今回の婚約は王太子だった。彼は発見された聖女様と婚約するためにリラとの婚約を破棄した。それを誰より喜んだのは婚約破棄されたリラ自身だった。
これでようやく自由になれる!
婚約者にはなぜか幸運が舞い込みハッピー・ライラックなどと呼ばれ
、男爵令嬢でありながら王太子と婚約するまでになってしまった。今回も念願の聖女発見がなされたが、リラ自身はうんざりしていた。なにせ自分にとっては幸運ではなく呪いのようなものでしかないのだ。男爵である兄から次の婚約を強要されるのを阻止すべく、今回の婚約でリラは取引をしていた。婚約破棄の代償としてリラ個人に準男爵位を与えてもらったのだ。
自由になれると思った矢先、公爵家のレオン・ソレイユは自分が新しい婚約者だと言い出した。
そんなに幸運が欲しいのかと嫌悪し、どうせすぐに婚約破棄になるとたかを括っていたが、それまでの婚約者と違ってレオンはリラを溺愛しだす。
自由を得るために婚約破棄をさせたいリラと、リラに惚れてしまい結婚したいレオン。
レオンに運命の女性が現れたり、ストーカーされたり、リラの兄がざまぁされたりしつつ、二人の関係が変わっていく。
婚約した相手が幸せになる女 対 そんなひとを幸せにしたい男
※爵位制度は(準男爵)・男爵・子爵・伯爵・侯爵・公爵・王族の順になります。
準男爵は生粋の貴族以外にも与えられる称号です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 15:00:00
369243文字
会話率:42%
中世ヨーロッパ風の世界に転生した私は、この世界にない「マッサージ」をしたせいで魔女裁判にかけられた。そのあと色々あって、気がついたら女嫌いの第二王子のそばに、男装して少年従者として仕えることに。指魔法(マッサージ)にかかると女嫌いが治ると勘
違いした国王侍従の勧めみたい。色々言いたいけど、裁判から助けてもらったし、契約通り一年間は王子のお世話でもしてみましょう!
ーーー そうしたら肝心の王子が「・・・くうっ・・・こんな誘惑には・・・はぐっ・・・負けな・・・あふっ・・・」という感じであまりマッサージを歓迎してくれない。そんななか私や王子をめぐって不穏な動きを見せる王太子派の政治家や隣国の大使たち。サスペンス並みに権謀術数渦巻く王宮で、マッサージを武器に生き残りを図る私。恐怖の指魔法を恐れたり聖女の力と崇めたりする宮廷貴族の方々。雪だるま式でふくれあがっていく勘違いの数々。マッサージで気持ちよくなった従者達が仲間になったり、幼馴染が溺愛してきたり、ツンデレだった兄がシスコンになっていたりするけど、これでも弁護士の娘、動じずにちゃんと契約はまっとうしてみせる!宮殿で料理や衣装、スポーツやゲームを楽しんだりもしつつ、なぜか新大陸探検隊に招集されそうになったり、騎士に叙任されそうになっているけど何かの間違いよね?あとどうせなら素材は最高だけど色々ちょっと惜しい第二王子を本物のイケメンにしたい!
ーーー(「今日の一冊」であらすじを紹介いただきました:https://syosetu.com/issatu/index/no/106/ )
ーーー(予告なく視点が変わりますが、章題は視点人物と関係ありません。一部の外国出身の人物は時折古語で話しますが、その場合細かい意味を拾わなくとも大丈夫です。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 13:04:24
1147820文字
会話率:50%
元ブスなでひっそりと生きてきたヒロインが転生した先は美形貴族の一家だった。
さらに姉は聖女として国に認められ、王太子の婚約者に。
自分を今世でも地味顔と思い込んでるヒロインは姉に迷惑をかけないよう、結婚できなくても自立できるよう、魔法と剣を
鍛えようとする。
一方、ヒロインの兄の幼馴染である公爵家長男ルークは幼児ころからヒロインの清楚な可愛さに一目惚れ。
何があっても自分の妻にすると心に誓ったのだったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 12:00:01
11489文字
会話率:24%
魔力を持たないせいで、王女なのに粗末に扱われてきたリーナ。
彼女は大陸で最も嫌われる、茶色の髪と茶色の瞳を持ち、しかも守護獣はトカゲという、強烈なハンデを背負っていた。
やがて長年敵対していた国の王太子との縁談が王家に舞い込むが、正妃
の王女達は絶妙なタイミングのデキ婚や病気でこの政略結婚を逃れ、残された王女はリーナだけになった。
正妃は言った。
「リーナ、お前も初めて王家の役に立つじゃないの」
一方、リーナは街中で出会ったある男性に惹かれ、隣国の王太子との結婚前に、逃亡することをついに決意する。だがリーナの父親には、彼女を道具として利用する残酷な計画があって……。
これは、不当な扱いを受けてきた王女がそのことに気がつき、強さと愛を手に入れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 10:29:14
32666文字
会話率:31%
アリーラの生まれたレシュタット家は、ど貧乏だった。父は家族を捨て、母は過労で亡くなった。
だが、二百年前までレシュタット家は大金持ちの公爵家だった。一族に実在したファナという悪女が、王太子との婚約を破棄したせいで、没落したらしい。
ア
リーラは祖母の死ぬ前の最期の祈りが通じたのか、気がつくと二百年前にタイムスリップしていた。しかも公爵令嬢・ファナとして。
「こうなったら私が王太子に嫁いで、歴史を変えてみせる!」
王太子と婚約破棄なんて、絶対にさせない。
「一族の没落回避のため、私は妃になる」
現代のレシュタット家の繁栄のため、(自己都合により)未来を変えたい……のだが、ファナを取り巻く人々は、一癖も二癖もあった。
謎めいた王太子と、ファナを陥れようと画策する近衛騎士団長。そして思い通りに動いてくれない、第二王子。
何より、王太子を狙うライバルの令嬢が素敵女子過ぎて。
それぞれの思惑がアリーラによって動きだし、やがて事態は想定外の方向へと流れていく。
二百年間、悪女のレッテルを貼られた一人の公爵令嬢がたどった数奇な運命と、歴史に埋もれた一族の真実を解き明かす、愛の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 11:30:47
210020文字
会話率:32%
十九歳の貧乏令嬢リーセル・クロウは恋人のはずの王太子に殺された。胸をブッ刺されて。こうなったのも全て、性悪聖女にハメられたせいだ。
ところが気がつくと時間が巻き戻り、六歳の自分に戻っていた。
「今度は絶対に平穏な人生を送ってやる!」と
決意し、前回とは違う道を選択しているのに、なぜか魔術学院の優等生・公爵家のギディオンがやたらに人生に絡んでくる。
あなたは聖女の幼馴染で、将来私の敵に回るので、全力で関わりを避けたいのですが!!
敵なので沼にハマってようが、川で溺れていようが放っておいてもいいでしょうか。むしろあの小さな泥溜まりと小川で、何やってるんでしょうか。
あと、今回の王太子の人格がおかしい気がするのは、私だけでしょうか。
※※※※※※※※※
時間は、なぜ巻き戻ったのか。愛はあったのか。
私の「彼」は『彼』ではなくなっていた……。
魔術学院の友人たちの手を借りて、今度こそ「王太子から串刺しエンド」を回避し、長生きしようと奮闘します。
後半、結構糖度が高めです。序章から学院の章、王宮の章、追放の章、終章と続く予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 22:08:21
194528文字
会話率:30%
男には帰らなければならない理由があった。
名は神楽仁(男主人公)。近未来(宇宙世紀)の日本に生を受けた45才。妻と娘がおり、若き頃は軍に在籍し、英雄と謳われた過去を持つ。民間に下っても有能でセキュリティー会社の重役だった。
ある日突然
、魔法とドラゴンの世界に魂だけ転移させられた。転移先はキース・バージヴァルという金髪碧眼の美男子。
18才で王国の第二王子。その容姿とは裏腹に、素行も頭も悪い。問題行動のあげく落馬して死んでいた。
国民とのお別れ会のその日、神楽仁はキース・バージヴァルの骸(むくろ)に入ってしまった。甦ったかっことなり、人々を驚かすのだがそれで終わりではなかった。兄のカール・バージヴァルが国の根幹にかかわるある事件を引き起こす。それによってキースは父・国王にも、さらにはその兄・カールにも、命を狙われるはめとなる。
善良と思えた兄のカール。しかし、彼もゲスだった。キースは罪を着せられ裁判にかけられることになる。そこに教会や議会の思惑、そして、三男ブライアンを王太子にせんとするエリノア王妃の野望も絡み、自体は混沌としていく。
殺されるわけにはいかない。現世に帰らなければならなかった。神楽仁を召喚した者は一体誰なのか、どういう理由で神楽仁が異世界に召喚されたのか。
キースとなった神楽仁は、智謀と魔法と古代兵器で破滅を回避しつつ、現世に帰還する方法を求め冒険をする。
旅で会った竜王。そして、世界樹。シーカーにドラゴンライダー。魔法に魔素や魔導具、ヴァルファニル鋼、箱舟ラグナロク。
世界の秘密、数々の謎。行きついた先は創造者と呼ばれる男だった。その男の口から驚くべき真実が語られる。
異世界全てが、生きとし生けるもの全ての生命を脅かす、男の巨大な陰謀だった。
異世界に行ったきりでハーレムを造ったり、スローライフを送ったり、恋愛はしない。モテたり、婚約させられたりはするのだが。
あくまでも異世界からの帰還を目指す破滅回避と冒険の物語。敢えてジャンル付けするなら、“異世界帰還もの”。
※もし、時短したい方がおられるのなら第三章まで読んで頂いて最終章(第十四章)に飛んで下さい。
なお、この物語は2年以上更新が滞っている『宮廷を追放されそうなゲス王子ですけど、中身はマジおっさんです。』を書き直した【完結バージョン】です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 09:13:05
164514文字
会話率:28%
リア国とジド国の戦争は休戦した。勝利を収めたリア国のブリンケン王はその論功行賞で最も活躍した公爵アベル・アルナルディに対し王族に繋がる栄誉を与えた。公爵アベル・アルナルディの娘アナを王太子妃に向かえるというのだ。
ところがブリンケン王は、
アナ・アルナルディがラウール王太子に対して非礼だという理由で一方的に婚約破棄し、アナを王都ラミデスより追放してしまう。そして、伯爵ボドワン・ワトーの娘マリエットを新たに王太子妃とした。
怒ったのはアナだ。アナは感情をあまり面(おもて)に出さない、部屋で静かに本を読むのが好きな女性であった。
家を軽んじられ、自身も家のために好きな人との別れを受け入れていた。なのにこの仕打ちである。安楽椅子軍師アナの反撃が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 01:06:01
9934文字
会話率:13%
賢者や魔王が実在する世界。森で骸骨に破滅宣告をうけた公爵令嬢のアンジェラは、実際に王太子から結婚破棄もされ、身に危険が迫っていることを自覚する。
破滅フラグを回避するには真実の愛を取り戻さなくてはならない。アンジェラは取り巻きの伯爵令嬢た
ちを使って状況の打開を画策するのだが、裏目に出てしまい悪役令嬢のレッテルを張られた挙句、投獄されてしまう。
王太子と新たに婚約したのは、セリアという平民出の男爵令嬢だった。だが、その正体は魔物であり、王太子を虜にし、公爵家を亡ぼすどころかこの国を乗っ取ろうとしていた。
運命に導かれていくアンジェラ。語りは一人称で、コメディータッチ。最後はハッピーエンド。まじめで、前向きで、ちょっぴりおバカで、おちゃめな悪役令嬢の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 00:06:03
11493文字
会話率:25%
「お前みたいな庶民出の格下聖女なんて正妻にふさわしくないんだよ」――聖女として長年国を支えるも家柄のため冷遇されてきたリリアーヌ。挙句、婚約者と他聖女の裏切りに遭い国外れに追放されてしまう。途方に暮れるも、彼女の周りに色鮮やかな精霊たちが姿
を現す。実はリリアーヌは全ての精霊に愛される大聖女だったのだ。さらには竜国の王太子に拾われたことで、リリアーヌは大聖女として規格外な力を遺憾なく発揮していき…!リリアーヌが隣国で幸せな第2の人生を満喫する一方、大聖女だけでなく精霊をも失った祖国は窮地に立たされており…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 08:39:56
111460文字
会話率:43%
幼い頃から才媛と称えられてきた令嬢アンネリーゼ。
しかし、婚約者である王太子に、
婚約破棄された上、追放を告られる。
娘への対応に憤った一家は、揃って隣国へ移住することに。
幼い双子の弟妹のために、絵本を作ったり、
美容品や計算機、冷蔵庫に
便利グッズを作り、
貧しい人のための病院を作ったりと大活躍!
そんなアンネリーゼの噂を知った周辺諸国は彼女を手に入れるために動き出して…!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 20:00:00
112834文字
会話率:42%
【完結保証・全52話】突然王太子に婚約破棄されたエリス。
理由は、田舎出の地味職の娘は王妃にふさわしくないからだという。
けれどそれは、王太子が新しい相手を見つけた(浮気していた)ためのこじつけに過ぎなかった。
エリス自身を貶める婚約破棄
の理由も妥当なものではなかったのである。
エリスは有力辺境伯家の娘で、錬金術師の職を授かっていたのだ。
王太子は、辺境伯のことも、錬金術師のことも、誤って侮って考えていただけだった。
一方エリスは、前世の記憶を取り戻し、前向きになって婚約破棄を利用して自由になることを決意する。
そして彼女自身も、その知識チートと潜在能力のおかげで「錬金術姫」と呼ばれるほどの才能を発揮。
そんな彼女を、幼なじみの隣国の王太子も、家族も、精霊も、領民も溺愛するようになっていく。
ところが、そんな大活躍する彼女の噂を聞きつけた王家はエリスを取り戻そうと画策するけれど……?
そんなの、今更もう遅いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 14:57:06
98780文字
会話率:40%
「アデリナ・ハウゼン、貴様との婚約を破棄する!」
アデリナはアヒム・メンロス王太子に婚約破棄された。その瞬アデリナの頭の中に前世の記憶が蘇る。この世界がアデリナがよく読んだ『メンロスのピンクの薔薇』という小説の世界だという事に気づいたのだ。
小説のヒロインのクラーラは公爵令嬢で元々幼馴染の王太子アヒムと婚約目前だったが、近隣国のハウゼン王国の王女アデリナが王太子の婚約相手として留学して虐めまくるのだ。がアデリナの国が隣国エンゲル王国に攻め滅ぼされて、アデリナはアヒムに断罪されて最後はその隣国に引き渡されて処刑されてしまうのだ。
呆然とするアデリナは虐めていないのに、皆が虐めていたと証言をしてくれて、追放されてしまう。
そこにはならず者共が待ち受けていて、危機一髪の所を白馬に乗った騎士エルが助けてくれるのだ。
エルとともに帝国に渡ろうとするアデリナに襲いかかるエンゲルの手の者。二人は果たして帝国に逃げ切れるのか?そして、エルの正体は?
二人の間に芽生える愛の行方はどうなる。
ハッピーエンドはお約束。最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 08:38:56
59654文字
会話率:31%
前世コミュ障で話し下手な私はゲームの世界に転生できた。しかし、ヒロインにしてほしいと神様に祈ったのに、なんとモブにすらなれなかった。こうなったら仕方がない。攻めてゲームの世界が見れるように一生懸命勉強して私は最難関の王立学園に入学した。ヒロ
インの聖女と王太子、多くのイケメンが出てくるけれど、所詮モブにもなれない私はお呼びではない。コミュ障は相変わらずだし、でも、折角神様がくれたチャンスだ。今世は絶対に恋に生きるのだ。でも色々やろうとするんだけれど、全てから回り、全然うまくいかない。挙句の果てに私が悪役令嬢だと判ってしまった。
でも、聖女は虐めていないわよ。えええ?、反逆者に私の命が狙われるている?ちょっと、それは断罪されてた後じゃないの? そこに剣構えた人が待ち構えているんだけど・・・・まだ死にたくないわよ・・・・。
果たして主人公は生き残れるのか? 恋はかなえられるのか?
ハッピーエンド目指して頑張ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 07:18:19
395173文字
会話率:43%
「貴様との婚約を破棄する!」学園の卒業パーティーにて皆の前で私は王太子に婚約破棄されてしまった。いくら私が出来損ないと言われているからといってそんな!普通は泣き叫ぶか、許してくれと懇願するかそんなところだと思うのだが、「ヤッターーーー。バン
ザーイ」私は喜びのあまり飛び上がっていた・・・・だってこの王太子、良いのは顔だけ。いろんな女にうつつを抜かす超遊び人なのだ。しかし、悪巧みを働く力はあるみたいで、あろうことか私を修道院に送る途中で襲わせて慰み者にしようと企んでいたみたいで、ほう、私に対してそのようなことをしようとするとは・・・・。私自身、剣は兄に相手にされず、魔術は姉の足元にも及ばない、辺境伯の出来損ないなのだ。でも、我が武の名門辺境伯の令嬢として、受けた辱めは相手をぶった斬って晴らします!出来損ないの私に出来るのかですって? そんなのやって見ないと判らないじゃない!
南国と国が共同して我が領地に攻めてきたり、帝国皇子がやってきて纏わり付いたりもう大変。でも諦めずに前に向いてがんばります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 07:57:59
107084文字
会話率:39%
王太子から冤罪→婚約破棄→処刑のコンボを決められ、死んだ――と思いきや、なぜか六年前に時間が巻き戻り、王太子と婚約する直前の十歳に戻ってしまったジル。
六年後の未来を知っているジルは未来を変えようと焦り、顔も見ず別の男性に求婚するが、即答で
了承を返したのは隣国の若き皇帝(六年後は闇落ち予定)だった。
皇帝に求婚を真に受けられ、誘拐され、後に引けなくなったジルは腹をくくる。
「あと六年ある、それまでに皇帝を更生させればすべて解決する!(と思いたい)」
これは魔力チートで軍神令嬢と呼ばれていた男前幼女が、王太子のしつこい求婚(復縁)を回避しつつ、かつての部下と再会したり、かっこよく物理で事件を解決したり、呪われた皇帝と本当の夫婦になるお話。
◆2/27原作3巻・オーディオドラマ特典付きで発売中◆
*無料視聴もございますので角川ビーンズ文庫公式サイトをご覧ください*
*コミックス1巻発売中・月刊コンプエースにてコミカライズ連載中(作画:柚アンコ先生)*
*原作書籍1~2巻・角川ビーンズ文庫様より発売中(イラスト:藤未都也先生)*
※R15は念のためです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 07:00:00
1029448文字
会話率:55%
公爵令嬢のルージュは、婚約者で王太子のクリストファーから、ヴァイオレットを虐めたという根も葉もない罪で、一方的に婚約解消を迫られた。
クリストファーをルージュなりに愛してはいた。それでも別の令嬢にうつつを抜かし、自分の言う事を全く信じてく
れないクリストファーに嫌気がさしたルージュは、素直に婚約解消を受け入れたのだった。
愛していた婚約者に裏切られ、心に深い傷を負ったルージュ。そんな彼女に、さらなる追い打ちをかける事件が。
義理の兄でもあるグレイソンが、あろう事かヴァイオレット誘拐の罪で捕まったのだ。ヴァイオレットを溺愛しているクリストファーは激怒し、グレイソンを公開処刑、その家族でもあるルージュと両親を国外追放にしてしまう。
グレイソンの処刑を見守った後、ルージュは荷台に乗せられ、両親と共に他国へと向かった。どうして自分がこんな目に…絶望に打ちひしがれるルージュに魔の手が。
ルージュに執拗なまでに執着するヴァイオレットは、ルージュと両親を森で抹殺する様に指示を出していたのだ。両親と共に荷台から引きずりおろされ、無残にも殺されたルージュだったが…
気が付くと10歳に戻っていて…
※アルファポリス、カクヨムでも同時投稿しています。
長めのお話しになっておりますが、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 06:50:00
110735文字
会話率:45%
公爵令嬢のフランソアは、王太子殿下でもあるジェーンの為、お妃候補に名乗りを上げ、5年もの間、親元を離れ王宮で生活してきた。同じくお妃候補の令嬢からは嫌味を言われ、厳しい王妃教育にも耐えてきた。他のお妃候補と楽しく過ごすジェーンを見て、胸を痛
める事も日常茶飯事だ。
それでもフランソアは
“僕が愛しているのはフランソアただ1人だ。だからどうか今は耐えてくれ”
というジェーンの言葉を糧に、必死に日々を過ごしていた。婚約者が正式に決まれば、ジェーン様は私だけを愛してくれる!そう信じて。
そんな中、急遽一夫多妻制にするとの発表があったのだ。
聞けばジェーンの強い希望で実現されたらしい。自分だけを愛してくれていると信じていたフランソアは、その言葉に絶望し、お妃候補を辞退する事を決意。
父親に連れられ、5年ぶりに戻った懐かしい我が家。そこで待っていたのは、初恋の相手でもある侯爵令息のデイズだった。
聞けば1年ほど前に、フランソアの家の養子になったとの事。戸惑うフランソアに対し、デイズは…
※アルファポリス、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 06:00:00
103836文字
会話率:51%
公爵令嬢のオニキスは大好きな婚約者、ブラインから冷遇されている事を気にして、婚約破棄を決意する。
意気揚々と父親に婚約破棄をお願いするが、あっさり断られるオニキス。それなら本人に、そう思いブラインに婚約破棄の話をするが
「婚約破棄は絶対
にしない!」
と怒られてしまった。自分とは目も合わせない、口もろくにきかない、触れもないのに、どうして婚約破棄を承諾してもらえないのか、オニキスは理解に苦しむ。
さらに父親からも叱責され、一度は婚約破棄を諦めたオニキスだったが、前世の記憶を持つと言う伯爵令嬢、クロエに
「あなたは悪役令嬢で、私とブライン様は愛し合っている。いずれ私たちは結婚するのよ」
と聞かされる。やはり自分は愛されていなかったと確信したオニキスは、クロエに頼んでブラインとの穏便な婚約破棄の協力を依頼した。
クロエも悪役令嬢らしくないオニキスにイライラしており、自分に協力するなら、婚約破棄出来る様に協力すると約束する。
強力?な助っ人、クロエの協力を得たオニキスは、クロエの指示のもと、悪役令嬢を目指しつつ婚約破棄を目論むのだった。
一方ブラインは、ある体質のせいで大好きなオニキスに触れる事も顔を見る事も出来ずに悩んでいた。そうとは知らず婚約破棄を目指すオニキスに、ブラインは…
婚約破棄をしたい悪役令嬢?オニキスと、美しい見た目とは裏腹にド変態な王太子ブラインとのラブコメディです。
※カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 20:15:06
102072文字
会話率:54%
ルティーナ・クワイエットはクワイエット公爵家の長女である。
サラデイン皇国は精霊の加護を受けた国。多かれ少なかれ皆、精霊の加護を持っている。
クワイエット公爵家は古くから闇の大精霊ヴァレリーの加護を受けており、ルティーナの傍には生まれたとき
から加護精霊ウリちゃん(黒マメシバの姿)が付き従っているぐらいに、その加護は強大なものだ。
闇の大精霊とは魅了の力を持つ。
ルティーナは幼い頃は無自覚に周囲を魅了し、浄化によって魅了がとけた友人たちから蛇蝎のごとく嫌われることを繰り返してきた。
そのため、すっかり人間不信い陥り、陰の者として部屋に閉じこもってきた。
強い闇の大精霊の加護を持つ――ということで王太子殿下であるカイネ・サラデインの婚約者に選ばれた十五歳の時、ルティーナは夢を見る。
これから入学するサラデイン貴族学園で、は、ルティーナとは真逆の可愛く明るく人気者である子爵令嬢ステラ・エルナンに心を奪われる。
嫉妬に身を焦がしたルティーナは、魅了の魔法をカイネに使用しようとして失敗し、その罪を断罪されて投獄されて、ルティーナの持つ力は危険だという理由で処刑をされる。
そんな未来はおそろしいのでできることなら穏便に、婚約破棄に辿り着きたい。
というかそもそも、カイネが明るすぎて眩しすぎて、光属性の加護が強すぎて、逃げ出したいんですけれど……!
そう――カイネはルティーナの幼馴染だった。
昔から、しょっちゅう家に乗り込んできては、遊びに誘ってくるのだ。
あぁ、今日もカイネの声がする。
「ルティ、ここをあけてくれ。雪を降らせたから、雪合戦をしよう!」
「こごえてしまいます……!」
「海に行こうか、ルティ」
「とけてしまいます……!」
粛々と婚約破棄を受け入れますから、どうか構わないでくれませんか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 06:48:24
115658文字
会話率:32%
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というよ
うな意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 14:59:13
12038文字
会話率:16%
伯爵令嬢リーシャは結婚式を直前に控えたある日、婚約者である公爵家長男のクリストファーが、リーシャの友人のシルキーと浮気をしている場面に遭遇してしまう。
その場で浮気を糾弾したリーシャは、クリストファーから婚約の解消を告げられる。
悲しみにく
れてやけになって酒場に駆け込んだリーシャは、男たちに絡まれてしまう。
酒場にいた仮面をつけた男性──黒騎士ゼスと呼ばれている有名な冒険者にリーシャは助けられる。
それからしばらくして、誰とも結婚しないで士官先を探そうと奔走していたリーシャの元に、王家から手紙が届く。
それは、王太子殿下の侍女にならないかという誘いの手紙だった。
城に出向いたリーシャを出迎えてくれたのは、黒騎士ゼス。
黒騎士ゼスの正体は、王太子ゼフィロスであり、彼は言う。
一年前に街で見かけた時から、リーシャのことが好きだったのだと。
もう誰も好きにならないと決めたリーシャにゼフィロスは持ちかける。
「婚約者のふりをしてみないか。もしリーシャが一年以内に俺を好きにならなければ、諦める」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 15:51:36
235951文字
会話率:36%
水の神の加護を受け生まれたため
国を守護する聖女として育てられた
侯爵令嬢のエリアーナ。
由緒ある高位貴族の娘であり
聖女としての才能も秀でていたため
幼少時に王太子の婚約者に選ばれた。
しかし、誤解で全てを失ってしまう……
母親に生卵を
ぶつけられた、そのとき!
前世(普通の女子高生)の記憶を取り戻す。
どうやら、よくわからない異世界に
転生してしまったようだ。
前世・聖女・貴族令嬢の知識や常識は
市井では役に立たず、このままでは野垂れ死ぬ!
生き残るため手に入れた
エルフ奴隷(人間不信で口も態度も悪い)を頼りに
おうち探しの旅に出るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 00:25:07
178729文字
会話率:17%
「アリシア・ファーマン侯爵令嬢!貴様と婚約を破棄する!!」
ピンクブロンドにピンク色の瞳。胸が強調されたドレスを身に纏った男爵令嬢の肩を抱き締めながら、我が異母弟はそんなセリフを言ってのけた。
そのセリフは彼女から何度も聞かされていた言葉。
名指しされた彼女はビクリと体を震わせながら、断罪の時を待っている。
「良く言った愚弟!その言葉に二言はないな!!」
私は彼女を庇うように前に立ち、この愚かな異母弟に今の立場をわからせる為、動きだす。
10年前、彼女曰くモブ王女だった私は悪役令嬢(予定)と友人になり、彼女自身やこの国で起こり得る予言のようなものを教えてもらった。
最初は視察中に命を落とすと言われた父の話、次は国中に流行病が広がる話、彼女の言葉通りに世界は周りーーーー
これはモブ王女と呼ばれた私と悪役令嬢アリシア・ファーマンの10年の軌跡
カクヨム様・アルファポリス様にも同じ話を投稿中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 00:10:00
735525文字
会話率:53%
(夫)やっと君と婚約出来たのに…。今度は乙女ゲームの続編が始まるのか? ~~前世の夫婦が、別世界で再び巡り会い、異世界での絆が試される?!~~
「前世は、日本人ではありません。私…西欧人でしたのよ。」と、そう語るフェリシアンヌは、前世
では日本通となり、日本の2次元の世界が大好きになり過ぎて、日本人の旦那様と結婚して、生涯幸せになった彼女は…。
前回、乙女ゲームの悪役令嬢として転生し、ヒロインに堕とされた婚約者から、婚約破棄されたフェリシアンヌ。周りの助けもあり、断罪されたのは、彼らの方で、自分は…前世の夫と再び巡り会い…。前世の夫だと気づいていない彼女は、彼からのアプローチに戸惑ってばかりで。そのなのにまた、今度は続編の乙女ゲームが始まってしまう?!…2人は今世でも幸せになれるのか?!
※このお話は、『婚約破棄から始める物語を、始めましょう!』の続編です。内容が変わる為、タイトルも変えております。前作を読まなくとも、読んでいただけるように、話しを振り返りながらという形式で、お話が始まるように工夫しました。但し、前作のネタバレ要素がありますので、先に読まれる場合はご注意を。
※完結してから数か月経ちますが、応援してくださる方々に感謝致しております。そういう事情から、続編を書く決意をした次第です。沢山の応援をいただき、ありがとうございます!
※乙女ゲームの婚約破棄シリーズ第4弾となり、第1弾の続編となります。第1弾は完結済み、第2弾は本編が完結済みです。宜しければ、こちらの応援もよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 00:00:00
241903文字
会話率:32%
侯爵令嬢ルビア・ウィンチェスターは事業もこなし、次期聖女の筆頭候補でもある完璧な王太子の婚約者だった。それは全て愛する王太子のため。
けれどある日「そなたは国母に相応しいかもしれないが、僕の伴侶には相応しくない」と、婚約破棄を言い渡されてし
まう。
更には男爵令嬢と新たに婚約をするから、聖女の筆頭候補の座や事業まで明け渡せと言われ...!?
全ての努力が奪われたかと思ったのに、王太子と婚約破棄した途端にソードマスターや枢機卿、更には大公子と言った国の有力者ばかりからアプローチが止まらない...!悪役令嬢の痛快逆転ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 00:00:00
49878文字
会話率:51%
バイト帰り車に跳ねられそうになったお婆ちゃんを助け、代わりに自分が犠牲になり目が覚めると人気だった作品【聖女の宝石箱】の男主人公に転生していた
しかも、自分の推しだった王太子、ゼニスに。
どうせ転生するならヒロインか脇役になりたいと思ってい
たのになんで男?!しかもメインヒーロー
前世、女子高生が王太子に転生して、どうやってこの先、生きていくか考え、周りを巻き込みどうにか性別転換して女になる事を目指しながら婿を探すドタバタラブコメ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 23:50:34
64238文字
会話率:34%
ガラスの靴を手にやって来た王子の目の前で、シンデレラは魔法使いと駆け落ちしてしまった!
引っ込みのつかなくなった王子は、その場にいたシンデレラの意地悪じゃない姉を身代わりに城に連れて帰り、結婚することにした。
こうして二人はいつまでも幸せに
暮らしました……なんて上手くいくわけもなく――。
お前を愛するつもりはない? もちろん存じております。
目指すは円満離婚&慰謝料! 愛人でも側室でもご自由にどうぞ!
離宮に放置された妃は、釣りに畑にもふもふ牧場にスローライフを満喫する。
そのうちに、冷たかった王子の態度が変わりはじめて……?
これは、不本意ながら王子と結婚することになってしまった、ガラスの靴もカボチャの馬車も持たないシンデレラの姉が、自分なりの幸せを掴む物語。
※同タイトルの短編の連載版になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 22:25:06
582919文字
会話率:35%
「聞こえなかったのか、アーシャ。お前は本物の聖女ではなかったのだ」
一年ぶりに会った王太子(婚約者)に、身勝手な理由で「偽聖女」の汚名を着せられた聖女アーシャ。
更には婚約を破棄され、生贄として魔王のもとに送られることに。
無惨に殺されるか
と思いきや、魔王様から電撃求婚されました!?
「そなたを我が伴侶に望み、結婚を申し込みたい」
なんでも領地を立て直すために、魔王は聖女の力を必要としているらしい。
三食ごはんも頂けるとのことなので、喜んでお受けいたします!
一緒についてきた精霊たちと共に、魔王領の改革に励むアーシャ。
大地を浄化して作物を育てたり、オリジナルドレスを流行させたり、もふもふ魔獣とたわむれたり…のんびりスローライフを楽しみます!
一方アーシャが去り精霊の加護を失った王国は、徐々に破滅の道を辿ることになり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 22:43:26
155098文字
会話率:37%
「カトレア、お前とは婚約破棄だ、破棄!」王太子ナルシスにより始まった婚約破棄。それは人形令嬢、と呼ばれる公爵令嬢カトレアに向けられていた。
ナルシスは許せなかったのだ。自らが寵愛しているピアレという令嬢を、カトレアが虐げているという事に。
罪を認める事なく平然としているカトレアに苛立ちが募ったナルシスは、カトレアがいつも身につけているネックレスを破壊した。勿論、カトレアに自分の立場を分からせるための脅しだったのだがーー動かなくなったカトレアを見て「死んでいる……」と誰かが呟いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 21:01:11
17097文字
会話率:28%
アンリエットは困惑していた。婚約者である王太子テオドルフが、異世界から移転した聖女と恋仲であるという噂が学園に広まっていたのだ。聖女はこの国を救う救世主。もしそんな彼女がテオドルフが好きなのであれば喜んで婚約者の立場から降りようと考えてい
た。然るべき手続きを取る必要があると感じた彼女は、直接確認しようとテオドルフに声をかけるが、何故かアンリエットを睨みつけるだけで話すらもできない。打つ手がなかった彼女は婚約について父である公爵に相談したのだが、ある日王宮に呼び出される。婚約白紙の命令かと期待したが、陛下からは思っても見ない言葉が発せられてーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 22:31:29
14193文字
会話率:25%
「婚約破棄だ」と告げられた公爵令嬢であるエリス。それを告げたのは、王太子であるグレンだった。
だが、エリスは婚約破棄を突き付けられたにもかかわらず、動揺する様子はない。それどころか笑いそうになるのを堪える始末。
そんな空気は「殿下!
娘の婚約の件で参上いたしました!」という声で破られた。エリスの運命やいかに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 22:40:32
15644文字
会話率:28%
わたし、スカーレットは燃費が悪い神殿暮らしの聖女である。
ご飯は人の何倍も食べるし、なんなら食後二時間もすれば空腹で我慢できなくなって、おやつももりもり食べる。というか、食べないと倒れるので食べざるを得ない。
この調子で人の何倍ももり
もり食べ続けたわたしはついに、神殿から「お前がいたら神殿の食糧庫が空になるから出て行け」と追い出されてしまった。
もともと孤児であるわたしは、神殿を追い出されると行くところがない。
聖女仲間が選別に暮れたお菓子を食べながら、何とか近くの町を目指して歩いていたわたしはついに行き倒れてしまったのだが、捨てる神あれば拾う神あり。わたしを拾ってご飯を与えてくださった神様のような公爵様がいた!
神殿暮らしで常識知らずの、しかも超燃費の悪いわたしを見捨てられなかった、二十一歳の若き公爵様リヒャルト・ヴァイアーライヒ様(しかも王弟殿下)は、当面の間わたしの面倒を見てくださるという。
三食もりもりのご飯におやつに…とすっかり胃袋を掴まれてしまったわたしは、なんとかしてリヒャルト様のお家の子にしてもらおうと画策する。
しかもリヒャルト様の考察では、わたしのこの燃費の悪さには理由がありそうだとのこと。
ふむふむふむ、もぐもぐもぐ……まあ理由はどうでもいいや。
とにかくわたしは、この素敵な(ごはん的に!)環境を手放したくないから、なにが何でもリヒャルト様に使える子認定してもらって、養女にしてもらいたい。願いはただそれだけなのだから!
そんなある日、リヒャルト様の元に王太子殿下の婚約者だという女性がやってくる。
え? わたしが王太子殿下の新しい婚約候補⁉
ないないない!あり得ませんから――!
どうやらわたしの、「リヒャルト様のおうちの子にしてほしい」と言う願望が、おかしな方向へ転がっていますよ⁉
わたしはただ、リヒャルト様の側で、美味しいご飯をお腹いっぱい食べたいだけなんですからねー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 21:00:00
49314文字
会話率:31%
「オリヴィア・アトワール公爵令嬢。貴殿の罪は王太子の婚約者という立場でありながら、妃教育を軽んじ、必要な教養を身に着けなかったことである。よって今日これをもってオリヴィアと王太子の婚約は破棄。かわりにこちらの、教養高き我が娘ティアナ・レモー
ネ伯爵令嬢を王太子であるアラン王子の婚約者とす」。突然城に呼び出されたオリヴィアはレモーネ大臣にそう告げられて唖然とした。視線の先では、婚約者であった王太子アランが、レモーネ伯爵令嬢ティアナととも立っている。何を隠そうオリヴィアに向かって「馬鹿のふりをしろ」と言ったのはアランであるのに。「それとも愚かなその頭では、現状すら理解できないか?」オリヴィアに向かってそう言う王太子アランは、過去に自分が何を命じたかを忘れてしまったのだろうか?そしてあきれるオリヴィアのもとに颯爽と現れた第二王子サイラスが突然求婚⁉なにがどうなっているの?状況が把握できないオリヴィアだが、これだけは言える。殿下、わたし、もう馬鹿のふりはしなくてよろしいですわね?
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 06:10:00
235078文字
会話率:40%
「痛い……」異母妹ユリアに崖の上から突き落とされて瀕死の重傷を負った五歳のエレオノーラ・クラッセン伯爵令嬢は、自分の脳に走馬灯のように前世の記憶が蘇っていくのを感じた。
そうだ、わたしは1000年前に聖女と勇者に殺された魔王の娘サンドリア
だった。記憶を思い出すとともに、魔族にしか使えない「魔術」が使えるようになったエレオノーラは瀕死の傷を治して一命をとりとめる。
それから十二年。エレオノーラが十七歳になったとき、神殿の女神像が光ったことで各地で聖女選定がはじまる。異母妹ユリアは1000年前の聖女と同じ髪の色をしていたため自分が聖女だと信じているようだったが、選ばれたのは何とエレオノーラだった。
驚くエレオノーラ。けれども驚くのはそれだけではなかった。
エレオノーラがこれまで義母や異母姉に虐げられていたことを知っていて、何度も助けてくれた二人いる王太子候補の一人、ディートリヒが、これを機にエレオノーラを伯爵家から解放しようと考え、自分が暮らしている城の離宮へ連れていき――え⁉求婚⁉
さすがに自分を殺した勇者の末裔と結婚はできない……と思っていたら、ユリアと一緒になってエレオノーラを虐げていたユリアの婚約者ジークレヒトまでエレオノーラに求婚してきて、もう何が何だかわからない!
(っていうか、元魔王の娘が聖女とか何かの間違えじゃないの⁉)
これからいったいどうなってしまうのか。
エレオノーラを巻き込んで、王位継承をめぐる陰謀が、今はじまろうとしていた――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 16:26:57
113513文字
会話率:22%
美しい歌声で人々の病や怪我を治してきた、たった一人の聖女、キャンベル・ノイージアは魔族という謂れのない罪で偽聖女の汚名と共に、魔塔へ幽閉される。
王太子との婚約は破棄され、真の聖女であるというセイレンと新たに婚約を結んだ。
聖女として力を尽
くしてきたキャンベルを人々は罵倒する。「なら聖女なしで暮らせばいい」キャンベルは魔塔で快適に暮らすことを心に決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 20:50:20
35407文字
会話率:40%
連載版です。短編小説の内容と一部異なります。
魔力が統治する世界の祭典で、高い魔力を誇る公爵令嬢の私は一匹の蝶を美しい女人に変えた。
人になってもなお、美しく舞う蝶はモーネと名付けられる。
私と婚約しているはずの王太子は、モーネに夢中にな
ってしまう。
王太子は、蝶と相思相愛というけれど、多分貴方のことは止まり木程度にしか思ってなさそうです。
もちろん、蝶だったモーネは人間のように長くは生きられない。
そして、王太子は私に冷酷な命令を下す。
「お前の寿命をモーネに与えろ」
そして私は彼女に命を明け渡す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 22:31:47
26190文字
会話率:42%
正義感強めの私は、朝起きたらスマホゲームの悪役令嬢にして偽聖女であるマリーディアに転生していました。
「真の聖女は私です!」
主人公の聖女と婚約中の王太子がそれに続く。
「真の聖女であるマリーディアと添い遂げる!」
もしそんなシナリオ通りに
進んでしまったら、エンディングで王太子共々断罪されてしまう。
ところが、マリーディアが聖女と偽る理由は、真の聖女"ヒトミ"を守るためだったと気づいて、運命に乗っかりながらも逆らっていく。
「この国も王太子もヒトミさんも私の身も守る!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 23:56:27
8599文字
会話率:47%
メディア王家に伝わる古い呪いで第一王子は家族からも畏怖されていた。
その王子の元に姉妹差別を受けていたメルが嫁ぐことになるが、その事情とは?
ヒロインは姉妹差別され育っていますが、言いたいことはきっちりいう子です。
最終更新:2024-05-02 20:20:00
62126文字
会話率:46%
シエラ・マリア・ローゼンシア公爵令嬢は王太子と婚約していた。
王太子は学園の卒業パーティでシエラを断罪し、婚約破棄をもくろむが失敗。
性懲りもなく、数か月後の現国王(王太子の父親)の即位記念パーティで婚約破棄を宣言する王太子と浮気相手のサリ
エ。
そして、そこで語られる『真実』によって、シエラの運命が激変する。
家族にも婚約者にも疎まれていた少女の再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 20:10:18
36577文字
会話率:40%
帝国公女アレンディナの婚約者は属国のヴァカロ王太子であるが、何かと残念な人だった。
公務があるので王宮に戻ってくるのはその日の夕方だと伝えているのに、前日やってきた義姉夫婦のおもてなしのサポートをしなかったアレンディナをけしからん、と、姉
といっしょになって責め立てた。
馬鹿ですか?
その後『反省?』しないアレンディナに対する王太子からの常識外れの宣言。
大勢の来客がやってくるパーティ会場で『婚約破棄』を叫ぶのが、あなた方の土地の流儀なのですね。
帝国ではそんな重要なことは、関係者同士が顔を合わせて話し合い、決まった後で互いのダメージが少なくなる形で発表するのが普通だったのですが……。
でも、わかりました。
それがあなた方の風習なら、その文化と歴史に敬意をもって合わせましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 20:09:30
22700文字
会話率:30%