かの名君は律儀と狂気で知れ渡る。
その奴隷は憎悪と怨嗟を集めてほほえむ。
自由すぎて不自由すぎるふたりが鮮血でつむぐ叙情譚。
豊かにして幸福なる『地獄の島』では義理堅き『悪魔公』と慈悲深き『死神の落とし子』が身を尽くして破滅を華
やげていた。
残忍や卑劣すら賞賛される剣闘場で『人殺し職人』は過度に歓待され、勝利の報酬は限度もみさかいもなく、大観衆は惨劇に酔い叫ぶ。
『狂気と冒涜にまみれた罪人』とは彼か彼女か我々か。
それを決められる者など、どこに存在しただろうか。
*第一章完結しました。 *第七回ネット小説大賞の一次選考を通過しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 02:11:52
456534文字
会話率:33%
誰もが知る物語とは似て非なる物語。
とある高校生、清宮涼は、趣味の博物館巡りを終えて帰宅する途中、不思議な占い師に声をかけられる。
「貴方、これから大変な運命が待ち構えて居ますよ。」
そう言われて一瞬不安になるも、持ち前の楽天家な性格
で直ぐに打ち消した。
その占い師が居なくなっているのも気付かずに。
BaseSon原作の「真・恋姫†無双」を元に、自分なりの「三国志演義」を書いていきます。
因みに今の所、全年齢対応です。
尚、恋姫シリーズは二次創作が認められている作品です。
「恋姫†無双」シリーズ以外の参考文献
「三国志」作画・横山光輝(潮漫画文庫)
「項羽と劉邦」作画・横山光輝(潮漫画文庫)
「史記」作画・横山光輝(小学館文庫)
「殷周伝説 太公望伝奇」作画・横山光輝(潮漫画文庫)
「図説中国史 三国志地図」(東光書店)
「歴史人別冊 完全保存版三国志の真実」
「教えてあげる諸葛孔明」(角川文庫)
「三国志ナビ」渡邉義浩(新潮文庫)
「三国志 英傑たちのその後と謎」監修・武光誠(宝島社)
「史記の風景」宮城谷昌光(新潮文庫)
「春秋の名君」宮城谷昌光(講談社文庫)
「春秋名臣列伝」宮城谷昌光(文春文庫)
「戦国名臣列伝」宮城谷昌光(文春文庫)
「楚漢名臣列伝」宮城谷昌光(文春文庫)
「三国志読本」宮城谷昌光(文春文庫)
Wikipedia
ニコニコ動画
※「モバゲータウン」、「Eエブリスタ」で連載していた作品です。
更新は遅いですが、宜しくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 00:00:00
664109文字
会話率:38%
加賀見唯《かがみゆい》は公立高校に通う女子高生だ。
彼女の視線は、気付けば一人の男の子の姿を追っていた。
同じクラスメイトの浜名君俊幸《はまなとしゆき》。
誰にでも分け隔てなく話す明るい姿
真剣に黒板を見たままノートに書き写し、文字が読めな
くて慌てて書き直す姿
友達との下らない話で、笑いが止まらず苦しそうにしている姿
そんな姿を追っているうちに、惹かれていって
そんな姿を追っているうちに、気付いてしまった
彼の視線が、隣のクラスの真名津季紗耶《まなづきさや》を追っていることを。
それでも視線は彼を追ってしまって
そして、その度に苦しくなる
加賀美唯は、そんな自分が嫌いだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 07:00:00
9590文字
会話率:39%
時は貞享、天下の名君、徳川綱吉の時代。
空が割れて異界の門が開かれる。
門より溢れし犬小人の「こぼると」を一目見た綱吉は深く愛し、直ちに保護せよとの命を発す。
以後もえるふ、どわあふなどが次々に現れ、綱吉はこぼるとと同様に友好関係を築くこと
に注力す。
―――そうして異界の知識と技術を得ることになった江戸の世は、異界の力による文明開化を迎えることになる。
それから時が流れて、享保。
八代将軍徳川吉宗の時代となり、江戸の世は飢え知らず、病知らずの太平の世を謳歌していた。
……が、それはあくまで江戸の世だけの話。
海の向こうにある諸外国は、異界文明と接触したことによる混乱と対立と、異界からの侵攻を受けて大いに荒れてしまっていた。
そんな状況を打破すべく将軍吉宗は、海を渡っての平和を主眼とした介入を決意し、その為の技術と資源を得る為に、異界の門の残滓である『異界迷宮(ダンジョン)』の攻略の命を発す。
その命を拝領することになった御庭番であり武芸百般に通じていた『犬界(いぬかい) 狼月(ろうが)』は親友であるコボルト『ポチ』と共にダンジョンに挑むことになるのだった。
※第二回アース・スター大賞、奨励賞を受賞、書籍化決定しました!
※海外サイト含め一切の転載を禁止しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 19:33:09
580300文字
会話率:23%
恋人に裏切られて契約を打ち切られ、恋人の妻からも法外な慰謝料を請求された、二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは贅沢のために民を苦しめつづけて、二年後には
聖女に倒されて処刑されるキャラ。
桜子は処刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するも、その時は迫りーーーー
※こちらは『悪役女王アウラの休日 ~処刑した女王が名君だったかもなんて、もう遅い~』のifストーリーです。
キャラクターはほぼそのままですが、後半以降はだいぶ展開が変わっています(全体に、こちらのほうがハッピーエンド要素が多めです)。
前作のイメージを壊したくない方は、ご注意ください。
※死亡表現があるため、一応R15としておきます。
※アルファポリスで先行投稿中。エブリスタにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 19:00:00
71483文字
会話率:33%
恋人に裏切られ、嘘の噂を立てられ、契約も打ち切られた二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画『聖なる乙女の祈りの伝説』の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは二年後に処刑されるキャラ。
桜子は処
刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するが、その時は迫りーーーー
※バッドというほどではないですが、ハッピーとも言いきれないエンドです。
※死亡表現があるため、一応R15としておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 09:00:00
57146文字
会話率:25%
この世界は複数人の魔王によって支配されている。三人の幼女が立ち上がった時、世界は混乱に陥る。
三大幼女主人公の活躍する物語です。
魔王→名君と領民から称えられていることが多い。
最終更新:2022-05-22 02:20:24
263文字
会話率:0%
聖国エドバーン、天下の名君エドワード・エドバーンが納める豊かな国。
そこは、人々の笑顔であふれている。
しかし裏ではそんな善良な民を食い物にせんとする、悪もいる。
しかしそれを許さぬ花一輪、今回のお話は⋯⋯
注意! この短編は同作者の『
銀色の魔法はやさしい世界でできている』の作中作という設定です。
その為本編と合わせて読んで頂ければより理解が深まる⋯⋯ハズ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 00:00:00
5918文字
会話率:44%
聖国エドバーン、天下の名君エドワード・エドバーンが納める豊かな国。
そこは、人々の笑顔であふれている。
しかし裏ではそんな善良な民を食い物にせんとする、悪もいる。
しかしそれを許さぬ花一輪、今回のお話は⋯⋯
最終更新:2020-12-25 00:00:00
2137文字
会話率:55%
ボクは王子様! 次の国王様だぞ! すごいんだぞ!
しかも、うちの国は今、絶賛発展中! ボクがつぐころにはすんごい国になってるはず!
後世、ボクの名前が栄光に包まれるのはまちがいなし。
中興の名君、オットー3世とかってね!
なのに、婚約者の
女は、いつも冷たい目でボクを見るんだ。
地味で華やぎってものがない上に、おっぱいだって小さくて、いいとこがないくせに!
いつのまにか分厚いメガネまでかけるようになって、まったく見栄えが悪すぎる!
ボクは、つまらなん婚約者を華麗に婚約破棄して、
真実の愛のお相手である可憐でけなげなテレーズと婚約するんだ!
かっこよく婚約破棄するために、鏡の前で何度もキメポーズの練習だってしたのさ!
やってやるぜ!
……の、はずだったのに、次々とダメ出しされて、ボクは大ピンチ!
テレーズは娼館に放り込まれ、ボクは北の鉱山で事故死ってことになるらしいんだ!
どうしてこんなことに!?
ボクは真実の愛をつらぬこうとしただけだったのに……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 16:00:00
27594文字
会話率:34%
【講談社レジェンド賞最終選考作品】【アルファポリス「第五回歴史・時代小説大賞」読者投票6位】
火刑の乙女ジャンヌはのちに聖人となり、目立たない王は歴史の闇に埋もれていた。
15世紀フランス、百年戦争。狂人王と淫乱王妃の間に生まれた10番目の
子が王位を継ぐとは誰も予想しなかっただろう。不遇な王子は14歳で王太子となり、滅亡寸前の王国を背負いながら死と血にまみれた運命をたどる。
一般的には「恩人を見捨てた非情な王」と嫌われ、歴史家は「建国以来、戦乱の絶えなかった王国にはじめて平和と秩序をもたらした名君」と評価しているが、この物語のナレーターは読者に何をもたらすだろうか。
メジャーな史実+マイナーな人物を主役に据えた大河ドラマ風ノベル。
歴史に残された記述と、筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクションです。
※小説家になろう、アルファポリスで重複投稿しています。
▼小説家になろう版
https://ncode.syosetu.com/n9199ey/
▼アルファポリス版(扉絵・挿絵あり)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/394554938/595255779
▼魔法のiらんど版(八章→終章で完結。現在は非公開)
https://maho.jp/works/15591074771453228834折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 18:24:50
471620文字
会話率:31%
12世紀アラゴン王国の故事「ウエスカの鐘」をモチーフにした叙事詩風の物語。
スペイン王国の前身・アラゴン王国のヒメノ王朝末期に3人の王子がいた。上から、名君ペドロ、戦士王アルフォンソ、そしてアラゴン王国バルセロナ王朝の祖先となる悪名高き聖職
者ラミロである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 20:21:13
1683文字
会話率:2%
ジャンヌ・ダルクというメジャーな史実・物語に出てくるマイナーな王様は、じつはジャンヌに匹敵するくらいおもしろいのに、誰にも知られていないとは!
埋もれている歴史エピソードを掘り起こしたくて、書き始めました。
百年戦争は、ジャンヌだけじゃな
い。知られざる魅力的なキャラクターがたくさんいます。
歴史オタクらしい愛にあふれたエッセイ。
オタクと歴史好きな人は、アツく語りたくなるキモチに共感できるかと!
知られざる魅力的な小説を探しているスコッパーの方も同じようなキモチかもしれませんね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-17 15:41:16
1814文字
会話率:3%
遥かなる昔、アースという星に、魔術の使える者と、魔術の使えない者が暮らしていた。
魔術の使える者は、使えない者を支えるという信念の基で暮らしていたが、使えない者から恐れられていた。
魔術を使える者は新たなる世界セカテロス界を創世して、
その世界に住むことにした。
だが魔女ソフィスが、セカテロス界を闇の世界にしてしまう。
セカテロス界を創世したオッドアイの瞳を持つゼファーは、再び世界を創る。
それがサードリット界。偉大な魔術の存在で保たれた世界である。
サードリット界は、偉大なる魔術を保つため、偉大な魔術を持つ聖王(聖女王)のもとに強力な魔術を持つ者が後宮入りし、聖王妃(聖大公)を決めて、子孫を残しサードリット界を保っていた。
時代を重ね、徐々に強力な魔術士が少なくなってしまった中で、サードリット界を創世したゼファーと同じオッドアイの瞳を持つ聖王スチュアートが生まれる。
喜びの束の間、魔女ソフィスの生まれ変わりと言われるフランネル国第二王女ティアーナが生まれる。
ティアーナは、自身が魔女の生まれ変わりと意識し、魔女の力を解放しないように魔術を極力使わず、ほとんど精霊術を使って生活をしていた。
そして、母の実家のウェリーネ国のアジュガ王家の密偵家業の技術も磨き、ウェリーネ国からアスターナイトという、特別な称号を貰うほどに成長をする。
それは、王家の位を捨てて庶民ライフを過ごすための布石であった。
聖王の成人を迎える年、ティアーナは家出を決行するが、母エルミリアによって捕まってしまう。
「庶民の暮らしが今のままでいいと思うの?」
と、言うエルミリアに何も言えないでいた。国の現状が思わしくないからだ。
「聖王に、国の現状を伝えてからでも遅くないのでは?」
その一言で、ティアーナは後宮入りをする。
魔女の生まれ変わりと言われていようが、聖王を真実の名君にするためにティアーナは奮闘すると決めたのだ。
その先に、素敵な庶民ライフが待っているから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 00:10:14
76626文字
会話率:26%
第一王子カシウスに嫁ぐために隣国から来たはずのジェーンは、学園の卒業パーティでカシウスから婚約破棄をされた。“将来の暗君”と呼ばれるカシウスの愚行を断罪するのは第二王子“将来の名君”グレッグであった。グレッグはカシウスを幽閉し、近日中の処罰
を宣言するが、魔物の大群が攻めてきてしまう。やがて“将来の暗君”カシウスが婚約破棄をした真の目的を知ったジェーンは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-10 19:34:26
5232文字
会話率:20%
**完結間近!!**
類まれなる才を持つ十二人の王が、世界の破滅を防ぐために剣と魔法を駆使して戦う、超本格王道ファンタジー(BL要素含む)!
剣も魔法も使えない庶民の少年、天ヶ谷鏡哉は、自らも知らなかった特殊な血筋故に、名君と名高い赤の
王に庇護される身となる。
そんな鏡哉の力を利用して世界の転覆を狙う敵国に対し、赤の王を含む十二人の偉大な王は、様々な策略を巡らせ立ち向かう。
徐々に明らかになっていく陰謀と、王という生き物の生きざまを描いた、BL小説にあるまじき重厚なファンタジー、ここに開幕!
超本格ファンタジーと呼ぶにふさわしい重厚な世界観と、知略を巡らせる王たちの生きざまが売りの小説です。BL要素はおまけ程度なのでご了承ください。
残酷な描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
一部BL要素がありますので、苦手な方はご注意ください。
この作品は「エブリスタ」「アルファポリス」「BLove」と自作サイトでも掲載しています。
宣伝動画はこちら→ https://www.youtube.com/watch?v=IYNZQmQJ0bE折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 21:11:21
963347文字
会話率:42%
最後の戦いをたった一人で背負った白の鬼神は世界の器としてただ一身に怨嗟を抱え込んだ。
彼は白鬼というマイナー種族で種族補正は最弱でただ回復力が尋常ではないという特性を持ちつつも鬼神へと至り、神王として名君であったともされている。
そんな
彼が自分自身の身を犠牲にしてでも守りたい者たちを救った訳だがいくつか誤算が生じた。
怨嗟を断ち切れるであろう愛しの娘がいつまで経っても来ない。
彼の意識はいつしか途切れ、底知れぬ眠りへと堕ちていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 08:11:40
19101文字
会話率:10%
領主ウェインは、外れスキル『キャンプ』を天から授かり、無能な領主と罵られてしまう。
さらに、信じていた家臣に正妻を寝取られたあげく、その家臣によって辺境の地に追放されてしまった。
途方に暮れるウェインだったが、旅の道中で『キャンプ』スキル
が覚醒。
しかし、そのスキルは「火をおこす」「野生の動物を呼ぶ」などの地味な非戦闘系しかない。
しかし、ただの「癒し系スキル」かと思われたが、山賊に襲われて「野生の動物」を呼んでみると、何と伝説の魔獣グリフォンが現れ、山賊達を鷲づかみにして上空に消えていってしまった!
その後ウェインは、大自然の辺境の地でキャンプに目覚め、そのスキルも驚異的に成長していく。
そして、なぜかそれと同時に領地の抱える問題も次々に解決されいってしまうのだった。
ウェインはいつの間にか、辺境の地を「キャンプ」で発展させ、領民からは「英雄」「救世主」として崇められ、辺境の地は最強の「キャンプ国家」として上り詰めていく!
正式タイトルは「それゆけ!キャンプ王国」です。
* この作品は「カクヨム」でも掲載されております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 12:46:02
90015文字
会話率:50%
吉良も明智も地元じゃ名君。
キーワード:
最終更新:2020-08-01 01:51:16
288文字
会話率:0%
ベルカ公国第一公女のフィリーネは貴族社会で賢い娘として有名であった。13歳になった彼女に彼女の父親・ベルカ公は婚約者を決めたと伝えてきた。
その人物は、傲慢で暗愚ともっぱら有名なデリンガー選帝侯の一人息子、ディルクだった。
貴族の義務と責務
を胸にデリンガー選帝侯の屋敷を訪ねるフィリーネだったが、実際に会った彼はどうも噂と違う人物のようで――?
「さて、フィリーネ嬢」
「はい」
「貴女は、前世というものを信じますか?」
「――はい?」
人生4回目の14歳・選帝侯の嫡子(辺境伯爵の嫡子)×優秀しすぎる13歳・公国第一公女の
名君を目指す物語(冒頭)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-20 00:08:02
8596文字
会話率:44%
その王国は今にも沈もうとしていた。
フィエルテ王国の王女リアーヌは幼い弟妹連れて陥落間近の城を出る。勇猛果敢な猛将、慈悲深き名君と名高い司令官ベルナールに庇護を求めるため、敵の陣を目指して歩く。
これは、亡国に咲いた一輪の恋のお話。
最終更新:2020-05-18 00:32:51
4599文字
会話率:52%
「ど田舎からの汽車旅、本当にご苦労だったね。引き篭もり、世間知らず、嫁ぎ遅れの三拍子が揃った君には、大層な負担だったんじゃないかい?」
周囲を不幸にする呪いを宿した貴族の一人娘、シズク・ヤヨイ。呪いを恐れた人々に社交界から弾き出さ
れた彼女は、恋も結婚も諦めて領地でひっそりと暮らしていた。しかしある日、国の守りを司る壁将、レイ・ツクモリから縁談の話を持ちかけられる。
シズクは人々から忌み嫌われる禍子《まがつのこ》。外見もパッとしない嫁ぎ遅れの25歳。
対して、レイ・ツクモリは社交界で絶大な人気を誇る絶世の美少年。領民の信頼厚い名君であり、15歳の若さで壁将を任された天才剣士。
あまりの釣り合わなさに強い劣等感を感じながらも、僅かな期待を抱いてツクモリの地へ赴いたシズク。だが、実物のレイ・ツクモリは、人の嫌がることをするのが大好きな最低野郎だった。そして、絶対に周囲に明かしてはならない秘密があって……。
呪われた姫と呪われた地を守る若当主。似ているようで似ていない人生を歩んできた二人の出会いが、呪いの国を血塗られた戦いに巻き込んでいく。
「若干和風」の異世界恋愛ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 21:15:14
28115文字
会話率:56%
徳川吉宗についての完全に主観的なものです。
キーワード:
最終更新:2019-10-07 19:25:25
430文字
会話率:0%
星暦1891年、北方大陸では二つの勢力がにらみ合っていた。東部を支配するロカルノ帝国と西部を支配するガリア連邦である。その二国の間では小国フランドル共和国が巧妙な外交で独立を維持していた。だが帝国に一人の名君が誕生したとき、その均衡は脆くも
崩れ去る。帝国要人の暗殺事件を口実にに帝国は連邦に宣戦布告。そして共和国は帝国軍の進撃路となる運命にあった。戦火に包まれた共和国を舞台に、叩き上げの軍人と人斬り少女が戦場を駆ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 00:37:43
5755文字
会話率:61%