時は応仁の乱の世。長引く戦乱で世の中は疲弊していた。
幕府申次衆・伊勢盛定の息子、伊勢新九郎(後の北条早雲)は、父の命で伯耆国に来ていた。峠を越える際に、新九郎は不思議な行者と出会う。その行者を追う三人の男は、目の前で飛蝗(ばった)の化物へ
と変化し、行者に襲いかかった。変化する男たちの謎は、応仁の乱の原因へとつながっていく……
剣術・陰流創始者である愛洲移香斎と、若き日の宝条早雲(伊勢新九郎)を主役にした伝奇ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 18:40:00
130635文字
会話率:47%
先の大戦でロシア帝国とイングランド王国との連合でフランス=オスマン同盟に挑み、敗北し、植民地を失った神聖ローマ帝国は、強硬派として知られる、フランデンブルク辺境伯にして皇太子、ヴィルヘルムを新皇帝に選ぶ。
その一方で、大戦後にローマ植民地を
奪還し、経済成長により列強となった東アジア諸国への脅威論は帝国内で日に日に高まる。
果たして新皇帝は帝国をどこへ導くのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 21:43:44
12975文字
会話率:9%
突然失踪した恋人美穂を追って、美穂の故郷を訪れた大輔。そこは歴史に埋もれた山陰の秘境、須佐之男命が八岐大蛇の血を洗ったという言い伝えのある尾呂血湖畔に広がる閉ざされた村だった。美穂は湖に身を投げて自殺したと村人に告げられるも信じられず、独自
の捜索を開始する。村に残る数々の不気味な風習。やがて、国家の中枢を揺るがすような新事実が明らかになってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 15:00:03
52836文字
会話率:43%
突然失踪した恋人美穂を追って、美穂の故郷を訪れた大輔。そこは歴史に埋もれた山陰の秘境、須佐之男命が八岐大蛇の血を洗ったという言い伝えのある尾呂血湖畔に広がる閉ざされた村だった。美穂は湖に身を投げて自殺したと村人に告げられるも信じられず、独自
の捜索を開始する。村に残る数々の不気味な風習。やがて、国家の中枢を揺るがすような新事実が明らかになってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 14:57:33
66027文字
会話率:51%
突然失踪した恋人美穂を追って、美穂の故郷を訪れた大輔。そこは歴史に埋もれた山陰の秘境、須佐之男命が八岐大蛇の血を洗ったという言い伝えのある尾呂血湖畔に広がる閉ざされた村だった。美穂は湖に身を投げて自殺したと村人に告げられるも信じられず、独自
の捜索を開始する。村に残る数々の不気味な風習。やがて、国家の中枢を揺るがすような新事実が明らかになってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 14:52:00
53403文字
会話率:47%
戦国乱世において、東伯耆の国(現在の鳥取県中部湯梨浜町)の河村郡松ヶ崎城にて生を受け、久米郡岩倉城主として兄南条伯耆守元続を支え、毛利と織田の勢力抗争の中でも領国を守り抜き、六十四年の生涯を善く生きた。
秀吉の朝鮮出兵では、南条勢千五百
の兵と共に朝鮮に渡海し、加藤清正の危機を救った。
関ヶ原の戦いでは、攻め寄せる肥後熊本の加藤清正の軍勢から、小西家宇土城を守り抜く。
その後は、旧友加藤清正に乞われ、加藤家の客将として知行六千石で迎えられた。
二人の間には、「徳川政権から、豊臣秀頼を守る」密約で固く結ばれていた。
清正の遺言で、秀頼の守護を託された南条元清は、出家し名を南条元宅と改め、開戦まじかの大坂城に出向くため上京するが、道中でにわかに発病し、京都で療養の甲斐なく生涯を終えた。
困難な時代背景の中で、元清の生涯を通じて郷土愛、兄弟・家族愛を全うした生き方には、今でも学ぶべき事が多い。戦国時代の狂乱の中でも、私利私欲に溺れる事も無く、自身を抑制し、時代に翻弄されることも無く、晩年を汚す事もなかった。東伯耆三郡の領主として統治した期間は短かったが、羽衣の里(湯梨浜町東郷湖周辺)の情景を想うたび、故郷に帰還できなかった寂しさを心に秘めたまま、京都で生涯を終えた事を想うと心が痛む。戦国乱世を生抜いた、東伯耆武将南条元清の生涯を通じて、その生き方に現代でも学ぶ事は多い。そこには、郷里を守ろうと必死に生きた多くの武将の姿があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 18:26:59
246842文字
会話率:31%
関ケ原の大戦で東伯耆(鳥取県湯梨浜町)を領国として統治した十代南条中務大夫元忠は流浪した。
叔父の南条左衛門尉元清は、肥後熊本で旧友加藤清正に六千石で客将に迎えられ宇土城代として仕えた。
元清には、父南条家八代城主備後守宗元が密かに隠
した「南条家存亡の危機に備えた軍資金」の行方が気になった。兄九代城主南条伯耆守元続・舎弟南条右衛門尉元秋と一緒に宗元の遺言で聞いた「南条家再興の軍資金」について今は亡き兄弟に変わって自身が南条家再興のための動きを意識するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-07 10:32:19
2744文字
会話率:0%
黒田官兵衛と蜂須賀小六が毛利氏との領土交渉の最中に愉しみにしていたであろう、地元の名物料理を味わうお話。創作です。twitter,instagramにも投稿しています。
最終更新:2023-02-19 23:00:00
1149文字
会話率:52%
草薙剣の行方とその真贋にかかわる物語
最終更新:2022-01-25 17:00:00
30048文字
会話率:38%
ほぼ軟禁といっても過言ではない生活をおくっていた「アリス」ある日、書庫で見つけた本をきっかけに彼女は悪魔と契約してしまう。それは彼女にとって望んでいた自由、それは彼女にとって望んでいた冒険である。代償は恐ろしいとわかっているそれでも彼女は後
悔はしなかった──。
そんな、彼女「アリス」と契約した悪魔「アイニ」が冒険するダークファンタジー小説。
※この作品は不思議の国のアリスを含め数多くの童話や民話をモチーフにした作品となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 13:00:00
88080文字
会話率:36%
古代伯耆国。
国1番の美女と噂されるイヅモ族のアサギは、ヤマト族の皇子から縁談を申し込まれた。
顔を見たこともない相手の元へ強制的に嫁ぐことになったため、恋心もなにもあったものではない。
会話を重ね、アサギは皇子に惹かれ始めていることに気付
く。
子供も授かり、幸せに暮らしていけるかと思いきや、頭領の命令で幼馴染みが皇子の側室になることに。
そして集落に出没する鬼を退治するため、皇子は旅立ってしまう。
※ この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 13:23:17
122815文字
会話率:30%
___とある時代の人間界、人々は光と影の間を渡り歩いていた。
都会からは程よく離れた村の神社で神主の子として暮らしていた少年、神楽。その妹である笑美とともに仲睦まじく平和に過ごしていた。
日常は、いとも容易く壊れてしまうものなのだと、二人
は気付いていなかったのである。
神楽と笑美は、祠に封じられていた神さま、もとい妖狐に騙され、彼女を解き放ってしまった。
妖狐は村を焼き討ちにし、笑美を連れ去っていった。その出来事により両親は命を落とし、神楽は天涯孤独の身となってしまう。
「父と母が残してくれたものを守りたい」
その思いで焼け残った蔵で暮らし、そこにあった書物を読み耽るうちに、神楽は自分が妖払いを生業としていた一族の血を継いでいるということに気がつく。それは両親だけでなく、拐われた妹、笑美にも当てはまることだった。
まもなく、村の土地を売り払うため、亡くなった村長、明石の息子が蔵に乗り込んできた。慌てて逃げまとう中、ひょんなことから祠にあったいかにも怪しい隠し扉を開いてしまう。
その扉の向こうは、今昔大小様々な妖たちが集う『妖界』と呼ばれる世界だった。
そこで、父に世話になったという妖の情報屋、一反と出会う。妖狐の話を聞き、神楽は再び笑美を取り戻す決意を固める。
その一方で、妖界での生計を立てるために、一反の紹介で癒し処『双葉』という店で働くことになった。妖狐の一件で妖たちに嫌悪を抱きつつある神楽だったが、先輩妖の因幡や伯耆を始めとする癒し処の者たちは皆個性が強く、そんなことを考える暇もない。すれ違いや喧嘩をするうちに、神楽は癒し処の皆を慕うようになっていく。
___そんな平和な時間の奥で、影は光を喰らうべく動き始めていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 21:14:05
3059文字
会話率:36%
南条元忠。それは大坂冬の陣に露と消えた一人の戦国武将。
南北朝時代より歴史ある大名家、南条氏を継ぐも関ヶ原の戦いに敗れて浪人。
大坂の陣では御家再興を掲げて旧臣団を糾合し、大坂城へと入城。
真田信繁、後藤基次と言った面々の英雄譚に隠れた人
物ですが、
彼には彼なりの物語がありました。その一端に触れる最期の四日間を書いた一作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 20:35:44
6203文字
会話率:46%
魔法の類はあるものの、科学に押されすっかり傍流に収まってしまった西暦1922年の世界。未だに一部の国家では現象の正体を非科学に求めようとする機関が存在していた。いまや過去の存在となった陰陽師の溜まり場、大日本帝国舎密院非科学研究所、通称「
陰陽寮」もその一つである。
そんな折、英国近海で沈没したはずのドイツ帝国の戦艦が現れ、現地海軍と矛を交える事態が発生。科学では片づけられないとみた英国魔法省からの調査協力の依頼を受け、非科学研究所は腕利きの陰陽師や適当に選んだ科学者を訳ありの軍艦〈伯耆〉に乗せて欧州に送り出した。
その調査団に巻き込まれたのが天文台職員の鶴舞橘花女史。かたくなに非科学の類を排斥しようとする彼女だったが、どうもこの〈伯耆〉では分が悪い。天文知識を占星術に利用され、周りは大半が占いで動き、挙句の果てにこの艦の艦長が…「ヘンリエッテ」と名乗る、猫であった。
さて非科学的な存在の敵に対し、科学世紀に生きる彼らはどう対処するのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 02:00:00
113159文字
会話率:44%
幼くして両親を亡くした因幡(いなば)白兎(はくと)は、ある日トラックにひかれて死んでしまった。
しかし、神様に気に入られていた白兎は、密かに夢みていた異世界転生をさせてくれると言われる。嬉々としてそれを受け入れ、異世界転生を果たす。
チート
な能力を与えてくれると言われていたので色々と試してみると…ちょっとチートすぎるのでは?自分のステータスを見てみると、種族名が人間ではなく…神の子?
元の世界でバイトを掛け持ちして毎日遊ぶ暇もなく働いていたためか、自由気ままに生活を送ると宣言していたが、そのうち落ち着かなくなり…
勇者にも英雄にもならないと思っていたが、おせっかいな性格と人一倍の優しさ、そしてチートすぎる能力のおかげで騒がしくなりそうなハクトの異世界での生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-25 18:00:00
219923文字
会話率:60%
世界全土魔術を駆使した戦争が勃発する中、魔術連邦トルフェルレーヴが開発した生ける屍―カダヴルの前に戦争は絶望的終結を迎えようとしていた。
しかし連邦の次の狙いはまさかの小領土しか有していない魔法使いの集まる共和国ーノクトエスポワールであった
。
生ける屍として全身全霊を尽くして従軍していたアウグリーオ・ミラ大尉。
彼は魔法使いとの戦争でとある少女に出会う。
それが彼の信じていたすべてを壊していく・・・!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-03 23:16:53
620文字
会話率:12%
哲学科助教授であり研究者であるウィリアムは、あることをきっかけに≪人間が死ぬ瞬間≫に芸術性を見出す。
それからウィリアムは最も美しい死に方を求め、自殺扶助を開始した。
そんな彼を見るに耐えなくなった友人アンソニーは彼に“葬送師”という仕
事を勧める。
葬送師。
それはこの国では死刑執行人の別称であった。
※他サイトにて重複投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-19 21:07:29
60924文字
会話率:28%
多に並行して存在するパラレルとパラレルワールド。
それらの均衡を見守り、平穏を保ち続けるのを目的に立ち上げられた機関、SS.BMO。
その期間がある世界に突如、空間の歪みから一人の青年ーセキが迷い込んできた。
機関唯一の執行部隊第13部とセ
キの常識外れなファンタジーコメディ。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-26 17:35:25
107902文字
会話率:17%
高校3年生となった日に、伯耆 憶は【Memory】と名乗る一匹の鳩に出会う。
伯耆 憶は鳩をメロと名付け、メロの目的である【物語の記憶】集めを手伝う事になった。
記憶集めの道中で知り合う人々。
人との触れ合いを通じ――夢を持たなかった
憶は、自分の求める道を見つける事が出来るのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-23 17:00:00
39929文字
会話率:50%
異世界に迷い込んでしまった少年はわけもわからぬ内に山賊に捕まり奴隷として売られ過酷な日々を送る。数年後なんとか奴隷の境遇から抜け出した少年は自分を陥れた者たちへの復讐を胸に傭兵となりたくましく、楽しく生きていくお話。
※主人公の性格、言動は
過酷な環境で生き抜くために現代日本での倫理感、常識から多少逸脱しています。主人公は強いことは強いですが最強にはほど遠く戦闘で苦戦することも多々あります。主人公最強による爽快感をお求めの方には違和感があるかもしれません。また、拷問等若干のグロ描写もあります。苦手な方は注意してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-01 21:57:37
106087文字
会話率:26%
強すぎる腕力のため、日常生活にストレス(モノを壊さない、人を傷つけない)を感じている男が、気晴らしの山籠もりをしていたところ...謎の穴に落ちて異世界に。
主人公は強いですが、最強ではありません。一章は基本的にサバイバルと謎グルメです。
最終更新:2014-04-29 23:43:46
28952文字
会話率:12%
「自分が幸福だったなんて気づきもしませんでした。不運なんてものは、前触れもなく突然やって来て、そんなことを教えてくれるんですね」少し落ち着いてから太兵衛の女房は誰に言うともなく呟いた。
何を斬っているのだろうか?
ふいにそんな疑問が駒
吉の頭に浮かんだ。何故あの男の考えていることを覗こうとしたのだろうか。いや、覗こうとしたのではない。あの男の体が訴えているのだ。余りにも強い怒り、怨嗟、慨嘆が入り混じった目の光は底が無いほど暗かった。きっとあの男は、この世にある全てのものを斬ってしまいたいに違いない。
この世を怨んでいる。そして、自分自身さえも憎んでいる。
岡っ引きであった父親の後を継いだ文吉の前に、連続辻斬り犯があらわれる。辻斬りの目は世の中に対して、そして自分自身に憤りを感じている悲しい光を放っていた。文吉の幼馴染芸者の駒吉が自ら囮となって辻斬りを呼び寄せる。しかし、伯耆流抜刀術の使い手である吉川八左衛門の殺戮はだれにもとめられない。吉川八左衛門の前に立ったのは同じ長屋に住む手習い指南所の師匠、竹光を腰に差した数馬であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-18 08:22:14
47950文字
会話率:45%