塀の上に顎を乗せながら煙草をふかす僕。
そんな僕の目の前に赤いランドセルを背負った女の子が歩いて来た。ランドセルには、白い紙が貼り付けられていて、それで僕は興味を持ってしまったのだ。
霜月透子様主催、【ヒヤゾク企画】参加作品。
お題である「冬」「凍」「切」に因んだ内容です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-07 10:10:27
1052文字
会話率:0%
しとしと、しとしと。
降り続ける雨の上に横たわる黒々とした雲は、この先の大雨を思わせる。
寂れた町。雨宿りに入った酒屋で女は陰気な男主人と鷲鼻の客とだけが居た。鷲鼻の男は語る、この地ザルバッハに存在する〝奴〟の事を――。
霜月透
子様主催、【ヒヤゾク企画】参加作品。
お題である「冬」「凍」「切」に因んだ内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 09:11:26
5798文字
会話率:28%
欠伸を噛み殺す少年は、蜘蛛のぬいぐるみを持って来ていた。桃色の可愛らしく仕上げられたそれに、少女は思わず喜ぶ。しかしそのお腹には何か、ごろりとしたモノが入っていて。
霜月透子様主催、【ヒヤゾク企画】参加作品。
お題である「冬」「凍
」に因んだ内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 13:37:10
1599文字
会話率:0%
其の生物は人を食料としか見ていなかった。さりとて人を屠殺することも出来ず、山奥の自殺死体ばかりを食らっていた。霜月透子様主催「ヒヤゾク企画」参加作品
最終更新:2017-02-06 03:17:12
6258文字
会話率:28%
一年前の「婚約破棄」から引きこもりがちだった私を、親友の裕子が久しぶりに飲みに誘った。
そろそろ何があったか吐き出してもいいんじゃないの?
美味しい食事とお酒で気持ちのほぐれた私は、一年前にあった奇妙な事件を彼女に語りはじめた。
霜月透
子さん主催「ヒヤゾク企画」参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 23:00:00
3281文字
会話率:29%
明治二十九(一八九六)年二月。衆議院議員・木山敦は、訪れた村で佳矢子という名の女と知り合う。宿を探していた木山は、佳矢子の言葉もあり、彼女の家へ泊まる事になるのだが……。
【ヒヤゾク企画】参加作品
使用テーマ「冬」「切」
最終更新:2017-02-03 00:00:00
13485文字
会話率:44%
ある日の夜、事件は個室で起きた。
謎の人物に話しかける彼女。
それを外から何が起きているのか想像する事しかできない主人公。
無防備な人間はヤツらにとっては所詮餌。たとえ冬でも人間である限り捕食者から逃げられないのだろうか?
気をつけて下さい
。あなたもヤツらに狙われているのです。
注意:あらすじは盛りに盛られた誇大表現です。
内容はサフト流(?)ツッコミどころ満載な奇妙な夜。
霜月 透子様主催『ヒヤゾク企画』にサフトが企画内容勘違いして潜入した作品です( ̄▽ ̄)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-02 17:27:54
2612文字
会話率:30%
夢の中に鏡が出て来ても、見ない方が良いかもしれませんよ。
この物語は、夢の中で鏡を見てしまったが故に見るようになった夢の続きの話です。
「ヒヤゾク企画」参加作。
最終更新:2017-02-02 02:00:00
1636文字
会話率:4%
私の結婚式のウェディングケーキを、パティシエに頼むことになった。
そのパティシエの家に行ってみたものは、職人技のお菓子の数々だった。
霜月透子さん主催「ヒヤゾク企画」参加作品です。
最終更新:2017-02-01 10:00:00
5994文字
会話率:33%
作家の島原開(しまばらかい)は編集者の鹿島崎優(かしまざきすぐる)と共に次作品の取材のため、「人喰いの家」と呼ばれる家を探す。吹雪く悪天候の中、鹿島崎とはぐれた島原は一軒の民家を見つけるが―――――――――。
こちらは霜月透子さん主催「ヒ
ヤゾク企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-01 09:32:10
3893文字
会話率:32%
決してやってはいけない。
日本の呪道にはいまだ、行ってはいけない呪いが多数存在する。上げてはいけない祝詞、歌ってはいけない数え歌…その中で今も語り継がれる最大の禁忌が「ウラハク」である。
霜月透子さん主催、『ヒヤゾク企画』参加作品。今話は、
実話風冬の怪談です。これがフィクションのものだとしても、あなたは決して実行してはいけません…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-01 06:41:53
3104文字
会話率:33%
海のモノを拾ってはいけない、と少年は言った。
海には様々なモノが流れ込む。人が棄てたいと、忘れたいと願う多くのモノ。だから、陸に棲む者は、むやみやたらと海のモノに手をだしてはイケナイ――
『ミソサザイの歌』の主人公が友情出演していますが、
本編を読まなくても差し支えはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-01 00:00:00
9842文字
会話率:42%
だれにもしられないで合わせ鏡をのぞいたら、十三番目にはべつの人がうつるんだって。
十三番目のあなた。──ねえ、あなたはだあれ?
*「ヒヤゾク企画」参加作品です。お題は「冬」「切」「凍」。
*本作はgojoと霜月透子によるコラボ作品です。
原案:gojo
執筆:霜月透子
※巻頭言は次の作品からの引用です。
キャロル、ルイス『鏡の国のアリス』
原題:Throught the Looking Glass
訳者:山形浩生
公開:2000/09/06
html版:http://www.genpaku.org/alice02/alice02j.html
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-01 00:00:00
9237文字
会話率:2%
毎夜、アパートに立ち籠めるチョコレートの香り。久仁彦は、どこの馬鹿女がバレンタインデーのチョコレート作りをしているのか腹を立てたが……
最終更新:2017-02-01 00:00:00
5673文字
会話率:40%