小学生の杉本歩美は、塾から帰ろうと夜道を歩いていたところ、不審な女と遭遇する。それは、この世のものとは思えぬほどの怖ろしい姿をした悪霊であった。
恐怖に駆られ、元来た道を引き返す歩美。しかし、そんな彼女の前に現れたのは、黒いジャケットと
手袋を身にまとう、悪人面の小柄な青年であった。
謎に包まれた二人の人物に挟み込まれ、絶体絶命の危機に陥る歩美。
しかし次の瞬間、彼女が目にしたのは──悪霊の顔面に、青年が渾身の前蹴りをぶち込む光景であった!
妖怪、悪霊、超能力者──この世に現れた怪異に、助手の人形妖怪たちと共に、一人の青年が物理攻撃と特異体質を武器に立ち向かう!
唸れ拳脚! 巡れ抗体! 外道を討つべく、魔拳よ狂え!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 20:07:14
891422文字
会話率:33%
【HJ技法書短編コンテスト入賞作を長編化】
男装の麗人探偵 ジャンヌ=ピエール・メッセンジャー。
ある日彼女の元に、若き伯爵アーサーより
『複数の候補たちの肚のうちを読み、最適な花嫁を選んでほしい』
との依頼が舞い込む。
彼女は読心能力を持つ『メッセンジャー』であり、
伯爵の依頼はそれを見込んでのことだった。
果たして純愛か、財産目当てか、はたまた別の何かか。
渦巻く人の思惑をまえに、彼女は無事依頼を果たすことができるのか。
また、『メッセンジャー』は引くて数多、今日も依頼が目白押し。
・父親の記憶の中のレシピ
・死んだ父の遺産問題と怪しい家令
・理由を語らぬ友とのケンカの仲裁
etc…………
読心能力を活かしてさまざまな『心の声』に向き合うジャンヌ。
彼女は多種多様な心の営みに、どんな答えを導き出すのか。
※『カクヨム』『ノベルアップ+』でも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 18:22:11
131541文字
会話率:47%
グレースは侯爵家の一人娘で政略結婚で隣国の王子が婿に来る予定だった。しかし、隣国の王太子が事故で亡くなったことにより、雲行きが怪しくなってきた。婿に来る予定だった王子も王位争奪戦に乗り出し、その結果、グレースにまで被害が及ぶことになってしま
う。追加の護衛を求めて、信頼に足る相手としてやってきた騎士はなんだか軽薄だった。少々の不安を覚えつつ側に置くが、この騎士、意外な特技があったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 17:30:00
80997文字
会話率:40%
血と汗が染み込んだ街。
工場のあちこちから、男たちの荒い掛け声が響き、時折誰かの叫び声が交じる。
少年は肩に三本の足場用支柱を担ぎ、雪でぬかるむ道を慎重に進んでいく。手袋越しでも指先がかじかむ寒さの中、支柱を他所の建物にぶつけてしまっ
た恐怖を奮い起こし、意識を研ぎ澄ます。
夜になると、その頂上は灯台のようにぼんやりと光を放ち、街全体を微かに照らす。
あそこには全く別の街があると誰かが言っていた。
百メートルを超える高層の建物がいくつも並び、その屋上にはプールがあり、宝石のように光る景色を見下ろすことができる。
この街の人々はそこで暮らす方法を知らない。
唯一の頼りは——金さえあれば、その世界への扉が開かれるというものだった。
成年は憧れを持っている。
父と離れ離れになっても、友人に見捨てられても、恋人に恨まれても、この先自分が死ぬことになったとしても……彼が止まれる理由より、その思いは強かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 12:00:00
123411文字
会話率:52%
平凡なアラサーフリーター律子が不思議な手鏡の魔力によって小人の世界に現れる。この世界こそナチスドイツを中心とした強大な軍事同盟ゲルマニアが支配する暗黒の世界なのだ。この軍事国家を相手に正義の闘いを挑む身長164mの巨大ヒロイン律子。お気に入
りのジーパンにロングブーツインスタイルで大暴れ!ナチスドイツ第三帝国を相手に律子の果てしない闘いは続く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 00:00:00
576621文字
会話率:29%
神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。
聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった。その手が目に入るの
を避ける為に、子供の時から片手だけ手袋で隠していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 13:40:20
39289文字
会話率:34%
神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。
聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった。その手が目に入るの
を避ける為に、子供の時から片手だけ手袋で隠していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 21:00:47
41109文字
会話率:26%
神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。
聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった。その手が目に入るの
を避ける為に、子供の時から片手だけ手袋で隠していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 22:56:19
42063文字
会話率:30%
転生伯爵令嬢ヴィヴィアン・ド・モンテローズには、物に宿った記憶が見えるという能力があった。
ある日のこと、お茶会の最中に婚約者の手袋を拾ったヴィヴィアンは、彼の浮気現場を過去視という能力で見てしまう。
どう考えても、お邪魔なのは婚約者である
、この私。
ならば、この破談劇、優雅に演出して差し上げましょう。
ちょっぴり毒舌だけど、根は天然! お騒がせヴィヴィアンが悪役令嬢になりきります! 円満?婚約解消(ざまぁではありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 23:02:24
12160文字
会話率:37%
在日米軍の横田基地の友好際で盛り上がる中、カリバー中将が遠征から戻って来る。焼け焦げ、無数の銃痕が目立つジープが門前に展示されているのに気づき、カリバー中将が確認する。運転席と助手席には大人と子供の形をした焼け焦げた跡と溶けた玩具の指輪と手
袋があった。カリバーが兵士に問い詰めると、兵士は戦争の悲劇を訴えている為にマキナ大佐が展示を提案したと答えた。カリバー中将は娘が何を考えているのか分からないと呟いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 16:27:51
47968文字
会話率:53%
ルクシオル王国の公爵令嬢**ルルティアーナ・エヴァンシェリス**は、十七歳の誕生日を祝う華やかな夜会に身を置いていた。
婚約者である王太子レオディウスとの舞踏も、貴族たちの祝福も、彼女にとってはただの「義務」。退屈を感じながら、夜会の喧
騒を抜け出す。
静寂を求めて向かった書庫で、彼女を待っていたのは執事のフィルリス・アンブローズ。
琥珀色の瞳を湛えた彼の微笑みを見た瞬間、ルルティアーナの胸が僅かにざわめく。手袋を外す彼の指先に触れられるだけで、なぜか意識してしまう自分がいる。
彼と共に足を踏み入れたのは、エヴァンシェリス家の禁書庫。
王族すら立ち入りを禁じられた地下の封印された書庫で、彼女はひとつの魔導書を見つける。
淡いアメジスト色の光を放つその本に、なぜか強く惹かれるルルティアーナ。そして、抗えぬ何かに導かれるようにページを開いた瞬間——。
紫紺の魔法が弾け、光に包まれるルルティアーナ。次の瞬間、彼女はフィルリスと口づけを交わしていた。
引き寄せられるような甘美な口づけ。
彼の腕が強く抱き寄せるが、唇を離した途端、ルルティアーナの胸に紫の紋章が刻まれていた。そして、魔導書には新たな文字が浮かび上がる。
――契約成立。
ーー契約者は決して離れることを許されず、一日に一度、口づけを交わすことを要する。
「……つまり、お嬢様と私は、この呪いが解けるまで離れられないということですね」
琥珀の瞳が静かに微熱を帯び、彼女を見つめるフィルリス。
何かが変わり始めたこの夜、ルルティアーナの運命は大きく揺れ動くのだった——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 14:56:47
7874文字
会話率:23%
港町の大通りに毎日のように立つ女性がいた。真白のフォーマルなドレスにレースの長手袋と言う身なり。その大通りでは知らない人はいないという位の有名人であるその女性は、どう見ても七十歳は越えておられるようだった……。
最終更新:2025-03-08 02:43:20
7400文字
会話率:42%
優等生として笑顔の仮面を被るのが日常となっている糸井多希(いといたき)。彼女が親の再婚によって転校したのは私立のお嬢様学校だった。
そこで担任として紹介されたのは糸井桂(いといかつら)。多希の義兄でもある。
完璧な笑顔を浮かべ、生徒から人気
を集める彼だが、その瞳の奥底が冷たいことに気づいてしまった。
みんなに平等でみんなに優しい桂は、多希にだけ『特別』を向ける。
その『特別』は彼女の日常を、彼女を、少しずつ歪めていく——。
***
手に入れるためならばどんな手段も厭わない教師
×
自らを守るために優等生を演じる少女
担任と生徒、兄と妹。嗤う教師と笑う少女。
差し伸べられたその手には黒い手袋が似合っていた。
※毎日17時40分ごろに更新します。全6話(プロローグ、エピローグ含む)です。
※この作品は、「ノベマ!」と「カクヨム」でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 17:40:00
22035文字
会話率:31%
10年前、塾友だった勲と美鈴。
お互い、家の事情で引越ししてしまったが、今は元の街に戻っていて、偶然、クリニックで出会ってしまうのだが……
最終更新:2025-02-26 14:31:13
3131文字
会話率:77%
バーチャル観光。これは実にいいものだ。私はその魅力にどっぷり浸かっている。
ヘッドセットと手袋型デバイスを装着するだけで、自宅にいながら世界中の観光地を自由に歩き回れるのだ。技術の進歩とは、人をとことん怠惰にするものだと、クーラーの効い
た部屋でアイスを食べながらピラミッドを眺めていると、しみじみ思う。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-31 11:00:00
949文字
会話率:45%
ひとつしかない手袋に、必要最小限のもの
キーワード:
最終更新:2025-01-29 20:57:55
396文字
会話率:0%
月夜、手袋、缶コーヒー
キーワード:
最終更新:2025-01-15 04:43:25
253文字
会話率:20%
忘れたもの、それは手袋、ぬくもりを感じながら
最終更新:2020-12-21 19:21:40
280文字
会話率:0%
夫に死なれた千代の一人娘のハナは、貧しいなかでも明るく元気な、とても良い子です。
そんな彼女を落ち込ませる出来事が起きて……。
カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2025-01-16 07:10:00
1868文字
会話率:62%
今から自殺者の部屋を掃除しにいく。隣の部屋に住んでいる女性が、今頃死んでいる。おれはマスクを着けて、ゴム手袋を装着し、上下捨てても良いジャージを身につけている。遺体処理に関して素人だから、こんなのが衛生管理になるのか、それとも気休め程度のも
のなのかは分からないが、ないよりはマシだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 17:39:11
5325文字
会話率:63%
毎日学校から帰ってくると優しくおばあちゃんが
頭を撫でてくれる。その手には毎日している手袋がある。
手袋が頭を撫でれば僕は目を瞑って色んな場所に行ける。
そう、どこにもいけない僕だって。
最終更新:2024-12-26 21:23:44
457文字
会話率:5%
漆黒の霧に覆われたアルダナ市。
月明かりさえも届かぬ街角で、魔導師ギルドの至宝「ダイヤモンドの魔石」が忽然と姿を消した。
それは街全体を覆う結界を支え、この世界の秩序を守る要石。
だが、その輝きが奪われた瞬間、街には不穏な影が蠢き始める。
暗い塔の奥、冷たい石壁に囲まれたギルドでは、隠された真実が息を潜めている。
その闇に挑むのは、一条零――かつての勇者であり、今は一般人を装う男。
彼は魔石を巡る狂気と陰謀を暴こうとする。
だが、事件の裏には単なる盗難では語れぬ深い闇が潜んでいた。
ギルド内部の裏切り、街の裏社会を牛耳る密売組織「黒い手袋」、
そして、魔石に秘められた禁断の力を目覚めさせようとするギルド長ガルドルの野望。
血と魔力が交錯する中、魔石の本当の価値を知り、さらなる闇の深淵に踏み込んでいく。
燃え上がる魔石の赤黒い輝き。
それは救済か、破滅か――。
過去の栄光を捨てた男が、闇に飲まれることなく真実を掴む日は訪れるのか。
「全ての影は、光を飲み込むときその本性を現す」
霧の街を駆け抜け
魔石に秘められた謎に
迫る時
世界の運命が
静かに
揺れ
動く
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 07:20:00
15783文字
会話率:25%
左手が義手の高校生・鏑木櫂人(かぶらぎ かいと)は、平穏な高校生活を送るため、両手に手袋を着用して周囲との関係を極力避ける「目立たない」生活を心がけていた。だが、そんな思惑とは裏腹に、クラスメイトである天真爛漫な女子・向日葵明日香(ひまわり
あすか)は櫂人に一目惚れしており、猛アタックを仕掛けてきていた。ある日、ひょんなことから櫂人が義手だということが明日香にバレてしまう。
「櫂人くん……その手──。」
二人を中心に、その周囲の青春も動き出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 01:32:17
8075文字
会話率:53%
旅行中に恋人と喧嘩をしてしまった。
二人のすれ違いを解決する手段とは?
キーワード:
最終更新:2024-11-17 21:02:24
10442文字
会話率:39%