王子アインは、優れた才に恵まれておりながら、王侯貴族にとって必須の能力――魔力をほぼ持たず、無能者として流刑に処されてしまう。
しかし、彼は諦めなかった。
魔力を補うため錬金術などを学んでいた彼は、流刑先で産出される硫黄や硝石から、火
薬を……ひいては、火縄銃を生み出したのである。
これは、追放された王子による復讐譚。
そして、魔力のあるなしによって身分を隔てられていた者たちが、反逆する物語だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 20:36:26
7101文字
会話率:20%
青年2人は嘆く、この世界の物語はあまりにも不完全だと……
彼は思っていた、この世界はギャルゲーと呼ばれる類の物語が展開されると
彼女は思っていた、この世界は乙女ゲーと呼ばれる類の物語が展開されると
物語の舞台である(と思われる)学園での
始まりは2人が想定しているようなものだった
王侯貴族や豪商といった一部有力者の子供たちが通う学園
その中で一際目立つ平民の存在
1人は夢物語に登場するような武力を保有する
1人は魔法を操るこの世界においても埒外な、奇跡と呼ぶ以外にない魔法を行使する
彼は彼女は理解した
ーーあれが主人公だと
そして、不自然なほどこの年代に集中した高位貴族たちにその婚約者たち
その全ての人は不必要に顔が整っていた
2人は確信した
ーー悪役がいる種類のゲームだと
学園での日々を過ごすうちに違和感が膨らんでいく。
主人公が攻略対象との仲を深めていく、これはよかった
問題は、悪役とのイベントが全くといっていいほど起こらないのだ
時間が過ぎていくほど2人はゲームの世界ではないのでは?と疑い始めた
ただ否定するのを恐れていた
これまで主人公、攻略対象そして悪役たちとの交流には、細心の注意をはらって生きてきた自分をも否定するような気がして
けれど目の前で起こっている出来事を鑑みるに
もう違和感に目を瞑っていることはできない
2人はこう思った
((もっと、自由に生きてくればよかった……!))
と折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 16:00:00
16388文字
会話率:16%
グランシェル侯爵家の次女、ロレッタ。現在16歳、貴族学園の1年生。
ロレッタは、たとえ一般的な常識であっても「間違っている」と思う事は「間違っている」とハッキリと声を上げる人物である。
はたして、ロレッタの指摘の結果は...
この作品には
王侯貴族の関係や名称などが多く出てきます。
あくまで異世界なので、現実的でない事もあります。
気になる方はブラウザバック推奨です。
現在進行形での婚姻や恋愛要素はありません。
ご都合主義、ゆるゆる設定なので、色々とご容赦お願い致しますm(*_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 19:00:00
16574文字
会話率:2%
「運命の番だなんて羨ましい!」
男女の他にアルファ、ベータ、オメガという3種類の第二性があるオメガバースの世界。
アルファの令嬢ベルティーナは、皇太子から「運命の番に出会った」と、婚約解消を告げられてしまう。
そして、それを歯軋りして羨まし
がった。
腹立たしいが、これで自由に恋愛出来るなら良しとしようとベルティーナは現実を受け入れたものの、悲報は続く。
皇太子との婚約解消を申し訳なく思った皇帝が、別国の王テオバルトとベルティーナの縁談をまとめてしまったのだ。
美形だが筋肉質で強面のテオバルトは、いかにもアルファといった雰囲気だ。全く好みではなくテンションを下げるベルティーナだったが、初夜に部屋に訪れたテオバルトから、なぜかオメガの香りがして……。
※オメガバースの世界観です
※直接的な表現はありませんが、「女攻め」に分類されるかと思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 23:00:00
22910文字
会話率:29%
あなたのお城の小人さん~空を翔る配管工~の、その後の話です。
極僅かですがネタバレもございます。番外編的な読み切りです。
カクヨムにも掲載中。
今後もチラホラ書くだろうと思うので連載にしてありますが、基本は完結です。その都度足す形
になります。
いつも元気な小人さん、御笑覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 00:47:34
96370文字
会話率:25%
誰か助けてっ!!
悲痛な絶叫が世界を渡り、奇跡を起こした。
トンネル事故で絶体絶命だった親子の元へ駆けつけたのは別の世界の魔王。
二人の寿命は尽きていると警告する地球の神を振り払い、魔王は、我が子を助けて欲しいという母親の切なる
願いを聞き届けて子供を己の世界に連れ去った。
だが、子育てなどまるで無知な魔王様。
彼は子供が孵化したばかりな魔物の元を訪れて子育て支援を頼んだ。
安直で考えなしな若い魔王と、長く生きて魔物となったニワトリに育てられる御子様の三重奏。
成り行きで新米父ちゃんになった魔王は、果たして預かった子供を立派に育てられるのだろうか。
ニワトリと二人三脚な魔王様の子育て奮闘記。ここに開幕♪ 注:(一話以降、主役は御子様です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 11:00:00
11871文字
会話率:19%
家の事情で長く一人暮らしをしてきていた主人公、田村穣 二十一歳は、ある日、一人の少女と出逢った。
「お父ちゃんでしょっ? アタシと暮らしてくれるよねっ?」
いきなり父親呼ばわりしてくる少女に困惑する穣。しかし、その手をとった瞬間、彼
は異世界へと招かれる。
そしてそこで知った残酷な現実。眼をギラつかせて、それに抗おうと誓う穣。
出逢った少女と親子となるべく、穣は少女の母親探しの旅に出る。
お気楽暢気な親子と、それに振り回される従者達。
新たなドタバタ物語の開幕です♪
カクヨムで連載中のモノの移植です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 16:00:08
126201文字
会話率:24%
主人公は乙女ゲームや小説を楽しみつつ、それなりに人生を生きてきた30代会社員。ある日交通事故に巻き込まれ…目を覚ませば、そこはTHE異世界。
ありがたい事にホワイト企業ならぬホワイト家庭かつ地位も名誉もお金もある公爵家。兄弟姉妹もいるので跡
継ぎ問題も心配なし!全力でダラダラ楽しむ事を決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 00:00:55
422350文字
会話率:48%
ある晩、忽然と姿を消した侯爵令息-。公子、シリル・ド・アグナルは、その怪事件の捜査を第一王子に頼まれ、渋々引き受けた。
しかし捜査は難航し、王宮内にも不穏な空気が漂い始め⋯⋯。
さて、国の運命と、捜査の行く末はいかに⋯⋯!?
ツッコミどこ
ろ満載!波乱万丈!
苦労人貴族と奔放な王子の絆を描く、ドタバタで不可思議な物語!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 17:10:18
6450文字
会話率:56%
読者の皆さん。ようこそ、我が百科事典の世界へ―。学者であり、オリジナルの百科事典を著したペーレ・ディ・チェマリュ。彼の案内でちょっと風変わりな事典の世界を冒険し、人間の知識欲の原点を一緒に追い求める。旅の終着に見えてくる「人々の姿」とは?
【注意】
なお、小説は不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 09:00:00
3226文字
会話率:46%
王侯貴族の通う学院で、平民出身ながら絵の才能を認められ、特待生として通うロミーナ。
しかし、ある日描きかけの絵を天才画家に酷評をされ、汚されてしまう。さらにそのとき、相手に掴みかかったとして謹慎処分となってしましった。
落ち込んだロミー
ナは図書館にひきこもる。
そこで出会ったのは……?
※ざまぁを意図した構成にはなっていません。
※恋愛は薄めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 18:45:05
10603文字
会話率:38%
「ああ、アーサー王子…」
愛しい方の名前を口にする。
私の名は、ルイーゼ・マルガレーテ。
かつて、アーサー王子と婚約者だった公爵令嬢だ。
金髪に青い目、その美しさは我が王国の貴族の子息達の憧れの存在。
そして、誰もが羨む第一王
子の婚約者。
私は、全ての貴族の娘達から羨望の眼差しを集めていた。
子供の頃から約束されていた王子との結婚。
親が決めた婚約だったが、子供の頃から王子と私は仲が良かった。
毎日の様に二人で遊び、幼い愛を育てていた。
王都にある、諸国の王侯貴族が集まる魔法学校。
二人が、そこに通い出してから、全ての運命は変わった。
農民出だが強い魔法の力がある為に、特別に入学を認められたエレイン。
可愛らしくて優しそうな顔に似合わぬ豊満なスタイル。
茶色の肩までしかない髪。
心優しいが、正義感で勇気を持った芯のある性格。
努力家で学業優秀、礼儀正しく、魔法力は学園一番。
彼女は、物珍しさからか、学校のイケメン達を恋の虜にした。
特に女性の人気を集めていた4人の王侯貴族の息子達とアーサー王子から愛の告白を受け、王子と結ばれた。
そう、私の婚約者を奪い取ったのだ。
「くそっ!あの農民出の牛女め」
当時を思い出し、冬の風を浴びながら、ぎりぎりと歯ぎしりして悔しがる。
私は、取り巻き達と、あらゆる嫌がらせをエレインに対して行った。
しかし、彼女は学校から出て行く事は無く、王子との関係を続けた。
最後に私は、禁断の術で魔王の封印を解き、エレイン抹殺を祈願した。
魔王は王国を滅ぼそうとし、4人の貴族と王子、そしてエレインの5人の力で討伐される。
特に、王子とエレインの魔力は凄まじく、”愛のパワー”と呼ばれた。
そして、エレインは聖女と呼ばれるようになったのだ。
私は、魔王召喚は発覚しなかったものの、聖女への数々の無礼の責任を取らされ、北方を守るフリードヒ辺境伯の元に19歳の時、無理矢理嫁がされた。
その私の前に、かつての執事サイファーが現れる。
彼は力強く宣言した。
「では、お嬢様と王子を復縁させてご覧に入れます」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 17:52:55
24208文字
会話率:35%
エリザベス=コンラッド侯爵令嬢は学園の卒業パーティーで、婚約者である王太子から冤罪をでっち上げられて婚約破棄される。
淑女の鏡と呼ばれていた彼女もさすがに腹を立てて、王太子と浮気相手の聖女に向かって、恨んでやる、呪ってやると泣きながら叫
んで退場した後で、階段から転げ落ち、意識不明に陥ってその半年後に亡くなった。
その後聖女は魅了持ちだったとわかり、王太子は酷く後悔するが、時すでに遅し。国は度重なる災害と疫病の大流行で荒廃してしまう。
これはコンラッド侯爵令嬢の呪いのせいだと皆は噂するようにった。
そしてその後、コンラッド侯爵一族の唯一の生き残りとしてローズリー=マルソール伯爵令嬢が誕生すると王侯貴族だけでなく国民は大喜びをした。いずれ彼女が大人になれば、この国の呪いを解呪してくれるのではないかと。
ところがその令嬢はエリザベスの生まれ変わりであり、前世の記憶持ちだった。
そんなことも知らずに自分の権威を回復したいという自己中の王太子は、まだ幼いローズリーに執拗に婚約を申し込む。
しかし、見た目は七歳だが精神年齢は成人のローズは、初恋の幼なじみと共に、隠された過去の罪を次々と暴いていくのだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 12:00:00
58682文字
会話率:19%
ジュリアはウッドクライス伯爵家の娘である。
しかし彼女は伯爵が平民に産ませた庶子で、二年前に引き取られた令嬢であった。
彼女は容姿も頭脳も特殊能力も父親譲りで、とても賢く優秀な少女だった。
しかしそれが却って妬みを買い、
正妻や正妻の産んだ兄姉達から冷遇され、無視されることになった。
ろくに食事も与えられず、父に命じられた勉強時間以外は朝から晩まで使用人同様に働かされたので、ジュリアは酷く痩せていた。
それため彼女は、家族からは枯れ木娘、使用人達からは枯れ木令嬢と呼ばれていた。
しかし世界中を飛び回り、仕事が忙しい父親はほとんど家にいなかったので、そんな娘の状況に気付かなかった。
そんなある日、父親から娘達に縁談が舞い込んできた。父親の仕事のパートナーである男爵だという。
二人の姉達は父が持ち込んで来た縁談話を強く拒否した。
伯爵令嬢である自分達が格下の男爵家に嫁入りだなんて冗談ではないと……
そして姉達からその縁談を押し付けられたジュリアは、護衛と共に顔合わせの場所に向かった。
どうせ父親と同年代のおじさんだろう。だけど高位貴族よりも男爵様の方がいいわ。どうせ私はエセ伯爵令嬢だもの……
そう思っていたジュリアだったが、目の前に現れた男爵を見て驚いた。
何故ならその縁談の相手は大農園の経営者で『花男爵』と巷で評判の、まだ若い青年だった。
しかも鮮やかな紅いサラサラ髪に、明るく輝く緑色の瞳をした絶世の美男子だったからだ・・・
❋ ❋ ❋ ❋ ❋ ❋
ファンタジー要素強めの話で、特定の国のをモデルにしていません。王侯貴族の決まり事もゆるふわ設定です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-18 22:26:30
358866文字
会話率:22%
前王家の生き残り王女(わけあり苦労人)が、憂国の美形貴公子に運命的に愛されるお話です。
魔王討伐に成功した勇者ジルベルトは、敬愛する聖女ルクレツィア姫とついに婚約することに。有頂天のジルベルトだったが、翌朝目覚めると囚われの姫君セレスティ
ーヌになっていた。とはいえこれは毎度のことだ。ジルベルトは勇者と王女、二つの人生を交互に送る運命の元に生まれて来たのだから。ルクレツィアを恋しがりつつ幽閉生活を送るジルベルト兼セレスティーヌの元へ、ある日刺客と超絶美形騎士がやってきた。
全6話。ムーンライトノベルズに別名で掲載している『勇者と姫と姫と貴公子』を全年齢向けに一部改稿した作品です。カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 15:00:00
25947文字
会話率:45%
【文字数は予約投稿登録済みの数字です】
「聖女」が多大な価値を持つ国ハルツェンバイン。辺境で魔物を狩って暮らしているミアは、希少な「封印・解除の聖女」として覚醒する可能性があった。10歳のとき父として名乗り出たカレンベルク公爵の屋敷へ預け
られることになり、初恋の人ディーの面影を胸に、ミアは王都へと向かう。
王都の公爵家には腹違いの姉たちがいた。厳しい長女ドロテア、性悪な次女アンネリーゼ、優しい三女フローラの3人だ。「癒しの聖女」として絶大な力を持つ次女アンネリーゼは、三女フローラが聖女として覚醒したらその力を封印しろとミアを脅してくる。
聖女の覚醒期限は16歳の誕生日。覚醒したくないミアは、初恋の人ディーを探したり淑女教育を受けたり剣の腕を磨いたり、穏やかな王都生活を送ったのち、故郷に帰るつもりでいたのだが…………そうはいかなかった。
*8話まで1日2回更新(7時・19時)、9話から1日1回更新(7時)になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 07:00:00
422315文字
会話率:46%
この国は徐々に傾きつつあった。
自身の我がままを押し通す暴君が国王になったからだ。国民は失望し、次第に疲弊していった。
神に救いを求めるほどに――
「エレノア・キャスパー! 貴様との婚約を破棄する! そして、ここにいる伯爵令嬢を妻に迎える!
」
夜会で王侯貴族が談笑している中、侯爵令嬢エレノアに婚約者である第二王子ジェイコブが、突如として婚約破棄を宣言した。ジェイコブの隣で伯爵令嬢が申し訳なさそうにしている。暴君である国王もジェイコブを支持し、エレノアを敵視している。心が悲壮感に満たされたエレノアは、国王への発言の許可を乞う。
婚約破棄を宣言されましたし、正体がバレても良いので国王と元婚約者に申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 04:20:36
7055文字
会話率:20%
その類まれな美貌と絶大な魔術から《湖の妖精姫》とも謳われる大公家の姫君フィオレは頭を抱えていた。学園の夏季入学式の式典会場で、ピンク髪の男爵令嬢を腕にぶら下げて、いきなり婚約者である自分を悪役令嬢扱いをして、その場で婚約破棄をした王子のこと
……ではなく、すべてが終わってから異世界で自分が生きていた記憶がよみがえったからである。
何で今更!? 終わったあとで意味なくない?!
そんなフィオレの悪役令嬢が終わったあとのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 13:01:57
9908文字
会話率:38%
類まれな美貌と高貴なる血筋。そして治癒魔法に長けた『一角獣の加護』を持つ皇国大公女カレンは転生者である。十四歳の時にあるキッカケで前世男子高校生だったことを思い出したカレンは、同時に思い出したくもない人間関係を思い出した。やたらウザ絡みして
くるバカ皇子。「アレってもしかして私が転生した元凶になった腐れ縁の幼馴染じゃ?」。折も折、半ば蟄居させられていたバカ皇子のいる領地が敵国の侵略にさらされ、それに巻き込まれたカレンはバカの代わりに采配を振るう羽目になるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 12:31:27
12381文字
会話率:36%
聖ベネディクティオ魔導帝国の聖女にして公爵令嬢であるエヴェリーナ(17歳)は、ある夜、婚約者であるヤン・ネポムク王子(18歳)と交わしていた婚約の魔術契約が一方的に破棄された衝撃で昏睡状態に陥る。三日後、目を覚ました彼女が知ったのは、ヤン・
ネポムク王子とアニュス・デイ国のスーリア姫との結婚の話題であった。
魔術が生活に密着した世界で、王侯貴族の何たるかを知らないボンクラ王子と、莫大な霊力を持つ天才公女との婚約破棄がもたらすものとは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 01:11:10
8497文字
会話率:38%
ルーフィ・アリーニナ伯爵令嬢は、前世の記憶と天使のような美貌を持つ才女だった。
その才能を遺憾なく発揮した彼女は、王家に目を付けられ、気付く。
これはもしや、悪役王妃ルートなのでは?
悪役王妃になんてなりたくない彼女は、王族が妃探しのために
開いた夜会に、美人に見えないよう変装して参加することを決める。
美貌をあえて損なって夜会に参加した彼女に、けれど話し掛けて来た青年がいて──。
今世のわたしは記憶力が良い。だから、この国の王侯貴族はすべて頭に入っている。
でも、この男性が誰かわからない。
ルーフィに話し掛けて来た青年の正体は?
そしてルーフィは悪役ルートから逃れられるのか。
破天荒で変わり者の転生令嬢が、自分の望みを叶えるために奮闘するお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 12:00:00
24654文字
会話率:52%
神々の血を引く強力な力を持った王侯貴族が支配する世は過ぎ去ろうとしていた。
銃や火砲の発展により貴族は軍事力を失い、革命によって王政国家は次々と打ち倒された。
革命家は貴族に力を与えた神を憎み、科学の発展を妨害した宗教を否定し、貴族を子
供であろうとも処刑した。各地で貴族は必死の抵抗を行い、敗れた者は他の王政国家や穏健な共和主義国家へ亡命していく。
このような時代で若い貴族の男女は出会い、理想郷を目指してそれぞれの旅を開始する。
※いつも300話くらいの長編小説を書いていますが、今回は20話ほどの実験小説です。
タイトルと第一話で概要がわかるような奇抜な設定や劇的な展開はせず、地味でゆっくりとおはなしを作り上げていく作品を好んでいます。
一撃で何百人も吹っ飛ぶ魔法や技は出て来ませんし、世界を救ったりひっくり返すようなお話でもありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 20:36:04
65717文字
会話率:53%
「鏡よ鏡……」なんて尋ねるのはもう遅い!
今アツいのは、質問を打ち込めば何でもちゃちゃっと答えてくれる魔法の鏡『ちゃちゃっとKGM』!!
一家に一台は当たり前!まだ持っていないそこの王侯貴族のアナタ、この機会にぜひとも導入をご検討ください!
!
※作者、ChatGPT未体験です。作中のやり取りに関しては、その辺りお察しを……
どうぞ頭を空っぽにしてご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 23:22:41
4072文字
会話率:49%
幼少時に血塗られた凄惨な事件に巻き込まれ、その後も不運が続き、爵位や財産、家族も失った境遇ながらも、ひとりたくましく生きてきた没落令嬢のセーラは、王侯貴族の娘たちが主に働く聖堂の下働きの仕事に採用され住み込みで働き始める。そこで働くことは多
くの令嬢達にとっては、良い伴侶探しのための手段のひとつでしかなく、外から見えるおごそかで優美な雰囲気と裏腹に、何かと問題の多い場所だった。けれどセーラは周りに流されず、持ち前の機転と勇気と知恵と器用さで、次第に一目置かれる存在になっていく。そんな日々の中で、幼少期に自分を救ってくれた恩人を探し続けてきたセーラは夜の聖堂で、突然そこを訪れた国王リオンとひそかに出会う。爵位を失くした下級貴族出身の娘と、幼き日の彼女を命がけで守りながらもそのことを打ち明けられずに切なく思いを募らせる若き国王との恋。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 18:00:00
142461文字
会話率:37%
『魔術の父』と呼ばれる男がいる。
その男は、従来エルフのみが扱ってきた『魔法』を人間が扱うための技術を築き、商人から伯爵へと成りあがった男だった。
名を、エルヴィス・グランマージと言う。
彼の世代から数十年……その孫娘であるエミリアは、
五年前に家を飛び出し魔術師として生きていた。
彼女が引き受けた一件の魔物退治依頼。その依頼の最中で狩人のアレクと出会い、彼と共に生家のある王都へ向かう事になり……
再会、出会い、別れ。
エミリア他、三人の主人公。彼ら一人一人の生き方や成長にスポットを当てた、ファンタジー×恋愛の群像劇。
第一章・聖騎士と魔術師……魔術師のエミリアと、その婚約者である聖騎士・レオンとの恋物語。
10/1~毎日20時に次話投稿!
【本文中には、現代と大きく違う彼らの「当たり前」が存在し、特にその当たり前についての解説はないので事前知識としてお持ちください】
・中世ヨーロッパ風の王侯貴族社会が根付いています。革命前のフランスをイメージするとわかりやすく、庶民の暮らしは決して裕福とは言えません。
・宗教観もカトリック的な思想で、『ヴァレシア教』と言う宗教の支持が八割を超えています。
・成人年齢は男子十五歳・女子十七歳で、飲酒も結婚できるようになる年齢も同様です。王都のようなところでは厳密に守られていますが、地方(田舎)の方へ行くと緩くなあなあになっている場合もあります。
・魔物はいますが、世界征服をたくらむ魔王のような人間の生活を脅かそうとする存在はいません。しかし、魔物は人間の事を『食料』として認識しており、襲い掛かってくることがあるため討伐の対象となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 20:00:00
376680文字
会話率:60%
王侯貴族が集まる広間で突如婚約白紙宣言を受けるエリス。
原因は自分の悪女顔にあると思いつつ婚約者リオンの言い分を聞いたのだが・・・。
最終更新:2023-06-11 21:17:26
3332文字
会話率:43%
「エーデリュナ・ウィチアース! 貴様との婚約は破棄させてもらう!」
「……甘い……甘いですわ~~~~!!!!」
王侯貴族の通うティラゾーン学園の卒業パーティーで公爵家の息女、エーデリュナ・ウィチアースが叫んだ。
その原因は婚約者、カ
イゼン第一王子による婚約破棄を宣言されたから……ではない様子。
彼女は王子に物申したいことがあったのだ。
彼女に期待された役割はカイゼンを諫めつつ正しい道に導いていく役目。言い換えれば【監視役】だった。
王子の性格を治すため、憎まれ役……悪役(※一般的な悪役とはズレている)に甘んじていたエーデリュナ。
けれどカイゼンにはいつまで経っても変化が見られない。
婚約破棄騒動でついに堪忍袋の緒が切れたエーデリュナは長年で培われた悪役スキルでカイゼンを追い込んでいく。
そんな彼女に逆上した王子は拳を振り上げたが――!?
これは長年努力し続けた令嬢が報われずに婚約破棄を言い渡されたけど、自分の力で撃退して幸せを掴む物語です。
ざまぁでスカッとして、ハッピーエンドの甘い恋愛模様をお楽しみくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 08:24:04
13212文字
会話率:35%