没落伯爵家に生まれ両親に捨てられたエステルは、18歳まで下働きとして花街で過ごした。
その後、再興を果たした兄に引き取られて貴族の世界に戻り、とある伯爵令息と婚約するが、『花街育ちの女など、誰が本気で相手にするか』と公衆の面前で酷い言葉で罵
られ、婚約破棄を言い渡されてしまう。
ところが、その直後に国内随一の大貴族であるクライド・グレシャム公爵に求婚される。
あれよあれよという間に、エステルは公爵夫人になってしまった。
それなのに、夫が彼女の寝室に訪れたのは最初の晩だけだった。
「このままだと離婚か……。それはちょっと困るわね」
お金がないなか、精いっぱいの支度を整えて送り出してくれた兄に迷惑をかけてしまうし、何より自分の幸せを心から願ってくれた兄を悲しませてしまうから。
とはいえ、どうすればいいのか……?
『世の中、金が全てだよ!金さえあれば、愛だって思うがまま!』
悩む彼女の脳裏に思い浮かんだのは、育ててくれたお姐さんたちの教えだった。
「そうか、私が旦那様の愛をお金で買えばいいんだわ!」
花街仕込みの美容テクニックと魔法を駆使して、夫を買うための……お金を稼ぐ──!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 12:10:00
149952文字
会話率:29%
【短編版にてハイファン日間・週間1位ありがとうございました。お陰様で思いがけず連載版を始めることになりました。よろしくお願いします。】
サラリーマンだったのに異世界転移して心細いところ、同じ転移者が誘ってくれて無事パーティを組んで冒険を始め
た――その一年後「ぶっちゃけお前なにもしてなくね? 飯なんて買えばいいし」と追放されてしまった。俺は生来争いには向かないし、飯なんて俺が作らなくても買えばいいもんな……と呆然としていたところ、ある姉妹がガーゴイルを捨てようとしているのを見つけた。待て待て、それはジビエみたいで超うまいんだ、捨てるんじゃない! 流れで姉妹にガーゴイルのローストをごちそうしたら、あまりにも美味かったので食堂を開け、出資と食材調達は任せておけ――というわけで、創作料理屋を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 20:33:53
136108文字
会話率:61%
物価が高いと自民党への愚痴を言う
キーワード:
最終更新:2024-07-28 20:30:31
1047文字
会話率:0%
冒険者でも魔法使いでも、旅人でも芸術家でもその辺の一般市民にでも何にでもなれる何でもできるという、ある意味ありふれた売り文句のフルダイブVRゲーム『レストレム・オンライン』を始めた稲村隆二【リュージ】は、最近観た映画に感化されて筏を組んで海
に出る。
嵐に呑まれ大破、金欠だから筏の材料は基本盗品、斧をどこで買えばいいのか知らないから木材は素手で木を殴ってへし折る。
ポジティブシンキングかつ自己肯定感MAX、暇さえあれば歌って踊る。二階から落としたプリンに胃の内側を殴られる。
そんなリュージはレストレムの世界で何と出会い、何を見て、何を感じていくのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 21:05:57
64776文字
会話率:48%
甲斐の虎として有名な武田信玄。なぜかその父である武田信虎に逆行転生してしまった末裔。
甲斐は貧しい土地であり、毎年のように餓死者が出る始末である。そんな甲斐で生産量を増やしてもすぐに頭打ちになる。だから足りない米は他所から買えばいい。
米を買うには銭が要る。だったら売れるものを作り、売って銭を稼げばいい。
板垣信泰とその息子信方を側近にした信直(信虎)は人を集めて生産に乗り出す。
まずは甲斐統一。そして海を得る!
海を得たなら関東平野を得て天下に名乗りを上げよう。
足利? 足利が将軍をしているが、天下は荒れ放題だ。こんな将軍家は要らないし、ないほうがいい。
だが、すぐに足利に反旗を翻すわけにはいかない。なんと言っても、甲斐は貧しく武田は内戦状態なのだ。天下を望む前にやることは山積みである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 19:00:00
355290文字
会話率:40%
「アッシュ、お前はもう用済みだ」
「え? なんで...」
パーティ全員で泊っている宿で、勇者であるロイに言われる。幼馴染も含めパーティメンバーが冷たい目で俺を見てきた。
俺たちはここ最近乗りに乗っていた。Aランクモンスターを複数
倒したり、未確認植物なども見つけていた。そして最近になってロイが勇者であることが判明した。
そこからだ。ロイが俺にあたりが強くなって来たのは。今まで報酬は全員で振り分けていた。だけどここ最近は俺の給料を減らしてロイのものにしていた。でも大抵モンスターを倒しているのはロイだからしょうがないと思っていた。
「なんで? そんなの当たり前だろ? お前が今までポーションを作ってくれていたが、そんなの買えばいいだけだからな」
「でも俺のポーションにはバフがかかっていて...」
「お前ができるってことは他の人もできるに決まってるだろ? 現にバフがかかっているポーションも売られているし」
このことに関してこれ以上言えなかった。なんせロイは俺を拾ってくれた恩人。パーティを組めていなかったときロイは心よく仲間に入れてくれた。
「俺たちは仲間じゃなかったのか?」
「仲間? それは対等な立場の人間に指す言葉だぜ? お前は俺たち仲間より下の立場なの。 わかるよな? それにお前をパーティに誘ったのは雑用を頼める人材が欲しかったからだ。雑用を貴族にやらせるわけにもいかないしな」
「...」
平民である俺以外全員貴族のため、立場が違う。だから俺はいつも荷物持ちなどをさせられるのもしょうがないと思った。どんな仕打ちをされても耐えられるそう思っていた。なんせ今まで仲間と言える存在がいなかった俺にとって話してくれる仲間がいるだけで嬉しかった。
それなのにこんな仕打ちはないだろ...。すると
「何泣きそうになってるんだ? 早く俺たちの前から消えろよ。今日で宿との契約も切れるからちょうどいいしな」
「あぁ。今までありがとな」
荷物持ちであることでしか見ていなかった俺を冷たい目で出ていくのを見送った。
俺もこの時は気づいていなかった。俺が作っていたポーションは俺にしか作れないポーションであったことに。アッシュが抜けたことにより、勇者パーティが徐々に崩れて行くのもそう遠くなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 21:00:00
24654文字
会話率:59%
お誕生日に高級ホテルのディナー・ビュッフェにご招待いただいたので、それを書こうとしましたけれど、ビュッフェまで辿りつくことができなかったので連載になります。たぶん明日には完結すると……思います。たぶん……。
最終更新:2023-09-24 11:55:37
12411文字
会話率:0%
眠気があるし、喉の少し乾いている。
そんな時に飲みたいものと言えば、コーヒー。
それならば、自動販売機で買えばいい。
気軽にすぐに入手できる優れもの。
そして自動販売機の前に立ち、支払いを済ませたあと缶コーヒーを購入するために自動販売
機に指を押しあてると商品が落ちてきた。
しかし、やけに落下音が大きいような。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 09:09:43
999文字
会話率:38%
校内一の美少女であると言われる塚原朱里は生粋のドルオタであった。小学校からの幼馴染である金木亮は、朱里に付き合わされながらも、彼女の「最推し」となるために、関係を変えるために、行動を起こしていく。
月•木•土更新です。
最終更新:2022-06-02 19:03:10
3117文字
会話率:29%
鮫島一樹は、突然亡くなる。36歳だった。そして、気がつくと白い空間にいた。そこで神と精霊に会い、大騒ぎ。勢いそのまま、新たな世界を作り上げ、3つ(?)のチート能力をいただいて一樹は旅たつ。
人付き合いが苦手な男が森や山の中で暮らします。
食べ物チート?制作チート?薬でチート?神様から貰った能力で何かしらやりましょう。
偶に村や町にいくかもしれません。偶に旅をするかもしれません。偶にはお酒も飲みましょう。
切羽詰まったら、スキルを買えばいいじゃない。大人ですからエッチィこともしたいです。でもやっぱり1人でいたい一樹なのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 00:00:59
108807文字
会話率:37%
「お前もういらないから」
大人気VRMMORPGゲーム【マルメリア・オンライン】に誘った本人である幼馴染から受けた言葉に、私は気を失いそうになった。
彼、S級クランのクランマスターであるユースケは、それだけ伝えるといきなりクラマス権限
であるキック、つまりクラン追放をした。
「なんで!? 私、ユースケのために一生懸命言われた通りに薬作ったよ? なんでいきなりキックされるの!?」
「薬なんて買えばいいだろ。次の攻城戦こそランキング一位狙ってるから。薬作るしか能のないお前、はっきり言って邪魔なんだよね」
個別チャットで送ったメッセージに返ってきた言葉に、私の中の何かが壊れた。
「そう……なら、私が今までどれだけこのクランに役に立っていたか思い知らせてあげる……後から泣きついたって知らないんだから!!」
現実でも優秀でイケメンでモテる幼馴染に、少しでも気に入られようと尽くしたことで得たこのスキルや装備。
私ほど薬作製に秀でたプレイヤーは居ないと自負がある。
その力、思う存分見せつけてあげるわ!!
日間ランキング11位!!
週間ランキング14位にも載りました!!
ありがとうございますヾ(●´∇`●)ノ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 21:50:05
179589文字
会話率:34%
一人の少女は、あるニュースを見て不満を持っていた。それは、テレビ番組の違法アップロード件数が増えている事だった。
彼女は「そんなに映像を残したいのであれば、円盤を買えばいい」とネットで拡散するのだが、それも完全無視の状態である。
そんな
ある日、彼女は異世界からやってきたという執事に出会う。彼は異世界から逃げてきた魔族を倒せる人間を探していた。
人間の欲望を餌にする魔族、それは違法アップロード件数が増えている事件と関係がある訳はないと思われたが――。
※この作品はフィクションですが、違法動画のアップロードは法律で禁止されております。絶対に行わないでください。
※メタフィクションやメタ発言等を多く含んでおります。
※長編の様な気配がする内容ですが、こちらは短編になります。
※世界線シリーズ及び新日常拡張現実シリーズにも出てくる単語もありますが、未チェックでも問題ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 00:32:37
3436文字
会話率:42%
止まらない時計が欲しかったらね、世界で初めに電池式腕時計を開発した日本の会社のを買えばいいんですよ。ってある人が言ってました
餅は餅屋、時計は時計屋、とも聞きました。
外国のブランド物を高いお金を出して買ってもね、メンテナンスが必要なんです
。
デザインと知名度に惚れたならあなた、メンテナンス代も出せる身分になってから買うんですな。
なんて嫌味なあらすじを書いてしまいましたが、何てことはない、また誇り高く心優しい町の職人の話です。お気軽にどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-27 13:01:53
470文字
会話率:36%