異国の旅客たちが旅のバッグを手に肩に、あるいは背にしてインドやネパールの路上を行き交う。大空の道なき道をたどり来て、また何処かへたどり行く旅人が、各自の旅のラインをクロスさせてつかの間の逢瀬の時を過ごしては、また別れ行く。
最終更新:2024-11-10 17:24:08
22925文字
会話率:32%
僕は登山家だ。
明日エベレストに登るはずだった、日本の登山家。周りは僕のことを『カベバシリ』と呼んでいる。
今はネパール北部のクーンブ渓谷にある、ひっそりとした牧村で下宿している。
最終更新:2024-07-20 20:25:39
10070文字
会話率:40%
とある中学校。その少年は始業チャイムが鳴る少し前。教室の後ろのドアの前で立ち止まり、深呼吸した。そしてドアを開けると
「お、宮田ぁ! 日本中学生、エベレスト登頂初の成功者おめでとおおおぉぉぉう!」
と、第一声を上げた教師の後ろの黒板
には飾りと、その旨の言葉が書かれていた。
「おめでとーう!」
「すごいよ宮田くん!」
「おめでとなぁ!」
「いやー、みんな、どうもどうも」
称賛と祝辞の嵐の中、肩を背中を叩かれ、へらへらしながら自分の席に向かう宮田少年。
鞄を下ろすとふぅと一息ついた。集まる視線にぶるっと身を震わせ、恍惚な表情。
「いやー、ほんと宮田はすごいなぁ」
「ふふっ、ありがとうございます、先生、いや、ビッグティーチャー」
「おいおい、アメリカかぶれかよ宮田」
「やっぱ、エベレスト登ると違うよなぁ」
「いや、エベレストはネパールあたりでしょ」
「とにかくすごい! 宮田はすごい!」
まるで英雄の帰還に沸く教室。と、ここで「でもぉ……」と教師は腕を組んだ。
宮田少年は胸を張り言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 11:00:00
2781文字
会話率:92%
大学卒業後、社会に馴染むことができずにニートのような生活を送る上田。
かろうじて続けていた学習塾のバイトも辞め、人と関わることがついになくなった上田はそこから孤独の沼へと向かっていくのだが、かつての親友との再会をきっかけに再び社会に和の中に
加わることに。
関西にある温泉街の、とある旅館で働き始めた上田。
そこで過ごすうちに徐々に変わりゆく心情。見え始めた光。
ネパールからやってきた出稼ぎ労働者のスバスとの出会い。
サキちゃんとの出会い、初めて知った恋愛の尊さ。
そして、徐々に崩壊して行く平和な人間関係。
私たちは、何を考えてどこに向かっていくのか、これは人生に迷ったとある青年の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 20:36:23
5967文字
会話率:39%
短編小説「序章編」では、男性だった青山瑞稀が頭の中に響いた声(神)からチート能力を授かるが、女性に変化しないと使えないものだった。しかし、女性変化進行率が100%になると男性に戻る事は出来なくなる。やがて天寿をまっとうした為、女性変化永続中
となり、不老不死のチート能力によって女性として生き返った(生まれ変わった)。
前作連載小説「魔界編」では、女性として生まれ変わった神崎瑞稀(女性の時の苗字は母方の姓を名乗っている)は、生前の全ての記憶を失くしていた。男性だった時の妻・麻生佳澄と女性変化中に出来た恋人、山下巧と再会して生前の記憶に触れるも思い出せない。闇魔法『影の部屋《シャドウ・ルーム》』で闇の深淵に行くとそこは第三異世界(魔界)であった。瑞稀のチート能力を恐れた魔王バスター・ロードから魔王を譲位され、魔界統一を掲げて戦争を始める。そこへ資源を求めて侵攻して来た中国軍と因縁の戦いを繰り広げる。しかし、捕虜となった為、和睦を持ちかけて交易を条件に中国軍を撤退させる。その後、幾度の試練を経て遂に瑞稀は魔界を初めて統一する。
天界を攻める為には魔界のゲートと地上のゲートを開く必要があったが、魔界のゲートを守るのは大魔王10人がかりでさえ圧倒されるほどの武勇の持ち主であった。
ゲートを守っていた者は、項羽であり、死んだ妻の生まれ変わりに会う為、いつの日か地上に戻る為にゲートを誰にも譲らなかったのだ。
全滅も時間の問題と思われたが、瑞稀を見て戦意を失う。
瑞稀は虞美人の生まれ変わりだったのだ。
「阿籍《ア・ジー》」「小虞《シャオ・ユー》」と呼び、抱き合う。瑞稀も自分が虞美人であった事を思い出す。
地上のゲートを開く為に、瑞稀は地上に戻ると、山下巧と別れた。項羽の妻に戻る為だ。
チベットとネパールの間にあるゲートを開けると、再び頭の中に声が鳴り響く。
その声の主はチート能力で得た「自動音声ガイド機能」だったが、その正体こそ人類にチート能力を授けた神々の1人だったのだ。
瑞稀は抵抗するも、チート能力を奪われ、ただの人間に戻ってしまい、神と名乗る者の攻撃を受けて倒され、天界に連れ去られてしまう。
今作「神国編」では、天界に瑞稀が連れ去られてしまった続きから話が始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 16:49:00
67524文字
会話率:23%
2023年1月26日。
地球温暖化により世界の99.9%が海に沈んだ。
2025年2月2日。
海中に1㎞を超える影を見たという証言が出回る。
2025年10月26日。
海中にて未確認巨大非動物をネパールが確認。
2025年11月3日。
他サ
イトにも掲載しています。
8国サミット開催。未確認非動物を「テル」と命名。海中捜索隊「ダイバー」を各国協力のもと育成する方針で一致した。
2028年4月12日。
海中捜索隊「ダイバー」が海の調査を開始した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 22:58:54
1911文字
会話率:27%
航空機事故。
発生する度に思うのは、最近の墜落事故の多くは設計が古い機体ばかりで生じているという点。
今回の事故機についても例外ではない。
そればかりか事故機については有識者が指摘する短所すらある。
本エッセイはそれらについて触れつつ、一
部のリージョナルジェットが持つ構造的諸問題や航空業界の問題点を指摘つつ、思いを綴るもの。
特に日本国内で増備が続くATR42-600とATR72-600が事故機とどう違うのかについて重点的に触れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 06:00:00
11158文字
会話率:0%
保険金殺人事件の真相を暴け!
シリアルキラーを捕まえろ?!
サイコ疑惑のイケメン刑事 × 一匹狼青年のバディ・サスペンス物語。
主人公・大上史狼は、警視庁の刑事・最上辰彦と取引をして同居生活を始める。その取引とは--史狼の特殊能力を使っ
て最上に協力することだ。史狼は他者に触れることで、相手の感情がわかる能力を持っていた。ところが最上の感情だけがわからない。この男は感情のないサイコパスなのか--史狼は疑惑を抱きながらも、失踪した密売人の行方を探し、シリアルキラーの策略に立ち向かう。ところがある日、最上の壮絶な過去を知り--。
最上の命を狙うのは誰か?
誰が味方で誰が敵なのか?
自分の能力を呪っていた史狼だが、その能力を駆使しながら、過去と今の事件を暴く!
毎日更新・全六章。1月上旬完結予定。「カクヨム」にも掲載しています。
(連載開始2日間は、第二章まで16話まとめて更新します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 20:07:54
171971文字
会話率:58%
空の破れ目に目玉、彼方には神々の山ヒマール、粗末な小舟が大河に浮かぶ。自らのし残したことを探す舟旅がはじまった。甘い、甘いチャイをのみながら――…
最終更新:2022-08-12 19:00:00
42696文字
会話率:38%
津蛇柄
家族
七十七 部
アマトナ・フランセス:
アニオタ 女 サイコパス
怪物。
ちなみに、スイス硬貨を
フランというが、
名前のフランセスは
偶然 近い名前(メタな
作者のとっさに、考えた名前 しかも、ネパールやスイスなどの設定も
適当 たまたま
近い フランに
あとから 調べて
気づいた ため、
より 私も 気に入った)
ネパール出身の
スイス人。
英語 中国語 ネパール語
ドイツ語 フランス語、
日本語。
本名 「クルメナッハ・
ロージャン・ユネミス」。
サイコパス。
主人公のストーカー。
194.3cmの長身。
常に、ラーテル(名前は、ピスカン)と
黒豹(レディナ)紫色の
デスワーム(アスパ)を
連れてる。
みな、雌。ワームは
不明。ワームは、
アスパラガスから
名前とった。
のこりは、自身の
気分から。適当。
銀髪に、青とピンクが
混じった、かなり
長い 腰以上
あるストレートロング
ヘア。
左眼が、赤紫色の眼、
右眼が、黄緑眼。
肌は、白い。
痛みを感じない 無痛症(基本)
両耳に、金色の
狐のイヤリング。
服装は、頭に、
紫のノンラー帽で、
(左側に、ミナミオポッサムの模様 マークが
入ってる)
右肩に、そのマークの
同じ、自身のペットの
赤いミナミオポッサムの
レフカ(雌)を、
乗せてる。
水色のゴスロリドレスに、紫のロングブーツ。
ブーツには、先に
刃が仕込んである。
両腕のドレスの中に、
鉄甲 鎖帷子を
巻いており、
ドレスの両腕上に
4つの黒革ベルトを
巻いて固定。
首には、赤い革
チョーカー。
ドレスのお腹あたりに、
黒い鎖を2つ巻いてる。
右手にのみ、青紫の
革手袋してる。
また、常に、赤紫の
洋日傘を携帯。
日中でも、開いて
さしてる。
年齢は、不明だが
28歳で固定とされており、不老の儀により、
成長 老化しない。
武器は、
鉄扇と蛇腹が合体した
ロルフォムル。
バルディッシュ、
礫 暗器の指弾。
誕生日は、6月17日
AB型。両利きの
右利き
基本 主人公の
前だと 日本語を
話し、
語尾に、「〜ノゾ」
素性 経歴は不明。
好物は、アスパラガスと、デミグラスステーキ
203cm (怪物)
好きな植物 花 草などは、
クマガイソウ、
タムラソウ、フジアザミ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-02 15:37:24
3272文字
会話率:1%
ナマステー!
わたしカンデルもうしますよー。ネパールからドンブラコドンブラコ来ましたよ!
「だけれど僕は桃太郎じゃない」の人物紹介作ったよー、仕事はやーいよー!
章ごとに更新されてる作りですからねー、まだの人はネタバレですよ。
本編は(
裏)を読まなくてもわかる作り、ほろやさぁんの追憶体験できる作りですよ
だからねー、そんな(裏)とか「幕間」とか飛ばし読みするクロートさん向けにねー
(裏)もまとめておくですよー!
そしてねー
スピンオフ拾ってそれも載せますからねー!
カンデルすごいよねー!
※人物紹介
長期にわたる連載でしたので各章ごとに人物紹介を作っておりましたが、んま、ほぼリアルタイム読者向けの覚え書き
裏話や設定的なものが混ざっておりますので、読後の口直し程度にご賞味ください
※それ以降
は、本編から裏など(主人公視点以外)を摘出したものです
「あいつだけを楽しみたい!」というコアなファン向けです
※スピンオフ
当然ですが本編で出てきておりません
あと1話、ミスミ・スピンを書いたら閉じる予定です!
(※閉じました2021年11月9日、現在
もし「アイツのスピンが読みたい!」だとか「こういうヤツが読みたい!」だとかの要望があったら追記アップするかもしれませんwww)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-09 22:55:19
241084文字
会話率:23%
南アジア。ネパール。霊峰と呼ばれるマチャプチャレ。地球上最後の未踏峰であったが踏破された。西暦2063年。地球上の冒険家達が目指す地上の未踏地は無くなった。「冒険をするならどこへ行けば良いのだ!」と自分の好奇心を満たしてくれる場所は無い。
キャサリーヌ・アエル・ハミルトンは、アメリカ合衆国ミシガン州スターリングハイツで父が経営するスポーツジムでインストラクターをしていた。そのジムの経営は傾き資金調達に足掻いていた。そんな彼女がスポンサーに巻き込まれた人生の断片を語る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 02:00:22
6579文字
会話率:24%
いつも雪をかぶっている高い山の中腹で、父親とヤギを飼っている若者が始めたさがしものの旅。困ったことに本人も何を探しているのかよくわかっていません。「知らないことをもっと知りたい」と思っていたようで、世界を半周くらいして見つけたのは、自分とい
うものだったのかもしれません。
彼の旅はきっと、自分探し、自分の人生探しの旅だったのでしょう。
ー対象年齢 小学校中高学年
* 冬の童話2021参加作品です。
** ネパール国をベースにして書いていますが、史実ではありません。ヒマラヤ山脈にある架空の国の話と思っていただけると嬉しいです。フィクションです。
*** このロックダウンを支えてくれているグルカ部隊と退役後も警備員として働く知人に感謝を込めて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-12 19:06:27
6520文字
会話率:34%
ネパール人高校生が公園の草刈りをしていると、かわいそうな羅刹と知り合いました。協力する事になりましたが、今度は神様がやってきて……ネパール東部の田舎町を舞台にした騒動の話です。
最初に神話や伝説が入り、その後に現代での話に移ります。
登場人
物はネパール人やインド人だけで、日本人を含む外国人は一人も出てきません。ラブコメ要素もかなり低めで、血などの表現があります。
2から8部分までは神話と伝説という事で古文風の文体にしています。読みにくいと思いますので、読み飛ばして9部分から読んでくださっても構いません。
全71部分となります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 13:00:00
383727文字
会話率:36%
軌道エレベータの建設が、インド洋で始まった時代でも、ネパールでは停電や燃料不足が続いておりました。
ゴパル先生(実はただの助手)の研究では、冷蔵庫等を多く使うので、大変困った状況です。その打開策のために、ポカラへやってきましたが、ポカラ
はポカラで地域興しでの問題を抱えておりました。その問題解決の手伝いをする事にもなった、ゴパル先生のお話。
技術描写や状況説明が異常に詳細ですが、料理とワインの部分を除いて、『小説家、見てきたような嘘を書き』です。くれぐれも、そのまま信じ込まないようにしてくださいね。
全1133部分になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-13 15:00:00
2128113文字
会話率:37%
ドキュメンタリー風+恋愛要素。
インド人とウニ企画。
最終更新:2019-06-27 20:17:45
2751文字
会話率:34%
この作品は「ウニとインド人」か「インド人とウニ」企画参加作品です。まぁ、どっちがどっちでも構わないだろう?
ウニって、あのトゲトゲって脚だと思っているだろ? ……まぁその通りなんだが。
最終更新:2019-06-26 01:49:34
1612文字
会話率:4%
昔インド、ネパールを放浪してた時の記録です。
ほぼノンフィクションです。
続きも書くかもね、それは読んでる人のリアクションしだいかなー
読みたいという人がいれば書きます。まーほぼノンフィクションだけどね。
最終更新:2018-03-29 15:43:16
6216文字
会話率:20%
下北沢で海外の尋ね人専門の探偵事務所を営む時枝駿(ときえだ・しゅん)。最近ハマっているカレーランチの縁が引き寄せたか、カレーをこよなく愛すぽっちゃり系アラサー女性・枯井薫(かれい・かおる)から、彼女が追い求める運命のカレー王子を探し出して
欲しいと依頼を受ける。多分に漏れず、依頼にあぶれている時枝は、枯井薫と共に、東京全土を股にかけた世界カレー巡りをして意中の王子を探すのだったが… 行く先、行く先、カレーはそこそこ旨いが、王子はなかなか見つからない。ところが… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-14 00:00:00
29782文字
会話率:35%
観測史上最大の台風襲来の夜、神田龍一(かみたりゅういち)が、神の島、宮島で出会った男は、日本の歴史を変えようとしていた。その謎の男に導かれるように、70年代に広島で青春を送った若者達は、時空を超えた運命を共にする。舞台は、宮島、富士山、バン
コク、チェンマイ、ビルマ、台湾、中国、ネパールへと移り、ついに閉ざされた歴史の闇を掴みだす。日本歴史と現代アジア史を背景にした驚愕のピカレスクロマンミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-08 14:27:58
199436文字
会話率:20%
近未来、科学の発展によって秘境は刈り尽くされていた。
そんな時代にネパールの地上最後の冒険家は、地球から飛び出し己の五体と心で『あそこ』を目差し、今日も登る。
最終更新:2010-12-09 23:59:35
9451文字
会話率:15%
近未来、科学の発展によって秘境は刈り尽くされていた。
そんな時代にネパールの地上最後の冒険家は、地球から飛び出し己の五体と心で『あそこ』を目差し、今日も登る。
最終更新:2010-08-18 19:34:44
8397文字
会話率:13%