仕事、家族、友人、学校、過去。
生きていれば、色々なものに縛られる。ぶつかり、汚れ、強かになる。
純白のままではいられない。
好きという想いだけでは生きていけない、でも恋心を無視しては息ができない。
だから、大人でも、子どもでも、恋の前では
人は純にも不純になる。
春、夏、秋、冬、諦めきれない想いがくすぶる。
不器用で、あざとく、ずるい、どうしよもない人たちの短・中六篇。
一、六畳間の公差
二、緑の部屋の鍵
三、絢爛たる花束を錦秋の良き日、君
四、いとこい
五、ハレムの雌雄
六、桜が咲く頃、梅こぼる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:36:01
10625文字
会話率:19%
中学受験を控えた少女、美羽。
真夏の強い風が、彼女のスカートをめくった――。
恥ずかしさと怖さに泣き叫ぶ美羽のもとへ駆け寄ったのは、
かつて同じ痛みを知った、二人の高校生だった。
『葵と綾、そして風』から続く、ささやかな少女たちの物語。
思春期の繊細な心の揺れを、そっと描き出します。
※感情の揺らぎを主軸に描いた純文学的な短編作品です(全5話)。
※本作には、思春期の羞恥や戸惑いに関する描写が含まれますが、
あくまで心理描写を主軸としたものであり、性的な意図は一切ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
9525文字
会話率:25%
候暦一九〇〇年、アイネーデ共和国。
国土を東西南北と中央の五つに隔て、自由と平等と平和を掲げて殷賑を極めてきたこの国は、されど近隣諸国との戦争によって衰頽の一途を辿る。最も甚大な被害が及んだ自然の汚染により、国民は終わりのない飢餓と貧困に喘
ぎ続けた。
やがて、ひとりの植物学者が開発した、栄養の涸れ果てた土壌の代替となる苗床でのみ芽吹く特殊な種——のちに『人類の希望』と称されることとなる技術を筆頭に、共和国は復興へ向けて立ち上がる。
時は進み、候暦一九九八年。
『何でも屋』として共和国各地を転々と渡り歩く青年・シオンは受け取った手紙に従い、東区〈オスト〉へと赴く。そこで育ての親から持ちかけられた新たな依頼は、記憶喪失の少女・マリーを故郷へ送り届けること。
これは、死が定められた果敢ない生涯のなかで、それでも誰かを愛し、愛されたいと願う人々の物語。
あるいは、青年が分かたれた愛する人を取り戻すまでの物語。
※第二章までは隔日投稿、第三章以降は毎日投稿を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:00:00
67594文字
会話率:36%
目覚めたとき、世界は壊れていた。
猫型自動人形のソラは、荒廃した世界でハンターのラドリーと出会う。
心を持たないはずの機械と、感情を捨てた青年。
空っぽだったふたりは、世界の片隅で、少しずつ“何か”を見つけていく——
「ただの日常」と「
ちょっとの謎」が、心に静かに沁み込む——魂の物語。
※暖かいSF。猫と青年。ロボット×人間の絆ものが好きな方に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:00:46
16202文字
会話率:29%
いままでに書いた主な短編をまとめています。ぽちぽちと上げていきます。
最終更新:2025-07-23 14:26:24
59346文字
会話率:32%
島で過ごす、男の話。
最終更新:2025-04-24 23:39:03
1488文字
会話率:9%
ある博士とフラスコの話
最終更新:2025-04-15 01:09:30
2832文字
会話率:34%
このあいだ近所の本屋で、ブラッドベリの『十月はたそがれの国』を手に入れ……ずっぷりハマってしまった時から『アンテナが立って』しまったらしく、何を観ても何を読んでもネタが湧いてくる状態に。
そんなこんなであふれてくる『掌編・短編』たちを並べ
ていきます。
シリアス・コメディー・異世界恋愛・異類婚姻譚、純文学にSFまで……ジャンルは様々。お楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 13:02:05
64631文字
会話率:38%
前作(?)『ちりも積もれば花となる』は10万文字を目安に完結予定。新たに湧いてくる掌・短編も『ネット小説大賞』に応募したいので、完結にさきがけて新シリーズを始めさせていただきます(『とらぬタヌキの』もいいとこですが……)
「感動? 微ホラ
ー? 切なげな異類婚姻譚・ちょいエロなダークファンタジー? 純文学にSFまで、何でもそろっておりますよ。ご主人様のお好みを見つけ出してまいります……」(読書大好き主人に仕えるメイド風)
さしあたってはエントリーのために一話だけ投稿……前作完結と同時に本格始動予定です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 13:03:17
868文字
会話率:50%
まだ、この小説を書き出したばかりなのであらすじは決まっていない。
思いついたことを書いているので、長くなった時調整で変えていくと思う。
今まで、ちゃんとした小説を書けていなかったので、今回はシッカリ小説になるといいなと期待している。
過去に
、
壮大なネタ帳を書き公開している僕はマヌケかもしれないね。
初めて、大ジャンルに文芸
小ジャンルに純文学をみつけ、選択してみた。
このあらすじは、小説が続けば加筆変更していこうと思っている。
とりあえず、以上。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 09:29:57
117719文字
会話率:8%
メイドロボットの少女、ステラは年老いた奥様にメイドとしてお使いしていたが、そんな奥様からお暇を与えられてしまった。
長編小説 第十五作目 短編集
最終更新:2025-07-23 07:05:00
68059文字
会話率:12%
私は絵のモデルとして、絵を描いている友達の女の子の前で(白い布を巻いて)裸になることになった。
最終更新:2025-07-22 16:15:49
1888文字
会話率:15%
私は絵のモデルとして、絵を描いている友達の女の子の前で(白い布を巻いて)裸になることになった。
最終更新:2025-07-22 14:23:16
1981文字
会話率:14%
赤石悠人は、常に疑問に思っていた。
「聡助~、今日も格好いいよ~、大好きだよ~」
「はいはい、お前はいつもそれだな」
「ちょっ……あんた! 今しおりんの胸見たでしょ!?」
「みっ……見てる訳ねぇだろ! 何でお前は毎回毎回殴ってくんだよ!」
どうして自分たちと大して能力に差がない男が様々な艶麗な女性たちから好意を寄せられるのだろう、と。
赤石悠人は、その理由を探りたい。
これは、五人の女子学生から好意を寄せられ、常にハーレムを展開しているラブコメの主人公と、そんなラブコメの主人公を批判的に見つめる、特筆するべきところもない、端役でしかない男子学生の話。
合理主義を標榜する男子学生が様々な境遇の人間と相対し、学び、自嘲し、苦しみ、自身と見つめ合い、少しずつ成長していく物語。
※主人公は誰しもをクリティカルに見るので、性格は悪いです。ラブコメは基本的に王道に沿っていきます。
ラブコメと文学的な要素の組み合わせで、ライト文芸的(なつもり)です。
純文学の美点とラブコメの美点のハイブリッド作品(のつもり)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:00:00
1848004文字
会話率:60%
二十五歳になった春子は、海辺の町の古びた美容室で働きながら、変わらない日々に息苦しさを抱えていた。
SNSに映る"ちゃんとした大人たち、自分の未完成さ、それでも動けない現実。
ある日、釣具屋を継いだ幼なじみの宮田さんと、ふと交わし
た言葉が、心に小さな波を立てる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 17:16:14
3767文字
会話率:17%
――画面の向こうに、かつて好きだった娘が現れたら。
あなたは、それでも再生ボタンを押せますか?
本作には、ガイドラインに触れる性描写は一切ありません。
ガイドラインに触れていないので全年齢版です(たぶん)。
ただし、タイトル相応のダメー
ジはあると思います。
ご利用は計画的に。
※ノクターンノベルズにて、同タイトルでR18版を掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 10:12:39
8637文字
会話率:1%
ステラン・ゾーファーブルクはマッチを擦って燭台に火を灯した。揺らめく炎の明かりが彼の金髪と白い肌と黄緑の瞳を鮮やかに彩り、その長身を巨大な影として獄の壁に映し出す。
(本文より)
最終更新:2025-07-20 06:19:32
5225文字
会話率:43%
「悪いねえ、庭先に車乗り入れちゃってさ」
最高級車の後部座席から、窓だけ少し開けて、男が話しかけてくる。夕闇迫る中、半分カーテンが引かれており、車内は薄暗く、痩せて小柄な影しか見えない。
(本文より)
最終更新:2025-07-19 05:58:45
5885文字
会話率:39%
「応答型真性異言という超常現象は生まれ変わり以外に説明がつかない。ある人が全く習ったこともない外国語でネイティブの人と、ほんの少しだけでも会話が成立するというのはね」
(本文より)
最終更新:2025-07-18 06:14:02
5064文字
会話率:37%
宇宙船。事故が起こり地球までギリギリ5人分の食材があり、瀕死になりながらも何とか全員生き延びて帰還できる。はずだったが…
最終更新:2025-07-19 12:00:00
3542文字
会話率:25%
芥川…どうするんだ?令和に文豪が蘇った!
最終更新:2025-07-13 21:00:00
5678文字
会話率:17%
たったひとつの探しものが、日常を変えていきます。
最終更新:2025-07-05 12:03:29
3497文字
会話率:4%
夫が死んでしまった夢を見た。とても悲しかった。
目が覚めたら、夫はわたしの隣で眠っていて、心の底からほっとした。
浮気されたこと、共働きなのに家事は全てわたしがしていること、この間貸したお金が返ってこないこと、そんなこと全てどうでもいい
と思えるくらいに生きててくれればそれでいいと思った。
わたしはなんやかんや夫のことを愛している。
そう気付かされた気がした。
幸せを感じながら二度寝した翌日、わたしは夫を殺した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 08:22:17
4696文字
会話率:19%
全ての作家へ告ぐ、夢をみよ。
我々が夢みることにより接続される睡中都市が存亡の危機にある。思いだせ、夢みることを。これは一方的な物語ではない。
最終更新:2025-07-18 23:06:03
193531文字
会話率:52%
ただの、妄想の物語。
最終更新:2023-12-27 17:55:40
71091文字
会話率:50%
なんとなく、いつもとは違う朝。
家族で取り囲む食卓に、ささやかな風が吹き荒れる……。
※この作品は拙ブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://tmykinoue.hatenablog.com/entry
/2025/07/16/195046折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:22:05
1995文字
会話率:0%
誰もが一度は言われたことのある台詞「お前、そういうとこだぞ」。
だがそれはいったい自分の「どういうとこ」なのか。
それを掘り下げていった先に待っているのは……?
※この作品は拙ブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2025/07/10/165528折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 19:45:15
1521文字
会話率:23%
あれもしない、これもしない、あそこへは行かない、あんなことはしたくもない……。
そんな「ないない尽くし」文体で綴られた、中心の見当たらない空転小説。
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://
tmykinoue.hatenablog.com/entry/2025/04/17/202828折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:17:18
1894文字
会話率:0%
純文学ってなんだろう。
「AIさん、純文学とは何?」画面に向かって問う。
『おはようございます、グーさん。純文学は、主に文学の芸術性や表現に重きを置く作品のことを指しますね。ストーリーやエンタメ性よりも、言葉の美しさや思想、人間性の深い考察
が重視されることが多いです』とのことだ。
私の今日一日は純文学になり得るのだろうか?やってみよう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 11:43:15
2480文字
会話率:7%
静かに、でも確実に、私は終わりへと向かっていた。
身体はもう限界だったけど、誰にも言いたくなかった。
なぜなら私は、最後にもう一度「普通の時間」を誰かと過ごしてみたかったから。
そんなとき、廊下の窓辺に佇む“彼”に目がとまった。
無感情
に世界と距離を取るようなその姿が、なぜかまぶしく見えた。
――私と同じ匂いがした。
だから、声をかけた。
それが、私と彼の最後の春の始まりだった。
図書室の隣の席、放課後の静けさ、意味のないおしゃべり。
ただ一緒にいるだけの時間が、こんなにも愛おしいと知ったのは、その日々のおかげ。
だけど、私の時間は限られていた。
彼に全部を告げる勇気は、最後まで持てなかった。
そして迎えた別れの日。
彼に何も伝えられなかった後悔と、でも“ちゃんと好きだった”という想いだけが胸に残った。
それでも――
彼と出会えたことが、私の短い人生で唯一、光だった。
「君を失って世界が止まった」のヒロイン視点の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 08:14:11
3083文字
会話率:6%
世界に居場所を見つけられない僕と、唯一少しだけ僕の心に触れられる幼馴染の澪。
絶望と虚無に挟まれた心の中で、わずかな希望を抱えながら生きる日々。
静かな放課後の時間が、少しだけ僕の心を揺らす。
そして言葉にならなかった想いが、やがて静かに溢
れ出す――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 13:48:03
2181文字
会話率:20%
形あるモノ。心に秘めるモノ。
実像の有無に関わらず、万物は崩れ去った。
記憶や技術、信仰、自然ですら──遥か遠くに。
全てが消え失せた世界で、強く輝くものが1つ。
生物の核。心の力。
魂だけはまだ、彼等の中に残っていた。
希望がない?
未来がない?
救いがない?
関係ない!
そこに確かに魂があるなら──変えられないものなんてないっ!
だってまだこの世界は終わっていないのだから!
この物語は──崩壊した世界とそれに抗あらがう人々を描いた──ドラマチックバトルアクション伝奇です!
注.自分の作品の【崩壊Hand's】のリメイクです。
内容はかなり異なりますが、以前よりも面白くなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 06:30:00
106260文字
会話率:41%
私は、美しい夜を知っている
最終更新:2025-07-14 23:19:56
746文字
会話率:0%