エリザベートは可愛らしい姉に比べぱっとしない自分の容姿に悩んでいた。
そんなある日王太子であるアランに努力を認められ恋をし、幸運にも彼の婚約者に選ばれたため未来の王妃として日々励んでいた。
教育は順調、王や王妃との関係も良好。
ただ、婚約者
である王太子、アランとの関係だけはうまくいかず、思い悩んでいた。
そんな時に王妃から王太子の過去を聞き、自分が愛を知らない彼を癒すのだと意気込みそれまで以上に努力する。報われなくても、必死に。
だが、限界はおとずれた。
※狂う程の恋心を利用出来たとしたらという作品に出てきたエリザベートの話です。これ単品でも読めると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 21:25:28
47870文字
会話率:37%
プロローグ
「全然暇にならないじゃん」
連続15連勤明けで、やっと家にたどり着いた薬師の ルリィ・オミナイ は、撒き散らされた書類の山にうんざりして、いつものようにため息をついた。
「だからさっさとあんなヤツら見捨てて、オレ達だけで
、好きな事だけして過ごそうって言ってるじゃ無いか」
久しぶりの帰宅で、家中の窓を全開にしたのがまずかった。
銀の鬣をなびかせて風を全身に受けながら、ゲッコウ は呆れ、いつも言っている悪態をついた。
「こんなんじゃ何のための《魔女の家》なのかわからないわ」
ここにきたら思う存分、このベルベットのような美しい毛並みをすいてくれると思っていたのに。と ニコ がそれに続く。
「「毎日美味しいものをたらふく食べさせてくれるって言ってたのに」」
金眼で睨む2頭の幻獣に、ルリィは「ヴっ」と呻き机に突っ伏した。
「こんなに疲れてるのに、2人は私に料理させるんだ?」
優しく無い。優しく無いよう。ルリィの嘆きも聞こえないふりをして、2頭は「さっさと飯を作れ」とキッチンに移動するように促す。
「アウルス様が全然休ませてくれないのが悪いんだ」
重い腰を上げ、渋々書類を集めながら、文句をつけるルリィに2頭はそれでも追い打ちをかける。
「「お腹が減った!」」
「私もお腹減ってるよ!?」
床に散らばった書類をそのままに、ルリィはキッチンへ向かう。
ここは《魔領域》の[帰らずの森]にある《魔女の家》。それは、神秘の魔力で護られ、悪意外敵を拒み、望む者が認められると現れる森の中の隠れ家で、《聖領域》で暮らす人間達にとっては御伽話にもなっている。
そこで[魔女の薬屋]を営む店主のルリィは、2頭の幻獣の腹を満たすために、今日も突然の依頼で減ってしまった大量のポーションを作る傍ら、すき焼きとプリンを作るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 06:00:00
124422文字
会話率:38%
とある理由で実家を出ることになったルーク・シェラードは薬師である母親の師匠、アンヘリカに養子として引き取られることになった。不安な気持ちを胸に馬車に揺られること数週間、ルークが辿り着いた場所は街の人々から”魔女の薬屋”と呼ばれているおんぼろ
で小さな薬屋だった。
ひょんなことからアンヘリカに薬屋の経営を任させることになったルークはユニークスキルを駆使し、仲間たちと共に大陸一の薬屋を目指して奮闘していくのであった。
完全不定期更新。
こちらも一話更新、一ブクマを目指します(*'▽')
よろしくお願いいたします_(._.)_折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 17:54:39
18643文字
会話率:37%
深い深い森の中、細い道を頼りに辿り着いたそこは魔女の薬屋。
ようこそ、いらっしゃいませ。
紫色の魔女と黒髪の少女が迎えるログハウス。
一癖も二癖もあるお悩みを抱えた客人に、今日もお薬を処方します。
「お師匠。この前のお客さんからお礼のお菓
子もらいましたよ」
「ハナ。師匠より先に礼品を食べるんじゃない」
さあ。どなたさまもどうぞご相談あれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 12:30:00
61792文字
会話率:45%
「アナタ、野良魔女の毒を飲んだでしょう? 《魔女の薬》は人の死に関わる物を作ってはいけない縛りがあるから、アナタに死なれるのは困るのよ。本来なら手遅れなのだけど、今回はと・く・べ・つ」
「私と仮の従魔契約をしましょう? 一年の期間限定にして
おいてあげる」
夫に毒殺されたことがキッカケで前世の記憶が戻り、バーテンダーとしての能力を買われてヘレナは、気まぐれなガチムチ長身のオネェ系魔女様(♂)の従魔(猫)として契約することで命を救われる。
対価は一年間、異世界のお酒でカクテルを提供すること!
その後リエン教会に保護されて夫フィリップと最速で離縁して自由に。
オネェ系魔女様の気まぐれに振り回されつつも、無自覚溺愛の日々が待っていた!?
カクテルを気に入られただけではなく、従魔の姿(猫)以外でもキスやハグのスキンシップも増えて、甘すぎる態度にヘレナは異性として意識していき……。
常に明るく堂々とする魔女様に惹かれていくうちに、野良魔女や他の魔女たちの嫌がらせがヘレナを襲う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 22:52:38
103380文字
会話率:51%
一週間前まで恋人だったはずの男が、他の女性と楽しげに話している。私の目の前で堂々と。浮気?それにしては様子がおかしい?私たち、まだ別れてもいないのにどうして?ヒロイン視点2話、ヒドイン視点2話、第三者視点1話の全5話予定。
最終更新:2024-07-01 10:55:44
34839文字
会話率:30%
その魔女の薬はとても良く効くと国中で評判でした。そんな魔女の元で働いていた恋に不器用な少女の恋を叶えるために、魔女は彼女にとある薬を与えました。
エブリスタと重複掲載しています。
「あの薔薇が咲き乱れる頃には」に登場したテオとクミィのお
話となり、最初の三話(8000文字)はそれだけで読めるように書いているつもりです。
おまけの部分は自作「あの薔薇が咲き乱れる頃には」の主人公をご存じの方がどういうふたりなのかを分かりやすいと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 21:05:34
8991文字
会話率:39%
父親の後妻が病に倒れた。しかしその病は深刻で医者たちは揃って匙を投げた。
父親は藁をもすがる気持ちで森の奥に住むという「魔女」に救いを求めた。
魔女の薬でその時は症状が緩和されたが、毎日飲む必要が有るという。
その薬の作り方を覚える為に、私
は魔女と共に森の中の魔女の家を訪れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 17:37:48
21516文字
会話率:53%
ルドベキア王国。
自然豊かで平和で穏やかな国に、千年もの時を生きる魔女がいた。
腰まである薄紫色の髪、若草色の瞳を持ち、常にカラスのような黒い帽子とローブを纏い、森の奥に独りでひっそりと暮らしていた。
魔女は草花に魔力を込めることで薬を作る
。
傷薬に熱冷まし、鎮痛薬、日常で必要になるものなら大抵は作ることができた。
人々は魔女の薬を求めて森にくる。
街に行けば医者はいるが、診療代や薬代がとても高く、余程重い病でない限りそちらに行くことは無かった。
魔女が薬の対価に要求するのはいつだって花。
道端のたんぽぽ1本でも喜んで受け取った。
―これは、ラヴィムの魔女ルピナスが幸せになる為の物語である。
※R15と残酷な描写については流血や欠損表現がある為つけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 06:12:58
17126文字
会話率:49%
アステル王太子殿下の婚約者であるエレノアは、一緒にお茶を飲んでいても会話が進まず、また一度もエレノアの方を向かない殿下に不安になっていく日々。
そんなある日、侍女に森に住む魔女の話を聞く。魔女に婚約者の事を相談すると食べると『相手が本音を言
う飴』を渡される。早速次のお茶会でそれを紅茶に混ぜると美味しくなると伝え、殿下の紅茶に混ぜてもらう。すると殿下の口からは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 18:00:00
3991文字
会話率:64%
公爵令嬢エミリア・ハイデンブルクには秘密があった。
誰にも言えない、この世界に生まれ変わる前の事。エミリィという名前の前世があったこと。
そんな前世で助けたフランシス少年に恋したエミリィは、病で死ぬ時に、魔女の薬を飲んだのだ。
恋する人の
そばに生まれ変わることができる魔法の秘薬。
しかしその薬には……。
魔女アリエルは言った。
「ただし、絶対に愛した人、希望の人と添い遂げなよ。じゃないと、あんたは泡になっちまうからね、マナの泡になって世界を漂うことになるからね——」
と、そう。
確かにフランシスのそばに転生できたエミリィ。そう、フランシスの姪として産まれた彼女。
年の差なんか気にしない!
絶対に叔父様と添い遂げてみせるんだから!!
童話の人魚姫がモチーフです。
楽しんでもらえたら嬉しいな。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 18:39:32
13075文字
会話率:26%
薬師だった両親亡き後、薬師として店を続けていたルーラ。
お忍びの貴族が店にやってきたと思ったら、突然担ぎ上げられ馬車で連れ出されてしまう。
連れて行かれたところは王城で妃にって…お忍びの貴族は陛下だった?
一夜の慰み者にされるなんて絶対に嫌
です!と思ったら、こんなことになったのはルーラの魔力漏れが原因だった?
え?私、帰れないんですか?
アルファポリスにて掲載したものをまとめ、加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 12:00:00
110007文字
会話率:28%
ヴィクトリア・オルランド公爵令嬢の婚約者ハリー・ペイルズは、男爵家の次男でありながら、植物の研究に没頭している地味な青年だ。
貴族令息の常識から外れた言動が多いハリーに、ヴィクトリアが激高する姿は、もはやお馴染みの光景と化している。
これは
、隠居してなお権威があるヴィクトリアの祖父が決めた、公爵令嬢の尊厳を踏みにじる政略結婚である。
と言われているが、実際のところヴィクトリアは、婚約者のことが好きで好きで仕方がないのにうまく恋情を表せない、不器用すぎる残念女子。
いつかハリーに逃げられるのではと、内心で怯えているヴィクトリアは、国のお抱え魔女から、ある薬を渡される。
それは、たった一夜だけ、姿を変じて愛するひとのもとへ行けるという、不思議な薬。
気づくとヴィクトリアは、一匹の美しい蝶となっており、教授の娘とハリーの会話を漏れ聞いてしまう。
投稿先:エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-16 21:08:13
8008文字
会話率:39%
嵐の夜、森に住む魔女エイラのもとに、騎士サイードが訪ねてきた。
大国の客人が眠ったまま、目覚めないのだという。
国王の命により王宮に連れていかれたものの、他の医師や薬師に疎まれ、患者に会うことすらできない。
どんな目にあっても、笑みを浮かべ
る魔女を不憫に思い、サイードは彼女のちからになることを決意する。
妖精を従える気弱な魔女と、生真面目な騎士の物語。
全八話、毎日二話ずつ更新。→完結しました。
*****
アンリ様の『私の神シチュ&萌え恋企画』参加作品。
魔女・妖精・騎士といったワードに萌えを感じるかた、童話的世界がお好きなかたは、手に取っていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-23 20:00:00
29940文字
会話率:27%
大学2回生である高見成明は塾バイトの一環で参考書を求めたところ、ひょんなことで異世界から来たドラゴンで魔女な "グレーゼ" に出会う。
そんなグレーゼが掲げる目標は世界征服!......であったが、現状はボロ屋で魔女の
薬を売る、私生活もままならないただの貧乏であった。
そんな少女に巻き込まれず、お金節約一人暮らし学生生活を静かに送りたい成明だったが、そんな夢幻は徐々に消え去っ行き......
平穏を求める少年とドタバタ異世界少女が節約と私欲を繰り返す、ノーマネー庶民派ファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 22:03:22
158619文字
会話率:56%
イーレとラクリマは、友人だった。
けれども、ラクリマが、イーレの婚約者であるランギットを好きになったため、二人の関係は少しずつおかしくなっていった。
どうしてもランギットを諦めきれないラクリマは、黒の森の魔女に薬を依頼した。
イーレの幸せを
願って作って貰ったのだと、ラクリマは言うが、今までのこともあり、イーレは半信半疑。
それでも、飲んだところでたいしたことにはならないだろうと、すすめられるままに薬を飲んだ。
その薬を飲めば、運命の相手に会えるのだと告げるラクリマの声を最後に、イーレの世界は暗転したのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 21:06:12
14114文字
会話率:39%
魔女のマリィと、同居人ルトのお話。
静謐の森に住む魔女を訪ねると、魔女の薬を買う事が出来る。
人々は皆、己の望みを持って彼女の家を目指すのだった。
1話完結する話をメインに書く、己の娯楽小説。
最終更新:2020-09-15 16:44:19
15228文字
会話率:49%
ある町で皆に憂鬱の魔女の薬店と呼ばれている店を営む魔女の過去
勢いと勢いで書いた駄作です。どうか大目に見てください。
もしかしたら長編にするかもしれません。
最終更新:2020-01-03 20:25:07
319文字
会話率:0%
深い森の中、一軒の小屋に住む森の魔女
その森の魔女の薬を求めてきた少女
しかし、たどり着いた先で聞いた言葉によって少女の運命は変わっていく
最終更新:2018-08-05 16:43:05
2994文字
会話率:36%
むかしむかし、緑溢れ豊かな水源を持つ美しい国の端っこ、深い山間にある小さな小さな村には20人程の人々が暮らしていました。
村でただ一人の子供、ローレルは体の弱いお母さんの為に薬を買ってきたり、木の実を摘んでお金を稼いだりと一生懸命に頑張って
いました。しかし、ある日不安に涙しながら森へ入ると1羽の青い鳥に話しかけられました。
魔女の薬を手にいれたローレルに村の大人達は───?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 18:18:56
6377文字
会話率:54%
日本の八百万である一柱でる女神がある時、下界で流行っている異世界トリップ物の小説にハマり、初めて自分の欲望を知る。そして小説だけでは飽きたらず時空を司る神へ頼み異世界、戦争が無く剣と魔法の世界フルーアーへと渡る。神である事を隠し魔女として生
き五百年、知識を蓄えた魔女は水の国の王都の外れで16歳の少女の姿見、名前をティナと名乗り、薬草を使ったお茶や、お菓子で商売を始めながらスローライフを送る、そんなお話しです。
バトルな物は少ないと思います。
一話が短いです…
お話に薬草や取り扱いが出ますがあくまでファンタジーですのでお気を付けください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-22 09:24:43
6125文字
会話率:50%