【第一章】 異世界で生きるミツル
異世界バルファに転生した少女ミツル・グロンダイルは、十一歳で父の死を目撃したショックから、前世の二十一歳の人格と記憶を覚醒させる。十一歳の怒りと悲しみの感情に支配された彼女は、前世で得た異能を用いて、父を
殺した魔獣を討つ。それ以来、彼女は北方の魔獣多発地域エレダンで、魔獣狩りとして生計を立てるようになる。しかし、彼女は一人ではなく、剣の中に転写されたかつての「かけがえのない大切な人」と共に生きていた。その胸にある願いを秘めて……。
【第二章】 前世回想ダイジェスト【深淵の黒鶴】編
ミツル・グロンダイルは、この世界で生まれた十一歳の「私」と、転生前の二十一歳の「私」の間で揺れ動き、自身の転生が招いた家族の悲劇に思いを馳せる。生きることを諦めていた彼女が、なぜ再び生きる道を選んだのか、その覚悟が問われる。そして、ミツルは前世の記憶を辿り、そこで異能の正体や、この異世界との密接な関係が次第に明らかになっていく。さらに、剣の中に宿るかつての大切な人との深い絆も描かれる。
無限に湧き続ける魔獣の謎や、魔獣から採取される魔石に依存した文明。ミツルの力とマウザーグレイルの存在意義、両親の過去や行方不明の母の所在。そしてミツル自身の意外な素性と過去。これらすべてが繋がるとき、バルファ世界の根幹を揺るがす真の脅威が姿を現す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 15:57:48
4467024文字
会話率:30%
旅を続ける陸王達の旅模様をちら見するお話です。
特に問題が起こっていない間の出来事。
彼等三人はこんな風に過ごしています。
本編から外れた日常の余談をお楽しみください。
※今回の話は約一万文字程度なので、いつものように五つではなく、四つに
分割してあります。
※相変わらず、名前は全て漢字です(ルビは振ってあります)。
※この作品は、投稿サイト『カクヨム』でも同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 18:42:00
10411文字
会話率:49%
穏やかな春の夜。
雇われ侍の陸王(りくおう)と精霊使い兼盗賊の少年、雷韋(らい)は、廃教会で出会ったアルビノの鹿に促されて山中である儀式を目撃することになる。
それが禍事(まがごと)の始まりだった。
『獣吠譚 覇界世紀(じゅうこうたん は
かいせいき)』シリーズ第二弾!
※ハイファンタジーですが、名前は基本的に漢字表記です(本文内に説明あり)。漢字じゃないキャラも登場します。
※この作品は非ライトノベル、非テンプレですのでご注意ください。
また、この作品は『カクヨム』様でも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 18:42:05
161648文字
会話率:36%