だぞ! 何故死なん?」
「毒? ちょっと強めの山椒かと思ってました」
「その落花生、見たことないんだけど……」
「体力の実です。食べますか?」
「そんな高価な実をおやつ感覚で食べないで!」
料理も、剣(包丁)の腕も規格外のルーシェルが巻き起こす無双『食』ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:00:00
762658文字
会話率:39%
女たらしの幼馴染み「三原優斗」に好きな人を奪われたーーという誤解を受けた「由良夏樹」は、居た堪れなくなって逃げ出したところを異世界に勇者として召喚されてしまった。
その日から六年。最悪な異世界で殺伐とした日々を過ごし、ついに魔王と背後にいた
魔神を倒して地球に帰還する。ところが、時間は六年前の幼馴染みに好きでもなんでもない女子を紹介された場面だった。
異世界に比べて快適な日本の日々を満喫していると、幼馴染みによって洗脳気味で悪態をついてばかりだった義妹、幼馴染み、近所のお姉さんが、今さら夏樹に「実は好きだった」と告白してくる。しかし「あなたたちに興味ないんで」と一蹴。
そんな折、夏樹の力に気付いた霊能七家の「一ノ瀬家」から監視が送られてくる。知り合いに霊能関係者が多数いることに驚き、トラブルに愛されているのか戦いに巻き込まれていく。
妖怪、悪魔、魔族、神族果てには宇宙人とも邂逅し、夏樹の日常は混沌と化していくのだった。
異世界で勇者として戦い帰還した「由良夏樹」が、地球で勇者の力で無双し、魅力的なヒロインと出会って青春を満喫するお話です。
※カクヨム様、アルファポリス様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:00:00
1744643文字
会話率:53%
冒険者歴15年、レベル12、スキル欄は完全に空欄。
万年Fランク冒険者のレオン・フォレスト(30歳)は、今日もパーティーの荷物持ちとして洞窟探索に参加していた。
案の定、モンスターが現れた瞬間に仲間に見捨てられ、死を覚悟したその時――
「あ
ら~、お昼ご飯の邪魔しないでよね~」
食材探しに来ていた伝説の女英雄メリル・スターアニス(見た目30代/実年齢400歳超)が、たまたま通りかかってモンスターを瞬殺。
勇気を出して「ありがとうございました!」とお礼を言った瞬間、彼の運命は激変する!
「きゃああ! 300年ぶりにお礼言われた! 嬉しい! レオンちゃん大好き!」
なぜか異常に気に入られ、その日から毎日一緒に食事をすることに。
そして食後には必ず――
「はい、今日のプレゼント♪ 【剣聖】スキルあげる~」
「え!? そんな簡単に!?」
「だってレオンちゃん、スキル欄が空っぽで可哀想なんだもん~」
【現実改変】という規格外の能力を持つメリルは、まるでお菓子を配るように最強スキルを付与してくる!
1日目:【剣聖LV99】【全属性魔法適性】
2日目:【竜殺し】【不死身】【瞬間移動】
3日目:【神の加護】【魔王特攻】【時間停止】
4日目:【創造】【破壊】【全知全能】←!?
「ちょっと待って! もう人間やめてるレベルなんですけど!」
「あら~、まだまだ弱いわよ~。もっと強くしてあげる~」
世界最強の過保護に愛されて、最弱冒険者は最強への道を爆走する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 23:48:42
92792文字
会話率:48%