ふとした事で接点が生まれても、それを切りたい私は無理やりな事を言う。
助けてもらったから、この関係を切りたくないからどんな事でも言うことを聞く。
ズルズルと関係は続いて、でも次第にはこの形に答えを求め始める様になる。
最終更新:2026-05-12 11:49:02
14461文字
会話率:26%
最強の魔王セブと彼の完璧な従者モル。そしてこの二人の主従関係に激しく萌えているオタク、由紀。
ある日由紀が目を覚ますとなんと魔王セブになっていて……!?
「これって所謂異世界転生ってやつですか!? セブの魂どこ行った!?」
パニックを起こす
セブ(由紀)を心配して声をかけるモル。そのビジュの良さにボタボタと鼻血を垂らすセブ。
「顔がいい。近い。致死量の美」
由紀は思った。壁になりたい。私は推しとイチャイチャしたいんじゃない。推しと推しがはぐくむ関係性を見ていたいんだ。
そしてモルが忠誠を誓うのは私じゃない。セブだ。つまり今のこの状況は完全に解釈違いなのである。
これは推しの魂を取り戻そうと奮起するオタク魔王が自身の死亡ルートを回避し、推しに身体を返し、尊い二人を末永く見守る壁となるため真エンドを全力で創り上げていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-12 08:17:35
44250文字
会話率:35%
全身に黒いあざを持つ少女メリッサは、生まれながらに醜い存在として忌まれ、城の中で召使として生きてきた。
彼女が仕えるのは、ただ一人――王メルヴェール。
入浴、着替え、夜の水汲み。
どれほど近くにいても、言葉を交わすことすら許されない関係。
王は彼女を抱かない。
それは嫌悪ではなく、ある過去と引き換えに課された約束だった。
死病に倒れ、誰からも見捨てられた幼い王を救ったのは、
「醜い化け物」と呼ばれていた少女だったのだ。
王妃の疑念、城に渦巻く悪意、
そして変わらぬ日常の中で交わされる、梨や夜食や沈黙。
これは恋ではない。
だが、互いの命を半分ずつ預け合った、王と召使の歪で静かな共生の物語。
あくまで王様と召使なので、恋愛しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-12 07:00:00
68887文字
会話率:32%
大豪邸に暮らす三十五歳の未亡人と、二十九歳の若き執事。
昼は、冷酷な女主人が執事を従える。
夜は、執事が未亡人を支配する。
弱みを握られ始まった歪な主従関係。
けれど二人の胸の奥には、いつしか別の感情が芽生えていた。
最終更新:2026-05-11 22:35:10
30423文字
会話率:44%
大豪邸に暮らす三十五歳の未亡人と、二十九歳の若き執事。
昼は、冷酷な女主人が執事を従える。
夜は、執事が未亡人を支配する。
弱みを握られ始まった歪な主従関係。
けれど二人の胸の奥には、いつしか別の感情が芽生えていた。
最終更新:2026-04-24 22:37:48
18915文字
会話率:51%
高田栞(たかだ しおり)はごく普通の中学三年生。
ところが、誕生日に小学校時代の同級生である笹ヶ谷九十九(ささがだに つくも)と再会した時から、その生活は一変する。
彼女の平穏な日常は静かに幕を下ろし、波瀾万丈な日々が激しく幕を開け、次々に
起こるハプニングに巻き込まれていく。
「魔法」とか「異世界」とか、漫画や小説の中だけだと思ってたのに、どうしてこうなった?!
……などと、思い悩んでいる暇は彼女になかった。
これは、運命の女神に導かれるように、次々と起こる予想外の出来事を乗り越え、成長していく少女や少年たちの物語である。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
初投稿初作品です。
毎日22時の投稿を心がけておりますが、諸事情により変わることがありますので、ご了承ください。
※ 令和2年10月1日より、文章の体裁を更正中です。
内容に変化はない予定です。
<その他の注意点>
・かなり長いです。
・視点が変わりやすいですが、「○○視点」などの表記の予定は今の所ありません。
・時々、文章の体裁を整えたり、誤字の修正以外に、文章を修正することがあります。
・異世界モノですが、序盤は現実世界が舞台です。
※ 具体的には115話(第7章3番目の話)目にようやく異世界へ移動します。
※ 182話(第10章6番目の話)目から、異世界旅行が始まります。
・「R18」に届かないまでもたまに性的な話があります。
・上記に加え、「R15」、「残酷描写」は突然、割り込んできますのでご注意ください。
上記の点をご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-11 22:00:00
10317470文字
会話率:31%
サクッと読める、頭空っぽで楽しめるラブコメです。
気軽に笑いたい方にどうぞ。
ーーーーー
「可愛がられるには、少しくらいドジな方がいい」
そんな家族の助言を真に受け、“ポンコツ侍女”を目指して侯爵家に仕えることになった男爵令嬢ナターシャ
。
赴任先のラファーム侯爵家で長女マリアーナ様の専属侍女に抜擢された。
王国屈指の美貌を持つこのお嬢様は——
何もないところで転び、触れてもいないカップを落とし、なぜか高額商品を掴まされる“規格外のポンコツ令嬢”でした。
「あなたがいないと私、生きていけないわ」
その言葉通り、私は今日もお嬢様を支えています。
目指すは、お嬢様が想いを寄せる公爵家嫡男との恋の成就。
——けれど、デートもお茶会も舞踏会も、すべてが事件だらけ。
恋はまったく進みません。
それでも——
これは、
“完璧じゃないからこそ愛おしい”令嬢と、
“支えることに全力な”侍女が紡ぐ、
ドタバタで、優しくて、少し不器用な
ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-11 21:20:00
15340文字
会話率:40%
佐藤悠はブラック企業の配送員。ある夜、アパートごと異世界の樹海へ転移する。文明が崩壊し、水と食料が命を握る極限状況の中、彼だけが特殊スキル『支配庫(ドミネーション・ストレージ)』を得ていた。
それは無限に物を複製・貯蔵できる、文字通りの支配
の力。
水を独占した悠は、喉の渇きに喘ぐ住人たちに“対価”を要求する。最初は一人の人妻、次は完璧主義の事務妻とその妹……。美貌の女たちを次々と自分の“所有物”に変えていく。
一方、力ずくで支配を試みる男たちは獣に食われ、秩序は急速に腐敗。女たちは生きるために尊厳を売り、男たちは嫉妬と劣等感に塗れて堕ちていく。
これは、佐藤悠が水と欲望だけでアパート全体を支配し、女を商品化しながら頂点に君臨する、暗黒のサバイバル支配譚である。
「ここはもう、俺の庭だ」
極限状態で露わになる人間の本性と、徹底した女たちの絶対的な主従関係・心身ともに屈服させる、容赦ない背徳的なサバイバル作品。
※ 本作はR15作品です。残酷な描写や、過激な性描写を連想させる表現が含まれますが、直接的な性行為の描写は行いません(ガイドラインを遵守しています)
執筆後にGeminiにて校正をかけています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-11 21:10:00
136056文字
会話率:31%
普通の高校生だった俺は、ある日突然“異世界”へ転移した。
……とはいえ、そこに魔法はない。
冒険者もいない。
ドラゴンもいない。
あるのは貴族制度と、面倒くさい人間関係だけ。
そんな世界で俺が仕えることになったのは、
将来“悪役令嬢”
と呼ばれる少女――リリアーナ。
「べ、別にあんたのためじゃないんだから!」
見た目は完璧。
中身はめんどくさい。
でも、なぜか放っておけない。
これは、魔法のない異世界で、
悪役令嬢と少しずつ距離を縮めていく、甘めの主従ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-11 20:02:55
4827文字
会話率:36%
夢の中で、主人公レインは首を絞められていた。
息が出来ないほどの苦しさの中で、それでも目を逸らせない。
目の前にいたのは、白い髪の少女。
その瞳の奥には、黒い花が咲いていた。
――異様なはずなのに、どうしようもなく綺麗だと感じてしま
った。
目が覚めても、その感覚だけは消えなかった。
現実に戻れば、いつも通りの日常がある。
だが、胸の奥に残った違和感だけが消えない。
あの夢は、ただの夢だったのか。
それとも――。
狂い咲く呪華の世界で、
現実は静かに歪み始めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-11 20:00:00
55539文字
会話率:25%
「恋愛勝負」と書いてラブゲームと読みます。
プライドの高いエリートは、泣かされる側のほうが面白い!
自信満々で余裕綽々なハイスペックイケメンを、涙目に!したい!!!
そんな欲求を満たすために書いている小説。同士はきっと、いるはず。
■■【あらすじ】■■■■■■
世界有数の財閥の令嬢・皇まりあは、ある日、何者かの罠に嵌められた父を黒服の男たちに突然連れ去られる。
優しい父に育てられ、順風満帆な人生を送ってきた箱入り娘のまりあは、唯一の肉親と、これまでの後ろ盾を失い、何も持たないまま身一つで外の世界へと放り出されることになる。
孤独と、理不尽に父を奪われた怒りの中で、まりあは決意する。
―――父を攫った犯人を、必ず見つけ出すと。
そんなまりあの前に現れたのは、ノアと名乗る謎の女性(?)。
ノアは、この世界を支配する五大領域―――
『政界』『芸能界』『経済界』『裏社会』『電脳世界』
それぞれに君臨する五人のエリート男子を手中に収め、すべての世界を掌握すれば、父を攫った犯人と渡り合うだけの権力を得られると告げる。
「恋愛感情ほど、相手を支配しやすい主従関係はない」
というノアの言葉を信じ、まりあは覚悟を決める。
父に会えるのならば―――詐欺師にでも、男をたぶらかす悪女にでもなると。
無自覚な心の強さと、ノアから授かった恋愛テクニックを武器に、
「惚れたら負け」の恋愛勝負へと身を投じていく。
―――プライドの高い、エリート男子たちを屈服させるために。
※不定期更新/本業の合間に細々と執筆中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-11 13:38:45
20941文字
会話率:36%
瀬戸真理恵、女子高生。
駅の階段で足を滑らせたら、落ちたのは異世界の幼い皇女様の庭でした。
星を渡ってきた異世界のお客様として歓迎されていたけれど、そこであっさり命を落とし……。
異世界にて、2度目の人生始めました。
名前は「ルルリエ・ベ
ルフォート」。
今度の私は成人した皇女様の侍女だって?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-11 12:50:23
62785文字
会話率:34%
仕事帰りに立ち寄った賭場で、旧友に“担保”として差し出された主人公は、
一夜で信用も資産も奪われ、強制労働か“買われる”かの二択に追い込まれる。
現れたのは、前の使用人を死なせたという謎の男──スカーレット。
彼に買われた主人公は、高級マン
ションの静けさと、
日常の中に当たり前のように存在する“血”と“死”に触れていく。
掃除、買い出し、そして死体処理。
生活と残酷が同居する世界で、
主人公は自分の価値と生き方を問い直すことになる。
やがて彼は支配と服従の境界を超え紅い扉の向こうにある“世界の構造“に触れていく。
これは、ただの敗者が“異文化の支配者”の家で、
生と死の境界を揺らされながら変わっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-10 23:00:00
50146文字
会話率:28%
この世には、警察や消防が守る世界の裏側で、闇を削ぎ落とす組織がある。
その第五勢力『九条組』に新人として入った180cmの巨漢・宮間瑛斗(みやま えいと)。
彼の教育係となったのは、組内トップの実力者でありながら、身長150cmという小柄な
体躯を持つ女、柏染李(かしわ せんり)。数々の修羅場を潜り抜けた彼女の二つ名は「黒後家蜘蛛」。
そして彼女は、何よりも「デカい男」を嫌っていた。
「視界を汚すな。私の首を疲れさせるな」
圧倒的な実力差。最悪の相性。
膝をつき、影として従う瑛斗だったが、その手には柏さえも沈黙させる「異常な才能」が宿っていた。
――毒針があれば、盾など必要ないですか?
凸凹な二人が織りなす、不釣り合いでバイオレンスな裏社会ノワール、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-10 18:10:00
10690文字
会話率:32%
かつて世界を滅ぼしかけた“魔王エクリナ”。
力のすべてを振るい、己を道具として扱った世界への復讐に燃えた彼女は、ただひとりそれを止めた男――セディオスとの邂逅によって、その運命を変えられた。
激闘の果て、彼の言葉と温もりに触れ、彼女は選ぶ。
“滅ぼすこと”ではなく、“守ること”を。
“王”ではなく、“メイド”として。
今やエクリナは、小さな館で給仕に掃除、そして紅茶を淹れる優雅なメイド(ただし最強)として、主であるセディオスの傍で第二の人生を歩んでいる。
しかし平穏の裏では、かつての敵の残滓や過去の影が忍び寄る。
仲間であり“家族”である少女たちと共に、エクリナは日常と主を守り抜くと誓う――たとえ己がかつて「魔王」と呼ばれた存在であろうとも。
これは、誰よりも強く、誰よりも誇り高かった少女が、
“主の傍に在る”ことを選んだ、やさしくも激しいセカンドライフの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-10 13:10:00
574067文字
会話率:31%
公爵令嬢アリーナは、第一王女リオネッタに仕えることが何よりも大切なゆめである。
幼い頃のお茶会で出会い、その優しさに救われた日から——
彼女は「姫を守る護衛騎士になる」と決めた。
婚約破棄騒動で友人を救い、貴族社会のしがらみにも臆するこ
となく立ち向かうアリーナ。
その実力は、騎士顔負けどころか王国最強クラス。
しかし彼女は騎士団には所属せず、ただ一人——姫のための剣であろうとする。
これは、姫さま第一主義の公爵令嬢が、
大切な人を守るために戦い、成長していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-09 21:00:00
30690文字
会話率:34%
この世界では、人の価値は「カード」で決まる。
トランプのように数字とスートを与えられた存在
「スーター」。
その強さによって人権すら左右され、
弱き者は道具のように扱われる。
最弱の数字「3」を持つひとりのスーターは、
奴隷として過酷な
日々を送っていた。
──そんな彼女の前に現れたのは、
最強のカード「スペードのデュース」を従えた
謎の少年。
「俺なら、お前を最強にしてやれる」
その言葉をきっかけに、止まっていた運命は動き出す。
かつて世界を統べる大富豪の息子だった少年は、
父を殺され、その座と強大なカードを奪われた。
奪われた全てを取り戻すため、
そして頂点に立つため──。
これは、最弱と最強が出会い、
世界の頂点──
「大富豪」
を目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-09 20:16:39
23586文字
会話率:20%
〝男子校の姫〟……それは、男だらけのむさ苦しい学園生活に咲いた一輪の花として、周りに彩りと癒しを与えるアイドルのような存在。
オレ、日向 陽(ヒナタ ハル)がこの春入学した全寮制私立男子校は、その〝男子校の姫〟が役職として制度化されて
いるらしい。
けどまぁ、大衆に埋もれる平凡モブ(自認)のオレには、そんな姫制度なんて一切関係ない……と思っていたのに、あれよあれよという間に女装させられて、気が付いたら姫選抜会のステージに立たされて……まさかの、オレが姫に!?
周りの期待を裏切れず(あと、諸々の特権に多少揺らいで)仕方なく姫職を請け負うことにはしたものの、オレに付けられた護衛人が、何というか過保護過ぎて……。
オレを深窓の令嬢か何かと勘違いしているのか、荷物は持たせてくれないし、授業中も背後に立ってるし、あまつさえ皆がオレを(性的な意味で)狙っているなどと思い込んでいる始末。
警戒のし過ぎで周囲を威圧、排除してしまい……ああもうっ! これじゃあ、友達も出来やしない!
~無自覚可愛い系姫♂と執着美人護衛による、年の差学園主従BL!~
━━━━━━━━━━━━━━━
初日のみ3話更新。以後、ストックが尽きるまでは毎日1話更新(18:10頃)予定です。
没作『ハルくんは姫をやめたい。』のリメイク版です。
相手役の設定等、諸々変更して最初から全部書き直しました。前のよりは格段に良くなった……はず!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-09 18:10:00
250456文字
会話率:49%
王都から隔絶された古城ドラクロワ。
そこに棲むのは、角を持つ魔女ベルローズと、二体の精霊だけ。
彼女はかつての裏切りによって心を閉ざし、静寂の中で生きていた。
ある日、城の庭園に一匹の蒼い狼が流れ着く。
首には、王都の支配を象徴する“銀の
首輪”。
それはかつて、自分を縛ったものと同じだった。
嫌悪と共鳴の果てに、ベルローズはその首輪を破壊し、
狼を自らの魔力で繋ぎ止める。
――それは救済か、それとも新たな支配か。
人の姿を得た狼――ルシアンは、城の「騎士」となり、
主に与えられた居場所の中で生きることを選ぶ。
孤独な城主と、不器用な騎士。
そして彼らを囲む精霊たち。
静かな城で、少しずつ変わっていく関係性。
それはやがて、互いの孤独を侵食していく――。
これは、支配と救済のあいだで揺れる、
微熱を帯びたダークファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-09 18:00:00
80242文字
会話率:18%
零域戦域群隊を率いる桐生蓮は、
ある朝、目覚めたベッドの隣で副官・冴木響が眠っていることに気づく。
昨夜の記憶は曖昧で、そこに至る経緯を思い出せない。
「事故だった」
そう割り切らなければ、隊長としての立場も、部隊の秩序も揺らいでしまう。
しかし冴木は何も語らず、何事もなかったかのように副官として振る舞い続ける。
二年前、戦場で出会ったあの日から、
冴木は桐生にとって、理解できない忠誠を向ける危うい存在だった。
あれは本当に事故だったのか、それとも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-09 16:26:46
44594文字
会話率:46%
あるじより上はなく、あるじと同等の権力を許された、家内最高位の〝お仕事〟――家令。
数多の精霊が住まう自然豊かな国、クローマチェスト王国。
その地方の片隅に、ひっそりと佇む石造りの古い小城があった。
長らく王族に使われることなくあるじを失
ったままのその城は、家令を勤めていた一族によって保たれていたが、その一族もついに最後の一人が残るのみ。
時代も変わり、王の不在と国の情勢も移ろいゆく中、先代家令であった祖父を亡くし、二十歳でその地位を受け継いだ最後の子、エレノア=レコンフォール。
それから二年あまり、彼女は古城のゆったりと流れる時間の中で、日々学びながら城の運営に尽力し、家族同然の使用人たちとともに穏やかな生活を送っていた。
幼い頃からの祖父の教えを守り堅実に業務をこなし、城のある街の社交界の面々や住人たちとも親交を深め、プライベートではお気に入りの羽根ペンで日記などの書き物に勤しむ。
その変わらない毎日に満たされていたはずだった彼女の人生は、ある嵐の晩の出会いによって、少しずつ変化していく。
強力なパトロンを持ち、精霊とともに旅をする謎多き放浪画家、ヴァイスとの奇縁。
城を訪れ、去っていく者たちと結ばれていく絆。
新たに城に迎え入れることになった執事の青年から向けられる、不思議な好意。
二十年前、両親の命を奪った流行病とはなんだったのか。
城にまつわる不可解な言い伝えとは。
そしてエレノアに秘やかに託されていた、使命とは――。
家族との思い出が残る城を守り抜くというエレノアの決意は、やがて空位に揺れる王国の、新たな礎を創り出していく。
過去に浸る古城と、未来へ歩んでいく人々。
その狭間で語られる、たくさんの〝心〟の物語を、羽根ペンの調べとともに。
※第一部完結済み
※カクヨム・アルファポリス・小説家になろうにて同時掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-09 11:14:04
220142文字
会話率:57%