最強の焔術士イグニスは、戦いのたびに記憶を失う体質を抱えていた。長年片思いをしてきた魔術師のフローラは、彼が起きるたび『初めまして』からスタート。
思い出を共有できないもどかしさと、毎回ときめく新鮮さを同時に味わいながら、王都の危機に立ち向
かう。
二人の恋の行方は――? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 22:49:25
7425文字
会話率:52%
今は昔、西の大陸の内地に、ふたりの王に治められる国があった。
“昼の王”は血統で継がれし男の王。
“夜の王”は予言の力を持つ女の王。
創世よりこの地には、神の力を持つ聖女が常時ふたり存在するという。
聖女の証は胸に現れる不死鳥の刻印。
夜の王“大聖女”が死ねば、新たに聖痕の浮かびあがる少女が王宮に召され、代替わりを待つ。
聖女はその神聖なる血ゆえに、人間の男と婚姻を結べない。
胸の不死鳥が人の男の熱を感じれば、すぐに飛び去ってしまう──そう言い伝えられている。
しかし此度の世継ぎ聖女、アリアンロッドは美しい王太子に恋をしていた。
結ばれない運命であれ、彼女は王宮で研磨を怠らず過ごしていたが──
ある日、王太子に隠し部屋へ呼び出され、ソワソワして出向いたら、「王宮から出ていってもらう」と宣告されてしまった。
彼女は一向に、神の力に目覚めずにいたからだ。
追放先への道中、アリアンロッドは狼藉者に襲われる。
そのピンチを助けてくれたのは、王太子の近衛剣士アンヴァル。
「私、今は役立たずだけど──必ず王宮に帰還するわ!」
彼に向かってその決意を叫んだ瞬間、強く冷たい神風が吹いた。
アリアンロッドはその風に煽られ、≪予言の力??≫に目覚めるのだが──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 21:42:25
13619文字
会話率:49%
スコル侯爵家の長女、ユニヴェールは夜空のごとし群青色の髪を持って生まれた。
それはその地に暮らす人々にとって、厄災に見舞われる呪いの髪色。家ごと蔑まれることを恐れた家族に、彼女は3つの頃から隠されて育つ。
ろくに淑女教育を受けず、社交経
験もなく、微笑むことができない、28歳令嬢ユニヴェール。
日陰者の運命を受け入れ慎ましく過ごしていたというのに、ここにきて突然、隣国へ嫁ぐよう言い渡される。
長年断交状態であった隣国と、和平への道が開かれたばかりの昨今。友好の証にあちらの第三王子の元へ……、つまり人質の役目を押し付けられた形だ。
信頼を寄せる執事とメイドを連れ、その地に踏み入れた彼女。
あれよあれよという間に新婚初夜、夫となった人は言う。
『君だけを、世界の終わるその瞬間まで、愛すると誓おう──』
ではなくて、こっちでした。
『君を言語教師に任命する!』
……赤い花びらの散るベッドで甘い香りに包まれながら、
これは
リクルートですか??
※ 登場人物がふたつの国の言語を話すので
主人公の国の言葉は 「このカッコ」
ヒーローの国の言葉は 『このカッコ』
このように表現しております。
※ 6万字の中編です。(今週中に完結予定)
他サイト様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 22:04:22
96717文字
会話率:49%
高校1年の入学式。
海に囲まれた港町の高校に、東京から遠山梓が入学してきた。
かたくなに誰とも交流を持とうとしない梓のことを、夏見純平は遠巻きに見ていた。
しかし、偶然に偶然が重なり、だんだんその距離が近くなるにつれ梓への恋心を
自覚する。
その中で純平は梓の秘密を知ることに。
二人のバイオリンの音が二人を強く結び付けていく。
これはたぶん、純平と梓のふつうの恋の話。
毎日21:20更新
完結まで執筆済み
※物語は純平の過去と現在を行ったり来たりしながら進んでいきます。
※作中の地理や名称、病状については、全て架空のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 21:20:00
106560文字
会話率:42%
結婚なんてしたくない。それが、伯爵令嬢リュシエンヌの口癖だった。しかし年頃の令嬢である彼女は、父親の手により無理やり年上の男性に嫁がされることになってしまった。
どうしても結婚したくないリュシエンヌは、名前を捨て身分を捨て、男装して家か
ら逃げ出した。やがて遠くの町にたどり着いた彼女は、ほっと胸をなでおろしていた。これで自由だ、と。
しかしそんな彼女に、思いもかけない事態が襲いかかる。なんとその町で、彼女は聖女としてあがめられてしまったのだ。男の聖女なんておかしいんじゃないかと彼女は指摘したものの、町の人間たちは聖女の降臨を心から喜んでいた。
仕方なく彼女は、聖女リュシアンとしてしばらくその町で暮らすことにした。領主の息子セルジュと行動を共にしながら、彼女は楽しくも穏やかな日々を過ごす。
だが、その平和も長くは続かなかった。聖女の噂が王都まで届いたことで、この町全体が危険視されるようになってしまったのだ。
ずっと逃げ続けてきたリュシエンヌ、彼女はついに、困難に立ち向かうことを決意する。この町で出会った、大切な人たちのために。
※2023年の『自由になりたい令嬢は、男装して逃げだした……が、どういう訳か聖女と呼ばれて愛されている』(検索除外中)の改稿・加筆版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 21:14:31
30014文字
会話率:28%
騎士を目指し、ただひたすらに鍛錬に打ち込む伯爵令嬢コレット。彼女には、大切な思い出があった。七歳の夏、避暑に来ていた少年オズワルドと意気投合し、立派になってまた再会しようと誓いあった、そんな思い出だ。
やがて十六歳になった彼女は、貴族の
子女が通う学園へと入学することとなる。そしてそこで彼女は、オズワルドと再会した。
二人は再会を喜び、交流を深めていく。しかしそれに伴い、コレットは違和感を覚えるようになっていた。幼いオズワルドと今のオズワルドの印象が、あまりに違いすぎていたのだ。のみならず彼女は、オズワルドの兄ニルスの中にあの少年の面影を見てしまう。
もやもやしたものを抱えながら、コレットは学園生活を送っていく。コレットとオズワルド、コレットとニルス、オズワルドとニルス。少しずつ変化していく関係が生み出したひずみが、やがて事件を引き起こすのだった。
(全十五話のお話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 12:14:48
47682文字
会話率:40%
「ここが、憧れの地上……!」
人魚族の姫ニネミアは、たった一人で地上に出てきた。うろこの生えた尾を足に変えて、人間のふりをして。
人間は、人魚族の存在を知らない。人魚族は、人間に近づかない。二つの種族は、長きに渡ってそんな関係だった。け
れどニネミアは、ずっと地上が気になって仕方がなかったのだ。
しかし人間の町を歩いていた彼女を、いきなりトラブルが襲う。なんと彼女は人さらいの一味に目を付けられ、そのままさらわれてしまったのだ。
そうして彼女は、仮面の伯爵に売り飛ばされた。しかし彼は「君は自由だ、家に帰るといい」と言ってくれたのだった。そんな彼に、ニネミアは泣きそうになりながら答える。「故郷がどこにあるのか、分かりません……」と。
伯爵は困惑しながらも、彼女をメイドとして雇ってくれた。人魚族ゆえの世間知らずを盛大に発揮しながらも、ニネミアは徐々に人間の世界になじんでいった。
自分がこうしていられるのは、伯爵様のおかげだ。そう考えたニネミアは、伯爵に礼をしたいと考える。それをきっかけに、二人の距離が近づいていき……。
これは、人間が気になる人魚姫と人間嫌いの伯爵が、種族を超えて手を取り合うお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 12:15:58
150272文字
会話率:38%
田舎育ちのリリカはお菓子が大好き。
「王都の神殿ではお菓子が食べ放題」と聞きコネを総動員して聖女見習いの侍女として採用される。
期待に胸を膨らませて向かった神殿で出会ったのは、美形の騎士アレクシス。
初対面のはずなのに、なぜか彼といると懐か
しい気持ちになる。
アレクシスは騎士でありながら王子様。そしてリリカが仕える聖女見習い・カトリーヌの婚約者候補でもあるらしい。
神殿には何百年も生きているという「聖女の頂点」ベアトリスが存在し、神殿に隠された長い歴史と秘密がリリカを巻き込んでい行く。
過去と今を繋ぐリリカとアレクシスの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 21:07:12
62345文字
会話率:48%
気温も凍えそうなほどに低くなっていく十一月のある日。高校一年の学生生活を送っていた水上悠斗はふとした拍子に校内でも屈指の人気度を誇る小柄で無口な同級生、本羽咲が公園に居座っている光景を見かける。
最初は厄介ごとには関わらないと決めて通り過ぎ
ようとした悠斗だったが…見捨てることに寝覚めの悪さを覚えてしまい、彼女と奇妙な縁を持つこととなる。
だが、相手は圧倒的な知名度を誇る有名人であり、それに対して彼は平々凡々な男子生徒。そんな間柄では劇的な変化など起こるはずもなく、そのまま二人の関係性は変わらず幕を下ろす……そう思っていた。
されど、そんな些細な縁からグイグイと関わりを持とうとしてくる咲の愛らしい行動に、悠斗は困惑しつつも受け入れていく。
これは無口で小柄な少女と、そんな彼女に懐かれてしまった少年による日常の変遷。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 21:00:00
171393文字
会話率:27%
高校一年真っただ中の黒峰彰人がいる教室には、少し変わったクラスメイトがいる。それは誰もが視線を奪われ、意識を惹き付けられるほどに整った容姿を持つ彼女──間宮朱音は、日常の大半を眠ることに費やしているという何ともおかしな少女だった。
しかし、
そんなことは彰人には関係ない。どれだけ見た目が優れていようと彼女と自分は住む世界が違い、碌に関わることもない人間……そう思っていた。
だがある些細なことをきっかけとして関わることになった二人は、次第にその仲を深めていくこととなる。これはそんな優しさを捨てきれない少年と、どこか甘え上手な少女による物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 21:00:00
584012文字
会話率:36%
晴れて高校生となった原城拓也は、入学してから少しの月日が経った雨の日に、同級生の秋篠唯が立ち尽くしている姿を見る。
見て見ぬふりのできなかった拓也は彼女に声を掛けるが、何かを言われるわけでもなく、そこで二人の関係は終わる……はずだった。
し
かし、それをきっかけとして妙な接点が生まれてしまった彼らは、少しずつ関わりを持つようになっていく。
これは、他者を求めた少女と、他者を拒絶した少年が、徐々に歩み寄っていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 20:00:00
419354文字
会話率:39%
来斗(らいと)の学校では、学校一人気といわれている美咲(みさき)に対して、数日に一度告白が行われていた。
すれ違えば誰もが振り返るかわいさに、男女問わず誰にでも優しくて明るい性格をしている美咲がモテるのは、必然のことだった。
しかし、肝心
の美咲は恋愛に興味がなく、誰とも付き合うつもりはない。
それなのに数日おきに告白をされているので、彼女は困っていた。
来斗はそのことをふびんに思うものの、嫌われ者の自分と人気者の美咲では住む世界が違う、と線引きをしていた。
そんな中、本来であれば深く関わることがなかったはずの二人に、転機が訪れる。
幼い妹のおねだりで祭りに連れていっていた来斗は、美咲がナンパされて困っている状況に出くわしてしまった。
厄介な男どもを追い払うため、美咲の彼氏のフリをして場を乗り切る来斗。
だが――その光景は学校の生徒たちにも目撃をされており、瞬く間に学校で噂が広まってしまう。
そして、幼い妹にも美咲が彼女だと思い込まれてしまい、美咲からも頼まれたことで、来斗は美咲の偽彼氏になるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:40:29
161271文字
会話率:37%
ヴィクトリア・ザイフリートは【武神令嬢(ヴァルキュリア)】の二つ名を持つ、騎士家系に生まれた令嬢。
女性ながらに王立騎士団第三部隊の隊長を務めるほどの腕を持つ、稀代の魔法剣士であるヴィクトリアだが、そのあまりの強さに、同じく第三部隊の副隊長
である婚約者から「女として見れない!」と言われてしまい、婚約破棄されてしまう。
元々女らしくないことがコンプレックスで、騎士団を辞めたいと思っていたヴィクトリアは大層ショックを受け、人生に希望が持てないまま街を彷徨っていたが、そこで新進気鋭の若手小説家のラース・エンデに出会い、自分も小説家になることを夢見る。
だが、実はラースもヴィクトリアと同じく王立騎士団の団員であったことが判明し、強さに憧れているラースに、ヴィクトリアはマンツーマンで修行をつける提案をする。
そしてその対価として、ラースに小説家としての弟子入りを志願するのだった。
果たして【武神令嬢(ヴァルキュリア)】は、小説家になるという夢を叶えることができるのだろうか……?
◆『ネオページ』契約作品です。商業化のご相談は『ネオページ』編集部にお願いいたします。
◆『ネオページ』にて先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:22:12
146060文字
会話率:47%
俺の学校には加藤来音先輩という、読モをやっている超絶美人のギャルがいる。
オタクの俺からすれば加藤先輩は別次元の存在で、俺と加藤先輩の人生が交わることなど、一生ないと思っていた。
――だが、まさか親の再婚で、加藤先輩が義理の姉になるとは……
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 21:00:00
7590文字
会話率:44%
今日も聖女のアリエルは、婚約者であり、第二王子殿下でもあるダリルに、ダリルの病気の治療のために苦労して手に入れた聖水を渡した。
すると――。
「んぐ…………クッ、マズいッ!!」
「っ!?」
聖水を一口だけ飲んだダリルが、聖水をアリエルに向か
ってぶち撒けてしまった。
「毎日毎日こんなマズいものをこの僕に飲ませやがって! その割には半年も経つのに、未だに治らないじゃないか!?」
激高したダリルは、アリエルとの婚約を破棄した挙句、アリエルを辺境に左遷してしまい……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 21:03:58
11243文字
会話率:54%
高校一年生の黒鉄 蓮(くろがね れん)は、クラスの陽キャグループのトップである金城 大翔(きんじょう ひろと)にいじめられていたクラスメイトを庇った結果、今度は自分が「非モテ陰キャ」と揶揄されて大翔たちに絡まれる毎日を送っていた。
ほとんど
のクラスメイトが見て見ぬふりをする中、彼を助けたのは、大翔の幼馴染で彼が好意を寄せているクラスのマドンナ・柊 凛々華(ひいらぎ りりか)だった。
「——私と仲間にならない?」
一見冷たく、他人を寄せ付けない彼女からの予想外の言葉に戸惑う蓮だが、孤独を選んでいた二人はやがて多くの時間を共にすることになり、お互いの意外な一面に惹かれあっていく。
一方の大翔は、凛々華が自分よりも蓮を選ぶはずがないと信じ込み——、
「やめとけ。暴力沙汰になったら間違いなく退学だぞ」
「うるせえ! もうそんなもんどうだっていいんだよ! 殺してやる!」
「……仕方ない。ちょっと痛い思いをしてもらうぞ」
勘違い陽キャを隠れハイスペックの陰キャぼっちが実力でねじ伏せていく痛快ラブコメディ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:10:09
382735文字
会話率:48%
日向坂陽菜乃は先日の文化祭で行われた彼女にしたい女子生徒ランキング第一位に選ばれるほどの人気女子だった。
なので、もちろん高校入学から半年近く経ったにも関わらず友達一人できていないぼっち男子である志摩隆之にはまったく縁のない相手のはずだっ
たのだが。
ある日の休日。
ショッピングモールで迷子になっていた幼女を見つけた隆之が保護者のもとまで送ったところ、そこには雲の上の存在だと思っていた陽菜乃がいた。
妹を助けてくれたお礼がしたいと陽菜乃に言われて、それを受け入れる隆之。
その出会いをきっかけに、二人は少しずつ距離を縮めていく。
陽菜乃と出会ったことで、隆之の学生生活は徐々に充実したものに変わっていく。
――――――
カクヨムで連載していた作品をこちらでも公開することにしました。
一人でも多くの人に読んでいただければと思っていますので、ぜひご一読ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:10:00
239986文字
会話率:41%
聖女の力を持たずに生まれてきたシェイラは、竜族の生贄となるべく育てられた。
成人を迎えたその日、生贄として捧げられたシェイラの前にあらわれたのは、大きく綺麗な青い竜。
そのまま喰われると思っていたのに、彼は人の姿となり、シェイラを花嫁だと言
って――?
虐げられていたヒロイン(本人に自覚無し)が、竜族の国で本当の幸せを掴むまで。
ヒーローは竜の姿になることもありますが、基本的には人型です。
毎日20時過ぎに投稿します。(話の内容によっては複数話投稿することもあります)
完結投稿です。後日談を含む、全37話予定。
ムーンに投稿していた作品の、全年齢版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:10:00
113250文字
会話率:49%
【第一章】 異世界で生きるミツル
異世界バルファに転生した少女ミツル・グロンダイルは、十一歳で父の死を目撃したショックから、前世の二十一歳の人格と記憶を覚醒させる。十一歳の怒りと悲しみの感情に支配された彼女は、前世で得た異能を用いて、父を
殺した魔獣を討つ。それ以来、彼女は北方の魔獣多発地域エレダンで、魔獣狩りとして生計を立てるようになる。しかし、彼女は一人ではなく、剣の中に転写されたかつての「かけがえのない大切な人」と共に生きていた。その胸にある願いを秘めて……。
【第二章】 前世回想ダイジェスト【深淵の黒鶴】編
ミツル・グロンダイルは、この世界で生まれた十一歳の「私」と、転生前の二十一歳の「私」の間で揺れ動き、自身の転生が招いた家族の悲劇に思いを馳せる。生きることを諦めていた彼女が、なぜ再び生きる道を選んだのか、その覚悟が問われる。そして、ミツルは前世の記憶を辿り、そこで異能の正体や、この異世界との密接な関係が次第に明らかになっていく。さらに、剣の中に宿るかつての大切な人との深い絆も描かれる。
無限に湧き続ける魔獣の謎や、魔獣から採取される魔石に依存した文明。ミツルの力とマウザーグレイルの存在意義、両親の過去や行方不明の母の所在。そしてミツル自身の意外な素性と過去。これらすべてが繋がるとき、バルファ世界の根幹を揺るがす真の脅威が姿を現す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 13:09:18
3421034文字
会話率:32%
佐藤歩《さとうあゆむ》は、人間関係をさけ友達を作ろうとせず、己の趣味に生きているカースト底辺の空気系ボッチ。
このまま高校生活を波風立てず平和に過ごし切ろうとしていたある日、ぐうぜん学校一の美少女でありカーストの頂点である赤月蘭《あかつき
らん》と関わることに。
「赤月さんは、血を舐めたくなるのか……」
裏庭で蹲っていた赤月蘭を助けたことで、佐藤歩は彼女が吸血鬼だという事を知り、二人だけの秘密の関係が始まった。
「……私に、お礼をさせてください佐藤くん」
誰も知らないところで、だんだんと近づいていく二人の心と距離。
これは両片想いのじれじれで甘々、そしてちょっぴりえっちなハッピーエンドな物語です。
――――――――――――――――――――――
【作品の特徴】
☆ハッピーエンド確定。
☆じれじれ、あまあま、ちょっぴりえっち。
☆カクヨムにて先行投稿中。
☆ヒロインである赤月蘭は吸血鬼の血を引いていますが、定期的に血を舐めたがるだけで普通の女の子です。
☆1話あたり約1000〜3000字です。短い時間で読めるので、暇つぶしにどうぞ。
☆作品がお気に召しましたら、ブックマークや☆☆☆☆☆→★★★★★評価、をよろしくお願いします。執筆へのモチベが上がります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 12:08:57
49216文字
会話率:53%
ドール公の令嬢メリヤナは一度死んだ。愛した王太子ルデルアンから婚約破棄されて間もないうちに、売国罪で処刑されたのである。死ぬ間際に悔いていると運命の神の計らいで、再度分岐点である11歳からやり直すことになった。今度こそ王太子の気持ちをつかむ
ため、協力者フィルクと共に、メリヤナはフィルクから教わった〝メロメロの秘術〟を用いて、ルデルアンの気を引くが——。
「もしかして、王太子よりも僕のことが好きになっちゃった?」
「あなたのその口、今度、にかわで糊付けしてやるんだから」
フィルクってば何言っているの?
わたしはルデルさまのことが大好きなんだから!
もう一度やり直したメリヤナの運命は、はてさて、どう転ぶのか。
※2025年3月14日より連載再開。全139話予定。
※第1章〜第9章までは、数年前に投稿したものをリライトしたものです。旧題『婚約破棄されてやり直しましたが、ヤンデレに妨害されているようです? 』
※カクヨムでも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 07:37:27
365376文字
会話率:40%
「え、騎士団の団長!? いや、絶対! 体中傷だらけできっと獣みたいなんだわ! 私は第二王子みたいな優しい男性がいいわ! それに平民成り上がりの侯爵なんてまがい物のよ。絶対に嫌です」
王命で騎士団長に嫁ぐように命じられるが、妹は断固拒否。
そこで私は妹の代わりに“野獣(ビースト)”と恐れられる騎士団長に嫁ぐことになり――。
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 06:53:36
233026文字
会話率:23%
「さっさと前を向いて歩け!」
背中を思いっきり押され、床に倒れ込んだ瞬間。
前世記憶が覚醒した私。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生している……!
しかも婚約破棄と断罪が終わったばかりだと気が付く。
え、これって既に詰んだ後なのでは!?
そんな状況の中、救いの天使が現れたと思ったら、とんでもない魔の手が迫り――。
断罪終了後シリーズ第六弾が遂に始動!
まるでジェットコースターに乗ってしまったかのように、怒涛の展開で物語が進んで行きます! しかも、まさかの推しを●●し、強引にある場所へ連れ込んで……。
果たして詰んだ悪役令嬢は、ここからどうやって逆転していくのか!?
ぜひ最後までお楽しみください!
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 12:07:52
158217文字
会話率:23%
婚約破棄された悪役令嬢に、取引を持ち掛けたのは、血塗られた玉座に君臨する王だった――。
「……君との婚約は破棄させてもらう! ここにいる男爵令嬢を君は深く傷つけた!」
第二皇子の声が頭に響く。頭痛がひどく、もう、耐えられない!
断罪を言
及されたその時、私の意識は……。次に目覚めると、美貌の青年から、ある取引を持ち掛けられる。その青年の正体は……恐ろしい異名を持つ若き国王だったが……。
前世知識と機転で、困難を乗り越える私だけど、恋心には鈍感です!?
溺愛したいのに、じれじれの両片想い。一途な想いは届くのか!?
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 12:05:20
190352文字
会話率:30%
芸術と文化の国チェルデに暮らす、絵を描くのが何より好きな少女アネシュカは、ある日村を訪れた宮廷絵師のファニエルに才能を見出され、王都にある彼の工房にて修行することとなる。ところが直後、兄弟国マリアドルがチェルデに進攻し征服。チェルデ総督とし
てやってきたのは冷徹な将軍、マジーグだった。マジーグはチェルデ総督となり着々と占領政策を進めるが、なぜかファニエルの工房には手を出さない。やがてマジーグとアネシュカは不思議な縁により巡りあう。マジーグの狙い、そしてアネシュカ、ファニエルの運命は如何に――?
※カクヨム、エブリスタにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 06:10:00
164164文字
会話率:35%
それは、美しくも妖しい黄金色の薔薇が、ひとりの女、ふたりの男の運命を操る物語――。伯爵令嬢アシュリン・エンフィールドは、婚約者ライナルトとの結婚を前に穏やかな生活を送っていた。一方で自分を炎の中から助け出す男性の夢を毎夜のように見ており、そ
の謎の男が気に掛かって仕方ない。そんな時、彼女は新居の専属庭師となるクラウスを紹介される。だが、クラウスはアシュリンに冷たい態度しか取らない。それはエンフィールド家の過去となにか関係があるようで……。やがて動き出した政局のなか、アシュリン、ライナルト、そしてクラウスは、それぞれ過酷な運命に翻弄されていく。3人の運命、そしてエンフィールド家の庭に咲く黄金色の薔薇に隠された秘密とは――。
※魔法のiらんど・ノベルアッププラスにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 07:32:32
106346文字
会話率:39%
癒しの魔力をほとんど持たないため「役立たずの穀潰し」の烙印を押されたアルジェリータは森の奥深くで竜のお世話係──なくてはならない尊い仕事、と言われているが過酷で人が寄りつかない職に従事していた。ある日の朝、アルジェリータは実家から婚約者が妹
に鞍替えした事と、自分が老将軍の後妻として嫁ぐ事を事後報告で知らされる。選択肢もなく公爵家に送られたアルジェリータだったが、彼女を出迎えたのは若き公爵マーガスで、彼の祖父である老将軍はすでに鬼籍に入った後だと告げられる。行き場がなくなってしまったアルジェリータはマーガスに「仕事がないのでここで働かせてほしい」と頼み込むのだが、マーガスは「仕事が欲しいなら俺の妻になればよい」と一言。突然の求婚に戸惑うアルジェリータだが、なし崩しに彼の「提案」を受け入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 00:44:49
121709文字
会話率:51%
グレイシア・リーヴズ公爵令嬢は美しい容姿と堅苦しく愛想のない性格ゆえに「氷の公女」と呼ばれている。面白みがないと言われるグレイシアのストレス解消法はこっそり「おまじない」を楽しむこと。ある日婚約者のルーカス王子の浮気に嫌気がさしたグレイシア
は「使い魔を呼び出してむかつく奴を懲らしめよう!」のおまじないを実践している瞬間を、留学中の隣国の王弟・ナサニエルに目撃されてしまう。恥ずかしい場面を他国の人間に見られてしまい、顔面蒼白のグレイシアにナサニエルは「あなたの使い魔になってむかつく奴を懲らしめてあげるから、かわりに自分の願いを叶えてくれないか?」とグレイシアを誘惑(?)し、その日から事あるごとにグレイシアの前に顔を出す様になってしまう。グレイシアはだんだんと『氷の公女』の仮面を被るのが難しくなってきて……。
表向きはクールで完璧であろうと頑張るファンシー好き令嬢と見た目で誤解されがちな純情男のお話です。※いつもの様に設定・言動はゆるゆるです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:18:34
27678文字
会話率:39%
五年前のとあるパーティーの夜、ギャベッジ伯爵であるヴェリティは妹アリスを残して忽然と姿を消した。噂によると彼女は異国の男爵であるダンテ・ナヴィスと恋に落ち、伯爵家の跡取りという重圧から逃れ、駆け落ちをしたのだと言われている。そんなヴェリティ
が五年ぶりに妹・アリスの前に姿を現した。ヴェリティの傍らには身なりのよい男性と、利発そうな少女がいた。二人はヴェリティの夫と娘だと名乗る。姉の帰還に驚くアリスの前で、ヴェリティの受けた困難、そして現在の幸福が語られる。
妹に嵌められてすべてを奪われたかと思いきや、最終的には逆転する令嬢の話。ざまぁはぬるめのハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 19:39:51
9337文字
会話率:53%
【アイリスNEO様より1~4巻発売中】
【コミックゼロサム様よりコミック1~2巻発売中】
【月刊コミックゼロサム様、ゼロサムオンライン様にてコミカライズ版連載中】
A級冒険者のアレクは長旅から帰還し、久々に古巣のギルドを訪ねた。ちょっと
挨拶するだけのつもりが、面倒な依頼とともに家政魔導士という謎の肩書を名乗る黒髪の女を押し付けられて困惑。
しかしシオリというその女は奇抜な魔法の使い方で、温かい風呂に旨い飯、寝心地の良い寝床と、野営にあるまじき快適過ぎる環境を提供し、アレクら仲間達はがっつりとその心を鷲掴みにされることになる。
すっかりシオリに惚れ込んだアレクは、日々を生き抜くことに必死な彼女を口説き落とせるのか。
下記設定に抵抗のある方はご注意くださいね。
※主人公組は三十代前半です。その他の主要キャラクターも年齢設定が高いです。
※このお話は「成長物語」ではなく、過去の出来事で傷付いた二人が「取り戻していく物語」です。
※Gやら足が八本ある奴やら、虫ネタが時々出てきます。Gはもはや登場人物。
※そして使い魔スライムは虫も食います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 00:00:00
1710430文字
会話率:39%
国に伝わる御伽噺、「王国の騎士と呪われし魔女」の物語。その物語の魔女に、幼い俺は恋をした。「かわいそうな魔女を、僕はいつか助けるんだ!」
やがて成長し、王国騎士となった俺は、王太子によってこの御伽噺が実話だったことを知らされる。「お前にはこ
の魔女の保護を頼みたい」
御伽噺の裏に隠された、陰惨で悲しく残酷な事件の真相。その事件の後に失踪した一人の魔女。そうして魔女を迎えに行った俺は、この穏やかで優しい魔女に、再び恋をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-09 00:00:00
152619文字
会話率:40%
数百年前に理不尽な理由で不老不死の呪いを掛けられて森に封印された魔女と、その呪いを解いて嫁にしようと画策する騎士の恋物語。臆病な魔女と、魔女の為に出世街道を爆走する騎士の恋は実るのか。
※連載中の「騎士様の初恋は御伽噺の呪われし魔女」の原
型になった短編です。結局連載の方とは何故か話が全く別物になってしまったので、短編として掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-22 23:07:30
9953文字
会話率:34%
2年もの間、恋い慕っていた次期公爵家当主イクセル・アベンスとのお見合いの席で、フェリシアは何の前触れもなく前世の記憶が蘇ってしまった。
それは結婚秒読みだと思っていた彼から「ママが君との結婚に反対してるから、結婚は普通に無理」という信じら
れない内容で。その後、ショックのあまり外に飛び出し──前世の自分は事故死した。
あまりにクソすぎる前世の自分の末路に愕然としたフェリシアの視界に飛び込んできたのは、息子のお見合いを見守るイクセルのママの姿だった。
「イクセル様、この話なかったことにしてください」
前世と同じ轍を踏みたくないフェリシアは、お見合いを投げ出し別荘に引きこもる。
しかし別荘を訪ねてきたイクセルは、マザコンではないと訴え、フェリシアに期間限定の婚約者にならないかと提案する。
半ば脅され期間限定の婚約者になったイクセルには、何やら秘密を抱えているようで──
前世の自分と向き合い今世を歩みだす箱入り令嬢と、長すぎる片思いのせいでヤンデレ化しつつある拗らせ令息の、避暑地で織りなすひと夏の恋のお話。
※他のサイトにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 23:52:53
103323文字
会話率:43%
時は、明治九年。異国の文化が馴染み始めた横浜の地で、元旗本の次男である桐嶋雄斗は、何でも屋「銀杏堂」を営んでいる。
24歳になっても妻を迎えず悠々自適に暮らしているように見える雄斗だが、実は、もう一つの顔がある。それは魔を打ち払う術を持つ
”魔祓師”。といっても法術が使えず、仲間からは”ヘタレ法師”と呼ばれている。
そんな雄斗は、ある日、路地裏で廓から逃げ出した振袖新造──瑠華を拾ってしまい、己の運命が大きく変わっていく。
これは一度は全てを投げ捨て横浜に逃げた青年の、再起と奮起と、運命を覆す物語。
あるいは港町横浜で織りなす、一人の不器用な青年と、不遇な少女の恋のおはなし──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 09:35:20
110247文字
会話率:33%
異世界に召喚され、聖皇后となった元JKカレンのその後のおはなし。
訳アリ婚をしたカレンだけれど、その日常は、夫である聖皇帝アルビスに対して不満を抱く日々。
だけれど、ある日立ち寄った孤児院で、カレンは元の世界の知識を披露する機会が訪れ
て。それと同時に、アルビスに対して憎しみ以外の感情が芽生えそうになり……。
元の世界に戻りたいと願い続けるカレンが、異世界メルギオス帝国に目を向け始める、【変化】のおはなし。
※何かシリーズ(番外編を除いた)第二弾ですが、1の「皇帝陛下の寵愛なんて……」を読んでなくても読めるように、補足を入れながら書いています。
※他のサイトにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 22:09:26
126375文字
会話率:35%
アルリエータ王国の辺境伯令嬢エステルは、「目が合った者の心を読む」呪いにかかっていた。
呪いのせいで友もおらず、おまけに婚期も逃し、気がつけば三十路を越えて早三年。自由気ままに生きることを決めていたというのに、この力を欲する変わった国に嫁
ぐことになって──?
エステルを欲した国は全国民が魔女の呪いにかかり、半猫化したハルヴェルゲン王国。
どうやら半猫同士での会話は成立するようだ。
しかし貿易大国であるハルヴェルゲン王国が半猫化したことにより、諸外国とは言葉も通じず国内は混乱状態。
そこで白羽の矢が立ったのが、心を読めるエステルたった。
「うにゃにゃ にゃー にゃん にゃんっ。にゃにゃにゃんっにゃーん」──『君の呪われた力が必要なんだ。私の妻として外交に加わってほしい』
「……え? 何ですって?」
果たしてエステルは、ハルヴェルゲン王国を危機から救い、幸せを掴めるのか──……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 21:30:00
57529文字
会話率:61%