私は、黒い魔物に取り憑かれている。ずっと、そう思い込んでいた。
東雲凪をいじめる者は、黒い悪魔に襲われる。そんな噂が囁かれる程度には、『怪異』はよくある事だった。私に手を出すと黒い霧の獣が地面から現れて、相手を襲う。過去には一人だけだ
が死人も出ている。その子は見るも無惨に噛み殺されたのに、何故か事件は警察によって揉み消された。
「それは魍魎降しだよ。君が使役しているそれは、妖怪だ」
そう教えてくれたのは、通りすがりに助けてくれた、白銀幸志と名乗る男の人だった。自分は、霊媒師みたいなものだと言う。茶髪だし、サングラスしてるし、色々胡散臭いけど、よく笑う不思議な人。
私は、どうすればいい?
「同じ魍魎使いに教わればいい。でも、ちょっと特殊な世界だから、今の暮らしは捨てなきゃならなくなるかもよ?」
「それは、別にいいよ」
私が笑うと、白銀さんは、少しだけ目を細めて私を見た。琥珀色の、綺麗な瞳だ。
「だって私、今の生活に、失って困る物なんて何一つないもの」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 20:43:32
38806文字
会話率:66%
無くなった母の死相にスマホゲームの世界に生きていることに気付いたコートニー。自分の生首が転がる未来を回避する為、レベルを上げた。
最終更新:2024-08-01 18:45:14
17408文字
会話率:52%
世迷言。世迷言。死相観など犬も食わぬ。
実のところ理的ではなく実利的でもなく、満足のばかりである。ただ彼らを見かけると少しばかりそれも溶けていくようだ。
最終更新:2024-05-14 14:54:22
2089文字
会話率:0%
アルゴストリオン王国の聖刻学院に留学した滝谷副武は、入学式の後に「死相が出ている」と言われてしまう。帰宅時間を遅くすれば死相が薄まるとこが分かった滝谷は、自称魔法使いの霧谷紡と時間を潰すことになる。夜になり、満を辞して帰宅すると、自宅が燃え
ていた。そして、天使が降ってきた?!縁が縁を築いて……
※現状、残酷な描写は保険で付けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 16:00:00
6931文字
会話率:48%
出口昴は日本の男子高校生として、平和に過ごしていた。だが、とある少女との出会いが、彼の未来を大きく変え、そして過去を甦らせていく。
これは、少年が己の過去と向き合い、望む未来へと羽ばたく物語である。
最終更新:2024-01-18 00:00:00
6250文字
会話率:54%
あたしに大事な思想の自由について考えてみた。
最終更新:2023-12-21 07:00:00
568文字
会話率:0%
時の流れというのは残酷である。
今をときめく高校生、小堂 苺。
その正体は魔法少女であり、"死相"と呼ばれる怪物と戦いつつ日常を過ごしている。
戦いの中で友情を育み、恋を知り、願いを探す。そして、かつて自分を愛
してくれた人のために、彼女は成長する。
これは魔法少女の、何てこと無い苦悩の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-12 08:21:31
68903文字
会話率:52%
ある日、小豆(オズ)は死んだ。
最終更新:2023-12-04 12:18:30
57017文字
会話率:45%
形あるものは壊れ、生あるものには死が訪れる。
大地を支える神亀も、霧となって舞う竜鳳もいずれ土くれと化す。
全ては無意味である。
意味無きものに意味を見出し、無形より有形を生ず。
あらゆるものは死灰より新生し、意味を生ず。
正邪相克し、
生死相生する。
人、神、自然は相克し、相生する永遠不滅の循環の中にある。
三位は一体であり、そして同一である。
だが今、五千年間続いてきた帝国は爛熟し、腐り落ちる寸前であった。
人々は神を忘れ、自然を従え、循環は崩れ去ろうとしている。
そんな時、辺境に生きる遊牧民は資源採掘の為、立ち退き、定住化を迫られ大いに反発していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 19:01:31
1105722文字
会話率:51%
少し不思議な力を持つルーチェは、「仕事ができなければ女性でも殴る」と噂の辺境伯エリオットのもとに嫁がされる。役立たずと思われて、追い出されてはたまらない! 幼い頃に出会った憧れの騎士様に恥じぬよう、懸命に働こうと気合いを入れるが――その前に
夫が死にそうだった。
*献身的な天然少女と恋愛運壊滅男による不器用すれ違いラブストーリー。最後に少しだけチクリとやり返しますが、基本ほのぼの、ゆっくりと距離を縮めていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 15:18:10
157840文字
会話率:57%
伯爵家のひとり娘、アルドンサ・リブレは"人の死期"がわかる。
死が近づいた人間の体が、色あせて見えるからだ。
母に気味悪がれた彼女は、「眼鏡をかけていれば見えない」と主張し、大きな眼鏡を外さなくなった。
無骨な眼鏡で&q
uot;ブサ令嬢"と蔑まれるアルドンサだが、そんな彼女にも憧れの人がいた。
王女の婚約者、公爵家次男のファビアン公子である。彼に助けられて以降、想いを密かに閉じ込めて、ただ姿が見れるだけで満足していたある日、ファビアンの全身が薄く見え?
「ファビアン様に死期が迫ってる!」
王女に新しい恋人が出来たため、ファビアンとの仲が危ぶまれる昨今。まさか王女に断罪される? それとも失恋を嘆いて命を絶つ?
慌てるアルドンサだったが、さらに彼女の目は、とんでもないものをとらえてしまう──。
不思議な力に悩まされてきた令嬢が、初恋相手と結ばれるハッピーエンドな物語。
幸せな結末を、ぜひご確認ください!!
※高取和生様の個人企画「眼鏡ラブ企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 11:11:15
10264文字
会話率:21%
「目の前の人を殺す覚悟が、あなたにはありますか?」
長期に渡る不景気、少子高齢化が進んだ少し先の日本では、自ら命を絶つ人間が後を絶たなかった。世界情勢も相まって、安楽死の合法化を求める声も無視できないほどまで大きくなっていく。
そこ
で政府は自殺を合法化し、「とある条件」を満たした者だけが、自らを殺すことを認められるようになった。
この物語は、そんな「とある条件」である「安楽死相談員」を職業としている男と、その周りの、少し頑張りすぎた者たちとのお話である。
※この作品はカクヨムとハーメルンにも投稿しています。
カクヨムでは常に一話先行で投稿しているため、もしよければそちらでもどうぞ
カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16817330648968092736
ハーメルン:https://syosetu.org/novel/312982/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 06:00:00
18653文字
会話率:46%
かつてこの国には天才面師夜叉王というものが居た。
名の通り夜叉、つまり鬼面を特に得意としていた。
しかし、天才は見抜いていた。
かつて将軍だった自分の面を元に鬼面を彫ってくれと言った者に死相が出てたのだ!
修善寺物語を元にしたホラー作品
、ここに誕生!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 20:11:21
2418文字
会話率:50%
無職引きこもり24歳の青年、無槻虚生はある日、ネットでとあるニュースを目にする。
冨羽高校の三年二組の生徒が全員、授業中に一斉に窓から飛び降りた。そんな奇妙でおぞましいニュースだった。
事件を追う警察、死相が見える探偵、インチキ霊媒師
、ジャーナリスト、彼らに巻き込まれ、やがて自らが事件の中心に立たされることになる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 19:17:35
105695文字
会話率:56%
アラフォー会社員だった私(芹奈)は、どうやらネット小説の中の雑魚悪女セレナ・ウィンスフォードに転生してしまったらしい。小説の中に転生ってどういうこと? 混乱の中で見つけた手紙には「あなたには死相が見えます」という恐ろしい言葉。しかもその手紙
の送り主は小説の主人公である予言の聖女! 手紙によると、弟ギルバートの私への負の感情が上限に達すると私は弟に殺されるらしい。奴隷戦士ジードについても同様。こっちはさらに対応が難しいらしいけど、私、ついさっきその人の首を絞めてたんですけど!?
頼れるのは予言の聖女の手紙と、自分への負の感情が見えるというしょぼい特殊能力のみ。でも死にたくない。なんとしてでも「夏休み中に死ぬ雑魚悪女」という雑な運命(設定?)から逃れてみせる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 01:30:26
121115文字
会話率:37%
「風下くん。あなたの顔に死相が見えます」
ある日の放課後。日直当番で居残っていると、クラスメイトの桜咲麗奈が突然、俺に告げてきた。
ほとんど接点のないクラスメイト。事務的な会話しか、したことがなかったと思う。
だから俺は驚いた。このクラ
スに、厨二病を拗らせたオカルト女がいるという事実に。
ちょうど暇だったので、厨二病の戯言に付き合う程度のつもりで、どうやったら死相が消えるのかを訊ねてみた。‥‥‥それが失敗だった。
俺は、占い研究部の部室に連れてかれ、そこで拘束を受けることになる。死相が消えるまで、この部屋から出るなという事らしい。
‥‥‥誰か、助けてください。
※カクヨム様にも投稿
※感想いただけると嬉しいです( ^ω^ )
※監禁要素は薄めかもしれません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 20:16:24
20969文字
会話率:52%
彼は逃げていました。
最終更新:2021-04-10 17:50:53
2301文字
会話率:19%
※この小説は「俺は苦楽を共にした幼なじみを追放する! そりゃ追放するよ。だってお前に死相が出てるんだもの。他のメンバーも出てるから、どうすっかな。」の後日譚です。 興味を抱かれた方は、ぜひ本編の方をお読みください。 シャーリーと故郷へ帰った
ブラッド。 そこへシャーリーの元婚約者と名乗る珍客が表れて……。二話で終了予定。 本編をお読みくださった方々、本当にありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 22:17:59
3727文字
会話率:36%
「ハンス、お前を黒き鷹から追放する!」 王家御用達の特級冒険者パーティー、黒き鷹のリーダーであるブラッドは初期から苦楽を共にしてきた、幼馴染である支援術士のハンスを退職金も払わずにパーティーから追放する。 その後、黒き鷹は連戦連敗。 ハンス
にパーティーへ戻ってもらおうと提案する他メンバーを激しく罵倒するブラッドに愛想を尽かしたメンバーたちは一人、また一人とブラッドの元を去っていく。 酒場で愚痴を垂れ流し、飲んだくれるブラッドは周りから愚か者呼ばわりされるまで堕落する。 だが、これはブラッド自身が仕組んだパーティー解散計画だった。 実はブラッドには昔から死相を見ることが出来て、死相がパーティーメンバーに現れていたのである。 仲間の死を見ることが耐えられないブラッドは死人を出さない為にパーティー崩壊させたのだ。 無事、目論見どおり去っていった仲間の死相は消え、一安心するブラッド。 だが、一番最初に追放したハンスの死相だけは消えることが無く……。全十一話で完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 22:18:38
18765文字
会話率:26%
「俺、一応、神様なの。神様って言っても死神だけどね。」
ヘラッと笑ってみせる想の人懐っこい笑顔からは、到底、想像できない職業である。いや、そもそも死神は職業なのか? という疑問が浮かばないでもないが、あまりの衝撃に情報整理が追いつかない
史織。
想に、死相が出てると言われたばかりなのに、目の前にいるのは魂を刈る死神だという。
ー私は死ぬ? 生きれるの? どっち?ー
天涯孤独の史織は何が何だか分からない。
分からないが…両親が鬼籍に入った今、頼れる大人? は目の前にいる想だけである。十にも満たない幼い史織は、この怪しげな男を頼るしかない。生きる為にはなりふり構っていられない!
自称?死神、齢300歳とちょっとの爽やか美青年:想と孤児の史織の奇妙な関係が始まったーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 12:00:00
174598文字
会話率:52%
リンネはおバカすぎてパシり扱いされている14歳の女子生徒だ。ある日謎の転校生イノイに「死相が出てる」と指摘されてしまう。実はイノイは悪魔たちを飼い慣らすサイコパス男で!?
主人公はリンネとイノイの二名です。
かわいくないリスとわんこが出てき
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-08 13:00:00
18009文字
会話率:47%