伯爵令嬢アデリナと婚約者である第二王子ヴァルターは、政略によって結ばれただけの関係だ。
ヴァルターにはアデリナよりも大切な人がいる。
父親(国王)から蔑ろにされ、王太子(異母兄)から命を狙われている彼が唯一信頼し大切にしていたのは、ヴァルタ
ーの双子の妹セラフィーナだ。
ある日、セラフィーナが暗殺されてしまう。
最愛の妹の死がきっかけとなり、ヴァルターは闇属性の魔力に支配され、魔王と恐れられる冷酷な王となるのだった。
彼のことが放っておけなかったアデリナは王妃としてヴァルターを支え続けた。
けれど、やがて周辺国から攻め入られ、国は滅亡の危機に。ヴァルターを庇ったアデリナは瀕死の重傷を負うのだった。
ヴァルターは、アデリナの命の灯火が消える直前に時戻しの魔法を使い、人生をやり直す選択をする。
それなのに彼は回帰前の記憶を忘れてしまい……。
迎えた、巻き込まれやり直し人生。
婚約者をどうにかしないと詰んでしまうアデリナは、以前とは違う関係を築くために奮闘するのだった。
過去編はシリアス。死に戻り後は未来の旦那様を善人に育てようと奮闘した結果、なぜかヤンデレ執着系ヒーローが爆誕してしまうお話です!
※カクヨムにも掲載(少しだけ先行)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 20:06:31
145323文字
会話率:26%
転生したこちらの世界で、婚約者は自称『妹のような』従妹に夢中。空しい日々の中、母の再婚で姉妹になった女神のように麗しいお姉さまは、実はお兄さまで術師という。その上、私に何かが憑いている?というし。
待って、設定盛りすぎていません?
「これは
、もう離してあげられないな」
仲良くできて嬉しいけれど、突然お兄さまになって甘い声で囁かないで欲しい。
少しニブいヒロインと訳ありヒーローの、のんびり日常話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 07:00:00
114391文字
会話率:30%
ジェイドには幼い頃から国が絡んだ婚約者がいる。隣国の筆頭魔術師の嫡男で、高価なプレゼントはどしどし寄越すが、どういう訳だか一度たりとも逢いには来ない。何が良くて自分が望まれたのかも判らないジェイドにとっては、そんな男は言ってしまうとキモ男も
同然。だから顔も知ろうとしないまま、何年も放置していた彼女だが、結婚を目前に控えて身近な相手に恋をしてしまった。魔術学院で出来た親友、スティーヴンに、駄目だと思いながらも惹かれていくジェイド。しかも、ひょんなことからスティーヴンが奇跡的な、ある意味で運命的な相手だと判ってしまう。そして、どうやらスティーヴンも満更でもなさそうで……ってダメじゃないの。あいつにも婚約者がいるじゃないの。そもそもキモかろうといけ好かなかろうと、定められた婚約者を裏切ってはいけないと、ジェイドは潔く恋を諦め、嫁ぐ覚悟を決めたのだが………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 10:00:00
22154文字
会話率:38%
小国の公女アナスタシアは、大陸有数の大国である帝国へ政治的な理由から滞在することになった。
ひょんなことから帝国の皇太子ランドルフに執着されるようになってしまったアナスタシア。
大国の皇太子であるランドルフと自分では釣り合いがとれないと、彼
から逃げることにした。
何だか様子のおかしい皇太子から逃げ切れるのか?
ひたすら好意を伝えてくる愛が重めの皇太子と、彼から逃げる公女の話。
※ちょっと暴力的な描写があります。
※皇族、公族などでてきますが、こんな世界観なんだなと緩く受け取ってくだされば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 18:00:00
22231文字
会話率:43%