「俺の生誕祭で、婚約者であるお前がファーストダンスの相手を拒むばかりか、そのように俺を避け、距離を取るとは────フローリア・バークリー、俺は今日この場で、お前との婚約を破棄する!」イヴリンド王国の王太子ジョゼフはそう宣言し、秘密の恋人であ
った男爵令嬢エヴァナの肩を抱き寄せた。
ダンスの直前に見てしまった、王太子ジョゼフと男爵令嬢エヴァナの爛れた関係。バークリー公爵家の長女フローリアの脳裏には過去のトラウマがよみがえり、どうしても王太子を受け入れることができなかった。
大広間に集う貴族たちと、誰よりも自分に厳しい父の視線が突き刺さる。フローリアは絶望した。
ところが────
「そうか。ではそちらの令嬢、俺が貰い受けよう」そう言って突如フロアの中央に進み出てきたのは、第三王子のクリストファーだった。王太子のフローリアに対する婚約破棄宣言に、絶世の美男子である第三王子の婚約宣言。場は騒然となり、フローリアはただ呆然とするしかなかった。
クリストファーにもフローリアを望む、とある事情があった。二人は互いの利と目的のための婚約、そしてその婚約期間を経ての白い結婚契約をひそかに結んだ。
ところが、二人にとって完璧な計画だったはずの白い結婚生活は、始まるやいなや終わりを迎えることとなり……。
互いに異性に対するトラウマを抱えた二人が、本当の夫婦となるために葛藤と奮闘を繰り返す、シリアスな事情ありの胸キュンラブストーリー(にしたい)です。
※いつもの何もかもファンタジー設定の物語です。
※ 本作はセンシティブな描写(性的な描写含む)がございます。ラブコメ感を出したいのですが、重い部分は重くなる予定です。
※この作品はアルファポリスにも投稿中です。カクヨムにも掲載予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 08:37:39
10764文字
会話率:30%
一夜の過ちだなんて思いたくない。私にとって彼とのあの夜は、人生で唯一の、最良の思い出なのだから。彼のおかげで、この子に会えた────
私、この子と生きていきますっ!!
シアーズ男爵家の末娘ティナレインは、男爵が隣国出身のメイドに手を
つけてできた娘だった。ティナレインは隣国の一部の者が持つ魔力(治癒術)を微力ながら持っており、そのため男爵夫人に一層疎まれ、男爵家後継ぎの兄と、世渡り上手で気の強い姉の下で、影薄く過ごしていた。
幼いティナレインは、優しい侯爵家の子息セシルと親しくなっていくが、息子がティナレインに入れ込みすぎていることを嫌う侯爵夫人は、シアーズ男爵夫人に苦言を呈す。侯爵夫人の機嫌を損ねることが怖い義母から強く叱られ、ティナレインはセシルとの接触を禁止されてしまう。
時を経て、貴族学園で再会する二人。忘れられなかったティナへの想いが燃え上がるセシルは猛アタックするが、ティナは自分の想いを封じ込めるように、セシルを避ける。
やがてティナレインは、とある商会の成金経営者と婚約させられることとなり、学園を中退。想い合いながらも会うことすら叶わなくなった二人だが、ある夜偶然の再会を果たす。
それから数ヶ月。結婚を目前に控えたティナレインは、隣国へと逃げる決意をした。自分のお腹に宿っていることに気付いた、大切な我が子を守るために。
けれど、名を偽り可愛い我が子の子育てをしながら懸命に生きていたティナレインと、彼女を諦めきれないセシルは、ある日運命的な再会を果たし────
生まれ育った屋敷で冷遇され続けた挙げ句、最低な成金ジジイと結婚させられそうになったヒロインが、我が子を守るために全てを捨てて新しい人生を切り拓いていこうと奮闘する物語です。
※いつもの完全オリジナルファンタジー世界の物語です。
※この作品はカクヨム、アルファポリスにも投稿予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 18:38:50
176555文字
会話率:46%
オールディス侯爵家の娘ティファナは、王太子の婚約者となるべく厳しい教育を耐え抜いてきたが、残念ながら王太子は別の令嬢との婚約が決まってしまった。
その後ティファナは、ヘイワード公爵家のラウルと婚約する。
しかし幼い頃からの顔見知りであ
るにも関わらず、馬が合わずになかなか親しくなれない二人。いつまでもよそよそしいラウルではあったが、それでもティファナは努力し、どうにかラウルとの距離を縮めていった。
ようやく婚約者らしくなれたと思ったものの、結婚式当日のラウルの様子がおかしい。ティファナに対して突然冷たい態度をとるそっけない彼に疑問を抱きつつも、式は滞りなく終了。しかしその夜、初夜を迎えるはずの寝室で、ラウルはティファナを冷たい目で睨みつけ、こう言った。「この結婚は白い結婚だ。私が君と寝室を共にすることはない。互いの両親が他界するまでの辛抱だと思って、この表面上の結婚生活を乗り切るつもりでいる。時が来れば、離縁しよう」
一体なぜラウルが豹変してしまったのか分からず、悩み続けるティファナ。そんなティファナを心配するそぶりを見せる義妹のサリア。やがてティファナはサリアから衝撃的な事実を知らされることになる──────
※※腹立つ登場人物だらけになっております。溺愛ハッピーエンドを迎えますが、それまでがドロドロ愛憎劇風です。心に優しい物語では決してありませんので、苦手な方はご遠慮ください。
※※不貞行為の描写があります※※
※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 12:27:32
168351文字
会話率:41%
「親友として傍にいられたら、それだけでいい」
桃華は、同性の幼馴染である渚にずっと恋をしていた。しかし、その恋心を打ち明けたことはない。
それでいい、と思っていた桃華だったが、渚から結婚報告を受け、耐えられなくなってしまう。
渚の結
婚を受け入れられなかった桃華は、結婚式当日に自殺しようとした……はずだった。
すると、なぜか高校の入学式の日に戻っていた!
渚が結婚したのは、高校1年生の時から付き合っていた彼氏・草壁だ。この時点ではまだ、2人は付き合っていない。
「今度は絶対、私が渚を幸せにする。諦めたりなんかしない」
そう決意した桃華。渚が草壁を好きにならないよう、先手を打って草壁に近づく。
すると、渚が桃華に対する独占欲を見せてくるようになり……!?
なぜかだんだんとヤンデレ化していく幼馴染×絶対に幼馴染を物にしたい恋愛経験0な主人公の恋!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:29:12
72793文字
会話率:38%
祖父同士が決めた政略結婚により夫婦となったアネットとクロヴィス。
ほぼ初対面にも等しき二人が結婚して0日目。二人にフィーナという四歳の義娘ができた。
夫婦としてだけでなく、家族としてもお互いのことを知っていかねば……と思っていたら、何やら義
娘の様子がおかしくて――?
「推しカプ最高」って、なんのこと?
一方、フィーナはある日突然前世を思い出していた。
なんと、ここは生前愛読していた小説の中の世界で、何を隠そう義理の両親はかつての最推し。推しカプに他ならないのだ。
だが、原作ではヒロインは別で居て、アネットとクロヴィスはすれ違いを重ねて離婚する運命。
推しカプのバッドエンドは絶対に回避してやる!!
様子がおかしい転生幼女は推し活の輪を広げつつ、家族の幸せのために全力で奔走する!!
★情緒おかしめの転生幼女が推しカプ(両親)のバッドエンド回避のため奔走するハイテンション推し活コメディです
★短編版からパワーアップしてお届け。第一話から加筆しているので、短編版をすでにご覧の方も第一話よりお楽しみいただけます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:20:00
139129文字
会話率:40%
推しカプの義娘に転生したらしい。
しかも物語の分岐点となる二人の結婚式の日に、私は前世の記憶を思い出した。
このままだと二人は白い結婚からのいずれ現れるヒロインによる略奪エンドを迎えてしまう!
そんなことはさせないわ!!
目指せ、バッドエ
ンド回避!!
推しカプの幸せは私が守る!!
◆ 政略結婚をしたらいきなり子持ちになりました。義娘が私たち夫婦をニヤニヤしながら観察してきます。(https://ncode.syosetu.com/n5731iv/)のフィーナsideのお話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 08:11:12
7745文字
会話率:28%
私たち夫婦は祖父同士が決めた政略結婚だ。
実際に会えたのは王都でのデビュタントだけで、それ以外は手紙で長らく交流を重ねてきた。
そんなほぼ初対面にも等しき私たちが結婚して0日目。私たちに娘ができた。
事故で両親を亡くした遠い親戚の子を引き取
ることになったのだ。
夫婦としてだけでなく、家族としてもお互いのことを知っていかねば……と思っていたら、何やら義娘の様子がおかしくて――?
「推しカプ最高」って、なんのこと?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 07:15:12
7292文字
会話率:40%
希少な聖属性魔法を使える特別なクラス『聖女』
だが、クライン王国に仕える『聖女』フェルリナは、レベルアップ支援の加護を持たない外れ聖女として、騎士団をはじめとした周りの人々に蔑まれていた。
ある日、魔物討伐から帰ってきたフェルリナは王太子
に呼ばれ、結婚を命じられる。
嫁ぎ先はクライン王国よりも魔物の襲撃が多い隣国・ゴビュレス王国。
相手は第二王子でありながら、『ゴビュレスの呪われた灰色熊』と恐れられる顔に傷のある騎士・アルヴェントだった。
討伐から帰ってきて、休む間もなくゴビュレス王国へ旅立つことになったフェルリナ。
だが、見た目の恐ろしさとは裏腹に、アルヴェントはフェルリナを気遣ってくれ……。
これは、加護なしと蔑まれてきた少女が、嫁ぎ先の異国で本当の力を知り、幸せになる物語。
第13回ネット小説大賞応募作。
完結まで書き上げておりますので、毎日、朝7:10と夜19:10に更新いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:10:00
58631文字
会話率:44%
シアは記憶を失いながらも、サバドの町で二歳の息子ヘリオスと暮らしている。シアが失った記憶は、サバドの町に来る前の自身に関するもので、ヘリオスの父親すらわからない。しかしそれ以外の記憶はしっかりとしており、読み書き、剣技は非常に優れていた。そ
の技能を生かし、養護院で子どもたちに勉強や剣術を教えて生計を立てている。ある日、サバドの町に王太子が視察にやってきた。王太子が子どもたちの学習の様子を見学したいと希望したため、普段と同じように子どもたちに指導したシアだが、その日、帰宅しようとしたところ、なぜか近衛騎士団長のジェイラスに呼び止められる。いきなり「結婚を前提に付き合ってほしい」と愛の告白を受けるものの、ヘリオスの存在と自身の境遇を理由にそれをばっさりと断ったのだが――。恋人に逃げられた騎士団長と、逃げた先で記憶を失った彼女(子持ち)のすれちがいラブロマンス
※他サイトにも投稿(R18版もあります)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:10:00
107453文字
会話率:43%
23歳のメルリラは、聖女の任期を終えたばかり。結婚適齢期を少し過ぎた彼女は、幸せな結婚を夢見て婚活に励むが、なかなか相手が見つからない。原因は「元聖女」という肩書にあった。聖女を務めた女性は慣例として専属聖騎士と結婚することが多く、メルリラ
もまた、かつての専属聖騎士フェイビアンと結ばれるものと世間から思われているのだ。しかし、メルリラとフェイビアンは口げんかが絶えない関係で、恋愛感情など皆無。彼を結婚相手として考えたことなどなかった。それでも世間の誤解は解けず、婚活は難航する。そんなある日、聖女を辞めて半年が経った頃、メルリラの婚活を知った公爵子息ハリソン(6歳)がやって来て――。
※他サイトにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 07:10:00
12720文字
会話率:49%
古代魔法を専門とする魔法研究者のアンヌッカは、家族と研究所を守るために軍人のライオネルと結婚をする。
ライオネルもまた昇進のために結婚をしなければならず、国王からの命令ということもあり結婚を渋々と引き受ける。
しかし、愛のない結婚をした二人
は結婚式当日すら顔を合わせることなく、そのまま離れて暮らすこととなった。
ある日、アンヌッカの父が所長を務める魔法研究所に軍から古代文字で書かれた魔導書の解読依頼が届く。
それは禁帯本で持ち出し不可のため、軍施設に研究者を派遣してほしいという依頼だ。
この依頼に対応できるのは研究所のなかでもアンヌッカしかいない。
しかし軍人の妻が軍に派遣されて働くというのは体裁が悪いし何よりも会ったことのない夫が反対するかもしれない。
そう思ったアンヌッカたちは、アンヌッカを親戚の娘のカタリーナとして軍に送り込んだ――。
素性を隠したまま働く妻に、知らぬ間に惹かれていく(恋愛にはぽんこつ)夫とのラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 19:10:00
102609文字
会話率:48%
アーサー・グラハドールは若き辺境伯として、魔物や周辺諸国の侵攻からアルセリア王国を圧倒的な魔力で守護してきた英雄だ。
王太子であるセインは、そんな人並み外れたアーサーの魔力を次代に受け継がせようと躍起になって結婚を急かすも、当の本人は「結
婚は絶望的である」とすでに諦めている。
その理由はアーサーの顔がとても醜いから。
赤い髪と赤い瞳は魔物の血を毎日被っているからだと揶揄され、崩れた顔面を見た貴族女性には失神される。
こんな有様では子どもはおろか婚約すら出来ようはずがなかった。
しかし諦めの悪いセインの策略によって、アーサーの運命の歯車が歪に廻り出す―――!!
これは家族に虐げられた子爵令嬢と、世界で一番醜い“化け物”辺境伯の恋物語―――――― ??
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:05:20
280529文字
会話率:45%
魔法使いジュリアは最愛の元夫オスカーの命を助けるために時間を巻き戻した。同じ結末にならないように必死に努力するが……?
(旧題『最愛の夫を救うために結婚を回避したいのに、できません』)
最終更新:2025-06-20 07:01:21
1563127文字
会話率:56%
「すまない、私はクララと生涯を共に生きていきたい。離縁してくれ」
大富豪 伯爵令嬢のケイトリン。
領地が災害に遭い、若くして侯爵当主なったロイドを幼少の頃より思いを寄せていたケイトリン。ロイド様を助けるため、性急な結婚を敢行。その為、旦那
様は平民の女性に癒しを求めてしまった。この国はルメニエール信仰。一夫一妻。婚姻前の男女の行為禁止、婚姻中の不貞行為禁止の厳しい規律がある。旦那様は平民の女性と結婚したいがため、ケイトリンンに離縁を申し出てきた。
旦那様を愛しているがため、旦那様の領地のために、身を粉にして働いてきたケイトリン。
その後、階段から足を踏み外し、前世の記憶を思い出した私。
離縁に応じましょう!未練なし!どうぞ愛する方と結婚し末永くお幸せに!
*女性軽視の言葉が一部あります(すみません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:00:00
37888文字
会話率:55%
辺境伯令嬢のわたしには、双子の姉がおります。
その姉が、王太子妃に内定しまして。家はお兄様が継ぐため、わたしは嫁ぐしか−−え、婿をとる? そしてその婚約者たる殿方は、女性二人を連れて?
わたしとて、貴族令嬢。恋愛結婚を夢見ることはあ
りません。ですが、なぜ、幸福を掴む努力もできないような相手と添い遂げねばならないのでしょう?
今まで、そんなものだろうと諦めていたわたしの人生。初めて、お母様に逆らいました。
その結果、家を追い出されましたが、問題はありません。
冒険者になり、適性があったテイマーとして最強を目指します。頼もしい、師匠と共に。
※ストックがある限り金曜日の朝更新、3000字以下は昼更新、3000字以上は夜更新します。
※ブックマーク登録をして待っていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:00:00
184339文字
会話率:37%
「おまえとの婚約は破棄させてもらう」
そう言われて現在エリート街道を驀進中の婚約者に捨てられたFランク錬金術師のカレン。
自棄酒に溺れたカレンは、弾みでとんでもない条件を付けてとある依頼を受けてしまう。
それは『血筋の祝福』という、受け継い
だ膨大な魔力によって苦しむ呪いにかかった甥っ子を救ってほしいという貴族からの依頼だった。
依頼内容はともかくとして問題は、報酬は思いのままというその依頼に、達成報酬としてカレンが依頼人との結婚を望んでしまったことだった。
王都で今一番結婚したい男、ユリウス・エーレルト。
前世も今世も妥協して付き合ったはずの男に振られたカレンは、もう妥協はするまいと、美しく強く家柄がいいという、三国一の男を所望してしまったのだった。
ともかくは依頼達成のため、錬金術師としてカレンはポーションを作り出す。
仕事を通じて様々な人々と関わりながら、カレンの心境に変化が訪れていく。
錬金術師カレンの新しい人生が幕を開ける。
※アルファポリスにも投稿中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:00:00
714389文字
会話率:43%
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちに
すら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 06:40:00
29428文字
会話率:30%
商人であった父が、お金で貴族の身分を手に入れた。
私というコマを、貴族と結婚させることによって。
でもそれは酷い結婚生活の始まりでしかなかった。
悪態をつく姑。
私を妻と扱わない夫。
夫には離れに囲った愛人がおり、その愛人を
溺愛していたため、私たちは白い結婚だった。
結婚して三年。
私は流行り病である『バラ病』にかかってしまう。
治療費は金貨たった一枚。
しかし夫も父も私のためにお金を出すことはなかった。
その価値すら、もう私にはないというように。
分かっていたはずの現実が、雨と共に冷たく突き刺さる。
すべてを悲観した私は橋から身を投げたが、気づくと結婚する前に戻っていた。
健康な体。そして同じ病で死んでしまった仲間もいる。
一度死んだ私は、すべてを彼らから取り戻すために動き出すことを決めた。
もう二度と、私の人生を他の人間になど奪われないために。
父の元を離れ計画を実行するために再び仮初の結婚を行うと、なぜか彼の愛人に接近されたり、前の人生で関わってこなかった人たちが私の周りに集まり出す。
白い結婚も毒でしかない父も、全て切り捨てた先にあるものは――
「離婚ってこちらからも出来るって知ってました?」
こちらのリメイク長編版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 07:10:00
87432文字
会話率:34%
幼い頃、ルチアと母の乗っていた馬車を反貴族派と隣国と手を組んだ兵に襲われる。その時、護衛騎士であったシリルに命を救われたルチアは、シリルに思いを寄せる。しかし、シリルとルチアの歳の差は20もあり、ましてや身分も違う。シリルはルチアを護衛対
象として、一線を引いていた。
ある日の晩餐、国王より兄である王太子の結婚が秋に行われることを伝えられる。兄が結婚をすれば、行く行くは王位継承が行われる。そうなれば、城に自分の居場所がなくなることを知っているルチアは、残された時間がもう多くないことを知る。
失意の中、シリルがルチアの元を訪れた。シリルは先ほど、国王より話を聞いたかと言い、二人の会話が噛み合わないことに気付く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 07:50:08
14618文字
会話率:58%
アンドレアは22歳。ティートン侯爵令嬢だ。父は監察局で長官をしている。監察局は貴族の悪事を暴く部署。そこでアンドレアは表向き書記官として働いている。ティートン侯爵家は特殊な仕事をしていてアンドレアは任務の為今まで婚約を4回もした。実態はど
れも婚約相手も家の捜査の為だ。
それに彼女は暗示を掛けれる能力も持っているので任務に必要不可欠な存在でもあった。
周りはそんな事情も知らず婚約破棄を4回もしたあざといご令嬢と噂をされてもいるがアンドレア自身はそんな事はあまり気にしていない。
彼女は人の悪意を感じ取れるせいで結婚を夢見ることはなかった。
そして今回も任務で冷酷と噂のあるロベルト・エークランド辺境伯に近づく事に。
婚約の話をまとめて辺境伯に近づくはずだったのに、エークランド辺境伯には魅了や暗示を弾く能力があって暗示が効いたかも分からない始末。
あげくにアンドレアが彼を好きだと言う事になってしまった。
一緒にしばらく付き合いをする事になったが、この先の潜入捜査はうまく行くのか?
いつもの潜入捜査メンバーである侍女のメルディと護衛騎士のグンネルは一緒に同行する事になってはいるが、相手を好きになる設定なんかやった事がない。
はぁ~この先どうすればいいの?頭を抱えるアンドレアだった。
個人の勝手な創作世界です。ゆるゆる設定。現実世界観も多々あるかもしれません。軽く流して頂けたらうれしいです。誤字脱字あります。お許しください。
最終話まで絶対書きます。どうぞよろしくお願いします。
他のサイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 06:31:10
37913文字
会話率:28%
第二王子ロドルフと婚約している侯爵令嬢ナディアは魔力なしだった。
そのせいか婚約者は幼馴染の侯爵令嬢レベッカとの結婚を望み、ナディアとの婚約を破棄しようと企む。
夜会の最中にナディアに醜聞沙汰を起こさせようとするロドルフたちだったが、
それ
に気がついた魔術師の塔の管理人をおりたばかりのシリウスに助けられる。
ナディアの母方の親戚だというシリウスに魔術を教えてもらうことになったナディアは、シリウスの協力を得て反撃に出ることにした。
6/13 ビーズログ文庫「神の審判でやり直しさせられています 1 」
表紙&挿絵 楠 なわて 先生
発売です。どうぞよろしくお願いいたします。
アルファポリス、カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 06:00:00
72508文字
会話率:36%
伯爵家の長女として生まれたアリアンヌは妹マーガレットが生まれたことで育児放棄され、
伯父の公爵家の屋敷で暮らしていた。
一緒に育った公爵令息リオネルと婚約の約束をしたが、父親にむりやり伯爵家に連れて帰られてしまう。
しかも第二王子との婚約が
決まったという。
貴族令嬢として政略結婚を受け入れようと覚悟を決めるが、
伯爵家にはアリアンヌの居場所はなく、婚約者の第二王子にもなぜか嫌われている。
学園の二年目、婚約者や妹に虐げられながらも耐えていたが、
ある日呼び出されて婚約破棄と伯爵家の籍から外されたことが告げられる。
修道院に向かう前にリオ兄様にお別れするために公爵家を訪ねると……
2/28「ハズレ姫は意外と愛されている?」(あさの碧先生)フロースコミックにてコミカライズ開始。
3/15 「ハズレ姫は意外と愛されている?〈下〉 ~前世は孤独な魔女でしたが、二度目の人生はちょっと周りが過保護なようです~ 」電撃の新文芸より発売。上巻は発売中です。
レジーナブックス「うたた寝している間に運命が変わりました。」発売中です。
どうぞよろしくお願いいたします。
アルファポリス、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 06:00:00
156314文字
会話率:31%
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女ク
ラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 05:10:00
91008文字
会話率:40%
「花顔柳腰、窈窕淑女、傾城傾国……美を意味する言葉はルエナ・ヒエムのためにあるだろう。」
「ルエナ・ヒエムは結婚をするまで城を出ないらしい。」
メイフォンス侯爵令妹の噂は数知れず。反して、その姿を目にした者は極僅か。
人々は彼女を『籠城
の花嫁』と呼ぶ──
ルエナは、城に隠れて暮らしている。人々は姿を見せぬ彼女を噂し、拝顔を切望した。
全ては、より良い家の子息と結婚するため。ルエナは、自身が生まれた家に貢献するため、より上流との婚姻を画策している。
そんな彼女のもとに、一つの報せが舞い込む。
『王太子の婚約者を探す。』
ルエナは王太子妃を目指し、社交界に乗り出した。
≪投稿頻度≫
最初の1週間は毎日、以降は隔日投稿します。
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※中世~近代ヨーロッパをイメージした世界観ではありますが、史実に反する点が多くございます。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 05:00:00
31727文字
会話率:30%
夏休み前、汐月 更斗のスマホに入った一通の着信、それはメリーさんからの電話だった。
今から来ると突然言われた彼は、いったい誰のイタズラなのかと怒ってしまう。しかしそれから毎晩届く電話、遂に訪れるメリーさん。
彼女から言われたのは、と
んでもない言葉だった。
「結婚を前提にお付き合いしたくて、こちらに来ました──」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 01:00:00
13761文字
会話率:39%
平安の世。没落した貴族の娘・星子は、二年間の契約結婚を持ちかけられる。相手は、陰陽師・賀茂家の長男、不知火。愛を煩わしいものとして遠ざける冷たい男が彼女を選んだ理由、それは、星子に「幽世の巫女」の血が流れていたからだった。京を脅かす妖異の封
印には、彼女の力が必要なのだった。
星子はあやかしの通路を次々と見つけていき、また不知火との間に、愛が芽生えていく。そんな中、関白に寵愛される舞手・霞若が、あやかしに取り憑かれているを知る。その時、星子は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 00:26:00
642文字
会話率:11%
君は僕を信じていなかった僕は君を信用していなかった。
入社三年目の神島サトルは入社時に既に結婚を予定していた彼女がいた。当時の僕の部署は予期せぬイレギュラーの発生でとんでもない忙しさが何ヶ月も続いた。
毎日クタクタになり帰宅してい
たが食事も取らずに寝ることもしばしばあった。彼女も僕を心配してくれていただろうその時迄は……
彼女と同棲をしていた僕達は結婚を機にマンションへの転居を視野に頑張ってきたのだ。ある日溜まった疲労のせいか体調不良で会社を早退し昼過ぎに帰宅した。
が何かが変だった。何だコレはAVを見ているのか?外まで音が漏れている部屋に入るとそこには……その時のトラウマで僕は女性の手作りの物が口に出来なくなってしまった。
そんな僕に今年入社の美和三和子がグイグイ迫り来るのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 00:02:16
57906文字
会話率:55%
二十歳の誕生日を迎えたバートリ家のご令嬢エリザベルは、吸血鬼の一族と誤解され、結婚相手が見つけられずにいた。
そんな中、宗主国の王から、隣国のワラキア公との結婚を勧められてしまった。
ワラキア公と言えば、敵味方関係なく串刺しにしてしまう、〝
串刺し公〟という異名があった。
そんな残酷な人物との結婚なんて絶対無理!!と思っていたエリザベルだったが、しぶしぶ嫁ぐことに。
嫁ぎ先で出会ったワラキア公は、なぜか牛の頭蓋骨を頭から被り、一言も喋ろうとしない。さらに、夜になると地下から竜の唸り声も聞こえて――!?
バートリ家の吸血姫(※誤解)と、ワラキアの串刺し公(※誤解)の、想定外の異類婚姻譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 00:00:00
120505文字
会話率:43%
我が国には公爵の権力に匹敵する〝魔物大公〟と呼ばれる爵位がある。
その昔、大陸を混沌へと陥れた、七体の魔物を倒した英雄に与えられし特別な称号だ。魔物大公の称号は、英雄の血族が引き継ぐ。
魔物大公と縁を結ぶのは名誉。
没落し、持参金が用意でき
ない私に、魔物大公のひとりが求婚してきた。
その男性は、スライム大公! ……スライム大公だって?
魔物大公いち影が薄いスライム大公は、私との結婚を望んでいるという。
ひとまず、結婚する前にお試しの同居から。
飼育していたアヒルを脇に抱え、私はスライム大公の領地である湖水地方へ旅立つ。
圧の強いスライム大公の母におののいたり、なぜか心配してやってくるドラゴン大公ことアクセル殿下に驚いたり、スライム大公の再従姉妹から嫌がらせの数々を受けたり、スライムに懐かれたりするけれど、私は元気です!!(※たぶん)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 00:00:00
155810文字
会話率:46%
養蜂で生計を立てる一家の十四番目の子として生まれたイヴァンは、家族からこき使われ、あくせく働く毎日であった。
そんな中で、山々で養蜂を営む一族の中年男が、自分の娘と結婚してくれと訴える。
そのときは甲斐性なしだからと断ったが、事態は思わぬ方
向へと傾く。
ある事件をきっかけに家を出ることとなったイヴァンは、養蜂家の“娘”との結婚を決意する。
出会った娘は十九歳だというが、十四歳くらいの少女にしか見えなかった。
儚い印象の娘は、恐ろしく元気で、よく食べ、よく眠る健康優良児であった。
さらに、娘は蜜薬師と呼ばれ、蜂蜜を使った健康によい暮らしをもたらしてくれる。
苦労人だった養蜂家の青年と、童顔美少女の、蜜月新婚生活。※書籍化決定!2021年発売予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 00:00:00
343599文字
会話率:44%
「仕事と結婚生活、両立は無理じゃないのかね?」
結婚を機に退職を迫られた私は、少し前に小さな命も失っていた。
疲れ切ってベッドに突っ伏したまま、静かに息を引き取った──はずが、
目覚めると“貴族の後妻エリシア”として異世界で目を覚ましてい
た。
愛されることなく、王子に婚約を破棄され、冷たい貴族の家に嫁いでいた女。
彼女の残したものは、病弱で無垢な幼い息子──リオン。
「もう恋なんてしない。けど、この子だけは絶対に守る」
そう心に決めた私の、家族を取り戻す物語が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 22:10:00
45565文字
会話率:39%