レベル屋で奴隷として働いていたクラムは、それなりに今の待遇に満足していた。
命の危険はあっても、ただ指示だけを聞いていればよかったのだから。
しかしある日、突然に奴隷から解放される。
そして同時にかけられた冤罪。捕まれば死罪確定の罪だ。
解放されたのは、ただ単に奴隷では出来ない犯罪だったというだけの理由であった。
面倒と思いつつも適当に脱出するが、その先が分からない。
未来を考える生き方などしてこ来なかったから。
生きる目的もないまま適当に脱出した彼の前に、襲撃されている王家の馬車が飛び込んできた。
襲っている集団。倒される護衛。そして――見知った王族の姫。
この出会いは、果たして生きる目的になるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:35:07
181810文字
会話率:32%
レベル屋で奴隷として働いていたクラムは、経営していた親方の失敗の責任を取らされ犯罪者として追放される。
しかしそれは、自由への切符でもあった……はずなのだが、翌日に王家の姫を助けた事で予想もしなかった陰謀へと巻き込まれてしまう。
意識
としては迷惑ごとだと理解していたクラムだが、逃げることなくその混沌を受け入れた。
なぜなら、今の自分にはやりたい事など無かったから。
本当に進みたい生き方を見つけるまでつきあってやろう。
……という予定だったのに、なぜか重責が積み上がり、自由とはかけ離れた生活を送るのであった。
そんな彼にある日、新たで余計かつ迷惑な使命が――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 13:57:48
86568文字
会話率:28%
「1999年、7の月 空から恐怖の大王が降ってくる」
かつて世界は混乱に陥った。
この予言を残した男の名は
ノストラダムス
約500年の時を超えて、転生する。
人類に新たな予言を与えるために。
…否!!
もう無理無理無理!中二
病だっただけなんだよ!この黒歴史、絶対封印してやる!
一人の男が黒歴史を封印するために転生!
現代日本でノストラダムスの戦いが今、始まる!(始まらない。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:28:33
9561文字
会話率:88%
乙女ゲームのヒロインに転生したアリシア。
アリシアは高難度のルートであり、前世の悲願であった逆ハーレムルートを目指すことを決意するが……
前世の記憶を利用して次々と攻略対象者を堕としていこうとするアリシアに幸先悪く想定外の横槍が入る。
それ
を皮切りに攻略対象者には嫌われ、周りからの視線は厳しくなっていくばかり。
「私は…何もしていないのに!」
うまくいかない攻略。離れていくイケメン。
面食いヒロインは、それでも逆ハーレムルートをあきらない。横槍を入れてくる人物との闘いがここに始まる…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:22:54
7302文字
会話率:19%
「あたしと別れてほしいの」
学生の頃から7年も付き合っていた彼女から告げられた突然の別れ。
追い打ちをかけるように仕事もクビにされ、家も追い出され、すべてを失って途方に暮れていた男、安村涼馬。
そんな涼馬を救ってくれたのは、謎の金髪巨乳
美少女、中条楓。
「お兄さん。行くあてがないのなら、私の家に来ませんか?」
「もう失うものはないんでしょ? だったら私のペットになってよ」
涼馬は楓の家に住むことになった。そして楓のペットになった。
楓は独占欲が強すぎで愛も重すぎなヤンデレ系ヒロインであった。
涼馬は楓への恩を返すために、楓のペットとして生きる覚悟を決める。
そしてさらに元カノの高井雲母も涼馬と復縁を迫ってくる。
涼馬は元カノに未練タラタラで二股かけてるような状態になるが、雲母がとても最低な女だったことが発覚したので見限る。そして楓を一途に愛するようになる。
何があっても楓が絶対に勝つ。
社会人×女子高生のエロチックラブコメ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:22:39
208288文字
会話率:38%
人生で最も愛した小説の主人公・リディアに転生した私。
ただ、女騎士であるリディアの物語の結末は最悪だった。
王の命により隣国の公爵でもあり騎士団長でもあるアーサーを暗殺することを遂行しようとするが、リディアはアーサーに殺される運命だった。
読者としてリディアに、何よりアーサーに幸せになってほしいという願いから、転生後は騎士を辞めて穏やかに暮らしていくと宣言する。
これでアーサーも死ぬことなく穏やかに過ごしていくだろうと思った矢先、なぜかアーサーが妙に距離を詰めてきて……?
「こうでもしないと、また俺から逃げるでしょう?」
逃げる私を追い詰め、甘い言葉を囁いてくる公爵様。
──ちょっと待って、私たち、本来は殺し合う運命では!?
なのに、気がつけばアーサーの腕の中で溺愛されていて……。
(激よわ転生)女騎士×つよつよ侯爵さまとの甘々な展開になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:10:00
17523文字
会話率:45%
わたし、スカーレットは燃費が悪い神殿暮らしの聖女である。
ご飯は人の何倍も食べるし、なんなら食後二時間もすれば空腹で我慢できなくなって、おやつももりもり食べる。というか、食べないと倒れるので食べざるを得ない。
この調子で人の何倍ももり
もり食べ続けたわたしはついに、神殿から「お前がいたら神殿の食糧庫が空になるから出て行け」と追い出されてしまった。
もともと孤児であるわたしは、神殿を追い出されると行くところがない。
聖女仲間が選別に暮れたお菓子を食べながら、何とか近くの町を目指して歩いていたわたしはついに行き倒れてしまったのだが、捨てる神あれば拾う神あり。わたしを拾ってご飯を与えてくださった神様のような公爵様がいた!
神殿暮らしで常識知らずの、しかも超燃費の悪いわたしを見捨てられなかった、二十一歳の若き公爵様リヒャルト・ヴァイアーライヒ様(しかも王弟殿下)は、当面の間わたしの面倒を見てくださるという。
三食もりもりのご飯におやつに…とすっかり胃袋を掴まれてしまったわたしは、なんとかしてリヒャルト様のお家の子にしてもらおうと画策する。
しかもリヒャルト様の考察では、わたしのこの燃費の悪さには理由がありそうだとのこと。
ふむふむふむ、もぐもぐもぐ……まあ理由はどうでもいいや。
とにかくわたしは、この素敵な(ごはん的に!)環境を手放したくないから、なにが何でもリヒャルト様に使える子認定してもらって、養女にしてもらいたい。願いはただそれだけなのだから!
そんなある日、リヒャルト様の元に王太子殿下の婚約者だという女性がやってくる。
え? わたしが王太子殿下の新しい婚約候補⁉
ないないない!あり得ませんから――!
どうやらわたしの、「リヒャルト様のおうちの子にしてほしい」と言う願望が、おかしな方向へ転がっていますよ⁉
わたしはただ、リヒャルト様の側で、美味しいご飯をお腹いっぱい食べたいだけなんですからねー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:10:00
107055文字
会話率:31%
「だからあんたは悪役令嬢だって言ってるでしょ⁉ 何回も言わせないで‼」
エレノーラの義妹シェリーのキンキン声が響き渡る。
どういうわけか、シェリーは昔から「悪役令嬢」という意味のわからない単語を使って、エレノーラに悪女のまねごとをするよ
うに言うのだ。
さらに、エレノーラの婚約者クリフォードと婚約破棄しろと再三要求してくる。
エレノーラは理由もよくわからないシェリーの要求には応じられないので、いつもやんわりとかわし続けていたのだが、とうとう、業を煮やしたシェリーはとんでもない行動を取った。
迷惑な義妹に振り回され続けていたエレノーラも、さすがに、我慢の限界に達して――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 18:13:14
12314文字
会話率:17%
前世の記憶を持つアドリアーナはこの世界が乙女ゲームの世界で、自分が悪役令嬢だということを知っていた。乙女ゲームにありがちな学園物のストーリーで、卒業前のプロムで全生徒を前に悪役令嬢が断罪されて、ヒーローとヒロインが結ばれるというありがちなス
トーリーだ。
「でも、悪役令嬢はヒロインを虐げるから悪役令嬢なんであって、何もしなければ悪役令嬢になるはずもないわよね?」
ここはゲームの世界のようだが現実なので、ありえない罪で裁かれるはずもないとアドリアーナは楽観的に考える。むしろ容姿端麗成績優秀、お金持ちで公爵令嬢で王太子の婚約者というハイスペックなアドリアーナに転生したことを喜ぶべきではないのか!
そんな風に思っていたアドリアーナだったが、十歳の時に婚約したヴァルフレードを前に、妄想していたハッピーライフは砕け散った。どうやらヴァルフレードはアドリアーナとの婚約が嫌で嫌で仕方がないらしい。アドリアーナとの婚約は政治的なバランスを考えて整えられた政略結婚なので恋愛感情が伴わなくても致し方ないが、夢見る乙女のような少年ヴァルフレードは、自分が好きな女性と結婚したかったのにとことあるごとにアドリアーナを詰った。
アドリアーナは自分の未来に絶望したが、学園に入学後、彼女はもっと大きな絶望を知ることになった。
アドリアーナは何もしていないのに、あっという間にヒロイン・クレーリアを虐げている性悪女だと噂になったのだ。何をしようとも状況は改善せず、悪化の一途をたどる。そしてついに訪れたプロムで、アドリアーナは婚約者ヴァルフレードから婚約破棄と東の辺境にある離宮への幽閉が言い渡された。
茫然とするアドリアーナ。しかし、アドリアーナはよく考えてみる。ヴァルフレードとの婚約破棄は、願ったりだ。そして、命が取られるわけでもない。
「ゲームはこれでエンディングだし、これ以上わたしが巻き込まれることはないわよね」。
アドリアーナは心機一転、幽閉先で悠々自適な生活を送ることを目指そうと、うきうきと幽閉先へ向かったが――
「クレーリアの能力が足りないからわたしに側妃になれってふざけてんのか‼」
しばらくして送り付けられてきたヴァルフレードの手紙にアドリアーナはブチ切れる。
それどころか「ずっとアドリアーナが好きだったんだ」と遠縁で幼馴染のジラルドまでやってくる始末で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 17:20:40
82070文字
会話率:32%
「離婚しましょう、私達」
私と旦那様の関係は、歪だ。
旦那様は、私を愛していない。だってこの結婚は、私が無理矢理、お金の力を使って手に入れたもの。
だから私は、私から旦那様を解放しようと思った。
「貴女もしつこいですね、離婚はし
ないと言っているでしょう」
きっと、喜んで頷いてくれると思っていたのに、当の旦那様からは、まさかの拒否。
「私は、もう旦那様が好きじゃないんです」
「では、もう一度好きになって下さい」
私のことなんて好きじゃないはずなのに、どうして、離婚を拒むの? それどころか、どうして執着してくるの? どうして、私を離してくれないの?
「諦めて、俺の妻でいて下さい」
どんな手を使っても手に入れたいと思った旦那様。でも違う、それは違うの、そう思ったのは、私じゃないの。
貴方のことが好きだったのは、私じゃない。
私はただ、貴方の妻に転生してしまっただけなんです!
――――小説の中に転生、最推しヒロインと旦那様の恋を応援するために、喜んで身を引きます! っと思っていたのに、どうしてこんなことになってしまったのか……
不定期更新。
誤字脱字報告いつも感謝しています。ありがとうございます。
この作品は私の考えた世界の話です。魔法あります。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
アルファポリス様でも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:03:14
59656文字
会話率:49%
「《ティセ=キュリアス》!俺は、お前との婚約を破棄する!」
乙女ゲームの悪役令嬢が、婚約者に婚約破棄を告げられるお決まりの光景。
ここは、私が前世でプレイしていた乙女ゲーム《光の聖女の祝福》の世界。
私はこのゲームの世界に、
悪役令嬢ティセ=キュリアスとして転生した。
前世の記憶が戻ったのは婚約破棄される二年前で、それ以前の私が最低な性格をしていた所為で友達もおらずぼっちで、悪役令嬢のポジションなのにクラス最弱だけど、私は、悪役令嬢に生まれ変われた私グッジョブ!と心から喜んだ。
なぜなら私は、ゲームの非攻略対象キャラである、悪役令嬢の執事、《ウィル》が何よりも好きだから!
無事に婚約破棄され、晴れてフリーになったので、私はここから、非攻略対象キャラの悪役令嬢の執事、ウィルとのハッピーエンドを目指します!
ヒロインと攻略対象キャラの邪魔は一切しません!空気のように過ごします!
ーーーと思っていたのに、何故かエンカウント率が高い……!なんで皆、私のまわりに集まってくるのーー?!
乙女ゲーム《光の聖女の祝福》の舞台、魔法学園で、前世出来なかった恋も勉強も青春も!一生懸命頑張ります!
不定期更新。
誤字脱字報告いつも感謝しています。ありがとうございます。
この作品は私の考えた世界の話です。魔物もいます。魔法学園です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
アルファポリス様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 00:53:06
36317文字
会話率:45%
デスゲームと呼ばれるゲームを御存じだろうか?
デスゲーム。
それは、多くの場合勝手に発生するものだと普通の人であれば考えていただろう。
だが、実際のところは神様たちの世界で作っていた。
神界と呼ばれる場所でデスゲームを作っていた男の元に、
新しい新人がやってくる。
それは男とも因縁のある相手で……
多くの世界と神界とで起こるお仕事ファンタジー。
ああ、今日もデスゲームは盛況ですね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:00:00
17424文字
会話率:53%
シルバーフェニックス族は美しい銀髪とグリーンの瞳を持ち、緑溢れる大地と豊かな実りを人間に提供していた。彼らのことは、物語に出てくる架空の種族として人間の間で語り継がれるに過ぎなかった。ある事件が起こるまでは……。事の発端は、とある山奥で見付
かった大量の鏡。その鏡は、人間に姿を変えて生活していた彼らの正体を暴くことができるものだった。彼らの本来の姿を見た人間は美しい容姿をコレクションし始めるが、幽閉された彼らが餓死し始め、そして、彼らがいなくなった土地が砂漠化していく。非人道的な行いと環境の変化を止めるため、彼らの保護団体PFSが発足された。ある日、救出メンバーのキラがとある幽閉先に潜り込むと、シルバーフェニックスの女の子の隣に正体不明の男が閉じ込められていて「お前、何者だ?」と聞いて聞くる。「あんたこそ何者よ」そのあと同じ状況で再び対面する二人。男の正体は。二人の関係はこれからどうなるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:00:00
536530文字
会話率:75%
人工ウイルスによって石化された系星を救う為、父親専属の予言者から聞いた口伝(くでん)に出てくる助け手に会いに、意思を持つという青剣を託されて宇宙へ旅に出るが、いると思われた場所で待っていたのは
最終更新:2025-02-28 22:00:00
945491文字
会話率:70%
年に一度の天体ショー開催中に突然起こった異変。人も動植物も海も石になっていく。原因は何者かが造ったウイルス。研究の結果ワクチンができたが、石化したものを元に戻すことができない。その時、父親専属の予言者から古い口伝(くでん)を聞かされた。『我
が力を受け継ぐ者よ……』口伝に出てくる人物が助けてくれるかもしれないと言われ、真意を確かめるために予言者のお師匠様に話を聞きにいくと、その人物に助けてもらったことがあるという。一縷の望みをかけて会いにいくと告げると、意思を持つという金青の剣を渡された。「この剣は、不思議な力で持つ者を守るんですよ」お師匠様の予言に従い、口伝に出てくる人物に会いに宇宙へ出る主人公。その途中で巻き込まれた独立戦争。負傷して意識不明の仲間の前で、突然、頭の中に声が響く。『彼に剣を持たせて』「君は誰なんだ?」そして、口伝の人物がいると思われた場所にあったのは、次の口伝だった。『我が宮殿への第一の門へ入りし尋ね人よ……』困惑する主人公。「裏で何かが動いてる」はたして、目的の人物に会えるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 22:00:00
118812文字
会話率:80%
俺、大神士狼の通う学校には2人の『美』の女神がいる。
古羊姉妹。
清楚可憐で優しくて、誰もが憧れる彼女たちは、男子はおろか女子生徒たちの憧れのマトだった。
そんな彼女たちが最近、どういうワケかやたら俺にオッパイを触らせようとしてくるの
だ。
「どう? 現役女子校生のおっぱいが揉めて嬉しいでしょ?」
「お、おっぱい! 揉ませてあげる! って、言ったら……頑張れる?」
「いや、あのその!? あばばばばっ!?」
困惑する俺を楽しそうに見つめる古羊姉妹。
だが、その瞳は妙に熱っぽくて……?
これは俺がからかい上手な女神サマと一緒に『本物の恋』を見つけるまでの物語。
※この『タイトル』と『あらすじ』には大神士狼の願望が多分に含まれております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 22:00:00
608122文字
会話率:41%
5年以上前の記憶が無い世にも珍しい赤鱗のリザードマン・ドレイク、通称「赤蜥蜴」。
5歳以前の記憶が無い美しい深紅の翼を持つバードマン・フリルフレア、通称「赤羽根」。
ベテラン冒険者と初心者冒険者は森の中運命の出会いを果たす……………?
目の
前に落ちてくる尻、もがく赤い翼。
「大丈夫か、フライドチキン?」「ミイィィ!誰がフライドチキンですか!」
ひたすら人の名前を覚えない赤蜥蜴と泣き虫な赤羽根はコンビを組み冒険に出る。ドワーフにエルフ、ハーフエルフにケット・シーを仲間に加えて。
そして起きる、町を揺るがす事件。さらにそこには残酷な現実があった。
二人の出会いに残酷な運命の歯車が動き出す。
ノベルアップ+さんでも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:54:47
2229695文字
会話率:56%
宝石鑑定士として働く私には、母親の決めた婚約者がいた。
荷物持ちや支払いを強要してくる最低の男だったが、
地味な自分には他に相手がいないからと、その婚約を受け入れていた。
ある日、実家に帰ると、妹が私の婚約者と浮気をして妊娠していた。
さ
らに「浮気して、何が悪い?」と開き直り、
母も「お姉ちゃんなんだから、妹の浮気くらい我慢しなさい」と理不尽なことを要求する始末。
さらに婚約者の借金まで押し付けられそうになった私は、家族と縁を切って、一人で生きていくことを決意する。金蔓を失った家族は、抱えた莫大な借金に絶望する。一方で、私は宝石鑑定の知識を活用し、後宮の宮女として輝かしい人生を歩んでいくのだった
※他サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:41:11
154811文字
会話率:60%
宝石鑑定士として働く私には、母親の決めた婚約者がいた。
荷物持ちや支払いを強要してくる最低の男だったが、
地味な自分には他に相手がいないからと、その婚約を受け入れていた。
ある日、実家に帰ると、妹が私の婚約者と浮気をして妊娠していた。
さ
らに「浮気して、何が悪い?」と開き直り、
母も「お姉ちゃんなんだから、妹の浮気くらい我慢しなさい」と理不尽なことを要求する始末。
さらに婚約者の借金まで押し付けられそうになった私は、家族と縁を切って、一人で生きていくことを決意する。金蔓を失った家族は、抱えた莫大な借金に絶望する。一方で、私は後宮の宮女として輝かしい人生を歩んでいくのだった。
※他サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 20:30:36
12797文字
会話率:57%
公爵令嬢のセラは、父親の願いで結婚相手を探すために夜会に参加していた。彼女の美しい容貌目当てに男たちが寄ってくるが、セラは外見で判断する男が苦手だったため、その申し出をすべて断っていた。
そんな時、会場から『私はナンバーワンにしか興味
がないの。だから、レオナードとの婚約を破棄させてもらうわ』との声が聞こえてくる。
婚約破棄を言い渡された第一王子のレオナードは、あっさりとその要求を受け入れる。そしてもう一人の公爵令嬢であるセラとの婚約が、本人を置き去りにしたまま決まっていくのだった。
本作は婚約破棄された王子と、初恋の少年に片思い中だった公爵令嬢が、その正体が王子だと気づき、ハッピーエンドを迎えるまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 22:54:29
4661文字
会話率:55%
菊池寛が文芸春秋社を創設して成功したが、彼が若い時に描いた「忠直卿行状記」で越前福井藩2代松平忠直は精神を病みご乱行のはてに異国へ流されるひどい大名としてのレッテルが張られてしまう。越前松平家の末裔である松平慶民は宮内庁に努める高級官僚だっ
たが、調べてみると先祖である忠直が実際には領民のためにいろいろ頑張った名君であったが、家臣団の内紛に巻き込まれ乱心というレッテルを張られ、辞めさせられた不運の大名であったことを知る。そこで大成功して文壇に大きな影響力を持った菊池寛に面談し、松平忠直の名誉回復を図れるような作品の発表を依頼する。菊池はその依頼を一応聞くが、忙しさから作品作成には至らなかった。しかし菊池が何回か不思議な体験をする。その中で松平忠直が菊池に直接訴えかけてくる。悲運の名将、忠直を再評価する作品となっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:19:23
6843文字
会話率:45%
資本主義の衰退ともいえる格差の拡大。若い起業家の出現で景気は良くなるが逆に貧困層も増えてくる。そんな中向坂が起こした会社は順調に成長し、大きな社屋を建設する。社長室から外を見ると毎日同じ時間に隣の駐車場に現れる謎の赤いドレスの女。社長の向坂
はそんな彼女に不思議な感情を抱える。そして彼女の身の上を探る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 18:57:00
56403文字
会話率:9%
京都大学でゲノム編集を研究している杉下は日本環境会議の委員をしている。温暖化防止のために新たな種類のイネのゲノム編集をしているが、決め手が見つからないで困っていた。福井県年縞博物館に勤める佐久間美佳は京都大学にいたが、年縞の研究がこれからは
大事だということで派遣されていた。この2人は遠距離恋愛をしていたが、年縞の中から出てくる過去の植物を利用することで、ゲノム編集に生かせるのではないかという思いに駆られた。彼らの仮説は『地球温暖化が進んだ過去において、二酸化炭素の消化をしたのは当時の植物が二酸化炭素消化の能力を自ら強化したのではないか』というものだった。そこでどの時代の古植物を使うかということでいろいろな研究を重ねることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 09:07:49
84021文字
会話率:7%
レーナは、婚約者であるアーベルと妹のマイリスから書類にサインを求められていた。
その書類は見る限り婚約解消と罪の自白が目的に見える。
ただの婚約解消ならばまだしも、後者は意味がわからない。覚えもないし、やってもいない。
しか
し彼らは「名前すら書けないわけじゃないだろう?」とおちょくってくる。
それを今までは当然のこととして受け入れていたが、レーナはこうして歳を重ねて変わった。
彼らに馬鹿にされていることもちゃんとわかる。しかし、変わったということを示す方法がわからないので、一般貴族に解放されている図書館に向かうことにしたのだった。
連載版です。短編版の合間にも話を追加してあります。短編版と変わっていない場所には*のマークを入れてあります。ご活用ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:18:02
55548文字
会話率:43%
レーナは、婚約者であるアーベルと妹のマイリスから書類にサインを求められていた。
その書類は見る限り婚約解消と罪の自白が目的に見える。
ただの婚約解消ならばまだしも、後者は意味がわからない。覚えもないし、やってもいない。
しか
し彼らは「名前すら書けないわけじゃないだろう?」とおちょくってくる。
それは今までは当然のこととして受け入れていたが、レーナはこうして歳を重ねて変わった。
彼らに馬鹿にされていることもちゃんとわかる。しかし、変わったことを示す方法がわからないので、一般貴族に解放されている図書館に向かうことにしたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 20:11:26
11452文字
会話率:48%
フィリスは、友人のダイアナと婚約者のブルースが自分の悪口を言っているのを聞いてしまった。たしかに、普通の令嬢とは違いフィリスは聖女だし魔法学園の授業を途中で抜けて仕事に行くこともあった。
それでも、彼らと対等になるためにフィリスは馴染
もうと必死に努力をしていた。
しかしそんなフィリスの努力はまったく報われておらず、彼らは悪口を聞かれたことも適当にごまかしても問題ないと思っている様子で、心が折れて学園から抜け出し実家に帰った。
出迎えたのは母だった。しかし母もフィリスの気にしすぎだというし、家を継ぐために養子に来ている兄はフィリスが帰ってきた事実を疎んでいる。
悩んでいるうちに、ダイアナとブルースが屋敷にやってきて被害妄想はやめて大人になれと言ってくるのだった。
続編書いたら愛着湧いちゃったのでさらに続きます。他人に左右されてばかりな主人公がどうにか自分の指標を見つけるお話です。
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 18:42:45
144081文字
会話率:35%
77才の賀来(かく)蓮坊(れんぼう)は散歩のとき高校生たちとすれ違ったときに光に包まれた。いわゆる勇者召喚に巻き込まれてしまったらしいと素早く判断し、送還魔法陣の中に飛び込んで元の場所に戻って来た。すると自分のステータスを見ると、異世界転移
の特典であるスキルが二重に取得できたことを知り呆然とするのだった。さてその後どうなるか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:15:25
7982文字
会話率:7%
少年が目覚めると、魔法の世界にいた。
名はサツキ。今年13歳になる少年である。
目覚めたサツキの目の前にいたのは、クコという名の少女。
クコはとある王国の王女だそうで、悪の大臣から王国を取り戻すために、共に戦ってくれる勇者を異世界から呼び出
した結果、サツキが召喚されたのだという。
クコを追う王国騎士たちが二人の前に現れ、サツキはクコに手を引かれて世界樹ノ森に逃げ込む。
騎士たちは、雷の魔法や地面に潜る魔法を駆使して追いかけてくる。
クコは手を繋ぐことでテレパシーにより会話する魔法を使い、この不思議な世界のこと、魔法のことをサツキに教えてくれた。それによると、この世界では各々が独自の魔法を創造するのだという。
サツキも独自の魔法を発現させ、騎士を倒して森を抜ける。
サツキはクコとともに、王国を救う旅に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:15:18
2911795文字
会話率:45%
「転生したら、世界に1つしかない伝説の薬草だった!?」
しかも…超回復のチート効果持ち!?
「食べたら最強になれる!?」 と噂が広まり、
王族・冒険者・魔王・闇の薬師までが総力をあげて私を狙ってくる!?
食べられたら終わり!! 伝説の薬
草の逃亡劇、今ここに開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:12:04
3806文字
会話率:17%
人生の危機にこちらに語りかけてくる謎の石に遭遇した青年ーー十六夜双葉。一か八か、その石に運命を委ねた先にあったのは魔法に満ちた異世界だった。魔力も魔法も持ちえないフタバがその世界で出会ったのは空賊として追われる謎の美少女ユーリ。自分が何故異
世界に転生したのかを探るため、少女のいる空賊、空の蛇(ヨルムンガンド)のメンバーとして加わるがその空賊団は世界から狙われるお尋ね者の集団だった!?
ひょんなことから世界と少女を救うために奮闘することになった魔法を持たない双葉の世界を股にかける空賊ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:07:57
42110文字
会話率:44%
身体能力人外なお兄ちゃんが魔法が使えて家事もやってくれる大好きな弟を色んな人達から守るお話です。
ある日、奏と啓の兄弟は家の前に少年が倒れているのを発見する。そこから二人の日常は鬼、月の兎、異世界の勇者と様々な人物が現れ変化していく。この
世界とは異なるもう一つの世界からやってきて、なぜか奏と啓の周りに集まってくる変わった人(?)達。
「……なんで俺らの周りにはどんどん変な奴らが増えていくんだ」
「まぁまぁ、そう冷たいこと言わないで、みんないい人たちだよ?」
はてさて二人を待つ運命はいかに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:00:00
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俺の名前は「斎上院(さいじょういん) 燈矢」だ。
名前から察するだろうが、中級以上の家に生まれだったのだが、獅子からハゲワシが誕生した。
そのハゲワシが俺だ。
一応、言っておくが、爪弾きにされない程度には高校生として学んでいた。
まあ、少年
時代が劣悪だったのも含めて、良く言えば「薬にも毒にもならない男」で、悪く言えば「小悪党」だと言われたな。
そんな俺でも、手を差し伸べてくる物好きなアイツのお陰で、俺の中にも綺麗な所が残っている。
そんな俺だから、交差点でダンプに轢かれると自覚した時はあっさりと「生」への執着は消えたな。
それに、俺が死んだ後に動く金は、全て「アイツ」に渡る様にしたから「恩返し」としては充分だろう。
だから、未練は無い……と思っていたら「異世界転生」かよ!
確かに、少年時代に散々読んだが、まさか本当に異世界転生するとは誰も思わないだろう?
しかも、前世を思い出したのが、テンプレ「ダンジョン深部での追放」とはな。
……まあいい。
どうせ、天涯孤独なんだ。
好き勝手に生きるさ!
それに、前世ではアイツの恩に報いる為に我慢していた事でも、この世界なら自由だ!
助けたい奴は助け、殺したい奴は殺そう。
今の俺なら、それが出来る!
何故なら、俺はダンジョンマスターだからだ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 20:50:00
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