さらば、と云えない夜がある。
最終更新:2021-05-25 20:58:26
362文字
会話率:0%
今は廃墟の聖地となっている世界的にも有名な長崎県の孤島、そこで生まれた石和久は無人島となるまでに過ごした九年間の思い出を廃墟マニア達に聞かせることで、酒席の主役となっていた。自分達が知りえない貴重な情報を得て盛り上がりをみせる廃墟マニア達
の気持ちとは裏腹に、石和は生まれ故郷が廃墟の聖地として崇められてしまうまで何もできなかったことに対する自責の念を抱いていた。
もう住むことができない故郷のニュースがテレビやネットで流れるたびに望郷の念は募るのだが、観光客として見に行くのは違うという感情と、そうしている内にも崩れ行く故郷に結局は何もできないというジレンマを抱えながら、今日も廃墟マニア達を相手に酒席を盛り上げていた。
その時、たまたまお店に居合わせたというテレビ局のリポーターを名乗る女が、聞こえてきた話が面白そうだから取材をさせて欲しいと近づいてきたところから物語は奇妙な展開を迎える。
後日、リポーターの女から、観光用の見学コースではなく島内部に足を踏み入れてもっと具体的な取材がしたいとの誘いがあり、小躍りして喜ぶ廃墟マニア達と一緒に、石和は四十数年ぶりの帰郷を果たすことになる。
上陸して最初に向かったのは、荒廃が進んだボロボロの校舎内の教室だった。そこは石和が小学校一、二年生時に学んだ思いで深い教室であったのだが、突然目の前が真っ暗となり同行していた女や廃墟マニアの友人達の姿が見えなくなってから、一人でこの島の過去と未来の不思議な世界に入り込んでしまうことになる。
過去と未来の世界、それは常日頃から聞かされる廃墟マニア達が思い描くこの島のイメージであったのだが、それを具体的な映像として石和に見せているのは誰なのか、なにが目的なのか・・・・・・。
不思議な世界での様々な体験をした後、現実世界の元居た教室に戻った石和は自分がここに導かれた理由を知り、荒廃と倒壊の危機に見舞われた島の窮状を救いつつ、更には未来に向けて生まれ変わらせるために自分ができることは何かと考え始める。
苦悩の末に廃墟マニアの友人達や会社の仲間、更には大企業までも巻き込んだ壮大なイベント構想をまとめ上げ、それを実現させていく・・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 13:08:57
100355文字
会話率:54%
天才科学者エイハブは偶然タイムマシンの仕組みを発見してしまう。大金持ちマイクと協力してタイムマシンを造り上げた。
愛国者マイクは原爆投下をアメリカの恥辱と考え、その歴史を消したいと思っていた。そのタイムマシンで日本の軽空母”いずも”をタ
イムマシン化し、過去に行き原爆投下を阻止しようとする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 23:21:10
43779文字
会話率:52%
僕はいま、幼馴染の愛花と同居している……。
両親を失い、友人に引き取られた隆司は、その娘で幼馴染である木林愛花と絶賛同棲中である。身の回りの世話はもちろん、愛花の全てを、隆司がバックアップしている。
「私はこの世界でたっくんが一番好き!!!
たっくんは???」
愛花にこう問いかけられて、隆司は悩む。確かに、愛花のことが好きだ。でも、これはいわゆる恋ってやつなのだろうか、と。
大学生活を終え、社会人として働くようになった隆司の元に、新しい恋人候補が現れる。
「隆司さん。私と付き合ってください!!!」
恋人候補の名前は長崎出雲。大学時代から、隆司のことを狙っていた才女だった。
出雲と少しずつ付き合いを始めていく中で、隆司は、これが本当の恋なのではないか、と考えるようになっていく。そんな隆司と出雲の間に割って入るのは、当然のことながら、愛花だった……。
「私のたっくんに、何をしているのよ???この、泥棒猫が!!!」
隆司が悟る本当の恋とはなんなのか???そして、愛花と出雲のバトルの行方は???折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 19:54:45
26175文字
会話率:52%
開業医のレイコが急死した母の戸籍を見ることで初めて知った自分と遺伝的な繋がりを持つ女性たちの存在。戦中戦後の近代日本社会を生き抜いた、明治-大正-昭和女子特有のキャリアデザインを描くものがたり。
江戸時代嘉永に医業を営む家に生まれたレイコ
の祖父(実は曾祖父)が90年の人生で支え続けた人々=妻4人、愛人4人、実子6人、非嫡出子10人とその子孫たちが生きるために与えられた場所は?
生まれがどこであれ女性の立場では人生を何一つ決められなかった時代に、女子力を発揮できる生き方があったのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-19 09:22:40
37127文字
会話率:1%
広島、長崎にて、戦争の悲惨さ、原爆の恐ろしさをこれまで何度も見て回り、痛感しました。自分は戦争を知らない子供の一人ですが。原爆ドームなど戦争遺産を目の当たりにして、戦争の悲惨さが、まざまざとみて取れました。
最終更新:2021-03-02 19:19:12
20109文字
会話率:0%
戦争を知らない自分が、広島・長崎を訪れ、原爆の傷跡を見て回り、原爆の恐ろしさを体感してきたストーリーです。
最終更新:2020-12-02 22:20:54
20109文字
会話率:0%
昭和19年 1944年 10月25日
中国 成都から飛び立ったB29は東亜最大の軍需工場 「第二十一海軍航空廠」がある長崎県大村市へ
向かっていた…
いつもと変わらない平和な日々を送っていた大悟達
小学生を無慈悲な現実が襲う…
最終更新:2021-03-01 00:44:15
760文字
会話率:67%
4章開始しました。
この宇宙はユグドラシルという樹木に支えられた13の惑星で成り立つ世界。
ユグドラシルはあらゆる産業や医療、そして戦争の道具に至るまで加工次第でなんでも出来るしなんにでもなれる特徴を持つ。
約200年前、汎用人型
兵器『クライドン』を製作した「解放軍」と名付けられた惑星の軍により、この宇宙は上位等星連合と解放軍の2つの勢力にわかれてしまう。
そして今、秘密裏にお互いの軍が人型兵器クライドンの新型を製作し、この戦争の終結へと向け歩みだそうとしていた。
物体に干渉する才能を持つ少年サンド
干渉を遮断する才能を持つ軍人ユリウス
万物を生成する才能を持つ少女クリス
かれらは偶然か必然か、お互いの新型兵器を奪取することとなる、そして、この無益な戦争を終わらせるため、戦うことを決意する
のんびり更新ですが、よろしければ感想、評価の方お願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 23:53:02
263162文字
会話率:47%
東京郊外の「小摩市」に住む作家、西園寺伴は異能者である。
その異能とは、メモ紙に書いた命令を、一人につき一生一回だけきかせるというものである。
秋が深まったある朝、伴は横断歩道で飛び出した子供『江口隆太』がトラックに轢かれそうになるのを
間一髪で助ける。
その日のうちに、助けた子供の母親『江口由花子』が伴のもとへ訪ねて来た。
そして彼女の口から告げられたのは
「貴方のせいで息子が怪我をしました。マスコミにバラされたくなかったら200万で示談します」
というとんでもない話だった。
しかし、この母子、何か訳有である……
伴と助手のスーパー男の娘『神湯まこと』と共に、望んでもいない奇妙な日常を迎えていく。
全6話予定
次回作のモチベにもなりますので、評価などしていだだければ幸いです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 19:13:40
24241文字
会話率:53%
「ステータスを見て驚くとか、喜ぶとか死んでも御免だわ」
高校生、玉城と朝霧はくだらぬ遊びをしている最中、妙な箱によって異世界に転移される。
転移した先はよくある異世界、チート能力や装備やらがあるが、全てのテンプレ行為を否定し続ける二
人に待ち構えている事とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-17 13:05:44
15639文字
会話率:50%
時は江戸時代、三代将軍家光の治世のころ。一人の外国人剣士が長崎の平戸に下船した。彼の名はダリル・バスケス。バスク人で傭兵として世界を渡り歩いてきた。その途中、海賊対策に雇われたオランダ商船で、日本人の奴隷の若者トウジと知り合い、友情を育ん
だ。
海賊船に襲われたとき、トウジの剣技に魅せられたダリルは、それ以後熱心にトウジと剣の鍛錬に励む。ところが、それから間もなく、トウジはマラリアに冒され帰らぬ人になってしまう。トウジの遺品である日本刀を遺族に渡そうと決意したダリルは、ジャカルタから日本行きのオランダ船に乗船する。
日本の剣術に魅せられた外国人剣士は、相棒の通訳の侍とともに日本中を旅し、剣士として、人間として成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 20:07:19
147883文字
会話率:60%
初めて長崎へやってきた新地輝夜。賞金稼ぎの目から眺める被爆地の印象は。
最終更新:2021-02-15 07:00:00
593文字
会話率:54%
「学校を壊したいと思ったこと、ありませんか?」
「もし、あなたが未解決事件の犯人だったら……」
長崎で起きた高校爆破事件。長崎市に住む皮郷隼人は、その犯人として追われる身となる。逃亡を続ける中で皮郷は夢遊病状態の自分が犯行に及んだのではな
いかと疑い始める。本当に病気による犯罪なのか、その真相は⁉︎折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 07:00:00
14546文字
会話率:31%
2008年。川里俊生は長崎に住む新聞記者だった。彼には誰も認めてくれない悩みがあった。全15回に及ぶシリーズ小説!
最終更新:2014-10-10 16:36:05
17377文字
会話率:61%
文化四年の初春。江戸育ちの青年与力「綾瀬清一郎」は、異動先である長崎の街で、美しいオランダ人の少女と出会う。修道服を纏った異国の少女に一目惚れした清一郎は、彼女との再会を密かに期待する。
ーしかし彼女には、ある重大な秘密があった。
鎖国下の
日本、エキゾチックな異世界「長崎」で巻き起こる、美しい革命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 21:01:50
18916文字
会話率:52%
大学2年の春、海外留学から帰国し、学生生活に物足りなさを感じていた長崎武広は帰国の便で知り合った芝原優と再会する。
最終更新:2021-02-07 01:50:19
13569文字
会話率:65%
海外留学を終えて日本に帰国した大学二年の長崎武広は自分の周りのレベルの低さに求心力を失いつつあった。そんなある日、先輩の陽向井俊也から「今の周りの状況に不満を持つなら自分から変えてみろ」というアドバイスを受ける。最初は戸惑いつつも、武広は
次第にその言葉の意味を理解し、自分の大学を変えていこうとする。
※今回は登場人物のみの紹介なので本編は次回からの投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-30 00:58:22
990文字
会話率:5%
時は大正時代。
場所は長崎。
少年は父の仕事の関係で、東京から長崎に引っ越した。
ある日、少年は不思議な雰囲気の少年に出会う。
その少年には秘密があった。
異国情緒溢れる時代から世界大戦へと遂げる変乱期の長崎のお話。
※タイトルが決まらな
いのでたまに変わりますw
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-26 02:57:29
14853文字
会話率:23%
長崎の片田舎で女子高生ライフを送る遥。
そんな遥は元旦の朝、突如猛烈な悪寒に襲われる。
死亡フラグが次々とたつ中、何とか回避できないかと、あれこれ作戦を考える……
が、結局対策も虚しく、そして人には言えない理由で死んでしまう遥
。
いつものように、天国に辿り着く遥だが、次の転生はどうやら、過去100回とは異なる仕様となるようだ。
過去になかった恩恵がある状態での転生を果たした遥は、今までの全人生でも、特に未練が残っていた事に全力を尽くす決心をする。
この物語は、自分なりに人生を懸命に生き、与えられた能力を何とか社会や、周りの人の為に活かすことが出来ないか努力する女の娘の話だ。
※ 本作の主人公は、頑張り屋で、彼女なりに一生懸
命ですが、ガツガツ系というよりは、マイペース型
で、どことなく、間の抜けたところがあります。
そんな彼女ですが、お読みになって頂いた皆様
からも、可愛がって頂けるように、頑張って更新し
ていきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-16 13:57:54
84704文字
会話率:42%
1945年8月9日、長崎市。
原子爆弾が投下されたその日、救援のため長崎市内に乗り入れた列車があった。
鉄道員達の使命感と惨劇を記録する、戦後75年目の鎮魂の物語。
最終更新:2020-08-09 11:00:00
3274文字
会話率:0%
長崎のとある田舎町
その民家は存在します。
円と縁を対価にし
あなたのお悩み解決します。
原作:A
イラスト:ヴルペル
最終更新:2020-08-01 23:25:23
32485文字
会話率:61%
精霊船を海へと流していた時代の精霊流しの話です。
最終更新:2020-07-24 16:23:05
2545文字
会話率:17%
大航海時代をテーマとした海洋系VRMMORPGで、同じ高校で憧れの女の先輩が地方艦隊編成のために艦長を探しているとの噂を聞いた。ゲームの中で先輩の艦隊に入りたい一心でプレイを開始し、大海原で先輩を捜していると、ゲームのベテランらしいイケメン
の船長が三人も仲間になりたいと志願してきた。
彼らにドキドキしつつゲームを進めていくうちに、どうもリアルな彼らは「今まで話したことがない、うちのクラスの生徒」に思えてきた。でも、彼らの人に言えない悩みを聞いてしまったので、リアルバレしていいのか大いに迷う。
ついに最後の海域である東アジアへ船を進めた私は、鎖国の日本を開国させて聖剣を手に入れた後、大阪で先輩に遭遇。そこで仲間と一致団結して討伐することになった相手は、チート能力を持ち、長崎を拠点に他プレーヤーの艦隊を殲滅して暴れ回る最凶最悪のヨシツネ艦隊だった。
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本改訂版は2018年にsutasan名義で公開した作品を大幅に加筆・修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 23:23:06
256440文字
会話率:52%
会社の先輩の突然の死。仕事の引き継ぎについて悩む悩む勇一。
姉の残した絵を完成させようと海の絵を描き続ける父。
沈みゆく夕日を眺めながら語り合う父と勇一。
それぞれの遺志を引き継ぐ人間模様を長崎の美しい海を背景に描いた。
最終更新:2020-06-28 15:34:22
3230文字
会話率:42%
父と母の出会い、駆け落ち、そしてそれが許されるまでのエピソードをしたためました。
最終更新:2018-09-04 14:08:08
2968文字
会話率:20%
その昔、長崎に南蛮文化とともに流れ込んできた者たちがいた。人の血を吸う西洋の魔物、ヴァンパイア。およそ四百年経った今、彼らは息を潜めて人間にまぎれて暮らしていた。
そんな彼らが相談役として頼り、そして脅威として恐れる《デンティスト》という存
在がいた。
そのリーダーとなるべき少女、九十九。彼女の許嫁、伊織。そして、《デンティスト》に加担し、スパイとなって同胞を裏切るヴァンパイア、フードマン。
そんなフードマンを慕う魔女も現れて、それぞれの《想い》は複雑に絡み出す。
*恋愛に重きを置いた、和洋折衷ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-30 14:28:05
45669文字
会話率:55%