江戸深川の施術院・三養堂には三人の医者がいる。腕は確かで美形だが口が悪い家主の長尾刹那、剣の達人で太鼓持ち並に口のうまい雲居梅之助、怪力無双でチンピラの組頭の弥九郎。今日も今日とて患者を治したり笑わせたり悪化させたり。
ある日、三人が助けた
行き倒れの男は、娘の復讐に固執する父親だった。男を介抱する刹那は、己もまた復讐者であることを明かし手助けを申し出る……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:05:32
90109文字
会話率:41%
2008年、日本で安楽死が合法化された。
この政策は、完治の見込みがない不治の病に苦しむ末期患者の終末医療として採用されたが、精神的に孤立した人々にそれぞれの死生観に沿った幸福を追求する権利を保障するという目的も兼ねている。
だが、少
子高齢化対策の為、若者が受けられる安楽死は生物学上の死、つまり生命活動の停止ではなく、あくまで人格の死とする法案が可決された。
例示すると、高齢者に提供される安楽死は「薬物を投与し死期を早める」というものだが、二十五歳以下の若者に提供される安楽死は「記憶を消去し、年齢が近い他人の脳の情報を対象の脳にインプットする」となる。
この場合、記憶の提供者の脳が複製されるので、定義上は世界に同じ人間が二人以上存在する事になる。
安楽死は、親族及び保護者の署名がなくとも行える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 22:46:30
22822文字
会話率:30%
中学三年生の橘美緒は封魔師。魔法使いのような能力者たちの命を奪うのが仕事。死が迫った彼らに、永遠の眠りを与える。
中学生の最後の一年、彼女は様々な「患者」と向き合っていく。
エブリスタにも掲載しています。
最終更新:2025-05-17 22:43:49
68476文字
会話率:66%
人類は、ダンジョンと共に生きている。
ダンジョン配信バブルが到来した時代。
とある不治の病の患者として、被差別者として虐げられ、絶望していた少年、
日魅在進(カミザ ススム)は、ある日ダンジョンの崩落現象に巻き込まれた。
ほとんど死んだも
同然な状況で、捨て鉢になりながらも地上を目指した彼は、
伝説であった筈のモンスター、カンナと出会う。
美しき少女の姿をした最強に導かれ、自らも次第に強さを獲得していく進。
彼が戦う映像は、やがて一大コンテンツへと成長していく。
国内最高峰の教育機関、人間社会の根幹であるダンジョン、背を押す人々の熱狂………
数多の戦場と試練を乗り越え、未踏の英雄譚が紡がれる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 22:00:00
2360229文字
会話率:31%
1990年3月、茨城県常陸太田市のとある地区のニュータウンに一つの家庭が引っ越してきた。一目見ればごくごく普通の30代夫婦と2人の子供に見える家庭…しかし、その家庭がどのように異常な家庭へと変貌していくのか、それはまだ誰も知らなかった。
これは、世矢に愛されず、世矢を愛することができなかった1人のASD患者による体験談である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:00:00
19124文字
会話率:3%
生真面目天然女医×天才だけど超絶不器用な外科医のすれ違いまくった恋の行方は……?
あらすじ
憧れていた天才心臓外科医・藤宮薫の下で働くことになった新人心臓外科医・音無杏。
しかし、憧れていた薫は患者の気持ちをまるで考えようとしないどころか
、命すらタスクとして捉えているような態度。しかも薫には、『神の手を持つ悪魔』などという不穏な噂がつきまとっていて……。
すっかり変わってしまった薫に戸惑い、困惑する杏だったが、仕事をこなすうち、次第に薫がそうならざるを得なかった原因を知る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:00:00
89931文字
会話率:49%
高度医療が急速に進む昭和の医療現場。だがその最前線で、命を支える医療機器は日々故障と隣り合わせだった。
機械がなければ患者は救えない――それでも、機械を診る者には、名前も資格もなかった。
看護婦でも医師でもない。だが命のそばに立ち続けた“無
名の技術者”たち。
これは、やがて【臨床工学技士】と呼ばれる者たちが制度なき時代に命を守り抜いた、“はじまりの物語”である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:00:00
6228文字
会話率:29%
命の声は、数値では語れない。
舞台は近未来の集中治療室(ICU)。
臨床工学技士・御影凌真(みかげ りょうま)は、人工心肺や人工呼吸器などの生命維持装置と、人間の「命の律動(リズム)」の間にある“違和感”を感じ取る技士だ。
彼の目に映る
のは、AI診断が「正常」と判定した患者の中にある“沈黙の異常”。
数字ではなく、“命の直感”に従いながら、人知れず救命の最前線を支えている。
これは、医師でも看護師でもAIでもない、命と機械のあいだに立つ者たちの記録。
沈黙の中で命をつなぐ者たち――彼らは、静かなる部隊《レジオニスタ》。
医療SF×人間ドラマ×現場リアルが交錯する、現代の“英雄譚”。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 08:00:00
24080文字
会話率:29%
2040年、AIによって“最適化”された医療が日常となった時代。
治療方針、生命維持、患者の選別すらも、すべては人工知能〈ARGUS〉が決定する。
そんな中、異動してきた臨床工学技士・新海智貴は、ある日“沈黙”したAIの前に立ち尽くす。
沈黙の裏に隠されたメッセージとは? そして、人間の判断はまだ必要とされているのか――
命と倫理、そして未来の技術の狭間を描く、SF医療サスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 09:06:34
109159文字
会話率:23%
“不滅の呪い”を解く為に祓魔師になった。
命を懸けて悪魔を殺しても、手に入る給金のほとんどは寄付(強制)される。
激ヤバな仕事に励んでいれば、強力な悪魔が群れを成して襲ってくる始末。
同期は全員鬼籍に入り、残った俺はただ一人で悪魔を殺し続け
た。
呪いの副作用により声を発する事が出来ず、ただ黙って悪魔を殺す俺を後輩が慕ってくれる筈もない。そして、呪いは解けなかった。
毎日毎日、悪魔を殺し続けてついたあだ名が“血濡れの天使”……いじめか(戦慄)?
これは中二病患者のような見た目(強制)にさせられた俺が。
ただ来る日も来る日も悪魔を殺し続けるだけの話。
友達も遊ぶ仲間も出来ず、ただただソロで社畜の如く働かされるだけのくそみてぇな人生……だった。
突如、上司から告げられる対魔修道院での教師生活。
ガキどもを教えるふりをし、適当に良い感じの指導をすればいいだけだろ? 楽勝ォ!
身分を偽り変装し、俺は第二の人生をのんべんだらりと過ごす事を決意する。
※ハーメルン様とカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:25:54
286442文字
会話率:14%
父親を治療不可の難病で幼少期に亡くし、母子家庭で育った枝野筑紫。
将来は父親のような難病患者を救うべく医者を目指したいが、入学金の問題で母子家庭に医学部は難しい話だ。
そこで、返済不要奨学金付きの特待生枠を勝ち取るべく、勉学に励む。
しかし、思うようにいかず成績が伸び悩んでいた所で幼馴染に裏切られた。
無能ガリ勉と馬鹿にされた筑紫は、学年で一番成績の良い男と見せつけるように去っていった幼馴染に絶望しながら日々を過ごす——はずだった。
「枝野クンって頭良いんだよネ!? 良かったらアタシに数学教えてくれないかナ!?」
人生最大の危機に瀕した瞬間、まさかの救いが差し伸べられた。
声をかけてくれたのは、まさかの学内でも屈指の人気美少女である帰国子女で。
さらに。
「あの、よかったら私にも勉強を教えてくれませんか?」
清楚可憐で癒し系な高嶺の花からも好意を寄せられて。
そして気付けば成績はうなぎのぼり。
実は幼馴染こそが自分の成績の伸びを妨げていた元凶だと知った筑紫。
成績が戻ったところに今更戻って来てももう遅い。
「や、やっぱりアンタと一緒にいてあげてもいいけど?」
「舐めてんのか。”ざぁこ”だったのはお前のおつむの方だろ」
これはメスガキ系幼馴染を”幸せになることで”わからせる、ちょっとしたお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:02:23
122458文字
会話率:34%
高校二年生の弓月未来が通う学校には、ある都市伝説のモデルになっていた。
それは、学校が建つ数十年前にこの場所は病院で、身寄りのない患者に人体実験をしていたとか、新種のウイルスを開発していたとか。それが何かの事故で病院の職員、患者が一晩のうち
に全滅してしまったというものだった。
もちろん未来はそんなことは信用していない。
未来は彼氏の修哉、友人の恭平に里依紗、真理と充実した高校生活を送っていたが、血のような夕焼けを見た日を境に街には奇妙なことが起こり始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:35:45
40427文字
会話率:32%
霊体外科医とは、体外離脱後、霊体として患者の内面世界に入り込み、心の病に対して、『直接的な施術』を行う職業である。
工藤類照(くどう るいてる)は、その霊体外科医の一人であり、日々、患者たちの施術をこなしていた。
そんなある日、恋人であり
、同じく霊体外科医の室野依織(むろの いおり)が、人格崩壊を起こした男の施術に臨み、その内面世界で、不可解な事件に巻き込まれ、自分の体に戻れなくなってしまう。
恋人の霊体を幽閉する檻。人格崩壊を起こした男。患者の人格改造を行う霊体外科医。裏社会で暗躍する組織。流浪者たちの信仰する神。
それらのピースが合わさった時、衝撃の事実が浮かび上がる。
※この作品は、ノベルアップ+さんと、エブリスタさんでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 16:20:00
81679文字
会話率:21%
世界中から忌み嫌われている最強最悪災厄の黒魔女テレジアは、突如聖女になるべく修道院に入りたいと王に申し出る。王にさえ疎まれていたテレジアの要求は通り、聖女見習いとして修道院に入ることになる。
黒魔女だということがバレれば追放されるため、正
体を隠しながら日々を過ごすテレジアだったが、癒しの力である白魔術の才能はまったくなかった。
その上、見た目が幽霊の如く不気味で、コミュニケーション能力が皆無のテレジアを、同期たちも敬遠し、馬鹿にする始末。
黒魔術では才能に溢れていたが、白魔術は前代未聞の落ちこぼれだったのだ。
そんな中、聖女の審査が始まる。
原因不明で重症な状態の患者が現れ、全員が狼狽える中、テレジアは冷静に言い放った。
「それは呪いです」
黒魔術専門の聖女という道が開けた瞬間だった。
やがてテレジアは聖女の中でも特別な存在となり、様々な人物に認められていく。
黒と白の間、『灰の聖女』として。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 14:37:48
103278文字
会話率:16%
血液内科医 中條悟は7年目の医師で血液内科としては5年目。
大学院で研究をしつつも臨床医としては油の乗った時期であるが、忙しさにかまけて体調不良を放置。自分の専門分野である白血病で死んでしまう。
例のごとく魔法のある異世界に転生し、持ち前の
知的好奇心で魔法の科学的検証を開始する。
しかしながら、ある事件を契機に医師としての使命に目覚め魔法技術と自分の医療知識を融合し再び患者の前に立つことを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 11:33:40
228320文字
会話率:32%
護符魔法が発達し、魔獣が跳梁跋扈するユーパン大陸には、いにしえからの言い伝えがある。曰く、「汝、身体もしくは心が病いに侵されし時、十字の印刻まれし白亜の建物を見るであろう。ただし、それは汝が生涯に一度きりなり」人間、エルフ、ドワーフ、イーブ
ルエルフ、獣人族、リザードマンなど、あらゆる種族の者たちはこの伝説を信じ、病魔に蝕まれた者は、その出現をこいねがった。その建物を実際に訪れたことのある者は、そこを次のように呼んだ。「本多医院」と……。
これは、次元の狭間に出現する本多医院に来院した、数々の患者たちの記録の物語である。
いわゆる異世界+職業もので、おちゃらけた医師と無機質ナースが異世界からのお客様の相手をします。
大体六回前後(一万字とちょっと程度)で一つの話が完結しますが、例外的に長いのや短いのもありますのでご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 22:00:00
858326文字
会話率:56%
「そなたは《毒》か、それとも《薬》か」
皇姫であった慧玲(フェイリン)は先帝の罪により死刑を命じられた。
渾沌の帝と称され、帝国全土に毒をまき散らした凶悪なる帝……その姑娘。だが彼女は薬師の一族・白澤の叡智を修得していた。
慧玲は皇帝
の問いにこういった。
「私は、如何なる《毒》をも絶ちて《薬》と致しましょう」
帝国・剋は先帝の悪政によって《天毒地毒》の禍に苛まれていた。
地毒は人を蝕み、《毒疫》という奇しき病をひき起こす。
鱗に蝕まれた妃妾。脚から梅の咲きこぼれる舞姫。毒疫は如何なる医師にも癒すことができない。ただひとり、後宮にいる食医の姑娘を除いては。
「あなたはいったい」
「ただの食医でございます」
処刑を一時取りさげられた慧玲は身分を捨て、後宮の食医となった。妃嬪たちから渾沌の姑娘と謗られ、疎まれながらも典医が匙を投げた患者たちをたちどころに解毒していく。
最高に美味しい《毒》を患者に飲ませることで。
「毒は、毒を制すものですよ」「口に旨き毒は《妙薬》となるものです」
それは償いか。それとも復讐への階か。
慧玲のもとに現れた麗しき風水師。彼は不敵な微笑を湛えて、慧玲に囁きかける。
「貴女の死を望むものがいる。その敏さはいつか、貴女の身を滅ぼすよ。緩やかにまわる毒みたいにね」
彼は果たして敵か、味方か。逢うべきではなかったふたりの袖が振りあうとき、国の運命が動きだす。
・ ライト文芸寄りの後宮お仕事ものです。
恋愛はするかどうか謎ですが、異性バディ(イケメン)はいます。
・ こちらの小説は《カクヨム》にも掲載(同時に連載)致しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 17:13:15
434956文字
会話率:39%
治癒魔法を使える女性(聖女)が多く生まれるエーリズ国で宮廷筆頭聖女を務めるソニアは、その日職場である宮廷から追い出された。
このままでは食いっぱぐれると思ったソニアは、そのままメインストリートへ行き街角で激安治療を始めた。のだが、そこへやっ
て来たのは銀髪紫瞳の美男子で。
「出張は行っておりますか?」
「患者が遠くにいるってことっスか?いっスよ」
押しの強い皇弟×色恋疎め聖女のハピエンストーリー。
〈全3話〉
※ざまぁはありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 13:44:56
136913文字
会話率:49%
心優しい九尾の狐の夫・コン太と、元は迫害された非魔法使いを匿ったが故に悲惨な運命をたどった妹の過去を持つアストレア王国の女王で心療内科医の妻・アルファ。アルファの妹・結衣は、壮絶な凌辱と絶望から、誰も傷つかない人形の世界を創り出すが、それは
皆にとって希望のないディストピアだった。姉・アルファが妹を殺害することで世界は解放されるが、その代償は大きかった。その後、コン太と出会い、娘に妹と同じ「結衣」と名付けたアルファ。物語は、アルファが患者の奇妙な人形の夢に、妹の創った絶望の世界の記憶を呼び起こされるところから始まる。過去の悲しみを抱えながらも、夫と娘との普通の日常を守ろうとするアルファの姿が描かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:03:23
1085文字
会話率:22%
パンデモニア症候群と言う人が自殺する精神状態を突き止めた近代日本。
その病は鬱病などから重症化した心の病で心にパズス(死導魔)と呼ばれる悪魔を自ら宿してしまう病。
パズスが宿ると宿った心の持ち主は何があろうと自殺しようとしてしまう。
これを
治す為には発症した患者の心に入りパズスを倒さなければならない。
人々はそれぞれ心の世界を持っていてその人の想い、経験、知識、想像から作られた世界。
その世界には本人の形をした自分が住んでいてそれがパズスの心臓の一部になってしまっている。
その心臓から心の中の患者を引き剥がす事によってパズスを倒すことができる。
パズスを倒してカウンセリングできる精神状態にしてゆっくりと時間をかけて患者を治療していく。
パズスを倒す為に心の中に入る組織SPT隊(セプト隊)
アニマウェポンと言う武器を使ってパズスと戦うプロフェッショナル達。
東京精神科総合病院で働く医者、悟心優(さとみゆう)。
彼は優秀な精神科医でありSPT隊の一員でもあるイケメンな医師。
彼はHSPと呼ばれる特徴を持ちその中でもそれがかなり強くパズスの声が聞こえる特殊な力を持つ。
パズスは心の持ち主と誰にも気づかれないように自殺する計画をたてるのだが彼はその声が聞こえる。
その力を使いパズスの宿った人を見つけてSPT隊の大原華舞久(おおばられなな)伊狩炎(いがりほむら)月夜野セオ(つきよのせお)達と共にパズスを倒して患者を治療していく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:23:08
32335文字
会話率:31%
厨二病末期患者の日々の記録。
最終更新:2025-05-15 13:51:28
148710文字
会話率:4%
かつて、人類を絶滅させる寸前までに追い込んだ悪魔の末裔と、その悪魔の細胞を身体に取り込んだ者の長い戦いの物語。
その国では罪を犯すと、徐々に死刑に向かって行く。
国は『赤紙(あかがみ)』という組織が管理していて、人が住む場所は大きく
10の区域に分けられていた。
1区は善良な市民が住んでおり、罪を犯す度に10区に近づいていく。
10区は死刑待ちの人間が収容される区間であり、人権を剥奪される。
そのすべての区を管理している赤紙最高責任者であり、悪魔の『アダム』を従え、自分も半分悪魔になった不老不死の緋月(ひづき)と、精神疾患者たちが織り成す物語。
主人公の18歳の青年の智春(ともはる)は、母が父の借金の負債に追われ、過労死してしまったショックにより、この世に絶望し自殺を計る。
しかし未遂に終わり、精神疾患者の保護を熱心に行っていた緋月によって助けられる。
智春は緋月に「私の下で働いてほしい」と言われ、行く場所も、生きる目的もない智春は、助けてくれた緋月の申し出を受ける。
智春は赤紙の人間として緋月の下で、沢山の精神疾患者と関りを持ち、精神疾患者たちへの理解を深めながら自分も成長していく。
自分がその物語の鍵を握ることになるとは、露程も知らずに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-07 13:17:49
488960文字
会話率:45%
科学の力ってすげー!我らが機界の極東島国ニホンへ、魔法界の英国から平たく言うと世界征服を目論むイカれたお客様が来日。愛犬との下校中、運悪く親切心で日本語の不自由な不審者を助けようとした少年、雪川稔くんは奴に目をつけられてしまい、あれよあれよ
という間に事件に巻き込まれ魔法界で保護されることに。
保護と教育のため稔が放り込まれた先は魔法学校。
そこへ稔と同時期に魔法界のニホン極東島国ヒノモトから飛び込んできた子供達が3人。雷神の鬼様を始祖とする実力の伴うハイスペ厨二病患者鳴神くん、走る野菜達を従える|怪異《ホラー》解体業者ひなちゃん、見た目は仔ウサギ中身は鬼畜な戦闘民族春兎くん。
4人と1匹の極東島国からやってきた問題児共が巻き起こす、事件あり、成長あり、ちょっとホラーあり、ドタバタ青春スクールライフ!
入学当日に退学RTAしかけたり、クソデカホットケーキ焼いてみたくて自由研究でドラゴンの卵取りにいったり、学校の裏山にヒミツ基地つくったり、学校に潜む怪異に巻き込まれたり、おふざけが世紀の大発見に繋がったり。彼らは好奇心の赴くまま、彼らは悪意なくいたって真面目に、時にはクラスや寮を巻き込んで仲良く問題児やってら。みんな元気だね。
そんなわけで、まずは未来の問題児スットコドッコイ共のご紹介。
書き溜めてる分の更新ペースは3日に1回。
他サイトでも掲載してます。
執筆は主に花時雨。
一緒に考えてる人:菓氏さん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 09:31:08
44206文字
会話率:54%