太陽の国ルミソルナ。その端に位置する氷の国グレイスノルム。
冷たく笑わない氷の公爵ヴァルター・アイゼルナイト
ある日、1体の‘‘目のないドール‘‘エルヴィアを
胸に抱きながら神に強く言う。
「もう俺から誰も奪わないでくれ。エルヴィアだけは…
俺のそばにいてくれ…」
あの日の願いがすべての始まりだった――
エルヴィアは、いつの間にか人間になっていたから、人間になる前の記憶はない。
ただひたすら愛されて、守られて。大切にされる。
そんな幸せがずっと続けばいいのに。
でもこの世界は甘くなかった。
静寂な平和を壊す‘‘計画‘‘が迫る時、
彼女の過去と、この国の秘密がゆっくりと紐解かれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 02:51:30
3334文字
会話率:44%
「婚約破棄、おめでとう。これで、おまえは自由だ」
冤罪で王太子から婚約破棄された公爵令嬢フォリア=リーナは、家を追放され、雪の森に捨てられた。
死を覚悟した彼女を救ったのは――“人間が大嫌い”な最強の古竜、グラヴェル。
「面倒だ。だが…
…放っておけなかった」
無愛想で怖いはずの竜は、なぜか少しだけ優しくて、少しだけ寂しそうで。
奇妙な同居生活は、やがて静かに心を通わせる日々へと変わっていく。
だが、フォリアの秘めた力に気づいた王国が、ふたたび牙を剥く――
今度こそ守るため、竜は世界に吠える。
「フォリアを傷つける者は私が断罪する。希望者は、まとめて並べ!」
傷ついた少女と孤独な竜が紡ぐ、
ざまぁと癒しと涙の異種恋愛ファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 01:30:54
24336文字
会話率:32%
養父に生贄として売られた少女。
自我に希薄な少女は目覚めた先で氷のように冷たい目をしたあやかし”月冴”と出会う。
生きる力を失くした少女に月冴は興味を持ち、強引に手を引いて少女を連れ回した。
少しずつ世界の鮮やかさに心を開く少女だった
が、生贄として売られた事実に月冴を直視出来なかった。
【名前がない】
そのことが少女の足元を不安定にさせていた。
ゆっくりと月冴との距離を縮めていくが、自分の気持ちを押し殺してきた少女に”選択”することは難しかった。
そんな葛藤のなか。新たに贄として女がやってきたことで少女は本音と向き合うことになる。
「私はどうなりたい?」
「あの時の私はどう傷ついていたの?」
「わからない。でもこれは乗り越えないとあなたといられないから」
これは少女が「空っぽと思っていた自分を見つけていき、月冴と向き合う」物語。
《和風恋愛ファンタジー×自分探し》
※短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 00:50:14
6156文字
会話率:25%
人類の敵である魔王は勇者と聖女の手によって葬られた。
人々が魔王の消滅を望む中で、ただ一人の悪女だけはそれを悲しんだ。
「私、強くなります、今度こそ貴方を守る為に。時間が巻き戻り私が全て忘れてしまっても、必ず貴方に会いに行って貴方を救い
ます」
少女は自らの命を捧げて時を巻き戻し全てをやり直す事を望んだ。
産まれてきた先は、魔王を封印した英雄の一人である魔法使いの娘?!
虐げられていた幼少期……なんてフラグは全てへし折ります!
闇の大精霊と契約したり、王子様達に好かれたり、魔王に溺愛されたり、はたまた強くなる為に筋肉を愛する日々。
「夢では好きな人がいたみたいなの。でも、目が覚めるとその感情が思い出せないんだよ、なんでかな……」
最悪なバッドエンドの未来をハッピーエンドに変える為に、メンタル鋼少女が未来を切り開いていく!
「悪役令嬢は魔王と婚約して世界を救います!」
これは「乙女ゲームの世界に転生した」というお話……だけでは無いのかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 00:12:32
1608357文字
会話率:55%
王太子イアンは、密かに人間の人身売買の実態を調査していた。
ある日訪れた闇オークションで、月光に照らされたような銀髪の少女・ルアナに出会い、一目で心を奪われる。
そのまま彼女を買い取ったイアンは、違法オークションを摘発し、少女を王宮に引き取
る。
最初は怯えて言葉も少なかったルアナ。
だが、イアンや周囲に大切にされるうちに、徐々に自分の意思を持ち始め、
「自分には価値がある」「私はただの道具じゃない」と目覚めていく。
そしてやがて、月の乙女としての力が覚醒し、
彼女の存在が各国を揺るがす鍵となっていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 23:47:34
17307文字
会話率:36%
ドキドキすると地面が揺れ、
照れると水魔法が暴発し、
好きな人ができると空を舞ってしまう——
そんな魔力暴走体質を持つ侯爵令嬢ミレイアは、
「恋愛禁止」を自らに課して、異性を遠ざけて生きてきた。
しかしある日、未来から届いた“恋文”がす
べてを変える。
導かれるように再会したのは、冷酷と噂される王子•レオン。
「恋なんて絶対にしないって決めてたのに……どうしてあんな目をするの……?」
学園では次々と甘い罠が仕掛けられ、逃げられない恋の予感があふれて……。
空を舞うほどの恋と、未来の恋文に導かれて始まる、
恋を恐れる令嬢と冷たい王子の、甘くて不思議な異世界ラブストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 23:35:16
50480文字
会話率:41%
「王妃になったのは、男の俺でした──でもBLにはならないです!」
次期聖女の影武者として生きていた青年レオニスは、ある日突然、異国に誘拐されて結婚させられた。
その相手は、黒魔法で革命を成功させた「黒血王」と呼ばれる最強の国王。
筋肉ゴリ
ゴリな雄々しい王には、側近以外に明かしていない秘密があった。
黒血王は「女」だったのだ。
見た目は「雄々しい王と可憐な王妃」──中身は逆の“性別逆転夫婦”。
「なんで俺なんだよ…」「あなたじゃないと意味がない」
なぜか自分を知り尽くしている王に過保護に溺愛されながら、世界の真実と、黒血王の“過去”に迫ることになるレオニス。
ラブも陰謀もドッサリ盛りの、溺愛×逆転ファンタジーラブコメ。
かわいい男が、大きな女の人に甘やかされるのは、お好きですか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 23:00:00
12752文字
会話率:32%
主人公のミラグロスは、育ての親の元で暮らしており、幼い頃事件にまきこまれ家族と記憶を失った過去がある。この国唯一の魔法使いの末裔であることから、王子であるケイリーの婚約者となったが、魔法が使えないことから肩身の狭い思いをしていた。
あると
き彼が奇病にかかり、ミラグロスの献身的な支えも虚しく、死の淵を彷徨う。その時見舞いに訪れた義妹が治癒魔法を使い回復したことで状況は一変する。
婚約解消、義母や義父との確執、義妹の策略により、生贄となり国を追われることとなる。
そんな状況でミラを救ってくれたのは、困ったときに手を差し伸べてくれた青年だった。
主人公を徹底的に甘やかし、穏やかな生活の中で記憶を取り戻す。
かつての事件の真相を知り、自分を捨てた全ての者と決別する話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 22:32:04
10466文字
会話率:34%
令嬢として育てられていたリアナは、10歳の時に事件に巻き込まれる。死の直前に遭遇した何者かにより、事件前の記憶が無くなるものの、一命と取り止め、孤児院で育てられていた。
私には魔力があるから、人助けをいっぱいしよう!って決めたのに、呪いも持
っているなんて…しかも、なんで知らない男性と身体が入れ替わってしまうの?
と、いうかあなたは誰ですか?! 私の身体で好き勝手に行動しないで下さい!!
こんなやっかいな呪いどうやって解くっていうのよー!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 22:00:00
332409文字
会話率:32%
恋愛に疎いアーノルド殿下には、初めて耳にした言葉がある。
それは『一目惚れ』であり、その言葉の意味を先輩聖女に尋ねてみた。
『一目惚れだとどうやってわかるのか』という質問に対する、彼女たちの返答に驚いた殿下の様子と、彼がその時何を考えていた
かという、アーノルド殿下目線をお楽しみ下さい。
【孤独な聖女は 溺愛されて封印を解く】の挿話を改編したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 06:40:00
2193文字
会話率:27%
うたた寝していただけなのに異世界転生してしまった。
公爵家の長男レイルーク・アームストロングとして。
あまりにも美しい容姿に高い魔力。テンプレな好条件に「僕って何かの主人公なのかな?」と困惑するレイルーク。
溺愛してくる両親や義姉に見守
られ、心身ともに成長していくレイルーク。
アームストロング公爵の他に三つの公爵家があり、それぞれ才色兼備なご令嬢三人も素直で温厚篤実なレイルークに心奪われ、三人共々婚約を申し出る始末。
十五歳になり、高い魔力を持つ者のみが通える魔術学園に入学する事になったレイルーク。
しかし、その学園はかなり特殊な学園だった。
全員見た目を変えて通わなければならず、性格まで変わって入学する生徒もいるというのだ。
「みんな全然見た目が違うし、性格まで変えてるからもう誰が誰だか分からないな。……でも、学園生活にそんなの関係ないよね? せっかく転生してここまで頑張って来たんだし。正体がバレないように気をつけつつ、学園生活を思いっきり楽しむぞ!!」
果たしてレイルークは正体がバレる事なく無事卒業出来るのだろうか?
そしてレイルークは誰かと恋に落ちることが、果たしてあるのか?
レイルークは誰の手(恋)をとるのか。
これはレイルークの半生を描いた成長物語。兼、恋愛物語である(多分)
⚠︎ この物語は『レティシア公爵令嬢は誰の手を取るのか』の主人公の性別を逆転した作品です。
物語進行は同じなのに、主人公が違うとどれ程内容が変わるのか? を検証したくて執筆しました。
『アラサーと高校生』の年齢差や性別による『性格のギャップ』を楽しんで頂けたらと思っております。
ただし。一部の登場人物も性別が逆転していますので、全く同じに物語が進行するか正直分かりません。
もしかしたら学園編からは全く違う内容になる……のか、ならない?(そもそも学園編まで書ける?!)のか……。
かなり見切り発車ですが、宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:30:00
17973文字
会話率:40%
うたた寝していただけなのに異世界転生してしまった。しかも公爵家の長女、レティシア・アームストロングとして。
あまりにも美しい容姿に高い魔力。テンプレな好条件に「もしかして乙女ゲームのヒロインか悪役令嬢ですか?!」と混乱するレティシア。
溺愛してくる両親に義兄。幸せな月日は流れ、ある日の事。
アームストロング公爵のほかに三つの公爵が既存している。各公爵家にはそれぞれ同年代で、然も眉目秀麗な御子息達がいた。
公爵家の領主達の策略により、レティシアはその子息達と知り合うこととなる。
公爵子息達は、才色兼備で温厚篤実なレティシアに心奪われる。
幼い頃に、十五歳になると魔術学園に通う事を聞かされていたレティシア。
普通の学園かと思いきや、その魔術学園には、全ての学生が姿を変えて入学しなければならないらしく……?
果たしてレティシアは正体がバレる事なく無事卒業出来るのだろうか?
そしてレティシアは誰かと恋に落ちることが、果たしてあるのか?
レティシアは一体誰の手(恋)をとるのか。
これはレティシアの半生を描いたドタバタアクション有りの爆笑コメディ……ではなく、れっきとした恋愛物語である。
カクヨム、アルファポリスでも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 13:57:14
135356文字
会話率:39%
家族旅行で事故に遭ったミユキは、見た目そのまま異世界転生してしまう。
恋愛的なパワーを手に入れられれば大聖女。なければしょぼい四級聖女程度の能力しかない美幸は、地道に生きていこうと思うが、同じ世界に転生してきた義弟に溺愛されていることで状況
が変わってしまい……?
気持ちを受け入れるのか、受け入れないのかの前に、大聖女にはある目的が課されていて、幸せな人生は送れなさそうだ。
誰を選ぶのか。どういう道を選ぶのか。
ぜひご確認ください。
★★ 毎日更新中です ★★
イチャイチャはしますが、性行為自体は書きません(書くなら別で書きます)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:09:20
519569文字
会話率:44%
ヴィクトリア・ザイフリートは【武神令嬢(ヴァルキュリア)】の二つ名を持つ、騎士家系に生まれた令嬢。
女性ながらに王立騎士団第三部隊の隊長を務めるほどの腕を持つ、稀代の魔法剣士であるヴィクトリアだが、そのあまりの強さに、同じく第三部隊の副隊長
である婚約者から「女として見れない!」と言われてしまい、婚約破棄されてしまう。
元々女らしくないことがコンプレックスで、騎士団を辞めたいと思っていたヴィクトリアは大層ショックを受け、人生に希望が持てないまま街を彷徨っていたが、そこで新進気鋭の若手小説家のラース・エンデに出会い、自分も小説家になることを夢見る。
だが、実はラースもヴィクトリアと同じく王立騎士団の団員であったことが判明し、強さに憧れているラースに、ヴィクトリアはマンツーマンで修行をつける提案をする。
そしてその対価として、ラースに小説家としての弟子入りを志願するのだった。
果たして【武神令嬢(ヴァルキュリア)】は、小説家になるという夢を叶えることができるのだろうか……?
◆『ネオページ』契約作品です。商業化のご相談は『ネオページ』編集部にお願いいたします。
◆『ネオページ』にて先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:04:02
249784文字
会話率:45%
俺の学校には加藤来音先輩という、読モをやっている超絶美人のギャルがいる。
オタクの俺からすれば加藤先輩は別次元の存在で、俺と加藤先輩の人生が交わることなど、一生ないと思っていた。
――だが、まさか親の再婚で、加藤先輩が義理の姉になるとは……
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 21:00:00
7590文字
会話率:44%
「でね、その従姉妹の家で飼ってる猫ちゃんが、警戒心が強くてなかなか僕に懐いてくれないんだけど、おやつをあげた時だけはすぐ近寄って来て、夢中で食べてくれるのが、凄く可愛いんだよ」
「……そうですか」
子爵令嬢のレジーナは、貴族学園のクラスメイ
トである、伯爵令息のエドガーに片想いをしている。
だが、エドガーのことがあまりに好きすぎるあまり、エドガーの前だと緊張して上手く喋れなくなってしまうレジーナ。
「おっと、もうこんな時間か。実は今日から数日、叔母の経営しているお店を手伝う約束をしていてね。僕はお先に失礼するよ。また明日ね、レジーナ」
「あ、はい。ごきげんよう、エドガー様」
このままではいけないと、何とか悩みを解決するため、放課後レジーナは藁にも縋る思いでとある占いの館に入った。
すると――。
「あ、いらっしゃいま……せ!?」
「……?」
仮面を被った店主らしき人物が、レジーナの顔を見るなり露骨に狼狽えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 21:04:07
4968文字
会話率:51%
私には、『幼少期から付き合いが続いている』という意味での幼馴染みが四人いる。なんと表現するべきか、とりあえず各種取り揃えました的バラエティに富んだ顔と中身の四人の幼馴染みが。
その四人の幼馴染みから次々に電話がかかってきたと思えば、内容はす
べて『恋愛相談』。なにをどうして私にそんな相談しようと思った……!?と、常識知らずの幼馴染みたちに投げやりなアドバイスをしてみれば、幼馴染みたちの色ボケ暴走は加速度を増してしまい……?
※24話までは毎日更新確定です。全55話予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:00:32
57627文字
会話率:63%
「おかしいわ、愛されるのは、私じゃないはずなのだけど……」
天から与えられた『特性:物語』によって、自分の生きる世界の、『もっとも物語的な道筋』を知るリリー・ロザモンテは、自分が婚約者のゼノ・フェアトラークに愛されないだろうことを知ってい
た。そして、愛を知らないゼノが、ある少女と出会って愛を知ることも。
その『ゼノが愛を知る物語』を辿らせるために動いてきたリリーだったが、ある日気付かされる。「あら? 私、愛されてる……?」と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 00:01:12
12562文字
会話率:41%
「お上手なんだから」と本気にしてもらえない道楽公子は今日も華麗に空回る──
赤髪赤目の麗しき公爵家の末息子。
真実を見通す「天眼」と「怪力」のダブルスキル持ちの天才。
気に入らない者は全て拳でねじ伏せ、彼の暴れた後には血だまりが残る。
「
血紅(けっこう)の公子」とは、暴れん坊デルロイ・スカイラーを表すに相応しい二つ名だ。
しかし彼にはもう一つの顔がある。
一風変わった骨董品店の店主であり黒髪黒目の美丈夫、鑑定士のロイはデルロイのもう一つの顔だ。
「ああ、レディー・メラニアは今日もなんて美しいんだ。毎日のように貴女と会えて、僕は本当に幸せ者だよ」
「ふふ、今日もお上手ね。そんなことより、ロイさん! 私、昨晩は血紅の公子に会ったんです! とっても素敵でした……!」
ロイはずっと、客の一人である平民の女性メラニアに恋をしているのだが、彼女は「デルロイ・スカイラー」に憧れていた。
愛しい彼女から別の男(自分)の話をされ、心中複雑なロイ。
しかも、彼の本気の求愛はいつもメラニアに「お上手なんだから」と言われ、どういうわけか伝わらない。
「最大のライバルは自分、か。僕ほど完璧な紳士はいないからね。この世の誰よりも強敵だ」
はたしてロイはデルロイ(自分)に勝てるのか。
本気の求愛にはいつ気づいてもらえるのか。
人から悪意を向けられる血紅の公子へのゴタゴタ事件を、権力(力)と金(力)と拳(力)でゴリ押す男の、器用そうで不器用な一方通行の恋模様。
※2024年12月の文フリ東京に出展した「妄想リアリスト」さんの「一人称変化アンソロジー 僕→俺」に寄稿した作品の長編版です。
なお、ヒロインとの出会いも描かれている寄稿した短編は今の所アンソロ本でしか読めません。あしからず……。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:00:00
73210文字
会話率:40%
しがないパン屋の長女アネットは、過去に恋愛がらみで嫌な思いをしてからというもの顔の良い男性が苦手だ。
だというのに、なぜか我が国一顔が良いとされる騎士団長様に求愛され続けている。
顔だけでなく、実力も性格も良い騎士団長様にはファンが大勢
いるため、もしお付き合いでもしようものならアネットは散々な目に遭うだろう。
ただでさえ顔の良い男性は苦手なのに、人から恨まれて針の筵になるなんて真っ平ごめんだった。
客商売にも支障が出かねない。
だから何度もハッキリ断っているのに。
「人気者の恋人なんて……絶対に嫌です」
「僕が、他の女性に言い寄られなければいいんだね?」
アネットを溺愛したい騎士団長様はいったい何を企んでいるというのか。
そもそも、なぜ彼ほどの人物が地味なパン屋の娘を愛しているのか。
不安しかないアネットだったが、彼女はパン屋の娘。
今日も今日とて頭を痛めながらパンを焼く。
※楠結衣様の「騎士団長ヒーロー企画」参加作品です。
短髪ヒーロー、溺愛、花束の要素あります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 21:00:00
22513文字
会話率:43%
《日本神話×異世界転移×絶望的に恋に落ちない二人の異色の異世界恋愛ファンタジー》
終電でうたた寝して目覚めたら、戦時まっただなかの異世界に召喚された唯舞(いぶ)。
見知らぬ世界に投げ出された彼女を保護したのは、召喚国とは別の、敵国精鋭
部隊・アルプトラオムの軍人達だった。
一癖も二癖も三癖もあるメンバーに囲まれ、何故この世界に来たのか、世界にとっての自分とはなんなのか。
それを探りながら世界の真実を知った時、唯舞が選ぶ運命とは―――
⚠恋愛はあとから爆発する仕様です。いきなり恋には落ちないリアルな距離感とキャラクター達のやりとりをお楽しみください。
恋愛急募の方、大体30話のレヂ公国編からちょっとずつ距離は近付きます。笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 20:50:00
147650文字
会話率:38%
度重なる上司からのパワーハラスメントに耐え切れなくなった日向小春(ひなたこはる)が橋の上から身投げしようとした時、止めてくれたのは弁護士の若佐楓(わかさかえで)だった。
事情を知った楓に会社を訴えるように勧められるが、裁判費用が無い事を理
由に小春は裁判を断り、再び身を投げようとする。
しかし追いかけてきた楓に再度止められると、裁判を無償で引き受ける条件として、契約結婚を提案されたのだった。
楓は所属している事務所の所長から、孫娘との結婚を勧められて困っており、 それを断る為にも、一時的に結婚してくれる相手が必要であった。
その代わり、もし小春が相手役を引き受けてくれるなら、裁判に必要な費用を貰わずに、無償で引き受けるとも。
ただ死ぬくらいなら、最後くらい、誰かの役に立ってから死のうと考えた小春は、楓と契約結婚をする事になったのだった。
その後、楓の結婚は回避するが、小春が会社を訴えた裁判は敗訴し、退職を余儀なくされた。
敗訴した事をきっかけに、裁判を引き受けてくれた楓との仲がすれ違うようになり、やがて国際弁護士になる為、楓は一人でニューヨークに旅立ったのだった。
それから、3年が経ったある日。
日本にいた小春の元に、突然楓から離婚届が送られてくる。
「私は若佐先生の事を何も知らない」
このまま離婚していいのか悩んだ小春は、荷物をまとめると、ニューヨーク行きの飛行機に乗る。
目的を果たした後も、契約結婚を解消しなかった楓の真意を知る為にもーー。
❄︎
苦労性の真面目系弁護士
若佐楓(33)
(わかさかえで)
×
ちょっと世間知らずなおっとり系元書店員
若佐小春(27)
(わかさこはる)
❄︎
※四片霞彩名義の作品です。
※後日、加筆修正予定
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 20:10:00
115954文字
会話率:41%
長きに渡り戦争が続く二つの国。
身分社会の王政国家・ペルフェクト王国。
国民の代表たる議員によって成り立つ議会制の国・シュタルクヘルト共和国。
ペルフェクト王国軍の少将・オルキデア・アシャ・ラナンキュラスは、上官の命令で、自軍が破壊した
敵国・シュタルクヘルト共和国の軍事施設と軍事医療施設跡にいた。
目的は、この地で捕虜となっていた自軍の兵士を解放する事だった。
けれども、捕虜となっていた自軍の兵士は、既に移送されており、残っていたのは医療施設で治療を受けていたシュタルクヘルト共和国軍の兵士と関係者ーーの死体だった。
そんな中、オルキデアは唯一の生存者を見つける。
菫色の瞳と藤色の髪を持った女性だったが、襲撃時の怪我とショックから記憶を失っていた。
そんな女性に、「アリーシャ」と名付けて、捕虜としたオルキデアだったが、とある事件に巻き込まれたのを機に、アリーシャに興味を持つ。
けれども、アリーシャは敵国の娘、オルキデアの好きには出来ない。
それならせめて、アリーシャを国に帰そうとするが、頑なに帰りたがらず、とうとう部屋に引きこもってしまったのだった。
どうにかしてアリーシャを説得出来ないかと悩んでいたオルキデアの元に、ある日突然、疎遠になっている母親が、縁組の話を持ってやって来たのだった。
「なあ、俺の妻と恋人、どっちがいい?」
縁組を回避する為に、オルキデアが提案したのは、この国でのアリーシャの生活と引き換えの「契約結婚」。
縁組の話と同時期に、ようやく記憶を取り戻したアリーシャには、頑なに国に帰りたくない理由があるようでーー。
一方、シュタルクヘルト共和国では、襲撃の際、その場に居合わせていた、とある女性が行方不明となっていた。
その女性の名前は、アリサ・リリーベル・シュタルクヘルト。
今は廃止されたシュタルクヘルト共和国の王族の血を引く女性であったーー。
縁組回避から始まる契約結婚、そしてーー真実の愛。
これは、「愛」を知る物語。
※他サイトにも掲載しています。
※こちらは年齢指定版を書き直したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 15:10:00
494394文字
会話率:38%
人生どん底な人間×訳あって周囲と距離を置く犬神の身ごもりから始まる和風恋愛ファンタジー
長年付き合っていた彼氏に振られて人生どん底の華蓮。土砂降りの中、びしょ濡れの華蓮に傘を差し出してくれたのは犬神の春雷だった。
あやかしの中でも嫌われ
者として爪弾きにされている犬神。その中でも春雷はとある罪を犯したことで、他の犬神たちからも恐れられていた。
華蓮を屋敷に連れ帰った春雷は、風邪を引かないように暖を取らせるが、その時に身体が交じり合ったことで、華蓮は身籠もってしまう。
犬神の春雷を恐れ、早く子供を産んで元の世界に帰りたいと願う華蓮だったが、春雷の不器用な優しさに触れたことで、次第に惹かれるようになる。
しかし犬神と結ばれた人間は「犬神憑き」となり、不幸せになると言われているため、子供が産まれた後、春雷は華蓮の記憶を消して、元の世界に帰そうとする。
華蓮と春雷、それぞれが選んだ結末とはーー。
人生どん底な人間×訳あって周囲と距離を置く犬神
身ごもりから始まる和風恋愛ファンタジー。
※アルファポリス他にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 17:00:00
51393文字
会話率:47%
両親を病で亡くし、閉鎖的な田舎の村での扱いは最底辺だったルーナ。知らない間に『生贄』にされ、村を追い出されてしまった。
自暴自棄になって訪ねた吸血鬼の屋敷。
そこには吸血鬼だけではなく、悪魔、魔獣までいた。
吸血鬼・レミには「帰れ」と言われ
てしまったが、魔獣・ルディの「泊っていきなよ」という言葉に行くアテもないルーナは屋敷に一晩泊まることになった。
──「僕が貰っても問題ないよね?」「ジェット、はんぶんこする?」
ルーナの知らないところで交わされていた会話。レミが血を飲もうとしないので、ルディと悪魔・ジェットはルーナを食べようと企んでいた──。
吸血鬼、悪魔、魔獣の三人と交流を重ねていくうちに、いつの間にやら……?
※翌日カクヨムにも投稿予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 20:09:33
312483文字
会話率:41%
目が覚めたら──大好きな乙女ゲームの敵役の王女になっていた。
彼女の名前はアミレス・ヘル・フォーロイト。父と兄を心から愛していたが、その愛が返ってくる事はなくただ利用されて殺された悲運の王女。
父の手で殺されるその瞬間まで愛されたかったと願
う憐れな少女。
前世でアミレスの幸せを願っていた『私』は、転生してアミレスになった事でとある事を決意する。
──絶対に生き延びて、幸せになってみせると。
この世界は乙女ゲーム『UnbalanceDesire』の世界で、ゲーム通りならば向こう十年近くは殺される事もないだろう。
ならばその間に父や兄でさえも簡単に殺せないぐらいの地位や名誉を手に入れよう。
絶対に死にたくないし、幸せになる為にもめいいっぱい努力しよう。
攻略対象達との恋愛は最初からヒロインに任せる。だってそもそもアミレスはヒロインじゃないからね。攻略対象達を救う事も、彼等と恋愛をするのもヒロインの特権だ。
でも…攻略対象達を救う事は出来なくても彼等の未来を守るぐらいならきっと私にも出来る。
だから私は彼等の未来を守る。彼等の未来が少しでも明るく幸せなものになるように。彼等の幸せが、私の幸せに繋がると信じて。
目指すはハッピーエンド……父や兄に殺されるバットエンドを回避して、少しでも多くの幸せな未来を掴み取ってみせる!
初っ端から精霊に愛されたり努力のあまり過剰に強くなったり周りにも愛されたりしつつ、ただ目的の為に突っ走るチート気味暴走王女のお話です。
※当作はアルファポリス様で掲載していた作品を大幅に加筆修正したものになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 20:05:01
2900428文字
会話率:37%
天正二年。小国の姫・螢(ほたる)は、織田信長の侵攻によって故郷と家族のすべてを失った。絶望の淵で彼女が思い出したのは、「未来を知る」前世の記憶。それは、信長の将、明智光秀によって自らも非業の死を遂げるという、あまりにも残酷な運命だった。
捕らえられた螢は、その知性の片鱗を見せたことで、冷徹非情と噂される光秀に興味を持たれる。「利用価値あり」と判断され、殺される代わりに彼の居城で「籠の鳥」として生きることを余儀なくされた。
利用し、利用されるだけの関係。しかし、氷の仮面の下に隠された光秀の苦悩と優しさに触れるうち、螢の心には密やかな恋が芽生えていく。
だが、運命の時は迫る。彼が主君を討ち、歴史に汚名を刻む「本能寺の変」。そして、その先に待つ破滅の未来。
愛する人を救うため、螢は歴史という巨大な流れに抗う決意をする。一人の姫の小さな光が、戦国の世の闇を照らし、未来を紡ぎ出す、運命の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 20:00:00
10736文字
会話率:36%
ゲームの冒頭で魔王アズラニカに攫われる大国ファルマの姫。
そんな姫、ゼシカに転生した主人公は母国が腐りきっていることを知ってしまう。
父は贅沢好きの愚王、母は若さに固執、兄は権力に執着して人の心がない上に妹を生贄に力を得ようとしていた。
これはもう攫いに来る魔王にそのまま嫁いだほうが平和なのでは? という結論に達するゼシカ。
なぜなら魔王アズラニカが姫を攫う理由は――『ゼシカに一目惚れしてベタ惚れだから』!
つまり確信を持って言えるのは、魔王に攫われるほうが幸せだということである。
【★】→自作イラストあり
■Attention
・ゲーム世界への転生ものですが、ステータス表示などは出てきません
・恋愛を軸にしつつドタバタしながら主人公がやりたいことを突き詰めていく話です
・本編は52話まで。そこから番外編を投稿します
・カクヨムの『嫁入りからのセカンドライフ中編コンテスト』中間選考突破作(選考対象は8話まで)
ここから更に書き進めながら加筆修正しています
カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 19:55:00
130796文字
会話率:28%
帝国お抱えの天才魔導師として暮らす傍ら、憧れの高校生活を送っていた柚良(ゆら)はある日皇子殺しの濡れ衣を着せられ逃亡の末に帝国の無法地帯『暗渠街(あんきょがい)』に逃げ込むことになる。
「ここは望むものがあれば何だって用意する暗渠街のよろ
ず屋――万化亭。ついでに答えるとボクはそこの若旦那だ」
そこで柚良を救ったのはクラスメイトの蒼蓉(ツァンロン)
彼の正体は暗渠街最大のよろず屋・万化亭(ばんかてい)の若旦那だった。
アウトローの巣窟、暗渠街での新生活を始めた柚良。
蒼蓉にも何か裏のある様子だが、しかし柚良も柚良でじつに癖のある性格をしており…?
「間接的な人殺し。これで君は本物の罪人も同然だ」
「本物の罪人も同然、ですか。蒼蓉くんは私が無実だと思ってくれてるんですね」
和洋中の文化が入り混じったリゼオニア帝国の暗渠街、コンロン地区の两百龍(リャンバイロン)で万化亭の庇護のもと暮らすことになった柚良と、そんな彼女が堕ちてきたことを心から喜ぶ蒼蓉が夫婦になるまでの物語。
【★】→自作イラスト有り
※恋愛を主軸にしつつ進む中華中心の和洋中ファンタジーが無法地帯で繰り広げられる話です
※所々倫理観がありません
※初期の柚良からのラブは控えめ、蒼蓉からのラブは水面下でクソデカ執着心レベルです
※カクヨムでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 10:35:00
298937文字
会話率:37%