大地震と破局噴火による日本壊滅を間近にした現代と鎌倉時代中期、主に尾張(愛知県西部)と薩摩及び奄美(鹿児島県南部)を舞台に展開されるローファンタジー小説。時を超えて独りの少女が、未曽有のの危機に立ち向かう。
新型コロナ騒動の渦中にあっ
た令和2年の夏、お下げ髪、メガネの文系少女であるフウカは、夢の中で謎の少女からの救助要請を受ける。少女は、フウカの先祖であった。
フウカは、2000年に渡って熱田神宮に祀られている「クサナギの剣」を密かに奉じてきた古代氏族「千竈(ちかま)氏」の末裔であった。この一族からは、日本の危機に際して「剣姫」が現れる。
「剣姫」として覚醒したフウカは、ある青年の導きによって鎌倉時代へタイムトリップする。場所は、鹿児島県奄美群島にある徳之島。その島の神女集団から、救世主として崇められる。
まずは、平家と源氏による「壇ノ浦の戦い」の最中に失われた三種の神器「クサナギの剣」を探すことになる。クジラやイルカ、巨大なエイなどの協力を得て妖魔「平家ガニ」から奪い返す。
次いで、島へ来襲した「元・高麗軍」を迎え撃つことになる。ハンググライダーを操り、敵船団の真ん中に舞い降りて縦横無尽に剣を振るう。
当時、国土防衛のため幕府から命を受けて薩摩に一族を挙げて赴任していた「黒潮の武士団」こと千竈氏も、東シナ海を荒らしまわる海賊と海戦を繰り広げながら本命を達しようとしていた。一族の「守り人(巫女)」であるフウカは、災害の大元となる「ヤマタノオロチ」の覚醒を妨げるため、動くこととなる。
インドネシアにおいて破局噴火を引き起こし、日本を含む世界各地に冷害をもたらした「火竜」が、日本へ向かっていた。その予想ルートの途上にオロチの巣「鬼界カルデラ海底火山」がある。ぶつかれば日本は壊滅する。その影響は、現代社会へも及ぶ。
火竜の直撃は避けられたが、衝撃でオロチは半覚醒してしまった。フウカは白き竜「ファルコン」に騎乗し、オロチに立ち向かうことになる。
①南海トラフ地震と鬼界カルデラ海底火山の大噴火、②熱田神宮に祀られる「クサナギの剣」の謎を軸に時空を超えて物語は展開される。かなり事実に添った構成となっており、リアル感が伴ったローファンタジーなっているはず。
位置付けとしては、前作「荒海越えて針路は南!」の続編となっている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 11:00:00
165223文字
会話率:22%
2018年、12月――。
いよいよ、ヤハトラの神殿で眠る水那を救い出す準備が整った。
テスラ、ウルスラ、ジャスラという三つの国を渡り、三種の神器の在り処を突き止めたソータ。
三人の浄化者、暁、シャロット、レジェル。
残り少ない寿命
を、朝日や暁、そしてパラリュスの平和のために使いたいと願うユウ。
そんなユウを、少しでも生き長らえさせるために力を尽くす朝日。
黙って見守る夜斗。
パラリュスの三柱の女神と闇にまつわる、最後の物語の幕が開く――。
※この作品は以下のような流れで続編となっています。以前の話を読んでいない方にとっては訳のわからない内容になっていますので、ご注意ください。
①想い紡ぐ旅人
②あの夏の日に → ⑤異国六景 → ⑥還る、トコロ → ⑦まくあいのこと。
③漆黒の昔方 → ④少女の味方
⇒⑧天上の彼方
以前の作品を読んで頂ければ一番ありがたいですが……そうですね……「異国六景」辺りから読めば、どうにかなる気がします(笑)。
八作目です。最終作です。
2018年2月25日から毎日朝8時と夕方17時に更新、そして同年3月27日に完結いたしました。
これで、本当にシリーズの完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-11 13:55:55
292895文字
会話率:45%
人類はこれまでありとあらゆる「文明の利器」を作り、生み出してきた。
三種の神器と呼ばれた「テレビ」・「冷蔵庫」・「洗濯機」などの家電製品。
交通と貿易手段を飛躍的に発展させた「自動車」・「飛行機」・「電車」・「船」などの乗り物。
人間の
持つ高度な「知識」と「技術」によって生み出された数々の「利器」によって、我々は今日まで便利な生活を過ごす事が出来るようになった。
そして現代――、さらなる技術の発展を遂げて新たな「利器」がまた一つ誕生した。
それは「一部の人間達」の間で話題になっており、その多くが待ち望んでいた「利器」であった。
それを知る者は「利器」についてこう語る……
「新世界へと繋がる利器…… 否! これは神器である!」
そう呼ばれた「神器」は世に放たれ、待ち望んでいた「一部の人間達」がそれを次々と手に入れる中、
そのうちの一人「稲島 毅」(とうじま たけし)も「神器」を手に入れたのであった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 01:51:44
209161文字
会話率:51%
勉強出来ない、女好き、忙しない、そんな三種の神器を持つ平凡な高校生、宇野口龍也はいつも通り眠い授業を受けていた。
ボケーとしていると教室の床が発光!?
気づいたら白い部屋にいて…
あれ?みんなは?
目の前に居たのは女神!
他の4人の転移者と一緒にどうにかやっていきます!!
怒涛のチート転移物語!!
名を捨てた神は終末を綴る!
どうぞお楽しみ下さい!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 03:00:00
30574文字
会話率:20%
「だるい」「つらい」「めんどくさい」が口癖。
「風呂」「睡眠」「あったかいご飯」が人生の三種の神器。
怠惰な少年・ケビンは、冒険者育成学園をダントツビリの成績で卒業した。
在学中は、生徒・教師ともにバカにされ続けるような、全テスト赤点
ギリギリ、退学寸前の大問題児だった。
就職先は一応は、冒険者。だけど、そのメンドくさがりな性格が災いして、全く仕事を頑張ろうと思えなくて……。
ケビンの成績が悪すぎるのには、とある隠された理由があった。
冒険者ギルドで一回り年下の美少女・ヒナリアとの出会いをきっかけにして、眠り続けていたケビンの才能が日の目を浴びることになる。
バカにしていた連中は、全員が目玉が飛び出すような大暴れ!
働きたくないけど、働かざるえなくて……、大成果をあげてしまう。
怠惰すぎる少年の無双な日々が見られる冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-14 20:00:00
48373文字
会話率:29%
これは近未来の話。新興国が急成長を遂げるなか、日本の国力は日に日に弱くなるばかりであった。このままでは国際社会での発言力も弱まり、このままでは日本が滅んでしまう!
愛国心に燃える山田シロウは、人知を超えた伝説の宝物「三種の神器」を手に入
れ、日本を立ち直らせようとする。
イデオロギーとはなにか?世界はどこに向かっていくのか?日本の行く末はいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-15 16:51:58
7588文字
会話率:28%
世を滅亡へと導く、異世界からの侵略者『魔物』。
打倒不能と怖れられ、滅亡の淵に追い遣られた世界〈アンテ=クトゥン〉を救う為、三種の神器を得た少年ユディトは立ち上がった。
既に趨勢が決した戦況を次々と覆し、世界を解放していくユディト。
長く続
く戦いに終止符を打つべく最後の決戦に臨み、その果てに――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-22 23:04:10
377892文字
会話率:36%
『災いの日』ラー大陸が闇の魔王に支配され恐怖と絶望に落とされし日。永遠に続くものの信じられていた魔物の存在しない平和な日々は突如終わりを告げ、ラー大陸全土に『魔神軍』を名乗る軍勢の侵攻が始まった。魔神軍の目的は『三種の神器』と呼ばれる神秘の
道具、そして神々の抹殺。
一方、天空に座する神々は魔神軍に対抗するため『天空の使徒』と呼ばれる戦士四名をラー大陸に放ち、同時に全知全能の神はラー大陸から『勇者』を探し出すのだった。インガドル王国の片田舎に住む三人の少年少女、ヨハン、ユリア、パウル。天空の神々と魔界の王たちの狭間で、戦う宿命を背負わされた彼ら七人の物語。
その果てに彼らが見るものとは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-31 20:14:06
200953文字
会話率:32%
四形態に変化する世界最硬度の剣(何でも切れるとは言ってない)
三形態に変化する世界最硬度の盾(何でも防げるとは言ってない)
スイッチ一つで全身の重さを0にする鎧(自由に空を飛べるとは言ってない)
勇者リアムは十八歳の誕生日に、村に
伝わる伝説の三種の神器を譲り受けた。女神より魔王討伐の使命を受け、旅立とうとする。魔王、それは世界制覇を企むレプラカーン(小人族)たちの親玉だ。彼らは機巧魔兵と呼ばれるカラクリ魔動兵器に搭乗し、人類を脅かしている。
「よし、これで辛い修行ともおさらばだ! 小人の魔王? 知るか、そんなもん。街に出て俺TUEEE。可愛い女の子たちに囲まれて、好きに生きていくのだ!」
面従腹背。そう目論んでいた彼の野望は三分で打ち砕かれた。三種の神器には、魔王を討ち果たすまで他人とH出来なくなるという無慈悲なギアスがかけられていたのだ。村ではまったくモテなかったのに、街に出たら続々と美人のお姉さんたちが仲間に加わっていく。
これは一体何の嫌がらせか! 負けるな、リアム! 煩悩パワーを闘志に変え、世界平和と己の欲望の為に魔王を倒すのだ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-17 17:00:00
54093文字
会話率:50%
皇室に伝わる第四の神器【降天菊花】
その神器に選ばれた者は、世の理の全てを知る【全知の者】となると云われている。
平成から令和への歴史的な代替わりの裏で、南北朝時代に封印されたもう一つの皇室が蠢き出す。
その頃、博多の探偵・服部翔はラブホ
テルのクイーンサイズのベッドの上で、情事の後のまどろみの中、少年時代の夢を見ていた。
忍術を捨て、スケコマシとして生きる翔の前に現れた絶世の美女と幼い兄妹が語る衝撃の真実。
歴史に埋もれた忍術が再び花開く時、【降天菊花】を巡って血を血で洗う忍者バトルが開戦する。
勝つのは風魔か甲賀かそれとも伊賀か。
そして、【降天菊花】に選ばれる者の資格とは?
※1話辺り2千文字前後・80話・18万文字程度で完結予定です。
※猫シーン、食事シーン多めです。
※ミッドナイトノベルズに掲載中のものからR18要素を省いて掲載しています。
<カクヨム先行連載中>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-11 17:11:20
186819文字
会話率:46%
約660年間の永きに亘り続いていた「斎王」の制度が廃絶された南北朝時代。熱き想いを胸に戦乱の時代を懸命に生きた英雄たち。その歴史の裏で繰り広げられる「三種の神器」「月の珠」「清らかな姫」の争奪戦!凄惨な時代を駆け抜けた若き武将たちの魂の声が
時に刻まれ、聴こえて来る…
尚、この時代小説は、現代ファンタジー小説「PURIFICATION」の作中作であり「PURIFICATION」の主人公である新人女優の大神結子が手にする映画台本の内容を短編小説にしたものです。よって本編と連動しているセリフ等もございますので、両方の小説を読み進めていただくことにより作品の世界観をより深くご堪能いただけるかと存じます。それでは、どうぞお楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-09 21:14:18
12886文字
会話率:29%
日本
出雲、それははるか昔に出雲の国としてオオクニヌシが納めていた国。今現在、
そこは世界でも有名なオオクニヌシが祭られている場所。
俺は2240年、10月10日この出雲大社に来ていた。
最終更新:2019-10-12 16:41:11
4742文字
会話率:28%
昔ある凄惨な事件があった小さな郷。
失われゆく日本を見つめる異人。
そこに現れた謎の杖を持つ男。
二人の男の会話は巡り、いつしかあの事件の核心に迫って行く。
異色の伝奇ロマン読み切り、誕生!
最終更新:2019-09-04 14:06:17
19466文字
会話率:79%
『三種の神器』と呼ばれる三つの大秘宝。
全てを集めると全知全能の力を得る、億万長者になる、願いが一つ叶う、などの伝説が言い伝えられていた。
その一つである『天使の涙』を手にするため、アンハルト王国へと訪れた盗賊団。その内の一人、主人公ノ
エル・リーオンは一人の少女と出会い運命の歯車が回り始める……。
王道のようで邪道!?でもなんだかんだ王道ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 21:52:23
9394文字
会話率:35%
それは遥か昔…いや途方も無い未来か…。
勇者イザナギは魔物を打ち払い剣を心正しき者に手渡し、三種の神器を封印した。それから幾ばくの刻が流れ再び日本は混沌の渦に巻き込まれていく。混沌を正すため若者はイザナギの剣を握り魔王に戦いを挑む!
日
本神話を題材にした超未来ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-24 18:09:45
58470文字
会話率:31%
田中山善光は、サラリーマン生活に疲弊して休職、実家住まいをしていた。
突然の豪雨災害をうけ、地域のためにボランティアをしていたが、人命救助の末にトラックに跳ねられ、命を落としてしまう。
死の直前の彼の善行に感動した神が、彼にチート三種の神
器をさずけて異世界に転生させる。
この物語は、ひょんなことから異世界に転生し、○○○○になった男の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-06 01:01:21
17850文字
会話率:6%
「風羽矢は、俺が殺すーーーそうすることで、俺はあいつを許してやれる」
双子のように育った少年達の運命は、世にも美しい白鹿に出会って動き始めるーーー
孤児の稚武(わかたけ)と風羽矢(かざはや)は、泊瀬(はつせ)の里で双子のように育った
。
十四の春、都から訪れた男が稚武に告げた。あなたは皇の血を継ぐ少年だと。
神器の『剣』草薙剣を手にした稚武は、残りの『玉』と『鏡』の主を倒すため、風羽矢とともに日嗣皇子として旅立つ。
「稚武……もっと早く、殺しておいてほしかった」
国つ神々がまだ息づく時代、剣の皇子、玉の少年、鏡の巫女が出会い、国が揺れるーーー
「わたしに行く場所なんてないわ、あるとすれば、禍の王のもとだけよ」
敵対する幼馴染み、村焼かれで復讐を誓う少女、息子溺愛のイケメン王、主従百合など詰め込んでおります。
毎日17時ごろ更新しています。
カクヨムとの重複投稿です。同時更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-26 18:04:34
375149文字
会話率:48%
平成18年5月常滑に帰った波多、妻の志保、それに古川の3人は、お宝探しの次のステップに入る。
まず聖書、この中のモーゼ5書はユダヤ社会の基本原理となっている。それとキリスト・イエスが存命中に弟子たちに教えたものがカバラであると知る。しか
し原始キリスト教が日本にやってきた時は、イエスから学んだカバラそのものよりも、形を変えたカバラではないかと推測する。その1つが道教である。
道教から陰陽道が派生して、そこから神道の教義が生まれる。神道の三種の神器も道教の影響から発展している。当然カバラも形を変えているであろうと推理する。
3人は驚愕の事実としてエジプトの3大ピラミッドがカバラであると知る。同時にピラミッドは3つのオリオン星座を模したものであると知る。そして伊雑宮、伊勢内宮、外宮の配置はピラミッドの配置を模したものであると知らされる。だとすると、この3つの神社の配置こそがカバラではではないかと推量する。
カバラ――日本に入ってきた時、本来のカバラの形は消えていた。それに代わるのもとして、榊、生命の樹、カバラとして残されることになった。神道の儀式に使用されるもの、それが榊=生命の樹である。
そして波多達は悟る。ユダヤレビ族が長い年月をかけて籠神社と伊勢の外宮、内宮、伊雑宮を生命の樹として配置したのだ。
太秦の秘宝は応仁の乱以降、ヤハウェ神を信奉する八咫烏(レビ人)たちによって伊勢の地に秘匿されたのだ。
常滑の常石神社と古社の延長線の2倍の位置に大綿津見神社がある。この配置こそ太秦の秘宝の秘匿場所であると結論付ける。
八咫烏の長、カンバラからヤハウェ神は黒い神と白い神の2面性を持つと指摘される。
そして波多達はカンバラに連れられて神との契約の聖櫃アークと対面することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-25 08:34:29
44822文字
会話率:6%
主人公波多幾雄は亡父から波多家のお宝探しを託される。
心強いパートナー古川安男、良き伴侶斉田志保を得る。波多幾雄はご先祖のお宝は渡来人秦氏の秘宝ではないかと考える。秦氏は殖産から土木事業、神社、寺院建立など、幅広く活躍した支族である、
秦氏は遠くさかのぼればユダヤ人ではないかという説が濃厚になってくる。ユダヤ人であっても、彼らは原始キリスト教徒ではなっったかというものだ。とすればキリストに関するお宝と考えられるが、秦氏が持ち込んだ神社、寺院建築にはキリスト教に関係するものは一切ない。
その理由はただ1つ、彼らは自分達をキリスト教徒と考えてはいなかったのだ。ユダヤ教の一派、エルサレム教団と考えていたのだ。
それともう1つ、彼らよりも先に日本にやってきたユダヤ人たちがいた。ユダヤ人は十二の支族がいた。古代にそのうちの二支族がユダヤに残った。後の十支族は忽然と歴史の舞台から姿を消している。この失われた十支族が日本にやってきたのではないかと波多達は考えた。
後にエルサレム教団とユダヤの十支族は日本で融合する。とすれば秦氏のお宝とはユダヤに三種の神器の内の”神との契約の聖櫃アーク”しかない。これが日本に持ち込まれたと推理した。
波多幾雄、斉田志保、古川安男達のお宝さがしが軌道に乗り始めたとき、彼らの周辺に不穏な影が蠢き始める。
応神天皇陵で古川安男と斉田志保が拉致される。黒い影の男が波多幾雄に言う。
「2人を返してほしければ、今後はお前1人でお宝探しに専念しろ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-12 08:32:12
43291文字
会話率:7%
人口の減少、人件費の高騰、アジア諸国の台頭により急激な競争力を失った日本。このままでは日本の製造業は完全に息絶えるのも時間の問題。日本国政府はこの危機に本腰を入れ、まだ企業体力が残っている企業を中心とした新たな技術の開発を指示。日本再起に向
け多額な税金を注ぎ込み画期的な技術が開発される。その中でもとりわけ目立った新技術がある。製図の図面から実際と同じ動作を行う物質を再現する技術、後に「製図錬金術」と呼ばれる技術である。
国内唯一の専門の学校「国立製図錬金術学園」に通う八神優斗は、製図錬金術の生みの親、八神克比古を祖父に持ち、学園内でも非凡な才能で頂点へと上り詰めていた。
ある日、父親から祖父の遺品整理を頼まれ、遺品である手帳にとあるメモ書きを発見する。
ペン、用紙、インクの3つの道具にそれぞれ特殊な機能が付加されており、ことあるごとに実験が行われていた事を知る。
優斗は学園の卒業間際のこの時期、その道具を探す事を決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-08 23:16:30
41148文字
会話率:55%
高度経済成長期。
「三種の神器」と呼ばれた家電のうち、テレビはまだまだ高価で貴重だった。
それを持っていた、若かりし日のじいちゃんが住む、マンションの部屋。テレビを見ようと、色々な人がやってきた。
中でも、よくやってくるのが、左隣の部屋
に住む「マサ」さん。
彼にはちょっと変わった習慣がありまして……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-02 17:10:58
2972文字
会話率:7%