飯山九音には花音という双子の姉がいる。放課後に河川敷でヴァイオリンの練習をするのが日課の花音は、ある日見知らぬキャラクターのアクリルキーホルダーを持ち帰ってきて、そのキャラがいたく気に入った様子だった。通りすがりの男性からもらったというその
アクキーのキャラを調べた結果、無名絵師のオリジナルキャラクターであることが判明した。毎日多くの時間を費やしてイラストを世に送り出し地道にフォロワーを集めてきた九音にとって、その無名絵師の消極的な活動姿勢は苛立ちを覚えるものだった。
秋谷大河には大洋という双子の弟がいる。ある日大洋は通りすがりの少女にアクキーをあげてしまったからもう一つ欲しいと、制作者である大河に言ってきた。その後日、大河は自分のアクキーがSNSでバズっている様子を見つけて困惑することになる。
これは価値観を異にする二人の絵師と、それぞれの双子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 07:10:00
96173文字
会話率:61%
思いがけない切っ掛けで高校の吹奏楽部でコントラバスを弾くことになった長身の少女、江崎千鶴。
その千鶴の中学時代からの親友で吹奏楽部でフルートを吹く少女、小阪未乃梨。
そして、千鶴に興味を持つ艷やかな長い黒髪の大人びた少女。
ディスコードと
は時に音楽を鮮やかに描き、時に聴く者の耳を惹き付けるクライマックスを呼ぶ、欠くべからざる「不協和音」のこと。
これは、吹奏楽部を切っ掛けに音楽に触れていく少女たちの、鮮烈な「ディスコード」に彩られた女の子同士の恋と音楽を描く物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 01:46:54
234397文字
会話率:43%
金木犀(キンモクセイ)の香りから逃げた帰り道、ストリートピアノを弾く『あの人』と出会った……。
ドビュッシーの『月の光』がきらめく、10月の宵のおはなし。
最終更新:2023-11-06 22:34:16
15714文字
会話率:15%
プロを目指していた母親の影響で、小学3年生からトランペットを始めた高城沙織。中学の吹奏楽部では、コンクールで良い成績を収めることに固執していたが、ある出会いから、「音楽の本当の素晴らしさとは何か?」を自問するようになる。その「気づき」を与え
てくれた少女、西条茉莉奈の後を追い、吹奏楽部としては中堅の女子校へ進学した沙織を待っていた、波乱の吹奏楽部生活とは?
同級生や上級生、他校生徒との、様々な出会いや、恋愛感情に翻弄されながら、「音楽の本当の素晴らしさ」を見つけるために、沙織は、今日もトランペットを吹き続ける。
*この作品は「Pixiv」にも掲載しています。→https://www.pixiv.net/novel/series/10312186折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 19:56:37
338918文字
会話率:37%
夜中。ショウタはクラシック音楽をかけ、一人、部屋でくつろいでいた。
ご機嫌な鼻歌が部屋に舞い、程良い眠気を誘う。
と、その時。
ノックの音がした。
最終更新:2023-06-20 11:00:00
2135文字
会話率:28%
ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデルの生涯を下地にした。18世紀のロマンを主軸にした小説。
史実と妄想を織り交ぜた、ヘンデルへの賛歌です。少なからず、色々な知識を得れると思います。
まだ、草稿=息抜き小説のため、あらすじ後々に書こうと思いま
す。
18世紀の音楽が楽しくなる様に聴きたくなる様なワクワクのある作品にしたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 16:28:59
10662文字
会話率:20%
主にフランス印象派のクラシック音楽をBGMに朗読することを前提にして書いた短いお話です
最終更新:2023-05-22 00:31:32
1652文字
会話率:75%
仕事の関係で彼女と疎遠になり、関係が自然消滅した優磨は、一人、アマチュアチェリストとして音楽活動にのめり込んでいた。
そんなとき、10年ぶりに偶然再会した元カノは、屈託がなく、あれこれ話してくれた。
ワインバーでふと流れたブラームスの
交響曲第3番を聞いた優磨は、元カノのなにげない言葉を思い出した。
「ねえ。ブラ3ってさあ……」
その言葉は、回りまわって、彼に人生の転機をもたらした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 15:29:32
4771文字
会話率:38%
夕暮三時、俺達は純喫茶を訪れた。
流れ落ちるアップテンポなクラシック。
そうして始まるクラシックな人生観。
G線上のアリアは薔薇色。
フーガト短調は禁欲。
鎮魂歌はグラズノフのバルカローレでお願いするわ。
注意事項1
起承転結はありませ
ん。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
私の好きな曲をギチギチに詰め込んだ話。
バルカローレ以外は、有名所なので、馴染み深いかと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 22:25:28
990文字
会話率:53%
国際ショパンコンクール日本人初優勝。若手ピアニストの頂点に立った斎藤奏。世界中でリサイタルに呼ばれ,ワールドツアーの移動中の飛行機で突如事故に遭い墜落し死亡した。はずだった。目覚めるとそこは知らない場所で知らない土地だった。夢なのか? 現
実なのか? 右手には相棒のヴァイオリンケースとヴァイオリンが……
知らない生物に追いかけられ見たこともない人に助けられる。命の恩人達に俺はお礼として音楽を奏でた。この世界では俺が奏でる楽器も音楽も知らないようだった。俺の音楽に引き寄せられ現れたのは伝説の生物黒竜。俺は突然黒竜と契約を交わす事に。黒竜と行動を共にし,街へと到着する。
街のとある酒場の端っこになんと,ピアノを見つける。聞くと伝説の冒険者が残した遺物だという。俺はピアノの存在を知らない世界でピアノを演奏をする。久々に弾いたピアノの音に俺は魂が震えた。異世界✖クラシック音楽という異色の冒険物語が今始まる。
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この作品は,カクヨム,アルファポリスのサイトにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 19:11:02
83816文字
会話率:69%
都会の喧騒を逃れるように、金融エリートの鈴木が京急快特に乗り込む。窓の外の景色と心に流れるクラシック音楽が、彼の心の奥底にある葛藤を照らし出す。夕暮れ時の電車とクラシックが紡ぐ物語は、静謐な孤高感に満ちている。
最終更新:2023-05-03 18:59:25
1066文字
会話率:10%
某県某所。
進学校として名高い愛ノ瀬高校に『家から近い』という単純な理由で入学した古倉匠人(こくらたくと)は、大のクラシックマニア(クラヲタ)である。
然し、とある事情で貧乏学生として生活している匠人は、MP3プレイヤーやiPodなど
当然持っておらず、唯一使えるのは親から貰った使い古しのMDウォークマンと、百均で買ったちゃちなイヤホンだけ。
友達も作らず、代わり映えの無い毎日をクラシック音楽で満たす匠人が、ある日ふと見つけた部活【オーディオ部】。
おそるおそる中を覗くと、そこには憧れの高級ヘッドホン【STAX】を装着してアニソンを聴く女の子の姿があった。
ーーアニソンなんて煩くてくだらないと思っている匠人と、クラシックなんて退屈でつまらないと思ってる女の子。
喧嘩しつつも、段々とお互いの好きな音楽ジャンルに理解を深めていく2人。
そこにオーディオ部の個性豊かな面々も加わって、オーディオヲタ・クラシックヲタ・アニソンヲタetcが歓喜する新感覚ラブコメ……になる予定の物語です。
※誤字・脱字・意見・要望・アドバイスなどございましたら、お気軽にレビューして下さい。
検索↓
stax/クラシック/アニソン/オーディオ/学園/恋愛/ラブコメ/友情/青春/お嬢様/アイドル/耳栓/100均←便利。
♢♢♢♢♢
※STAX(スタックス)は1960年に世界初となるコンデンサー型ヘッドフォン(イヤースピーカー)の製品化した、日本の音響機器メーカーさんです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 17:20:01
2188文字
会話率:30%
『青いトンネルの向こうには~天に届く音色~』のヒロイン早坂蒔絵の視点から見た小説となります。あらすじは同じものとなりますが、蒔絵の感情がより濃く描かれています。補完的要素が強い作品となっております。
【あらすじ】
フェリーに乗って荻島に
やってきた少女・早坂蒔絵(18)は毎年、島に来ては岩の上に立ち続ける。
そんな蒔絵に危険だからと、荻島ダイビングセンターで手伝いをする松田佑斗がライフジャケットを届ける。だが、その直後に2人は岩から海に転落してしまう。そんな出会いをきっかけに蒔絵は荻島ダイビングセンターのオーナー、琴子、佑斗と関わることとなる。彼女は荻島ダイビングセンターの毎日、荻島の海から自分の進むべき道を見つけて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 05:00:00
22943文字
会話率:37%
佑斗はフェリーに乗っては、叔父が経営する荻島ダイビングセンターの手伝いをする大学生。
ある日、エンドロープの整備を手伝い、水面に顔を出すと、岩の上に立つ女の子を見かける。
謎の行動をする18歳の早坂蒔絵に荻島ダイビングセンターは巻き込まれ
ていく。
潮流激しい『身丈岩』における命の危機、そして『青いトンネル』の謎。
全てが明らかになる時、天まで届く音色が荻島を包む折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 06:00:00
23260文字
会話率:48%
蒲生夏惟は、音大附属高のしがない雇われピアノ講師。
指導にさしたる情熱もなく、ただなんとなく毎日を過ごしていた。
そんなときピアノ専攻の新入生として入学してきた藤森結。
ヴァイオリニストである結は、音楽の神様に愛された子どもだった。
結曰く
「ど下手くそ」な演奏を、講師特権で密かに満喫していたが、ある日学生時代からの親友吉井梓に「わたしはお前の音を知っている」と、ふいに言われ……。
かつて天才ピアニストと謳われた夏惟は「俺の音」の在る「あちら側」へと足を踏み入れる……。
クラシック音楽学園ものシリーズ、「アマデウス」番外編です。
主人公結の担当講師蒲生夏惟のエピソード。
文学フリマ東京35にて「アマデウス総集編1~3」を販売します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-07 19:26:17
11837文字
会話率:43%
「ローレリア! 私はお前に婚約破棄を命ずる!」
キラキラと輝くシャンデリアが照らすのは絢爛豪華な舞踏会会場、優雅なクラシック音楽や舌を唸らせる料理で楽しい一時を過ごしていた時間はこの国の王太子ディルイアの鶴の一声により静まり返った。
ロ
ーレリアは王太子の取り巻きに囲まれて断罪される。断罪される中で彼女がとった行動は王太子達を動揺させるものだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 00:50:03
25761文字
会話率:69%
念願の夢だった❝クラシック音楽研究❞を叶えられそうになった時,過労死により其の夢が絶たれてしまった1人の少女が居た.
だが,亡くなったと同時に異世界に導かれ,謎の音楽系団体❝異世界音楽協会❞に出会い❝新たな自分❞&❝音楽家さん達と
の友情❞を深めて行く物語.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 00:53:24
3977文字
会話率:92%
藤奏調(ふじそうしらべ)は、音楽が好きな高校二年生の男子。
ヴィオラというマイナー楽器が趣味だけれど、ネット上では、大人気VTuber集団『ファントムナイツ』の楽曲制作を一手に引き受ける超有名クリエイター、『メロ』として活躍中だ。
幼馴
染との失恋の傷みを音楽で忘れようとする中、調は同い年の美少女ヴァイオリニスト、月島美音(つきしまみおん)と出会う。
共に音楽を愛する二人。
弦楽四重奏(カルテット)活動で一緒に曲を練習する中、二人の仲はだんだんと近付いていって……。
音楽が流れる青春恋愛劇、開幕。
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(作者注)
この作品は、拙作「『ざまぁ』される俺たちにも救済を!」のスピンオフとなります。
本編を未読でも全く問題ありませんが、同作の第4章に当たる部分の、いわばIFストーリーとなります。
全24話、8万字程度の中編です。
>本編既読の方へ
表現や文章にかなりの重複があること、ご了承ください。本編との違いをお楽しみいただければ幸いです。
>本編未読の方へ
本編はメタファンタジーのような作品で、本作品とは毛色が全く異なりますが、興味があれば是非、本編の方にも足をお運びください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 21:00:00
81237文字
会話率:47%
今テレビをつければ、我が国のエンタテーンメント界はHollywood 文化の落とし子、曲顔の天下だ。義理にもいいとは評し難い女が綺麗で通っている。
遠くこれにつらなる、三十四年前にあった事件。関係者に好奇の目が集まるのを憂慮した公権力
は、当時介入をためらった。
ではしばらく、代表的な日本美人 鎌田滋子の青春時代 — 1980年代前半 — を振りかえることで、和様美の神秘に触れてみよう。 ..... 編者記 (ブラウザによって、目次等の表示され方に狂いが出るようです。なおまた、こちらは『遺書』のみの掲載ですが、Firefoxやスマートフォン等へは原文にある強調アンダーラインが正しく反映されます → http://taskey.me/stories/c06696465b8cdce78c48?lang=jp)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 12:25:07
236001文字
会話率:7%
1982年、今から四十年前の11月26日。
前代未聞といってよい事件を起こした天才青年 Raymond Kobayashi。
婚約者の一生を棒にふらす怪我を負わせながら、被害者方に好奇の目が注がれる事態を憂慮した警視庁が介入を見合わ
せたため、報道されなかったのみならず、Kobayashiは傷害の罪さえ免れた。
犯行に至るまでの異常な心理を記した、彼の遺書を見る。
〔 こちらのサイトではイタリック対応です → http://taskey.me/stories/c06696465b8cdce78c48?lang=jp 〕
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-24 09:20:18
30879文字
会話率:0%
彩李(あいり)は日本の音楽大学卒業後、ドイツに留学しコレペティトア(伴奏ピアニスト)となるために学び帰国。現在は音楽大学のピアノ科講師をしている。
ある日の朝、彩李(あいり)は耳の不調に見舞われる。紹介された病院で、高校時代の同級生の碧(み
どり)と再会する。碧は医者になっていた。
高校1年生の時のクラスメイトだったふたりは、時折話しをする関係だったが、ある出来事がきっかけとなり、それ以降は話さないまま卒業をむかえてしまう。
彩李(あいり)と碧(みどり)のピアノがつなぐ恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 16:16:57
92914文字
会話率:30%
クリスマスイブの日に二学期の終業式を迎えた、堺市立土居川小学校。
その音楽室を舞台に、二人の少女が己の夢を語り合った。
一人はピアニストを志望し、もう一人は軍人を志す。
これから歩む道は別々ではあるが、友の将来を応援する思いは同じだった。
ピアニスト志望の少女が親友の夢を祝福する時、シューベルトの「軍隊行進曲」が軽やかに鳴り響く…
※ 本作品は、アンリ様御主催の「クリスマスプレゼント企画」の参加作品で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 06:20:04
4589文字
会話率:28%
サイレント時代の曰く付きのホラー邦画と、奏者を破滅させる呪いの組曲。
危険と知りつつ奏でるのは、芸術に殉じる表現者の本能なのか?
アナログレコードに針が落とされる時、忌まわしき組曲が少女の背筋を凍てつかせる…
※本作品は、黒森 冬炎様御主催
の「ソフトクリーム&ロボ~螺旋企画~」参加作品で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 11:43:47
6795文字
会話率:22%
音大時代からの友人である、ヴァイオリニストとピアニスト。
同じ夢を共有して、互いに高め合った音楽家同士の友情。
※ 本作品は、家紋武範様主催の「夢幻企画」参加作品です。
最終更新:2021-01-31 17:18:01
2582文字
会話率:24%