「そもそも私は、お嬢様への贈り物ですので」 そう言って微笑む美形の青年シオンは婚約破棄を宣言された直後の伯爵令嬢アンジェの前に突然、執事の姿でしかもドラゴンに乗って現れた。
シオンは、アンジェの死んだ祖父の親友で王家と並ぶ財と軍を持つと言
われる辺境伯に派遣され、アンジェを聖女にすることが宿題だと告げる。
一年前、王立学園高等部の入学前検査で巨大な魔力が見つかり、アンジェは本人の望まぬ魔法学科に入学させられるが、魔法は使えず落ちこぼれ、優等生にはいじめられ、進級にも失敗、さらに家業の商会は倒産寸前で融資目当てで婚約させられたりと絶望の日々が続いていた。
シオンは文武両道で超有能。その手腕で商会を立て直し、禁術の暗黒魔法を使って封印されていたアンジェの魔力を解放していく。
アンジェは光、風、炎、それぞれの魔法の頂点に立ち聖女の称号を持つ三人、通称王立聖女隊の注目を受けるほどになり、聖女への道を歩み始めた(~第一章:学園編)。
アンジェはどんなときでも自分を助け、支えてくれるシオンへの想いを強めていく。告白することはできないが信頼で結ばれた主従の穏やかな関係を心地よく感じていく。
しかし、シオンは自らの正体と背負うべき二千年におよぶ一族の宿命を隠し続けていた。それを知ったアンジェは宿命を断ち切るため覚醒した大聖女の力を使い、シオンと共に巨大な敵に戦いを挑んでいく。
内気な少女の純愛と成長を描く全三章のヒロイン・ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 22:31:50
235255文字
会話率:33%
大聖女カサンドラは聖剣で先代大魔王を一刀両断にしたほどの力を持つが、今の大魔王エルドラには歯が立たず九連敗中。いつも捕らえられるがなぜかすぐに解放されていた。
十連敗目で捕らわれた夜、エルドラに招待されたディナーの席で吟遊詩人による
勇者夫婦ディーノとエレナの伝説の歌を聴いたとき、自分がエレナの生まれ変わりであること、エルドラがディーノの生まれ変わりであることに気づく。エルドラはカサンドラと初めて戦ったときにすでに気がついていた。
勇者夫婦のエレナとディーノは自分たちの命で世界を救ったが、宿したばかりの二人の子供の命すら犠牲にしていた。カサンドラとエルドラは前世を後悔し、これからは自分たちのことだけを考えてエレナとディーノとして一緒に幸福になることを誓う。(第一話)
とは言え、今は敵対する立場の二人。現実は思うようにはならないが、人目を忍んでデートを重ね、時には戦うフリをして周囲を欺いて甘い日々を送る。(第二話)
しかし、新たな命が宿ったことで二人は決断する。大魔王と大聖女の子供は人間界でも魔界でも忌み嫌われる存在になってしまう。自分の子供が幸福になれる人間と魔族が共存できる世界に今の世を変えるべく、二人は大聖女と大魔王の力を使って聖と魔に戦いを挑んでいく。そして……(第三話)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 20:10:22
11004文字
会話率:21%
偽聖女と言われ追放された元暗殺者は気ままに諸国漫遊、気づいたら大聖女になってました。
公爵令嬢のリーシャ・インディゴムーンは暗殺者であった前世の記憶を取り戻し、王国にこき使われる聖女を辞めて、国外追放される。
ちょうどいい機会だからと、世
界中を旅して回り、自由気ままに振舞っていたところ、巻き込まれるようにして問題を解決したことにより聖女となった。
一方で彼女を追放した王国はしばらくして滅亡してしまう。
ゆく先々でトラブルに巻き込まれる彼女は、未来の大聖女として期待されるようになっていった。
※同名の小説をカクヨムに投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 20:00:00
118871文字
会話率:54%
【田舎から出てきたポンコツ聖女が、可愛いショタっ子と継承争いに参加でドタバタなラブコメ展開!?】
田舎で聖女をやっているスイ・ムラクモは、自信のポンコツっぷりが原因で、村の生活に居心地の悪さを感じていた。
以前から都会である王都で活躍し
たいという意思が強かったスイは、幼馴染であるジョイの力を借りて村から出ることを決意。
しかし、王都に続く道が分からず、一人荒野をさ迷っていると……
瀕死状態の可愛いショタっ子、ベイリールから助けを求められる。
聖女の力を発揮して、ベイリールを助けるスイだったが、
荒野で死にかけていた彼が、実はトランドスト王家の王子だということが判明。
さらにベイリールは、自分の弱点を補う力をスイが持っていることに気付き、いきなり熱烈なプロポーズを!!
ベイリールのプロポーズが本気かどうか判断できぬまま、王都まで行動を共にするスイだったが……
そこではテロ行為や黒霧と呼ばれる謎の災害、そして権力を我が物にしようと企む人々の陰謀が渦巻くのだった。
ただ、スイは知らない。もっと大きな災いが待ち受けていることを……。
さまざまな災難を潜り抜け、田舎ら出てきたポンコツ聖女は、大都会で大聖女として成り上がれるのだろうか??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 01:10:00
80992文字
会話率:49%
剣と魔法のファンタジー世界アモルトエリス。
その世界の唯一神エリスの友人に認められた者は地球から転移させられ、皆から聖女さまと呼ばれる。
容姿が女の子に見えることを理由に男女問わずにいじめられていた|天《そら》はある日、聖女として異
世界に転移してしまう。
聖女さまは通例で聖女学園に通うものらしく……
「僕、男なんですけど……」
※不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 00:00:00
1174654文字
会話率:52%
白磁のような肌にきらめく金髪、宝石のようなディープグリーンの瞳のシルヴィ・ウィレムス公爵令嬢。
きらびやかに彩られた学院の大広間で、別の女性をエスコートして現れたセドリック王太子殿下に婚約破棄を宣言された。
傍若無人なふるまい、大聖女だ
というのに仕事のほとんどを他の聖女に押し付け、王太子が心惹かれる男爵令嬢には嫌がらせをする。令嬢の有責で婚約破棄、国外追放、除籍…まさにその宣告が下されようとした瞬間。
「心当たりはありますが、本当にご理解いただけているか…答え合わせいたしません?」
令嬢との答え合わせに、青ざめ愕然としていく王太子、男爵令嬢、側近達など…
周りに搾取され続け、大事にされなかった令嬢の答え合わせにより、皆の終わりが始まる。
※R15は、保険。後半恋愛要素あり。ほのぼの系を書いていたので、気分転換にざまぁありの話を書き始めました。45話ほどで完結予定。
勉強不足、ご都合主義、誤字脱字は、どうか、温かい目でm(__)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 19:31:04
69288文字
会話率:48%
異世界暦2122年3月。人類と魔族による戦争の末期、妻子持ちのごく平凡な農夫だったケインは世界最強の大聖女の魔法に巻き込まれ、なぜか自分だけ未来の記憶を持ったまま世界の時間が巻き戻されてしまう。
なぜ自分だけが未来の記憶を持って過去にタ
イムリープしてしまったのか。それはケインには大聖女の魔法が効かない特異体質があったからだった! その体質を見込まれたケインは教会の修道女に、世界の時間を巻き戻した大聖女レインのお目付役をするように頼まれてしまう。
大聖女の魔法が効かないケインに警戒心をむき出しにするレイン。しかし、レインはそんな嫌いな相手であるはずのケインにとある事情から「自分の彼氏のフリをしてほしい」と頼んできて……。
そして始まるケインとレインの擬似カップル関係。そんなタイムリープから始まった見せかけのカップルの物語ははケインの幼馴染やケインの将来の正妻、そしてレインの妹も巻き込んで大きく動き出す。
これはタイムリープから始まる1つの純愛ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 18:55:32
115350文字
会話率:46%
邪神の巫女となったリリアンを助けるため、王都を駆け回るシスター・ハヅキ。
力を消耗し、追い詰められた大聖女。
もはや他に策はなしと、ハヅキは悪霊の力を借りて捨て身の特攻を仕掛けます。
はたしてハヅキは、魔族を倒しリリアンを救えるのか――。
不真面目シスター、闇堕ちシスター編の完結です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 16:00:00
15530文字
会話率:42%
大聖女の食生活を改善せよ。
大聖女の側仕えとして、新たなミッションを与えられたシスター・ハヅキ。
しかし大聖女は頑として食べようとせず、ハヅキは計略を巡らせることに――
不真面目シスター、千年の伝統に挑みます!
最終更新:2024-01-27 16:13:51
10592文字
会話率:47%
シスター・ハヅキの今回のミッションは、出張で不在となるシスター・マイヤーの代わりに、大聖女を起こすこと。
大聖女の側仕えとしては当たり前の、ごく簡単なミッションと思えましたが、実は――
不真面目シスター、ミッションインポッシブルに挑みます
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 22:40:38
4698文字
会話率:35%
私は大聖女の三華月。
ハーレム・一夫多妻が男の夢だか知りませんが、気持ち悪いので成敗させて頂きます。
成り上がりですか。でも、あなたの成り上がりは、真っ黒けっけの腹黒ですよね。だから、私に成敗されて当然なのです。
大聖女の私を踏み台して、成
り上るのもやめてもらいますか。気分悪いので、もちろん成敗しますよ。
もふもふ、俺最強も、他で勝手にやってて下さいよ。でも、その行為って、最強レベルの自己中心的な我ままなんですよ。あなたに、こびへつらう者以外からは、大大大迷惑なのです。だから、大聖女の私が成敗するに決まっているじゃないですか。
もう遅い?追放されるまで、俺だけの超絶スキルに気が付かなかったって、そんな事信じられませんね。最初から追放されて、ざまぁ、成り上がりするつもりだったのでは無いですか?そのあなたの道楽に巻き込まれた人の身にもなって下さいよ。もちもん、私が、そんな悪党はぶっ潰しますよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 03:48:54
438666文字
会話率:24%
【R3/2/12 アース・スターコミックスよりコミックス3巻発売。R2/12/16 アース・スターノベルよりノベル4巻発売。ありがとうございます&どうぞよろしくお願いします】
騎士家の娘として騎士を目指していたフィーアは、死にかけた際に「大
聖女」だった前世を思い出す。
……え? 聖女って、すごく弱体化しているのに、絶滅寸前なため、崇められている職業だよね?
私が使う聖女の力って、おとぎ話と化した「失われた魔法」ばっかりなんだけど。
そういえば、前世で、『聖女として生まれ変わったら殺す』って魔王の右腕に脅されたんだっけ。
こんな力使ったら、一発で聖女ってバレて、殺されるんじゃないかしら。
……ってことで、初志貫徹で騎士になります! 静かに生きます!
なーんて思ったけど、持っている力は使っちゃうよね。だって、色々便利だから……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 00:00:00
1025463文字
会話率:32%
魔物が蔓延り、神聖石の結界がなければ安心した生活を送ることのできない世界で、結界に護られた帝都の神殿で暮らしているセシリア=ローズネルは、自分の膨大な神聖力の強さを隠して、大聖女の補佐役をしていた。自分の方が圧倒的に力があるけれど、すでに決
まっていた大聖女と蹴落として自分がなろうとは思わず、あまり力がない大聖女リリスをこっそり支えて行ければそれでいいと思っていた。
仕事を選んでほとんどの仕事を押し付けてくるリリスに、いざという時に動ける行動力だけは求めていた。
仕事で駆けずり回っているセシリアは、ある時、第3都市の神聖石に異変が起きていることを知る。
すぐにでも大聖女リリスに動いてもらいたいと願っていたのに、リリスは行く気がない。
だったら私が行けばいいと思って提案したセシリアは、第3都市に向かったことで自分も知らない真実を知ることになる。
護衛騎士のカイル=アズリクフに好意を持たれながらもそれに応えることもできずにいた。
ただひたすらに神聖力を駆使して多くを護っていくセシリアは、自分の力と向き合って大きな決断をすることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 10:00:00
188050文字
会話率:33%
レオン・スパークスはポスティリオン(操縦手)という職業柄、パーティーに参加することも出来ずに日々その日暮らしを重ねる底辺冒険者だ。
王都に移り住んでから約五年が経つも特に目的もなく、上がり目もなく、十八歳になってもこれといって代り映えの
無い毎日を送っていたある日。
帝国に予告無き焼き討ちによって失った故郷の村の唯一の生き残りである幼馴染達と誓い合った【再会の日】が迫っていることに気が付いたレオンは己の惨状を今更ながらに嘆く羽目に。
そうして迎えた誓いの日。
故郷、家族、人生、未来、全てを奪われた恨みと憎しみを胸に、のちにその繋がりや生き残りであることを知られようにするためそれぞれが一切の関係を絶ち、五年後に復讐の戦いへと挑むべく自己研鑽を続けた幼馴染達は誰もがあの頃とは大きく違っていた。
A級冒険者となった頼りになる兄貴分。
|大聖女《プリエステス》として教会の頂点に君臨してしまっていた皆のお姉ちゃん。
里において最強の称号である【精霊騎士】の肩書を手にした生真面目エルフ。
賞金稼ぎとして名を馳せる身体能力お化けな不良獣人少女。
隣国の宰相補佐にまで上り詰めた弟分。
貴族の屋敷で働いていたはずが護身術や暗器術まで身に着け戦闘メイドと化してになっている妹分。
自分がただの底辺冒険者だとは言い出せない空気のまま、そんなトンデモ軍団は帝国への復讐のためにパーティーを組むことになってしまった上に全会一致の推薦によって暗く辛い過去を記憶の底に押し殺して生きて来たレオンは自分達の人生を狂わせた帝国への復讐を目的とする冒険者パーティー【紅蓮】のリーダーになってしまうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 21:59:39
27987文字
会話率:29%
RPG乙女ゲーム『Honest love story』——オネラブをやろうとしたら、なんとディスクに傷が。ゲーム機にいれてもやはり上手く動作しない。どうしてもやりたくなって中古屋に同ゲームを買いに行くと事故に遭って死んでしまった。そして目覚
めるとそこはまさにオネラブの世界。まさか悪役令嬢転生? バッドエンド回避とか? 恐る恐る鏡を見ると主人公の聖女に転生していた。やった、推しキャラとリアル恋愛できるじゃん! 意気揚々とゲームを開始した晶は、その後すぐに驚愕する事に。バグで攻略対象キャラが全員オネエになっていた。え? これって攻略できるの?
かくして晶は恋愛は諦めてメリーバッドエンドの大聖女を目指し、オネエ達と共にゲームミッションである冥王ハーデス討伐の旅に出るのであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 12:01:01
119429文字
会話率:50%
異世界転移で15歳の女子高生、折原つぐみが大ピンチ!目の前には美しい公爵令嬢、アデルが立っていて、なんと彼女から突然のプロポーズ?!
つぐみはこの世界で「大聖女」と呼ばれる存在で、その力が国を救うために必要なんだって。
つぐみは自分が女性で
あることを理由に断ったけど、アデルは全然気にしない。
なんとこの世界は、女性同士で結婚できて、しかも子供まで作れてしまうとんでもない世界だった!
「女子同士で結婚とか、お断りだ!」
少女騎士クレアと出会い、彼女の助けで逃げ出したつぐみ。
「でもアデルも悪い人じゃないし、この国は救ってあげたいんだよね」
つぐみはどんな選択をするのか?
「夢幻の剣璽」がもたらす運命とは?
「それでウズメ、夢幻の剣璽ってなに?」
『と~っても強い力で敵をやっつけて、と~っても優しい心で国を治める力なのです!
一言でいえば、大陸征服なのです!』
「いや、意味がわからないから……」
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1話3000文字~目安。長いと5000文字弱。
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全24話、10万文字足らずの短いお話です。いつも爽やかハッピーエンド。
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ハイファンタジーか異世界恋愛かヒューマンドラマか、よくわからないカテゴリー迷子です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 19:00:00
89247文字
会話率:30%
魔法が繁栄をもたらした魔法大国の聖女として崇められ、強い魔法使いだったアスランは、ある日隣国の『普通の人間』たちに処刑されてしまう。
しかし、死んだはずのアスランはある日目を覚ます。
目覚めたのはアスランを処刑した国、ミンス王国だった。ア
スランは100年後のミンス王国の王女アリスとして生まれ変わってしまう。戸惑うアリスの前には優しい両親に自分を大切に扱ってくれる兄と弟。
自分を処刑した国の人々の温かさに触れ、100年前に一体何があったのかを調べ始める。それをきっかけに祖国であるアリアード帝国の戦争計画に気づいてしまい…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 18:19:21
6151文字
会話率:57%
エフィミアは傾国の悪女と呼ばれ、処刑をされた母を持つ。
そのため、王族だったが王族籍からは抹消されて、孤児として孤児院でひっそり暮らしていた。
十歳のときに聖女の力が発現し、それからは魔物や汚染された土地を浄化して、三年。
王国からの命令で
、増加する魔物を鎮めるために、巡礼の旅に出ることになる。
だが、エフィミアは同じく巡礼の旅に出る大聖女ユリエラのおまけだった。
護衛も一人だけ。
シルヴィウス・エチュアード
聖騎士団の中では狂犬と呼ばれている、異端児だった。
女神を信じて前向きに生きるエフィミアと、神も人も信じていないシルヴィウスの巡礼の旅がはじまる──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 23:29:36
31888文字
会話率:38%
ティナの人生は不幸の一言だった。
孤児として生まれて、聖女の力が発現してからはこき使われる日々。
人々のために昼夜働き続けるティナは人々に大聖女として慕われて、王太子の婚約者に選ばれる。
けれど、そんなティナを妬んだ他の聖女たちに画策され
て、魔族と通じて国を滅亡に導こうとしていたという無実の罪をきせられて、極寒の流刑地に追放される。
ティナはあっけなく命を落とした。
これでやっと終われる。生まれ変わるのなら、紅葉になりたい。
そんなティナの願いは、女神エリザベータの元へ届いた。
「あなたは不幸だった。かわいそうだから、いい人生を送らせてあげる。イケメン逆ハーの人生を!」
ティナは『ドキドキイケメン学園! 〜花の乙女は王子たちから愛される〜』の世界のヒロイン、柊紅葉として生まれ変わる。
けれど女神はうっかりしていた。
女神の選んだ乙女ゲームは、
ドキドキ(心臓が即死の意味で)イケメン学園! 花の乙女は(ヤンデレ)王子たちから愛される〜
と巷で呼ばれる、ラブオアデスの二択じゃないかとプレイヤーから数多のツッコミをもらった、選択肢即死トラップ乙女ゲーだったのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 22:50:32
13466文字
会話率:32%
ヴォルフは同じパーティーに居る冒険者をよく追放する事で有名だ。
終末事変の前ならともかく、平和になった今の時代でだ。
終末事変とは。
勇者レイとその仲間である大聖女、最新の狩人、殺しの化身の四人が人類全ての敵である魔王と戦った事。そして
勇者レイが魔王に勝つ為に命を落としてしまった奇跡と悲劇の出来事である。
その終末事変から十数年後である今。
魔王が持つ終焉の魔力によって命が消えかけていた星の自然は、大聖女によって元に戻り、壊された街や村は紫色の魔法石で復旧されて行き、そして魔王軍の残党も順調に減っていると、平和だった。
終末事変後から『宝珠石』という資源が沢山採れるエンコウン街でもそれは同じだ。
街中は活気に溢れていて明るい。
「君、このパーティーに必要ないから出てっていいよ」
だがそんな明るい街でも冒険者ヴォルフはいつも通り、三ヶ月一緒に冒険したエリスに向かって追放宣告していた。
彼女も今までの冒険者と同じようにパーティーから抜けるだろう。彼はそう思っていた。
だがそれは間違いだったと後で彼は知る事になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 15:03:46
15638文字
会話率:41%
大昔、王国にまだ戦火が灯っていた頃、大聖女として生きていた1人の少女が、何百年も後の其の国で貴族となり、我が身惜しさに自分を見捨てた憎き王子、そして同じ血を引く王族への復讐が記憶の覚醒と共に幕を開ける。
復讐を終えた先で彼女を待ち構えるのは
地獄の炎か、はたまた天使の微笑みか...
人によってはバットエンドにもハッピーエンドにも捉えられる作品です。
全然スパっと人死にます。文字なのであんまり支障ないかとも思ってますが全然死にます。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 00:33:20
5460文字
会話率:29%
王宮で働く聖女、マナ・ウィンズレッド。
そして、彼女は大聖女の一人娘だった。
偉大なる大聖女と比べられ、マナは王宮で「落ちこぼれの聖女」として扱われている。
そんなマナを気にかけ、優しい言葉をかけるのは若き王であるロイ・ブラッドフッドであ
った。
ある日、王宮の聖女をクビになる。
代わりにきた新しい聖女には強大な力があるらしい…。
王宮に訪れた危機にマナは力を欲し、意図せず悪魔を召喚してしまったが───。
※後半からファンタジー色が強くなります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:33:01
14262文字
会話率:40%
その憂鬱は、どこからが憂鬱だったのか。
それは、きっかけさえあれば変わるのだと、そう思った。
この世の端っこ。
海の最果てと呼ばれるその場所には、辿り着くには航路が無いと言われている、ある小さな島があった。
その島にあるタナマ村で生まれ
たアルネは、小さな頃から周りとは違う違和感を感じていた。
そして、その日。
アルネは ’おネエさん’ を拾った。
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このおネエさんとの出会いが、今後の人生を大きく変えることとなる。
この世界の揺らぎ、均衡を保つために彼女は今決意する。
そして、その為に探す事となる様々な種族達との出会いが、アルネを成長させていく。
大聖女としての力も想いも、この世界の為に…そして、自身のために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 20:05:03
284897文字
会話率:47%
年々魔力が減り続けていき、無能な空っぽ聖女だと虐げられていた弱気なティアナ。
呪われた土地と呼ばれる帝国に追いやられる途中、殺されかけ、帝国の大聖女・エルセだった前世を思い出す。
「あれ? 少しだけ魔力が戻ってる……?」
妃待遇で迎えられ
る彼女の夫となるのは、眉目秀麗な皇帝であり、前世での弟子のフェリクスだった。
「これは国が安定するまでの契約結婚です。その後は形だけの妻であるあなたを自由にし、一生の暮らしを保証します」
(あんなに小さかったのに……って最高の条件じゃない!)
前世はとにかく多忙、今世は虐げられっぱなし。
正体を隠したままさっさとこの国を救い、のんびり暮らそうと誓うティアナ。
「愛する人がいるんです。俺は一生、エルセだけを想って生きていく」(いやそれ、前世の私なんですけど)
ティアナとしてフェリクスとの距離が縮まっていく中、帝国の呪いと自身の魔力の減少には関わりがあることが判明し──!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 20:13:05
140233文字
会話率:39%