フランス、パリの12区。
ヴァンセンヌの森にて、ひとり佇む少女は考える。
憧れの調香師、ギャスパー・タルマに憧れてパリまでやってきたが、思ってもいない形で彼と接点を持つことになったこと。
そして、特技のヴァイオリンを生かした新たなる香りの創
造。
今、音と香りの物語、その幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 00:10:00
232095文字
会話率:39%
アフメド医師にとってサラは最愛の女性だった。最も近くにいたのにも関わらず、彼女について知らないことがあった。そのうちの一つが窓のそばで祈る彼女の姿だった。サラは何を祈っていたのか?
サラの祈りについて気になっていたのはアフメドだけではなく
、二人の友人ブシュラもだった。調香師であるブシュラのアトリエにある日突然やって来る若い新聞記者ウムト、ブシュラは彼にサラについて話してみる。ウムトがサラの祈りついて解き明かすことは星を掴むような話かもしれない、それでも彼のことを信じてみた。そこにも祈りに似た何かがあった。
エジプトの政治家マルコは、医師として許されないアフメドの望みを水を飲むように受け入れる。アフメドは彼の黒く不吉な影に気が付いていたのだろうか?全ての光を集めるように陽光の下に立っているダリヤ、病院の中庭で立ち尽くす彼女の姿はウムトにはあまりにも眩しかった。
カモミールが病院の中庭にあるベンチのそばで咲いている。花の香りと花弁の奥底にある真実は何か?ウムトはサラの祈りに辿り着くことができるのか?古いカセットテープから流れる音楽がアフメド医師を包み込んでいる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 22:00:00
336576文字
会話率:34%
「お前はクビだ! 荷物をまとめてさっさと出て行け!」
調香師のフレイヤはモラハラ気味の工房長に妬まれ、クビにされてしまった。他の工房を訪ねてみたけれど、前職をクビにされた彼女を雇ってくれる工房はない。
諦めて故郷に帰ることにしたフレイヤは
、行きつけのレストランの店主に最後の挨拶をしに行くと、シルと呼ばれる美形でぶっきらぼうな魔導士の青年シルヴェリオと出会い、成り行きで彼に愚痴を吐露した。
その後、故郷に帰って実家が営む薬草雑貨店で働いていたフレイヤのもとにシルヴェリオが再び現れた。伯爵家の令息の――巷では冷徹と噂されている次期魔導士団長として。シルヴェリオはフレイヤが作る香水には不思議な力が宿るという話をレストランの店主から聞いて、彼女を自分の専属調香師としてスカウトしに来たのだった。
「眠ったまま目を覚まさない友人を助けるために力を貸してほしい。たとえ君の作った香水が奇跡を起こさなくても責任を問わない」
元上司によって調香師を追放されたせいで権力者を信用できないでいるフレイヤのために、シルヴェリオは誓約魔法を交わすのも厭わないと言う。冷徹と噂されている彼の熱意に感銘を受けたものの承諾を躊躇うフレイヤ。シルヴェリオはそんな彼女を誘い込むために、好物と聞いていたお菓子で釣った。そしてフレイヤは見事に釣られた。こうしてシルヴェリオの専属調香師となったフレイヤは、再び王都へと向かう。初めはお互いに仕事仲間としか見ていなかったフレイヤとシルヴェリオは、いつしかお互いに惹かれて意識するようになる。
これは、不器用な二人が力を合わせて周りの人たちが抱える問題を解決して、そんな二人をくっつけるために周囲があれこれと応援するお話です。
じれじれな恋と魔法と香りの世界と美味しい料理をご堪能ください。
※R15と「残酷な描写あり」は保険です
※アルファポリス様にも掲載しております
※本作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、香りや薬草の効能につきましては諸説や個人差があることをご留意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:08:03
186474文字
会話率:41%
昭和末期に生まれた昭子は、調香師として馬車馬のように働く日々。
お盆休み前夜、気晴らしの酒を買いに行った帰り道、女子高生の異世界召喚に巻き込まれてしまう。
目の前には小顔足長のまつ毛が長い美青年たち。
「こ、これが令和?!」
「ち
がうよ、異世界だよ。おねーさん」
女子高生にツッコまれ、ハラスメントに怯えながら、オジサン(同世代)に見守られ、平成を生き抜いた経験と知恵で、異世界のトラブルを解決していく。
「時の魔法……!?」
「スマホ機能ね」
「もはや魔道具なのよ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 20:00:00
85222文字
会話率:58%
"香り"をテーマとした連作短編を予定しております。
製作中
①トップノート
新人看護師・日置一華(ひおき いちか)は"イマドキの推し活女子"となっていた友人・米嶋 天音(まいじま あまね)の付き添い
で、調香師のいるお店へと足を運ぶ。
②〜④ Coming Soon
なるべく尽力しておりますが、万が一、こちらの知識不足により不快にさせてしまったら申し訳ございません。
この物語はフィクションであり、実在の人物、団体とは一切関係ありません。
内容は予告なく変更する場合がございますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 18:00:00
9233文字
会話率:40%
田舎町のよろず屋魔術師アミュウ。
義姉ナタリアの縁談相手であるうさんくさい性悪牧師、聖輝と出会ってアミュウの運命は動き始める。
見合いの日、ナタリアをかどわかそうとする聖輝を相手に、姉を取り戻そうと奮闘するアミュウ。
「わが四方に五芒星は燃
えて、柱の上に六芒星は輝けり。因縁を断ち切れ!」
二人に縁切りのまじないをかけたら、思わぬ副作用で二人の記憶の一部が失われた。
さらにアミュウは不思議な夢を見るようになって……?
◆異世界が現地、昔ながらの王道ファンタジーです。美味しい料理にハーブティーが登場。魔術はカバラを踏まえた本格派。5話から物語が動き始めます。
◆アミュウの人生に作中歴史を絡めており、伏線と描写もりもり。設定ははじめチョロチョロなかパッパ。恋愛要素はビターかつサワーです。
◆筆者の描いた挿絵がございます。第三章までは毎話挿絵、第四章からはときどき挿絵を挟んでおります。苦手な方はお手数ですが非表示設定にしてください。(右上「表示調整」から「挿絵表示中」をクリック)
◆ノベルアップ+でも連載中。なお、最新話はこちら「小説家になろう」に掲載しております。
三部構成予定のうち、第三章にて第一部(カーター・タウン編)完、第六章にて第二部(ソンブルイユ編)完。
現在第八章(七章~西部編)連載中です。
◇第一章ではアミュウたちと聖輝の出会いが語られます。
◇第二章では新たな登場人物ジークフリートも加わり、過去へと伸びていく運命の糸はますます絡まっていきます。
◇第三章ではアミュウと聖輝の関係に緩やかな変化が訪れ、教会内部の勢力抗争が垣間見えます。
◇第四章は舞台を王都の玄関口、ラ・ブリーズ・ドランジェに移し、調香師の恋物語をお届けしました。
◇第五章、一行は精霊鉄道に乗ってとうとう王都ソンブルイユにたどり着きます。そして間もなく、アミュウは大切なものを失います。
◇第六章、消沈するアミュウは故郷カーター・タウンへ一時帰郷を果たそうとしますが……?
◇第七章、アミュウとジークフリートはクーデンへ。
◇第八章、アミュウは聖輝の退院を待って、独立戦争寸前のブリランテを目指します。
★Twitter企画「第二回いっくん大賞」文章力部門受賞。ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 06:30:04
896525文字
会話率:47%
★大須の奇妙な骨董店でモノに宿る魂の記憶を読み、時々名古屋めしを食べる話
★『なごや幻影奇想シリーズ』長篇第2弾! 本作からでもお楽しみいただけます!
■ ■ ■
名古屋駅から名鉄あるいはJRで二駅。金山総合駅の程近く、とある雑居
ビルの二階に、非現実の世界で起きた怪異事件を解決する探偵事務所がある。
そこで助手のバイトをしている男子大学生・服部 朔(はっとり はじめ)は、探偵・樹神 皓志郎(こだま こうしろう)のおつかいで、大須商店街の外れにある奇妙な骨董店『懐古堂』を訪れる。
幽霊(!)の女店主・カイコに気に入られた服部は、呪いのアイテムの念を祓う手伝いをすることになるが——
持ち主に災いを齎す、髪の伸びる市松人形。
「足らぬ、足らぬ」と声を発する壺。
人間の魂を誘い込む万華鏡。
果たされぬ想いを封じたブローチ。
加えて何やら、『懐古堂』やカイコ自身にも秘密があるようで……?
他者の感覚を我がことのように受信できる共感応(エンパス)能力者の服部。
通常は触れられない無機物の魂を、彼は自分の肉体を依代にして憑依させることで、そこに刻まれた記憶に触れる。
不思議な声を持つ樹神探偵に、異能調香師の和装美女・百花(もか)も加わり、名古屋のB級グルメや銘菓を堪能しつつ、古きモノに秘められた真実を紐解いていく。
※実際に名古屋にある事象などを題材としていますが、固有名詞や位置関係は多少変えてあります。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 19:00:00
137770文字
会話率:39%
★名古屋のディープな界隈に蔓延る怪異事件を追い、時々名古屋めしを食べる話
★闇を抱えた他人の感情を受信する特異体質の少年が、生者も亡者も救いへ導く、かも⁈
■ ■ ■
名古屋駅から名鉄あるいはJRで二駅。金山総合駅の程近く、とある
雑居ビルの二階に、非現実の世界で起きた事件を解決する探偵事務所がある。
そこで助手のバイトをしている男子高生・服部 朔(はっとり はじめ)は、探偵・樹神 皓志郎(こだま こうしろう)の手伝いで、依頼のあった怪異事件の調査を行う。
旧中村遊廓エリアで起きた、予備校生の失踪事件。
安産祈願で名高い八事(やごと)の神社で頻発する、妊婦の転落事故。
鎮め石と白龍を祀る車道(くるまみち)の神社付近で目撃された、少女の生首の怪。
名古屋市内のあちこちで発生する怪異を追ううち、一連の事象に関連性が見え始め……?
生者だろうと亡者だろうと、他人の感覚を我がことのように受信してしまう共感応(エンパス)体質の服部。
自と他、現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)、子供と大人の狭間で揺らぐ彼は、己の進む方向を見定められるのか。
不思議な声を持つ樹神探偵と、異能調香師の和装美女も時々加わり、名古屋のB級グルメや銘菓を堪能しつつ、怪異の奥に潜む真実を追う。
4章立て、全37話。
※実際に名古屋にある事象などを題材としていますが、固有名詞や位置関係は多少変えてあります。
※第3章にて童謡『あめふり』の歌詞を引用しております。この歌は、二〇〇三年に著作権保護期間を満了しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 19:00:00
137436文字
会話率:39%
「私は勇者パーティーを脱退します」
「俺も抜ける」
「私も辞めます」
聖女リサと戦士タイタンと賢者のイリアが勇者パティーを脱退すると言い出した。
「何故なんだ。理由を説明してくれ」
突然の脱退宣言に混乱しながら、三人に理由を求めた。
「答え
なければ分かりませんか」
リサが氷よりも冷たい視線で見つめてきた。
「貴方が戦闘狂だからです」
イリアが大声で答えた。
「もうウンザリだ」
タイタンが吐き捨てた。
「貴方、とても素敵な香りがするわね。クンカクンカしても良いかしら」
うわぁ、変態だ。
彼女がとんでもない事を言い出した。
僕は思わずドン引きした。
私は女神マリア。
どうやら勇者が新メンバーを探しているようなので、適当な人物を召還したら、匂いフェチの変態だった。
面白そうなので、暫く勇者を観察する事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 10:30:09
10989文字
会話率:49%
薬師のフェリシアは悩んでいた。
臭いのだ。薬作りが。
すっかり精神的に参ってしまったフェリシアは仕事を休むことになった。
そんなとき街をぶらついていたフェリシアは、とてもいい香りのする店を見つける。
そこには冴えない風貌の調香師の男、ガザニ
アがいて――。
これは薬師の少女と調香師の男が出会って絆を深めていく恋愛短編。
全四話一万文字くらいで完結します。
カクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16817139559002683826折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 11:19:10
9984文字
会話率:43%
第一王子アルバートは王位継承権を持たない
城の離れで悠々自適に過ごすギャンブル好きな王子だった
王太子である腹違いの弟が誘拐され借金帳消しを条件に救出任務を命じられ引き受ける
剣の腕は一流だが、ポンコツ王子では無理と判断した護衛件側近のニッ
カは天才調香師、ニコン・カーターに同行を求める。匂いをかぎ分ける能力に特化した彼女は悪魔のような条件を王子に提示する
「死んだら私に体ちょうだい、献体として」
悪魔のような調香師とポンコツ王子のコンビが繰り広げる王太子誘拐事件折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 19:46:18
10052文字
会話率:67%
どの獣人よりも優れた嗅覚を持つと自負する犬人ヴァルゴ。
彼は中毒者を続出している違法な回復薬の製造・販売組織を探し出す任務を与えられた、保安局第三課の有能課員だ。
「君の非合理だな」
ヴァルゴの相棒として突如現れた唯人ナーシャ。
唯人はどんな獣人と比べても優れた特徴と持たないというのが一般常識だったが……
犬人ヴァルゴと唯人ナーシャのバディもの短編です!
気軽にお読みください!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 22:23:49
7718文字
会話率:53%
田舎から王都に夢見てやってきた新米調香師。
でも、出てきたばかりで仕事はないしお金もないしで毎日大変。
更には借金取りも現れて。
あーもう、私の夢はどうなっちゃうの!?
そんな状況でも持ち前の明るさとマイペースさで、少しずつ恋と夢を形に
していく。
一人の女の子が頑張るお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 17:00:00
55535文字
会話率:43%
調香師ジェルバと妖精リクオルのお店は、すっかりなんでも屋と化しておりました。
最終更新:2022-05-14 09:23:27
10870文字
会話率:27%
調香師を目指すジェルバと妖精リクオルのお店、妖精堂がいよいよ開店。そして妖精堂に最初に訪れたお客は・・・
最終更新:2022-05-07 17:03:15
17774文字
会話率:32%
調香師ジェルバと妖精リクオルは一緒に香水店を始めようとしていた。ある日、そこへ王都からリクオルの友だちが訪ねてくる。
最終更新:2022-04-29 11:51:01
34712文字
会話率:31%
ここは英語圏のとある刑務所。
死刑囚たちを主に収容している。
その中の一人変わった囚人と、特殊な任務を担う兄弟刑務官の関わりを描いた物語です。
最終更新:2022-05-09 00:32:17
12672文字
会話率:37%
「調香師は時を売る」の完結一周年を記念した特別編です。
※本編未読の方にも楽しんでいただけるよう書いたつもりですが、本編を読まれてからお手に取っていただけますと、より楽しめる内容となっております。
より良い商品を作るため、旅に出ていた調
香師マリア。
旅を終えた彼女は、森の奥にあるログハウスのお店「パルフ・メリエ」を再開します。
お店の再開を祝して、彼女のもとにはいろんな人が訪れますが……だからこそ、お店の前で宴会騒ぎが始まってしまいます。
せっかくの開花祭。人々が愛を伝え合う大切な日だからこそ、恋人であるケイとの時間も過ごす予定だったのに、マリアはお疲れ気味のご様子。
果たして、彼女は無事にケイとの時間を過ごせたのでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 22:00:00
2115文字
会話率:23%
「調香師は時を売る」のあらすじや、設定、登場人物紹介、番外編など。
本編と合わせて、お楽しみください!
最終更新:2021-02-21 11:50:39
196746文字
会話率:24%
人々を癒す『香り』を作るマリアのもとには、今日も様々な客人が訪れる。
そんな人と人との繋がりを通して、調香師として、そして一人の人間としてマリアは成長していく。
様々な香りを作り出すマリアの奮闘の日々を描く、癒しとドキドキのお仕事小説です。
※全年齢対象です。(54話 争闘 のみR15とさせていただいております。)
評価・ブクマ・感想等々いただけますと大変励みになります!
※各章のあらすじやお話の設定、登場人物紹介は、以下のURL(シリーズの「あらすじ・設定・人物紹介 等」)よりご確認いただけます。
シリーズURL:https://ncode.syosetu.com/n7648gk/
あらすじ:https://ncode.syosetu.com/n7648gk/1/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 21:00:00
643651文字
会話率:43%
※この作品は「カクヨム」「エブリスタ」にも掲載されています。
※本編完結済みです。いずれ番外編をシリーズとして投稿予定。
最強の悪人たちしか生き残れない呪われた街、百塔街。
この街生まれのアレシュは、天才的調香師だった父の莫大な遺産を食
い潰しながら暮らす美貌の青年だ。『無能』で『無職』な彼だが、百塔街を愛する気持ちは人一倍ある。
悪徳の中にこそ美と自由がある、と信じて百塔街での暮らしを満喫するアレシュ。
そんなある日、百塔街を浄化しようと、最強の司祭が乗りこんできた。
ありとあらゆる奇跡を起こしまくる善意の暴走特急を前に、『無能』のアレシュは百塔街最凶の悪人たちをそろえて立ち向かう!
【キャラクター紹介】
アレシュ……主人公。黒髪赤い目、まだ少年くささの抜けない装飾品のような美青年だが、着飾って女遊びをすること以外はとことん無能。親の遺産である魔香水を使って無法の街百塔街を生き抜く。
ミラン……主人公の自称兄貴分。常にものすごい厚着なのは氷結の呪いを受けているため。職業は符術士。様々な護符や呪符を扱い、その腕は確か。ばかばかしいほどテンションが高く、アレシュには「下僕」と呼ばれている。
ハナ……アレシュの家の押しかけメイド少女。頭に巨大な巻き角がある魔界の住人。よく喋る陰気なツンデレで、毒舌がものすごい。空間を繋げる扉の術を使う。家事は苦手。
カルラ……アレシュの元彼女の魔女。年齢は1000歳とも言われる。見た目は頼りない恋多きお嬢さんで、美しい少年に目がない。「猫」と呼ばれる使い魔を使う。
ルドヴィーク……百塔街の死体売買組織「葬儀屋」の最高幹部。アマリエと名付けた人形を外套の下に抱き、仕込み杖であらゆるものを切り伏せる。気味の悪い老人だが、アレシュのことは気に入っている。
サーシャ……アレシュの元親友。今は死んで幽霊になっているようだが……。
クレメンテ……百塔街に乗りこんできた七門教エーアール派司教。あらゆる奇跡をダダ漏れにして歩く80代の老人、ただし見た目はどう見ても20代の美青年。得意技は聖職者パンチ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-03 11:18:19
286618文字
会話率:31%
祝福の調香師。
人並み外れた嗅覚を持つセレネはそう呼ばれていた。
だがある日、悪女だと断罪されて調香師の資格を失うことに。
仕事を探してたどり着いたブルジュの町の職人街。セレネは日用品店で働きはじめる。
祝福の調香師は悪女。そんな噂が広がる
中、自分の嗅覚を隠して静かにここで暮らしていこうとセレネは思っていた。
それなのに、出来損ないと呼ばれる領主の息子と出会い、なぜだか様々な事件を解決させられることになるのだった。
※R15は念の為です。
※恋愛要素は遅めかもしれません。
※タイトルは変更するかもしれません。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 18:00:00
17967文字
会話率:22%
調香師の春子は洋装の青年、子槻に妻にと迫られる。
春子はまったく心当たりがなかったが、いくつかの困難を乗り越え、子槻の助力で香水の店を出せることに。
子槻の素性や気持ちが分かり距離が近付いてきたところ、春子の事情でふたりは決定的にすれ違
ってしまう。
子槻は「もう二度と君の前には現れない」と残して姿を消してしまうが……。
※話数は多いですが、一話あたりは短めです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 20:00:00
118961文字
会話率:42%
この世界における調香師とは、『香り』を扱うことができる資格を持つ人のこと。医師や法曹三資格以上に難関だとされるこの資格を持つ人は少ない。
エルスオング大公国の調香師、フェオドーラ・ラススヴェーテは四年前に引き継いだ調香店『ステルラ』
で今日も客人を迎え、様々な悩みを解決する。
同時に彼女は初代店主であり、失踪した伯母エリザベータが彼女に遺した『香り』を探していた。
彼女と幼馴染であるミール(ミロン)はエリザベータの遺した『香り』を見つけることができるのか。そして、共同生活を送っている彼らの関係に起こる――――
※作中に出てくる用語については一部、フィクションですが、アロマの効果・効能、アロマクラフトの作成方法・使用方法、エッセンシャルオイルの効果・使用法などについてはほぼノンフィクションです。
ただし、全8章中、6~8章に出てくる使用方法は絶対にマネしないでください。
また、ノンフィクション部分(特に後書きのレシピや補足説明など)については、主婦の友社『アロマテラピー図鑑』などを参考文献として使用しております(詳しくは後書きにまとめます)。
※秋原かざや様主催『第2回 かざやん☆かきだしコンテスト』に出品させていただいた同名作品の連載版です。
※同名タイトルでノベルアップ+、LINEノベル、アルファポリスにも掲載しております。
※各章冒頭においてあるキービジュアル風ヘッダーはラムレーズン様(@rumre_sn)描いていただきました。
※堤由惟様の添削道場提出作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 20:55:37
195474文字
会話率:35%
大陸に住む人々の想いが語られる物語。
※現在連載中の『香りのパレット』の短編集です。そちらを先に読んでいただいたほうが分かる内容となっております。サブタイトルに「タイトル(第〇章)」という具合に、書かれている部分を掲載しております。
※
LINEノベルに掲載している短編(間章)は掲載しておりません(拍手ボタンに掲載しております)。
※本編に準じて残酷描写ありに設定しております。
※一部作品は企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 14:29:52
6004文字
会話率:45%
お見合いのたびに職場でトラブルが発生し、毎回対応に追われ破談になっていた調香師、赤尾。今度こそはと意気込む彼女の元に、やはり舞い込むのは後輩の奇行だった。
お見合いを何度も邪魔される女と邪魔する男の話(若干ファンタジー要素あり)
※Twit
terにて開催された「創作スタンプラリー企画」参加作品です
(詳しくは該当ツイート参照:https://twitter.com/synrfym/status/1101323170546540544?s=20)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 10:44:22
4681文字
会話率:44%