強力な治癒能力を持つ孤児の少女・春ノ助は、治癒に長けた名家の長男にも関わらず能力が開花しなかった日登清冬と婚姻させられる。長年姿を見せなかった清冬が初めて姿を見せたのは、春ノ助の力を奪い、己が治癒能力を使えるようになってから。「能力を奪った
今、お前は用済みだ」と離縁を突きつけられた春ノ助は、無理やり能力を取り返し屋敷を後にする。その後、血眼で探す清冬は、なんと遊郭で働く春ノ助を見つけてしまい…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 18:40:00
28711文字
会話率:61%
目が覚めたら、乙ゲーの『プラトニックラバーズ』に似た世界だったーーーーー
エロ無し、超ー純愛ラブ!
王子は清純なヒロインアンリ(勿論下級貴族の男爵令嬢)にラブきゅんし、婚約者の豊満美女の悪役令嬢役のアディル(お約束の侯爵令嬢)との婚約破棄を
ーーーーー
その噂がアディルの耳に入り、ヒロインアンリを虐めまくるストーリーで王子とヒロインは更にラブきゅんしちゃいますーーーーー。
実はーーーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 19:10:00
10059文字
会話率:26%
猛悪無道と言われた国王は自害し、フィンティル国は攻め滅ぼされた。
王妃アグネーテは幼い娘パウラと共に窮地に陥るが、騎士見習いラディムの助けで命を拾う。
その後もラディムが守り続けてくれたおかげで母娘共々生き延びることができた。
それか
ら5年近く一緒に暮らし、アグネーテが30歳、ラディムが20歳、パウラが10歳になって迎えた冬のこと。
パウラが急に、「もうラディムはいなくても大丈夫」などと言い始めた。
アグネーテは娘が恩知らずだと心配するが、実は───。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 14:08:26
19115文字
会話率:45%
18歳になったルクリアに、父は告げる。
「国王とその皇太子殿下を殺害してこい」
言うまでもなく、人の殺害は重罪だ。
それが王国の人間ともなると、未遂であっても処刑は免れられないだろう。
最終更新:2025-03-05 03:18:51
5855文字
会話率:36%
明治四十年の東京。匿名の人物より、大原男爵の屋敷にあるお宝を盗む依頼を受けた泥棒の「俺」。
首尾よく屋敷に忍び込んだものの、使用人たちに見つかってお縄となってしまった「俺」に、大原男爵はある「提案」をする。
「お前、わしの息子にならんか
?」
それは、「俺」が失踪した大原男爵の息子・旺太郎の身代わりになることだった。
姿形がそっくりで、しかも同い年だという旺太郎になりすました「俺」は、何とか正体を露見させずに済んでいたものの、旺太郎の許嫁で伯爵令嬢の梨都子には偽者だと見抜かれてしまう。
そんな「俺」に、梨都子はある「提案」をする。
「わたくしにも、あなたの泥棒のお手伝いをさせていただけませんこと?」
弱みを握られた「俺」は、梨都子とともに二人で大原邸にあるお宝を盗み出すハメに。
はじめは梨都子を疎ましく思っていた「俺」だったが、やがて梨都子の辛い身の上を知り、お互いにほのかに思い合うようになる。
そして、そんな二人が盗んだものが、じつは「偽物」だとわかって…。
※「エブリスタ」にも掲載している作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 00:00:00
108805文字
会話率:43%
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になったが、若いことで騎士団員から揶揄われたりしてなかなか寮母としてうまく仕事ができていない。
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そ
んなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。じれじれだけどハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 18:31:14
48121文字
会話率:50%
「これは情けでもなんでもなく、俺の本心だ。君を一生涯かけて守り愛したい」
五歳で両親を亡くし身寄りのなかったソフィアは父親の同僚であるエルガン子爵の家に引き取られるが、義父母と義姉に冷遇されずっと侍女のように扱われていた。
とある日、義父
に頬を打たれながら「何も質問するな、行けばわかる」と言われ行かせられたシャルフ辺境伯の家。そこにはフードを深く被り黒い眼帯をした氷の瞳の力をもつ男がいた。
その片目で見たものを凍らせてしまう氷結辺境伯と、家族に冷遇され続けながらも純粋でひたむきな令嬢が心を通わす王道ラブファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 17:40:00
16411文字
会話率:45%
「他に一生涯かけて幸せにしたい人ができた。申し訳ないがローズ、君との婚約を取りやめさせてほしい」
十歳の頃に君のことが気に入ったからと一方的に婚約をせがまれたローズは、学園生活を送っていたとある日婚約者であるケイロンに突然婚約解消を言い渡
される。
悲しみに暮れるローズだったが、幼い頃から魔法の家庭教師をしてくれている兄のような存在のベルギアからの猛烈アプローチが始まった!?
「ずっと諦めていたけれど、婚約解消になったならもう遠慮はしないよ。今は俺のことを兄のように思っているかもしれないしケイロンのことで頭がいっぱいかもしれないけれど、そんなこと忘れてしまうくらい君を大切にするし幸せにする」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 19:07:44
8286文字
会話率:37%
気弱な少年ジンは、上級学校の奨学生。ある日階段を上がっていると、悪女と噂の伯爵令嬢フィーネが落ちてきた。フィーネを助けようとしてもろとも階段を転げ落ち、二人は入れ替わってしまっていた。
気弱なジンが強気で俺様になり、高圧的だったフィーネが淑
やかになった結果、「頼りがいのある人素敵!」「可憐な淑女最高!」とモテモテになってしまう。
入れ替わっていたほうが人気な二人は、それでももとに戻るために奮闘する。
これは貴族令嬢と平民少年が入れ替わり、もとに戻るために奮闘するラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 19:10:00
38604文字
会話率:40%
セツカは幼い頃、騎士アーノルドに拾われた。
拾われる前の記憶はなく、どこで何をしていたのか、家族の名前はおろか自分の名前も知らなかった。
記憶が戻らないまま15年経った秋の日、
アーノルドはセツカに、過去の手がかりだという銀時計を託す。
セ
ツカは幼なじみのアイリーンとともに記憶を探す旅に出た。
過去を探す中行き着いたのは神の加護を受けた森。森の近くに住む人は口々に、「ここは時間を奪う悪魔の森だ。近づくな」と言う。
章ごとに主人公が異なりますが、続きの時間軸なので前章の主人公もそのまま登場します
現在大幅改稿中です。一人称から三人称に直しています。
2025/01/04 1話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 07:45:27
78424文字
会話率:38%
メイドのメイが仕えるのは、無愛想で冷徹と噂の伯爵レイド。
伯爵の結婚式当日、婚約者は恋人と手を取り合ってかけ落ちしてしまいました。
伯爵はふさぎ込んでしまい、メイはじめ屋敷の使用人一同は主を心配して毎日声をかけます。
結婚式が中止になった
日からしばらく経ってから、元婚約者が屋敷にやってきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 15:03:48
3820文字
会話率:33%
保育園に通っていたあの頃、優しくて可愛くて……ピアノがとっても上手な担任の先生。
そんな先生に憧れて自分も保育士を夢見るようになった…私の名前は神君子。
そして、ついに夢が叶い、保育士になった私……だけど……だけど私は、厳しい現実
に晒され……そして……引き籠もってしまった……。
熊本に住むしがない元保育士の女の子と東京都品川に住む人気絶頂のイケメン俳優との遠距離純愛物語です。よろしければ感想などお聞かせください、よろしくお願い致します。
つばき春花
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 21:30:00
90646文字
会話率:41%
「貴様には帝国に嫁いでもらう!」
兄が引き起こした問題の責任を押し付けられ、帝国との和平のために王国を追放されそうになった私は、「婚約しているから無理です!」と必死に抗う。
だが兄はその婚約者にまで手を回していた。病弱な婚約者は長年支え
続けてきた私を切り捨て、婚約破棄を宣言したのだ。
幼い頃から『魔女の子』と蔑まれ、孤独に生きてきた私には頼れる味方などいない。理不尽な運命を受け入れ、絶望の中で帝国に渡った私は、そこで呪いによって命の危機にある皇子と出会う。
「君を愛することはない」
当初は私との婚姻を拒絶されるが、それは彼なりの優しさだった。彼の苦しみを知った私は、自らの回復魔術で呪いを解こうと決意する。
幾度もの治療を重ねる中で、二人は絆を深め、やがて皇子に溺愛されるよ
うになる。その一方で兄や元婚約者は、正式な王位継承権を私に奪われて破滅していくのだった。
本作品はざまぁあり、溺愛ありの、私がハッピーエンドを迎えるまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 22:33:29
13929文字
会話率:57%
婚約破棄で有責が認められると、慰謝料として財産や身分を支払わないといけない世界で、クレアは婚約者のジーク王子の浮気を知る。
彼の浮気相手は男爵令嬢のアンナ。彼女はジークの兄であるクリフォードの恋人だったにも関わらず、浮気に手を染めていた
。
浮気された者同士、クリフォードと意気投合したクレアは、浮気の証拠を集めて罠を張る。
その罠とは
《婚約破棄をした場合、慰謝料は女性が払うもの》
だと信じさせるというものだった。罠に嵌ったジークは婚約破棄を宣言し、破滅への道を突き進むのだった。
本物語は勘違いを利用して、浮気をしたジークに報復しながら、ハッピーエンドを迎えるための物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 20:25:06
19492文字
会話率:64%
幼い頃、「大きくなったら結婚する」と約束したリーシアとリフェト。大商人の娘と没落貴族の息子という身分違いにも関わらず、リーシアは「私が稼いでリフェトを迎える」と宣言し、再会を誓う。
時は流れ、再会したリーシアは以前とは別人のように高慢にな
っていた。ヴァロワ家の跡継ぎとして、商売の世界で生き抜くために変わったのだ。そして、リフェトに婚約破棄を告げる。
残酷な時の流れ。リフェトが出した結論とは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 07:04:01
8133文字
会話率:56%
【ざまぁ要素は皆無のため、その点は期待しないでください】
魔力が低いと蔑まれ「失敗作」扱いだった王女ソフィアは、人質として宗主国の帝国に送られる。
しかし、実は彼女の持つ魔力には魔物を追い払う特殊な属性が備わっていた。
そのことに気づいた
帝国の皇太子アルトは、ソフィアに力を貸してほしいと頼む。
ソフィアは承諾し、二人は帝国の各地を回る旅に出る――。
もう失敗作とは言わせない!
落ちこぼれ扱いされていた王女の幸せな帝国生活が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 18:10:00
100267文字
会話率:39%
第二王子スカタローの婚約者を見繕うための舞踏会で、貴族令嬢ルーシーはおしっこを我慢して挙動不審である。
そのほかの令嬢とはひと味違う様子を良い意味で受け取ってしまった王子に、ルーシーは興味を抱かれる。
結果としてトイレに行く暇がなくなってし
まった!
完全に人生終わった。ルーシーはそう思った。
そう思ったのだが、スカタロー王子は全然気にしてなかった。
そんな純愛ストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 07:49:31
6399文字
会話率:24%
妹に毒を盛ったとして王子との婚約を破棄された令嬢メイベルは、あっさりとその罪を認め、罰として城を追放、おまけにこれ以上罪を犯さないように叔父の使用人である平民ウィリアムと結婚させられてしまった。
しかしメイベルは少しも落ち込んでいなかっ
た。敵対視してくる妹も、婚約破棄後の傷心に言い寄ってくる男も華麗に躱しながら、のびやかに幸せを掴み取っていく。
※以前書いた同タイトルの短編の長編版ですが、設定は多少異なります。展開も違います。登場人物も増えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 15:03:36
96911文字
会話率:39%
子爵令嬢シャーロット・マーセルは、そこそこ優秀だった。
彼女はその才能を使って猫を被り、人脈を広げたり、公爵夫人に己を認めさせたり、その娘を手なずけたりした。
そんな際どい行動の全ては、心優しい兄を無実の罪から救い出すためだった。
今日参加するのは、王宮主催のパーティー。
ここでも彼女は猫を被って、第一王子の側近を籠絡しようとする。
……そこで、別の男にハメられて婚約を強制されることになるとも知らずに。
全50話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 22:10:00
189754文字
会話率:35%
同じ高校に通う男女とその周囲の、青春の日々を切り取った群像劇です。
二人の甘い恋の一場面でもあり、身分差の恋との戦いでもある。
純粋な片思いの恋でもあり、過去の恋との対峙でもある。
時には、まだ恋を知らない物語であり、そして、最
悪からのやり直しの物語でもある。
そんな群像劇のような、でも一つの物語。
前作『二番目な僕と一番の彼女』の世界の続編です。前作をご覧になって頂けて、お好みに合う方がいらっしゃれば、後日談として空き時間のお供になれますと幸いです。
※前作同様、極端なざまぁ要素や、後NTRやBBS要素は作者の好みではないので書けませんしありません。書けるかはさておき、せっかく物語の中なので、こんな青春送りたかったなとか、優しい余韻くらいが好みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 22:40:19
361384文字
会話率:39%
世界を救う太陽神の巫女様が、神からの恩寵のせいで醜く歪んだ存在だと認識されて世間から嫌われているので、おれだけでも彼女を救おうとしたら、あまりの美しさに一目惚れしてしまったので、死ぬほど大切にして甘やかしてあげる話。
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー書きたいことただ書き連ねていくだけ。主人公は転生者ではないけど、部分的に日本人の記憶があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 21:09:14
16814文字
会話率:16%
昭和の街を舞台に繰り広げられる、警察官と暴力団若頭の運命的な物語――。
50代の警察官・柴崎翔は、巡査部長として地道に職務を全うしながらも、組織に埋もれる日々を送っていた。一方、広域指定暴力団「東条組」の若頭・東条和馬は、冷徹さの裏に孤独と
葛藤を抱えている。
二人の道が交わるのは大災害が起きた日。瓦礫の中、住民を守るために奔走する二人は、それぞれの正義が交差する中で、互いの本当の姿を見つけ始める。そして、オメガとアルファという本能的な絆が明らかになるとき、社会的立場を超えた愛と希望が生まれる。
大人の純愛と成長を描いた、心揺さぶるBLストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 12:01:15
21222文字
会話率:39%
少子化における抜本的な改善策として、妊娠から子育てを包括的にサポートできるタワーマンションが竣工した。その名も「ファーム(Farm)」。「子作り、子育ては農業である」をキャッチフレーズに、優秀な人間を効率的に「生産」するため、今までの倫理観
、固定観念は大幅な変更を余儀なくされた。
高校3年生の桜井迅(さくらいじん)は、同級生で幼馴染の桐生陽菜(きりゅうひな)と共に東京の星林大学を志望していた。しかし、受験も迫った1月、陽菜が「迅、私、春から東京のファームに行くんだ。」と言い出す。絶望し、激怒する迅。涙を溜め、寂しそうな笑顔をする陽菜。ファームを舞台に、はたして二人は純愛を貫けるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 19:24:02
19323文字
会話率:65%
遥か昔、紅の神子、蒼の神子が世界を創った。神子に従い守る十神衆により、十の国が造られる。時は流れ、今生には二千年神子が現れず、十神衆の心も乱れ国も荒れつつあった。
(え?神子?十神衆?何それ?!それより私中学生3年で大事な時期なんですけど
!え?やっぱり私は神子じゃないんですか?!)という疑問付ばかりで進みます。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 07:00:00
57741文字
会話率:32%
「私の名前はE、モブです」
大好きな乙女ゲーム『ラヴィアンフルール物語』の世界に転生した主人公のなぎこ。
だが彼女が転生したのは物語のヒロインでも、悪役令嬢でもなかった。なんならヒロインの友人Aでも友人Bでも、悪役令嬢の取り巻きCでも取り巻
きDでもない。ほぼ背景と同化しているその他Eとして転生。
攻略対象の中でもなぎこ最推しである担任教師は、どの攻略ルートを模索しても幸せなエンディングが存在しない。
このままでは先生の不幸な結末を目にしてしまう! そんなのは嫌だ! 別に自分が結ばれようだなんて思ってないし、なんなら遠くでじっと眺めているだけで幸せなんです! 私はただのオタクでモブなので、先生が幸せな未来を迎える為に、このゲームを攻略してきて夢小説まで書いてきた痛いオタクのこの私が、先生を見守りたいと思います! ストーカーじゃありません! これは純愛です!
【カクヨムにも投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 16:06:21
391468文字
会話率:25%
「ミレイユ嬢はとても優秀で努力家で才能あふれる女性なんだ!」
「あなたの彼女は誰でした? キャスリンという彼女がいたことお忘れでしょうか?」
貴族学校を卒業し就職した男爵令嬢のキャスリン・ロックハートはもうすぐ20歳を迎える独身令嬢。
学
校を卒業しても結婚していない女性は行き遅れ令嬢と蔑まれ、キャスリンはその未来に片足を突っ込んでいた。
ある日出席したパーティーで子爵令息のロイから突然交際を申し込まれる。しかし相手は自分より2歳も年下。交際相手の女性が年上というのも体裁が悪いが、ここで断れば一生行き遅れ令嬢として生きなければならない。
一世一代をかけた交際を始めるキャスリンとロイだったが、彼の話題に決まって登場する人物がいた。
ミレイユ・アストゥリアス伯爵令嬢だ。
口を開けば彼女の偉業を褒め称える言葉ばかり、それなのにキャスリンのことを褒めたことは一度もない。
そんなに伯爵令嬢のことがお好きなら私はもう結構です!
でも行き遅れ令嬢として生きる方がもっと嫌なので、結婚はさせてもらいます!
内気で思ったことを口に出せないトークスキルゼロなキャスリンと、デート中に他の女性を褒めちぎる鈍感な年下彼氏ロイ、話題に何度も登場してくる有能完璧伯爵令嬢のミレイユ。
他にも空気の読めない独特な変人セラ、いい奴だけど冗談が過ぎてしまうギャリー、キャスリンとは正反対な性格の陽キャな兄エルヴィンなど。
キャスリンとロイのお話を投稿終了しましたら、番外編として彼らのエピソードを書きたいと思います。
もしリクエストがありましたら、ぜひ感想欄で教えてください。特になければ私が気分でキャラクターを選んで書かせてもらいます。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 12:59:38
72396文字
会話率:27%