「元の自分は、もういない——今の俺はれっきとした、ただの冒険者だ」
過去を捨て、辺境の鉱山街ファルメルに流れ着いた、銀等級女冒険者アリア・ロアン。
静かに依頼をこなして金を稼ごうと思っていた彼女に押し付けられたのは、ギルドきっての厄介者の
同行依頼だった。
曰く、一言も喋らず、ひたすら飯を食らい、味方ごと吹き飛ばす規格外の魔法を放つという問題児。
渋々引き受けた鉱山洞窟の調査は、見たことのない変異体との死闘へと変わり——。
自由を求めていたはずが、次々と新たな不自由に縛られていく。
せめて、今日よりもちょっとだけマシな明日のために。
彼女に胃薬をあげてください。
ただの一つも不自由のない、完璧な自由があったとして、それは確かな重みを持てるのだろうか。
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第一部(十章)完結済み。現在、第二部相当部分を執筆中です。
更新は不定で行います。作者の創作継続を優先するため、反応への返信は控えめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 22:10:00
304798文字
会話率:25%
事故に遭い、別世界へと飛ばされたごく普通の大学生・来生翔英。異界の地で路頭に迷う中、国を守る『軍人』の少女に助けられ、彼もまた軍に入ることを決意する。だが彼の武器は不思議な力を持った宝石、ただ一つ。チートもスキルも持たない翔英だが、彼の決断
が歯車を動かし、やがて世界を巡る戦いへと巻き込まれていく……!!
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 21:45:32
513000文字
会話率:30%
世界各地に存在するダンジョン。そこに眠る強力な魔導具を求め、日々強力な冒険者が生まれ続ける冒険者の黄金時代。
冒険者はそれぞれ富・名誉・力を求め、危険を顧みず魔物と戦い、各地で大暴れしていた。
そんな時代の中、突如として帝都で龍の襲撃事件
が起こり、国は大パニックに陥る。
混乱する帝都・戦力の不足により全人類が国の存続を誰もが諦めかけたその時、街に被害を出すことなく一瞬にして龍の襲撃を食い止めた冒険者ではない通りすがりの魔導師がいた。
その正体は世界的に差別され、迫害されている『魔女』の一族のロジェだった。
この事件をきっかけに、彼女は様々な国の大事件に巻き込まれていく。
果たして彼女は『魔女』である事を周りに隠しながらこの世に生き残ることは出来るのか!
これは、攻撃魔法が全く使えないポンコツ魔女のロシェと愉快な仲間たちによる、魔女の歴史を塗り替える成長の物語である!
※本作品はコメディ作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 21:41:24
999320文字
会話率:49%
女子大生沙希。
卒業旅行に訪れた海外で、見てはいけないものを見てしまい、スーツを着た男たちに追いかけられる。逃げる途中、海の中に続くあり得ない階段を見つけ、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで階段を降りるとそこには謎のドアがあり.....
.
ドアの向こうに現れたのは三年も晴れていない世界と一人の王子様。
世界を救うための「四人の天の娘」のうちの一人と言われるが、現れたのは何故か「五人」。
ーーー誰かが偽物?
そして世界はどうなる?
シリアスなのかコメディなのかミステリーなのかラブコメなのか?それは読んでみて、あなたが判断してください。
全10話、番外編2話完結済み
1話は6月11日21:30投稿
2話は同日21:40投稿
以降は毎日21:30に1話ずつ更新します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 21:30:00
9051文字
会話率:48%
辺境子爵家の三男アレンは、王都で五百年空席の重職“輔弼近衛”に任ぜられる。役目は「王族の前で盾、背で剣、そして“間”で秤」。
派手な場面は剣で決まりそうに見えるが、国を動かすのは一行の通達や正しい手順――すなわち“制度”。
王太子の暴走
を止める初務、前線の小競り合い、宮廷の駆け引き。アレンは観察と半歩の間合い、そして時に沈黙で均衡を量る。
チートなし・政治濃いめ・コメディ少々。剣で始まり、書式で勝つ「制度で戦う近衛譚」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 21:10:00
419524文字
会話率:28%
三十八歳、無能なフリーター。
人の顔色を読み、「すみません」と頭を下げるだけで生きてきた俺は——
ある日突然、“戦国の戦場”に放り込まれた。
武器もない。力もない。
前に出れば敵に殺され、下がれば味方に踏み潰される。
完全な捨て駒。
——だが、その極限で気づく。
人の“本音”が読める。
焦り、恐怖、嘘、打算。
言葉の裏にある“選択”が見える。
それは、生き残るための力だった。
だが同時に——
それは「誰を生かして、誰を見捨てるか」を選ぶ力でもあった。
助けるか、切り捨てるか。
その判断一つで、人が死ぬ。
戦えない男が戦場で選んだのは——
人を使い、“見捨ててでも生き残る”こと。
これは、無能扱いされた男が
戦場で“命を選ぶ側”へ変わっていく物語。
※チートなし。戦えない主人公が“選択”だけで生き残る戦場劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 21:00:00
99878文字
会話率:25%
異世界に転生した青年が目を覚ますと、そこには何もなかった。
名前なし。記憶なし。チートなし。
ステータスはどれも平均以下。スキル欄は空白。神から授かったものは、何一つない。
唯一気になるのは、ステータス画面の備考欄に並ぶ「解読不能」の文字だ
け。
自らを「ゼロ」と名乗り、最弱からの出発を選んだ青年は、訳ありの少女エリナと共に冒険者として歩み始める。
Fランクの依頼すらまともにこなせない日々。仲間からの嘲笑。格上のモンスターへの恐怖。
それでもゼロは、観察し、考え、諦めない。
やがて周囲が気づき始める。——こいつ、なぜか強くなっている、と。
成長上限なし。ただし、本人だけが知らない。
これは、何も持たなかった者が、何もないところから頂点を目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 21:00:00
76231文字
会話率:44%
とある大陸の中央に位置する独立都市テーゼ。
テーゼは4つの大国に挟まれながらも、交通交易の要衝として確固たる地位を築き、周辺4国の絶妙なパワーバランスの上で、中立な緩衝地帯として独立主権を認められていた。
また、女神信仰の強いこの地域の中で
都市の「無宗教化」を宣言した事で、周辺国からは不信心者・異端者が集う「変わり者たちの街」と揶揄されてもいた。
テーゼ現領主は、急逝した前領主の後を継いだ一人娘エリシア。
彼女は己の未熟さを自覚しながらも、持ち前の実直さで領主の任に相応しくあろうと日夜抗う。
そんな彼女を支える執政官補佐アルベルト。
「偏屈」「頑固者」「人外」…、様々な二つ名を持つ敏腕の補佐役は、日々エリシアを叱咤激励し、彼女の成長を見守りつつ、二人三脚で独立都市テーゼの政務を取り仕切ってきた。
ある日、崩落事故に巻き込まれたアルベルトは、地下の空洞で"神性"を帯びた少女を発見する。
彼女は300年前、この地を治めていた領主と、親子のように穏やかな日々を過ごしていた。
しかし他国の侵略で領主は彼女の傍らで命を落とし、絶望した彼女はその膨大な"神気"を発露し周辺一帯を消失させ、悲嘆の末に深い眠りについていたのだった。
目覚めた少女とアルベルトとの邂逅。
アルベルトが何気なく口にした言葉が、300年前に亡き領主が少女に向けた言葉と重なる。
その言葉を”鍵”に、少女は再び人との絆を結び始める。
アルベルトとエリシアは、少女をリンと名付け、彼女の”神性”を秘匿し、あくまで彼女を普通の人間として接し、ともに暮らす事にする。
しかし、いくつかの事件を経て、リンの"神性"が少しずつ露呈していく事になる。
それでも”家族”として、リンとともにあろうとするアルベルトとエリシア。
これは、祈られなかった"神"と、祈らない事で"神”を守ろうとした不信心者たちの物語。
【この話にないもの】
魔法、ハーレム、俺tueee
【この話にあるもの】
いい話、感動系、パッピーエンド、バトル、ざまあ
チート、俺tueee、ハーレムはありません。
各章とも、なるべくノンストレスなハッピーエンドを心掛けています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 20:20:00
155738文字
会話率:26%
三十五歳。独身。毎日、職場と家を往復するだけの、
終わりのない「往復」の中に生きる男——相沢。
彼を蝕む原因不明の病。
毎夜、夢に現れる謎の少女。
そして、ある日突然訪れた「終わり」。
しかし、それは本当の終わりではなかった。
魂が
引き裂かれ、目覚めた先は——
見知らぬ世界の、七歳の子供の体。
政治、陰謀、古代の神話が渦巻く異世界で、
かつて「何も持たなかった男」は、
初めて「守るべきもの」を見つけていく。
チートなし。無双なし。
あるのは、ただ——折れない魂だけ。
※各話の「後書き」に自作BGMのリンクがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 20:20:00
198979文字
会話率:33%
碌でもない人生だった。
まともな親を知らず、友人を知らず、恋人を知らず、妻を知らず、我が子を知らず、愛を知らない男。
そんな男は他人の顔色だけを伺い、他人に合わせるだけの孤独な人生。
そして訪れたのは孤独で苦しいだけの死。
苦しんで死を迎え
、目を覚ましたらそこは異世界だった。
新たな人生では男は愛を知り、前世で本当はやりたかったこと、欲しかったものを手に入れることができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 20:10:00
26872文字
会話率:33%
ボーイミーツガール & ハイファンタジー!
バディ要素、成長要素あり、転移転生・チート・ざまぁ・ハーレムなし。
救国の英雄である魔女を師に持つ、少年フラム。
術法的不能を抱えながらも一人前の魔術士を目指し修行を続けていた彼は、あ
る日破門となり、生まれ育った森を彷徨うこととなる。
そんな中、フラムは『自分そっくりの魔物』を探し求める神殿従士の少女フェレシーラと出会い、紆余曲折を経て行動を共にし始める。
「行きましょう、フラム。貴方は私と旅に出るの」
その言葉に誘われて彼は自身に秘められた謎と、その意味を求めて外の世界へと旅立ってゆく。
きっと必ず、ここに戻ってこようと誓いながら……
少年少女と一匹で、共に歩む心の旅。
ハッピーエンドに向けてがんばります!
カクヨムで先行投稿中で、現在登場人物や地図、術法解説等も置いていました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 20:04:36
2129866文字
会話率:34%
大陸中央の高原に位置する小国、アストラード。
「竜の末裔」を自負する誇り高き竜人族の国は、人間の大国レガリオンに敗北。誇りの象徴である「角」を布で隠され、最強の力であった「魔法」すらも奪われた。
どん底の占領下で全権を引き受けたのは、17
0歳の老宰相オルデン。
彼は圧倒的な力を持つ侵略者に対し、剣ではなく「外交」と「純粋な論理」による罠を張り続ける。
そして、その老人の横で、同胞から「売国奴の犬」と罵られながらも全てを記録し続けるのが、竜人族の末王子・カイルだった。
「お前の目と手が欲しい。口は要らない」
沈黙の記録者として、カイルは冷徹な政治と、世界を一変させる『魔法経済』の裏側を学び取っていく。
軍事力ゼロの敗戦国がいかにして大国を出し抜き、成り上がっていくのか。
これは、絶望から始まり、泥に塗れながらも技術と特需で這い上がる、本格内政ファンタジー戦記。
※第1章(独立交渉編)は敗戦国特有の重く苦しい空気が続きますが、第2章(経済復興編)からは一気に国が豊かになりカタルシスが訪れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 20:00:00
373930文字
会話率:38%
世界にはダンジョンが存在する。
魔物を生み、人類に危険をもたらす一方で、資源と成長の場としても利用されてきた。
人々はそれを攻略し、管理し、世界は回っている――そう信じられていた。
少年・カナトは、ある日突然、その世界に落ちてくる。
召喚
でも転生でもなく、理由も使命も与えられない、ただの落下だった。
人類圏アステリア領の王都近郊で生き延びた彼は、冒険者として活動を始める。
しかし、彼のステータスには説明できない欠落があり、正式な評価を受けることができない。
初心者向けとされるダンジョンに挑む中で、彼の周囲では少しずつ“想定外”の出来事が起こり始める。
あるところには、より危険な場所が存在し、
あるところには、人の手に余る領域が広がっている。
森そのものが異質な場所や、人類とは異なる存在が暮らす土地も、この世界には確かに存在していた。
カナトは英雄ではない。
大義や使命を掲げることもなく、
ただ、生き延びるために進み、
進んだ先で感じた違和感から目を背けずにいるだけだ。
これは、
記録に残らない一人の落下者が、
世界の片隅で選択を重ねていく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 20:00:00
65668文字
会話率:26%
義手と義眼の大男アインツは、聖遺物を探す過酷な旅に出た。
師匠にして最強の魔女カンナ曰く「君の妹を救うために必要な物だ」
悪魔の契約は時に死ぬより残酷だ。
頼れる奥の手は菌や曇りの精霊、魔術バトルはシンプルにはいかなかった。
赤毛のヒロイン
、ミリアはワイン片手に笑顔で囁く。
「アインツさんはちょっと理屈っぽいんですよ」
長編ダークファンタジー 第一部折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 19:40:00
40281文字
会話率:38%
「とりあえず、坐りましょうか」
禅僧・道安は、異世界で「勇者」として召喚された。
女神から世界を救う神託を授かったものの、いつでも、どこでも、だれとでも。基本は無心で「坐る」だけ。
教義に基づきひらすら坐禅。
女神の神託? ——坐る。
王女の誘惑? ——坐る。
魔王の軍勢? ——坐る。
結局なんにも変わってない。でも全員最後は坐ってる。
戦闘ほぼ無し、恋愛ほぼ無し、仏教山盛り。
勝利、解決だけが物語じゃない。
自信をもって異色と言える坐禅ファンタジー。
※本作は実在の宗派・教義を参考にしたフィクションです。
※AIを補助利用しております(本文の評価・教義の整合性チェック・褒めてもらう)
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 19:30:00
98490文字
会話率:49%
平凡女子高生、なぜか凶悪スキル持ち悪女と勘違いされる。
平凡な生活を送っていた普通の女子高生が、ある日突然異世界転移した。
もちろん特別な能力やスキルなんてものはもっていない。
それなのに、なぜか転移先の世界の人々は彼女が強力なスキルを持
つ存在だと誤解していた。
転移先の世界になじもうと努力するも誤解は解けず、やきもきする日々が続く。
誤解は解けないまま、彼女の知らないところで状況は静かに、しかし確実に悪化していく。
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最終話まで毎日投稿です。(予約投稿済)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 19:20:00
118024文字
会話率:36%
聖水を飲んだ子が、また倒れた。
山裾のミルダ村では、腹痛、吐き気、手足のしびれを訴える村人が相次いでいた。聖女の治癒魔法で目の前の患者を救っても、翌朝には別の家から次の患者が出る。聖水を配っても止まらない異変に、村人たちは不安を募らせ、や
がて「聖女でも止められないのか」と責める声まで上がり始めた。
王都中央治療院の記録係リョウコだけは、そこで別の違和感に気づく。
治療で目の前の患者を救うことと、新しい患者を出さないことは、別の仕事だ。
リョウコは前世が日本の保健所職員だった凡人枠転生者。剣も魔法も使えない。できるのは、名前を聞き、発症日を並べ、飲んだ水と食べたものを確認し、村の地図に赤い小石を置いていくことだけ。
だが、赤い小石は人を追っていなかった。
祟りでも、信仰の深さでもない。
追っていたのは、水路だった。
聖水は人を責めるためのものではない。
祈りを止める必要はない。
止めるべきは、毒水だ。
これは、奇跡を否定せず、奇跡だけに背負わせないための物語。
前世保健所職員のリョウコが、普通の疫学調査で感染源を追い、その正体が汚染源だと突き止める話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 19:05:02
12598文字
会話率:42%
「王様でも、持っていないものは与えられません」
魔王を倒したチート勇者ガレスは、褒賞として辺境の村一帯を下賜された。
だが、その土地は空白地ではなかった。百年以上前から人が住み、畑を耕し、税を払い、王印つきの証文で守られてきた村だった
。
村人たちは勇者の力に逆らえない。
そこで立ち上がったのは、チートなしの凡人枠転生者。前世は司法書士。
持っているのは、登記と相続と古い証文を読み解く実務経験だけ。
古い紙切れだと笑う勇者。
だが、その証文に押されていたのは、王家の直轄領や神殿領、貴族領を支えるものと同じ王印だった。
これは、剣ではなく登記簿で、村人の畑を守る話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-05 19:05:02
10382文字
会話率:28%
死後の転生窓口で、水野晴人が与えられたのは戦闘チートではなく、言語理解だけだった。
転生先で彼が就いたのは、王国軍の下級書記官。魔王軍との北方戦役が終わり、三日後には盛大な凱旋式が開かれる。
だが、式典準備室に積まれていた戦死者名簿には
、誤字、重複、未通知、遺族席不足が山ほど残っていた。
前世で自治体の遺族対応窓口にいた彼は、剣も魔法も使わず、名簿を直し始める。
一文字違う名前。座れない遺族。記録から漏れた補給隊員。
凱旋式当日、彼が読み上げた戦死者の名を前に、王国軍は沈黙する。
これは、帰らなかった兵の名前を、国へ返す話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-05-25 18:00:00
7417文字
会話率:37%
戦国時代、はじめました。
気がつけば、現代からこの時代へと転生していた。しかもどうやら、神か仏の“チート特典”付き――のはずだった。救荒作物らしきものを授かったらしいが、あまりの杜撰さにやる気は見事に砕け散り、気づけば縁側でごろごろするだけ
の日々へ一直線。
かくして、何もしないまま七年が過ぎた。
ここは陸奥の果て、後の世でいう福島県双葉郡浪江あたり。
畿内とは比べものにならないほど人も少なく、力も遠い。人口差は畿内と比較してざっと十倍とも言われるこの地から、天下など夢のまた夢――のはずだった。
だが、貴丸はふと気づく。
寒冷な土地で不安定な米作りに固執する必要など、本当にあるのか。稗や粟、麦や蕎麦で腹を満たし、海と山の恵みを活かせば、むしろ“飢えない領地”は作れるのではないか、と。
「米など、領主の見栄だよ、見栄」
そう嘯く不精者の嫡男は、動かない。
自分では動かない。ただし、屁理屈を捏ねて周囲を動かすことだけを考えている。
やがて人が集まり、食が満ち、気づけば力が集まり――
これは、戦わずして始めるつもりだったはずの男が、なぜか戦国の世に躍り出てしまう物語。
後に“戦国不精”と呼ばれることになる、一人の『もののふ』の、やる気のない成り上がり譚である。
歴史ものは初挑戦ですので、どうか肩の力を抜いて、ゆるりと見届けていただきたい。(いや、マジで)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 18:41:38
444841文字
会話率:26%
何もかも上手くいかなかった男と13歳の伯爵令嬢が、機転とハッタリを頼りに、激変する異世界を舞台に、違法(?)ビジネスで成り上がる物語。
勇者トシヒコ一行が魔王を倒した6年後の世界──。
現代日本から転生した彼らによってもたらされた平
和な社会。街道は舗装され、電灯が夜を照らす。新しい技術によって、起こりつつある社会の分断。世界を変えた勇者と、信仰を守りたい法王。異なる価値観の対立は、やがて振興の独裁国家をも巻き込んだ、大きな争いとなっていく。
※チート能力なし、戦闘スキルなしの主人公が、知恵と工夫と口八丁によるコネで、鬼畜な令嬢と共に、チート能力者が支配する異世界で成り上がる物語です。
自作イラスト、ギャグ・パロディ、食べ物描写多めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 18:24:37
1619380文字
会話率:35%
「理念なんて、利益を隠すカーテンだ」
個別指導塾で教室長を補佐する荒川は、数字と達成率ばかりを求める企業体質に冷めた視線を向けていた。現場に責任を丸投げする上層部、終わらない残業、そして理解するまで帰らない生徒との対峙。そんな消耗しきった
夜、荒川はいつものように終電のドアへ滑り込む。
しかし、乗り込んだはずの車両は、まるで時代から取り残されたかのように古びていた。
向かい合わせのボックス席、黄ばんだ蛍光灯、そして――。
先頭車両で彼が目にしたのは、運転席に誰もいない、無人の操縦室だった。
スマホは圏外。窓の外に広がるのは、駅の灯りなど微塵もない漆黒の闇。
到着した駅は「交差界」
あらゆる異世界の人間がたどり着く、異種族の交差点。
彼はそこである少女と出会う。
その先に待つのは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-06-12 18:20:00
48442文字
会話率:36%