バツイチアラフォー派遣OLの犬養紗良(いぬかいさら)は、日々増えていく皺、贅肉、ストレスに耐えながら慎ましく生きていた。
世の理不尽に耐えながらも頑張っていた紗良は、無情にも強制的に異世界に転移させられた。
転移した先は、獣人たちが暮ら
す世界だった。
召喚士曰く、彼女は、運命の番と結ばれるために召喚され、彼女の番は、まだ生後三か月の狼獣人でこの国の第七王子であるという。
番であるという小さな子犬を目の前にした紗良は、孤独に震えている第七王子目の前にし、彼を育てる事を決意する。
王宮内で疎まれる存在であった第七王子とおばさんとして邪険にされる紗良。
二人は、離れの古びた塔で生活を始めた。深い愛情で子犬を育てる紗良と、彼女の愛情を一身に受ける第七王子。
第七王子が成長するにつれ、紗良の身体にも徐々に変化が現れて――。
溺愛もふもふ王子×訳ありアラフォーOLのすれ違いラブコメディです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 11:33:55
16729文字
会話率:41%
「お前、本当に使えねぇよな!!」
ブラック企業の歯車として、心をすり減らしながら生きる日々。だが、そんな生活にも終止符を打つ時が来た。
証拠を集めた私は、パワハラ上司を訴え、会社から多額の慰謝料を勝ち取ることに成功する。
「これからは
、自分の人生を楽しむんだ」
心を癒やすためのバカンスへと、私は旅立つ。だが旅路の途中で、乗っていた飛行機が墜落し、私の人生は、またしても一変してしまう。
目を覚ますと、異世界の無人島で幼女に転生していたのだ。
「慰謝料で贅沢するまでは死ねない……」
そう強く心に誓いながら、無人島での生活を始める。過酷な環境、頼れるのは前世で得た知識と社畜精神だけ。
だが、そんなある日、砂浜に一人の少年が流れ着いてくる。
彼は公爵家の嫡男として将来を期待された存在だった。
だが事故によって行方不明となった彼は、すでに「死亡した者」として扱われ、叔父に跡継ぎの座を奪われただけでなく、婚約者からも婚約破棄されてしまう。
すべてを失った少年と、すべてを捨てて生まれ変わった私。無人島という極限の環境の中で、二人は互いを支え合って深い絆を育んでいく。
この作品は、幼女として転生した私が、婚約破棄された公爵とともに生き、最後には溺愛されながら幸せに生きるハッピーエンドの物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 21:04:25
69216文字
会話率:45%
宝石鑑定士として働く私には、母親の決めた婚約者がいた。
荷物持ちや支払いを強要してくる最低の男だったが、
地味な自分には他に相手がいないからと、その婚約を受け入れていた。
ある日、実家に帰ると、妹が私の婚約者と浮気をして妊娠していた。
さ
らに「浮気して、何が悪い?」と開き直り、
母も「お姉ちゃんなんだから、妹の浮気くらい我慢しなさい」と理不尽なことを要求する始末。
さらに婚約者の借金まで押し付けられそうになった私は、家族と縁を切って、一人で生きていくことを決意する。金蔓を失った家族は、抱えた莫大な借金に絶望する。一方で、私は宝石鑑定の知識を活用し、後宮の宮女として輝かしい人生を歩んでいくのだった
※他サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 22:10:19
190836文字
会話率:61%
「俺たちが白い結婚だと疑われているらしい」
家の都合で結婚した夫は、白い結婚だと風聞が悪いと口にする。
二人はこれから仲を深め、その風聞を払拭して、本物の愛を紡いでいこうと約束する。
そんな中、夫が戦争により一年間、屋敷を離れることにな
る。帰りを待つ私だったが、急に手紙の返信が途絶えてしまう。
安否を調査すると、彼が愛人との浮気に夢中になっていただけだと発覚する。
一年後、屋敷に帰ってきた夫は、愛人と共に『私を始末して家を乗っ取る』計画を企てる。愛想を尽かした私は、復讐を実行に移した。
離縁されて、財産や権力まで失った夫は、私を裏切ったことを後悔するのだった。
本作品は後宮の画師として働く私が、太妃や皇子のような権力者たちから溺愛され、モフモフと共に輝かしい人生を歩んでいくまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 22:48:15
103388文字
会話率:55%
「乙女な貴族令嬢? いいえ、私はただの薬オタクです!」
転生先は、まさかのスラム街!? でもどんなに貧乏でも、薬の知識があれば生きていける――そう信じていた元・社畜薬剤師のマリー。 運よく貴族の養女となった彼女は、なんと“替え玉”として王
子に嫁ぐことに!?
そのお相手は……銀髪赤目の超絶イケメン、だけどめちゃくちゃ恐ろしいと有名な“呪われ王子”ノエル・クレアルーン。
「逃げないのか?」
「そっちこそ、覚悟してくださいね?」
初夜から不穏な雰囲気?
いいえ、これは研究対象が目の前に現れた薬師マリーの大チャンス!
冷たいけど実はピュアな王子と、明るく図太いマリーの“夫婦生活(仮)”がいま始まる!
呪いの正体、王宮の陰謀、そして――モフモフ(重要)。
これは“愛”という名の治療と絆の物語。
マッドな情熱と爆発する探究心で未来を変える、ポジティブ全開ラブファンタジー!
※この作品はTalesにも投稿しております。
※投稿に際して、小説家になろう運営・出版社より許諾済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 19:20:00
21386文字
会話率:29%
22歳のクララは、父の爵位を継いでマグラス伯爵家の当主となるはずだった。
しかし、妹のイザベラに次期伯爵の座を奪われてしまう。イザベラはさらに、クララの婚約者デリックまで奪っていった。実はイザベラとデリックは、浮気関係にあったのだ。
で
も。クララは全然悔しくない。今日ものんびりまったりと、花壇で土いじりをしている。
彼女は社交場よりも花壇を愛し、花や野菜を育てるスローライフを切望していたのだ。
「地位も権力も結婚相手もいらないから、のんびり土いじりをしていたいわ」
そんなふうに思っていたとき、一匹の黒猫が屋敷の庭へと迷い込んでくる。艶やかな黒い毛並みと深緑の瞳が美しい、甘えん坊の仔猫だった。
黒猫を助けた縁で、『飼い主』を名乗る美青年――レナス辺境伯家の次期当主であるジェドとも妙なご縁ができてしまい……。
「俺の猫を保護してくれてありがとう。猫を助けてくれたついでに、俺のことも助けてくれないか? 俺の妻になってほしいんだ。契約結婚で構わないんだが」
「……はい??」
とんとん拍子に話が進み、レナス家に嫁入りしてしまったクララ。嫁入りの報酬として贈られた『わたし専用の畑』で、今日も思いきり家庭菜園を楽しみます!
病弱なジェドへのお見舞いのために、クララは花やハーブ料理を毎日せっせと贈り続けるが……
「あら? ジェド様の顔色、最近とても良くなってきたような」
一方、クララを追い出して喜んでいた妹&元婚約者のもとには、想定外のトラブルが次々と……?
――これは予期せぬ嫁入りから始まった、スローライフな大事件。
クララと甘えん坊の仔猫、そして仔猫にそっくり過ぎる訳アリな旦那さまが繰り広げる、ハッピーエンドの物語。
* 併載:カクヨム
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 12:20:00
123496文字
会話率:48%
転生したら、魔法の才能がある美少女でした。
二度目の人生は順調……そう思っていた最中、使い魔としてコアラが現れる。
「ぐも”」
鳴き声に癖はあるけど、見た目はご存知のかわいいコアラ。
これからもコアラと一緒にチートな異世界生活を楽しめると思
ったのに……
コアラは1日20時間寝ているって本当ですか!?
しかもまじでユーカリしか食べないの??
コアラに振り回されていたら、婚約者(10歳)に「浮気者!」と婚約破棄を言い渡されてしまったのですが!?
4歳幼女がなんやかんやコアラと協力して、婚約者と決闘したり、不思議な森の謎を解明したり、王宮の亡霊の正体を解き明かしたり、自称パパたちや婚約者、コアラに溺愛されながら幸せを掴んでいくお話です。
あーあ、今日もわたしのコアラがかわいいなー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 20:11:57
122189文字
会話率:34%
転生したら、魔法の才能がある美少女でした。
人生バラ色と浮かれてエリート魔法学校に飛び級した4歳のある日、使い魔としてコアラが現れる。
「ぐも”」
鳴き声に癖はあるけど、見た目はご存知のかわいいコアラ。
これからもコアラと一緒にチートな異世
界生活を楽しめると思ったのに……
コアラは1日20時間寝ているって本当ですか!?
しかもまじでユーカリしか食べないの??
コアラに振り回されていたら、婚約者の王太子に「浮気者!」と婚約破棄を言い渡されてしまったのですが!?
わたし、まだ4歳なのに浮気も何もないと思うのですが?
しかも、このままじゃ学校や社交界からも追放されちゃう!?
あーあ、今日もわたしのコアラがかわいいなー!!(自棄)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 07:47:24
12254文字
会話率:31%
暗殺・拷問なんでもござれの『悪魔宰相』を父に持つミーリャは学校で『悪魔令嬢』と呼ばれていた。本当なら学校に通わなくても家業さえしていればよかったミーリャ。だけど父親に「後生だから!」とお願いして、ようやく学校に通わせてもらったのだ。
それ
は、女友達が欲しかったから!!
社交界に出ても、父親の悪評のせいで誰とも話せなかったミーリャ。家にも男兄弟しかおらず、常に合理的で物騒な話ばかり。
私はもっときれいで甘くてふわふわした会話がしてみたいんだ~~!
お菓子には夢と希望と幸せが詰まっている。
今日もミーリャはそう信じて、クラスメイトにお菓子を渡そうとする。
たとえ『毒が入っている』と誤解され、逃げられてしまったとしても……。
ミーリャの心の支えは裏庭で見かける野良猫ミャアちゃんだけ。
だけど、そんなミーリャにも転機が訪れる。
なぜか同じ学校に通うアシュレイ王太子殿下に「そのお菓子もらえる?」と声をかけられたのだ。そんなアシュレイ殿下には『婚約者候補を見繕っている』という噂もあって……?
これは陰謀がひしめく学校で、猫しか友達のいない女の子が女友達を作るべく悪戦苦闘していたら、なぜか王太子殿下の婚約者(候補)に選ばれてしまった物語です。
■明日か明後日(6日まで)には完結します。
■全2万文字程度の予定。
■1話目に猫たん登場。2話目に王子とお友達候補の登場です。
■R15表記などは念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 20:31:31
28035文字
会話率:36%
毒親に悩まされた人生で、ようやく自立できたと思ったら邪魔された。
そんな悔しい気持ちを胸に気がついたら『おぎゃあ』と生まれ変わっていたアリアノット。
どうやら転生したらしい、と赤ん坊ながらに精神は前世に引きずられ、呑み込むのにも一苦労。
彼女はなんと大帝国の、第七皇女。末っ子の、皇女様。
年の離れた兄が六人いて、誰よりも皇帝に愛され……いいや、溺愛されている娘なのだ!
自分の状況も把握してアリアノットは心に決める。
「今世こそは幸せになろう」
幼い皇女様は、果たして家族の愛を勝ち取って――望むような未来が手に入れられるのだろうか!
※カクヨム・アルファポリスでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 18:00:00
317069文字
会話率:31%
推しと結婚って、いったいなんの罰ゲームですか!?
腹黒王子×オタク魔女の限界オタクラブコメディ。
街外れでひっそりと魔女の店を営むラリル・ルルレは第二王子ヒアデスの限界オタクである。
転生した世界でオタ活を満喫していたある日、なんとラリル
の店にヒアデス本人が来店するようになり……。
推しの過剰摂取という苦行に命の危険を感じるラリル。
しかもヒアデスからまさかの提案が!?
憐れな魔女は鼻血まみれの苦行に耐え、推しの野望を叶えるべく日夜奮闘するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 19:00:00
80000文字
会話率:62%
容姿、性格、家柄、能力、全てがパーフェクトな国宝級令息のイラリオンは、長年国民を苦しませてきた戦争を勝利に導き英雄となった。宰相である父が舌を巻くほどの頭脳を持ちながら、剣を握れば瞬く間に騎士団長まで上り詰めた傑物。類い稀な美貌も相まって
当然の如くモテまくるイラリオンには、あちこちから縁談が殺到していた。そんな中、イラリオンは親友である王太子から、国王が王女とイラリオンとの縁談を推し進めようとしていると聞かされる。王女に恋人がいることを知っていたイラリオンは、王女を気遣い縁談が白紙になるよう、速やかに結婚相手を探すことにした。
そして数日後、誰もが憧れる国宝級超絶有能美男子令息、嫁ぎ先として最優良物件であるイラリオン・スヴァロフが求婚したのは、王国一の変わり者令嬢テリル・クルジェットだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 14:00:00
143000文字
会話率:53%
「世界一愛らしい俺の天使。お前が人間だったらいいのに」
王太子が目に入れても痛くないほど溺愛する愛猫、リリルの正体は人間である。それも王国一の悪女である。人間に戻れば処刑、猫のままなら溺愛死。どちらを取っても地獄なリリルこと悪女リリルーシア
は、今日も苦悩しながら王太子の膝の上に抱かれているのだった。……死ぬほど溺愛される愛猫業も楽ではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 10:00:00
50000文字
会話率:49%
(旧題:注文の多い婚約者)
貧乏男爵令嬢のアビゲイルが結婚を考えていた恋人アーサーから突きつけられたのは、理不尽な十三の注文だった。
『結婚後は領地を出てはならない』『実家から連れてきた使用人は全員帰すこと』『実家への援助は禁止』『領主・夫
・夫兄弟の仕事への詮索禁止』等の注文が並ぶ中には、『白い毛皮を着てはならない』などという意味不明なものもあって、到底受け入れられるものではなかった。
「こんなの絶対受け入れられない!」とキレたアビゲイルに対し、アーサーは理解を示すことなく冷たく婚約破棄を言い渡したのだった。
新しい結婚相手を求めて夜会に頻繁に参加するようになったアビゲイルだったが、寄ってくるのは胡乱な男ばかり。まともな人が現れたかと思えば、何故かアーサーに邪魔されて惨敗続き。追い討ちをかけるように、毒母が顔も知らない富豪に自分を売り込んだと知らされる。
失意のアビゲイルの前に手を差し伸べてくれたのはアーサーだったが……彼には何やら思惑があるようで。
アビゲイル編/全11話完結
アーサー編/未定
※カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 12:00:00
83763文字
会話率:40%
皇帝陛下の命令で、唐突に決まった私の結婚。しかし、それは、幸せとは程遠いものだった。
夫には顧みられず、使用人からも邪険に扱われた私は、与えられた粗末な家に引きこもって泣き暮らしていた。そんな時、出会ったのは、1匹の猫。その猫との出会いが私
の運命を変えた。
猫達とより良い暮らしを送るために、夫なんて邪魔なだけ。それに気付いた私は、さっさと婚家を脱出。それから数年、私は、猫と好きなことをして幸せに過ごしていた。
それなのに、なぜか態度を急変させた夫が、私にグイグイ迫ってきた。
「イヤイヤ、私には猫がいればいいので、旦那様は今まで通り不要なんです!」
勘違いで妻を遠ざけていた夫と猫をこよなく愛する妻のちょっとずれた愛溢れるお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 16:00:00
96518文字
会話率:30%
私が選ばれるはずはない。
だって両親の期待を裏切った出来損ないなのだから。
ずっとそうやって生きてきた。
それなのに、今更...。
今更、その方は私の前に現れた。
期待してはダメ。
縋ってはいけない。
私はもう諦めたのだから。
ある国の片田舎に、異能者の番となる特別な印を持った少女がいた。
しかし、その少女にはいつまで経っても迎えは来なかった。
両親に虐げられ、奴隷にまで落ちた少女は、全てを諦めながら残された人生を生きる。
自分を助けてくれた優しい人達に感謝しながら。
そんなある日、彼女は出会ってしまった。
彼女を切り捨てた美しい番と。
他視点あり
アルファポリスでも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 17:00:00
205472文字
会話率:32%
「至急、婿を見つけ帰郷せよ」
田舎の実家から突然指令が届いたが、金なし、時間なし、人脈なしの貧乏令嬢ヴィエラには極めて難しい。今だって他部署のイケメン魔法使いクレメントにこき使われる日々で、社交界とは無縁なのだ。
だが実家の跡継ぎ問題となれ
ば動かなければならないだろう。ヴィエラは気合を入れて、婿探しのため二年ぶり&人生四回目の夜会に飛び込んだ。もちろん収穫ゼロ。やけ酒に走ることにした。そうして酔っぱらった彼女が、偶然近くにいた初見の騎士ルカーシュに「一年後なら離縁OK」「労働なし」という契約婿の話を持ち掛けたところ、まさかの承諾。ヴィエラは喜んだ。
だが後日、ルカーシュが国の英雄だと知って――⁉ 契約で婚約したら、溺愛ともふもふもセットでした。
【有能な貧乏魔法使い令嬢×国最強の神獣騎士】←三角関係に持ち込みたい【後輩イケメン魔法使い】
本作はファンタジーありの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 00:00:00
233121文字
会話率:39%
遊馬鏡花は、遊馬家は長女の鏡花と堂上家の三男・慶の婿入りを数日後に控えていた。華族・三國家の分家である遊馬家と、貴族院でも大きな発言権を持つ堂上家と結びつきが強くなることを遊馬家の人間は喜んでいた。堂上慶は華族の間でも有名な色男で鏡花と
の顔合わせも順調だった。
両親は姉の鏡花には厳しく、美しい妹には甘い教育をしておりその格差に鏡花は感情を失っていたが結婚して離れに住むことで少しは待遇がマシになるのではないかと希望を抱いていた。
ある日、妹である遊馬すみれに「お姉さまと一緒に思い出の景色を見たい」と誘い出された鏡花は山の中に置き去りにされてしまう。すみれと堂上慶は恋仲になっており、邪魔者だった鏡花を消そうとしていたのだった。狼や熊も住む山の中に置き去りにされた鏡花は絶望の中、山中を彷徨っているととある人物に声をかけられ救出される。
鏡花を助け出したのは大きな黒い耳と尻尾を持つ不可思議な男で、彼は山中の大きくて豪勢な屋敷に住んでいた。冷たい見たい目とは裏腹に人懐っこく犬のような性格の彼は「虎尾伊吹」と名乗り、彼が五大華族で妖の血を引く「虎尾家」の当主であることを鏡花は知る。伊吹は山で拾った鏡花を気に入り、連れ出すようになる。
虎尾家で花嫁修行をしながら幸せに過ごしていた鏡花の噂を聞きつけた遊馬家の人間が鏡花を取り戻そうとやってきて……。
捨てられ令嬢が、妖公爵と幸せへとひたむきに走っていく、大正ロマン恋愛ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 12:10:00
66941文字
会話率:64%
レーシア・フレイユは18歳になる貴族が参加する社交界の準備をしていた。フレイユ家とは主従関係にあるスペリントン公爵家の令嬢で親友のエヴリンから「第一王子の婚約者様のドレスの色は青色、絶対に同じ色を選ばないように」と言伝を受けていた。
エ
ヴリンに唆されて真っ赤なドレスをきていったレーシアは第一王子の婚約者ヘレンと同じ色のドレスということで顰蹙を買い、爵位を剥奪。密かに恋焦がれていたグレイブからも軽蔑の視線を向けられてしまう。レーシアの両親は娘を守るため彼女を森の奥の教会へと出家させることに決め、彼女を送り出した。森へと向かう前、やってきたエヴリンは「グレイブ様を私から取ろうとしたからよ女狐」と口汚く罵り去っていく。その後、古い親戚であるというシスターが住まう森の教会にたどり着くレーシア。シスター・ヴァイオレットは高齢の女性でレーシアを温かく迎え入れてくれるが彼女は程なくして寿命を全うしてしまう。森の教会に一人取り残されたレーシアは名を「シスター・ミュゲ」と改め森の魔法生物たちとゆっくり暮らすことを決意する。幸せを運ぶボブキャットや夢見のシマエナガと仲良くなり、森に認められた彼女は女神アリスから聖女の力を授けられる。それでもレーシアは森の中で生きることを選び、聖女の力を魔法植物の栽培に使用し、それを加工販売し生計も立てられるようになった。可愛い動物たちとの穏やかな生活もつかのま、森で異変が起きる。
異変を調査しに出たレーシアは翼を切り取られたペガサスと怪しい黒髪の男を見つけ彼らを保護。のちに彼が追放された第二王子エドリムであると判明する。エドリムは王宮の混乱をレーシアに伝え、フレイユ家の子爵夫妻は王族の怒りを収めるためスペリントン公爵家の指示で自らの命を犠牲に王族の怒りを収めたと聞かされ絶望する。
王族・公爵令嬢たちが誰も聖女の力を授からないことに王国は混乱し何物かの暗躍によって第一王子が圧政を始めたこと。エドリムは聖女として国を救い、将来の王妃・妻として自分とともに来てほしいと懇願するのだった。
レーシアは両親の屈辱の死を晴らすため彼とともに王宮へ向かう。そこには王妃の椅子に座るエヴリンの姿があるのだった。二人は彼女を断罪すべく二人は動き出したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 18:10:00
80263文字
会話率:64%
辺境伯の長女アリシア・オレールは自分の意思とは関係なく、婚約解消を言い出してしまう。しかしその発言により無口だった婚約者ジルベール・ジャルディノが覚醒し……。
ジャルディノ侯爵家とオレール辺境伯家を巻き込んだ騒動、魔物の暴走などの事件もあり
つつ、前世のトラウマを持つ二人が幸福になるまでのお話。
氷雨そら様主催「愛が重いヒーロー企画」参加作品です。
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 10:04:51
23739文字
会話率:41%
故郷を失ったメリッサ・アルトナーは、秋の国の大聖女として出世する。その後、冬の大国に実りをもたらすよう命じられ、一時的に他国でも秋魔法が使えるように婚姻契約(白い結婚)を結ぶことに。
しかし過去の国々では酷い扱いを受け続け、また「
国の危機だからメリッサを派遣しろ」と言い出す二国の要請にげんなりしていた。そんなメリッサのことを慮った秋の女神フィーラと、冬の女神オリーブの協力の下、ロッカ国に逃がされ、そこである問題を解決してほしいと頼まれる。
垂れたウサギ耳の聖獣族の国で、そこでヴォルフという青年と出会う。メリッサを歓迎するが周囲に人はおらず、あまり期待されていないと落ち込んだがヴォルフ以外の国民全てが氷漬けされていることを知り、原因を探るため二人で協力し合う。
少しずつ心を開いてくのだが、ヴォルフには秘密にしていることがあるらしく──?
旧タイトル)【短編】閉ざされた冬の国に嫁いだ幸薄令嬢は偽りの婚姻を望む
文字数が大幅に増えたので、リメイク扱いにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 07:24:17
32341文字
会話率:48%
転生先にはサツマイモとジャガイモがない世界! 魔法や妖精と交流のあるサフィール王国、《白の妖創塔》という施設の十三番目の子供としてサティは転生する。
単調な集団生活で黒い獣と出会いつつも、サツマイモとジャガイモを食べたい気持ちが募る。
「貴族令嬢なら今の生活よりも自由が増える……。ということは、土いじりや庭園ぐらいなら許されるんじゃ!? それに妖精貴族なら、植物に身詳しいはず!」
貴族令嬢として養子、そして妖精貴族と婚姻を結べば、施設から出てサツマイモとジャガイモを探せると考えて行動を起こした。
伯爵令嬢として養子になるところまでは順調だったが、義両親は一族繁栄にしか興味がなく、同じ施設出身の義姉トリアからは酷い嫌がらせを受ける。踏んだり蹴ったり。
さらに社交界デビューでは「サティ、どうか私の番になってほしい」と、義姉トリアのご執心している夏の妖精王ミデルからのプロポーズ。
義姉トリアから嫌がらせがエスカレートし、拉致、毒殺されそうになり、何とか逃げ出したものの追手によって殺されそうになるところを、黒い獣だった冬の妖精王アルバートに救われる。
アルバートはずっとサティを助けようと動いており、自分があの時の黒い獣だと告げようとするが、ミデル王の魔の手から救うため契約結婚を提案してしまい――。
※旧タイトル「私事ですが、死の精霊王と番になりました!」→「転生したら妖精王の花嫁候補でした」→「余命×年の訳アリ令嬢は不器用な妖精王の番になりました」のリメイク版です。
内容など話数も大きく変動したので、リメイク版として公開することにしました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 13:45:39
51805文字
会話率:39%
異能の血筋と言われる花月院侯爵家に生まれた私は、異能を発現せず家族から無視され屋敷の一角で幽閉されていた。
いつか自由になる日を夢見て暮らす私に、ある日のこと、無情にも父は豪商当主の後妻になれと命じる。
帝の皇子に見初められた妹が後宮で寵妃
になるための援助を受ける代わりに、無能な娘を厄介払いするつもりらしい。
見知らぬ年寄りと結婚か、それとも家を出られないまま自害するか。
二択を迫られた私は、腹違いの妹の幸せのため結婚することを選択した。
しかし輿入れ当日のこと、屋敷を覆う黒い雲とともに大きな獣が現れる。
「その娘、我が生贄、我が花嫁とする」
そう告げた獣によって攫われた私は、宙に飛ばされ意識を失う。
目が覚めた私を待っていたのは、忠犬のような神様によるとろけるような溺愛だった――。
不遇な侯爵令嬢と愛情深いわんこ系忠犬メシウマ神様による異種恋愛婚姻譚。
思いあう二人は無事に都を狙う悪を倒し、平穏を手に入れることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 18:10:00
55121文字
会話率:36%
孤児院で暮らしていた少女リディア。ひょんなことから、伯爵夫人の病気を癒すことになり、今では妹のソフィアとお屋敷で暮らしている。パンケーキが大好きなリディア。パンケーキの味が落ちたことから料理人の不調に気づき、なんとかしようと奮闘する。使用人
や家族たちを癒しているうちに、なぜだか王国を揺るがす醜聞に巻き込まれ──。
ウサギと妹とパンケーキが大好きで、ちょっぴりマッドサイエンティストな少女リディアが巻き起こす、異世界医療ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 16:26:33
53221文字
会話率:57%
「きゃあーーーーー!!」
ティナ・フィール伯爵令嬢が参加したお茶会で、突然令嬢の叫び声が響き渡った。
ティナの友人であり、このお茶会の主催者であったメアリが倒れたのだ。
メアリに駆け寄ったティナは気づく。
(この口の泡……毒だ……)
家業が医療事業であったティナはメアリに応急処置を施す。
医師も到着して事なきを得たと思ったティナだったが、なんと彼女は家業を理由に毒を盛った犯人として疑われてしまったのだ!
「違います! 私がメアリを傷つけるわけありません!」
ティナの必死の訴えも虚しく、彼女は牢屋に閉じ込められてしまう。
そこでもうティナは自分の中に眠っていた記憶「もう一人の自分、菅原澪」の存在に気づく。
そして、頭上から変な声が聞こえてきた。
「拙者が助けてやろうか?」
ティナは冤罪を阻止することができるのか!?
そして、そのお茶会をきっかけになんとこの国の第一王子・ラウレンス・ルクレールから声がかかり……。
もふもふ生物と契約してお菓子を作るうちに、甘党の王子様に気に入られ、王宮菓子師として王国にお菓子を普及させようとする物語。
(王子様は第一章最後から登場します!拙者発言するモフモフはわりとすぐ出てきます!)
*第一章 契約を交わす
*第二章 王宮アフタヌーンティー改革
*第三章 トレヴィーレ王国スイーツ祭
*第四章 ジュリフィアの森
*第五章 ラナンキュラスの花嫁
*第六章 王子様は私の虜!?
でお届け予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 14:51:27
14136文字
会話率:44%
誕生ガチャに50連続で外れた犬が「もう生まれたくない!」「もとの家族に会いたい!」とギャン泣きで51回目の転生を拒否。 困り果てた神々は元飼い主を召喚することにした。
最終更新:2025-02-23 08:58:25
527625文字
会話率:65%
当分はペットのワンちゃんとして愛玩されてはいかがでしょうか。嫌です!
◇◇◇
成人の儀式でお迎えした精霊は可愛い子犬の見た目なのに中身は荒ぶる戦神でした。
◇◇◇
いいえ戦神の加護は辞退します。
最強の軍人にも暗殺者にもなりたくないので
!
◇◇◇
別な精霊とご縁を結び直したい風花(ふうか)。
風花(ふうか)と離れたくない戦神の阿修羅。
◇◇◇
「加護の交換相手を探しますが…当分はペットのワンちゃんとして愛玩されてはいかがでしょうか。」
風花と戦神の間に入った神官の提案で風花一家に居候することになった戦神の阿修羅。
◇◇◇
阿修羅の加護が欲しいイケメン軍人と、風花と離れたくない阿修羅と、風花に加護を与えたい幼女精霊。
◇◇◇
風花は望み通り、地に足をつけた生き方を出来るのか?
◇◇◇
ご訪問ありがとうございます。
完結まで毎日更新いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-04 08:00:00
112338文字
会話率:58%
行方不明になった娘の身代わりとして、ワトフォード公爵家の養子になったフェリシー。
ある日突然前世を思い出し、自分が全キャラ攻略不可能なクソゲーのヒロインに転生していたことに気づく。
「このままじゃ私、あの3兄弟に殺されちゃう!!!」
つ
まらない人間は即排除、他人は自分のオモチャだと思っている冷徹な長男。
大事な妹の代わりとして来たフェリシーを敵視する乱暴者の次男。
話しかけるだけで好感度の下がる、本しか興味ない無気力な三男。
好感度がゼロになる前にゲームを離脱しようと奮闘するけれど……あれ? こんなルート、知りませんが???折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 20:11:06
121190文字
会話率:28%
英雄騎士であるルイ様と形だけの結婚をした私リリーは、同居する義母と義姉に虐げられて使用人以下の扱いを受けていた。
ルイ様が遠征でいない間は屋根裏部屋に暮らし、雑用として働く日々。
ルイ様が帰宅している間だけは広い部屋で公爵夫人としての生活
ができるけれど、義母たちに用意された派手で悪趣味なドレスに大量のアクセサリーを身につけ、元の顔がわからないほどに濃い化粧をしなければならない。
金遣いが荒く、使用人を虐める悪女のような女──そう伝えられていた私は、ルイ様から嫌われ避けられていた。
そんなある日、庭で掃除をしていると手のひらサイズのモフモフした可愛い小動物が!
それは魔女の呪いで姿を変えられたルイ様だった。
偶然正体を見破ったことで、私とだけ会話ができるように。ボロボロの姿の私が自分の妻だと気がつかないルイ様は、私と普通に話してくれる。
だんだん仲良くなってきた時、義母や義姉の本性を見ることになってしまい──!?
✿︎毎日投稿予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 11:19:15
95315文字
会話率:38%
※ボーイズラブです。
十歳の誕生日に、僕は悪役令息だと自覚した。ショックのあまり、起きたらポメラニアンになっていた。
悲しくなるとポメ化して、ナデナデされると人にもどる。僕を人間にもどせるのは婚約者であるキアノ王子と義弟のリャニスだけ。僕が
ポメ化したせいで王子はちょいちょい遊びにくるようになるし、義弟との交流も増えた。悪役令嬢との裏取引もばっちりだ。勉強したりお茶会したり誘拐されたり、毒耐性を身につけようと倒れたりしながら過ごすうち、僕たちは貴族の子らが通う学園へ入学する年齢になる。そろそろ聖女が出てきて王子に婚約破棄を言い渡されるころだけど、なぜか王子は僕を離したがらないし、弟はどんどん過保護になっていく。モフモフ悪役令息の日常系ファンタジーラブコメです。
*悲しいことツラいことがMAXになるとポメラニアン化してしまい、チヤホヤすると人間の姿にもどるポメガバースの設定をゆる~くお借りしております。頭のねじも緩めてお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 21:37:53
355341文字
会話率:39%
白狼王の生贄としてささげられた人間族の第二王女ライラは、白狼王から「生贄はいらない、第三王子のものになれ」と言われる。
第三王子レリウスは、手はボロボロでやせ細ったライラを見て王女ではなく偽物だと疑うが、ライラは正真正銘第二王女で、側妃の娘
ということで正妃とその子供たちから酷い扱いを受けていたのだった。真相を知ったレリウスはライラを自分の屋敷に住まわせる。
いつも笑顔を絶やさず周囲の人間と馴染もうと努力するライラをレリウスもいつの間にか大切に思うようになるが、ライラが番かもしれないと分かるとなぜか黙り込んでしまう。
自分が人間だからレリウスは嫌なのだろうと思ったライラは、身を引く決心をして……。
両片思いからのハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 19:38:35
15612文字
会話率:54%
侯爵令嬢セレーナの愛猫ソマリのルシェは、飼い主に溺愛されながら幸せな日々を送っていた。
そんなある日のこと。ルシェは、セレーナが社交界デビューをした夜会で恋に落ちてしまったことを知る。しかもそのお相手は、王太子フィリベルトだった!
『ボク
がこの目で、実際に確かめに行こう』
そう決意したルシェは、いつの間にかセレーナの恋路を応援するべく、二人の手紙を口にくわえて運ぶようになっていた。
ルシェの力を借りて、秘密の文通を続ける二人。
だがある日、視察に出たはずのフィリベルトが行方不明になってしまう――!
フィリベルトの愛猫で、ルシェの友達でもあるチンチラシルバーのビアンカの頼みで、フィリベルトを探すことになるのだが……。
はたしてルシェは、フィリベルトを探し出すことができるのか!?
そしてルシェの飼い主である、セレーナの恋の行方は――!?
猫好きモフモフ好きに贈る、最高にカワイイ動物たちの日常と奮闘の様子を、とくとご堪能あれ!
☆毎日更新中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 21:22:05
128305文字
会話率:45%