うちにいる三毛猫さんの尻尾はふたまたに分かれている。
成人した年の夏、その三毛猫さんと結婚しなさいと言われた。
猫又という妖怪の三毛猫さんとその冬に結婚してから、私の恋は始まった。
安定のハッピーエンド。甘々溺愛物語です。
和モノ布教し隊
主催、和モノ冬恋企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-24 20:05:34
9380文字
会話率:48%
大学二回生になった私は二十歳の夏の約束を思い出し帰省する。
けれど約束の相手は入院していると聞かされる。
日本の田舎の情景と少し不思議な雰囲気物語。
和モノ納涼企画参加作品です。
最終更新:2016-07-23 00:34:56
3269文字
会話率:35%
七夕の夜、炭焼き小屋に住む源三郎のもとに、ひとりの美しい女が訪ねてきた。
さらさと名乗るその女は源三郎の妻になることを望み、そのまま炭焼き小屋に住み着く。
さらさには普通の人間とは思えないあやしいところがあった。その正体は狐狸妖怪の類ではな
いかと怪しみつつも、源三郎はさらさと仲むつまじく暮らす。
だが、冬が近づくにつれ、さらさの身にある変化が現れた。
妻の身を案じる源三郎は、意を決してその問いを口にする。
「そなたは本当に――ひと、なのか」
果たしてさらさの正体は。そして、妻の正体を知った源三郎は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-24 20:36:32
12263文字
会話率:34%
「わたしね。じつは猫になれるんだ」と親しい女性から告げられた主人公。本気になんてしていなかったのに、ある日、ほんとうに猫がやってきて……?
最終更新:2017-12-11 00:21:32
3001文字
会話率:20%
古都の大学に学生として通いながら、文化芸術を講師として教えている絹子。ちょっと変わった下宿先にも慣れそれなりに満足して生活していた。
そんなとき、同期生であり生徒でもある崎守に、とある相談をされる。
『おつかれさんです、ごくろうさま』
見えないナニかに出会ったら、それをつぶやき立ち去ろう。
あやかしと人間、それが混在する世界で生きるモノたちのお話。
以前、マイナビ出版ファン文庫さんで書籍化された『繰り巫女あやかし夜噺』のプロトタイプになります。
規約変更により再掲載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-28 20:05:11
34023文字
会話率:38%
先帝の孫である音橘は、両親の死をきっかけに落ちぶれた生活をしていた。
血筋を求めて求婚する貴族はあとを絶たないが、身分差を理由に断り続けてきた結果、高慢な姫、誰も声を聴いたことのないことから『音無姫』と揶揄されるようになっていた。
た
とえなんと言われようと、音橘にはどうしても嫁げない理由があった。
そんな中、現帝の第二子である健皇子が求婚してきて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-01 15:11:45
69135文字
会話率:24%
嫌われ者のわたしは青竜王様、カズチ様の元に嫁ぎました。
それから毎日、カズチ様がごはんを作ってくださいます。
――青竜王様の作るごはんは、とても美味しいのです。
最終更新:2017-10-29 07:00:00
8555文字
会話率:47%
桔梗は、花街一の人気者だ。美しく器量好しで、尚且つ知恵もある、そんな完璧な少女。
しかしその代わりに、桔梗は真の愛というものを知らずに育った。
そんな桔梗に、身請け話が持ち上がる。相手は桔梗の美しさだけに興味がある国主だった。
望まぬ身請け
に絶望した彼女は、心の中で叫ぶ。
――たす、けて。
――お願い、誰か。わたしをここから、出して。
そんな彼女をさらって愛を囁いたのは、見目麗しい神だった。
愛を知らない少女と人間を愛した神様の、真実の愛を探す物語。
※今作品はTwitterにて行われている「#RTした人をイメージして小説の書き出し一文」にて、月森かほ様が私をイメージして書いてくださった文をもとに書き上げたものです。
本人様の許可は取っておりますので、あしからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-23 19:01:10
26960文字
会話率:20%
嫁ぎ遅れながらもようやく婚約できたと思ったら、蛇神様の花嫁に選ばれた。
おい待て嘘だろ?婚約を解消しないといけないじゃないか。わたしの労力返せよー!!
これはそんな二十代後半の女武官が蛇神様を殴りに行き、あれやこれや起こる話。
*和モノ布教
し隊企画「和モノ×テンプレ企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-02 22:03:16
11903文字
会話率:24%
守屋の家には、あやかし――化生(けしょう)が伝わる。
実の父母も、育ててくれた祖父母も亡くし、天涯孤独となった和裁士の為斗子(いとこ)は、その化生が共に在ることを望んだ【化生守(けしょうもり)】として、彼女自身が《イチシ》と名付いた彼と共に
静かに暮らしている。
この化生の望みは、ただ共に在ること。為斗子の望みも、一人でいないこと。
お互いに執着しながら、お互いにその腕に捉えることをどこかで怖れる二人。そんな彼女と彼の、静かで甘く、残酷で不自然な、幸せの日々のお話。
■『和の歳時記』をイメージし、各季節の行事などに合わせた登場人物二人の生活を綴る、連作短編形式の作品です。季節ごと、歳事ごとの不定期連載です。
■作中、地歌箏曲(いわゆる「お琴」と「三味線」)や和装(着物や和裁関係)の用語が頻出します。各用語については、各話の後書きなどで一部フォローしていますが、不明な点はお問い合わせください。
■章構成(章名)について
[第○話]とあるものが本編で為斗子視点です。[故話ノ○]とあるものはイチシ視点です。[余話・○]とあるものは、本編とは直接関係しない番外編です。(主に企画やイベント合わせの話を掲載する予定です)
【 】内が[話タイトル]その後は[雑節など/七十二候]が続きます。作中季節の目安にして下さい。
■2017.09.12--諸事情により冒頭話【参考資料】作中邦楽用語の紹介[地歌箏曲]を削除しました。そのため、話数が繰り上がっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-22 13:30:55
145657文字
会話率:34%
現代物作品を書かれてる皆さま。登場人物に「着物」着せてみませんか?
とは言っても『着物なんて七五三以外で着たことない』『なんだか決まりが多くて面倒そう』とか、敷居が高く感じてしまって二の足を踏まれることも多いと思います。
そんな着物初心者の
皆さまが、「キャラに和装させる」場合に戸惑ったり、悩んだり、調べるのが面倒なアレコレについて、簡単に紹介したいと思います。
和装の基本のお話と、男女それぞれの着物の着こなし、イベントやシチュエーションごとの描写ヒントなど、初心者向けに簡潔に記します。創作活動に少しでもお役に立てられれば嬉しいです。何か気になることや知りたい話題などあれば、お聞かせください。知識の及ぶ範囲で取り上げてゆきたいと思います。
■不定期連載です。
■2017.03.08_【1.1】~【2.5】までの各話に、参考資料画像を追加しました。以降も可能な限り、画像を挿入してゆきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-09 15:10:42
73965文字
会話率:2%
主人公は、一年前に家族を亡くして天涯孤独の大学生。土用の丑の日、大学の外国人女性講師から食事に誘われたのだが、何故か連れて行かれたのはウナギではなくウサギ料理だった。外国人にありがちな勘違いだったのだが、主人公はここから、新たなビジネスを
発案する……
アイデア珍商売ネタの学園ラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-15 18:29:31
15276文字
会話率:41%
戦国時代の日本と似て非なる異世界の島国・和国。
皇祖神を奉じる神宮の社領・伊勢では、圧政に耐えかねた民衆が、天竺より来訪したという龍神の加護を受けて蜂起した。神宮を倒して下克上に成功し、一揆衆による新体制となった伊勢は、幕府や近隣州とに
らみ合いつつも、特産品である医薬の交易を再開した。
「龍神様の霊験あらたかな伊勢の薬はいらんかね。労咳(ろうがい)、疱瘡(ほうそう)、蝮毒(ふくどく)、癌(がん)、治らぬ病などありはせぬ。お代は一服百文也。少々値は張るが、命の代価と思えば安い物。銭がなければ、代わりに赤子一人でも結構だよ」
旅の薬売り兼人買いが主人公の、和風ファンタジーです。
※2017年6月23日に運営からの指摘を受けた事により、性描写のある章をR18として「ミッドナイトノベルズ」へ移転しました。但し、一般相当の章(第1章、第4章)は「小説家になろう」側に残置し、第8章以後は内容によって、章ごとにレーティングを判断します。
※贄食(にえじき)…いけにえを食すという意味の、私の造語です。
※Arcadia、カクヨムにも併載しています。(併載する各サイトの基準により判断しますので、必ずしもレーティングは「小説家になろう」グループと同一ではありません)
※アンモラルな要素、特に劇中人物が差別を肯定する場面を含む箇所がありますので、苦手な方は御注意下さい。現実の差別を助長する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-24 19:41:31
29867文字
会話率:52%
高級老人ホームに勤める主人公は、入居者の老人から、終戦直後に食べた思い出の味を、死ぬ前にもう一度食べたいと依頼される。
調べて行く内に、それは特殊な食材が必要と知った主人公は、入手の為に奔走する事になるのだが……
※『和モノ納涼企画』
参加作品です。
※本作品は「カクヨム」「エブリスタ」にも併載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-21 23:07:13
10668文字
会話率:42%
夏の暑さが厳しい日こそ体の温まる料理は如何でしょうか?
本日の演目は、2人の若者・甘太と辛太のドタバタ劇を描いた演目『スープカレー』です。
おや、もうすぐ開幕の時間の様ですね……それでは創作落語『スープカレー』お楽しみ下さいませ。
※『和モ
ノ夏企画』参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-08 17:00:06
7251文字
会話率:60%
蝉の鳴き声が山に響く夏の日、とある極東の国の山奥で少女は彼に出会った。
その者は極東には存在しない綺麗な青い瞳を持ち、髪は黒いが髷を結ってはいなかった。
普段から不思議な言動をするその者に助けられた1人の少女は、淡い恋を抱くのだった。
これ
は決して叶わぬ夏の恋物語…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-01 04:00:00
16342文字
会話率:23%
近世の日本。ある夏の日、ふとした切っ掛けから殺人を犯した青年・雁来は、逃げ込んだ笹林で美女・紅染と出逢う。紅染は、追われる身となった雁来を匿い、二人は少しずつ距離を縮めていくのだが……。
愛と狂気、因果と欲望とが複雑に絡まった恋愛譚が紡がれ
る。
【ナツコイ企画】参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-07 23:00:00
4621文字
会話率:44%
守リタケレバ、強クナレ。
明治29(1896)年。清国との戦争に勝利し、急速な発展を遂げる大日本帝国の影では、人を襲い喰らう『怪異』の存在が見え隠れしていた。
そんな怪異の前に現れる謎の青年・木山敦。自らを衆議院議員と名乗る彼は、金色に輝
く異能を纏い、怪異を次々に葬っていく。
人と怪異、数多くの死と理不尽を乗り越えたその先で、木山を待つものとは? 終わりなき青年の戦いが今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-29 07:00:00
20401文字
会話率:46%
明治二十九(一八九六)年二月。衆議院議員・木山敦は、訪れた村で佳矢子という名の女と知り合う。宿を探していた木山は、佳矢子の言葉もあり、彼女の家へ泊まる事になるのだが……。
【ヒヤゾク企画】参加作品
使用テーマ「冬」「切」
最終更新:2017-02-03 00:00:00
13485文字
会話率:44%
時は明治、所は帝都。夏のある日、平成からの転移者である三嶋一也は上司に呼ばれる。入谷の朝顔祭りに赴き、一鉢買ってきてほしいと。着なれぬ浴衣に身を包み、一也は朝顔祭りへ出かけることに。
色とりどりの朝顔が咲き誇り、それが心を和ませる。
ふと
思い出すのは、転移前の懐かしい記憶。交わす言葉に感じるのは、人情という名の暖かさ。
そして祭りの最後に、一也は何を思うのか。
拙作「クロスバレット ~黒の銃士、明治を征く~」のスピンオフ。これだけでも独立して読めますので、ご安心を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-01 22:22:56
7471文字
会話率:37%
明治維新が終わって五年、一人の女と一人の男は夏の京都を訪れる。
「あっついねえ、三輪っち」
「だから三輪っちって言うなっつーの」
維新を駆け抜けた二人の若者は、古都で何と対峙するのか。時代の波に乗る者、抗う者、されど心意気は涼やかに
。
粋な思いを甘味に乗せて。召しませ、物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-06 22:28:21
12646文字
会話率:68%
サバイバルゲームに興じていた一人の青年はある日、帰り道を見失い、気がつけば深い山中にいた。訳の分からない状況に戸惑いながらも、成り行きから一人の着物姿の少女を助けることに。
そして物語は幕を開けた。明治時代という名の異世界を背景に。
呪法
、西洋魔術、妖物、怪異、魑魅魍魎――教科書とは違う時代を駆け抜けろ!
魔銃の銃火が文明開化の華開く時代を鮮やかに貫いて。
サバゲー仕込みの戦術は、時代に取り残された刀への手向けとなりて。
戦う意志を弾丸へと昇華させ、二挺の銃声が唸りをあげる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-26 08:08:59
684468文字
会話率:28%
ある日の朝。目覚めてみると、庭に一輪の小さな花びらが落ちていました。
ぽつり、ぽつりと長雨のように降ってくるその花びら。
それらがなんとなく気になりだした”私”は、少し調べてみることにしました。
和モノ布教し隊様の和モノ夏企画に、
この作品を登録させていただきます。日本の里山近くの古民家に住む主人公と思ってご覧いただけると幸いです。
ほかの参加者の皆さんの素晴らしい作品も、ぜひご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-01 10:36:13
1904文字
会話率:0%
とある日、ある梅を見て思った言葉を少し掘り下げたり、整理したりしてショートショート風に書いてみました。短い中に内容ぎっしり、とはいきませんでしたが、”人は梅”という言葉の意味で楽しんでいただけると幸いです。
和モノ布教し隊様の「和モノ
春花企画」に、この作品を登録させていただきます。他の方々の素晴らしい作品も、ぜひご一読ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-04 12:16:22
2273文字
会話率:62%
あなたは”はつこい”を知っていますか?
これは、長い、長い時間の後のお話です。
※和モノ布教し隊さんの「和モノ納涼企画」に参加させていただきました。涼しくなっていただけると幸いです。
最終更新:2016-07-29 00:10:52
12477文字
会話率:50%
温室にあった翡翠色の花を見た老婆は思い出す。
かつて名も知らぬ珍しいその花を見せてくれた、かけがえのない一人の少女の記憶を。
最終更新:2017-06-13 21:00:00
10000文字
会話率:15%
雨の日、少年は怪しげな少女に初恋をした。
夏休みに昔の事を思い出した大学生が、ちょっぴり非日常に巻き込まれる話。
最終更新:2016-07-31 19:40:54
13849文字
会話率:14%
「ある者がなにかを欲しいと願うとき、けれどもそれが手に入らないと知ったとき、どうしたらいいだろう?」
女好きのお殿様、小鳥のような目をした賢い娘、いつも悲しげな奥方様、一匹のしゃべるカエル。
そして、世にも美しい「天女」の秘密とは。
甘く
豊かな花の匂いにさそわれて、ちょっと変わった昔話がいざはじまりはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-02 17:00:00
18256文字
会話率:28%
正月バイト中、気が付けば見知らぬ山にいた。
透明人間になった巫女がいつの間にやら山神様に!?
妖怪だらけの山から幕を開ける「見えない」系異世界召喚物語。
最終更新:2016-01-29 05:52:35
300555文字
会話率:26%
桜舞う女学校の卒業式での、別れと始まりのお話。
*「和モノ春花企画」参加作品です
最終更新:2017-04-30 23:39:21
1986文字
会話率:16%
かつて中宮の侍女として名を馳せていた昭子は、九条家に嫁いだのち、好きな創作に励みながら人付き合いを避けて暮らしていた。
その怠慢のせいで、子供ができた側室の小春を呪い殺そうとしているとの噂が広まる。
かくして、身の破滅を避けるため、巻
き込まれた兄と一緒に、夫および側室と仲良くなろう作戦が実行される。
見えなかったことを知った時に、彼女が思うこととは。
和モノ×テンプレ企画参加作品です。
悪役令嬢をネタとしているはずなのですが、なんか違うかもしれない。違ったらごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-30 23:05:54
12706文字
会話率:38%
和モノ納涼企画の参加作品。
神社と浴衣と夏特有のノスタルジー?と、大人になるにつれなんかいろいろ単純じゃなくなるけどそれじゃさみしいよね、みたいな話?なのかな??
某有名神社とはあんまり関係がありません。
最終更新:2016-08-30 21:31:52
3506文字
会話率:22%
武家の家系である染井家の長女、染井さくらは、跡継ぎのために男装して日々を過ごしていた。
そんなさくらにはお気に入りの桜の木があり、そこで可愛らしい女子、八重と出会い心奪われる。
さくらは八重を妻に迎えようとするが、八重は女遊びが過ぎる
さくらを不審に思い、ある条件を出すのだった。
不思議な桜の木を中心に描かれる、少し悲しい男装百合恋愛ストーリー。
この作品は、『和モノ春花企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-14 08:43:01
6754文字
会話率:47%
「我が皇家の忠実なる家臣、浅羽家の桜花姫よ、急な話ではあるが隣国、世那へ嫁いでくれ」
感情を感じさせない平坦な声が、わたくしの頭上に降ってくる。
深く頭を垂れたわたくしには見えないけれど、きっと皇様のお顔もこの声のようになんの感情も宿
してはいないのだろう。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
思いを寄せるあの方に告げられたのは、隣国へ稼せという冷たい言葉。
桜咲き乱れる季節のお話です。
和モノ春花企画参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-14 00:51:31
4887文字
会話率:25%
会社の花見で河川敷のブルーシートに座った青年は、一つの白昼夢を見る。
とある和歌を口ずさんだ彼の夢に現れたのは、桜の精を名乗る翁だった。
※和モノ布教し隊 春花企画参加作品です。
最終更新:2017-04-11 21:36:03
4667文字
会話率:40%
西暦、2×××年。グローバル化の波に飲まれる日本では、日本語書籍の年間発刊数が規制され、その影響を受けた書店で洋書ばかりが氾濫する事態が起きていた。
「我々はいかなる言語が氾濫しようとも、日本語書籍を支持します」
そんな環境下で立ち上が
った団体がいた。すっかり廃れてしまった「着物」を身に纏った彼らは日本語書籍を普及させるべく、自らの手で小説同人誌を作り、販売するという運動を展開していた。
【彰考会】
その組織に預けられた、記憶を半分失った少女。望月史奈は「自分」とは何かを見いだせずもがいていた。
アンドロイド、バケモノと影で囁かれているはずなのに、何故か自分を取り巻く近くの人間は皆優しい。過去が知りたい。その想いが膨らみ続けたある日、禁断の扉はあっけなく開かれた――
彼らが日本語で戦いを挑み続ける理由とは。
それぞれが胸に秘めた熱い想いとは。
Special Thanks!
英文訳 零零機工斗
キャラクターデザイン 一斗缶折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-02 09:33:32
100065文字
会話率:44%
東北のある地域には、夏の最後を彩る、燃える舟の風習がある。
少女と狐の、短い夏のある日の話。
最終更新:2016-07-09 22:13:14
6763文字
会話率:41%
「ねぇ、俺達、前に会ったことあるかな?」と訪ねてきたのは私が昔から気になっていた男の子だった。
千年も昔に、男に恋をしたただの山桜だった眞子と、前世で恋をした山桜を探す玲也のお話し。
和モノ春花企画和モノ布教し隊に参加したく昔から構想だけあ
ったお話を書かせていただきました。宜しくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-11 20:49:50
8488文字
会話率:7%
春の気配が強まってきた某県の山腹。そこに久し振りに足を踏み入れたのは愛らしい女吸血鬼。過去に口にさせられた、刺激的な味を忘れられない彼女は……。――和モノ春花企画参加作品です。一読頂けたら幸いです。拙作、『鄙びた茶屋―あやかし達の夏の陣―』
の続編にあたりますが、前作を知らずとも楽しめるように書いています。◆2017年4月11日・自サイトへ転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-10 22:00:00
7473文字
会話率:40%
――某鄙びた茶屋には、夏の間だけ川床が設置される。そこで起こる、人ならぬ存在による日常の一端。――和モノ納涼企画参加作品です。一読頂けたら幸いです。◆挿絵つき。2017年3月3日・自サイトへ転載。2017年4月10日・続編っぽいもの『鄙びた
茶屋―四方(よも)を彩る春―』http://ncode.syosetu.com/n6197dx/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-02 07:00:00
6981文字
会話率:39%
和モノ布教し隊、春花企画参加作品。
新生活だったり、そうじゃなかったりする人たちに捧ぐ。
最終更新:2017-04-10 20:08:28
4957文字
会話率:30%
和モノ布教し隊参加作品。
おね巫女×狐ショタジジイもの。
恋愛のような恋愛じゃないような。そんな感じでひとつ。
――――――――――――
いつものように参拝客の少ない境内を、私はひとり掃除する。遠くに見える白亜の街並みは遠く、私はそれに
少しだけ焦がれていた。
巫女としての生活は、優しくて、のんびりで、でもちょっと神様が困った人だったり。
「神様、どうしてお願い事を叶えないのですか?」
「コココ。それはワシが、願いを叶えぬ神だからよ」
神様、相変わらず意味が分かりません。
これは巫女である私と、願いを叶えない狐の神様のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-14 20:00:00
14971文字
会話率:39%