幼い頃から婚約者とは手紙でのやり取りしかしたことのなかったハロラーク侯爵令嬢のキャンベルは、国内ではあまりにも遅い十六歳を過ぎてから、ようやく初顔合わせの許可が下りたのだった。
不安と期待を胸に、婚約者であるロボロフ・ダルメンに会うためにダ
ルメン侯爵邸を訪れたキャンベルと、その父親であるハロラーク侯爵。だがダルメン侯爵の後ろから現れたロボロフは、キャンベルと言葉を交わすよりも先に、なぜかハムスターの姿になってしまって――!?
「は、ハムスターが喋ったぁぁ!?」
「落ち着け」
「しかも会話してるぅぅ!?」
姿が変化してしまうのは、魔女の呪いのせいだというのだが。しかし、そこにはまだキャンベルには明かされていない、様々な秘密があるようで……?
おかしな出会い方をしてしまった普通ではない婚約者たちが、時にすれ違い時に協力しつつ。魔女の呪いをどうにかしたいともがき共に成長しながら、お互いに少しずつ惹かれ合っていく。
だが同時に、思いがけず魔女の呪いの衝撃の真実にまでたどり着いてしまうことになり、最終的には国をも巻き込む大きな事態へと発展していくことになるのだが……。
果たして真実の先で、二人はどんな未来を選び取ることになるのか――!
☆毎日更新中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 21:12:12
37222文字
会話率:48%
少年は、一人の魔法使いに故郷の村を滅ぼされた。復讐を誓うが、相手の年はおろか性別さえわからず……
基本シリアス、時々コメディー
最終更新:2024-09-23 00:04:32
11138文字
会話率:5%
平凡に暮らしていたはずの大学生・相田雅之。車の運転だけが取り柄であった彼は、七年ぶりに地元へ帰ってきた一つ上の幼馴染・網屋希の「仕事」に巻き込まれる。
彼の仕事は、三人の医師の警護。手段は、銃火器を用いるものであった。
運転担当、相田。元
・NYの賞金稼ぎ、網屋。情報収集を得意とする中川路。近接格闘特化型、目澤。精神操作ができる塩野。
五人の生き残りを賭けた戦いが、田舎町の片隅でひっそりと火花を散らす。
カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883135865)にも同作品を掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 07:00:00
466812文字
会話率:52%
現代日本の山中に校舎が建っていた。そこに通う学生は田舎であるにも関わらず、全国的にも優秀な成績を収める者から不良まで、十人十色な特色を持っている。その中でも特殊なのは生徒会。教師よりも全校生徒を統率している絶対的な権力を持つ彼らのトップに立
つ生徒会長には謎が多かった。そんな彼に目をつけられた天野霳太郎は、生徒会といがみながらある現象に巻き込まれていく。それは、雷が学校近くに直撃し、そのあと必ずその付近にいたものは行方不明になるという神隠しとも言える現象だった。
リュウタロウの友人すらも巻き込まれて、とうとう彼らによる神隠しの謎解きが始まる。しかし、リュウタロウ自身も神隠しに巻き込まれるとは夢にも思っていなかった。最後に見たのは雷の光であり、目が醒めると西洋風の四柱に囲まれた大理石の空間だった。
面倒臭がりで基本無関心な主人公リュウタロウと、個性的すぎる周りの織りなす異世界転移ファンタジー!地球でも異世界でも邪険に扱われ、自由にいきれるのかと思いきや、急に神がドヤって来るわ、城から追い出されて嵌められるわ、難題ふっかけられるわ!命狙われまくりのリュウは生き残れるのか!時折謎解きと入れていこうと思います。(初心者なので簡単すぎる部分に関しては悪しからず……)
今まで更新がかなり遅れ&不定期で申し訳ないのですが、シリアス時々コメディー的なノリで少し抜かれれば良いかなーと思っております。途中からグロ注意ですよ!気になったらチラッと寄って行ってくれたら嬉しいです!よろしくお願いします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 09:00:13
209188文字
会話率:24%
クラブで見つけたダンスの上手な女。
血を吸おうと家まで尾行したまでは良かったが、そこでバンパイアである私(コウモリ)を待ち受けていたのは……。
従順(上から)執事と高飛車女の日常や大学を舞台にした、バンパイア執事の事件解決物語。
最終更新:2021-03-06 15:56:11
76984文字
会話率:18%
鬼殺しを生業とする陰陽師一族に生まれながら、修行を怠け、日がな一日鬼と遊び呆けのんびりと生きてきた煉。心を絡みとり、押し潰す此の世の全てから自由になりたいと願いつつ、兄を探して旅を続ける少年と妖、そしてヒトの出逢いの物語。
第一章は現代編
パート1、第二章は煉の過去編、第三章からは再び現代編となっています。基本的に一話完結なのでどこから読んでもOK。時々挿絵あり。
1-1-2015 タイトルを『八百比丘尼』から『ミソサザイの歌』に改めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-10 11:25:10
827515文字
会話率:51%
高椿ありすは三十路の誕生日を目前に、我が人生の不運を嘆いていた。
幼い頃から真面目だけが取りえで取り立てて褒められる部分もなく、才色兼備な姉との雲泥の差に開き直って生きてきた。幼い頃から本が好きで、いつしか趣味で小説を書くようになる。
殆ど誰にも読まれる事もなく、コンテストに応募してみても箸にも棒にも掛からなかったが、妄想を書き連ねる間は現実逃避が出来て楽しかった。唯一の癒しの時間だった。私立の文系大学を卒業後、人と接する事は嫌いではなかった為、ドラッグストアの販売員として就職。三年間勤めて副店長となる。
それから五年ほど月日が流れ、明日で三十路の誕生日を迎える日となった。副店長のまま、彼氏無し、取り立てて良い事もない……けれども、自分が趣味で書いていた小説を仲間だと思っていた一人に盗作され、何食わぬ顔でコンテストに応募、受賞した事を知ってしまう。設定はそのまま、世界観とキャラの名を変えただけのもので、文章も殆どが剽窃されたものだった。しかし、声をあげても、殆ど誰にも読まれてもいない自分の事など、擁護してくれる人がいる筈もなく……。やり切れない思いを抱えながら自宅でヤケ酒を煽っていると、そのまま意識を失い……
気がついたら異世界(?)にいた。そこはファンタジー的な魔法に満ちた特殊な世界らしい。ありすは前世(?)の記憶があるまま、生まれたばかりの赤子に……。それもセレスティアラと名付けられた、|彩光界《さいこうかい》を束ねる王族の長女として生まれたようだ。最高の地位、魔術、才能、知能、教養、マナー……ありとあらゆる事に秀でていたが、たった一つ、難点があった。顔が醜かった。その部分を隠しかつ補うべく、ありとあらゆる教育が施される。
一方、妹は姉ほど多才ではなかったものの、格別に美しい容姿に生まれ付いた。よって、地位を目当てにセレスティアラに近づく男達も、妹を見た途端心変わり。だが、前世でも姉妹格差だった上にモブキャラだった彼女は打たれ強さを武器にその地位を確固たるものにして行く!
隣国、|花緑界《かりょくかい》の王子とセレスティアラは幼馴染だ。秘かに彼に恋心を抱いていた。嬉しい事に彼は婚約者候補となった。けれども彼は浮かない表情で……。更に追い打ちをかけるように、父王の愛人に男の子が生まれる。その子に王位を継がせようと、魔の手が忍びよる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 21:00:00
5446文字
会話率:31%
ある日突然姿を消してしまった、愛してやまぬ幼い許嫁。
音信不通になった理由がわからず親に苛立ちをぶつける青年。
行き場のない狂気的な愛に傷つけられた二人を守ろうとする大人たちと、若い二人の別離のお話。
(2018.05.09-あらすじを書き
直しました)
「筒井筒の君に捧ぐ愛。」の短編で、二度目のプロポーズをする辺りから別離に至るまでの真相を書いてみました。本来なら章管理で構成するお話ですが、間違えて1話目を予約投稿してしまったので、別作品としてこのままいきます。
ただ、暴力的で気分が鬱々とする内容があります。
そういう内容が苦手な方は避けていただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-25 19:30:11
38317文字
会話率:38%
ある日から前の記憶がない彼は、探偵として働いていた。ーー事件に巻き込まれて両親を失った少女。ーーこの出会いから始まる彼と少女の二人が目的を果たすまでの物語。
最終更新:2018-02-11 08:00:00
1759文字
会話率:18%
晴天に恵まれたガーデンパーティーにて集う異種族の男女――の為にせっせと働く控えめなチビの少女。お店自慢の庭で、パーティーから避難しているらしい人と遭遇するのだけれど――その人は、騎士の制服を着た、物凄くデカイ竜人だった。
これは体格差あり、
身長差あり、立場も違えば種族差もありと、思いのほか差がある二人による多分きっと普通に幸せになってく話。
(個人サイトでも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-05 12:00:00
295788文字
会話率:32%
幼い頃に命を救ってくれた運命の彼との再会を、やみくもに信じ続けて生きてきた七海。
そして10年の歳月が過ぎ、とうとう七海の願いは叶えられる。
天にも昇るような喜びと、地に叩きつけられる現実と共に。
悩み苦しむ七海の前に・・・
『運命だな、オ
レたちは』
そんな事を言う男が突然現れ、七海はその男にある決断を迫られることになる。
素直で一途で思い込みの激しい単純頭な女の子が、頑張って運命ってヤツに刃向かう物語。
怯まぬ者にやがて聞こえるカンパネラ!
果たして鐘の音色は・・・?
野いちご、ベリーズカフェでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-12 22:13:41
153249文字
会話率:38%
顔、頭、運動神経。三拍子そろった男子が輩出されている昨今、すでに絶滅の危機に瀕しているかに見える分厚い黒縁メガネをしたガリ勉の誠。四六時中勉強ばかりを考えているように見える彼にも実は気になる女の子がいた。それは校内でも一番の美貌を持つ美月
優理。ところが、優理が原因不明の混線で『囚われの姫君』という危険なオンラインゲームに閉じ込められてしまう。立ち上がれ、誠! しかし、彼はオンラインゲームなど見たことも触ったこともなかった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-31 15:00:00
285889文字
会話率:37%