「人が死ねなくなった」時代、恐れ知らずに地下鉱山に踏み込み、巨万の富の夢を追う、有象無象の勇者たち。
そんな中でもずば抜けた強さを誇る「特等勇者」の1人であるリベル、だがしかし、ある日突然、彼は宣言する――
「もうやってられるか、こんな
に稼いでも階級傾斜で税金がかかるばっかりだ、俺は四等勇者に降りるからな!」
宣言したはいいものの、彼はすっかり忘れていた――
四等勇者にソロ活動は許されない。必ず2名以上のパーティで地下鉱山に臨まねばならぬことを。
連れはいない、どうする! と頭を抱えていた彼に救いの手。
「自分も1人なんです……」という少女と共に、彼は地下鉱山へ潜る。
――そして、腰を抜かした。
え? 強過ぎない? やばくない? 知らないあいだに四等勇者ってこんなに強いもんになってたの!?
大混乱の彼はまだ知らない――
――この少女もまた、やらかした挙句に特等勇者の座を逃げるように返上させられた者であるということを。
努力を厭わない天才と、努力も要さぬ天才が、お互いにお互いの傷を埋めて、前を見て、一緒に歩いていこうとする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 00:10:00
747643文字
会話率:27%
救世主――魔王を倒し英雄となるべき存在。ただし、まだ一度たりとも世に現われたことはなく、ただ伝説上の存在となっている――
――そのはずではあるが、彼らは知っている。自分たちが救世主であることを。救世主を務めた過去を。その度に魔王に返り
討ちにされ惨殺されたことを。
何度繰り返したのかもはや覚えていない。負けて殺され転生し、またも挑んで負けて殺されて、輪番制で救世主を担当する彼ら六人は敗北の歴史を積み上げてきた。
敗北を喫した救世主とその仲間たちは歴史からも抹消され、もはや涙も枯れようというもの。
だが今回はどうやら様子が違う。
六人のうち一角を担うルドベキア。生まれて言われた、「あなたは次期魔王です」。
これどういうこと!? 俺は救世主のはずなんですが!? 魔王になんかなりたくない!
――予想外の生を享けてしまった青年が、再会に向けて足掻いたり、片想いしたり、昔のことを思い出したり、真実を知ったり、懺悔したりする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 13:05:11
5009528文字
会話率:20%
【旧タイトル:(a clever) Boy Meets (an anachronism) Girl】
百年続いた大戦争が終結してから十年。魔術が発達し発展途中の銃器が火を噴くこの時代。
〈運送屋インケルタ〉に拾われ、そこで働く戦災孤児ア
トルは、とある依頼に関わったことから、一人の少女を百年の眠りから目覚めさせることとなる。
臆病だしなんか事情持ちだし、こいつを追って来た連中は泊まってる宿まで半壊させてくれるし! と思いつつも、小賢しいくせに妙に情に厚いアトルは彼女を守ろうとする。しかしその見返りは、致命的な重傷だった。
死を覚悟したアトルを救ったのは、少女の持つ不思議な――そして、争いの火種となる力だった。
その日を境に、アトルは意図せずして百年以上前から続く因縁に足を突っ込むこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 11:34:25
2888729文字
会話率:31%
寡黙だが世話焼きな婚約者のルークと一途でポジティブなレアの攻防戦シリーズ3つ目です。前作、朝の攻防戦からの続きとなっております。待っていてくださった皆様、お待たせ致しました
最終更新:2025-02-15 00:07:22
2177文字
会話率:59%
寡黙だが世話焼きな婚約者のルークと一途でポジティブなレアの攻防戦
完全にノリとテンションで書いてるので何も考えず読んでください
婚約破棄なにそれ美味しいの?愛を詰め込んで〜の続編です
こちら単体でも読めると思います。
最終更新:2025-02-13 01:27:18
1413文字
会話率:55%
寡黙だが世話焼きな婚約者のルークと一途でポジティブなレアの攻防戦
最終更新:2025-02-11 23:58:43
1903文字
会話率:56%
最近、婚約者の様子がおかしい。
第一王子の婚約者である侯爵令嬢ルイーゼ・フローライトは、
急に距離を置かれて疎遠になった婚約者フェリクス・マクシミリアンの事を考えていた。
この数か月間、不誠実な態度を取り続けるフェリクスにすっかり気持ち
が冷めたルイーゼは婚約破棄を望むようになった。
夜会当日。ため息をつく彼女の前に現れたのは殿下の親友で真正の女たらしと名高い公爵令息クロード・コンクシェル。
薄っぺらい男性が嫌いなルイーゼが適当にあしらおうとした時、彼はとんでもないことを言い出した。
「僕は殿下から、あなたを嵌めるように言われたんです」
……は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 22:32:43
13316文字
会話率:54%
しがない大学生だった二階堂塁(にかいどうるい)は、鏡に映る自分の姿を見て愕然とする。
何故なら、やり込んでいた鬼畜系同人エロゲの、しかもヒロインに凌辱と調教のかぎりを尽くす見た目がオークのように肥え太った鬼畜皇太子、”ルートヴィヒ”に
なっていたのだから。
自分がエロゲの世界に転生したことに瞬時に理解するも、残念なことにこのエロゲ、バッドエンドしか用意されていない。
何より、二階堂は前世では喪男で、女の子に触れる機会はコンビニでお釣りを受け取る時程度。
ゲームのシナリオどおりにヒロインに凌辱や調教をするなんて、無理ゲーだった。
唯一の救いは、前世でエロゲをやり込んだ知識と、今が本編が始まる五年前であること。
二階堂……いや、ルートヴィヒは決意する。
なんとか痩せて見れる姿になり、ヒロインに少しでも嫌われないようにして、破滅フラグを折りまくって生き残ろうと。
だが、ルートヴィヒは知る由もなかった。
まさかフラグをへし折ることでヒロイン達の好感度を上げまくったことで、別の意味で修羅場を迎える未来が待っていることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 20:10:00
319897文字
会話率:42%
辺境の街ギルラントの冒険者ギルド。
ここでしがない教官を務めるジェフリーは、胸に復讐の炎を燃やしていた。
――赤眼の魔獣。
それこそが、ジェフリーの大切な人を奪った存在。
過去の過ちを悔やみつつ、日々新人冒険者の指導を行って
いたジェフリーのもとに、一人の軍人女性カイラが訪れ、決闘を挑まれる。
戸惑うジェフリーだったが、仕方なく受け入れ、見事に勝利してみせた。
敗れたカイラは、本来の目的……王都に出没した魔獣討伐を依頼するとともに、ジェフリーを試したことを告げる。
ギルラントでやるべきことがあるジェフリーは依頼を断ろうとするが、次にカイラが放った言葉により考えを一変させる。
それは――王都に現れた魔獣の眼が赤く染まっているというもの。
ジェフリーは同僚のエマに留守を任せ、王都へと向かう。
そしてかつての教え子たちとの再会を果たし、色々と巻き込まれてゆくことになる。
これは、幾千幾万の経験を経て赤眼の魔獣を蹂躙し続けながら、大切な同僚や教え子たちを守り続ける、最強のギルド教官の復讐の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 12:10:00
130778文字
会話率:33%
西方諸国の北部にある列強国、バルディック帝国の第四皇子である十四歳のルドルフは、何者かによって盛られた毒から回復して目を覚ました瞬間、前世の記憶を呼び覚ます。
だけど……まさかただの村人だった自分が、三百年前に名を轟かせた暴君に転生す
るなんて。
しかもこのルドルフ、史実では十八歳の時に、恋仲だった後の英雄で公爵のヴィルヘルムから奪って強引に妃にし た、『氷の令嬢』と呼ばれる侯爵令嬢のリズベットに暗殺される運命なのだ。
死にたくないルドルフは、『氷の令嬢』と関わらないようにしようと考え、父親である皇帝に婚約者を用意してもらおうと画策した。
なのに。
――まさか、婚約相手がその『氷の令嬢』になるなんて。
自分から婚約を申し出た手前、今さら断ることもできず、せめて暗殺されないように仲良くなろうと考えたルドルフだったが、この時は知る由もなかった。
『氷の令嬢』から、予想をはるかに超えて溺愛されることになることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 12:00:00
273053文字
会話率:41%
自然豊かなグリンタフ帝国の森聖女だったエレナは、緑の調和を守る大魔道機関を管理し、帝国の繁栄を地道に支える存在だった。だが、「無能」と罵られ、婚約破棄され、国から追放される。
「お前など不要だ」 と嘲笑う皇太子デュボワと森聖女助手のレ
イカは彼女を見下し、「いなくなっても帝国は繁栄する」 と豪語した。
しかし、大魔道機関の管理を失った帝国は、作物が枯れ、国は衰退の一途を辿る。
一方、エレナは隣国のセリスタン共和国へ流れ着き、自分の持つ「森聖力」の真価 に気づく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 19:16:46
10264文字
会話率:49%
近未来、日本。
全国各地でツキノワグマやヒグマといった熊の生息個体数が爆発的に増加し、一方でその駆除にあたるハンターの人数は減少及び高齢化の一途を辿っていた。
一昔前の行き過ぎた保護政策と、狩猟免許取得に関する手続きが煩雑を極めたことが原
因だった。
やがて人や人間社会の文明を恐れない熊が市街地に出没するようになり、札幌や仙台で住宅内にいた住民が襲われる獣害事故が発生。
ついには北海道旭川市で、就寝中の一家五人がヒグマに襲われて全滅するという最悪の事案が発生するに至った。
事態を重く見た政府は、熊の駆除に関する判断の全権を持てる国家資格「熊狩士」「熊撃士」の創設を決定。
その専用狩猟用具の開発を大手企業「輪島秦重工」と、岐阜県関市の刀剣・製造販売「美濃関鍛冶工房」に依頼、防衛省の技術陣と環境省の狩猟部門が監修することで、熊を狩れる専門技術を持ったハンターの養成に乗り出した。
凄腕の熊狩士として全国に名を知られた前野高陽は、警察官だった五年前、恋人だった同僚の裕子をヒグマに惨殺され、そのヒグマへの復讐のために警察を辞職した過去があった。
手がかりは、裕子に撃たれて潰れた赤い右目のヒグマだということ━━━━赤隻眼(アカカタメ)と呼ばれるようになった仇のヒグマを執拗に追う前野は、相棒の若き熊撃士・村井健介と共に北海道中を股にかけ、いつ果てるとも知れない追跡の旅を続ける。
果たして恋人の復仇を遂げる日は来るのか。
ヒグマへの復讐のために身につけた、無法新神流居合術の妙技と熊斬り太刀「雷神」を武器に、前野の剣技は今日も人熊問わず冴え渡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 12:26:15
27177文字
会話率:22%
ずっと昔から大好きだよ。
幼馴染の悠馬が好きな遥。でも、本人にも友達にも素直になれなくて、告白できずにいた。
一週間後に迫ったバレンタイン。親友に背中を押されながらも、今度こそ告白しようと決意を固める遥は、他クラスの男子から呼び出されて…
…
これは、ずっと素直になれなかった少女の、幼馴染との恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 00:00:00
6794文字
会話率:63%
「月が綺麗ですね」
彼に背を向け、夜空に輝く満月を見上げながら、私は言った。
「え」
後ろから、彼の驚いた様子の声は聞こえてきた…
これは、少女の遠回しな、異世界では伝わるはずもない「愛してる」で始まる物語。
ゆる〜い短編です。
最終更新:2024-12-14 22:30:00
18381文字
会話率:51%
悪魔に転生し、悠久の時を生きる、ベルフェゴールことベル。そんな彼が、現世に召喚され、前世含め初となるキスを少女と事故で交わしてしまう。
その少女とベルは契約を結び、現世を渡り歩いて旅をする紀行譚が、始まる。
あらすじは、今後変わる可能
性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 20:34:49
13567文字
会話率:37%
田中雪乃、三十四歳。恋に恋する彼女が狙うのは同僚の三浦さん。しかし三浦さんは地味女に奪われてしまった…! けれども……、恋に敗れた彼女にまさかのモテ期到来です!
*以前投稿したものを再構成し、大幅改稿して再投稿しました。
最終更新:2025-02-13 13:56:46
6006文字
会話率:25%
とあるところに、突然異世界に落ちてしまった恋人同士の二人がいた。
二人はその異世界を手に手を取って突き進み、遂に帰還を果たすことに成功した──。
そして、この物語はその後のお話。
帰還を果たすまでの過程で、自由に異世界と地球を行き来できる
ようになっていた。
そして二人は知ってしまった。その異世界の魔物の美味しさを。
そして二人は手に入れてしまった。美味しい魔物を手に入れる力を。
ならば悩む必要なんてない! 美味しい魔物を求めていざゆかん!
数が少ないなら増やして食おう! 絶滅しているのなら甦らせよう!
沢山あるなら商人に売ってもらおう! 美味しいもので異世界を満たす!
そんなことをやっている内に、いつの間にかそれを取り仕切っていた少年は、その世界においてこう呼ばれるようになる。
──食の革命児、と。
※この物語は前作『レベルイーター』の最終話後の物語となっています。
ですが、そちらを読まなくても楽しめるよう構成していくつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 12:00:00
2206505文字
会話率:44%
【完結いたしました。不定期に閑話を投稿していく予定です】
波佐見竜郎と八敷愛衣は、二人での下校中に地震のような何かに見舞われた。
その際に空間の裂け目が現れて、二人はそれに偶然飲み込まれてしまう。
そして、飲み込まれた先は異世界の森の中だっ
た。
二人は悲嘆にくれるものの、システムというものをいつの間にかインストールされ、それぞれステータスとスキルを手に入れることになった。
竜郎には《レベルイーター》と言う、あらゆるレベルを吸収し自らの糧となすスキルが。
愛衣には《武神》と言う、物理職特化になる代わりに様々な恩恵を得られるスキルを。
二人はそれぞれチート級スキルを携えて、協力し合って森を抜け、やがてその先に広がる異世界を冒険していくことになる。
そんな物語。
【※メッセージなどで何件かジャンルについてご指摘を受けましたので、2019,1/5にて『異世界恋愛』から『ハイファンタジー』にジャンルを変更させていただきました。内容には全く変化はありません】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 12:00:00
3295927文字
会話率:41%
【誘拐BL】一途な執着系眼鏡イケメン×元気な有名財閥御曹司
目が覚めると、そこは見知らぬ部屋だった───
糀谷財閥の御曹司「糀谷 雪(こうじや ゆき)」とミステリアスな眼鏡イケメン「秋雨 優(あきさめ ゆう)」の初対面は、「誘拐」だった
。
「一途な執着系イケメン×有名財閥の御曹司であり、元気な高校生」
これはそんな二人の、少しやりすぎ?な恋物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 22:18:33
4984文字
会話率:27%
目覚めると、修道院の中に倒れていた安藤隆。そこで出会ったのは、ひとりの美しい修道女。
その出会いこそ、全ての始まりにして終わりであった。
ーーー少女は静かに、ただ一途に、乱れ狂う。
最終更新:2025-02-11 21:32:41
317759文字
会話率:34%
幼い頃、異世界に転移してしまった有明嗣郎。そこでできた許嫁は、姫騎士と呼ばれる辺境伯のお姫様だった。そんなお話。
最終更新:2024-12-29 19:15:41
45340文字
会話率:44%
俺、木村圭一には6歳離れたとても可愛い妹分がいる。日本の経済に大きな影響を持つ髙野宮グループのご令嬢、髙野宮椿。大和撫子な妹分と平凡な俺とのお話。
最終更新:2024-11-03 19:19:00
65029文字
会話率:50%
【B級映画風作品】
この世界のどこかにある町、ヘヴンズコール。かつてレアメタルの採掘で大いに栄えたこの町も、資源が枯渇した後は見る影もなく、年々衰退の一途をたどっていた。
そんな枯れた町にも、近年、ハイウェイが整備されたことにより、工場用地
として再評価が進んでいる。
だが、光あるところには必ず闇がある。
子供たちを標的とした事件に、あの男たちが立ち上がった――
B級近未来ハードボイルドサンタアクション、ここに開幕。
※この作品は児童文学ではありません。
※この作品はカクヨムとエブリスタでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 20:10:00
47747文字
会話率:52%
私ではなく、義理の妹が真の聖女であるらしい。
そんな妹をいじめたとして、私は王子に婚約破棄され、魔物が猛威を振るう辺境の地を守る第一騎士団の寮で働くことになった。
……なんて素晴らしいのかしら!
今まで誰にも言えなかったのだけど、実は私
、男らしく鍛えられた騎士が大好きなの!
王子はひょろひょろで全然魅力的じゃなかったし、継母にも虐げられているし、この地に未練はまったくない!
喜んで行きます、辺境の地!第一騎士団の寮!
今日もご飯が美味しいし、騎士様は優しくて格好よくて素敵だし、私は幸せ。
……復讐ですか?必要ありませんよ。
だって放っておいても彼らは勝手に自滅するでしょうからね。
◆騎士が大好きなのに騎士団長からの好意になかなか気づかないのほほん聖女と、一途で男くさい?騎士団長の幸せなラブコメ。
◆短編版が日間総合4位、異世界恋愛3位になれました!ありがとうございます!(*´˘`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 12:10:00
280139文字
会話率:46%
幼い頃からずっと想いを寄せていた幼馴染、リリーとやっと結婚できるのに。
その前日に記憶喪失になったロルフは初夜に「君を愛することはできない」と言ってしまう。
「僕にはとても大切な人がいたはずなんだ……誰だか思い出せないが」
「それ、私です
」
「……すまない、君ではない」
「いや、私だから!!」
※軽く読めます。軽い気持ちでお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 12:13:34
6012文字
会話率:38%
姫巫女の血を受け継ぐ少女、椛(もみじ)は、ある日あやかしが住まう世界へ転移してしまう。
そこで出会ったのは、白銀色の大きな山犬。
山犬の住処に連れていかれた椛は、この山犬に喰べられると思い抵抗するのだが……。
「私を喰べたって、美味しくな
いわよ!」
「おまえを喰う気はない。俺の花嫁にする」
「……は?」
そう言って、山犬はとても美しい人間の男性に姿を変えた。
悪しきあやかしである鬼を封印するためには、姫巫女の血を受け継ぐ椛と結ばれる必要があると語る山犬のあやかし、銀夜(ぎんや)。
動揺しながらも次第に覚悟を決めていく椛と、人間の扱いに慣れていない銀夜の恋愛和風ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 21:03:07
91467文字
会話率:45%
「告白して傷つくぐらいならやめておいた方がいいぞ?」
「それはしないよ。どんなに俺が普通の少年で、それがどんなに無謀な恋だったとしてもあきらめるつもりはないよ」
これは100人に聞いても、普通の生徒だと答えるような男子高校生が、同じ高
校の高嶺の花との恋をあきらめず、懸命に努力する。
自分の容姿は釣り合ってない?学力も運動神経も見合ってない?
「違う、大事なのはその人をどれだけ思っているかだ…外見だけで判断するような奴は愛なんて一生語れねえ!!」
一途でまっすぐな青春が、今始まる…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 12:00:00
4041文字
会話率:55%
♂を♀に。♀を♂に。
一錠服用しただけで約一ヶ月の間、完全に性転換したままでいられるQ極TSカプセル。
そんな超絶技術がもたらされて世間は何やら大騒ぎ。
だけどこのオレ、高波 三五は生まれついた性別に非常に満足しているから関係無いのさ。
それよりも今のオレは遂に始まった夏休みを幼馴染みといかに楽しく過ごそうか、ということで頭が一杯なのだ。
幼馴染みの 繊月 湖宵。
コイツはハイスペック王子様系男子……なのだがもの凄くお調子者の親しみ易い坊やだ。
湖宵「今からQ極TSカプセルで♀になりマース♪」
何言ってんだオメ~はw ま~た身体を張った一発ギャグなんぞしよってからにw
だがオレは気付いていなかった。Q極TSカプセルは本当のトランスジェンダーにしか処方されないことを。
そして思いもしなかった。Q極TSした湖宵……こよいがそこらのアイドルの超無限倍可愛い世界一の美少女になるなんて!
一生忘れられないドキドキものの夏休みが今、始まるぜ!
● 本編はTSしたヒロイン・こよいとの恋愛模様がメインでBL要素は少ししか有りません。
● 【裏話】ではヒロインがTSしていません。ヒロイン♂との楽しい学校生活がメインとなります。
● 【IF話】 に至っては本編 ・ 裏話に登場した他の女の子達がヒロインだったら……というもしも話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 10:50:11
883919文字
会話率:34%
婚約者である第二王子は、わたしに言った。
「きみとの婚約なんて、僕は望んでいなかった! きみと結婚だなんて、無理だ!」
わたしは大きなため息をつく。
そんなわたしたちを見ていて、口を開いたのは、わたしの幼馴染だった。
最終更新:2025-02-10 07:00:00
5753文字
会話率:52%
わたしにとって、二度目の人生がはじまった。
周囲から軽んじられ、命を絶ってしまったリナリアとして。
大丈夫、亡くなったリナリアの代わりに、しっかり生きるから。
――だけど、愛はもういらない。わたしの愛はもう、すべて捧げてしまったから。
最終更新:2025-01-13 07:00:00
7229文字
会話率:37%
恋に生きるレディは運命に出会う
最終更新:2025-02-10 01:15:53
3246文字
会話率:36%
遠くから聞こえる観衆の声。
魔王を倒し、世界を救った聖女たち一行が凱旋する夜。
二階窓に、突然現れたぼろぼろの騎士マントを背負った男。
ノラは身動きが取れなかった――男の尻尾に腰を捕らえられて。
モブっぽい一途な騎士と、人生で一度だけ小
さな魔法を使える魔女さんの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 22:35:05
15520文字
会話率:44%
平凡な中年男性・辻垣内は、ある日突然、尻の穴の異様な肥大化に見舞われる。当初は痔と疑うも、徐々に膨張していく肛門に不安を覚え病院を受診するが、原因は不明。腫瘍や感染症ではないにも関わらず、肥大は進行し、日常生活にも支障をきたす。激痛はないも
のの、異様な見た目と滲み出る悪臭を放つ液体に苦悩する辻垣内は、再入院するも原因は特定できず、症状は悪化の一途を辿る。
遂には、肛門が手のひら大にまで肥大化し、緊急手術が行われるも大量出血で失敗、辻垣内は死亡する。しかし、驚くべきことに、死後も肛門の肥大化は止まらず、病院は対応に苦慮する。遺体は異形の肉塊と化し、腐敗臭とは異なる強烈な悪臭を放ちながら増殖を続け、周囲を巻き込む事態となる。病院は焼却処分を試みるも失敗、制御不能な状況に陥り、この世のものとは思えぬ現象に翻弄される様を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 22:00:00
30952文字
会話率:8%