彼はこの日、22時32分になってもまだ仕事を続けていた。最後に定時退社したのはいつだったか。
終電に走る毎日に嫌気が差していた。そうして彼は、その場から逃げ出すことに決めた。
駅に着き、これまでの人生について考えた。もう耐えられな
い。そうして彼は、電車に飛び込み、死ぬことにした。
線路に下りてしばらく経ったが、彼は死んでいなかった。
目を開くと、そこには悪魔を名乗る者がいた。彼女は口を開き、妙なことを言い出した。
「お前のせいで三人もの人間が死んだ」
悪魔はそう言うと、彼に向けて三人もの人間が死に至るまでの映像を見せ始めた。
そこで彼が犯してしまった過ちとは……
第29回電撃大賞 一次選考通過作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 21:35:31
25400文字
会話率:41%
人類の五%が死滅した謎の大災害『フレンダーの審判』。その後遺症によって異能に覚醒した者たち『ダーカー』は、ダーカー特有の濁った瞳で世界を睥睨した。
人が死んだときに生じた、未練や思念、憧憬や羨望、願望。人間の発する強すぎる感情が収束して、そ
れが宿ることによって生まれる異能力者、ダーカーは、天使、魔女、錬金術師など、様々な者が存在し、その目的、組織、欲望を分かち生きていた。
そんな中、『フレンダーの審判』で倒れてから眠り続けていた青年キョウシュウ・ヒューマは、十年に及ぶ昏睡から回帰した。
十年間自分を見守り続けてくれていた少女、ナイトから、ヒューマは身に覚えのない称号を呼ばれる。
曰く、原初のダーカー、と。
異能とは何なんか、どうして自分はその中で『原初』という不可解な位置にいるのか、何も知らない、わからない。そんなどうしようもない世界に嫌気がさしたヒューマは、十年前、『フレンダーの審判』で生き別れた幼馴染の少女を探すことを決意する。
しかし、そんなささやかな希望は、ダーカーの存在を世界ごと巻き込んだ、歴史の絶望の収束点へと向かっていく。
[僕を救ってくれない人類を、どうして僕が救ってやらないといけないんだ。]
クズとクズが殺し合い、クズとクズが愛し合い、クズとクズが手を取り合って、クズたちに向けて刃を研ぐ。
陰鬱な異能の世界に、醜く、薄汚い世界に、ダーカーたちの咆哮が鳴り響く。
希望を失った青年は、指針を失った世界は、果たしてどうなるのか。真のプロローグを掴むためのキョウシュウ・ヒューマの物語。
クズしかいない、最高に壊れた異能ダークファンタジー。
『Mr.DARKER STRANGE』
★
※当作品は、GA文庫様主催、第十三回GA文庫大賞の一次選考に漏れた作品を、校正、推敲した作品になります。
※プロローグ、第一から第六章、エピローグの八部構成になります。
※直接的なエロ、グロ表現が含まれます。
※ダークファンタジーとして楽しんでいただけるとありがたいです。
※単行本一巻分ほどの文量で構成しています。
★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 07:00:00
283239文字
会話率:22%
龍山大学には、事件解決の神がいる。
噂を信じていなかった早川は、相談した友人に神の告解室と呼ばれる喫茶店に行くことを提案される。
気が乗らないながらも、渋々向かった先には、天神一と名乗る男がただ一人、優雅に紅茶を飲んでいた。
風変
わりな彼を前にして、早川は半ばやけくそのように、昨日起きた奇妙な、しかし、さして不思議とも言い難い出来事を話し始める… …
__________
準処女作。
本作品は、カクヨムにも投稿しています。
第44回小説推理新人賞一次選考通過(26/321)したものを、一部改稿して投稿しています。
1話あたり1,500~3,000文字。
2022/07/04~2022/07/13まで、毎朝8時に予約投稿設定済み。全10話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 08:00:00
24433文字
会話率:42%
高校一年生になったオタク、和瀬拓弥は、部活探し中にサブカルチャー研究部という部活動を見つけた。そこでは、様々な動画配信サービスやゲーム機がいじり放題と聞き、加入しようと決心する。しかし、その部活は曲者しかいない、学校有数の変人オタクの集いだ
った……。
電撃文庫に応募して普通に一次選考落ちしたのでここで火葬させてください。よろ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 00:07:30
1278文字
会話率:0%
★
TSとはなんぞや、という点についてご意見というかご教授を募集中です。
詳しくは活動報告欄をご覧ください。
一家言あるぜ、という方はぜひ一言。
★
レースチームのテストドライバー兼控えドライバー、吉崎大都、23歳、男、日本人。
彼が
目を覚ました時、なぜか知らない場所に居て、美少年にキスを迫られていた。しかも自分の体は見知らぬ女になっている。これは一体何事だ?
彼が飛ばされたのは、騎士と呼ばれるロボットと飛行船が飛び交う、大地が空に浮き雲の海が広がる世界だった。
レーサーとしての経験を活かし、男の夢である巨大ロボットのパイロットとなった彼は、騎士の乗り手として頭角を現しそしてこの世界の空戦の概念さえ変えていく。
大地が空に浮かぶ世界を舞台にした、チート成分少な目のロボット異世界ものです。
第一章は、異世界の飛行船に飛ばされて騎士に乗るまで。
第二章は、騎士の乗り手として海賊と戦いつつ、空戦の概念に影響を与えていくまで。
第三章は騎士によるレース競技編。三章執筆中です。
現在超絶不定期更新になっていますが、書き進めています。
宜しくお付き合いいただけると幸いです。
・ロボ挿絵あります。
・ネット小説大賞5回、一次選考通過しました。
・エブリスタのロボット小説コンテストに応募するため、エブリスタにも一部投稿しています。
・カクヨムのコンテストに参加するため、カクヨムに投稿しています。
ウインドノーツ~地球のテストドライバー、異世界で空戦ロボットパイロットになる~
タイトルを少し変えたのと、一部加筆校正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 12:10:41
528311文字
会話率:27%
《異世界転移×トレーディングカードゲーム》TCGラノベ!
最終更新:2022-05-30 08:16:55
2999文字
会話率:27%
ネット大賞の一次選考の結果が発表されたのを受けて、受かった方に『おめでとう』の言葉と、今一度確認しなければならないことを。
最終更新:2022-05-14 09:19:23
547文字
会話率:14%
先程「第10回ネット小説大賞」の一次選考通過作品が発表されているのに気付きました。
最終更新:2022-05-14 00:00:00
684文字
会話率:0%
※何年か前のスニーカー大賞の一次選考のみを突破したものです。応募前後のバックアップだと思うので、ほぼそのままのはずです。ご参考にでもどうぞ。
高校生、黒野千平は目を覚ますと異世界にいた。彼は魔王を自称する少女から「滅びの魔物」と呼ばれ、人
類に対抗する戦力として期待されてしまう。ゆるい魔王軍の中で特に何をできるでもなくカルチャーギャップを感じて脱力する日々の中、人間側の勇者として召喚された人物が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 06:24:34
100307文字
会話率:37%
■第2回ノベプラ大賞一次選考通過■
【こういう方にオススメの作品です】
・ステータスやギルドといった世界観は好き
・コンビ・カップリングが多いのも好き
・戦闘は辛勝する方が燃える
・たまにはダークなのも良いよね
・日本が話題になると
テンション上がる
・ポストアポカリプス! そういうのもあるのか
・TS(性転換)は浪漫
・TSを素直に受け入れていないとなお良い
・キャラは少しくらい狂っている方が魅力的だよね
・クトゥルフ神話に興味がある
【以下ちょっとだけ真面目なあらすじ】
西暦二〇XX年。降臨した邪神により人類は滅亡寸前に追い込まれた。
それから一〇〇〇年後、世界は剣と魔法の異世界と化していた。
主人公は二十一世紀の人間、三十歳の会社員だ。
彼はある神秘により一〇〇〇年間も生き続け、紆余曲折を経て鬼娘に転生した。
主人公は幾人もの狂人達と出会い、ドン引きしながらも、徐々に自らの立ち位置を確立していく。
――これは、未来に関心がなかった男が一〇〇〇年後の世界で、自らの価値を見付ける話である。
※クトゥルフ神話とは言いましたが、知識ゼロでも問題なく読めます。
※2月21日に設定を大幅改訂致しました。シナリオは変わっていません。
※ノベルアップ+、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 07:19:33
317731文字
会話率:48%
2017/12/28 第八回アイリス恋愛ファンタジー大賞一次選考通過しました。ありがとうございました。
ある乙女ゲーム似の世界の悪役令嬢に転生してしまったらしい私。
平凡顔の私は婚約者とかいう王子に暴言を吐かれる。暴言王子はいらないから婚
約破棄上等!
シスコンの兄やその他の力を借りてがんばります。かなーりはしょりましたが無事一部完結。応援感謝。
二(続編) ある日ヒロインが突撃してきたことから始まるどったんばったん。恋愛はどこに!?(ぉぃ
三(続編) ヒロインの爆弾発言により隣国王子との勉強会に参加させられたことから始まるどんがらがっしゃん。恋愛ものですからね!!(力説折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 07:11:52
66592文字
会話率:45%
「そなたは我の”つがい”、わが妻となれ」
四神の眷属の一人である紅夏にそう言われ、少女はもう何も考えられなくなった。(20話より要約)
3年前、赤い髪の少女が帰国の船が難破し海沿いの村に流れ着いた。
養父母に恵まれ、この3年ほそぼそと暮ら
してきた少女にある知らせが届く。それは四神の花嫁が降臨したというもの。しかもその花嫁は少女のように赤い髪をしているという。
来年成人する少女は、このまま村にいたら誰かに嫁がなければいけない。赤い髪をした花嫁が同国人ではないかという一縷の希望を持ち、少女は王都へ旅立つ。
そして四神の眷属の一人である紅夏と出会って―
最初のうちはシリアステイストですが、後半は甘甘らぶらぶぼんばー。。。になってるかな?(何
らぶらぶハッピーエンド保証。
「異世界で四神と結婚しろと言われました」関連作品ですが、単体で読めるように書いてあります。
2016/1/30 思うところあってタイトル変更しました。
2016/3/31 旧題:「紅に染まる~貴方の色に」第三回アイリス恋愛ファンタジー大賞一次選考通過しました。ありがとうございます。
2017/7/20 一部改稿しました。
2017/9/6 フェアリーキス大賞一次選考通過しました。ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-05 08:05:51
268122文字
会話率:33%
魔女であった母を亡くした少女、虚木小夜(うつぎさよ)は母と同じく魔女となった。
この【セカイ】はかつて存在した世界が滅びた後に、それでもなお日常を過ごしたいと願った人々の意識から生まれた偽りの世界。
人の心で出来た【セカイ】は時として人
の悲しみや苦しみ、怒りを〝怪異〟という形にしてしまう。
魔女――〝怪異〟を生み出す人の心を、記憶を消し去る事で刈り取る者達の事である。
そんな魔女である少女が出会ったのは、かつて事故で家族を亡くし、心に深い傷を持つ少年、殻木田順平(からきだじゅんぺい)。
触れ合い、惹かれ合うふたりの出会いはやがて【セカイ】の全てをも変えていく事になる。
これは滅びた後の【セカイ】で人の心を殺す魔女の――ダークファンタジーである。
第6回のネット小説大賞一次選考突破作品です。
同時に運営様よりピックアップして頂きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 21:10:23
347879文字
会話率:23%
魔女は世界にひとりしか存在しない。
レディ・ローズこと魔女ローズ・フロールマンは世界各地をめぐるさすらいの旅人だが、各地で名前が通っていて、名誉な地位を持ち、貴族たちから依頼を受けたりすることもある。
『どうしてもあなたの力が必要な
の』。ぶっきらぼうだったり、朗らかに笑ったりとつかみどころのない彼女は、ある日そうして、とある国の女王に招待を受ける。「構いませんとも、女王陛下」と悩みを聞こうと訪ねたローズは頭を抱えることに。
女王の願いとは、我が子を城から連れ出して旅に同行させることだった。
仕方なく仕事を引き受けるローズだったが────。
※第九回ネット小説大賞一次選考通過作品
応援イラストプレゼント企画 特賞『書籍表紙風イラスト』受賞
※『カクヨム』様にもイラスト無しで掲載されております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-15 02:29:23
391691文字
会話率:57%
本編:~妖怪と六法のある生活~
人々の生活の細部にまで影響を及ぼしている筈なのに、その明確な姿が見えない法律。
一見どこにも存在しないように見えて、人々の生活にひっそりと息衝いている妖怪。
そして、これらの現実や非現実と足並を揃えるように続
く生活。
当世に生きる人々が、目の前に唐突に現れた妖怪との触れ合いを通して、様々な事を感じ、学び、考える。
そんな妖怪と六法のある生活。
※ 法律パートは、読み飛ばしていただいても大丈夫な構成となっております。
※ おまけは、本編を読んでいなくても楽しんでいただける内容で、現在不定期に更新しております。
※ 第7回ネット小説大賞一次選考通過作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 21:30:40
162655文字
会話率:27%
王太子アビー・シュトースと聖女カーラ・ノルデン公爵令嬢の結婚式当日。二人が教会での誓いの儀式を終え、教会の扉を開け外に一歩踏み出したとき、国中の壁や窓に不吉な文字が浮かび上がった。
【本日付けで神を辞めることにした】
フラワーシャワーを
巻き王太子と王太子妃の結婚を祝おうとしていた参列者は、突然現れた文字に驚きを隠せず固まっている。
国境に壁を築きモンスターの侵入を防ぎ、結界を張り国内にいるモンスターは弱体化させ、雨を降らせ大地を潤し、土地を豊かにし豊作をもたらし、人間の体を強化し、生活が便利になるように魔法の力を授けた、竜神ウィルペアトが消えた。
人々は三カ月前に冤罪をかけ、|罵詈雑言《ばりぞうごん》を浴びせ、石を投げつけ投獄した少女が、本物の【竜の愛し子】だと分かり|戦慄《せんりつ》した。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」
※アルファポリス、カクヨムなど他サイトにも投稿してます。
2021/12/19、日間ランキング、総合2位、異世界恋愛2位に入ることができました。ありがとうございます!(^^)
「第10回ネット小説大賞」一次選考通過作品。2022/05/13折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 18:16:04
21068文字
会話率:26%
第6回ネット小説大賞一次選考通過しました!
4/25追記
二次選考通過しました!
5/19追記
最終選考落ちしました!
ドラゴンブック新世代ファンタジー小
説コンテストにて、特別賞をいただきました!書籍化します!
アンデッド族の中でも、最弱のモンスターと言われている「スケルトン」
何も考えることのないモンスターである彼は、何気なく、毎日のように洞窟の中から月を見上げていた。
ある日、いつものように月を見上げていると、彼は一言声を漏らした。
『 …… 』
彼は、その日から考えることを覚え、喋り、自分の考えに従って生きるようになる
これは、既に終わりの決まった骸骨と、その周りの人々の物語
最弱モンスターのスケルトンが、強くなりながら美しいものや、人間と触れ合い、絶景スポットを巡るというお話です
※人外※モンスター
カクヨムにも連載しました。
少し描写を増やしていますので、よければそちらもどうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 17:00:00
908512文字
会話率:54%
警察局捜査部所属の捜査官、ランドルフが他殺体で発見された。
翌日、バックアップから「復元」されたランドルフは、自分自身の殺害事件の捜査担当に任命される。
容疑者は三人。機密情報漏洩の疑いで、以前からランドルフが調査していた同僚、スタンリー。
ランドルフがかつて関わった犯罪者から殺害依頼を受けた可能性がある、街のチンピラ、ボリス。泥沼の離婚をしたランドルフの元妻、メグ。
死亡し復元されたことを隠したまま、三人の容疑者と接触するランドルフ。その過程で、警察組織の腐敗した実態が明らかになってゆく――。
*ハヤカワSFコンテスト一次選考通過作品
*毎朝5時更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 05:00:00
123776文字
会話率:51%
神様から三つの平凡ギフトを貰い、貴族の娘に生まれ変わったものの、父親の死で孤児となったクオルフ。それでも明るく仲間と共にスラムで生き抜く。そんな物語。
ネット小説大賞7一次選考通過作品です。
最終更新:2021-11-15 20:41:32
297506文字
会話率:56%
万年一次選考落ちのリクと、同じ賞で一次選考を通過した画伯。公募勢のリクと画伯はウェブ小説界隈でも活動の場を広げることにする。そこで立ちはだかる「異世界転生」という名の流行の壁。PVなにそれ美味しいの? アクセス数なにそれ、そんな桁があるの?
「追放系」「ざまぁ」「もう遅い」って何??? な二人が何故、流行があるのかを解明していく。
この話はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 14:46:28
10742文字
会話率:44%
「ってことは、やっぱりお前が考えてるゲームって誰かを殺すってことか?」
狩集(かりあつめ)リョウは人に憑き願いを叶えるミカエリという霊的な生物を駆使して、人を廃人に変える「狩り」をしてから悪七(あくしち)ライと会う。ミカエリは必ず見返りを
求め、リョウの場合は血を代償に払わなければいけない。悪七は、ミカエリを使った殺人ゲームを考えていてた。しかし悪七はミカエリを今まで使っていない。寧ろミカエリを飢えさせていた。
ミカエリを持つ少女の善見(よしみ)ひいらと出会ったことから彼女もデスゲームに巻き込もうとする。
リョウはクラスメイトの復讐のため悪七とともにミカエリを使って少年少女を拉致する。
生き残りを賭けた脱出デスゲームがはじまる。善見ひいら、ギャルの剛力ふたば、自殺志願者の川口流(ながれ)、ゲーマーのヤマ、凶暴な執行孝次(しぎょうこうじ)、天皇暗殺を唱える朝月レン、脱線事故被害者の輪千(わち)真奈美に出会う。少年少女は脱出できるのか。悪七ライの目的とは。悪七はミカエリを使って代償に何を支払うのか。
悪七ライの旧友で死んだはずの標零士(しめぎれいじ)も現れ、零士もまた同じくミカエリを使役していた。零士によって追い詰められていくリョウ。
悪七ライを徐々に盲信していくリョウがミカエリに願ってしまう本当の望みとは。
異能力使役バトルと、脱出ゲームのジャンルミックス作品。PC推奨。主人公側が悪なので、悪の爽快感を味わいたい人向け。罪についても考えるテーマでヘビィなので、やはりPC推奨。
電撃小説大賞一次選考落選作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-26 12:14:08
151557文字
会話率:40%
小説家志望の陸斗。ただ、実態は一次選考すら通らない、いい年してコンビニバイトの実家暮らしをする、冴えない生活を送っていた。もちろん彼女もいない。もてないくせに恋愛小説を書くものだから、箸にも棒にも掛からないのは当然だった。
しかし、そんなあ
る日のこと、自分の理想を詰め込んだ小説が現実のものとなった。描いたヒロインが、陸斗の職場にやってきたのだ。信じられない思いだったが、試しに小説の続きを書いてみると、すべてがその通りになる。それをいいことに、陸斗は彼女との距離を縮め、デートを楽しんでいた。
ただ、それは彼女の意思ではなく、小説の力であることに陸斗も気づき始めていた。その虚しさに耐えられず、小説を書くのをやめてみたが、するといままでのことが嘘かのように、彼女は他人のように振る舞うようになった。それが本当の現実だった。
恋愛に心を躍らせていて日々から一転、以前の毎日に戻ってしまった陸斗。だが、暗い顔をしているわけにはいかなくなった。ある日、彼女がバイト先から突然いなくなってしまったのだ。心配になった陸斗が彼女を探し出すと、そこには悲しい秘密があった──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-20 21:52:58
18443文字
会話率:40%