「人形さんは騙さない、月の呪いに誓ってもいいの」
ある偶然により、自分が人間ではなく人形だと知ってしまった僕。人間としての名前を失った喪失感に浸っていると、その場に居合わせた先輩が僕を拾ってくれた。
「それなら名無しってことだ。今日か
ら君をナナ君って呼ぶの」
もう人としての名前は名乗れないという僕に対して、ナナ君という呼び名をくれた彼女。その正体は世界に喧嘩を売った犯罪集団、重力詐欺師という悪名高いグループの一人で。
善人も悪人もお構いなし、老若男女問わず、全ての人間を騙した挙句、重力と言う概念さえも騙しきって月まで到達しようという異常者。
そんな彼女が僕の前だけでは嘘を吐かない。
これは人形と詐欺師の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 08:25:00
8160文字
会話率:45%
大人になると、ドキドキしたり、深く感動したりといったことが少なくなります。大人になるということは、何者かになるということであると同時に、かけがえのない自己の一部を失うことでもあります。ゆえに、大人になることには、寂しさや喪失感が伴います。
残念ながら、一度失ったものは取り戻せません。しかし、それに代わる何かを獲得することはできます。「何か」 の中身は人それぞれですが、その人にとって未来の希望になるものです。
この小説は、「青春の終わり」 と、そこからの再出発を描いた作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 04:00:00
143022文字
会話率:23%
国の戦争の道具として育てられて来たルーペアト。
子供は将来、兵士や治療所で働けられるように教育される国だが、その中でルーペアトは剣の才能を発揮してしまい幼い頃から戦場に頻繁に駆り出されていた。
ルーペアトは養子で、両親とは血の繋がりがない
が愛されて大事にされている。
しかしある日突然、戦争によって一度に両親を失ってしまう。
大きな悲しみと喪失感で自我と心を失ったルーペアトは敵国の兵士を全て倒し、気がつけば戦争が終わっていた。
自我を取り戻したルーペアトは逃げるように走り続け、隣国で倒れ込んだ。
偶然通り掛かった伯爵夫妻に拾われ、そこで暮らすことになったはいいものの、最初は良かった扱いも悪くなっていき、成人後言われて出席した夜会で事件が起こる。
その解決に貢献したことで出会った公爵と、夫妻の家を出るために契約結婚をすることに。
お互いの利害の一致から始まった結婚だったが、噂とは違う公爵にいつの間にか大切にされていた!
しかし、ルーペアトと同じく、公爵も大きな過去を抱えているようで…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 07:00:00
162665文字
会話率:43%
魔王を名乗る存在によって大陸の最北端にある小国が滅ぼされた。その後、魔王は世界へ宣戦布告をした。危機感を抱いた世界各国は強い者を選別し彼らに勇者の称号を与え、魔王討伐に向かわせる。しかし100年が経とうとする現在も戦いは続いていた。
あ
る日、メンバーがほぼ勇者という冒険者パーティは魔王討伐への旅に出ようとしていた。一人だけ勇者の称号を得ていなかったジークは足手まといになるからと自らパーティを抜けた。
一人となり喪失感に包まれたジークは町の公園の池をボーっと覗き込んでると奥底から少女が浮かんでくるのを見つける。
少女の正体は日本から来た異世界人だった。助けた少女から貰った丸い物体を食べ謎の力を得たジークは魔王を倒して英雄になることを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 03:20:00
56660文字
会話率:43%
島の寄宿学校中等部に通う少女•レイは、先輩や友達と過ごす穏やかな毎日を楽しんでいた。
しかしそんなある日、世界中の政府に向けて神と名乗る何者かから"魔法世界実現の予言書"が届く。
異常事態に混乱する世界の中、突如「行かな
くちゃいけないんだ」とレイの友人•ルーが自身の記憶を全員から消した上で、姿を消してしまう。
何故かは分からない、けれど押し寄せる喪失感…不思議な胸騒ぎを覚えたレイは、政府から情報を得るため
、政府直轄の学園へ転校を決意するー
※恋愛要素はわずかに…程度です。基本は友情。
※地球が舞台という訳ではないので、パラレルワールドとしてご閲覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 01:23:57
11646文字
会話率:32%
「私を忘れてね」
ティアを愛するたびに、俺は彼女に記憶を消された。
ティアは敵だった。
隣国と長年続く戦いは『ウロボロス』と呼ばれ、なぜか俺と彼女はそれを強いられていた。
不可解なルールに、理不尽な設定。
誰も不思議に思ってい
ない状況はあきらかに変だった。
けれど俺にとってもそんなことはどうでもよかった。
記憶を消されるたびに抱く大きな喪失感のせいで、無気力な毎日を送っていたからだ。
ところが、彼女が記憶を消すのには大きな意味があって……
これは、悲惨な運命にあらがい、どこか狂気じみた愛情で結ばれる2人のお話です。
完結まで書き上げています。
毎日7時台〜8時台に1話更新予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 07:07:12
74600文字
会話率:33%
妻のカレンに浮気をされ、この世の果てにいた徳間純は、これまでに大きな挫折や喪失感を経験した事がなかった。それは裏返せば、無難な道ばかりを意図的に選んでいたという証だった。不測の事態に対応出来ない純は、所持金5万円を握りしめて、一度も訪れた事
のない土地“大阪”へと逃げ込んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 16:53:07
7459文字
会話率:59%
心にある喪失感がにらむ。
最終更新:2024-03-12 21:58:56
302文字
会話率:0%
日常をテーマとしたショートストーリー。
私たち姉妹はふたりとも心のどこかが欠落していて、何かが足りないのよね、まるで体の一部が損なわれているみたいに…
最終更新:2024-03-01 12:29:22
983文字
会話率:0%
日常をテーマとしたショートストーリー。
なんとか生き残ろうと必死だったビリー。
心の片隅に、常に喪失感を抱えた僕。
出会いと別れは、いつも突然に訪れる…
最終更新:2024-02-09 03:50:31
1076文字
会話率:0%
こちらはR15表記です。小説家になろう、カクヨム、ノベルバ、ノベルアッププラスに掲載予定。
『爪先からはじまる熱と恋』
〜イケメンを拾ったら囲われました〜
【逆ハーですが純愛です!】
人生観変わっちゃうかもよ?な激甘・激重恋愛物語です。
主人公
緑川 蒼(みどりかわあおい) 25歳
一般的な接客業をしている一般人のはずだった女の子。ある日突然現れたイケメンを拾ったら…いつの間にか溺愛されて出会った全ての人からも愛されてしまっていた。
『命が燃え尽きるなら、ゴールテープの先まで走り抜けたいな、って思う』
そんな彼女が求める人生のゴールとは?
主人公を取り巻く心のやり取り、そしてその命と愛の脈動を感じて欲しい。そんなストーリーです。
登場人物
NO.1
ヤンデレ童顔、甘えん坊系と責任感強めの支配者イケメン。決める時は決める!甘さと辛さがクセになるタイプ。
NO.2
猫目のクールビューティーイケメン。普段のクールな様子とは裏腹に好きな人にだけ見せるロマンティックな言葉を吐くギャップ萌え系イケメン。
甘い言葉に激重感情を載せて溶かすタイプ。
NO.3
ロングヘア、ピアスジャラジャラのヤンチャな印象とは違って冷静で大人なイケメン。
大人っぽい顔をしながら昏い過去を抱えて、繊細で脆くもありつつ、大人の一線を引ける。
支配欲、独占欲が強めの甘やかし系サディストタイプ。
※ハッピーエンドのつもりで書いておりますが、もしかしたらメリーバッドに感じる方もいらっしゃると思います。
喪失感と涙を感じていただけたなら、ぜひご感想をお願い致します\\\\٩( 'ω' )و ////
R18表記ありのオリジンは小説家になろう、アルファポリス、pixivに掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 23:56:31
635445文字
会話率:53%
主人公 天城颯 (あまぎ はやて)は実は異世界転移者であり、世界を救った英雄の1人だった。
しかし、その裏には大事な人を失なった喪失感、貴族や王族から迫られる生活に嫌気が差した彼らは現実世界に帰還したが、世界には異世界にしかいなかったはずの
魔物が出現していた。
力を隠しながら、今度は現実世界を救うと決めた颯。
みんなを救うヒーローに憧れ、1度は挫折した英雄が立ち上がる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 12:33:01
1683文字
会話率:24%
「カクヨム」のヌードモデルをテーマにした自主企画向けに書き下ろしたものの転載です。
美術部に所属している僕、「竹内大護(たけうちだいご)」の部屋を、幼馴染の「杉里穂波(すぎさとほなみ)」が約半年ぶりに訪れた。
以前は何度かヌードデッサンを
描かせてもらっていたのだけれど、穂波に彼氏ができて以来、遠ざかっていたのだ。
彼氏とは別れたという穂波。久しぶりに見る彼女の裸体は、以前とは違って見えて……。
※ヒロインは他の男性と経験済みです。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 20:00:00
5191文字
会話率:30%
たまに夢を見る。
駅の改札から逃げ惑う人々。
" 〇〇が無事で "
私の腕の中でどんどん冷たくなっていくーー。
" 本当によかったぁ "
ーーの腹部から流れ出る血。私はハンカチで力一杯
抑える。だけど、止まらない。
" ずっと怖くて言えなかった "
寒い時に握るとカイロの代わりになって暖かいーーの手。今は信じられないほど冷たいーーの手が出血部を抑える私の手を握った。
" おれはずっとお前のことが "
その夢を見た後は酷い喪失感に苛まれる。それはまるで、大切な何かを忘れてしまったような感覚。
それでも、
「かーわーいーいー!どの服もミリアたんにピッタリ!端から端、みんなちょうだい!」
という騒がしい父に、
「あははは!今日も寝坊したんだって!お嬢様!」
「ま、俺たちは昨日の夜から今まで飲んだくれてるんだけどな!」
「よっ!人でなしー!」
「ちげぇねぇ!ぎゃははは!」
毎日飲んだくれる領民達に囲まれて幸せな日々を送ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 20:03:08
24021文字
会話率:39%
想いと記憶が受け継がれ、力となる世界。
とあるギルドで雑用係として働いていたリオティスは、幼い頃の記憶を無くし、そんな自分を救ってくれた恩人のため、そして大好きな少女のために生きていた。
しかし、恩人が死に、代わりにギルドマスターになっ
た男の手により、リオティスは無能という理由から魔獣の巣窟へと少女と共に突き落とされる。
絶望の中、目前で魔獣に殺された少女の身体を抱き寄せてリオティスは死を覚悟したが、彼の頭に聞こえてきたのは死んだはずの少女の声。
『大好きだよ、リオティス』
少女の想いと記憶が流れ込み、リオティスは〈創造〉と〈分解〉の二つのピースを操作することのできる能力に覚醒する。
その能力で追放したギルドへの復讐を果たすも、リオティスは大切な人を失った喪失感と裏切られた恐怖から、何をして生きれば良いのか分からなくなっていた。
そんな時、リオティスが偶然助けたひとりの少女との出会いが、彼の運命を大きく変える。
「私と、ギルドに入ってください!!」
これは大切な人を失いたくないがために、大切な物を作らなくなったひとりの男が、騒がしい仲間と共に落ちこぼれのギルドを世界最強のギルドにする物語。そして、もう一度大切な何かを見つける物語り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 18:22:09
374759文字
会話率:39%
鹿島 海は海の底に引きずり込まれるような喪失感に苦しんでいた。
崖っぷちに立たされ、彼女は橋から身を投げ出した。ところが、意識を取り戻した彼女は湖畔にいた。 そこで出会った自称女神によって、彼女は異世界に送られることとなった。
そして、
自称女神は無理やり彼女に黒幕を倒すという目標を与えた。
果たして、海は黒幕を見つけ出し、倒すことができるのか?
自分のココロと向き合う異世界生活。
今、彼女の新しい冒険が始まろうとしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 23:43:18
5368文字
会話率:85%
大学受験を乗り越えた高校三年生の青年『相模 型太(さがみ けいた)』。
無事志望大学に合格し、受験勉強のため封印していた幼少からの趣味、プラモデル作りを再開した。
しかし、長い間押さえていた衝動が爆発し、型太は不眠不休で作業に没頭してし
まう。
気付けば体力を使い果たし、型太は椅子から立ち上がると同時に気を失ってしまう。
やがて型太が目を覚さますと、そこは見知らぬ土地だった。
アニメやマンガ関連の造形が深い型太は、自分は異世界転生したのだと悟る。
もうプラモデルを作ることができなくなるという喪失感はあるものの、それよりもこの異世界でどんな冒険が待ちわびているのだろうと、型太は胸を躍らせる。
しかし自分のステータスを確認すると、能力値は最低ランクで、スキルはたったのひとつだけ。
それも、『モデラー』という謎のスキルだった。
竜が空を飛んでいるような剣と魔法の世界で、どう考えても生き延びることが出来なさそうな能力に型太は絶望する。
しかし、意外なところで型太の持つ謎スキルと、プラモデルの製作技術が役に立つとは、この時はまだ知るよしもなかった。
これは、異世界で趣味を満喫しながら無双してしまう男の物語である。
※全体的にゆったりと話が進行しますのでご了承ください。
※この作品はアルファポリス様にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 22:42:28
270499文字
会話率:39%
「……私はただ、貴方を救いたかっただけだったのに」
魂に刻まれた宿命と罪に、一人の男が溺れてゆく。
竜や精霊、魔物が棲む世界。その大陸の一つに存在する国・アルヒ王国に暮らす騎士カシェ・ファーガスは、類稀なる魔法の才を持っていた。領地経営、
人間関係、縁談。ありふれた問題に頭を悩ませる、ただの平凡な伯爵である……はずだった。
父の死に関する事件、突然現れた義兄弟、魔王討伐——。様々な問題や面倒事がカシェの身に降りかかり、否応なしに渦中へと放り込まれる。
生来苛まれる、身を裂くような喪失感と焦燥感。その真因に触れた時、彼が想い、選び取ったものは──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 21:29:53
268332文字
会話率:51%
卒業式前日
彼女が死んだ
何日が立ったのだろうか、もう泣き疲れてしまった。
今日もただ喪失感に襲われながら消化していくだけの日々。
いま私の記憶の中にあるのは今見えている天井の小さなシミだけ、食事はどうやってしているのか自分でもわからない
。
ただ、ただただただただただ ひとつだけ望むとしたのなら
またあの日々に戻りたい
運命に翻弄された二人の高校生が送る、やり直しの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 00:47:01
1328文字
会話率:9%
妻の葬儀だ。私は長年連れ添った彼女の喪失感に溺れていたが、ある家族との交流で救われた。そして、私の嫌いあっていた娘とも。
最終更新:2023-04-25 09:13:16
2910文字
会話率:67%
パーティーでお荷物扱いされていたトールは、とうとう勇者にクビを宣告されてしまう。最愛の恋人も寝取られ、居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人喪失感を抱いたまま街を出ることにした。だが、実は彼は世界を揺るがす超レアスキル【経験値貯蓄】の所
有者だったのだ。勇者も超える力を手に入れたトールは、傷心の旅も兼ねてのんびり世界を回ることにした。
一方、追放した勇者達はなぜか次々と活躍の機会を奪われ、次第にどん底へと追い詰められていく。
オーバーラップノベルス様より第②巻4月25日に発売予定!
Webデンプレコミックにてコミカライズ開始しました。
※旧タイトル:勇者に恋人を寝取られ追放されたが、『経験値貯蓄』スキルが壊れてレベル300になったのでのんびり傷心旅行でもしようかと思ってます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 19:00:00
757575文字
会話率:38%