賽原・斎。大学生。神話好きで、神社好き。大学二回生の夏、日本を一周する神社巡りを敢行した彼は、旅の終着となる伊勢神宮の、雨にわずかに濡れていた宇治橋で盛大にすっ転び――それが、新たな旅の始まりとなった。
自分の名もわからないくせにとにか
く尊大な少女を供に、暇を持て余した神々の戯れに付き合いながら御朱印を集めるため、彼は再び旅へ出る。
ただの一度として願いを掛けなかった青年は、二度目の旅の終わりにて、果たして何を願うのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 18:35:55
69406文字
会話率:41%
江戸の町で昨今流行りの裏稼業。
モノでもヒトでも依頼されれば何でも贋物を用意するというハッタリカタりの騙しの商売〈贋物屋〉。
その贋物屋の正体は同じく昨今流行りの芝居の一座、深山一座の看板女形の雪之丞と立役者の助三。彼らは卓越した演技
と幅広い人脈で困り事を抱えた依頼人を助けていく。
第三話「贋花嫁」
今回の依頼人は伊勢屋の娘のおみよ。
大店の娘が政略結婚を嫌って贋花嫁を依頼してきた。偽花嫁が婚礼を挙げて親達を油断させている間に自分は好きな男と駆け落ちをするつもりだとのこと。
政略結婚の相手は父親の同業者の中年男で、おみよは後添えとして迎えられるのである。だが、おみよには好きな男がいた。何年か前に町でちんぴらに絡まれているところを助けてくれた男である。その男・駒吉はまともな職にも就かずふらふらとしているような、箸にも棒にもかからぬ男であったが、おみよには優しいのである。おみよに泣きつかれ、贋物屋の人々は依頼を承諾する。仕掛人、つまり贋花嫁として雪之丞が任務を果たす。江戸一番の名女形の腕の見せ所であった。花嫁姿になった雪之丞は妹の菊弥が見ても惚れ惚れするような美しさであった。もったいなくもその美貌を綿帽子で隠し、おみよではないと悟られないようにして雪之丞は婚礼の席へと出向いていった。贋花嫁が婚礼をつつがなく済ましている間に、おみよは家を抜け出しは深山一座へと逃げ込む。そこで男と待ち合わせていたのである。
ところが、駒吉はいつまで経っても姿を現さなかった。
おみよは涙をふき固く決心した様子で、家には戻らぬと言い出した。雪之丞達は仕方なく二・三日、おみよの気の済むまで様子を見ることにしたのである。
ところが、その間におみよの父親の元に身の代金を要求する脅迫状が届いていたのであった。勿論、雪之丞達が出したわけではなく―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 20:47:44
80337文字
会話率:37%
三重県熊野灘に浮かぶ魚島に存在する廃墟『旧伊勢宮森水族館』。それは海洋生物学者・宮森海次郎が設立した個人経営の水族館であったが、七年前に宮森が飼育していた殺人クラゲの水槽に転落して非業の死を遂げた事で廃墟化し、長年にわたって放置され続けて
いるいわくつきの物件だった。2008年7月、志摩市沿岸にある別荘に集まっていた早応大学探検サークルのOBたちが熊野灘でクルージングをしていたが、その最中に事故で船が故障した事から魚島に上陸する事となり、予想以上の速さで接近した台風から逃れるために廃墟となった水族館内に避難。だがその翌日、メンバーの一人の死体がが腐った水の入った水槽内に突き落とされ、脱出不可能となった館内で連続殺人の幕が開く事となる……。同じ頃、一人遅れて志摩市の別荘に到着した中学教師の綿野英美里は誰もいない別荘に不審を覚え、助けを求めた志摩警察署でかつての教え子である女子高生・深町瑞穂と、その瑞穂が師と仰ぐ元刑事の私立探偵・榊原恵一と遭遇。彼らや警察と共に別荘内を調べると、血まみれになった女性の遺体が発見された……。本土と魚島、同時並行で起こった二つの事件を追う榊原恵一の推理やいかに! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 01:09:01
246307文字
会話率:63%
理由も分からず死んでしまった青年、伊勢別(いせべつ)天星(てんせい)は気付いたらテンプレのような空間にいた。
そこにはよくある神様がいるのだが、少し様子がおかしい。そして唐突に大魔王が襲来し、一悶着の末、望まぬ形で異世界転生を果たしてしまう
。
それによって色々と変な感じになってしまったが、せっかくの異世界転生。色々とやれるだけやってみる事とした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 23:05:08
407915文字
会話率:47%
近所のクラスの学級委員に、毒を盛られたとイチャモンをつけられた。なんでも、文化祭一日目である今日……メイド喫茶を出し物とする、相手のクラスから送られたスパイが、和風喫茶を出し物とするこちらの出した和菓子を食べたところ、食った和菓子の中毒に
なったらしいからだ。正直、名誉棄損で訴えてやりたいが、クラスメイトにして幼馴染の芳香に、俺がかけた甘味料の事を訊かれ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 16:00:00
1000文字
会話率:24%
毎月24日の夜は、外に出てはいけない。外に出たら「ヒイミさま」に呪い殺される。
高校一年生の伊勢崎結花は、大好きだった先輩の突然の『奇妙な自殺』に大きなショックを受ける。
先輩は都市伝説の調査を独自に行っていたらしい。
もしかしてそのせい
で…?
同じクラスの転校生、奥山里桜と共に事件の真相を探るうち、結花は先輩の『奇妙な自殺』の陰に「ヒイミさま」の存在があることに気づく。
「ヒイミさま」とは何者なのか。そしてなぜ呪い殺されてしまうのか。
調べていくうち、結花もまた「ヒイミさま」に呪われてしまう…。
果たして結花と里桜は「ヒイミさま」から逃がれることができるのか…?
※カクヨム、エブリスタにて投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 20:00:00
151973文字
会話率:40%
数年前に、学生時代の友人と初めて伊勢神宮に参拝しに行ったことがきっかけで、神社・仏閣巡りが趣味の一つになりまして……。
なので、今までの経験を含めつつ、地元(西濃地域&岐阜市)に焦点を当てて、色々とまとめてみました。
興味のある方は
、お気軽に覗いてみてくださいね!
そして、『カクヨム』様にも掲載しています。
※ セルフレイティングは[地獄絵図]の関係で付けましたが、できる限りソフトな言葉を使うよう心がけました(汗)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 19:48:57
6484文字
会話率:1%
特になんでもない少しセンチメンタルな社畜伊勢トモキが幼少の頃の淡い願いと共に異世界転生するけど、同じく転生してきた仲間と付け焼き刃の目的と共に惰性で暮らしていく話、
重っ苦しい展開や甘ったるい恋愛要素を省いた話
最終更新:2023-12-20 23:34:41
25268文字
会話率:71%
気が付くと見知らぬ森の中に立っていた俺(伊勢翔太)は、サポート精霊を名乗る”ポゥ”から異世界を救うために魔王を倒すべく召喚されたこと、召喚に当たってチート能力(オール999)と”残機無限”というスキルを授かったことを聞かされる。
スキル
の方はいまいち使い道はわからないが、能力値オール999とかいうずば抜けた力を駆使してチート無双! からの貴族やヒロインを助けてチヤホヤ異世界ライフを満喫……するはずだったのに。
敵は強力。しかも集まってくる仲間は致命的なドジっ子冒険者やメスガキ魔法使いなど、集まってくるのは癖のある人間ばかりで……こんなんで本当に魔王なんて倒せるのか!?
「俺が召喚された理由って勇者の素質があったから?」
『いいえ、世界的貢献度の低い暇人だったからです』
「要はいなくなっても大丈夫な奴だからってこと!?」
ドタバタ異世界冒険譚。ここに開幕!
小説家になろうにて同時掲載中。
レビュー、感想コメントなどお待ちしてます。
作品に対するご意見等ありましたら、Twitter(X)へ
https://twitter.com/nekonagi0527折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 17:00:00
25511文字
会話率:51%
異世界転生勇者・伊勢快太は魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした。
そして褒美として望んだのは、男の夢ハーレム。
しかしそれは夢見たものとは違ったようで……?
最終更新:2023-11-22 23:13:41
1350文字
会話率:25%
雑文となります
面白くはありません
最終更新:2023-11-12 19:24:22
219文字
会話率:0%
木のうろ、最後に見たのは、伊勢だったような。話の流れ的には、伏見のほうが似合いますが。
最終更新:2023-11-08 19:45:22
641文字
会話率:0%
3⃣の流れをくむ物語。夏見家と八雲家、関東の御厨が紹介されていく。栄華と夏見、乙女と八雲を中心に、人間や社会の愛情、優しさ、思いやりを描く物語。
多岐家から譲り受けた桜ヶ丘で、横浜の生活が始まる夏見と栄華。新設された桜ヶ丘神明宮づけの桜ヶ丘
御師としての活躍。横浜や足利、東京の関東圏の時間物語である。
第一話は葛西御厨と夏見の古巣、船橋御厨のお家事情。御厨の運命も左右する、現代の許婚を振り切って、好きな人と一緒になれるのか? FMパーソナリティの美和と幼なじみの意富吏を夏見と栄華が助けるお話。
第二話は「みくまりの老木」が持つ不思議な力を伝承させるための託宣が送られてくる。もと船橋御厨の夏見の知識が八雲と乙女を救う。夏見、栄華、そして体を張ったみずほ、歌恋、富久の活躍で、無事に乙女の結婚式を成功させるお話。
第三話は御厨同士を繋ぐ秘密の連絡通路の話。そのゲートキーパーとしての相馬御厨御師の謎と向き合う彼ら。その背後には破魔矢と銅鏡というアイテムを使う香澄流家の役目があった。飯倉御厨から相馬と三毳に続く隧道、そして「時の翁」の提案と季節の扉がこの物語の最後の結末を教える。つまり古えから伝わる桜の物語伝説を教えてくれる。
第四話は外伝。少し記憶を戻しての箸休め的な物語。栄華の青春時代が蘇る。
第五話と第六話では時魔女の活動や時の翁の密かな計画が明らかにされていく。それはやがて刻時鍛冶を通して、熱田や伊勢へと繋がる物語。時の狭間での「時の迷い人」という被害者の救済と、「パラドクス」の阻止を使命と考えて時神への畏敬の念と慮る理念。この二つの相違点が葛藤となり、時の翁と暦人の思惑を対峙させる。そこに時魔女や付喪神、眷属、そして刻時鍛人の活躍によって5⃣のフィナーレとなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 05:00:00
111596文字
会話率:35%
第一話
ショッピングモールの受付嬢とテナントのCDショップ店長の不思議な休日を描いたラブストーリー。保守的な彼女の実家で、代役の彼氏を演じる鮭野。それを見守る受付嬢、沙織の故郷足利で、鮭野は火中の栗を拾えるのか?
第二話
横浜のお伊勢さん。
大学受験に失敗した魚住は、中学時代の同級生映美とばったり再会する。クラス一の美女も受験には失敗したようだ。悔やむ魚住をなだめる映美はどこか彼の生き様に微笑みのエールを送ってくれた。そんな二人の青春の行方はいかに……。
以後 オムニバス形式で短編が紡がれていく神明社の見える風景と物語である。数話、神明社以外の神社も登場。御縁とロマンスを満喫してほしい短編集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 07:00:00
74336文字
会話率:30%
この春に大学を卒業した就職あぶれ組の朱藤富久(あかふじふく)とその幼なじみの神代持彦(しんだいもちひこ)の最初の時止まりの儀礼と時間越えからスタートするシリーズ。父の療養のために、父の故郷南伊勢に一家で移転してきた富久が持彦と一緒に時間を
越えて活躍する。
基本一話区切りの設定だが、緩やかで大きな話の流れがあり、『時守の里』の存在が鍵となる物語、富久の家や富久の父親の病気などの伏線も次第に見えてくる。そこには時空の歪みが体を蝕むという原因の究明など、一話ごとに小出しに見えてくる謎や事実も楽しめる。
時系列では、第三話と第四話の間に富久とともに、物語を形成する時魔女の勘解由小路歌恋(かげゆこうじかれん)の登場編である番外話が収録。この間に入る順になる。ただしこれは番外話なので、スキップして読んでもプロットに支障ない作りになっている。
登場人物の面では、他に彼らをサポートするベテラン暦人御師がエピソード毎に登場。松阪の御師、小宅印画(こだくあきえ)と、宇治郷御師、小宅大那(こだくだいな)、そしておなじみピアニストの栄華、文筆ライターの夏見、古代史研究家の八雲などだ。勿論、時巫女や付喪神、そしていつもの暦人たちも合流し繰り広げるエピソード集、和風タイムトラベルファンタジーである。
※この第三シーズンの物語は、伊勢地方、中部地方などが舞台です。それぞれのシーズンのエピソードは、単作品としてこちらから読み始められる物語になっています。各話つながりはありますが、基本、一話完結に仕上がっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-14 05:00:00
152805文字
会話率:39%
7世紀の日本。飛鳥時代。斎王として、伊勢神宮に仕える大伯皇女。彼女のもとへ、飛鳥の都より弟の大津皇子が訪れる。
母は亡く、父も重病となった姉弟2人の運命は――
※公式企画「秋の歴史2023」参加作品です。
最終更新:2023-10-26 21:15:51
5000文字
会話率:34%
俺の名前はジミー。
名前の通り地味な見た目に地味な性格をしている。
唯一、地味じゃないことといえば紫紺の瞳をしているくらい…まぁ、細目過ぎて見えないだろうけど。
地味で平穏な日々を送る俺には、同じ部屋で暮らす友人が二人居る。あることが
きっかけで高熱を出し3日も寝込んでいた2人が突然「俺ってモブじゃん!」なんて叫び出すから頭は大丈夫かと話を聞いてみれば、この世界は異世界で綴られた物語の世界だという。
そして、俺もモブの1人とか。
そもそもお前らの言うモブってなんだよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 11:40:31
7547文字
会話率:36%
突然呼び出された飲み会で、普段の仕事の鬱憤を酒にぶつけた芹沢はベロンベロンに酔っ払っていた。
気付けば1人、見知らぬ暗い道を歩いている。
空を見上げれば大小様々な複数の月が浮かんでおり、芹沢自身酔すぎだと己自身に呆れた。そのまま、酔いの覚
めきらない頭でフラフラと暗い道を進む。
…しかし、不思議な事に前に進めど進めど、分岐も街頭すらない道に徐々に不審と恐怖が募る。
何も無い道をひたすら進み…ついには道から落ちてしまった。
落ちておちて…その先はまさかの異世界だった。
しかもいつの間にか人外に転生しており…?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 10:00:00
5519文字
会話率:16%
恋に溺れる彼と、彼を愛する彼女の非恋物語。
最終更新:2022-12-25 11:43:54
4513文字
会話率:10%
斎宮女御が重明親王の娘だとつい最近まで知りませんでした。びっくりです。斎宮女御は三十六歌仙のおひとりで、伊勢の斎宮から戻られて女御として村上天皇に寵愛された方。父親の重明親王は、源博雅の叔父さんです。勝手にひょうきんな極楽とんぼ認定してまし
た。ごめんなさい!ということで、重明親王に主人公になっていただき、娘大好きパパな姿をさらけ出していただきました。もちろん、博雅も晴明も出演してもらってます。
公式企画テーマ「食事」は食材として日本古来のチーズに登場してもらっています。ただ、形状がどのようなものであったか、文献資料がない様子。ということで、カッテージチーズが蘇として、それを熟成させたのが醍醐なのだから、カマンベールやブリーみたいだろうと、勝手に決めました。どうかご了承ください。日本酒と結構合うんですよ~
舞台設定は938年9月の京都。重明32歳、博雅20歳、晴明17歳。
この3人が出てくる作品を過去に書いているのですが、本作とは切り離してください。こちらのほうが史実に添っています。
* 斎宮女御のように才能に溢れていなくても、親不孝でも孫を産めなくても、オバチャンになっても変わらず愛してくれている実父に感謝の気持ちを込めて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 22:00:00
8634文字
会話率:34%
お誕生日に高級ホテルのディナー・ビュッフェにご招待いただいたので、それを書こうとしましたけれど、ビュッフェまで辿りつくことができなかったので連載になります。たぶん明日には完結すると……思います。たぶん……。
最終更新:2023-09-24 11:55:37
12411文字
会話率:0%
あらすじは無くただの願望の垂れ流しです、小説ではなくただ純粋で実現し得る願望です
よろしくお願いします。
最終更新:2023-08-29 00:54:54
259文字
会話率:0%
伊勢慎太郎が異世界目指す物語
最終更新:2023-08-26 03:53:57
5923文字
会話率:53%
さて! これから拙者が語りますのは江戸時代に実在した(マイナーすぎてだれも知らないけれど)スーパー名君・土方義苗さまの少年時代の物語でございます!
なぬ? 名前の読み方がわからない? ヒジカタ・ヨシタネでござるよ! 新選組の土方歳三とはいっ
さい関係ありません!
義苗さまは、13歳(今の11~12歳)。伊勢の国(三重県)・菰野(こもの)藩のお殿さまでござる。ご隠居の雄年(かつなが)さまにオモチャやお菓子を買いあたえられ、江戸の屋敷でぜいたくな暮らしをしていました。しかし、そんな若殿さまにも悩みがあったのです。
「オレは殿さまなのに、ご隠居さまが全部決めちゃうから、なんにもできない。領地の菰野に行ったらダメだとも言われている。家来たちはなぜかオレによそよそしくて、相談に乗ってくれる味方もいない。こんなんじゃ、父上と約束した『立派な殿さま』になんか、なれっこない……」
そんな一人ぼっちの若殿・義苗さまでしたが、空腹でたおれていた伊賀のくノ一・ミヤを助けたことによって大きく運命が動きだします。
「殿さま! 助けてもらったお礼に、ご隠居さまの秘密を探って来ましたです!」
「ええ⁉ ご隠居さまがぜいたくしすぎたせいで、菰野藩には9800両の借金があって破産寸前だってぇ~⁉」
自分の領地がいったいどうなっているのか激しく気になった義苗さまは、くノ一ミヤ、家庭教師の南川先生とともにこっそり江戸をぬけだして、伊勢の国へと旅立つのでした。
しかし、菰野藩のことをなぜか目の敵にしている老中・松平定信さまも、同じタイミングで菰野藩を陥れるために隠密を送りこんでいて――。
義苗さまは、吹けば飛ぶような弱小藩・菰野藩を松平定信さまの陰謀から果たして守ることができるのでしょうか……⁉
これは、一人ぼっちでヤル気のない少年だった義苗さまが、「人を愛し、人に愛される、立派な殿さま」へと成長していく名君誕生の物語でござる!
どうか最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたしまするぅ~!
(え? ところでおまえはだれだって? 拙者はただの物語の語り手でござる。別に気にしないでくだされ……)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 17:00:00
99699文字
会話率:49%
金丸耕平の休日シリーズ第二部
最終更新:2023-08-02 05:30:54
2943文字
会話率:20%
普段は精神科医をしている金丸耕平は部下というか後輩の仁科貴一を連れて、プチ旅行に出た。
キーワード:
最終更新:2023-04-23 01:06:07
56902文字
会話率:23%