「アンリエッタ、ものは相談だが、どうだろう。正妃ではなくて、僕の愛妾にならないか?」。ある日、婚約者である王太子ジョルジュがとんでもないことを言い出した。訳がわからなくて理由を求めたアンリエッタに、ジョルジュはさらに耳を疑うようなことを宣う
。曰く、ジョルジュにはたくさんの恋人がいて、最近隣国のセフィア王女とも恋仲になった。そしてジョルジュは将来後宮を作って恋人たち全員をそこに住まわせ、公平に愛したいと言う。王妃にはセフィア王女を据えるから、アンリエッタは愛妾の一人として後宮に住み、後宮の管理をしてほしいと言うのだ。
「ああ。だってアンリエッタ、君は僕が大好きだろう? もちろん僕も君のことが大好きだよ。婚約破棄をして別れるなんて悲しいじゃないか。だけど君が愛妾として後宮に入ってくれたら、君はぼくとずっと一緒にいられるし、僕も助かる。さすがにセフィアに後宮の管理をしろとは言えないからね」
こんなセリフを平然と吐くジョルジュにアンリエッタは唖然となる。これ以上この能天気馬鹿王子につき合わされてはたまらない。アンリエッタは婚約破棄を決意し、ジョルジュとすっぱり別れる道を選ぶ。
ふう、やっとこれで落ち着く……そう思っていたアンリエッタのもとに、元王女である祖母からの命令文が。なんでも、現王の弟であるリシャールのもとを訪れて、彼を口説き落としてこいとのこと。口説き落とせという命令はともかくとして、リシャールの邸へ向かうアンリエッタ。ところがそこへ、後宮計画を諦めきれないジョルジュまでもがやってきて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-13 14:13:44
78481文字
会話率:33%
今これを読んでいるあなたによって主人公が強くなります。
最終更新:2022-02-08 03:01:52
91657文字
会話率:30%
*主人公の丸坊主の期間は短くタイトルがそぐわなくなってきたので変更しました。
私は平石理央41歳。救急救命医だったが事故で死亡。お約束のように異世界へ。でも普通の異世界転生とは違うような気がする・・・?異世界での私は完璧な美貌と超希少な能
力を持っていた。その力が欲しくて、幼女の私と結婚すると言い張るゲス侯爵に監禁され、そこから逃げ出すためにあの手この手を考える。助けてくれる先生は治癒士で医師。秘密や謎を抱え頑張る主人公と、それを温かく支える人たちの物語です。主人公は病気で苦しんでいる人々を癒したいと日々努力していますが、悪者にその力を狙われて苦労します。主人公が医師だった頃の知識を使うので、出血もあるし残酷と思われるような場面もあります。ヒーローは一途な超溺愛系です。しかも、溺愛系男子は一人ではありません。ハッピーエンド(予定)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 12:30:01
519604文字
会話率:35%
自分のわがままである人物の体を奪ってしまった神様が、同じく転生をしてしまった性的犯罪者から女の子を護るために奮闘する話。
同性愛にならないように気をつけますが、それっぽく見えてしまうかもしれません。
最終更新:2016-04-13 17:16:22
1390文字
会話率:0%