『ラーメンを頼んでくれるならセットに銃でも手紙でもヒトでも何でも運びます』
そう書かれた看板には所々赤黒い染みが付着している。
「いらっしゃいませ〜!」
店内に響くその声は依頼者にとって疑惑と不安を彷彿とさせるほどやけに明るい声だった。
「
店内で召し上がりますか?それとも······」
女性の口元が三日月のように歪んでいく。
「『デリバリー』ですか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 00:19:19
42193文字
会話率:54%
引退した「Vtuberの中身」が自分の目の前に現れたら?
至って平凡な男子大学生、葛木春矢は推しをこの前、失った。
彼は大手Vtuberの魔ノ宮リズムの熱狂的なオタクで、高校生から今に至るまで全てを費やし、界隈ではTO(トップオタク)
と呼ばれる程であったが、半年前に魔ノ宮リズムが引退してからは色褪せた日常を過ごしていた。
特に予定もないGWが終わった五月のある日。ゴミ捨て場で出会った見知らぬ女性の声を聴き春矢は驚く。
その声が魔ノ宮リズムの声と酷似している事に、そして最推しが一年以上隣に住んでいた事に。
そして何の運命か、ベランダに落ちてきた彼女の下着をきっかけに、春矢は魔ノ宮リズムこと、鷹谷白葉と出会ったが、彼女からいきなり付き合ってほしい。と告白される。
突然のお付き合いに最初は動揺する春矢であったが、白葉と共に彼女の部屋を片付けや料理をしていく中で徐々に互いの距離感が縮まっていく。
そうして迎えた初デートの途中。二人で家系ラーメンを食べたり、Tシャツを買ったりして楽しんでいたが、席を外していた春矢が白葉の元へ戻ると、見知らぬ男と揉めている所に遭遇する。
狂気と愛憎が渦巻く目をしたその男と推しVtuberの関係は――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:30:00
124390文字
会話率:38%
ここは特別なお料理屋さん。何が特別かというとメニューがない。味に自信のあるラーメン屋さんみたいに料理が一品しかないわけではない。お客様一人一人に合った料理を提供するのである。
どうぞご賞味あれ。
最終更新:2024-04-28 15:49:20
2041文字
会話率:54%
チームLemoneの漫画合同誌『美味しくめしあがれ♡』に寄稿した短編です。
現代へタイムスリップした忍者が、カップラーメンと出会うお話です。
読んだ方々、皆さん口をそろえて「カップラーメンが食べたくなった」と
感想を述べてくるので、どうや
ら飯テロ小説のようです。
あなたはいかがでしょうか? ぜひご賞味ください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 11:53:41
7038文字
会話率:21%
芹沢幹太は屋台のラーメン屋。
父親を早くに亡くした彼は若くして自立を求められ、幼馴染の柳川由紀や友人に支えられ、忙しいながらも毎日元気に働いていた。
ある日、いつも出店している公園でアンナという異世界から来た少女と出会う。
彼女は文化的に行
き詰まりつつある自分の世界の打開策を見つけるため現代日本に来たと話す。
偶然にも彼女に出会ってしまった幹太。
しかし彼ができるのはラーメン屋だけだった。
この作品はカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 00:36:48
1355585文字
会話率:59%
イラスト:源まめちち
ホッとしたいとき、おいでよ! 私たちのまち茅ヶ崎へ!
芸能の街、湘南、茅ヶ崎で繰り広げられる日常は、普通の街とは一味ちがう非日常。
恋愛したい、遊びたい、青春したい!
のんびりした湘南の田舎町、茅ヶ崎に
住むフルーツの香りがする夢のようなJK、白浜沙希。香水、柔軟剤、その他香料不使用。
今年こそは変わるぞと意気込んで近くの海まで一人で初日の出を見に行った高1の元日。
あれれ? 気付けばもう高2のクリスマス。
今年も私の一年は陸上部と勉強、ときどき遊びの繰り返し。
そんなどこにでもいるようなありふれた私だけど、友だち、部活仲間、地域の人たち、息を呑む素敵な街の風景、ときにつらいこともあるけど、たくさんの出会いやふれあいが、自身を日々大きくしてくれた。
そうか、きっと青春って大人になっても、気持ち一つで何度でも訪れるんだ。
※本作執筆にあたりまして、神奈川県茅ヶ崎市と福島県福島市飯坂温泉に店舗等を構える以下の皆さまに掲載許可をいただきました。誠にありがとうございます!
・神奈川県茅ヶ崎市
香川屋分店(メンチ、サザンコロッケ等)、湘南ちがさき屋十大(湘南江の島タコせんべい等)経営者ご夫妻、茶商小林園(サザン通りのお茶屋さん)、自家製麺屋登夢道(小出県道のバイパス下、赤羽根交差点のラーメン屋さん)
・福島県福島市飯坂温泉
ほりえや旅館(婿旦那さん)、土産屋(友ちゃん)
(50音順掲載、敬称略)
※本作は『私たちは青春に飢えている』の改稿版です。既存のお話を加筆、修正したほか、一部は完全新作の挿話となっております。
※カクヨム、pixiv、pixiv文芸でも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 22:38:13
302705文字
会話率:42%
一ノ瀬龍拓は新宿で行列の出来るラーメン屋『龍昇』を経営していた。
新たなラーメンを求めているある日、従業員に夢が叶うと有名な神社を教えてもらう。
龍拓は神頼みでもするかと神社に行くと、御祭神に異世界にある王国ロイアルワへ飛ばされてしまう。
果たして、ここには龍拓が求めるラーメンの食材はあるのだろうか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:51:21
25678文字
会話率:43%
ある夜、青年が屋台でラーメンを啜っていると、隣で酔っぱらった老人が声をかけた。
「この頃この辺にゃ、幽霊が出るんだってよ……」
話半分に耳を傾ける青年だったが、この屋台の秘密が徐々に明らかになるにつれ青年はラーメンを啜る手が止まっていく。
最終更新:2024-04-25 12:00:00
1473文字
会話率:68%
お騒がせシスター、クリスティンと元暗殺者のラーメン屋、クリストファー・緑の2人は「鋼鉄の都」の異名を持つ工業大国フィロネシスへとやってきた。そこで過去の因縁から命を狙われたリューを庇ったクリスティンは王国を裏から支配する巨大マフィア「漆黒の
血盟団」のボスであるザグレスをうっかり殺めてしまうのだった。
またなのか!?
またしてもこの流れなのか!!?
権力者をうっかりブッ〇す事に定評のあるクリスティンたちの明日はどっちだ!!??
ところが自分の父親を殺害した犯人に対する息子フェルザーの提案は意外なもので……???
クリスとクリスの大冒険の第二作目です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 16:25:09
181793文字
会話率:34%
聖堂騎士団の団員シスター、クリスティンは偶然から皇太子毒殺の陰謀を知り口封じを図った司祭を返り討ちにして殺めてしまう。そしてその現場に居合わせた少年のような容姿のラーメン屋、クリストファー・緑は実は伝説の暗殺者で……!?
2人のクリスの逃亡
劇はやがて王国の内外を巻き込んだ大騒動に発展していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-19 13:42:37
254706文字
会話率:32%
僕こと花舞伎リク六歳は、引き籠りである。
ジャンクフードも飽きたな~。出前でも頼もうか、でも、この辺りのデリバリーにも飽きているし。ならば、ここはカップ麺だよね。
焼きそばにしようかな~、ワサビラーメンにするべきか?やはり王道の、
豚骨ラーメンにしよう。
お湯を注いで、三分待ってね。三分あれば、ゲームができる。コントローラーに手を伸ばす。その瞬間、床に魔方陣らしきものが現れた。
「なにこれ!ドッキリ?」
ちょっと待って、体が床に沈む。怖いんだけど、誰か助けて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 04:50:07
1077文字
会話率:12%
「私は今日、魔王にさらわれる」
エリーザ・ロンディネは前世の記憶を持っていた。
そしてここが彼女が前世に遊んでいた、君と愛を紡ぐ王道RPG『アヴェンチュラーミトロジー』の世界であることと自分の役割を知っていた。
自分の役割は魔王に
さらわれて勇者に助けられるお姫様。だが助けに来た勇者は幼馴染みのヒロインと結婚し、二人をお祝いした後は知らない国に嫁がされる。モブのような扱いだった。
役割通り魔王にさらわれ、あとは勇者に助けられるのを待つだけだと思っていたが、魔王城で用意されていたのは豪華なお部屋に美味しいラーメン?
ゲームには存在しない監視役のチェルは口が悪くて四天王最弱と自称する変わり者だけれど、話してみると意外と面倒見が良い魔物だった。
好待遇にとまどいながらも魔王城に馴染んでいく姫と人の感情に鈍感な魔物チェルとの、バッドエンドまでの期間限定なのんびり幸せ監獄ライフ。
※旧タイトルは「勇者が助けに来た後はバッドエンドまっしぐらなので、それまでに魔王城で素敵な思い出を作ります」少し追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 21:05:19
433641文字
会話率:54%
ネッ友に「世界の終わりが来月あたりに来るとしたら何をする?」と聞かれた。
ありきたりだな、と思っていた。
でも、終わりはいつ来てもおかしくないんだ。
俺は後悔した。
世界を救おうとするべきだった。
もし失敗したとしても、そうしていれば、
こんなに後悔しなくて済んだんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 19:51:01
3255文字
会話率:74%
春になりましてようやく桜の咲く季節となった我が町ですが、その桜に纏わる観光スポットのご紹介と、もちろんわたしが住む町の○○のご紹介エッセイとなります。
えぇそうです。飯テロ――いや、ラーメンテロですかね。(笑)
※あまりにもな感
想・レビュー等は削除させていただきます。
※作内の写真等はお店の方とリア友の承諾を得て使用させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 18:02:56
1734文字
会話率:0%
先日掲載したエッセイに関するちょっとした追加情報と、その事に関してとある方と交流してきた時のお話です。
これで3作連続でラーメンに関するエッセイです(笑)
※あまりにも酷い感想等は削除させていただきます。
最終更新:2024-04-04 20:50:11
3193文字
会話率:54%
本日もラーメンのお話をあなたに!! (笑)
昨日のお話し『ちょっとした勘違い? なのかな……』をちょっと補足したお話となります。
個人的に思っている事などですね。
※あまりにもな感想等は削除させていただきます。
最終更新:2024-03-31 16:02:00
3139文字
会話率:2%
死んでから始める、自分らしい人生
…未完成品だけど、クラウド保存がてら、自惚れへの冷や水がてらに投稿。寂しさで寒中水泳したいから色んな所に投稿してる(カクヨム、ノベルアップ、Pixiv)。のんびり作ってるから投稿頻度ゲロ遅。ラーメン屋みたいなこと言うけど、この小説が面白いかどうかは二章まで読んでから判断してもらいたい。
Version:SampleDawn折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 01:00:00
229275文字
会話率:30%
ある田舎町に「コインレストラン・佳味」という変な店があるらしい。自動販売機で食事が提供される無人二十四時間営業レストランだった。その全てが昭和レトロな自動販売機。うどん、ラーメン、ハンバーガーなどが提供され、お客様達を不思議な感動に誘ってい
き……?孤独な心に灯りを灯す優しい夜食物語。連作短編シリーズ開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 05:53:39
35150文字
会話率:19%
後輩と一緒にラーメンを食べようとした田原清士郎は、そこでラーメンの妖精と出会う。
最終更新:2024-04-13 18:12:25
164804文字
会話率:27%
蝶になる夢を見た男がいた。目覚めた後に彼は思う。現実に思える今こそが実は夢の中であり、自分が蝶であった時こそが本当の世界だったのでは無いのかと。胡蝶の夢――そんな故事とは一切関係なく――目覚めた時、少年は高速道路の上にいた。「どこだここ!?
」戸惑う少年に対し彼の祖父が答える。「ほっほ。見れば分かるじゃろう、車の中じゃよ」「おかしいよ! 昨日は普通に布団で寝たはずなのになんで!? なんで目が覚めたら車の中なのさ!? 犯罪……! 犯罪の臭いがする!」少年の叫びをよそに広島を目指す一行。果たしてそこに待ち受けるものとは? 愛と憎悪の運命を奏でるストーリー、ゴリラ先輩ラーメン子。広島のアヴェマリア編スタート!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-24 22:54:12
619748文字
会話率:34%
普通の人間とは少しだけ違うけど、人間のような姿をした、『あにまる』達の物語。
自分たちが生まれた意味を、そして自分たちと同じような人たちを探すために、彼女たちは、地球を超え、深い謎に挑んでいく!
最終更新:2024-04-11 17:35:08
883文字
会話率:22%
私はエルフのリンスィール、エルフ1の食通だ!
城下町ファーレンハイトに、不思議な車を引いて世にも奇妙な料理をふるまう男が現れた。料理の名前は「ラメン」……それは一口食えば、天にも昇る味である!
私はあっという間に「ラメン」の虜となり、毎晩、
街角でその男を待ちわびていた。
しかし、ある夜を境に、男は消えてしまった……『友』と呼べるほど仲良くなった男は、私の前から姿を消してしまったのだ。それから二十年、私はもう一度だけでも「ラメン」を味わいたくて、同じ街角に立ち尽くしている。
ああ……愛しの「ラメン」よ、もう二度と、あの味に出会えないのだろうか……?
そんな風に絶望していた、その時だ。
チャラリ~チャラ~♪ チャラリチャララ~♪
……なんとっ!? 聞こえてきたではないか、あの独特の笛の音がっ!
私は涙さえ流して、男の帰還を喜んだ。
しかし、そこに現れたのは、あの男の『息子』を名乗る、レンという料理人だった。
「あんた……昔、親父が世話になった人だろ? よっしゃ! 俺が、美味いラーメンを食わせてやるよ!」
しかし、目の前に出されたのは……あの男の食べさせてくれた「ラメン」とは似ても似つかぬ、奇妙な物体だった!
「ち、ちっがーうっ! こんなのはラメンじゃなーい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 21:13:49
508128文字
会話率:39%
とある街のラーメン屋、そこに一人の男が来店した。
「味噌野菜ラーメン、麺硬めで……それと、娘は預かった」
男の要求は如何に?
最終更新:2024-04-02 21:01:13
3148文字
会話率:73%
とあるフードコートで俺は一人の男と遭遇した。
一人のダンディと。
そのダンディはラーメンを食べながら、どうやらグルメドラマごっこをやっている。あのグルメドラマ。孤独なやつ。
俺はそのダンディに、目が釘付けになってしまう!
ダンディ
の行動の理由は? 罪とは?
そして『俺』と『ダンディ』を見つめる第三の眼!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 07:10:00
5063文字
会話率:8%