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長江の向こうは、異民族のるつぼと化した。
三国志の時代から下ること二百年。中原には異民族が割拠し、漢族は呉の地への退去を余儀なくされていた。捲土重来を期し、幾度もの北伐の軍が起こるも、はかばかしい成果が上がることはなかっ
た。
そのような中を這いあがってきた男がいた。男の名は、寄奴。のちの南朝宋の建国者、劉裕である。
寄奴には、かれを陰に日向に支えてきた一人の男がいた。この物語は、その男――丁旿を介し、語られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 18:00:00
405477文字
会話率:34%
南北朝時代、北朝足利尊氏に圧迫された南朝後醍醐帝は、息子である皇子たちに「南朝に味方する勇者を探せ」と命じて全国に派遣した。一番幼い懐良(かねなが)親王は西へ向かい、九州へたどり着く。折しもそこでは菊池一族が敵のために窮地に立たされ、菊池武
光(きくちたけみつ)という異端児の活躍によって危地を脱していた。南朝救済の使命を負って都から来た美しい皇子。一方、野卑な育ちの中から這い上がったいくさの天才児たる武光。その二人が手を結んだ時、とてつもない挑戦が始まった。九州を統一し、さらに中央へ攻め登り、南北朝を統一する。すなわち、日本統一!美しい二人の若者がおよそ想像を絶する戦いの道へ踏み込んでいく時、想像を絶する危険や困難が次々に襲い掛かってくる。
二人はそれらの試練をかいくぐり、はるかな目的を達することができるのだろうか。
この作品は菊池市中央図書館の電子書籍に収録されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-22 10:35:49
286901文字
会話率:26%
南北朝時代、北朝足利尊氏に追い詰められた南朝後醍醐帝は、息子である皇子たちを日本全国に派遣した。南朝に味方する勇者を探すためだった。一番幼い懐良(かねなが)親王は西下し九州へ向かう。折しも九州では名族菊池氏が滅亡の危機に見舞われており、それ
をこつ然と現れた異端児菊池武光が救うという事態が起きていた。南朝へ味方する勇士を探してきた美しい懐良親王。地方豪族庶流末流の出ながらいくさの天才児菊池武光。この二人が結び合った時、壮大な挑戦が始まる。狙うは九州統一、皇統統一。すなわち、日本統一!それへひた走る二人の絆とは、友情だったのか、愛だったのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 04:26:29
15040文字
会話率:26%
福島県につたわるマイナーな民話「たまさすらひ物語」の私家版現代語訳です。
南北朝時代の武将の「たま」がクマに奪われたことから物語が始まります。
クマ、姫、飼い犬のあいだをつぎつぎと変遷する「タマ」たまによって翻弄される人々のお話をコミカルに
語ります。
原文の性質上、性的描写や残酷描写がありますが、基本的にはハートフルな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-05 20:45:34
1448文字
会話率:37%
第3代足利将軍義満は、傍目には権勢の絶頂にあった。何一つままならぬことのないように見える彼にも、ままならぬことがないわけではない。己が元気な今は良い。だが、自分が死んだ後は・・・。どうしようもない不安にとらわれ、哀愁漂う彼がとった道とは?晩
年の義満の唯一ままならぬことにスポットを当てた短編作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-09 18:34:04
5468文字
会話率:34%
南条元忠。それは大坂冬の陣に露と消えた一人の戦国武将。
南北朝時代より歴史ある大名家、南条氏を継ぐも関ヶ原の戦いに敗れて浪人。
大坂の陣では御家再興を掲げて旧臣団を糾合し、大坂城へと入城。
真田信繁、後藤基次と言った面々の英雄譚に隠れた人
物ですが、
彼には彼なりの物語がありました。その一端に触れる最期の四日間を書いた一作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 20:35:44
6203文字
会話率:46%
南北朝時代から戦国時代の周防の国が舞台です。章ごとに語り手は変わります。
【綾の章】大内義興の時代(1495年)内藤家の幼い姫「アヤ」の平穏な毎日はある日一変する。
【露の章】アヤの姉姫視点。
【電の章】【泡の章】大内義興視点。
【妙の章】
多々良一族の物語。
【雪の章】(1352年)大内弘世は周防の国を統一するため鷲頭攻略を開始。内藤兄弟と戦う。
【嫗の章】石城山の物語。
【星の章】蓮月尼視点。
【涙の章】終章。
*この物語は史実を下敷きにしたフィクションです。登場人物は架空の人物もいます。
*当時、諱を日常的に使う習慣はありませんでしたが、分かりやすくするために一番知られている諱で統一しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 21:04:48
32477文字
会話率:17%
皇室に伝わる第四の神器【降天菊花】
その神器に選ばれた者は、世の理の全てを知る【全知の者】となると云われている。
平成から令和への歴史的な代替わりの裏で、南北朝時代に封印されたもう一つの皇室が蠢き出す。
その頃、博多の探偵・服部翔はラブホ
テルのクイーンサイズのベッドの上で、情事の後のまどろみの中、少年時代の夢を見ていた。
忍術を捨て、スケコマシとして生きる翔の前に現れた絶世の美女と幼い兄妹が語る衝撃の真実。
歴史に埋もれた忍術が再び花開く時、【降天菊花】を巡って血を血で洗う忍者バトルが開戦する。
勝つのは風魔か甲賀かそれとも伊賀か。
そして、【降天菊花】に選ばれる者の資格とは?
※1話辺り2千文字前後・80話・18万文字程度で完結予定です。
※猫シーン、食事シーン多めです。
※ミッドナイトノベルズに掲載中のものからR18要素を省いて掲載しています。
<カクヨム先行連載中>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-11 17:11:20
186819文字
会話率:46%
約660年間の永きに亘り続いていた「斎王」の制度が廃絶された南北朝時代。熱き想いを胸に戦乱の時代を懸命に生きた英雄たち。その歴史の裏で繰り広げられる「三種の神器」「月の珠」「清らかな姫」の争奪戦!凄惨な時代を駆け抜けた若き武将たちの魂の声が
時に刻まれ、聴こえて来る…
尚、この時代小説は、現代ファンタジー小説「PURIFICATION」の作中作であり「PURIFICATION」の主人公である新人女優の大神結子が手にする映画台本の内容を短編小説にしたものです。よって本編と連動しているセリフ等もございますので、両方の小説を読み進めていただくことにより作品の世界観をより深くご堪能いただけるかと存じます。それでは、どうぞお楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-09 21:14:18
12886文字
会話率:29%
建武三年、冬。
足利直義は書状を片手に、兄の屋敷を訪った。
建武式目を世に出すためである。
それだけではない、かもしれなかった。
考えがまとまらない時は兄を訪う。
いつからか自然と、そうなっていた。
最終更新:2019-11-09 21:01:21
2059文字
会話率:37%
元神霊は暴れ倒した家族思いの神様、時に大蛇をやっつけたヒーロー、時に泣きわめくガキ大将、時に暴君(;^ω^)
そんな分かつ御霊のツインソウルが現代に転生して出逢う物語!
直前では南北朝の戦乱の時を過ごし
668年の時を経て再び千本桜の
花びらをこの手に掴む!
今解き放たれる、時空を超えるファンタジー。
今、あなたはどこにいますか?
~今ここに、かねておもえば千桜、指折りかぞへし亡き数を、散りし花びらともに弔わん
時空を超えて再会した行正とみぃ、二人に託された星の記憶。
惑星際差が一巡したこの星の今に ひ と はどんな記憶を刻んでいくのだろうか。
スフィンクスが遠き東の空を見つめ、その東の大地で産声を上げる御霊達。
直近の転生では南北朝を経験し、儚く散ったさくらの花びらを今この手に握り弔う為に再び花を咲かせよう。
僕らの未来にもう涕はいらない
そして生まれ来る水の神様の分かつ御霊はこの星に何を語るのか
長きに眠りし古代からの大切なメッセージが今解き明かされる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 23:39:57
714文字
会話率:0%
英次はある嵐の夜、義兄の夢を見た。その日を界に、10代の頃に追い続けていた夢を再び思い出し、北に生息する光り輝く美しいフォックスを探し始める。フォックスをめぐって、英次の周囲では、今まで封印していた過去が次々とよみがえり、二度と会うことはな
いと思っていた義兄と向き合うことで、フォックスへの情熱を強く取り戻していく。音楽・スピリチュアル・歴史・政治の要素を盛り込んだ、大人ファンタジーです。
(「カクヨム」にも投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-10 18:00:00
78795文字
会話率:58%
南北朝時代。金ヶ崎城に追い込まれた新田義貞。彼らを包囲する足利軍。両者が共に出会った謎の軍団は、湊川で戦死したはずの楠木正成が率いていた。原因を探る高師直に佐々木道誉がささやく、朝廷の秘儀とは…。
最終更新:2018-10-22 23:34:55
15071文字
会話率:44%
変若水――絶大な力と永遠の命を与える秘薬、と噂される謎の液体。「あれは魔物にございます…」上皇に問われるまま、「私」は変若水によって引き起こされた悲劇の数々を語り出す。政治抗争の裏に隠された、おぞましい闇が蘇る…
※この小説は、実在の人物
や事件を基にしておりますが、フィクションです。ご了承ください。間違ってもこの小説で歴史を学ぶなんて無謀なことはしないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-03 23:27:22
18669文字
会話率:23%
稀代の婆娑羅大名、佐々木道誉は老年にしてかの男を思い出す。全くもって理解のできぬ、遠い昔に死んだあの男を。
最終更新:2017-10-12 20:28:33
3932文字
会話率:43%
大晦日、ある神社で行われる神楽がある。そこで振るわれる太刀には意志が宿っていた。
平成の今、その刀には顔が無い。名も、刀である意味も失われた。
現代に始まり、南北朝時代、室町、昭和二十年の夏、そして現代。ある刀の精と主であった男の不器用でま
っすぐな愛情。その子孫と受け継がれた神楽の正体。
携わる職人、担い手、刀そのものに宿った意志、それぞれの視点から辿られ明かされる真実とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-22 01:57:23
91116文字
会話率:26%
南北朝時代。
足利尊氏(あしかがたかうじ)と新田義貞(にったよしさだ)が天下を争う戦乱の時代。
新田の家臣、塩治(えんや)判官高貞は足利軍に敗れ、降伏。
塩治は足利に奪われた新田の家宝を返してもらうかわりに、新田の愛人・勾当内侍(こうとうの
ないし)を差し出すことにした。
天下の美女を手にいれた尊氏の弟、直義(ただよし)は塩治に心を許し、兄・尊氏を斃す謀反の企みを明かし、仲間に引き入れようとする。一方、足利の重臣、高師直(こうのもろのお)は…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-02 00:49:43
5943文字
会話率:38%
時代は室町、南北朝が合一した後。
奥州で起きた悲しい出来事。
浪岡北畠昔話。
青森津軽はマンジの國 『 MANJI nation 』
津軽のカッコいいものや素敵なものを発信する。
TaLOCK様の御活動を応援しています。
どうぞご検
索あれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-21 06:00:00
25287文字
会話率:28%
後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒して親政を始めてから、一年も経たない内に、人々の間には不満が高まり始めていた。足利尊氏は、天皇と、不満を持つ武士達との間で苦悩する。南北朝時代の始まり。
最終更新:2015-12-02 19:24:21
3078文字
会話率:48%
「忍びとは、魍魎が如き、非ず人の畜生なり」
二朝が並び立つ時代。九州は北都帝と足利将軍を奉ずる探題方と、南都帝奉ずる宮方とで二分され、激しい対立の最中にあった。だが、時は宮方有利に運び、存亡の危機に立った探題方は、浮羽国の忍び〔名人〕と
渾名される柏原三無に起死回生の一策を託す。無息・無音・無臭という、完全に氣を消滅する術を駆使し、三無は闇を駆ける!
<本作は、カクヨムでも掲載しています>
※この物語は、「巷説江戸演義」と題した筑前筑後オリジナル作品企画の作品群です。史実を土台にしていますが、フィクションですので「異世界ファンタジー」として読んでいただければ幸いです。また、作中には実際の地名が登場しますが、実在のものとは違いますので、予めご注意ください。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-05 15:31:39
21672文字
会話率:38%
宇都宮氏との戦いの前夜、関東の主、鎌倉府君足利基氏は、密かに笙を手にしていた。
合戦を前に、演奏はためらわれたため、音無しの曲を奏でる。また、伝授を許された秘曲「荒序」を、家臣にして笙友の高坂氏重とともに合する。
基氏は常に血と裏
切りの中に身を置いた。幼いころの父と叔父の擾乱に始まり、自らも義兄や忠臣を滅ぼしてきた。
殺し合いに飽くことのない武士の性を厭いつつも、その運命に抗えぬ基氏は曲に己れの思いを込める。笙の音に秘められた主の諦念を知るのは氏重だけであったが、若くして病に倒れた基氏の死後間もなく、彼もまた自城を攻められ滅びるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-01 22:03:02
3291文字
会話率:11%
現代日本とほぼ同じ『日本皇国』の氷護県笹山市には『堕ちた皇族』として南北朝時代に敗れた一族が住んでいた。未だに苗字は無いが豪華な屋敷に住む二人の姉妹、輝耶と煌耶。そして堕ちた皇族を影から守っていた一族、影守家の雅は幼馴染として平和に生きて
きた。もう一人の幼馴染は七津守雷蔵。しかし、性同一性障害ゆえ、見た目は輝耶以上に美少女。名前も雷、アズマと変更していた。
そんな雅とお姫様達の平和っぽい日々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-20 23:40:43
101828文字
会話率:52%