大学入試共通テストの後、記述能力の減衰が発覚した筆者は学習記録をつけることにしました。もしかしたら勉強の参考になるかもしれません。
最終更新:2021-01-29 09:00:46
1830文字
会話率:0%
古文調、女中の娘が恋をするお話。
最終更新:2021-01-19 16:11:14
1730文字
会話率:36%
【古語で物語を描いてみたいというふとした思いつきです。あらすじと後書きは現代文ですが本文は全て古語です。後書きに現代語でストーリーを書いているので、古文が苦手だけど興味を持ってくださっているというかたや、文章校正をしてくださるような心優しい
かたは、先にそちらをお読みください】
時は平安時代。生まれながらにして帝の妃となることが運命づけられた少女は、寝る間も惜しんで教養を身に付けていた。美しく、和歌も琴も漢籍も全て完璧、才色兼備そのものの少女は、当然のように男たちに言い寄られるが、したたかにはねつける。全ての努力は帝に嫁入りするためなのだから。やがて大人になり、天竺葵の女御と呼ばれるようになってからも、彼女はやはり完璧な女性だった。帝の寵愛を受け、幸せに過ごしていた。東国の片田舎から天才美女――のちに野茨の更衣と呼ばれる――が都にやってくるまでは。
天才と努力家の出会い、葛藤、そしてその先には何が待っているのか。この国を照らす光は、どちらの花に微笑むのか。
【完全オリジナルです。作中に出てくる人物は多分どれも実在しませんし、古典文学にも多分いません。一話千字前後。ただし古語】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 12:05:41
17722文字
会話率:17%
平成8年6月、常石神社神殿の裏手で、磯部作次郎が撲殺される。彼は常滑で土建業を営んでいた。主人公の坂本太一郎は同じ常滑で建売住宅を営んでいた。2人は幼友達である。
磯部作次郎の死で、古代から磯部家に伝わる”ソロモンの財宝の秘密”探しが浮
上する。その財宝の在り処を示すカギと言われる、重さ40キロの紫水晶が磯部の死と共に失われる。
磯部家は古代を遡ればスサノオ、ニギハヤヒの時代からの日本を支配していた一族である。特にスサノオは朝鮮半島から来ている。その前を遡ると、出エジプトのモーゼに辿り着く。紫水晶はこのエジプト王の宝であった。それをモーゼが持ち出して、代々イスラエルの秘宝として大切に保管されていた。イスラエルの隆盛はソロモン大王で極まった。その後イスラエルは滅び、その民は流浪の果て世界に散っていく。
その一部がソロモンの財宝の秘宝と、紫水晶を携えて、朝鮮半島を渡り、日本にやってきた。これがスサノオである。スサノオ亡き後、その子のニギハヤヒが後を継ぐ。その後その子孫の磯部一族が伊勢の地にソロモンの財宝を隠して、対岸の常滑の地にやってきたというものだ。彼らは常滑に定住する。
常滑の地名に財宝の在り処の目印を隠したとする。
磯部作次郎は次男、長男の作太郎は早くに死んでいる。その未亡人のとめは息子の幸一を連れて、30年以上も前に伊勢に出奔している。そこで名前を変えて財宝捜しに奔走していた。
磯部作次郎死後、しばらくして、磯部とめは10年前に死亡、息子幸一は無惨にも殺されるという事実が発覚される。
警察は磯部作次郎殺害当初、犯人は磯辺とめと息子の幸一と推定していた。その推理が外れて事件は迷宮入りとなる。
坂本太一郎は磯部作次郎の未亡人珠江の協力を得て、磯部家の膨大な古文書を調べ上げて、ソロモンの財宝がどのようにして、伊勢の地に秘匿されたかを調べ上げていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-13 11:52:32
62584文字
会話率:14%
飛神老人の死で警察は飛神重徳を指名手配。大山勝之を参考人として事情聴収する。その中で松本悦子を大山家に引き合わせたのは飛神重徳である事。彼女とその夫を殺したのも彼である事を告白する。
松本満と飛神雪絵は飛神重徳の追求を恐れて、天源教の庇
護の下豊橋に移る。
豊橋への車中、松本は雪絵の父親から天照大神=卑弥呼と教えられる。そして古代日本にはギリシャ系の人々が移り住んでいたと教えられる。例えば与那国島はパーリ語でギリシャの事だと言われる。よって天照大神=卑弥呼が金髪で青い眼の女と知る。
そして豊橋への途中で休憩した茶屋で、鮫島教祖からパンドラ=卑弥呼=天照大神と教えられる。
豊橋で松本と雪絵は2年間を過ごす。この間雪絵に憑依した霊から鮫島教祖に2年後に位山に帰ることを伝える。
この2年間で鮫島教祖は位山の地下神殿に入るためのヒヒイロイカネの鏡を見つける。そのためには飛神家の古文書を持っていた飛神重徳を匿っていた。
2年後、位山の地底に入ることになる。この時、天源教豊橋支部の横山は鮫島教祖の邪悪な野望と飛神重徳を匿っていた事を警察に通報しようとして殺される。そして飛神重徳も鮫島教祖によって殺される。
位山の地底に入るのは鮫島教祖、秘書の末次、2人のボデイガード、そして飛神雪絵、松本満である。
長い石段を降りて地下神殿に入る。その後”ひ”の神殿=パンドラの箱に到着する。この中に入った鮫島教祖、2人のボデイガード、末次は苦悶内に死亡する。
松本と雪絵がパンドラの箱に入る。その中は神霊界の世界であった。2人の肉体は消える。2人は1つの霊体となる。そして神霊界の秘密とは、2人の役目とは・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-14 10:42:51
31677文字
会話率:11%
1990年、松池宏は常滑大谷海岸で雷に打たれて、500年後の未来にタイムスリップする。
海岸には飛行場と思しき島が朽ち果てた姿をさらけ出していた。市役所近辺には銀色の窓のない超高層のビルが林立していた。田や畑、牧草地帯にはロボットと化した人
間が働いていた。松池の住まいには金色のピラミッドが立っていた。それ以外はすべて深い森林地帯だった。
銀色のビル街に入った松池はたむろする猫を蹴飛ばした事で死刑の判決を受け、ビルの中に押し込まれる。この世界は猫がカミとして人間を奴隷とする世界だった。
銀色のビルは脅威に満ちたコンピュータの世界だった。欲しいものはすべて瞬時に壁から現れる。死刑を免れた松池はカミの歴史を学ばされる。彼らはアンドロメダ星雲からやってきたと言うのだ。
その後松池は金色のピラミッドの”我が家”に案内される。家や工場などがそのままの形で保存されていた。書斎の本もそのままで、3冊無くなったいた。
猫の指導者、リシは500年完璧に保存して来た理由を述べる。
松池がタイムスリップして数10年後に第3次世界大戦が起きる。この時猫の指導者が遭難して松池の弟の子供、マサルに助けられる。世界中に放射能が蔓延して動植物が死滅する中、松池の自宅周辺は放射能の害もなく、草木も青々と茂っていた。
マサルの死後、猫(カミ)はここを聖別して原因を究明しようとした。その手掛かりが、無くなった本に記されていたのではと言われるようになった。
一方、猫の支配に属さない人間たちがいた。東海市、知多市の丘陵地帯の団地の地下に棲息していた。
リシは人間との共存を呼びかける為に松池を送り込んだ。
松池は多くの人間が500年間必死になって生き抜いてきていることを知った。彼らに会った松池は猫の歴史が嘘であることを教えられる。松池の住まい、金色のピラミッドの中で生まれた猫は、カミとなった。そして人間に戦いを挑み、支配していった真実の歴史を知った。
この事実を知った時、松池はカミに対する不信の念を抱いた。
人間の図書室の中で松池はマサルが書いた古文書を発見する。そこに猫がカミに変身した恐るべき秘密が書かれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-27 09:59:34
44793文字
会話率:27%
【転生ヒロインは前世の夢を追い求める】前後編の番外編です。
未読の方はこれだけ読んでも意味不明、後味が悪いだけになります。
ヒロイン以外のキャラクターから見た短編をまとめたものになります。
乙女ゲームの世界に転生してしまった古文学に人生を
注ぐヒロインが、全くヒロインとして機能せず、嫌がらせや辛い日々を鋼のメンタルで乗り越えていたその周りでは、悪役令嬢や、モブ義姉、攻略対象達はこんな事を考えたりやったりしていました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-24 00:51:44
62605文字
会話率:43%
大学院古文学部に通っていた主人公は就職も決まり幸せだった。しかし、妬まれて殺されてしまう。
気がついた時、高校からずっとやり込んでいた乙女ゲームのヒロインに転生していた。
ヒロインとして恋に生きるなんてとんでもない!こうなったらリアルになっ
た世界の古文学者を目指してやる!
ちょっかいを出して来る逆ハー悪役令嬢を横目に、辛い生活やいじめにあいながらも、古文学への情熱と鋼メンタルで跳ね除けて、最後に溺愛されるヒロインのお話。
バスマット系ヒロインです。鋼メンタルなので打たれ強いです。
◇殺人、いじめ、軽い暴力シーンがあります。ご注意下さい◇
同日投稿の前後編、後編になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 19:09:26
13605文字
会話率:56%
大学院古文学部に通っていた主人公は就職も決まり幸せだった。しかし、妬まれて殺されてしまう。
気がついた時、高校からずっとやり込んでいた乙女ゲームのヒロインに転生していた。
ヒロインとして恋に生きるなんてとんでもない!こうなったらリアルになっ
た世界の古文学者を目指してやる!
ちょっかいを出して来る逆ハー悪役令嬢を横目に、辛い生活やいじめにあいながらも、古文学への情熱と鋼メンタルで跳ね除けて、最後に溺愛されるヒロインのお話。
バスマット系ヒロインです。鋼メンタルなので打たれ強いです。
◇殺人、いじめ、軽い暴力シーンがあります。ご注意下さい◇
同日投稿の前後編、前編になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 19:07:26
16319文字
会話率:38%
これは未来の古文書?
新語・流行語大賞の候補語すべてを本文中に使用するという、きわめて不純な動機でのみ書かれたフィクション。
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://tmykinoue.
hatenablog.com/entry/2020/11/06/183449折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-07 13:16:47
2483文字
会話率:10%
これは、とあるニートの男がある日古本屋で100円で売られていた古文書から謎の生物を呼び出してしまい、本の中に吸い込まれて「本の国」に実体化し、なんやかんやで本の国のお姫様と小人達と世界を救う勇者になっちまうお話である。
〜登場人物〜
・
霧江 冬吾(きりえ とうご)
高学歴だが「自称小説家」のニート。37歳、独身彼女無長身メガネ。風采は中の上。ファッション含め、雰囲気的には「虞美人草」の甲野欽吾を目指しており、ペンネームも「夏草 欽吾」という、ちょいイタい名前。ファッションは、和服率高い、大正時代寄り。
・阿田牧 三春(あだまき みはる)
資産家一家の三男坊で、高学歴だが「自称作曲家」のニート。長身痩躯イケメン見た目年齢25歳、心はいつも14歳の37歳。霧江の幼なじみでゲーム仲間。決まった彼女はいないが、女関係はほどほどにあるらしい。見た目はチャラくはないが、お洒落には独特のこだわりがある。
・ジーニャ
本の国の王女。灰色がかったブロンドに灰緑色の瞳、赤い別珍のドレスにボンネットという姿で、20世紀初頭の人形のような姿。内気で本ばかり読んでいる。頑健な石造りの「知の館」と呼ばれる、図書館のような屋敷に住んでいる。本の国には四季もなく、時間に無頓着で年齢という概念が薄い人もいる。彼女もその類いで、自分では何歳かわからないが、見た目年齢的には10歳前後(本当は14歳ぐらい)。次期女王候補だが、女王になることについては極めて消極的で、「本を読む時間が減るから、出来れば他の方にお譲りしたい」とのこと。一応「王位継承戦」に出るが、どうやって負けるか懸命に考えている。時々お茶会をする老女(おばあちゃま)には、本当の名前はアナスタシアだと言われている。
・マクシミリアン殿下
本の国王位継承者。ジーニャとは年の離れた異母兄で、紳士的かつ善良な統治者。本の国の政治は、実質彼が行なっている。本来なら彼がもう王様になっちゃえという所だが、生真面目過ぎる性格故、母が正妻ではない(嫡子でない)為王位継承権はジーニャに劣る、自分は王様ではないと否定する面倒な男。困ったジーニャは、王の子らを集めて「王位継承戦」を行う事を提案し、彼もしぶしぶ了承する。長身金髪碧眼、9割の人が認めるハンサム。優しいお兄ちゃん☆
他、愉快なキャラが登場予定☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-06 18:40:30
10355文字
会話率:32%
【本編】
大国の脅威にさらされるこの国は、人と狐の千年先の安寧を願い、国家千年の計を練る陰陽寮を創設するため、姫は狐族の長と日々の対話を通じて、策士として成長する。
【予定】
姫の姿が口伝の中の存在になるほど時代が進んでも、国家千年の
計は水面下で進み、この国を二分する策が漁村に受け継がれる中、自らの肩に国の存亡がかかっていることを知った娘は動揺するが、漁村の長である父との対話を通じ、娘もまた策士として、次の長として成長する。
姫の姿が古文書の中の存在になるほど時代が進んでも、国家千年の計は水面下で進み、列強諸国の脅威に晒されるこの国は、世界を流浪した先生の手により、文化の美しさを世界に発信されることになるが、家に訪れる者達との対話を通じ、世界の埋蔵借金が、侵略戦争を駆り立てている可能性を知り、先生はこの国の未来を憂い、憲法改正を草案するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-28 21:32:34
24801文字
会話率:19%
ネパール人高校生が公園の草刈りをしていると、かわいそうな羅刹と知り合いました。協力する事になりましたが、今度は神様がやってきて……ネパール東部の田舎町を舞台にした騒動の話です。
最初に神話や伝説が入り、その後に現代での話に移ります。
登場人
物はネパール人やインド人だけで、日本人を含む外国人は一人も出てきません。ラブコメ要素もかなり低めで、血などの表現があります。
2から8部分までは神話と伝説という事で古文風の文体にしています。読みにくいと思いますので、読み飛ばして9部分から読んでくださっても構いません。
全71部分となります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 13:00:00
383727文字
会話率:36%
源氏物語の未来の女性版・女性が恋人と一夜を共にするために遍歴する。短歌を軸にしたムーンライトプリンセス・月光姫と宮中の女たちの恋物語。擬古文体で書かれています
最終更新:2020-09-18 14:04:15
19673文字
会話率:42%
ある男はすべてを手に入れた。それは幸せなことなのだろうか、それとも不幸なことなのだろうか。
最終更新:2020-08-04 00:31:10
766文字
会話率:0%
魔王アディンは魔法が恋人という魔法馬鹿である、ある時、古代遺跡から魔導書や古文書を多数発掘する。その中には失なわれた魔法やあまりにも高度過ぎるため使い手がいなくなった魔法が記された魔導書を見つけた、アディンはその中でも転移魔法に興味を惹かれ
て独自に研究や実験を繰り返し行っていた。数ヶ月後、あと少しで転移魔法が基礎術式が完成するという肝心な所で勇者ユーリ(♀)がアディンを襲撃する、そのいざこざの最中誤って未完成の転移魔法を発動してしまう。城内にいた、アディンを含めた全員が転移魔法に巻きこれてしまう。
アディンが目を覚ますとそこは――現代日本だった、さらに未完成の転移魔法の影響?のせいなのか自身の性別が女に変わってしまった。
魔王アディンは、アリスという、いにかも少女らしい名前に変えて、現代日本で新たに生活を始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 22:30:27
10935文字
会話率:49%
今宵お送りしますのは、
平安時代の文豪、紫式部!!!かの女性が仕上げた『源氏物語』は果たしてどのようにできたのか、その謎に迫ります!!!
最終更新:2020-05-23 19:07:34
1378文字
会話率:27%
高校古文宇治捨遺物語の翻訳です。
最終更新:2020-05-10 14:55:28
853文字
会話率:17%
この文章は、紫式部著 與謝野晶子訳 源氏物語 を青空文庫から転載したものです。
小説家になろうに投稿することにより、様々な新たな媒体から気軽に作品に親しむことを目的としています。
以下、青空文庫ファイル取り扱い規準より
あな
たは、ファイルをダウンロードし、開いて読むことができます。
ファイルは、有償・無償であるかを問わず、自由に複製・再配布・共有することができます。
また、ファイルを元に、実演・口述・翻案など自由に活用することもできます。
利用や複製・再配布・共有に先立って、ファイル形式を変換したり、ルビや外字・傍点などの注記形式を変更することも可能です。
著作権法第二十条第二項四に適合する範囲で、異なる底本に合わせて字句をあらためたり、旧かな・旧漢字を現代表記にあらためるといった、用字用語の書き換え、注記の削除などもできます。
私はこの転載が青空文庫の規準に準しているととらえます。
なろう等を用いて読みやすくなるよう、準する範囲での改行などを行っています。
また、一切の収益を目的とするものではございません。
最後に、
少し硬く書きましたが、この転載は私の「なろうリーダー」で源氏を読みたいという純粋な思いで行っているものです。どうぞお許しください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-30 18:17:52
42142文字
会話率:16%
古代都市アレクサンドリアに暮らす科学者Xは、古文書に伝わる『神々を作る方法』を再現しようと、長年に渡って苦心していた。
キーワード:
最終更新:2020-04-29 20:13:04
3091文字
会話率:0%
父母に愛されず姉妹に虐げられる日々を送っていた第三王女シャールカは、13歳の誕生日、孤独に耐え切れず古文書から悪魔を召喚してしまう。現れた淫魔リリスは、とある条件と引き換えに鬱々としたシャールカの現状を変えてやるという契約を持ちだした。
リ
リスが提示した条件とは、“魅力的な男と情を交わしたいリリスのために、シャールカの肉体を貸し与えること”。
都合のいいことに、シャールカに騎士として仕えるエリオットという青年は、国一番のイケメンだ。多少の歳の差も主従の壁も、男を誘惑することに長けた淫魔の前では大した障害にはならない。
そう考え、嬉々としてシャールカに取り憑いたリリスだったが、どうにも状況は彼女の思惑から少し外れているようで、エリオットは不憫なシャールカを妹のように気にかけており、手を出すのはおろか異性として意識する気配は微塵もないし、むしろシャールカの健全な成長を見守ることに命を燃やす男だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-19 20:40:55
7658文字
会話率:47%
物事の決着をつけることを指す「けりをつける」という言葉。
この「けり」は「蹴り」の事ではなく、古文にて過去や詠嘆を表す助動詞の「けり」である。
和歌や俳句にて「けり」で終わることが多いことから「決着をつける」ことを意味するようになった。
最終更新:2020-04-13 22:48:07
1933文字
会話率:29%
和歌を題材にした千字短編です。受験勉強にいそしむ男子生徒「川瀬」と、古文の担任「小西」との、ちょっとした心の交流を描いた作品。
近日創作短編サイト「短編」さまに投稿予定ですが、一足早くこちらに掲載することにしました。
最終更新:2020-04-05 20:38:48
997文字
会話率:20%
吸命弓。
それは寿命と引き換えに、必殺の矢を生成する弓。
古文書によると、世界の何処かには人体を弓に変える禁術が存在するらしい。
それが吸命弓とどう関係するのかは未だ不明である。
今回その弓を手にしたのは、常にフードを被る旅の男。
それが原因となって旅の終わりを急速におびき寄せている事を、フードの男は全く気づけていなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 20:35:15
6371文字
会話率:24%