長野のとある日本屋敷で起きた誘拐事件。
事件のせいで双子の弟を失った「私」は、高校を卒業すると同時に上京。地元から距離を置いた。
それから数年。
父危篤の報を受け、私は故郷へ帰る。実家はいつの間にか、木彫りの狼に囲われた薄気味悪い屋敷と化し
ていた。
そこで不思議な少女、桃山花乃(ももやまかの)と出会った私は、謎と向き合うことを決意する。
幽霊×本格ミステリ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:37:02
17566文字
会話率:41%
【第一章】 異世界で生きるミツル
異世界バルファに転生した少女ミツル・グロンダイルは、十一歳で父の死を目撃したショックから、前世の二十一歳の人格と記憶を覚醒させる。十一歳の怒りと悲しみの感情に支配された彼女は、前世で得た異能を用いて、父を
殺した魔獣を討つ。それ以来、彼女は北方の魔獣多発地域エレダンで、魔獣狩りとして生計を立てるようになる。しかし、彼女は一人ではなく、剣の中に転写されたかつての「かけがえのない大切な人」と共に生きていた。その胸にある願いを秘めて……。
【第二章】 前世回想ダイジェスト【深淵の黒鶴】編
ミツル・グロンダイルは、この世界で生まれた十一歳の「私」と、転生前の二十一歳の「私」の間で揺れ動き、自身の転生が招いた家族の悲劇に思いを馳せる。生きることを諦めていた彼女が、なぜ再び生きる道を選んだのか、その覚悟が問われる。そして、ミツルは前世の記憶を辿り、そこで異能の正体や、この異世界との密接な関係が次第に明らかになっていく。さらに、剣の中に宿るかつての大切な人との深い絆も描かれる。
無限に湧き続ける魔獣の謎や、魔獣から採取される魔石に依存した文明。ミツルの力とマウザーグレイルの存在意義、両親の過去や行方不明の母の所在。そしてミツル自身の意外な素性と過去。これらすべてが繋がるとき、バルファ世界の根幹を揺るがす真の脅威が姿を現す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:07:52
4128034文字
会話率:30%
6つのかけらを集めると願いが叶うという、名まえを失くした〈伝説の宝石〉をめぐり、亡沙漠の国の王子アルバートたちが、盗賊〈鹿の角団〉と繰りひろげる剣と魔法の王道ファンタジー。
盛夏、王都では建国記念100年祭が執りおこなわれようとしてい
た。
内海をわたり到着したアルバートたち、〈魔導院〉の若い魔法使いたち、〈鹿の角団〉の刺客たちが一同に介する城下街は、類をみない祝祭に興奮のつるぼと化していた。
首魁ハーマンシュタインのあやしい影が、難攻不落の宝物庫に眠る宝石のかけら〈光芒〉に忍び寄る――。
そして、時をおなじくして、謎のベールにつつまれた国王陛下に招聘されたアルバートは、ただ一人王宮にみちびかれ、謁見に臨む。熱狂と幻惑の夜、過ぎ去りし日の回想、自己との対話を経て、アルバートは胸のうちになにを悟るのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 22:30:21
739377文字
会話率:28%
舞台は現代日本、隣町から引っ越して来た訳あり女子高生こと火器女 鬼灯はある日コロドと言う全てが虚像で出来た異世界に迷い込む。そこで出会った不思議な力、『ファルス』を持つ少年、蕪野 鳥花と共にコロドに関する戦いへと身を投じてゆく事となる。
こ
れはその戦いの最中芽生えた2人の少年少女の出会いと別れ、そして虚を巡る彼らの物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 18:00:00
80180文字
会話率:61%
日本人として一度目の人生を終え転生した主人公は、チートに恵まれた二度目の人生で活躍し、若くして辺境伯まで栄逹する。だが、何者かの奸計により窮地に陥り、最後は信頼した仲間によってあえない最後を迎えてしまう。
◇
神々によって『やりなおし』が行
われ再転生する際、考えられないミス?によって過酷な運命を背負った別の赤子に生まれ変わることに……。
前回のチートは全て別人?となった自分に与えられ、自身は生まれ落ちた瞬間から『ただ生き残ること』を目的に日々奮闘せざるを得ない状況になってしまう。
奪われた自分の人生と、押し付けられた過酷な運命に対する逆転劇が、今始まる。
◇
三度目の人生で立ちはだかるのは、皮肉にも生まれ変わる予定だった二度目の自分自身?らしい。
四畳半と言いつつ一畳分も入らないポンコツ空間収納等のゴミスキルばかりで、本当なら自身が手にするはずだった、神と等しい威力を持つ五属性魔法の加護を受けたもう一人の自分に対抗できるのか?
◆二度目の人生(プロローグ及び回想)
異世界へと転生した主人公は、辺境伯家の庶子ルセルとして新しい人生を送る。
転生する際に与えられた加護により十歳で最強と言われるほどの魔法士となるが、それを恐れた長兄により最辺境の町へ領主として送り込まれる。
赴任した町では現代日本の知識を活用し、十二の偉業と称えられる改革を行った結果、若干二十二歳で辺境伯を継承するまでに至る。
だが道半ばで、信頼する部下の裏切りにより二十四歳で最期を迎える。
◆三度目の人生(本編)
再転生してやり直しを行うはずが、女神のミス?により本来の自分ではなく、過酷な運命を背負う定めである子供リームとして送り出されてしまう。
神々により『適当に』見繕われた人物に、これまた『適当な』余り物の加護(魔法)を受け、過酷な運命が約束された人生は、二度目とは正反対のものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 10:00:00
271445文字
会話率:29%
北関東に住む無職の青年小柴守は
旅の準備を進めている途中でシーサーのお守りを見つける。
それは新型コロナウイルスが流行する前の2019年に那覇を一人旅した時に
お土産に買ったものだった。
守は当時のエピソードを思い出す。
最終更新:2025-06-04 16:30:21
24841文字
会話率:44%
これは、「何か」の道筋を辿る、回想ファンタジー。記憶喪失の主人公、「フィーリュ」が送る「世界回想記」。
最終更新:2025-06-01 13:23:33
1052文字
会話率:35%
霧里 凛子はもうじき死ぬ。それは揺るがぬ事実で、凛子はそのことをしかと理解していた。もうじき死ぬ凛子は一枚の写真を見て、自らの人生の一ページを思い出した。
そんな、もうすぐ死ぬ霧里 凛子の回想録。
【挿絵イラスト/tiwa様】に御作
成いただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 18:24:21
18071文字
会話率:43%
とあるエルフの集落に生まれた少女〝ルーコ〟はある出来事をきっかけにエルフという種族のおぞましさを知り、外の世界に旅立つ事を決意する。
それがその先の未来を後悔だらけのものに変える選択だとは気付かずに……。
━━私は勇者でもなければ英
雄でもない……才能の乏しいただのエルフだ。
けれどそれは諦める理由にはならない━━絶対に助けてみせる。
これは平凡な一人のエルフが醜く足掻き、分不相応な願いへと手を伸ばしていく過程の話。
大切な人達との出会いと別れ、そして自らの非力さを呪った彼女の間違いだらけの回想だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 09:01:05
700297文字
会話率:43%
神戸の医師に匙を投げられた夫を連れ、妻の幸代は東京の病院を訪ねる。しかし手の施しようはなく、帰路の新幹線で夫は「羊を担いだ話」を語り始める――あの暑い夏、シップチャンドラーで働いていた若き日の記憶。「死ぬかと思ったが、生きていた」あの瞬間。
夫婦が共に歩んだ30年の月日が交差し、今ふたたび神戸の地へ戻る車内で、幸代は夫の手を握りしめる。──これは一頭の羊と、一組の夫婦が紡いだ、小さな奇跡の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 07:00:00
2650文字
会話率:17%
「マリエーヌ! マリエーヌ! どこにいるんだ!?」
三日前から原因不明の高熱で寝込んでいた公爵様が、必死になって私を探している。
でもなんで?
昨日まで、公爵様に名前を呼ばれた事なんて一度も無かったのに――
この公爵家に嫁いできてから
、私は公爵様に無視され、使用人達からも冷遇されてきた。
それなのに、この日を境に、公爵様からとめどなく溺愛される日々が始まった。
公爵様。
一体あなたに何があったのでしょうか?
※設定は緩めですm(__)m
※第一章は毎日更新予定です。
※短編で公開したお話の長編版となっています。3話以降から、短編に掲載していない内容になります(一部設定を変更している点もありますm(__)m)
※短編も公開中ですが、ネタバレを大きく含みますので、そちらを読む際にはご了承下さい。感想欄についても、ネタバレ防止の為、二章が終わるまでは閉じさせて頂きますm(__)m
※第一章がヒロインパート(コメディ要素が多めです)第二章がヒーロー回想(雰囲気が変わってシリアスとなります)二章までが短編で公開した内容の拡張版となります。
特にヒーロー回想シーンは辛い描写も含まれますが、救いもあります。
第三章から短編後のお話になります。二人が本当の意味で結ばれるハッピーエンドまで見守って頂けると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:00:00
667548文字
会話率:26%
ボクと一緒に暮らすおばさんの奮闘を回想した備忘録。
最終更新:2025-05-30 18:56:29
11085文字
会話率:11%
小学校の校門に突如出現した謎のオブジェに入った者は誰も帰ってこなかった。親王時尊はそこに入ったのだと後輩のDに言われ狼狽える。回想の末に親王時尊のたどり着いた場所とは。彼らは人類滅亡に抗うための突然変異なのか。超人小学生宿命の物語。
最終更新:2025-05-30 02:10:00
33975文字
会話率:44%
『パンの耳の揚げパン耳』は、昭和の商店街の片隅にある小さな家庭を舞台に、母親の手作りおやつ「パンの耳の揚げパン耳」を通じて描かれる家族の愛と記憶の物語です。主人公・健一は、忙しくても家族のために料理を欠かさなかった厳しくも深い愛情を注いだ母
親との日々を回想します。
貧しさの中で育ちながらも、母の手から生まれる揚げパン耳は、どんな高級なお菓子にも代えがたい「家族の絆の味」。反抗期、別れ、結婚、そして妻を失った喪失感——人生の節々に現れるこの揚げパン耳が、健一とその娘・由紀の心を繋いでいきます。
「耳も手をかければご馳走になる」という母の言葉に象徴されるように、本作は人生の端っこにあるものの尊さを丁寧に描き、読者の心に静かな感動を残します。三世代を通じて受け継がれる“味”が紡ぐ、温かくて切ない家庭の物語です。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-28 19:42:14
5339文字
会話率:37%
作品『記憶の本棚』は、書斎の整理中に亡き妻・三津子の思い出と向き合う老年の男性・隆介の内面を描いた感動的な短編小説です。物語は、彼女が生前に愛した本『誰のために愛するか』を手に取ることで、高校時代の議論、価値観の違い、そして半世紀にわたる二
人の関係が静かに回想されていきます。作品の中核には「愛とは何か」という問いがあり、献身と自己犠牲の愛を肯定する隆介と、自立した対等な関係を重視する三津子の対話を通じて、読者もまたその問いに直面することになります。本棚に眠る書き込みや落ちたメモから、彼女の強い意志と信念が蘇り、愛には多様な形があることを教えてくれます。過去と現在を織り交ぜながら、人は誰かのために、また自分自身のためにどう生きるべきかを、静かに問いかけてくる珠玉の一編です。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-26 11:36:27
9253文字
会話率:49%
悠久の時を生きる魔法使いが、かつての仲間との旅を回想しながら、現代人の心と向き合う新たな旅へ──死者の言葉が、現代の若者の心を動かす。
最終更新:2025-05-27 20:28:28
7179文字
会話率:82%
僕の出会う世界はそのときどきに姿を変える。変転し続ける世界の中で、僕たちはどんな風景を見ているのだろう?
最終更新:2025-05-25 16:12:56
45462文字
会話率:5%
旦那様は変わってしまった。
シーナは長年婚約者だったジュリアンと結婚して早三年。旦那様となったジュリアンが、以前と変わってしまった理由について回想していく。
最終更新:2025-05-24 21:03:28
2919文字
会話率:37%
本作は、完結済みの拙作『幼馴染に「あんたのせいで彼氏ができない」と言われたため、距離を取ったら次の日から学校に来なくなった』のヒロイン・篠原 夏希(しのはら なつき)視点のサイドストーリーとなります。
まず本編より少し未来のお話から始まり、
その後は夏希の視点で描かれる回想形式となっています。
本編を先に読んでいただくと、より深く楽しんでいただける内容となっております!
どちらもぜひ、ご一読ください!
※以下、本編のURLです。
https://ncode.syosetu.com/n9127jr/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 19:00:47
72363文字
会話率:30%
気付けば真っ白な壁に囲まれた病室で寝ていたぼくは、はっきりとしない意識のなか、唐突にやってきたある少女と対面する。そしてそのとき会うのが初めてであるはずなのに、ぼくはその少女に、まるで前世で会ったことがあるかのような懐かしさを感じていた。
彼女との唐突な邂逅によって呼び起こされる、ぼくの過去をめぐる、青春回想録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 02:07:03
4496文字
会話率:27%
高校生活ももう終わる。「わたし」と「彼女」は、部屋のベランダで三年間の高校生活を振り返っていた。入学したときのこと、クラスでのこと、部活でのこと、一緒に遊んだときのこと。たくさんの楽しかった思い出を語り合いながら、けれどもわたしは、今にも泣
いてしまいそうだった。内に秘めていたふたりの痛切な思いを描く、「わたしたち」の青春回想録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 22:05:57
13193文字
会話率:36%
「ねぇ、私、飼われてみたかったんだよね――誰かの“特別”として」
突然現れた、“カラスちゃん”という女の子。
強気で、奔放で、でもどこか寂しげで。
彼女は僕の生活に勝手に入り込み、当たり前のようにそこにいて、
やがて、当たり前のように僕の
心を埋めていった。
夜、キスを交わし、体を重ねても、
どこか心の奥では互いを信じきれないまま、
それでも僕たちは、確かに“恋”をしていた――たったひとつの形で。
「愛してる」とは言えなかった。
でも、「愛していなかった」なんて、嘘だ。
過去を語る彼女の瞳。
明日を信じられない彼女の背中。
そしてある日、彼女は、何も告げずに消えた。
残されたのは、箱に詰められた思い出と、一通の手紙。
そして、最後に鳴った、玄関のチャイムの音。
これは、
誰にも知られることのなかった、
僕とカラスちゃんの、
ほんのひと夏だけの秘密。
忘れられないような、
忘れるしかないような、
そんな恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 18:00:00
8218文字
会話率:33%