時は清朝/西部開拓時代。
廃止された黒人奴隷たちに代ってアメリカ西部で過酷な労働に従事した中国人労働者、苦力たちは、労働から解放されるために、中国本土で学んだ武術と、アメリカで手に入れた銃器を融合させた流派、ガンフーを創設する。
苦力が編み
出したガンフーは瞬く間にアメリカ全土から世界へと広まった。
己のガンフーにものを言わせ荒野を自由気ままに生きるアウトローの一人、カラミティ・ジェーンは、最愛の相棒ワイルド・ビルを中国最強の拳客フォン・フェイフォンに奪われる。
復讐を誓ったジェーンがフォンを追って向かった清で出会ったのは、函館戦争で戦死したはずの土方歳三だった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 07:11:38
15857文字
会話率:36%
シンガポールに交換留学生としてやってきた華僑令嬢の夏紅蘭は、現地の華僑令嬢である完顔夕華の邸宅にホームステイさせてもらう事になり、紅蘭と夕華の二人はルームメイトとして親交を深めあうのだった。
この時に育まれた縁が後の中華の歴史に大きな影響を
及ぼす事になるとは、当時の夕華には知る由もなかったのだ…
(本作品は第6回なろうラジオ大賞の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 06:54:42
1000文字
会話率:30%
満州地方の黒竜江省を公務で訪れた中華王朝第二王女の愛新覚羅白蘭殿下。
無事に公務を終えた彼女は、黒竜江省の巡撫を務める佟佳聖音に会食に誘われるのだった。
その会食の席で供されたのは、愛新覚羅王家の御先祖様である清朝皇族達が満漢全席の一環で食
べた事もある歴史ある料理だった。
(本作品は、武 頼庵様御主催の『24秋特別企画 秋の収穫祭!! 味覚祭り!!』 企画の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 03:19:51
2330文字
会話率:32%
清朝の流れを汲む立憲君主制国家には、二人の王女がいた。
一人は次期天子である愛新覚羅翠蘭第一王女、もう一人は芸術への造詣の深い愛新覚羅白蘭第二王女。
ある日の事、日本の美術館の特別展を公務で訪れた白蘭第二王女は、記念品として献上された双六の
付属品である日本式の賽子に興味を抱くのだった。
日本の賽子は一の目だけが赤いが、中華の賽子は一と四の目が赤い。
その理由を妹に説く翠蘭は、賽子の四の目を赤く変えた唐の玄宗皇帝と楊貴妃に思いを馳せるのだった…
(本作は秋期公式企画「秋の歴史2024」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 04:54:24
1000文字
会話率:34%
清朝末期。
租界となった上海には花街が設けられ、多くの妓女たちが身をひさぐ生活を送っていた。
映画「フラワーズ・オブ・シャンハイ」の原作である
韓邦慶の「海上花列伝」にヒントを得た作品です。
日本の吉原遊郭物に似たテイストのお話です。
*ストーリー及び登場人物等は異なりますので、二次創作ではありません。
*他サイトとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 13:37:24
23079文字
会話率:32%
――私があの方について語れるのは、これだけで御座います。
非命に斃《たお》れた「男装の麗人」の真相。
*monogatary.comのお題「『信頼できない語り手』で書いてみた」からの創作です。
*他サイトとの重複投稿です。
*一部、現在で
は差別用語になっている言葉を使用しておりますが、戦前の物語ということでご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-18 02:40:28
2780文字
会話率:0%
「金壁輝、ここがお前の牢獄だ。」
1945年長きに渡った戦争は終結。金壁輝、川島芳子、愛新覚羅顕シ。3つの名前を持つ男装の麗人、そして清朝の王女は戦犯の罪で投獄された。
「今日からお世話を致します。美蘭と申します。」
「美佐子ちゃん?」
そ
こで出会ったのは世話係の少女。彼女は芳子が満州で親しくしていた日本人少女と瓜二つであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 16:23:38
11205文字
会話率:49%
清朝末期、魔都上海。
巷には怪異が溢れ、昇天し仙道となることを目指す道教世界において、地上で妖魔を祓い続ける霊幻道士の存在が未だ必要とされていた時代。
霊幻道士グウェンと彼の弟子ユーリンは都に出現する僵尸(キョンシー)たちを退治しながら、そ
の発生源を探っていた。ユーリンはグウェンに使役される僵尸でありながら妖魔を狩る身。自らを化け物に変えた男を探し出して殺すという復讐心を胸に抱き、夜ごと彼女は疾駆する。
そんなある日、彼らの下に有力な情報が持ち込まれ――!?
胸躍らす新感覚チャイニーズ・ヴァンパイア冒険活劇、華麗に開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 23:01:03
130498文字
会話率:46%
梗概:フランス王国軍のアゼリア・ラ・トゥールモンドは副官のパトリック・ヴェリエと共に、神聖ローマ帝国プロテスタント軍の最高司令官ミネルヴァ・フォン・イシュタールに夜襲を掛けようとしていた。しかし、それが失敗すると41歳のフランス王国の宰相ア
ルマン・ジャン・デュ・プレシー・ド・リシュリューはその2人の行動を許し、2人を新しい任務に就かせる、そして、フランス王国の君主であるルイ13世はイシュタール打倒を軍議で決定し、リシュリューの方はSTAP細胞問題の当事者であるケイト・ノエル・ラングレーを自らの私邸の近くに住み寄せたり、イングランド共和国に若い理系の専門職の者たちを派遣したりしていたが、この時、中華帝国清朝の武漢で新型コロナウイルスという悪性の伝染病が発生したことを耳にする・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 20:39:04
19024文字
会話率:54%
新年にふさわしい漢詩を2首掲げて、簡単な説明を加えました。
最終更新:2021-01-01 10:34:35
687文字
会話率:0%
ある日、死んだはずの恋人から、手紙が届いた。病死して、異国の地に埋葬されたはずの恋人から。
手紙を受け取った少女は、驚きつつも、恋人が生きていたことを喜ぶが。
…所詮は手紙だ。
周囲の人々から、恋人の死を裏付けるような連絡が続
く中、不安が生じてくる。あなたは、本当に…。本当は、もう…。
手紙の返事が途絶え、数年後、迷いと覚悟をないまぜにして、死んだはずの恋人を探しに、若い女が独り、異国の地に降り立った。
招かれざる客として、大陸を訪れた女の名は、冬柴千代。世慣れた仮面の下に、擦り切れた淡い想いを隠して。
生と死と、昏い魂の物語が紡がれる中、異国の妖とともに、墓場より這い出したモノが何者であるか。それは、
…あなたの目で確かめていただきたい。
舞台は、日本で言えば明治時代後期の中国大陸、まだまだ西太后も御健勝ながら、清朝も末のころのお話です。
【完結しました】
【明治妖狐譚シリーズ(外伝作品)】
Copyright(C)2018- 秋野きつ
エブリスタにも投稿してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-27 14:15:28
46889文字
会話率:44%
少林寺壊滅を目指す清朝の尖兵、邪教集団の七面教は少林寺と僧にテロを繰り返していた。
李英風、少林僧達は七面教に戦いを挑む。
最終更新:2018-08-11 23:28:45
4253文字
会話率:15%
西暦一八四〇年ごろから、西欧の脅威に晒されることになった清王朝。その事態を強く憂い、末期の清を支えるために尽力した者達の中に左宗棠がいる。
挙人の資格は得たものの、科挙試験に失敗した癖に、自らを「湖南の今臥龍」と称していたため、周り
の人間からは変人と見られていた。しかしそんな彼が、ひょんなことから高級官僚の陶澍に気に入られ、親戚となる。
そのことで陶の女婿、胡林翼とも昵懇になった彼は、胡によってさらにアヘン戦争の立役者であった林則徐にも知られることとなった。林は宗棠青年に「最も警戒すべきはロシアである」との言葉を残し、他界する。やがて太平天国の乱が起き、湖南巡撫の客としてようやく日の目を見た宗棠は、時の皇帝である咸豊帝の声がかりで曽国藩の帷幕に加えられた。この時の活躍が評価されたので、咸豊帝崩御後も北京へ呼び出され、今度は陝甘総督として捻匪討伐の任務に就く。
砂漠に面している、西の不毛の地。捻匪の背後にいた回民との戦いにもあけくれながら、彼は、陝西省及び甘粛省の産業の発展にも心を砕いた。彼によって整えられた、西安から玉門関へ至る道には、柳が植えられており、これは宗棠にちなんで左公柳と呼ばれている。
清朝廷に対して反乱を起こした捻匪や回民を討伐し、さらにタリム盆地のほとんどを占拠していたヤクブ・ベクも滅ぼし、イリ地区を占領していたロシアの理不尽な要求から何とか妥協を引き出して新疆地区を奪回した彼に、北京からの召還状が届く。軍機大臣及び内閣大学士という、挙人出身にしては異例の辞令を与える為だった。
だが、そんなポストは到底彼の気質には合わない。半年もせぬうちに病気と称して辞した後、両江総督として再び政府中枢から現場へ出た宗棠は、この時すでに七十二歳。ようやく念願であった海軍建設に着手し、曲がりなりにも形を整えた頃、清仏戦争が勃発、彼の築いた南洋艦隊は壊滅したのである。失意の上に、清にとって不利な天津条約を再び結ぼうとしている李鴻章への怒りが重なって「海軍を頼む」との言葉を残し、一八八四年九月五日、ついに清の大黒柱であった宗棠は帰らぬ人となった。
こちらも母が遺した小説です。
こちらにも掲載してます。 → https://www.alphapolis.co.jp/novel/452360109/106174441
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 08:00:00
135873文字
会話率:28%
清朝末期。西欧列強の侵略で中国は弱り切っていた。茶館に居座る読書人たちは、ひたすら中身のない救国論争を繰り広げるばかり。そんな中、老知識人の岳洋は北京で開始されようとしている変法運動に期待を寄せていたが…。
最終更新:2018-02-19 00:54:12
9320文字
会話率:49%
かつての清朝皇帝であり満州国の傀儡皇帝でもあった愛親覚羅溥儀が晩年、好んで食したチキンラーメンを開発した安藤百福。彼は台湾に生まれ、比較的裕福な家庭に育った。
百福と言う名に込められた名前の通り、後半生は常人では味わうことのできない幸福を得
ることとなるが、それまでの人生は、幼少に両親を亡くし、祖父母の下に育てられ、寂しい幕開けだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-18 23:17:26
23289文字
会話率:2%
立命館大学に関わる人物群像を描く。第一弾は愛新覚羅溥儀を取り上げる。
愛新覚羅溥儀は言わずと知れた清朝最後の皇帝であり、満州国の初代にして最後の皇帝でもある。彼は、かつて立命館に多額の寄付を行っており、それによって立命館は衣笠キャンパスの敷
地を購入し、現在の理工学部を設立した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-09 00:00:00
31741文字
会話率:4%
西暦でいうと1644年、日本では江戸時代初期、中国を200年以上支配してきた明王朝は、呆気なく滅亡してしまった。次の中国の支配者の座をかけて、明を滅ぼした元盗賊李自成、明王朝で最も有力な将軍だった呉三桂、そして万里の長城の北で、中国支配の時
を待ち続ける異民族・満州族の清朝がしのぎを削ることとなる。結局呉三桂と清朝は手を結んでまず李自成を滅ぼしてしまう。計らずも清へ屈従するも雌伏の時をうかがう呉三桂、だが清は優秀な皇帝が相次ぎ、結局呉三桂が清に反旗を翻すのは、60を過ぎてからだった。そして清への反乱を前に呉三桂は奇妙な夢・幻を見る。若き日に自らが出会った舞姫との恋、そして別れ……。長い夢から覚めた呉三桂は改めて倒清を誓うも、果てしない苦難が待ちかまえていた……。後に明末清初といわれる動乱の時代と、戦乱に翻弄された舞姫の短い生涯を、可能な限り描いてみたいと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-02 16:35:25
14721文字
会話率:27%
第二次大戦下、満州帝国を舞台に男装の麗人川島芳子と清朝最後の美貌の皇后婉容との出逢いと別離を描いた歴史GLロマン(笑)。
なお、登場する人物・その関係性・団体等は実在の物とは一切関係ありません。
他サイト投稿予定。
最終更新:2012-03-25 00:06:01
51262文字
会話率:45%
清朝の高官、林則徐と仙女、霞茘が清を守る為に奮闘する歴史ファンタジーです。
最終更新:2011-09-28 00:32:33
1745文字
会話率:35%
清朝中期。北京に南方様式の客家があり「百歳客家」と呼ばれた。「百歳客家」は豪商として知られる燕家の一族が住み、代々、一族の誰かが宦官として後宮に仕えていた。貧しい家の出の李花はそこに嫁ぐことになった。※とあるサークルの五千字企画用作品です。
最終更新:2010-11-08 00:57:29
4895文字
会話率:21%