「何だ?この頭が悪そうな生き物は…」
そう口にしたのは、今日から義兄となるクライヴ…
アンベール伯爵家の一人娘、シャルロットは8歳の時、継母と義兄が出来た。
兄であるクライヴの第一印象は最悪。それでも兄妹になったのなら、仲良くしたいと歩
み寄るシャルロットだったが、クライヴは塩対応。
もう、この人はそういう人なんだと諦めて過ごしていたある日…両親が急死した。シャルロット20歳前日のことだった。
悲しむシャルロットにクライヴは「大丈夫、貴女には私がいます。一人じゃありませんよ」と優しく抱きしめてくれた。
悔しいが、その一言に救われた気がした。
これを境に二人の関係は少しずつ変化していく…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 14:30:00
40395文字
会話率:46%
人々は私を「嘘つき令嬢」ネリシア・ヴァルトリーヌと呼ぶ。とても小さな嘘から始まった私の人生は、気が付けば傍若無人な悪評で埋め尽くされ、愛する両親からも腫れ物扱い。いつしか嫌われ者になってしまった!
「私は悪くないわ!(本当にごめんなさい
!)」
確かに最初は自ら嘘をついていた私だけれど……でも今は、本当に反省しているんです!
余りにも嘘を付きすぎたせいで、愛の女神エルテナ様から怒りを買ったは私は罰として――
『真実の愛を知るまで、本当の事が言えなくなる呪い』をかけられてしまったのです!
『好き』は『嫌い』に、『ごめんなさい』は『私は悪くない』に――私の言葉は常に真逆の意味で伝わるようになり!?
ますます嫌われて行くのに、どうやって真実の愛を見つけろって言うのよ!
絶望する私の前に現れたのが「正直者の騎士」カイエン様。彼はなぜか、私の言葉の裏に隠された真意を見抜く、不思議な力を持っていて……?
「俺は貴女が可愛くて仕方ない。どうか……貴女の事を教えてくれませんか?」
彼だけは何故か私の嘘を見抜いてくるわ!
これは、嘘しかつけない孤独な令嬢と、彼女の真実を見抜く騎士が織りなす、誤解だらけで、けれど最高に愛おしい、奇跡の恋の物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 12:10:00
14071文字
会話率:38%
婚約者に公衆の面前で侮辱され、心も誇りもズタズタにされた侯爵令嬢ユリア。
「もう我慢しない。見返してやる、あの男を!」
復讐を誓い、禁書の魔法で悪魔を召喚した……つもりが、出てきたのはなぜか見た目50代、口調はオバチャンな“幽霊”だった⁉
「なに泣いてんの。そんな男、さっさとポイしな!」
「え?貴女、本当に悪魔じゃないんですか?」
「アンタの人生、いまから全部ひっくり返すわよ!」
自称“死に際に異世界から呼ばれちゃった元主婦”のミチヨは、見た目も言動もズレまくり。でもその言葉の一つひとつが、ユリアの心を少しずつ溶かしていく。
ミチヨの助言の下、色づき始めるユリアの学校生活。ミステリアスな騎士様との出会い。
やがて、ユリアは気づく。
本当の幸せは、誰かに尽くすことでも、爵位でもなく――
「自分の人生を、自分で選ぶこと」だと。
悪役令嬢ざまぁ?異世界復讐劇?
いえいえ本作は、“おばちゃん”が導く、人生再起の成長譚です。
そして終盤、明かされる真実――
失ったはずの“母”との、涙の再会が待っていた――。
許可なくコンテンツまたはその一部を転載することを禁じます。(日本語版、翻訳版とも)
Reproducing all or any part of the contents is prohibited without the author's permission. (Both original and translated ed.)
© 2025.06.01 Kagishippo折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 22:02:15
5291文字
会話率:29%
またこの日に戻って来てしまった。
私はもう、この人生を終えたいのに。
どう足掻いても、私は親友のリリアに夫であるサイモン様を奪われ、結局は悲惨な死を遂げる。
親友であると信じていたリリア。まさか、貴女が毎回私を陥れていただなんて、全く気が付
かなかった。
リリアと組んで私を陥れていたサイモン様も同罪だ。
ならば次の回帰では、やり返してもいいよね?
失敗してもまた死ぬだけ。
そう思っていた私を、貴方はずっと影で助けてくれていたの……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 19:20:00
119149文字
会話率:28%
高校三年生の卜部藍(うらべらん)は兄の緋彩(ひいろ)と共に都会から田舎に転校してきた。
何度目なのか数えるのを辞めた自己紹介の後、仲良くなった同級生の女子から「貴女は神に探されている」と急に言われて――。
散歩中に偶然見つけた祠に手を合わ
せてしまったことから始まる神に振り回される日常。はたして藍は無事に神から逃れられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 16:28:45
25205文字
会話率:49%
クズ聖王の血を引くサーシャの中でぬくぬく寝ていた私は、ある日冷たい凍った湖に落ちて覚醒した。サーシャは、ショックで天に行ってしまい、女神様にこれまでの経緯を聞いた。
「サーシャは、私の愛し子なの。聖女となってこの世界を救って欲しかったのに」
愛し子? サーシャは苦労続きだよ!
「貴女には子どもを産んで欲しいの」
どうやら、私の子孫が聖女になるみたい。どうせ、このままなら隣国の好色な王の第四夫人だ! それなら、女神様に加護を貰って好きに生きよう! 子どもを産むかどうかは先において、生き延びる事を優先しなきゃね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 12:39:36
349750文字
会話率:37%
夫であるリーフク・リリィ・オスーベリーに裏切られたオスーベリー公爵夫人のルシーナ・リリィ・オスーベリー。尤も、もう直ぐ離婚をする予定なためルシーナ・リリィ・エースロールになるのだが。
撫子色の瞳と、薄墨色の髪の持ち主の彼女は、政略結婚でリー
フクに嫁いだ。政略といってもルシーナはリーフクのことを異性として慕っていて、リーフクも己のことを異性として想ってると思っていた。
だが、ルシーナは信用出来る学園時代の親友から——。
『ねぇルシーナ様! 私見てしまったの! 貴女の旦那様が、違う女性を別宅に入れるのを!』
信じられない、という気持ちも無論あった。だが、どんどん証拠を掴んでいって、目撃者もたくさんいて、もう、信じないという真似は出来なくなった。
場面は変わり、ルシーナがリーフクを問い詰めている最中。
「ち、違う! 俺はそんなことしていない!」
「リーフク様……。わたくしだって、そう思いたいですわよ」
だが、どんどん問い詰めていくうちに……。
「もう一人の妻がいます!」
——と、白状したのだ。
離婚届にサインをしてもらい、慰謝料も近日中に貰うことになるだろう。
ルシーナは部屋を後にする時に、リーフクを冷たい目で見ていた。だが、その瞳の中には悲しさの色が映っていた。
真冬の時期はどの領地よりも寒い、オスーベリー領。
それをルシーナは約一時間、歩いていた。
(つら……い)
積雪に埋もれないように足に力を入れて進むルシーナは、もう限界を超えたと言っても良い。
そして、やっと、やっと暖かそうな土地が見えて、あそこがオスーベリー領の終わりなのだと分かった。
頑張って最後の力を振り絞ると、やっとオスーベリー領を抜けた。
だが、当たり前だがルシーナはその抜けたところで倒れる形で眠ってしまった。
〜〜***〜〜
ルシーナが倒れてしまって暫く経った頃。一人の男が通り掛かった。
「……?」
人影が見え、そこに行ってみると、そこには一人の女が倒れているではないか。慌てて息をしているか確認をすると、眠っているだけだと分かり胸を撫で下ろした。
『クゥン』
「……! なんだ、ベズか。すまない、この女性を助けるのに手を貸してくれるか?」
『クン』
「ありがたい」
——ルシーナは一匹の狼と一人の男によって、助けられた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 07:28:55
16784文字
会話率:44%
チートスキルも、圧倒的な才能も、自分だけの特別な魔法もない。
アイドル活動中に死亡してしまったトップアイドル小輪瀬向日葵などが、魔法、獣人、亜人、神様、戦争、の異世界の奴隷労働場に転移し、様々な人を救いながらアイドル活動(広義)をしようと目
論むお話です。
「作品に含まれる要素」としてのガールズラブ要素は人によるかもしれません。
がっつりとやるつもりはないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 07:20:00
100125文字
会話率:29%
12/3サブタイトルをちょっぴり変更。
以前に短編として書いた【推しのため、私は転生した!~私の人生は貴女のモノ~】の連載版です。短編の方は内容が同じなので下げました(>_<)
◆あらすじ◆何度ループしても断頭台エンドを逃れら
れない令嬢エルディアナ。今度も断頭台エンド。そんな無慈悲な小説【輪廻の赤い薔薇】。主人公推しの主人公はひょんな事からそんな舞台に上がることに…。
転生して幼女となったラピスが大好きなエルナたんの為に色々頑張っちゃうお話です。
今のところラブ要素は低めです。
お話の進み具合は割りとまったりゆっくりです。展開の早いお話ではありません…(・・;)
※主人公の性格がちょっとアレです。口も悪いです。下品要素もあるので閲覧にはご注意を…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 13:07:40
370737文字
会話率:42%
過去に幼き皇子が「妃は強い人がいい!」などと宣ったせいで女性にも兵役が課せられる彩国にて上司の「貴女にいいお話(縁談)があります」を「全力を尽くします(内偵調査ですねゴクリ)」と盛大に勘違いした将軍家の軍人女と、それに引きずりこまれた辺境護
衛団団長が拳を交えつつ徐々に仲を深めていく話。
道義のためには手段を選ばない顔は美人・体はゴリラ・頭脳は筋肉な女 優里(ユウリ)&辺境にて療養中の王弟の護衛を務め道義のために実直であろうとする美丈夫 塊(カイ)団長。
事件はほぼ後宮の外で起きるためドロドロ後宮描写などはほとんどありません。
残酷描写・暴力は主にヒロインが行います。
R15は保険かつメイン二人にはありません。全26話他サイトでも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 07:59:48
94672文字
会話率:24%
そこはなんの変哲もない街夢見町。平穏が1番似合う街でひっそりと起きていた出来事だ。
「今から君には魔法少女になってもらうで!」
「え!?」
町に住む少女、夢星ひかりはある日クマのぬいぐるみに似た魔法生物、キンに出会い唐突に魔法少女として町に
迫りくる脅威と戦う事になる。
「安心せぇ、魔法少女は2人1組と決まっとるんや」
その言葉通りある日の戦闘に向かった時、ひかりはもう1人の魔法少女、一条伶と出会う。
「……貴女、魔法少女に向いてないわ。あとは私に任せて家で大人しくしてなさい」
「なんでぇ!?」
「それはワイも思っておった」
「キン!?」
「なんてったってひかりの魔法少女としての力は、過去最低なんや!」
「えぇ!?」
これから先ひかり達は迫りくる脅威に立ち向かえるのか?2人の少女の街を救う為の物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 06:20:20
128504文字
会話率:63%
年のはじめの一月一日。
結婚の挨拶をするため、婚約者の実家に向かっていた。
地方工場の娘であると彼女は謙遜するが、漏れ聞こえる話からしてとてもそうは思えない。
かつての名家が現代での生業として工業を選び、一族経営での企業複合体となった、そ
の本家の御令嬢……などといったところであろうか。
二人並び、長く電車に揺られながら。
とりとめのない思考の海に沈んでいた。
貴女ほど賢い人を僕は知りません。
貴女ほど善き人を僕は知りません。
貴女ほど美しい人を、僕は――。
そも、何故に僕のような冴えない者を――。
珠に瑕の変態性慾でしょうか。ならば神仏に感謝の詔を。
あるいは、そう、すべてがただの、初夢だったのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 02:09:51
1819文字
会話率:6%
「そなたは《毒》か、それとも《薬》か」
皇姫であった慧玲(フェイリン)は先帝の罪により死刑を命じられた。
渾沌の帝と称され、帝国全土に毒をまき散らした凶悪なる帝……その姑娘。だが彼女は薬師の一族・白澤の叡智を修得していた。
慧玲は皇帝
の問いにこういった。
「私は、如何なる《毒》をも絶ちて《薬》と致しましょう」
帝国・剋は先帝の悪政によって《天毒地毒》の禍に苛まれていた。
地毒は人を蝕み、《毒疫》という奇しき病をひき起こす。
鱗に蝕まれた妃妾。脚から梅の咲きこぼれる舞姫。毒疫は如何なる医師にも癒すことができない。ただひとり、後宮にいる食医の姑娘を除いては。
「あなたはいったい」
「ただの食医でございます」
処刑を一時取りさげられた慧玲は身分を捨て、後宮の食医となった。妃嬪たちから渾沌の姑娘と謗られ、疎まれながらも典医が匙を投げた患者たちをたちどころに解毒していく。
最高に美味しい《毒》を患者に飲ませることで。
「毒は、毒を制すものですよ」「口に旨き毒は《妙薬》となるものです」
それは償いか。それとも復讐への階か。
慧玲のもとに現れた麗しき風水師。彼は不敵な微笑を湛えて、慧玲に囁きかける。
「貴女の死を望むものがいる。その敏さはいつか、貴女の身を滅ぼすよ。緩やかにまわる毒みたいにね」
彼は果たして敵か、味方か。逢うべきではなかったふたりの袖が振りあうとき、国の運命が動きだす。
・ ライト文芸寄りの後宮お仕事ものです。
恋愛はするかどうか謎ですが、異性バディ(イケメン)はいます。
・ こちらの小説は《カクヨム》にも掲載(同時に連載)致しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 17:54:48
436950文字
会話率:39%
これより語るは華咲の幻想譚。
百年に一度産まれる《華咲の娘》は、人の身に華を宿す。
腕から枝垂れ桜を咲かせた皇帝への貢ぎ物の《娘》と、素肌に藤の花を絡ませたこれから捧げられる《娘》……誰にも知られることのなかった、ふたりの《華咲》の哀しくも
愛しき恋の譚(はなし)を語って参りましょう。
✿ 華咲を題材とした短編ふたつの詰めあわせです。1話は2500文字程。10分もあればお読みいただけます。
✿ こちらの小説はカクヨムにも投稿致しております。
カクヨム最大の自主イベント「#新匿名短編コンテスト・再会編」に寄稿させていただきました(イベントはすでに終了しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 18:00:00
5013文字
会話率:33%
王妃に冷遇され、辺境の地アステリオに嫁がされた妾腹の王女アニカ。 呪われた王女と呼ばれるアニカを受け入れたのは、美貌の辺境伯リグリス・アステリオだった。 だが彼は、妻となったアニカに告げる。 「俺は貴女を愛さない」と。
※カクヨムにも掲載
しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 21:27:32
40718文字
会話率:35%
熱海 憧(あたみ しょう)は主人公(ヒーロー)に憧れていた。
怪人を倒す仮面のヒーローは良い。
怪獣を倒す巨人のヒーローも良い。
剣を片手に鎧を纏い、魔物を倒す王道のヒーローなんて格別だ。
時に闘い、時に救い、時に助けた美少
女に好かれて、悪に挫け、道に迷い、意義に嘆き……
それでも前へ未来へ邁進する、そんな王道を往く主人公(ヒーロー)に、ショウは憧れていた。
けれど彼の一度目の人生は、輝かしい未来を歩む事なく幕を下ろした。
「今回の手違い、誠に申し訳ありませんでした」
「お詫びとして、次なる生は貴方が望む世界に。はい。え、はい……はい?」
「ええと、とりあえずヒーローになりたい、ですか?はぁ……変わった考えをお持ちですね」
「分かりました。では、貴方が次に生きる世界ではそのように、はい」
「では、逝ってらっしゃいませ」
「ふぅ。一時はどうなることかと……んぇ? なんですか。え、彼が言ってたのはヒイロという名前のキャラクターじゃなくて、ヒーロー。つまりは主人公だと?」
「…………え、うそ。彼の次の人生、主人公どころか、悪人寄りのモブキャラなんですがそれは。どどど、どうしましょう……」
これは、俗に言う"鬱ゲー"と呼ばれた、とある剣と魔法のコマンド式RPGの世界にて。
噛ませ犬貴族の取り巻きキャラクターに憑依しながらも自分を主人公と思い込んだ精神異常モブキャラが「でも俺主人公だから何とかなる!」の精神で、悪役故の周囲の低評価やら鬱展開やら黒幕の思惑やらを無自覚にお構いなしにぶち壊していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 21:58:52
490119文字
会話率:40%
親友の結婚が決まったの、隣国へ嫁ぐらしいわ。
いやよ、私の親友。離れ離れになるじゃない。
でも貴女が覚悟を決めたなら、私も覚悟を決めます。
隣国の道中は魔物と出会うかもしれないわ。
護衛の皆様に混ざり、私も親友を守りましょう。
あら、素敵
な方がいらっしゃいますわ。
……いえ、今そんなことを考えている場合ではありませんわね!
つよつよお嬢様が親友の花嫁行軍に参加したついでに、伴侶をみつける短編です。
※練習がてら過去作を書き直しました。カクヨムなどにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 18:53:39
15084文字
会話率:24%
花は皆んなを笑顔にする。だから私は花屋になった。プロポーズ、母の日、お誕生日、お見舞い……。人を幸せにする仕事をしていた私は、気付かぬうちにいじめの加害者になっていた。誰も私を知らないし、責めたりしないけど、苦しさから解放してくれない。ねぇ
、貴女は私を怨んでいましたか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:13:27
5311文字
会話率:35%
神様は言いました。「貴女が生きて来て自分が稼いだ以外の金額を捧げて、異世界転生してもらいます。金額は自分自身が決めていいよ………?ただし、足りなかったらナニかを代わりに払うだけだから………気にしないで?と言う訳で、頑張ってチュートリアルをや
って行きなさい」
何て言われて震えて、今まで人のお金をどれだけ使った?
そんなの思い出せない程……だよね?給付金や補助金等それに、大人になるまでは親のお金。そこまで考えて額が怖くなったので………、取り敢えず真面目にチュートリアルを受け異世界転生をしたが。
転生先で選定の儀式を受けるが、結果はハズレスキルだった。
儀式を受けてから、両親や一緒に暮らしている父の弟に会えず、自分がハズレスキルだから?と悩むが………、違っていた様で………。
取り敢えずこれからは、楽しく暮らそうと行動するが………、どうやら転生者は……自分だけじゃない?でも、何だか転生者達の様子が変で?
色々厳しい異世界に転生した主人公………。チュートリアルでちゃんと金額を払えていたのか?それとも足りなくてナニかを奪われたのか……。
『転生者・転移者』に厳しい異世界で主人公が、どんな問題を起こすのかを楽しんでもらえれば嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 07:00:00
33137文字
会話率:43%
遠くに聞こえる船の汽笛。
あれから5年。
私は、ある港町に来ていた。
人を、
ルミナスを探す為だ。
ある貴族の懺悔と後悔、そして失った日々の物語。
前作『貴女の心は在ったのに』
https://ncode.syosetu.com
/n3296kl/
『愛した貴方にさよならを。』
https://ncode.syosetu.com/n5915kl/
ルミナス視点。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:11:34
1449文字
会話率:8%
遠くに聞こえる船の汽笛。
あれから5年。
私は、ある港町に居を構えていた。
ヴァイオルド様は宰相だったので、隣に立つために様々な知識を学んだ。
そんな中でも、私が知らない土地に行こうと思った
色々と、思い出してしまうから。
そし
て見つけたのがこの港町だった。
前作『貴方の心が欲しかった。』https://ncode.syosetu.com/n6723kk/
前作ヴァイオルド視点
『貴女の心は在ったのに』https://ncode.syosetu.com/n3296kl/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 09:33:15
2060文字
会話率:3%
『ヴィオ!今日はここが分からなかったの!……いったいこれを覚えることで将来なにになるのかしら?』
『最近、学園で辛いこと無いかって…?ないない!私なんか皆なーんにも気にしてないよ!
――ほんとにいないようなものだよ……』
『ヴ
ィオ……。
――じゃあね。バイバイ。』
――過去を……思い出していた。
あれはまだ、学生だったとき。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 12:41:00
2288文字
会話率:4%
「あれ? 私どうなったのかしら?」
私は、メイドとして働いていた伯爵家で倒れていた。
正確に言えば、ここの家のお嬢様に足をかけられて、転んだのだ。
私はリビドー・ダンロ男爵の庶子アガサ。
母が亡くなり引き取られたが、男爵夫人マーブ
ル様は優しい人だった。
「女はいつの時代でも生き辛いわね。私も父の言うままにここに嫁ぎ、夫になった男には何も言えないのよ」
なんて疲れた顔をして、明け透けな話もしてくれていた。気心が知れる程好きになり、私は本当の母のように家事や身の回りのことを手伝い尽くした。一人でも味方がいるのは、とても嬉しいことだった。
逆に血の繋がった筈の、リビドー様の顔を見たのは数える程度だ。
リビドー様はマーブル様のことはほったらかしで、多くの愛人を囲っている。本邸であるここに、戻ることは殆どない。
領地経営はマーブル様が行い、本人は社交と言って遊んでいるだけ。親に決められた結婚を嫌がり、マーブル様には指一本も触れていないそうだ。当然子供もいない。
かと言って平民庶子の私が、後を継ぐことはないと思う。
きっと政略結婚と言う駒に使うつもりだろう。
そうでなければ、今まで歯牙にもかけず祖母と暮らしていた私を、15歳になってから引き離すことはない。
そのことをマーブル様も気づいているのだ。
何か月か過ぎた頃、マーブル様がこう告げてきた。
「貴女は外で働いて、お金を貯めなさい。いつでも此処から逃げられるように。大丈夫よ、リビドー様には学校に行ってるとでも言っておくから」
私は瞬いてマーブル様を見た。
頷くマーブル様は言う。
「貴女は逃げなさい。何の誓約もないのだから」
その話をした後、伯爵家への仕事の紹介状を渡してくれたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 17:21:57
29492文字
会話率:23%
「お前は怖いんだよ! だからもう婚約破棄する!」
王宮舞踏会の会場で、コットン王子はそう叫んだ。
ざわめく観衆の中で扇を口もとにあて、首を傾げる女性はコットン王子の婚約者リンネルだった。
「ほほほっ、ご冗談を」
そう言う彼女は、心底
楽しげに笑った。
リンネル侯爵令嬢は、非の打ち所のない完璧令嬢。時々魔獣退治にも参加し、おおいに国に貢献する女傑でもある。その上、輝く金の髪のこの上なく美しい女性だ。
どこに不満があるのかと、彼女はまた首を傾げる。
「………分からないのか? お前は俺のピーちゃんをいつも苛めるからだ!」
観衆は固唾を飲んで見守る。
その時遠くから小鳥が飛んできた。
「ピーッ、ピッ」
王子を守るように彼の前にちょこんと座る。
「っち。また貴女ですか? もういい加減になさいな」
小鳥に話かけるメルヘン展開だが、両者険悪ムードである。
少女VS小鳥
どうやら小鳥には、亡くなった太后(王子の祖母)が憑依しており、いつもリンネルを邪魔する。
リンネルの魔法スキルは吸収と開放。
そのスキルで魔獣や反逆者を吸収し、ぺらぺらの紙状にする。あくまで一時的で、開放で元に戻る。
勿論燃やしたり破けば、復活不可である。
国王は彼女を自国に留める為、幼い時に王子と婚約させた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 16:38:17
999文字
会話率:38%
ラジャーニエよ。俺は貴様との婚約は破棄して、愛しいサブレーヌと結婚する。貴様はこの邸から即刻去るのだ」
婚約破棄を叫んでいるのは、伯爵令息のリンゼール・ガルダ。彼の最愛は、ラジャーニエの義妹のサブレーヌだと言う。
リンゼールとラジャー
ニエは、親同士が決めた利害が絡む政略結婚の相手だった。
ラジャーニエ・クラウテンは格上の侯爵令嬢であったが、父親の無理な商会経営は多大な悪化を辿り、侯爵家は借金まみれであった。
ラジャーニエの母、ダブリエは病で寝込んでいたが、彼女が12才の時に逝去した。
亡くなる前に、形見のロザリオをラジャーニエに首にかけて囁く。
「ラジャーニエ、弱い母を許して。
一人残された貴女は、きっとたくさんの困難が待ち受けているでしょう。でも私(わたくし)はずっと見守っていますよ。貴女が幸せになれるように。
だから諦めずに頑張るのですよ。
そして何を奪われても貴族としての誇りを守り、毅然としていなさい。
奪われてはいけないのは、そのロザリオだけ。
必ず味方は現れます。
残念ながらレンバック、貴女の父は信用に値しません。
こんな場所に残していって、ごめんね。
愛しているわ。私のラジャーニエ…………………」
ダブリエは最期の時まで娘を心配していた。
夫であるレンバックは、ダブリエに全てを頼り遊び歩いていた。だが彼の言い分は勝手なものだった。
「妻は何にでも口を出して、俺を否定するんだ。だからもう、俺は妻の好きなようにさせてやってるんだ。その分少し、好きなようにさせて貰ってるけどな。はははっ」
レンバックの回りには彼にたかって遊ぶ悪い者が多く、彼はそれに気づかず煽てられて散財していた。
ダブリエは口出しではなく、詐欺や無謀な投資を止めるように注意しただけだ。レンバックのせいで今まであった侯爵家の蓄えは減り、彼女は知人から借金をしたが財政は火の車だった。
何とか伝手を辿り、やりくりをしていたダブリエが病に倒れ、それに目をつけたのがガルダ伯爵家。リンゼールの父親マイルだった。
マイルは息子のリンゼールを婿に入れ、借金を支払うことで逆らえなくし侯爵家を乗っ取ろうとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 19:11:07
17315文字
会話率:25%