中学一年生の天咲ひまりは、数週間前から怪物と戦う魔法少女。
ある日、親友の澄川せいらまで魔法少女になり、二人の魔法がつながった瞬間 ――黒い姿になった未来のせいらが見えた。
その周囲には怪物たち。
どれだけ手を伸ばしても、親友は遠ざかっ
ていく。
けれど、見えたのは断片だけ。
なぜせいらがそんな姿になったのか。そこへ至るまでに何があったのか。ひまりには分からない。
それでも、せいらをあんな未来にはさせたくない。
せいらを戦わせなければ、あの未来を避けられるかもしれない。
だったら、自分がもっと強くなればいい。
ところが、せいらもまた、ひまりが一人で怪物と戦っていたことを知り、もう一人では戦わせないと決めていた。
せいらを戦わせたくないひまり。
ひまりを一人で戦わせたくないせいら。
お互いを守りたいだけなのに、二人が選んだ答えは正反対。
未来の断片を抱えたひまりと、何も知らないせいら。
二人の「守りたい」が噛み合わない、親友同士の魔法少女生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 14:35:52
105440文字
会話率:42%
中学一年生の天咲ひまりは、数週間前から《ブルーム・シャイン》として怪物と戦う魔法少女。ある日、親友の澄川せいらに正体がバレたうえ、せいらまで《ルミナ・ステラ》として魔法少女になってしまう。しかも、せいらの「つなぐ」魔法に触れた瞬間、ひまりの
中へ未来の記憶が流れ込んだ。
黒い衣装をまとったせいら。
その周りに集まる怪物たち。
手を伸ばしても届かなかった、強い後悔。
――このままじゃ、せいらが闇の魔法少女になっちゃう!
未来の原因なんて分からない。でも、せいらを危ない目に遭わせなければきっと大丈夫。
「今度こそ、私がせいらを守る!」
一方その頃、せいらも決意していた。
「もう、ひまりを一人で戦わせない」
お互い相手を守りたいだけなのに、どうしてこうなるの?
相手を大切にしすぎる二人の魔法少女が、善意100%ですれ違う、ちょっと不穏で明るい魔法少女コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-17 05:40:00
10866文字
会話率:47%
大聖女アレッシェラは、帝国の皇子から求婚されていた。
婚約を申し込まれたものの、皇子にまさかの隠し子疑惑が発覚!? 問いただそうにも、皇子はアレッシェラをおいて雲隠れしてしまう。
腹立たしさを感じながら皇子を捜しているアレッシェラに、新たな
縁談が来るが、それは皇子以上の浮気者の神か、結婚相手が生贄になるといわれるいわくつきの相手のもので――。問題だらけなのに、縁談相手の父親には息子を助けてくれと懇願されてしまった!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 14:33:43
23332文字
会話率:45%
王宮の片隅にある『禁書管理室』。
そこは、人間嫌いの冷徹な伯爵『ヴィンセント・フォン・グレイス』と、頭脳明晰ながら身分の低い令嬢『ソフィア・ローウェル』がふたりきりで過ごす静かな密室だった。
優秀な部下であるソフィアに、ヴィンセント
は日々、冗談交じりの本気で愛を囁く。
ソフィアは「自分なんかとは釣り合わない」とそれをかわしつつも、満たされた日常を送っていた。
しかし莫大な借金により、ソフィアは金満な成金商人へ売り飛ばされる窮地に陥る。
大好きな人に汚れた姿を見せたくないと、彼を拒絶するソフィア。
その時、すべてを持つはずのエリート伯爵のプライドが音を立てて崩壊し――。
純愛を気取っていた男は、歪んだ執着に溺れ沈む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 14:26:43
28083文字
会話率:22%
伯爵家の次男として生まれながらも、平穏なスローライフを夢見て冒険者となったライル。
だが彼の平穏は、ある日を境に完全に粉砕された。
原因は、王国最強と恐れられ、全軍を統率する公爵家令嬢にして騎士団長──シルヴィア。
彼女にとってライルは、か
つて絶望の淵で自身の魂を救済してくれた「高潔なる救世主(であり、世界で一番か弱い庇護対象)」だった。
「――危ないですライル殿! その辺に転がっている石ころ一つすら、貴方様の柔らかい肉体を傷つける凶器になり得ます!」
デートにフルプレートアーマー(魔導重装甲)で現れ、そこらのスライムを一撃で大地ごと消し飛ばした挙句、恐怖で固まるライルを「よく生き残りましたね……!」とガッチリ抱きしめて過剰に慈しむシルヴィア。
周囲からは「最強のヒモ男」と誤解され、実家からは謎の政治的プレッシャーをかけられ、肝心のヒロインからは愛が重すぎる過保護を受け続ける――。
絶叫ツッコミスキルがカンストしていく不憫な貴族次男と、脳内が完全に恋に狂った最強騎士団長の、すれ違い爆笑ラブコメディ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 14:18:31
195944文字
会話率:40%
二十年、王都の婚礼は、私の帳面の上で決まってまいりました。
この家は酒。この家は支払いが三月遅れます。この娘さんは、姑と同じ屋根では暮らせません。あの家の次男は、朝が一切だめでございます。
仲立ちの仕事は、縁を結ぶことではございません。
結ばない理由を知っていることでございます。
私が伺いますのは、家格ではございません。三つだけです。
朝、いちばん先に起きるのはどなたか。その手が、いちばん長くしているお仕事は何か。お困りのとき、いちばん先に誰へおっしゃるか。
刻は違うほうがよろしゅうございます。手も違うほうが。頼り先だけは、同じでないと持ちません。
私はマルティーヌ。十八の年から、王都アンブロワで仲立ちを二十年務めました。
ですが、後見をお継ぎになった若い縁組頭さまは、こうおっしゃいました。
「陰口の帳面など要らん。釣り合いなど、家格を見れば分かる」
「ようございます。では、本日限りで」
私は規定どおり、一月前に予告し、引き継ぎを三度申し出て、三度お断りいただき、帳面を三部そろえて店を畳みました。役所へ一部、公証人へ一部、私の控えが一部でございます。
移りました先は、縁談が十年、一件もまとまっていない貧しい領でございます。
若い領主さまは、面接の席でこうおっしゃいました。
「お支払いできるのは、畑の実りぶんです。ですが、まとまらなかった縁のぶんも、お支払いします。あなたが断ってくださった縁こそ、お仕事ですから」
――ようございます。ここを、私の店にいたしましょう。
一方、王都では。家格だけで組んだ縁が、順番に壊れております。
王都が無能なのではありません。あの方は有能で、壊れたあとの始末は誰よりお早い。ただ、壊れる前に断ることだけが、どうしてもできない。断る理由を、お読みになっていないからです。
――ところで。
私の帳面には、一頁だけ、二十年、白いままの頁がございます。
私自身の釣書でございます。
他人さまの縁でしたら、いくらでも結んでまいりましたのに。自分の縁となりますと、断る理由しか思いつかないのでございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 14:11:52
100419文字
会話率:53%
二十年、この王宮では何も起きませんでした。
火事も、飢えも、儀礼の失態も、隣国との諍いも。
何も起きなかったのは、私が先に済ませていたからです。
霜の降りが例年より二日早ければ、八の月のうちに薪を頼みます。十の月に頼めば、値は三倍、荷
は十日遅れますから。
老侯爵さまの唇の色が変われば、喪の黒を染めさせます。黒は、染め上がるまでに二十日かかりますから。
王妃さまのお薬は、切れる十日前に南へ人をやります。船が、十日かかりますから。
私が知っているのは、明日のことではありません。〈間に合わなくなる日〉です。
私はエルスベート・フォン・アーレンツ。八つの年から祖母に連れられ、王宮の|支度方《したくがた》を二十年務めました。
済ませたことは、申し上げません。それが、この役目の作法でございますから。
ですから、婚約者である王太子殿下は、こうおっしゃいました。
「君は、何もしていないだろう」
「はい。何も起こさずに、済ませました」
私は役目を解かれ、支度をやめました。
翌日から、起きるはずだったことが、順番に起きております。
王宮が無能なのではありません。後任の方は有能で、起きたことには最速で手を打たれます。
ただ、起きる前に動くことだけが、どうしてもできない。二十年ぶん、先に見ていないからです。
私はいま、城下の〈梨の木亭〉におります。三月前に、私自身が押さえておいた宿でございます。
――ところで。
二十年、私は全員の必要を先に満たしてまいりました。
そのあいだ、誰ひとり、私のためには何も用意してくれませんでした。
その宿に、南の国の使節が泊まっております。
その方が、私が口に出すより先に、私のために何かを支度した、最初の人間でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 14:07:08
41985文字
会話率:45%
この国には〈言の帳〉という古い帳があります。
金銭を伴わない、ささやかな行為の約束を書き留めておく帳です。面倒なので、もう誰も使いません。
わたしは八年、使い続けました。
婚約者のレオンハルト様が「すぐ行く」とおっしゃるたび、
わたしは申し上げました。
「帳に付けます」
「ああ。付けておいてくれ」
「すぐ行く」が百五十六回。ほかにも「今度こそ、一曲踊ろう」「これからは名前で呼ぶ」「雨の日は迎えに行く」。
――八年で、口約束は三百二十二回。一度も、否とはおっしゃいませんでした。
婚約から八年目の、同じ日。あの方はおっしゃいました。
「すまない。君と過ごす時間が、どうしても作れない」
かしこまりました。では、清算をいたしましょう。
従僕が台車を押して入ってまいります。積んであるのは、請求書。三百二十一枚。
「……一枚に、まとめてはいけないのか」
「いけません。約束は、一つずつ、なさったものですから」
お帰りぎわ、あの方は最後にこうおっしゃいました。いつか、この八年ぶんを、まとめて返す、と。
――帳に付けます。
こうして、その日のうちに、三百二十二枚になりました。
帳の定めにより、請求は一日に一件。履行は三日以内。まとめて果たしたものは、認められません。
審査を通ったのは三百十九件。ですから――三百十九日。
婚約が解けても、帳の債務は消えません。
わたしを捨てた方は、これから三百十九日、毎日わたしに会いに来ることになりました。
薔薇を一本。名前を呼ぶ。雨の日に迎えに行く。似合うね、と言う。
どれも、百を数えぬうちに済むことでした。百を数えぬうちに済むことを、八年、していただけなかったのです。
立ち会うのは、王立公証院の監察官ヴェルト様。生まれてこのかた、口約束を一つもなさらない方。
「私は、できることしか申しません」
――そして、審査で落ちた三件。
果たすことのできない約束が、三件だけ、帳に残っております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-30 23:46:26
60465文字
会話率:48%
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、死というものを極度に恐れるタナトフォビア。
凛人は怪現象の現地調査のために訪れた山の中で異世界の大地の女神と接触する。
女神はこう囁く。「あなたを不老不死の存在にいたしましょう」
半ば
強制的に異世界の惑星へと転生させられた凛人は、その惑星と同化し、星の従者として人間から不老不死の存在へとクラスチェンジを果たす。
だが、生物として絶対的な不可避である死から逃れた代償として女神から与えられた使命は……
不死者として星から無慈悲な使命を与えられし者と
同じく地球から勇者として転生した異国の者たち
相反する運命はすれ違い、交差してやがて……
星に生きる者たちの命運をかけた異世界活劇、今ここに開幕!
※この作品は「カクヨム」様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 14:01:26
357016文字
会話率:46%
三千年以上に渡って、秩序の神を信仰する教団が支配を続ける中央大陸で、共に故郷を失った2組の姉妹が、出会いとすれ違いをしながら生きていく物語。
1組は、異国から中央大陸にやってきた人族の姉妹。
なんでもできる天才の姉と平凡だったが1つの異能
を得た妹。
1組は、中央大陸で生まれ育った獣人族の姉妹。
後悔を抱きながらも明るく生きようとする姉とまじめで努力家の妹。
運命のいたずらにより、人族の姉と獣人族の妹、獣人族の姉と人族の妹が出会い、仮初の姉妹となって冒険者として生きていく。
そんなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 13:50:00
459876文字
会話率:62%
「……残念ながら、もう手の施しようがありません」
何度目かになる入念な診察の後、医師は哀れみのこもった声で、そう告げた──。
♢♢♢
貴族学園で出会った公爵令息のセルディオと、身分の差を乗り越え、幸せな恋愛結婚をした子爵令嬢のニーナ
。
順風満帆な人生を送っていた彼女の身に異変が起きたのは──結婚後、一年と少し経ってからのことだった。
ほんの少しのすれ違いから、運命はニーナを残酷な世界へと叩き落とし、愛し合っていたセルディオも、他の女へと目移りするようになる。
「一生私を愛してくれると言っていたのに……あなたの一生涯の愛は、たった一年だけのものだったの?」
身体は病に侵され、心は愛する夫に引き裂かれ……ニーナは自分にとって、最も辛い決断をする──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 13:10:00
147856文字
会話率:24%
罠に嵌められ没落した令嬢アネットは、幼馴染でもあるアスラント帝国の皇太子ローレンツによって後宮へ婚約者として迎え入れられる。しかし、ローレンツは彼女に対し「夜会には出席しなくていい」「お前はただの温情の『飾り』に過ぎない」と言い放ち、冷酷に
突き放す。
周囲からも蔑まれ、自分が国の足手まといであり、彼の重荷であると確信したアネットは、自立して後宮を去るための資金を稼ぐため、密かに「刺繍の内職」を始める。
それがローレンツにバレてしまい、激昂されるも、アネットは毅然として言い返す。
「これ以上、殿下にご迷惑はおかけしたくありません」
すれ違っていく二人の心が、一つに合わさる日は来るのか。
王宮から姿を消したアネットに対して、ローレンツは──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-07-22 12:10:00
26739文字
会話率:27%
高校生の長渡ひまりは、困っていたところを助けてくれた中学生、佐藤伊月に恋をした。好きになってもらいたくて、頑張ってアプローチするけれど、好きになっていくのは自分ばかり。そんなある日、彼には他に好きな人がいることを知ってしまう。ひまりは失恋
のショックから立ち直るため、他の出会いを探そうとするがーー。
おっちょこちょいで騒がしい女子高生が、初恋に全力で空回って、面倒見の良いお兄ちゃん気質の中学生男子を振り回すだけの話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:17:16
58937文字
会話率:31%
ギスギスしたネトゲにはもう疲れた。
引退を決めた夜、オレは道端に倒れていた初心者プレイヤー《リサ》に蘇生アイテムを使う。
寄り道、可愛いモンスター、他愛もない会話。
効率だけを追いかけてきたゲームに、いつのまにか違う楽しみ方が見えてきた。
気づけば、会ったこともないリサを好きになりかけている。
だけど彼女には、もう好きな人がいるらしい。
きっと顔が良くて話もうまい、自分とは正反対な人なんだろう。
知らない相手に、なぜか嫉妬してる自分がいる。
現実では、クラスで人気者の如月さんが、なぜか最近オレにだけ距離が近い。
――リサと如月さん、二人の秘密をオレはまだ知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:12:39
42286文字
会話率:23%
「聖女様、オレは孤高の冒険者じゃなくてただのぼっちです」
低ランク依頼ばかりを一人でこなす底辺冒険者のマサキは、ある日、街外れで男たちに絡まれている聖女リサを見かける。
関わるつもりはなかった。
助けるつもりもなかった。
ただ、独り言が漏れ
ただけ。
「……それ、嫌がってる」
リサは完全に勘違いした。
マサキが「静かに人を助ける孤高の冒険者」に見えてしまう。
実際は、人付き合いが苦手でパーティーを組めないだけのぼっち冒険者。
しかし聖女様の中では、「実力を隠して一人で戦うすごい人」になってしまう。
お礼をしたいリサは、聖女スキルのワープでマサキのもとへ突撃。
ただし座標指定はかなり雑で、着地先はよりによってマサキの真上。
距離感は、精神的にも物理的にもいろいろ近い。
当然、マサキの思考もだいぶ止まる。
さらに、宝石報酬のS級依頼をめぐって勘違いが重なり、マサキはなぜか一人で危険な討伐へ向かうことに。
勘違いと事故とすれ違いで進む、異世界ラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-26 18:22:53
19532文字
会話率:17%
ギスギスしたネトゲにはもう疲れた。
効率と強さを求め続けたゲームは、いつしか楽しくなくなっていた。
引退を決めた夜、ガチ勢のマサキは、道端に倒れていた初心者プレイヤー<リサ>を助ける。
今ログインするのは、リサと遊ぶため。
綺麗な景色、可愛いモンスター、他愛もない会話。
彼女と過ごすうち、この世界が少しずつ違って見え始めた。
顔も声も知らない。
それでも、一緒に過ごす時間が楽しい。
――彼女の正体を、マサキはまだ知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-08-23 22:55:59
55263文字
会話率:22%
「私、恋をしてみたいのです。コンラット様」
「…………はい?」
王女付き侍女として働くシイナは二十六歳。
仕事にはそれなりに自信があるけれど、これまで誰かに恋をしたことがない。
誰かに会えるだけで嬉しくなったり、会えない日は寂しくなったり
——そんな恋を、自分も一度くらいしてみたい。
そこでシイナは、仕事終わりにいつも一緒にお茶を飲んでいる三歳年下の近衛騎士コンラットに、恋愛相談を持ちかける。
男性と二人で出かけるには?
どんな相手を選べばいい?
手を繋ぐのは、恋人同士なら普通のこと?
「……では、私と練習してみますか?」
頼りになる年下の友人に教えてもらいながら、シイナは少しずつ恋について知っていく。
――けれど、シイナは知らない。
恋愛相談をしているその相手こそが、シイナに片想いをしていることを。
そして、まだ知らない。
会えると嬉しい。
一緒にいると楽しい。
他の女性と話していると、なんだか胸が苦しい。
知りたかったはずの「恋」は、いつの間にかすぐそばで始まっていた。
恋を知らない年上侍女と、好きだと言えない年下近衛騎士。
これは「恋をしてみたい」と願った女性が、大切な人への気持ちを一つずつ知っていく恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:10:00
10616文字
会話率:66%
伯爵夫人アリアンナは、結婚してから三年、夫ユリウスのためにフォルベルク伯爵家を支え続けてきた。赤字の帳簿を立て直し、荒れていた使用人をまとめ、冷えていた親族や取引先との関係まで整えたのは、すべて彼女だった。
だがある日、ユリウスは若い男爵令
嬢ミレーユを屋敷へ連れ帰り、悪びれもなく告げる。
「彼女はしばらくここで暮らす。君は聡明なんだ、うまくやってくれ」
「どうせ君に行く当てもないだろう?」
その瞬間、アリアンナは夫を見限った。
「では、本日限りで伯爵夫人を辞めさせていただきます」
どうせすぐ戻ってくる。
夫はそう思っていた。
けれど三日後、伯爵家は目に見えて崩れ始める。
支払いは滞り、招待状は放置され、使用人たちは混乱し、愛人は何ひとつできない。
そしてアリアンナには、彼女を正しく見ていた新たな縁が差し伸べられる。
失ってから気づいても、もう遅い。
これは、軽んじられた伯爵夫人が自分の人生を取り戻す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-04-22 09:01:29
7960文字
会話率:39%
嘘告白をしてしまい、大好きな幼馴染・瑛との距離ができてしまった萌真。
焦った彼女は、心霊スポットで「悪霊に憑依されたフリ」をして瑛に強引に迫る奇策に出る!
だが、演劇部で演技派の瑛は茶番をあっさり見破り、逆に迫真の「女の怨霊に憑かれ
たフリ」で反撃を開始。
「自分のせいで瑛が本物の霊に呪われた」と完全に信じ込んだ萌真は、罪悪感と絶望でパニックになり、涙目で取り乱してしまい……!?
素直になれない幼馴染ふたりが繰り広げる、騙し合いとすれ違いのドタバタ憑依ラブコメ!
+++
全45話 10.2万文字 完結済
カクヨムで先行公開しています。よろしければこちらもどうぞ。
https://kakuyomu.jp/works/2912051607110887200折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:00:00
9972文字
会話率:45%
これは、ある家庭の話です。
仕事と家事と育児に追われながら、
それなりに忙しく、
それなりに穏やかな毎日を過ごしていた。
夫は、よく外に出るようになった。
やたらと前向きで、
「人の役に立つ仕事をしている」と話すようになった。
不安が
なかったわけではない。
けれど、はっきりとした理由もなく、
問い詰めるほどの勇気もなかった。
収入は少しずつ曖昧になり、
家計は、静かに歪み始める。
それでも、
子どもたちは今日も笑っていて、
夕飯の時間はちゃんとやって来る。
マルチ商法。
その言葉を知ったとき、
すべてが壊れたわけではなかった。
ただ、
「もう前と同じではいられない」
と、気づいてしまっただけだった。
これは、誰かを責める物語ではない。
信じたことも、疑えなかったことも、
どちらも否定せずに進んでいく話だ。
家庭という小さな世界で、
主人公は、静かに選択を重ねていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:00:00
115230文字
会話率:17%
姉が、壊れた。
かつて優等生だった姉は、社会に出てから少しずつ変わりはじめ、ある日突然「別人」になっていた。
奇声、寝タバコ、意味不明な言動。
妹である私は、そのすべてを受け止めるしかなかった。
精神疾患。幻覚。幻聴。警察からの
電話。
普通だった家族が、少しずつ壊れていく。
それでも私は、「見守る」という選択をした。
これは、心の病と向き合った、姉妹の数年間の記録。
壊れながらも生きていく。
すれ違いながらも、心のどこかで繋がっていたいと願った――
そんな、誰かの物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
シリアス
ダーク
女主人公
姉妹,
家族,
精神疾患,
統合失調症,
見守り,
再生,
警察沙汰,
支援,
ゴミ屋敷,
実話風,
日常,
介護
最終更新:2025-08-31 21:00:00
52151文字
会話率:13%
いつも他人の仕事ばかり被って、損してばかりの地味な事務職・茅野紬。
心身ともに疲れ果てたある土砂降りの夜、道端でずぶ濡れになっていた見知らぬ青年に、自分が差していた「100円のビニール傘」を押し付けて立ち去った。
──ただの、お人好しな自
己満足。そのはずだったのに。
数日後、会社に現れた彼(実は新進気鋭のイケメンフローリスト!)から、お礼として「幻の青いバラ」をプレゼントされたことを皮切りに、紬の平和な日常は崩壊する。
不機嫌なカフェ店主にバラを飾ったら「アンティークの懐中時計」に。
パニック寸前のデザイナーに時計を貸したら「最高級オーダーメイドドレス」に。
さらには冷徹な若きイケメン社長の窮地を救って「タワマンの鍵」!?
気がつけば、私の周りには少しワケありなハイスペック男子ばかりが大集結。
オフィスでも休日でもバチバチの牽制合いが始まり、なぜか全員私に対して過保護で甘すぎる気が……?
「いやいや、これはあくまで『お礼のサービス』だから!」
自己評価どん底の非モテ女子が、わらしべ長者のように「物」と「縁」を繋ぎながら、やがて『一生分の愛』という最高の宝物を手に入れるまでの、焦れ甘ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:00:00
41118文字
会話率:39%
8歳で高熱を出し、自分が乙女ゲームの「処刑される悪役令嬢(エルナ)」だと気づいた私。
目指すは破滅フラグの完全粉砕と、平穏無事な隠居生活!
生き残るため、ゲーマーの「知識」だけを頼りに最短ルートで問題を処理し、メインキャラとの関わりを全力で
回避していたら……。
「権力に阿らない気高い花!」
「自己犠牲の聖女!」
「俺の魂の理解者!」
なぜか王太子や脳筋騎士、暗殺者にヒロインまで、全員の好感度が限界突破!?
私はただ平和に昼寝がしたいだけなのに!
これは、保身に必死な主人公と、彼女の行動を「超絶ポジティブ」に深読みする周囲が織りなす、全力のすれ違いコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:00:00
40445文字
会話率:27%
その日、ヴィンセント・アルドリッジは神の前で声高に誓った。
ーー生涯、あなたを愛さない、と
参列者は皆、騒然とし、軽蔑の視線を送る。
当たり前だ。
彼が娶った女は、社交界の高嶺の花。男たちが喉から手が出るほどに渇望したアウローラ
・ヴァレンティアなのだから。
だが、誰も知らない。
この最低発言で彼が勝ち取ったものが、彼女からの全幅の信頼であることを。
この物語は、美しすぎるがゆえに男性不信となった妻アウローラと、そんな彼女の愛するがゆえに恋心をひた隠す夫ヴィンセントの世にも奇妙な恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:00:00
43615文字
会話率:46%
『異世界に飛ばされた神だけど、誰も俺が神だと信じてくれない。』
【あらすじ】
私は、創世神だ。
私の主な業務は世界の創造、輪廻の管理、そして下位部署の事務的な不手際によってマルチバースが崩壊せぬよう、全知のデータベースを保守すること
であった。
しかし、ある日――。
極限まで過労が祟った一介の事務神のミスと、本来ならば決して触れてはならぬ「一括自動処理術式」の赤いボタンが肉体の生存本能(反射)によって叩かれたことで、私は全く見知らぬ別の世界線へと放り出されてしまった。
実務上の最大の問題は、私が神としての全能の魔力や創世の権能を一時的にアクセス拒絶(ロック)されたことではない。
この新たな生存の舞台において、私の提示する客観的なファクト(事実)を、誰一人として「真実」として受容してくれない点にあった。
「私は、この宇宙の法則を敷設した創世神だ」
「ハハハ! 傑作だ! 食い逃げの言い訳にしちゃあ、ここ数年で一番のクオリティだぜ!」
「私は過去四十億年にわたり、全マルチバースの運行管理を統統括していた経験がある」
「へえ、そりゃあ随分とクリエイティブで大層な職歴をお持ちで」
「私は至って生真面目に、嘘偽りのない厳然たる事実を述べているのだが」
「ああ、分かった分かった。おう、その大真面目な顔がまた最高に面白いぜ」
貨幣:ゼロ。
住居:ゼロ。
身分証明:ゼロ。
そして私が真実を出力するたびに、この世界の知的生命体は、それを「洗練された質の高いジョーク」として都合よく処理する非論理的な認知エラー(誤解)を発生させる。
辺境の小さな開拓村に漂着した、ただ腹を満たして静かに暮らしたいだけの元最高神。そんな彼が直面した、生存戦略上の最大にして最凶のバグ――それこそが「人間」という不完全な存在であった。
これは、徹底的に生真面目で嘘のつけない神と、完璧な論理のすれ違いによって勝手に自滅していく人間たちを巡る、事務処理系ファンタジーコメディである。
なぜなら、時に純度百パーセントの真実を提示することこそが、この世界において「最も巨大な誤解」を爆発させる、最速の起動コマンド(キックオフ)なのだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:00:00
651189文字
会話率:44%
付き合い始めて、もうすぐ3年。
29歳の直人と28歳の美帆は、気軽に冗談を交わし、一緒にいることを心から楽しめる恋人同士だった。
2人には、毎年夏に訪れる海辺の町がある。海の見える小さなカフェ、夕陽に染まる窓辺、月明かりが伸びる静かな渚。
今年も変わらない時間を過ごすはずだった。
しかし、月明かりの下で美帆との未来を意識した直人は、その想いを最後まで言葉にできない。
今の幸せが続けばいいと思う直人と、今が幸せだからこそ、その先を考え始める美帆。
互いを大切に想う気持ちは変わらない。それでも仕事や日々の変化のなかで、2人の歩幅は少しずつずれ始める。
これは、「一緒にいるのが当たり前」になった恋人たちが、もう一度、自分の意思で相手を選び直す物語。
来年も、その先も――同じ未来を歩いていくために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:00:00
48191文字
会話率:52%
本作品は「カクヨム」に重複投稿しております。
帝国最強の死神の瞳に映るものは──
「帝国の死神」と恐れられる特務機関第一部隊長、ヴォルフ・ガランド。
屈強な武人である彼の願いは至って素朴――「自分と対等に並び立ち、厳しく叱責してくれる強靭
な伴侶」を得ることだった。
自分と生涯を共にするなら、相応の体幹と筋力があって然るべき──。
そう真面目に信じる彼は、反乱軍の女首領や女海賊といった強敵を圧倒的な武力で「無傷」制圧。完璧なロジックと共に手元に残そうとする。
だが、主君である十二歳の公爵令嬢ロザリアが下すのは、完璧な「適材適所」人事。
「その強靭な脚力を活かし、直ちに南方の騎兵隊へ配属しなさい」
死神の真摯な婚活は、幼き主君の正論によってことごとく失敗に終わる。
今日も死神は新たな嫁候補の人相書を片手に新たな戦場へ向かう――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:00:00
38528文字
会話率:28%
「お前は俺たちの超高速戦闘に、もうついてこれない。足手まといの防水リュックはここで消えろ」
剣と魔法が支配する世界。
勇者パーティーの荷物持ち(ポーター)をしていたジーンは、迷宮の最深部で理不尽に解雇され、孤立無援のまま置き去りにされ
た。
しかし、勇者たちは致命的な勘違いをしていた。
泥だらけの悪路を滑ることもなく超スピードで動けていたのも、重さ百キロの鎧を着て動けていたのも、すべてはジーンが己のスキル【撥水】と【圧縮】で、空気抵抗や質量といった『物理法則』を完璧に管理(サポート)していたからだということに。
サポートを失い、自重と摩擦で泥に沈み、勝手に自滅していく勇者たち。
一方、自由になったジーンは持ち前の異常なプロ意識と、鍛え抜かれた極限の肉体を駆使し、新たな顧客の待つ都市へと向かう。
次々と現れる強敵を「ただの配送障害」として物理法則の暴力で粉砕。
さらに、道中で出会う訳ありの美女たちが抱える痛みや装備の異常を、凄腕の職人のように冷徹かつ完璧にメンテナンスしていく。
「――足回りの重心調整、完了しました。では」
魔法に頼らない圧倒的な男の強靭さと、自分を『国宝級の美術品』のように丁重に扱う極上の気遣い。
しかし、彼には恋愛感情(下心)というものが完全に欠落していた。
「この人は私に全てを尽くしてくれるのに、私からの愛を受け取る方法を知らない……。私が彼を直してあげなきゃ!」
下心ゼロの【極限奉仕】によって、プライドをへし折られ強烈な庇護欲と独占欲に目覚めた美女たちは、次々とジーンの実家(ギルド)へ押しかけ、血みどろの修羅場を形成していく。
これは、恋愛バグを抱えた最強の裏方が、己の肉体と物理法則だけで無自覚に世界とヒロインを救っていく、最高に不器用な職人ファンタジー。
※本作の略称は『リュクポ』でいこうと思います!
応援よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 12:00:00
123351文字
会話率:27%
私は雪菜(ユキナ)高校3年生だったの。今から2年前の、このクリスマスイブの日にね。この異世界に2人で転移してきたの。それから、力を併せて、この異世界で生き抜くために、頑張ってるのよ。でも、この異世界に来る前にも、ひどい生活をしていたんだよ
。だから、私は負けないのよ!!
これは、クリスマスのイブの日から始まる、異世界転移の物語です。ささやかに、幸せに向かう? お決まりの障害を、乗り越えて、ハピエンへ行きつくのが[♡♡]若い2人たちのストーリーですから。
《不器用な男が、チャンスを見逃して、そこからの逆転のストーリーです》
[旧作品]【Nコード】N7625LA ≪ショート・ストーリー≫
「☆協力して・生き抜こうね! → 可愛い小さな幸せへ」のタイトル名改名と、改定版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-09-06 11:40:00
2286文字
会話率:3%