恵まれた生まれながら家族仲のよろしくなかった男が生まれ変わったのは、帝国が大陸全土を掌中に収めた魔法のある異世界。転生して皇帝の長男アーシャになったが、どうも面倒な血筋の生まれで最初から継承権が低い。だったらいっそ面倒ごとは弟に任せて錬金術
なんていう前世ではなかった技術を趣味にしようと決める。錬金術はオワコンとして誰も目を向けずにいるため好き勝手ができ、さらに科学ではありえな知性体を生み出した。セフィラと名付けた知性体を育てつつ、アーシャはのびのび自由を謳歌……したかったのだが、皇帝長男の動向に貴族たちは疑心暗鬼でちょっかいをかけて来る。子供のふりで逃げたり、時にはやり返したりしながら、アーシャは宮殿の端で忘れ去られた錬金術の可能性を広げていく。
*以下にご注意ください。
・主人公の立場は弱いままです。
・死人が出るような報復はありません。
・皇帝にはなりたくないので成り上がりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 12:00:00
1806878文字
会話率:36%
ユニコーンの仔馬に転生していた僕は、死にかけの妖精アルフと出会いフォーレンという名前を貰った。一緒に森から盗まれた宝石を捜して走り回り、一国を滅ぼしかねない陰謀に関わることになる。
ユニコーン最大の弱点乙女を克服してみたら、傲慢なグリフォン
を撃退して、姫騎士団の自信を喪失させて、悪魔に気に入られてと大忙し。
ま、楽しければいいか。何とかなってるし!
これは暗躍する人間たちの思惑を蹴り飛ばし、癖の強い仲間たちと楽しく森で暮らしていく物語…………え、また厄介ごと? 今度は誰が喧嘩したの? どうせまたアルフが何かしたんでしょ、もう!
*以下にご注意ください
この物語は転生特典なしの人外主人公(種族的に最強)です。
この物語は主人公以外にチートがいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 10:00:00
1662885文字
会話率:46%
「光魔法? 戦闘に向かない。光るだけの役立たずだ。」光属性を持って生まれたせいで疎まれた王子ルクス・アルヴェオンを引き取ったのは、理系女子が転生した光の魔女、アストリア・フェルナだった。
ルクスはアストリアから光魔法の新しい可能性を学び、や
がて師を超える光魔法の使い手となる。
彼は王位継承争いに挑み、やがて彼と彼女の研究は国の未来を変える力となる——!
科学と魔法の融合で異世界が変わっていく、ちょっと変わった異世界魔法科学ファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 12:00:00
122892文字
会話率:27%
私、地球の理系女子の記憶を持つ「ハズレ魔女」フィオナ・アルデン。誰にも注目されないのをいいことに好き放題に研究してたら、ある日国から騎士見習いの少年が送りつけられてきた。かつての実家のレオ(ゴールデンレトリーバー)に似ている彼が可愛くてしょ
うがないお姉さんが、彼の望みを叶えるためにひと肌脱ぎましょう!魔法と異能の世界で、研究大好きフィオナが、レオナ・フォーウッド少年と関わって共に成長する物語。
全9話+番外編1話 完結まで毎日投稿します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 12:00:00
29128文字
会話率:37%
神によって建国された、人間至上主義国家、アウレア神聖帝国。
永きに渡る亜人との戦争で疲弊し、人類の滅亡が差し迫ったその国家で、しがない狩人をしていたクリフは、ある日突然自宅で竜の鱗を持った女性が食糧を荒らしていた。
空き巣犯の殺害を試みたク
リフだったが、取り押さえた際に、相手がまだ子供だったと気付いてしまった。
「殺さないで……」と、涙ながらに怯える少女は記憶喪失であり、まだ誰にも危害を加えていなかった。
結局、子供を殺すことが出来なかったクリフは、あろう事か敵対種族を家で預かってしまう。
しかしそれが原因となって、クリフは少女を殺しに来た村人を殺してしまい、自宅を燃やし、少女を連れて国外逃亡を行う羽目となった。
そんな矢先、アウレアの軍団と鉢合わせてしまい、絶体絶命の状況へと陥ってしまう。
そして、更に追い討ちを掛ける形で、かつての上司であった『勇者』がやって来てしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 12:00:00
500769文字
会話率:36%
オレが異世界で“隣の魔女”と呼ばれるようになるまでの物語りです。
平凡な会社員だったオレ。目が覚めたら見知らぬ女性になっていて、
しかもそこは魔族や魔物がのさばるウィンキアという異世界。
誰もが魔法を使える世界ですが、自分には魔法は無理っぽ
い感じ。
嫌なことや面倒なことからは逃げ出したいけれど、ここでは無理そう。
この苛酷な世界でどうにかして生き残ろうと必死に足掻き続けます。
様々な騒動に巻き込まれながら少しずつ特別な魔法の力が芽生えて……。
どん底から“隣の魔女”へと成長していく物語りをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 12:00:00
951147文字
会話率:41%
小さい頃から仲の良かった幼馴染と、婚約していたフィーナ。
しかし、「好きな人が出来た」と簡単にフラれてしまった。悲しみに暮れていたフィーナに、優しくしてくれたのはもう一人の幼馴染。心の傷が癒え、その幼馴染に恋をしたけれど……またフラれてしま
った。
もう二度と恋はしない! そう心に決めて、人脈作りの為だけに夜会に出る日々。
だけど、そこでフィーナは知る事となる。恋はするものではなく落ちるものだと。しかし、頑なにフィーナは恋だと信じなかった。
ただ、側にいられるだけで幸せ。彼がいずれ誰かを妻に迎えるその日まで、近くにいさせてくれればそれでいい。
……と思っていたのに、彼に溺れていく話。
*恋愛がテーマというかメインなので、ざまぁはほとんどありません。
【初恋シリーズの総集編。※短編とカブる部分も多々ありますので、ご了承下さいませ】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 12:00:00
17278文字
会話率:23%
友達と遊んで彼氏と住んでいるマンションに帰ったら、アイツは女を連れ込んでいた。
しかも、ベッドで楽しんでいるんだけど? え? 別れていいよね? そうだ熨斗を付けて浮気相手にあげよう。
最終更新:2021-06-18 12:00:00
11127文字
会話率:43%
とある国。とある領地に元王族が住んでいた。名をファイル=アザランといい、とても領地民達から愛された侯爵だった。
そのアザランという侯爵家に、花の様な笑顔を見せる可愛い娘が生まれた。
【シュレミナ】と名付けられ、優しい両親と兄。温かい使用
人達に見守られスクスクと育っていった。いつかはお嫁に行くだろう少女を、皆はそれはそれは大切に育てていたのだ。
誰もが皆、ずっと続く幸せだと疑わなかった。あの瞬間までは……。
これは、数奇な運命を辿ったアザラン家の人々と周りに起きた、不可思議な逸話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-15 12:00:00
104213文字
会話率:33%
令和の世になって二年半くらいが経ったあの日の深夜。
ブラック企業に勤める社畜OL、堀田みかは、十五連勤からの三徹明けで三日半ぶりの自宅へと向かっていた。
そんな中、道端で突如現れた魔法陣に吸い込まれ、貴族邸宅と思わしき場所へと転移してしまう
。
そこは異世界。
誰が喚んだかも分からないまま囚われの身となったが間もなく釈放され、
本の虫だったミカは伯爵家の蔵書を読み倒しまくった。
渡り人ならば魔法の素質があるかもしれないとも言われ、騎士団長のハコネと調査を命じられたというザコルと共に、どんな力があるのかを探る生活を送ることになる。
無表情だが社畜シンパシーを感じるザコルを始め、親切な伯爵家の人々と関わりながら、令和のOLが自分の居場所を模索していく、リアル異世界冒険記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 11:40:00
2468475文字
会話率:59%
山間の貧しい村で生まれた少年トーマ。彼は、ブラック企業で三十歳直前に過労死した前世の記憶を持って転生した。
彼が生まれたこの世界は、〈ギフト〉と呼ばれる持って生まれた能力によって、その後の人生がほぼ決められている世界だった。
トーマの
ギフトは〈ナビゲーションシステム〉という、誰も知らないギフトで、いわゆる〈はずれギフト〉だとされた。
彼は、前世の記憶と経験を活かし、誰にも縛られない、自由な人生のための戦いを始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 11:22:51
58139文字
会話率:45%
大事な人をもう二度と失わない世界、を願った少女。
もう誰も傷付いて欲しくないとその手に誓った少年。
叶うならもう一度ともに旅をしたい、と夢見た天使。
どうか仲間が無事でありますようにと祈る、天使の長。
笑顔で二人が過ごせますように、とその身
を犠牲にした騎士団。
妹の為なら国さえ滅んでも厭わない、と決意した兄。
兄の為なら誰であろうと手段を選ばない、妹。
それぞれの想いが交錯し、やがて駒は揃う。
そして、《哀れなエフィア》に祝祭が訪れる。
それは祝いか災いか───。
願った全ての者たちが幸せになれる訳では無い。
けれど、泣いて欲しくもない。
そんな夢を描いた……。
『見果てぬ空で祈っているよ。どうかキミが、幸せでありますように。』
今ではもう、逢う事すら叶わない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 11:21:56
160041文字
会話率:68%
どんなに手を伸ばしても、この手はもう誰にも掴んでもらえない……。
大好きな人達がいない世界で、それでも僕は生に縋っている。生きていたってなんの価値も無い残酷な世界で。
想うから奪われるんだ。
願うから幻想をみるんだ。
だったらもう、何
も望みはしない。
※「小説家になろう」にて連載している「アスフィリアの名の元に」の主要キャラクターの過去を綴った物語となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 14:57:15
64082文字
会話率:62%
ヒーローは、皆の憧れ。強くて優しくて誰よりも人の痛みに敏感な人。そんな君が大好きだった。そんな君だから大好きになった。仲間も私も、君が大好きだった。
だから、泣かないで・・・
ヒーロー。
最終更新:2015-04-02 13:06:52
2649文字
会話率:3%
直人は、殺人武闘団・玄冬一族の頭領の座を最年少で継承した。殺しの師は「お前は、誰かを守ることを覚えろ」という矛盾した遺言を残す。
暗躍と暗殺の日々を送る直人の前に、天女のような美少女・紅が現れた。紅もまた、亡き母の遺言の為に必死に生きて
いた。
「腹違いの兄妹かも知れない。でも違うかもしれない」と言う紅は「私を守って」と直人に依頼する。
美しい紅を巡って一夫多妻の一族の策謀と愛憎が渦巻き、惹かれ合うふたりは30年前の殺人疑惑事件に辿り付く。
☆ヒロインは第5話登場です
<登場人物>
☆ 覚える必要はありません。確認用です
高天原 直人(たかまがはら なおと/16):《高天原の漆/しち》。高天原家当主の第七子で、正妻の次男。殺人武闘団・玄冬一族の頭領の座を引き継ぐ
高天原 紅(くれない/15):《高天原の玖/きゅう》。本来は庶子。旧称は八坂紅(やさか くれない)
高天原 識(しき/48):高天原本家の当主。先代の《高天原の肆/し》
高天原 淑子(よしこ/45):正妻。直人と継人の母
高天原 宗寿(かずとし/23):《高天原の壱》。第一子で長男。側室・多喜子の息子
高天原 継人(つぐと/22):《高天原の弐》。第二子で次男。正妻の長男。直人の実母兄
唐橘 蜜花(からたちばな みつか/21):元《高天原の参》。側室・多喜子の長女。既婚
高天原 忍(しのぶ/20):《高天原の肆》。第四子。側室・梓の長男
高天原 伊織(いおり/17):《高天原の伍》第五子。側室・沙也香の長男
高天原 睦(むつみ/16):《高天原の陸》第六子。側室・梓の長女
高天原 柳子(やなこ/15):《高天原の捌/はち》第八子。側室・沙也香の長女
高天原 了(あきら/10):《高天原の末/すえ》第十子。側室・沙也香の次男
藤川 多喜子(ふじかわ たきこ/46):側室。宗寿・蜜花の母
早乙女 梓(さおとめ あずさ/44):側室。忍・睦の母。当主の秘書
井崎 沙也香(いさき さやか/37):側室。伊織・柳子・了の母
八坂 蘭(やさか らん):紅の母。故人。享年45
高天原 永人(ひさと):先代の《壱》。30年前に死亡。享年20
高天原 功(いさお/46):主人公・直人の師匠。先代の《伍》
高天原 心人(むねと/43):先代の《陸》。永人の同母弟
※ 年齢は直人の誕生日4/6時点折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 11:12:04
14866文字
会話率:38%
完結保証作品です。稔流(みのる)は父の転勤で山奥の村に引っ越すことに。人間と神様と妖怪が妖怪が住まう村で、稔流は幼くも美しい少女に出会う。少女は、成長しない姿で何百年もの時を渡った存在だった。
「人間は人間と結ばれる。私は、誰とも結ばれない
」
「約束するよ。大人になったら――――」
現実と異世界のはざまで、惹かれ合う少年と少女が初恋の誓いを果たすまでの、一途な純愛物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 19:06:26
240185文字
会話率:39%
遠い昔。人間は魔族の支配下にあった。それを良しとせずに立ち上がった伝説の聖女フリューゲルは、魔王を封印し、人間だけの国ロルベーア王国を建国した。
そして今、千年の封印から目覚めた魔王と、フリューゲルの生まれ変わりであるロルベーア王国第
二王女メルチェリエが再会する。
魔王セイルは唯一無二の美貌を持つ、誰もが見惚れる男であった。
そんな彼に重症なまでに恋い焦がれていた彼女は、再び恋の病に侵されるわけだが、実を言うとセイルもまたフリューゲルに痛々しい程に惚れこんでいたのである。
聖女と魔王の、両想い勘違いラブコメディの開幕です……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 10:55:57
44338文字
会話率:39%
「ミオ・フィオーレ! お前との婚約を破棄する!!!」
「そう……ですか。では遠慮なく」
「えっ」
社交界の華やかな夜会の最中、あっさり了承された王太子エドワードは大きく動揺。
本来なら“悪役令嬢”のはずのミオが、誰よりも冷静に
婚約破棄を受け入れてしまったのだ。
――実はミオは“前世の記憶”を持ち、悪役ルートを回避するために自ら婚約破棄を仕掛けた公爵令嬢。
けれどその真の狙いは、「誰にも縛られずに自由気ままに魔術を極めたい!」という知的好奇心。
生来の論理的思考力を武器に、王宮魔術師ゼオンのもとで研究にのめり込み始める。
ところが、自由を満喫するはずの新しい人生は意外と気苦労が絶えない。
皇帝直下の“試金石”として暗躍する美貌の青年エラン・アルフィーノが、なぜかミオの行動を逐一チェックしてくるのだ。
性別を問わず惹きつけるエランの魅力に、世間は「宦官のような存在」とうわさしているが、どうやら彼には皇帝との重大な契約があるらしい。
しかもエランは、ミオが自分以外の助けを得ようとするだけで拗ねるという意外な“子どもっぽさ”を発揮してきて……?
そんな中、王家を巻き込む陰謀や古代魔術の手がかりが次々と浮上。
エドワード王太子や異母妹フィリス、そして厳格な騎士団長グレゴリーらが入り乱れる中、不可解な暗殺未遂や誘拐事件が頻発する。
どうやら王位継承争いだけでなく、封印された魔術の存在が大きく関わっているようで……。
「せっかく自由になったんだから、好きな研究を存分に楽しみたいのに!」
ミオは前世の知識や論理的な思考力を総動員しながら、事件の謎を解き明かしていく。
その一方で、“試金石”としてのエランの真意や、皇帝が隠し持つ秘密にも否応なく巻き込まれていき……。
果たして王宮をうごめく巨大な陰謀を暴き、悪役令嬢ルートを回避しつつ、ミオは自由な魔術師として生き抜くことができるのか?
クールな論理派令嬢と絶世の美青年の凸凹コンビが、波乱だらけの宮廷劇に挑む! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 10:38:27
346290文字
会話率:41%
その世界では神の存在が身近である。人々は神に祈り、その奇跡を目にする。
聖なる力を宿す乙女は巫女と呼ばれ、神殿に仕えている。
さて、此処にも一人の下級巫女がいる。
誰よりも聖なる力が強く、女神と友達で、我が道を行く彼女は、「私は下級巫女です
。寧ろ下級巫女のままがいい!」と言い張っている。
そんな下級巫女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 10:30:03
392041文字
会話率:39%
大好きな人と結婚した。昔から大好きで、ようやく結婚を頷いてくれた人。
結婚できて幸せがこれから待っているはずだったのだが――次に目が覚めた時二年後だった。
「ど、どういうことなの!?」
私の身体を誰かが使い、私がしもしないことを色々やってい
たみたい!
そして大好きなコスターレと仮面夫婦になっている!? どういうことなのと混乱で、泣きわめくしか出来ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 20:03:36
5445文字
会話率:31%
「――ティアンヌ」
目の前でにこやかに笑う少女――カトリークは私にとって、親を亡くして家に引き取られることになった義理の姉である。
金色に輝く美しい髪に、青い瞳を持つ美少女。明るくて、魔法の腕もあって、誰よりも好かれている――そんな少女。…
…だけどカトリークは、私にとって悪魔だった。
虐げられた少女が前を向き、幸せをつかむ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-02 19:46:58
14793文字
会話率:39%
「それはあれですよね?異世界の慣用句的な?」
「いいえ、物理的に左です」
転生先は魔獣!それも自由に動かせる身体すら無し!というか、三頭犬の左の頭!
夢いっぱいの異世界転生のはずが、こんなの詐欺だと叫ぼうと、ここは欠片の優しさもない魔
界の端っこ、隅の隅。
当然誰にも届かない。
けれど孤立無援でなし。
彼には頼れる兄弟が。
具体的には右側の弟と真ん中の兄が。
一つの身体に三つの頭と三つの魂。
自分の身体を手に入れるための、三頭犬の冒険が今、始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 10:15:10
244841文字
会話率:51%
目が覚めると、そこは見知らぬ場所で、目の前には見知らぬ誰かが一人。
記憶もなく、体も動かぬ私に彼は言う。
君は自分が組み立てた魔道人形なのだと。
そして自分の姿を省みれば、そこには見慣れぬ誰かの生首ひとつ。
これは、人形姫と騎士の物語。
最終更新:2017-12-16 00:03:25
117311文字
会話率:43%
2020年8月。千家春彦はある事がきっかけで、10年前の2010年8月にタイムリープする。
そこで自殺したはずの同級生、南小夜子から連絡が入り、それは春彦の人生を狂わせていく事になる……。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
無邪気に笑う真弓
を見て、なぜか懐かしさを感じる。僕の元いた世界は2020年。今から10年後だ。でももうほとんど覚えていない。今いるこの世界に元から産まれ育った感覚さえある。
車椅子を握る手に力が入る。この世界でも真弓と2人で歩んで行きたい……。
「あっ!いたいた!おぉい!真弓!春彦!」
「美緒!遅い!どこまでトイレ行ってたの!もう!」
「ごめんごめん!あまりに混んでたから道路向かいのコンビニまで行ってた!」
「美緒があまりに遅いから、一足先に私達はめでたく結婚しましたぁ!」
真弓が薬指にはめた玩具の指輪を美緒に自慢する。
「え!?ちょっと!何その指輪!!春彦!もうプロポーズしたの!早くない?」
「してないしてない。それはくじ引きの景品だ」
「あぁ、そうなんだ。はいはい良かったでちゅねぇ、真弓ちゃん。よちよち」
「春彦君!何でバラすの!もう!」
「えぇぇぇ……」
「ぷっ!あははは!」
こんなに笑う真弓を見るのはいつぶりだろう。胸の奥で熱くなるものがある。
…
……
………
「手を!!手を伸ばせ!!もう少し!」
「もう駄目……私の事はもういいから……春彦君だけでも……お願い――」
「うるさい!!もう少し――!!」
「うぅ……!!」
彼女はもう助からない……苦しそうな彼女の顔を見て、そんな現実が脳をかすめた。それでも僕は必死で手を伸ばしている。それは罪滅ぼしなのか、自己満足なのか……?
しかし誰よりもそれを悟った彼女の表情が、ふと笑顔に変わる。
「ま……真弓?」
――そして彼女は最後に……笑ってこう言った。
「ありがとう……」と。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
※この物語は災害について記載しています。
執筆2023.11.17〜12.25
公開2023.12.31
改訂2024.12.10〜2025.1.7折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 10:06:18
93411文字
会話率:67%
ゴシックな雰囲気が漂う街の片隅で、落ちこぼれのロックンローラー・風斗(ふうと)は今日もボロい楽器を掻き鳴らしながら夢を追っている。ドラム担当の火煉(かれん)は女性ながらパワフルなビートを叩き出し、ベーシストの山河(さんが)はマイペースだが地
に足のついたフレーズでサウンドを支える。金無し・コネ無し・実績無しの底辺バンド――通称“風in火山PJT”は、明日の飯代にも困りながらも「ロックンローラーはアキラメナイ!」を合言葉に可能性を信じていた。
そんな彼らが目をつけたのは、国内最大級のバンド大会“ロイヤル・ロック・フェス”。場違いと笑われようが、まずは予選にエントリーしてやろうと奮起する。やがて出会ったのは、殆ど白に近い淡い金髪を持つソロシンガー・鈴楓(りんか)。クリアな歌声を武器に活躍中の彼女は、荒削りな風in火山PJTの音に興味を示し、意外にもコーラス参加を申し出る。また、赤髪のプロデューサー・悠栄(ゆうえい)の協力を得ることで、演出やアレンジ面を一気にレベルアップしていく。
一方、絶対的な人気を誇るライバルバンド“フレキシブルローゼス”と、そのマネージャー・林音(りんね)の存在が彼らを強烈に意識させる。冷ややかな態度を取りながらも、どこか矛盾を抱えている林音。彼女はフレキシブルローゼスの華々しい成功を支えつつ、風斗たちの“捨て身のロック魂”に興味を隠せないでいるようだ。
次々と立ちはだかる試練や勝ち上がっていくステージの過程で、風斗たちは挫折や恋心に揺れながらも踏みとどまる。シャワールームをめぐるちょっとしたハプニングや、練習不足を補おうとする必死なアピールなど、青春らしい騒がしさとコメディ要素が織り交ざりつつ、やがて迎える決勝舞台――。観客を巻き込むほどの熱狂的なサウンドで彼らは本当に頂点へたどり着けるのか? そして林音や鈴楓との関係はどう変化していくのか?
諦めずに走り続けるバンド仲間の奮闘と、揺れる恋模様。
“風in火山PJT”の熱いロックが、誰もが笑うはずの逆境を覆し、奇跡を掴み取る青春エンタメストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 09:32:09
4061文字
会話率:50%
ごく平凡な大学生、三渡カイは、ある日目が覚めたら異世界で美少女になっていた。
異世界転生!?しかもTS!?と驚愕半分浮かれ半分なカイのもとに現れたのは、三人の美男美女。彼らの話を聞くところによると、カイは八年前にこの世界に召喚され、三年の月
日をかけ、見事世界を『百年災嵐』なる脅威から守り抜いた救世主だという。しかしその代償として、五年間もの昏睡に陥り、さらにはこの世界にきてから一切の記憶を失ってしまった、と。
とても信じられない話だったが、カイは確かに異世界にいて、その身は美少女へと変わっていた。おまけに身の回りの世話をしてくれる三人は、なみなみならぬ感情をカイに抱いているようだった。
命でも救わない限り、ここまでされることはないだろうというほど、身を尽くしてくれるのだ。
カイは混乱しつつも現状を認め、彼らの話を信じた。
そうして災いが去ったあとの世界で、自分のことが好きすぎる三人と共に、のんびりとスローライフを送り始める。
まずは昏睡中に失われた体力を取りもどすためのリハビリ。それから「霊力」という力を用いた術の習得。さらには「ケタリング」なる飛竜を乗りこなす練習。もといた世界への郷愁を抱えながらも、三人の愉快な仲間と共に、カイは異世界での生活を満喫した。
しかし同時に、その胸の内には違和感が膨らんでいた。
三人は明らかに、カイに隠し事をしている。
優しい嘘で、彼をなにかから守ろうとしているのだ。
それは一体なんなのか?
過去になにがあったのか?
自分は本当に世界を救ったのか?
そしてこの身体は、本当は一体誰のものなのか?
やがてカイは、一人の青年との出会いにより、真実にたどり着く。
「お前はなにひとつ救わなかった!」
――――これは誰かのために犠牲となった、愛する人たちを救おうとした、彼らの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 09:16:49
1128109文字
会話率:39%
「きみ、その祠壊しちゃったの?」
そう訊ねられても、私は否定することができなかった。
壊したのは私じゃなかった。
私は罪を押し付けられただけだった。
でも否定できなかった。
――――どうせ、私の言うことなんて、誰も信じてくれないから。
(
祠を壊した罪を負わされる令嬢の話です)
(祠を壊した悪役令嬢は呪われて悲惨な目に合います)
(エセ中世ヨーロッパが舞台のほんのりホラーです)
(ほんのりざまぁです)
(恋愛要素もほんのりです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 21:32:22
24649文字
会話率:30%
私は誰のことも愛しちゃいけなかった。
例えそれが夫であっても、心を委ねてはいけなかった。
なぜなら私は王女だったから。
私には国を守る義務がある。
常に大局を見据え、誰かに利用されることがないよう、気を張っていなければならない。
それでも
、私は夫を愛してしまった。
夫は小国の王子だった。
素朴で、優しい人だった。
私たちの結婚は政略的なもので、互いに、王族としての義務を果たしたに過ぎなかった。
けれどいつの間にか、私は彼を心から愛するようになっていた。
いけないことだった。
それに、彼は、私を愛していなかった。
彼の優しさは義務的なものだった。
彼が口にする愛の言葉は、后との仲が良好であることを周囲に示すためのものだった。
それでも、私は彼を愛した。
いつか彼に愛される日を夢見ながら、透明な結婚生活を送っていた。
しかしそんな虚しくも平穏な生活は、長くは続かなかった。
近隣諸国に戦争の影が指し、私たちの国にも影響が軍靴が聞こえるようになっていったのだ。
危機に瀕した私たちに、大陸一の帝国が支援を申し出た。
彼らの出した条件は、自国の姫と王子の婚姻だった。
私を后から下ろし、自国の姫を正妃とせよ、というものだった。
断る理由はなかった。
私含め、誰もがこれに乗る他はないと思った。
けれどなぜか、王子は固辞した。
私を離縁することはおろか、側妃に下ろすことも認めなかった。
周囲はひどく困惑していたが、私だけは理解していた。
彼がそう言わなければならない理由を。
そうして私は毒杯を仰いだ。
この透明な結婚に、美しい終止符を打つために。
彼を、偽りの愛から解放するために。
(中世西洋風王侯ものです)
(愛し合っていたふたりの悲劇です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 22:45:51
26061文字
会話率:16%
大学生の雲井すみれは、高校時代からの先輩である千尋から美術部への入部を勧められ、入部する。それから一年後、美術部の中で次の絵画コンクールで賞を取れた部員で、あるゲームの役職を決めることになる。賞を取ることができなかったすみれだったが、部長の
大志から、誰もやりたがらない、回復魔導士をすることを命じられて……。
回復魔導士の異世界冒険譚、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 09:00:00
101656文字
会話率:30%
学校でいじめを受けていた白菊実結は、小学校を卒業した後の春休みのある日、ひょんなことから異世界・ティラエアに転移してしまう。途方に暮れていたところに、ルーと名乗る青年が現れ、この世界が、誰もが魔法を使えること、そして実結が同じ時代に七人しか
いない“特級”であることを告げられる。
この世界に残ることを決意した実結は三年後、学園の高等部に進級していて―――。
こっそりと世界を救う、異世界ファンタジー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 10:00:00
110024文字
会話率:29%
魔法とは、奇蹟そのものだ。
しかし、全ての人が魔法使いではない。
魔法という奇蹟を模倣し、誰もが使える道具の形にしたものが『アーティファクト』であり、
その『アーティファクト』を製作することが、魔導技士の仕事だ。
ネガルタ大陸東部のイ
ディニア国の首都ミシュルを舞台に、
魔導技士であるフィル・アルスハイムと仲間たちが、
依頼者のためにアーティファクトを作り、成長していく物語。
魔導技士はアーティファクトを作ることで、誰もが魔法による奇蹟を享受できる世界を目指す職業だ。
週一連載予定
一章分書き溜めての投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 09:00:00
302053文字
会話率:46%
サンバ仮面、ダメステアイドル、【柴犬?】いいえ、一番おかしいのは主人公!
これは、ダンジョンが当たり前にある世界の中で、冒険者科在籍なのにダンジョン一辺倒ではない女子高生の、かなーりおかしい日常を描いています。
県立高校冒険者科の女子
高生・柳川柚香(やながわ ゆずか)は友人と訪れたダンジョンで首輪を付けていない柴犬に出会う。
誰かが連れてきたペットの首輪が抜けてしまったのだろうと思った柚香は、ダンジョン配信をしながら柴犬を保護しようとするが、「おいで」と声を掛けて舐められた瞬間にジョブ【テイマー】と従魔【個体α】を得たというアナウンスが流れた。
柴犬はめちゃくちゃ可愛い! でもこれ本当に柴犬なの? でも柴犬にしか見えないし! そして種族を見たらなんと【柴犬?】って! なんでそこにハテナが付いてるの!?
ヤマトと名付けた【柴犬?】は超絶力持ちで柚香を引きずるし、魔物の魔石も食べちゃうなかなかの【?】っぷり。
見ている分には楽しいけれど、やってる本人は大変なダンジョン配信は盛り上がりを見せ、なんと一晩で50万再生というとんでもない事態を引き起こす。
アイドルを助けたり謎のサンバ仮面が現れたり、柚香の周囲はトラブルだらけ。(原因として本人含む)
しかも柚香は、そもそも冒険者になりたくて冒険者科に入ったのではなかったのです! そこからもう周囲に突っ込まれていたり!
過激な多方面オタクで若俳沼のママ、驚きの過去を持ってたパパ、そしてダメステータスすぎてブートキャンプさせられる口の悪いリアル癒やし系アイドル(♂)に個性の強すぎるクラスメイトたち。
ひよっこテイマーの日常は、時々ダン配、日々特訓。学校も行くし、友達の配信にも駆り出される。悩みがあれば雑談配信で相談もします。だって、「三人寄れば文殊の知恵」だからね!
我が道を行くつよつよ【柴犬?】、本当はアイドルしたくない俳優志望のアイドルたちと共に、「50万再生の豪運シンデレラガール・ゆ~か」は今日も全力で突っ走ります!
この作品は、他サイト(ハーメルン様、カクヨム様)でも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 09:00:00
953896文字
会話率:45%
「転生してから200年、草ばかり食って生きてました。肉って美味しいね!」
メイデアの森に住むエルフ・ルルエティーラはある日唐突に前世の記憶を取り戻した。
そのきっかけは、頭を打ち、更に肉が焼かれる匂いを嗅いだせい。
200年草ばっかり食
って生きてきたルルエティーラは、禁断の(?)肉の味を思い出してしまったのだ。
「前世でも私はお肉大好きでした! お肉の調理法なら誰にも負けない自信がありました!
この異世界でどこまでできるかわからないけど、私は私の肉道を突き進む!」
有り余る魔法の才能を全て「肉を美味しく食べるため」に注ぎ込む、元日本人の変態エルフ、ここに爆誕――。
この小説はカクヨム様にも連載しております。
イメージイラストにAI生成イラストを使用しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 17:12:05
87242文字
会話率:37%
県立高校冒険者科の女子高生・柳川柚香は友人と訪れたダンジョンで首輪を付けていない柴犬に出会う。
誰かが連れてきたペットの首輪が抜けてしまったのだろうと思った柚香は、ダンジョン配信をしながら柴犬を保護しようとするが、「おいで」と声を掛けて舐め
られた瞬間にジョブ【テイマー】と従魔【個体α】を得たというアナウンスが流れた。
柴犬が可愛い!でもこれ本当に柴犬なの?でも柴犬にしか見えないし!
ヤマトと名付けた柴犬は力持ちで柚香を引きずるし、魔物の魔石も食べちゃうし!
見ている分には楽しいけれど、やってる本人は大変なダンジョン配信は盛り上がりを見せた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 00:27:09
4463文字
会話率:62%
知紘と仲良く暮らしていた美鈴の結婚生活に、暗雲が立ち込める。
いとも簡単に美鈴との絆を断ち切った夫・知紘。
悲しみと共に困惑するやらで、ネガティブになってしまう
美鈴の前に救世主が現れるー。その人は金星からやって来たという
綺羅々だった。ど
うして、私にやさしくしてくれるの?
よその女性に現を抜かす夫の知紘に見切りをつけ、亡き祖父母
が住まっていた古民家へと移住する美鈴。そこで偶然か必然か?
根本圭司という人物と知り合うことになる。
ふたりの男性と交流ができる美鈴の未来は、誰と? どこに?
向かうのでしょうか。
美鈴は過去世で金星にいた時は、薔薇という名前で
存在し、その時に嫉妬心に駆られた奈羅という女性から
嫌がらせを受けていました。
修羅のごとく醜い心根を持つ鬼女・奈羅に
悪事の報いとして天罰がくだらんことを願う~。
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(旧姓- 槙野美鈴)
野茂美鈴 29才 在宅 イラストレーター
野茂知紘 33才 整備士 運輸会社
田中真知子 25才
時子 54才 美鈴の母親
原口絵里 29才 美鈴の友人
川上孝志 34才 絵里の恋人
|筧 優士《かけいゆうし》33才 知紘の友人
野島 知紘の会社・野球チーム/同僚
|綺羅々《きらら》 年齢不詳
|薔薇《美鈴》 金星人だった頃の名前
|奈羅《なら》 綺羅々に好意を持っている
|稀良《けら》 綺羅々、奈羅と同じラボで……
|根本圭司《ねもとけいし》31才 美鈴の永遠の伴侶
平安時代
・|嬉子《きし》 美鈴
・|春津《ハルツ》 圭司
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2024.10. 9 執筆開始
2024.12.24 17:03 執筆終了 76800字
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 09:00:00
32300文字
会話率:17%