公立中学校の校長を退職した杉下栄吉はかつてからの夢であった蕎麦屋を始める。夕陽亭と言う名前は杉下の家の2階から見える夕陽が九頭竜川の川面に映えて大変美しいので、その景色をお客さんに見てもらいたいという思いから名付けた。
お店を訪れたご婦人
からお蕎麦について聞かれ、昔からの蕎麦との出会い、そして蕎麦屋開店に向けた苦労などを台所のテーブルで語りながら回想して物語は進んでいく。
子供のころは貧しい生活からあまりおいしい蕎麦との出会いはなかった。しかし教員として就職すると同時に数々のおろし蕎麦の名店との出会いがはじまる。自分でも作ってみたいという思いから、妻の実家でそばを打つ経験を積んでいく。店を出すにあたり、杉下が一番気を付けたのが他店との差別化。そのために蕎麦粉にはこだわろうと、いろいろ探したのが永平寺町浄法寺地区で昔から栽培されていた的川蕎麦だった。収量が少ないので50年前に栽培されなくなり、友人の家にわずかに残っていた種を試験栽培することから始まった。この蕎麦は粒は小さくが蕎麦本来の香りが強く、冷たくしめて食べるおろし蕎麦には最適の蕎麦だった。発芽には県立大学生物資源学部の協力を得、本格栽培には妻の実家の専業農家の力を借りて栽培に成功し、店を開くことができた。店は永平寺在来品種の的川蕎麦が評判を呼び、順調にスタートするが、3年目の9月、集中豪雨で蕎麦を作ってくれていた畑が土石流で全滅してしまう。しかし開店以来の危機を救ったのは同じような香りの強い品種である島根県の出雲蕎麦だった。さらに店の看板メニューとして取り入れた白山わさびが評判を呼び、ピンチを乗り切り営業再開は成功する。1年後的川蕎麦の収穫で白山わさびとのコラボが実現し、店としては究極の蕎麦の完成を見た。初めは蕎麦屋の開店にも大反対で静かに暮らしていきたいと言っていた妻は的川蕎麦の試験栽培から意欲的になり、豪雨による災害の時には主人を引っ張っていく強気な一面を見せ、究極の1杯の完成に大きな貢献をすることになり、店主の杉下は妻に大きな感謝をすることになる。夫婦とその周りの娘たちや親戚関係のみんなの温かさに感謝しながら奮闘を続ける夫婦の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 00:00:00
89364文字
会話率:43%
ヴィクトリア・オルランド公爵令嬢の婚約者ハリー・ペイルズは、男爵家の次男でありながら、植物の研究に没頭している地味な青年だ。
貴族令息の常識から外れた言動が多いハリーに、ヴィクトリアが激高する姿は、もはやお馴染みの光景と化している。
これは
、隠居してなお権威があるヴィクトリアの祖父が決めた、公爵令嬢の尊厳を踏みにじる政略結婚である。
と言われているが、実際のところヴィクトリアは、婚約者のことが好きで好きで仕方がないのにうまく恋情を表せない、不器用すぎる残念女子。
いつかハリーに逃げられるのではと、内心で怯えているヴィクトリアは、国のお抱え魔女から、ある薬を渡される。
それは、たった一夜だけ、姿を変じて愛するひとのもとへ行けるという、不思議な薬。
気づくとヴィクトリアは、一匹の美しい蝶となっており、教授の娘とハリーの会話を漏れ聞いてしまう。
投稿先:エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-16 21:08:13
8008文字
会話率:39%
【出来損ない】と蔑まれた【鉱員】はいつも通りの日常を過ごしていた。
しかし、なんやかんな会って『万能』で『チート』なツルハシを手に入れて───。
色々な種族で可愛くて強い、かわ強義娘達の『チート』と【万能チート】のツルハシで鉱石栽培をする。
鉱石栽培が大成功して底辺人生から大逆転の最高人生に成り上がる物語。
「両親の教えは正しかったんだ!オリハルコンは石ころじゃなかったんだ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 21:00:00
58507文字
会話率:41%
守り神に助けられた勇者は守り神を気にいる
しかし、ある日その守り神の栽培の話が勇者パーティーにあがって...
戦うことはあるけど残酷描写は無いはずです。
よかったら読んでみてください!
最終更新:2021-10-25 12:21:35
3218文字
会話率:79%
私の名前はビルケ。
この国の北に領地があるシェレファ子爵家の長女です。
国境に位置する我が領地は、冬が長くて気候の厳しい土地ですが、根菜類の栽培に適しており、人口よりも多いのではないかと常々思っている羊たちの恵みのおかげで、なんとか
領民を植えさせることなく暮らしています。
やがて、王宮で侍女をすることになったビルケは、異世界から落ちてきた少女の専属侍女に。
様々な思惑の中で、ひたすらに生きる少女に寄り添うビルケだが、陰謀に巻き込まれ……。
「失ったものと得たものと ~ 萱野 唯 ~」に出てくる侍女ビルケのお話です。できればこちらをお読みいただいてからの方が分かりますので、是非!
https://ncode.syosetu.com/n7651gn/
↑は短編ですが、こちらは全十七話の予定です。順次投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 08:32:54
45834文字
会話率:18%
子供の頃から植物が好きなのに植物栽培を不得手とする水鳥(みどり)は職場の忘年会で当たったVRMMOゲーム「エルムジカ」で植物を育てる夢を叶えるために不人気職業の農民を選択。
チュートリアル作物と揶揄されるパースニップだけを育てて、仕事とゲー
ムを両立させつつ、全く戦わないのんびりマイペース農民プレイを楽しみます。
実は誰も知りませんでした。
一番安くて一番早く収穫できるパースニップに無限の可能性が秘められていることに。
2020.7.9 本編完結しました。
2020.7.18 完結後手直ししまして6000文字くらい増えました。蛇足を投稿しました。
2020.7.26 蛇足2と3を投稿しました。
2020.7.31 蛇足2が正直面白くないので、書き足ししました。
2020.8.22 各種ビールイベントが中止になって寂しいので蛇足4を投稿しました。
2020.9.10 総合評価30000pt達成しました。ありがとうございます。
2020.10.9 第2回ESN大賞の一次選考を通過しました。
2020.10.29 最終結果発表前で落ち着かないので蛇足5を投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 18:07:43
141832文字
会話率:20%
唐宗の外側の弟子である唐さんは、彼の内側の宗派を盗んだことで唐宗に容認されませんでした。 名前は斗羅ダルです。 魔法も、闘志も、武道もありませんが、武道の魔法の精神はあります。 ここにいる誰もが、彼が6歳のとき、スピリットホールで彼の精神を
目覚めさせました。 ウーフンには動植物や道具があり、人々の日常生活を助けることができます。 ただし、優れた精神のいくつかは栽培に使用できます。この職業は、斗羅大陸-精神マスターで最も強力で重要な職業です。 唐宗の隠された武器が斗羅大陸にやって来たとき、そして唐さんの武道が目覚めたとき、彼はこの武道の世界で唐宗の栄光を再形成することができましたか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 14:04:46
14633文字
会話率:9%
あの時再び開かれた門に召喚される者は全ての元凶全てを憎む闇の紋章大根を栽培している所でも聞いておけラジオ体操の前が体育大会にある。
それが優しさ、秘密の部屋その憧憬今再び世界を見せる英雄達の活躍を願っている。
最終更新:2021-08-31 13:23:45
993文字
会話率:16%
【12/28書籍刊行&コミカライズ開始】次期皇后の座をかけて、五家の姫君たちが競い合う場所「雛宮」。
黄家の玲琳(れいりん)は、やや病弱ながらも才気に溢れ、次期皇后候補との呼び声高い美少女だったが、それを妬んだ朱家の姫・慧月によって、互いの
体を入れ替えられてしまう。
慧月の卑劣な罠によって、真実を訴える言葉を封じられ、処刑にまで追い込まれる玲琳。回避しても、野ざらしの粗末な蔵に身一つで追いやられてしまう。
だが、慧月は知らなかった。
「ええと、死にかけるのはわりと日常なので問題ないのですが……それより、こんな健康な体で過ごさせていただけるのですか!?」
玲琳は「やや病弱」どころか、数日に一度倒れるほどの虚弱体質であり、それゆえ鋼のメンタルを持つ少女であったことを――!
荒野で薬草栽培はお手の物、これまで抑えていた鍛錬も存分にできる!
降って湧いた健康な体に歓喜し、「朱 慧月」としてここぞとばかりに伸び伸び過ごす玲琳。
一方これまで「朱 慧月」を蔑んできた、皇太子をはじめとする周囲は、突然様子の変わった彼女に、徐々に惹かれていき……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 20:00:00
41036文字
会話率:34%
【背景】
僕らの住む街が、中世風の異世界に転移したらどうなるのか?
街の外に舗装路も物流センターもなく日用品が不足しますよね。
その時、街の陸自駐屯地は……各地で重機を駆使した災害支援に従事してきた施設科の隊員さんが活躍してくださるは
ず。
ここでは、魔法や異能ある世界で陸自施設科にご活躍いただきます。
【ストーリー】
2037年夏、7万人が住まう宮古島市全域は異界へと転移した。
異界の外地より10メートル級の巨大な土人形アンノウンが島に襲来。レールガン部隊の応援下、陸自駐屯地は防衛の任に就く。
船便に食料の多くを頼ってきた島の食料備蓄が欠乏していく。半年を経て、島の主な備蓄は特産品のサトウキビとサツマイモ程度に。大学芋の類が中心の食生活を強いられる市民。栄養は偏りがちで虫歯も増えていく。
調査により、島は琵琶湖に転移しており、外地は中世風の異世界日本であると判明。駐屯地施設科の隊員たちは、物質調達の命を受け外地に赴く。外敵の脅威もある中、小型ドーザで地を慣らし開梱し作物を栽培。屯田兵と自ら揶揄しつつも島に食糧を届けることができた。
しかし食料備蓄はなお厳しい。外地の人々との交易に活路を見出したいとの市長の意向に駐屯地司令は同意する。
それは、外地の異世界日本を従属させているエルメヌーム帝国の統治下に島が組み込まれることを意味する。
帝国への発言権の確保と貿易促進の観点から、司令は異能を活用した琵琶湖から日本海への運河作りに挑む決断をする。
かくして、ツチミカドの異能持ち土御門となった和希と、陸自施設科の長さ20kmに及ぶ運河作りの挑戦が始まった。
【SS「じみか」】
物資が不足する中、異世界の市民生活はどうなっていくのか気になります。
島の設定は同一に、島の地域情報誌「ジミカ」を発行している防衛系女子校のSSを先行して書いています。
こちらは主人公和希の半年前をギャグテイストで描き、物資不足をシリアスすぎる話にしないようにしています。よろしければ、↓よりご一読ください。
https://ncode.syosetu.com/n5930hd折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 15:45:55
3857文字
会話率:17%
これは、一人のナイスガイと、異星生命体か、地底人か、植物怪獣に相当する何かとの遭遇を記録した、人類への警鐘である(半分嘘)。
※ハーメルン様にもマルチ投稿しております。
最終更新:2021-08-04 00:00:00
5678文字
会話率:1%
会社を辞めて母が営むランの栽培農園に転職した。。
この作品はショートショートガーデンに投稿済みです。
https://short-short.garden/S-uCTqaD
最終更新:2021-08-03 23:58:06
381文字
会話率:0%
むかしむかし。
栽培が本格化する前の時代より、東北でリンゴをささやかに育てていた一家に生まれた六郎。
試行錯誤しながら、リンゴの栽培を模索していた彼は、ある年に連日の強い日差しにさらされて……。
最終更新:2021-08-03 19:00:00
2997文字
会話率:0%
アサガオの育成。
誰もが一度は通るだろうその道を、僕も歩んだことがある。
でも、配布されたプランターは、何かがおかしい。
そして、育っていくアサガオたちも……。
最終更新:2021-02-10 21:00:00
2500文字
会話率:0%
かつて、レモンが日本へ伝わって間もない頃。
商用へ向けて栽培を始めた農家たちは、各自の試行錯誤を重ね、研究を続けていた。
とある農家は、レモンのひたすらの大きさを求め、改良を試みていたらしい。
そしてある年、これまでにないほどの勢いで枝が
伸びる事態があり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-20 21:00:00
2419文字
会話率:0%
就職が決まらずハローワークに通う日々。
いつものハローワークの扉を開けると異世界に迷い込んでしまった。
迷い込んだ先で薬師に薬草の栽培をするように誘われ話に乗るが・・・。
異世界で薬草を育てて暮らすことを決意した男の物語。
※何番煎じでし
ょうか?
※カッコいい戦闘シーンなし。それなりに追放予定。ほんのりざまぁ予定。
※土曜日に不定期更新です。思いついたときに更新します。
※★評価・感想・誤字脱字報告、お願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 12:00:00
93468文字
会話率:38%
私は気付いた時には一人だった。ぼーっと現状把握を始めた。私の周りにはいつも人ではない何かがいるし、それの言葉が分かるので、この世界が自分の生きていた世界と違っていたのは分かった。
ついでに言えば、人ではない彼らはどうやら精霊と呼ばれる存在
だと知った。
そして残念ながら私は人間であることも知った。
まあ、人間に括っていいのかは分からない存在ではあるが……。
まあ、それはいい。今の状況を説明しよう。
私の畑で育ったレタスっぽいような、ベビーリーフのようなものを籠一杯にした農夫が土下座しながら謝っている。
「ダナの森の魔女、申し訳ありません!!妊娠中の妻がどうしてもラプンツェルを食べたいと言っておりまして!!」
そんな土下座して土に額をこすりつけて彼は謝り続ける。
「あ、別に一人じゃ食べきれないんで、持ってってください。」
サニーレタスを栽培したことがある人間はある意味、想像がつくだろう。むしっても、むしっても育ってくる葉っぱ。今、農夫が漁った畑はまさにそんな感じだ。
「むしろ持って行ってください、助かります。」
そう言ってから彼の元を去っていった。ラプンツェル、この葉っぱラプンツェルって言うんだ、ふーん。なんって思っていた。
と、思ってたら子供押し付けられて、育児経験ゼロの魔女、頑張って子育て始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 19:20:21
37821文字
会話率:45%
「新聞社を焼かねばならぬ。
我慢に我慢を重ねてきたが、もうダメだ。
すべてを失い、悪に堕ちてでもこの粛清をやり遂げねばならない。
それが王として最後の責務である」
聖オルタンシア王国の国王ジルベールは王位を継ぐ以前からマスコミに嫌われて
いた。
「新聞に書いてあったけど、ジルベール様は権力を傘にきて地方領主にパワハラしてるらしいぞ!」
(領民を奴隷にして麻薬栽培してる不届き者を罰しただけなのに……
口封じに危うく殺されるところだったし)
「新聞に書いてあったけど、ジルベール様は仲のいいお友達の領地にばかりお金を支援しているらしいわ!」
(ドラゴンの群れの襲撃受けたから復興支援してるだけだって……
それに国境線守っている彼らが倒れたら王都も危ないんだぞ)
「新聞に書いてあったけど、ジルベール様は女好きで毎晩美女をムリヤリさらっているらしいぞ!
お后様はあんなにお美しいのに!! 爆発しろ!!」
(妻以外に女性は知らないし、てかその妻も最近相手してくれないんだが……
ん? 妻の寝室に見知らぬ男が————)
マスコミは偏向報道により、ジルベールが国民に嫌われるように仕立て上げた。
悔しさに歯を食いしばりながらも己の責務を全うするジルベール。
称賛を浴びられなくとも、自分の行いが国や民のためになることを信じていたからだ。
ジルベールの生き様に心を打たれる者や救われたことに感謝をしている者たちも少なからずいた。
しかし、その想いは彼には届かず、限られた信用できる人間にしか心を開かず、孤独に打ちひしがれる。
ギリギリのところで踏みとどまっていたジルベールだったが、マスコミの起こしたある事件により我慢は限界を超える。
「敵国よりもドラゴンよりも恐ろしい敵がすぐそばにいる。
奴らは無実の者に罪を着せ、罪深き者を無実にする力を持つ。
民よ、どうか気づいてくれ。
私の蛮行が無駄にならないように……」
これは後に『流刑王』という異名を背負うことになる善良な王ジルベールと悪意に満ちたマスコミとの戦いの物語である。
※この作品はアルファポリスにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 19:30:23
227370文字
会話率:22%
藤森あやめ(二十三)は十年付き合った幼馴染にフラれた。突然だった。
絶望に打ちひしがれたあやめは思う。
「もう男なんていらない、仕事に生きる!」
四年後、宣言通りに仕事に邁進するあやめに唐突に下された辞令は「専属農園への出向」だった!
群馬
県の僻地に飛ばされたあやめが出会ったのは、脱サラして有機野菜の栽培農家を始め、あやめの勤める会社と専属契約を結んだ農園の経営者、実岡 陽一郎(三十五)。
二人は美味しい野菜を育てるべく農業に従事する。
農業に慣れ、ようやく収穫だ、さあ出荷だ!となった時、なんと会社が倒産した。
え?この大量の野菜どうするの?せっかく美味しくできたのに……。
こうなったら二人で販路を見つけ出そう!どうせ無職になったわけだし!
これは失恋の痛手を癒しつつ理不尽な社会の荒波に揉まれながらも、前向きに懸命に生きていくアラサー女子藤森あやめのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 20:30:27
53572文字
会話率:50%
友人に流され、30,000円もの大金をゲームの購入に費やしてしまった橘真琴。その真琴が選んだのは人気ワーストNo.1の農家であった。攻撃力、防御力もない状態で行き着いた先はダンジョンだった!?クワを片手にダンジョンに入っていった真琴の運命は
いかに!
栽培スキルを極めた真琴の行き着く先は!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 00:00:00
113773文字
会話率:37%
オープンワールドのゲーム『シュピルアーツ』は、一年という長期間のクローズドβテストを終えて正式オープンした。
β時代は攻略組のトップを走っていたリーフだったが、実はやりたいことがあった。それは、『生産』! この世界は、どんな生産スキルでも覚
えることができる。ポーション作成、鍛冶、装飾品作り……やりたいことだらけだ。
しかし、リーフは生産にのめり込みすぎてしまい……ログアウトボタンが消えていることにしばらく気づかなかった――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 20:00:00
40461文字
会話率:25%
交換条件は、神様の玩具になること。
妹を助けてもらった条件として、楠木ひなみは異世界へ渡った。その世界で「ポイント」を集めて、神様の役に立つことがひなみに与えられた玩具の役割。
戦闘が苦手なひなみは、神様から加護をもらい異世界を生き抜いて
いく。
幸い、珍しいとされる“薬術師”の適性があった。その力と神様の加護で最高級回復薬を作り、誰にもできなかった薬草栽培を成功させてしまったり。
そんなひなみが仲間と共に冒険をしていく……生産系の、ほのぼのがっつりファンタジーです。
※双葉社Mノベルスより書籍発売中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-08 13:38:14
755252文字
会話率:46%
黄金の国の神話。
これをくれた人物は『ハーレムの少女』の翻訳を依頼した“彼”だった。
「この、黄金の国ってなんですか? ジパング?」
「そうじゃなくて、南の方に小麦の栽培が盛んな地域があって、多分それのことだと思う」
「小麦ですか」
「俺
らも貿易とか侵略とかで手に入れるんだけどさ、高かったんだよね。それこそ纏まった量が欲しかったら金で払ったっていいくらい」
「へー、意外。肉と牛乳の他にも口にするんですね」
「遊牧民だからってそればっかり食べてるわけじゃないんだよ?」
そんな雑談をしながら資料を受け取ったんだけれど、その中に黄金の国の神話集があった。こんな細かくて関係なさそうな情報、要るのかな? 毎度異常な重さになるお土産を鞄に詰め込む。
筆休めに訳してみたんだけれど、後でバレたら「それじゃあ俺の国の神話でも渡しておけばよかったなあ」とか言われるかもしれない。……まあいいか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-16 12:43:12
844文字
会話率:0%