飽くなき欲望により煌々と輝く吉原遊郭。その吉原において最高位とされる遊女である夕顔はある日、八助という男と出会った。吉原遊郭内にある料理屋『三好』で働く八助と吉原遊郭の最高位遊女の夕顔。決して交わる事の無い二人の運命はその出会いを機に徐々に
変化していった。そしていつしか夕顔の胸の中で芽生えた恋心。だが大きく惹かれながらも遊女という立場に邪魔をされ思い通りにはいかない。二人の恋の行方はどうなってしまうのか。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。また吉原遊郭の構造や制度に言語等に独自のアイディアを織り交ぜていますので歴史に実在したものとは異なる部分があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:00:00
87674文字
会話率:58%
ここは人間、獣人、神獣が共存する世界
家族に売られ遊女として働いていた芙蓉はある日、若い客に身請けされ、人里離れた獣人の世界に連れてこられた。どうやら買主は人間ではなくシリュウの若様らしい。
若様との関係が深まるにつれ、芙蓉はシリュウとい
う生き物を知り、自分の過去と向き合い、居場所を見つけていく。
初投稿作品です。育児の傍ら書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 07:50:00
894372文字
会話率:42%
遊郭に売られたら跡取りにされ、一生「制外者(にんがいもの)」として生きていく羽目になった。
遊女や役者などが制外者として人別帳(戸籍)から除外されていた時代。
幼い頃に姉とともに遊郭へ売られた勇次は制外者とされ、非人と同等の扱いを受けてい
た。
彼らが住む遊郭は非公許であり、遊神(ゆうじん)の張る結界によって新政府の目から隠されている「かくし閭(ざと)」。
勇次はとっとと借金を返して遊郭から抜け出し、平人に戻ることを目指していたが、妓楼の息子が家出したことで跡取りにされてしまう。
このままでは一生俺は制外者だ。
鬱屈した日々を送っていたある日、貧しい百姓の美少女に一目惚れ。
平人の彼女と一緒になりたいと切望し、なんとか身分差を乗り越える方法はないものかとあれこれ模索する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 07:03:14
148134文字
会話率:44%
「堀の向こうには裏吉原があり、そこでは苦界の苦しみはないよ」
吉原に売られ、顔の火傷が原因で年季が明けるまで下働きとしてこき使われている音羽は、火事の日、遊女たちの噂になっている裏吉原に行けると信じて、堀に飛び込んだ。
そこで待っていたの
は、人間のいない裏吉原。ここを出るためにはどのみち徳を積まないと出られないというあやかしだけの街だった。
「極楽浄土にそんな簡単に行けたら苦労はしないさね。あたしたちができるのは、ひとの苦しみを分かつことだけさ」
自称魔女の柊野に拾われた音羽は、裏吉原のひとびとの悩みを分かつ手伝いをはじめることになる。
カクヨムで先行公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 07:00:00
25184文字
会話率:50%
とにかく暗く、最後まで救われません…。
最終更新:2024-04-23 00:00:00
905文字
会話率:34%
ここは江戸時代の浅草・吉原。
ではなく、吉原の入り口、大門前。
この大門の先では、遊女があふれる遊郭の世界。
一歩外に出れば、振り向き柳を境に、飴屋やかんざし屋、歓楽街が並ぶ。
私は大門前の飴屋に丁稚奉公に来ている、きよ。
5年の年季を終
えれば田舎に帰れる。
けれど、この門の先には、私と同じ年くらいの娘たちが、何年先に年季が終わるとも知れず囲われている。
私は彼女たちから、時に門の隙間から手を差し出されて、文を預かる。
私も妓楼の花魁、ねえさんたちや飴屋の主人に文字を教えてもらったから代筆することも。
きょうもまた、文を届ける。相手はその文に返すかどうかはわからない。二度と会うこともないまま終わる文もある。
そんな時、私は代わりに返事を届ける。優美な飴細工とともに、少しでも、ねえさんたちの心が癒されればと願って。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 17:11:38
1631文字
会話率:36%
双子で生まれたけれど、オッドアイは不吉だ。という根拠のない理由で妓楼に売られた楓。14才の時の初仕事からずっと加賀見公爵が指名している。そのためトップクラスの遊女となる。18才の時に加賀見公爵が楓を身請けしたいと申し出る。楓には正妻になって
ほしいと告げる。
そんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 17:19:48
10621文字
会話率:40%
斎藤利政の嫡女錫髪の帰蝶は、足利義輝直属の将軍御世話役に指名され上洛することになった。上洛の道中で、帰蝶は、先代三人の御世話役が行方不明になっている事を知る。義憤に駆られた帰蝶は、足利義輝を鬼と決めつけ、鬼退治することを決意する。
そんな
、帰蝶の思いを知ってか知らずか、数々の妨害が入り、都入りするのも一苦労。やっとの思いで都入りするも、賊に襲われ祇園に遊女として売られてしまう。さらに味方である筈の斎藤家からも命を狙われることに。
帰蝶は、祇園から、脱出して室町御所入りを果たしたものの、今度は異世界ウエスタンの遊郭へと売られてしまう。そこは、24色の異髪を集めた遊郭で、なんと未来人ヘレンが元締めだった、
数百年後の未来。中性子星が地球を襲い、人類は核兵器で軌道を変えようとしたが、失敗してしまった。中性子星は時空を飛び越え16世紀の地球に襲いかかったのだ。ヘレンは24色の異髪姫つまり金属属性の姫を使って核融合を起こし、中性子星を破壊しようとしたのだ。
帰蝶たちは命を賭して地球を守ろうとしたが、都から追ってきた義輝が邪魔してしまった。帰蝶と地球の運命はどうなるのであろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 06:08:14
326924文字
会話率:46%
江戸吉原一の遊女である咲耶太夫は、ある日血まみれの男を助ける。復讐のためだけに生きる男に咲耶は手を貸し、江戸で起こる様々な出来事に巻き込まれていく。訳ありの生臭坊主、町奉行も巻き込み、活気溢れる江戸の闇に踏み込んでいく。
最終更新:2024-03-21 21:09:32
618847文字
会話率:40%
大学生Y0uTuber鏡野亜莉寿(かがみの ありす)は動画の撮影中、ひょんなことから異世界に通じる『穴』に飲み込まれる。訳も分からず転移した先は時代劇で見たような世界だった。
しかしこの世界、何かがおかしい。
町にはネオンが煌めき、化け物が
闊歩する。
化け物に襲われ、逃げた先はこの町最大の大見世『蝙蝠楼』。
そこで亜莉寿は何故か遊女と勘違いされ──?
※この作品はJ庭55にて本編(+書き下ろし番外編)を纏めたものを販売する予定です。
スペースNo【た03a】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 09:13:47
17590文字
会話率:36%
花街の人気狐遊女たちの住処《花道樂(はなどうらく)》。彼女たちの世話係をする虎男の虎仁(とらじん)は、いつも遊女たちに振り回される日々を過ごす。
ある時、国を治める四神家系の一家、白虎家が、遊女、風凛(ふうりん)を娶ると騒がれる。
しかし、 風凛を娶るとされる白虎家の息子の悪い噂が絶えず生まれている。
花街の花魁、風凛の実姉、日高(ひだか)は、それを疑問に思い、虎仁に実妹を差し出すべき家かを見極めて欲しいと言い渡す。
虎仁と風凛は、四神家の謎を目の当たりにすることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 23:27:34
3142文字
会話率:10%
隠世にある花街。そこに店を構える月花楼。そこで人の身である蘭は遊女見習いとして働いていた。
ある日、その花街を管理している将軍、龍神である紫苑が月花楼を訪ねてくることとなる。
店をあげて準備をし、緊張に包まれるその日。その座敷で、姉遊女で
ある木蓮の身に悲劇が訪れてしまった。
悲しみに暮れる暇もないまま、蘭はなぜか紫苑に気に入られ、城へと連れていかれてしまう。
「蘭らん、私がお前を愛すことはない。それでも私のために、美しく咲いてくれるか」
城には将軍の正妻の座を狙う何人かの女性の姿。
嫉妬と多くの策略に蘭は押しつぶされてしまいそうになる。
しかし紫苑が蘭に望むのは、最も愛される女の"ふり"と、とあることの犯人探し。
彼のもとで美しい花となり、毒となることを紫苑は蘭に命じた。
恨みと嫌悪は、やがていつしか小さな恋心と変わっていく。望むことなどなかった彼の隣。愛したところで彼は蘭を愛してはくれない。そして蘭の秘密も、彼女自身を邪魔してしまう。
その葛藤は、蘭の心を蝕んでいく。
あなたのためなら、私は花にも毒にもなりましょう。
#こちらカクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 22:11:49
23313文字
会話率:42%
この物語は単純な愛の物語です。
三人の男女が出会い、恋におちてゆき子供をなし生活してゆく。
でも、誰でもがそうであるように社会、地域、経済、政治、得体の知れない「世間」と戦う物語です。
物語は極端であるかも知れません。特別な能力があり、魔法
を使い、様々な異能な人も出てきます。
そういう意味では「ファンタジー」であるかも知れません。
沖縄が主な舞台です。沖縄に伝わる伝承、文化、歴史がベースにあります。そういう意味では「伝奇小説」であるかも知れません。
それでもしかし、沖縄を舞台にした二人の女性と一人の男が出会い、恋をして幸福になろうと努力してゆく話でもあります。
でも、沖縄を舞台としている限り、この日本という国の最南端に位置する島国は様々な意味で日本中央に利用された地域でもあります。それは薩摩侵攻以来変わることのない事実です。沖縄の過去も含めた物語です、その意味では「歴史小説」であるかも知れません。
そしてそれぞれのセクシャリティの話でもあります。沙羅は裕福な家庭に生まれたが早くに父親を亡くし、その巨大な遺産を引き継いだ。だが、彼女は心の奥底に寂しさを抱えて東京の街を彷徨う。そして彼女は他人の心が読める能力を秘めていた。
佑香は銀行家の父と専業主婦の母のもとに生まれた。だが、父親の精神的な病に悩まされていた。
モリトは沖縄の歴史ある実家を嫌がり、それから逃れるように上京した。
三人はそれぞれに事情を抱えながら東京の街を彷徨う。
主な登場人物
沙羅・・東京生まれ、高校を卒業したばかり「虹彩異色症」
佑香・・東京生まれ、銀行家の父、パートの母。現役高校生
モリト・・沖縄生まれ、大学から上京、写真スタジオのアシスタント(スタジオさん)
蔡蓮・・三司官の一人、
真鶴・・辻町のジュリ(遊女)
徳居継之助 ・・薩摩藩士
菊地兵衛 ・・ 薩摩藩士
お里・・薩摩藩江戸下屋敷女中
お咲・・薩摩藩江戸下屋敷女中
愛・・真鶴の子
アキ・・『慶長の役』時代の皇女
千代金・・アキ付の守り役
御主加那志前(ウシュガナシーメー) ・・ 琉球国王の尊称
聞得大君(キコエオオキミ)・・琉球国ノロの最高女神(おなり神)
AmazonKindleにて自費出版したものの再掲です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 22:00:00
358276文字
会話率:49%
今日もあの人は来てくれるだろうか。
部屋の隅に置かれた金魚鉢を上から覗く。
金魚は上から見るものらしい。
尾鰭をヒラヒラ優雅に振りながら泳ぐ姿は、まるで遊女のようだった。
最終更新:2023-12-15 10:35:03
919文字
会話率:21%
医学生の橘は悪友の法学生に遊郭へ連れられるが、その時出会った遊女に慄然(ぞっ)とするほど驚く。それはその遊女に、二年前駕籠に乗った重い肺結核を患った美しい女の面影を認めたからであった。病美人に心惹かれた橘は、医学生でありながら、彼女を助けよ
うとして、迷信のような手段を講じる。そしてまた一方、病美人の面影を追い求めて、何度も遊郭に通うのだが、さて、その結末は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 08:54:55
16854文字
会話率:10%
廓(くるわ)の刃物研ぎを生業(なりわい)にしている五助の店では、毎月十九日、いつも剃刀が一挺(いっちょう)なくなるという。そして、なくなった剃刀はどこかの楼で見つかる。店前で若い者とそんな話をしていると、通りかかった五助の古くからの友人であ
る鏡研ぎ職人の作平が聞きつけ、実は……と、同じ十九日に関して、自分が研いた鏡の話をし出す。
曰く、昔、吉原の遊女が自分を捨てようとした男を殺そうと剃刀で刺そうとするが、男が手にしていた鏡に遮られ、思いを果たせず、そのため女は自ら自害したという。月は違うが、その日が同じ十九日で、そんな因縁のある剃刀と鏡である。
時を経ても、吉原においては自害した遊女の怨念は消滅しておらず、それが、十九日、再び事件を誘発することとなる。
剃刀研ぎの五助と、鏡研ぎの作平が遭遇する遊里における怪談話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 08:01:27
39893文字
会話率:30%
時は江戸。
遊女にうつつを抜かし屋敷に戻らない兄を案じ、伏は今日も貧乏長屋へ兄を説得に向かう。
兄は伏に「廃寺に出る幽霊を伏が見つけてくれたら、必ず屋敷に戻ろう」と約束するが、廃寺にいたのは腹をすかせた少女が一人。
伏は匂いを嗅ぐだけで相手
の食べたい物を感じ取る、という特技がある。
空腹の少女を捨て置けず、仕方なく兄の長屋に連れ帰ろうとするが、彼女は伏の秘密を一発で見抜き……。
から始まる、5万文字程度の中短編。
秋の歴史2023に参加しています。幽霊×食事×時代劇、といった雰囲気のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 23:17:20
47948文字
会話率:38%
※ムーンライトノベルに、こちらの小説の18禁版もアップしています。この小説は18禁要素シーンを外した全年齢版です※
江戸時代の遊郭。吉原の裏にある、三流女郎の切見世「稲荷屋」で商売をする女と、その女達を守る鍾馗の像。
鍾馗の像は月が巡れば
人へと変化し、遊女達と一夜限りの恋をします。
ムーンライトにアップしている18禁版の、そのシーンだけ別のお話仕立てにして、全年齢版としてアップ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 22:16:15
18447文字
会話率:41%
清朝末期。
租界となった上海には花街が設けられ、多くの妓女たちが身をひさぐ生活を送っていた。
映画「フラワーズ・オブ・シャンハイ」の原作である
韓邦慶の「海上花列伝」にヒントを得た作品です。
日本の吉原遊郭物に似たテイストのお話です。
*ストーリー及び登場人物等は異なりますので、二次創作ではありません。
*他サイトとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 15:11:49
21135文字
会話率:33%
幕末から明治にかけての物語ですが、展開は現代にも至ります。主人公は旗本の嫡男と長崎遊女の娘で、周囲の人々にもスポットを当てています。主な舞台は江戸、長崎、東京、アメリカ東海岸、横浜でサブタイトルに使用しています。実在人物も登場しますが、史実
ではない箇所もあります。作品構成上、差別用語も使用しており、また、方言等の誤った表現内容や不鮮明な時代設定は作者の勉強不足によるものとお詫びいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 10:00:00
200104文字
会話率:29%
親に売られ遊女になったユキ。一家離散で芸者の道に踏み入った和歌。
二度と会えなくても忘れないと誓う和歌。
彼の幸せを最後に祈るユキ。
願う形は違えども、相手を想う気持ちに偽りはない。
嘘と欲と金が渦巻く花街で、彼女たちの思いだけ
が真実の形。
二人の少女がそれでも愛を手に入れ、花街で生きた証の物語。
※ ハッピーエンドではありません。
少しでも不快に思われましたら、無理にお読みいただかないことをお勧めします。その辺りをご理解いただける方のみ、ご覧いただければありがたいです。
※ 詳しい下調べはおこなっておりません。作者のつたない記憶の中から絞り出しましたので、歴史の中の史実と違うこともあるかと思います。その辺をご理解のほど、よろしくお願いいたします。
※ 他サイトでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 10:22:24
129922文字
会話率:28%
マリ・フユツキの次女姉は借金をして役者に貢いで家族に返済を押し付けて失踪。
お家没落や奉公人達の失業、優しい長女姉の婚約破棄の危機を回避する現実的で効率の良い方法は、まもなく成人するマリを売ること。
そこに、個人的に期間限定で買いたい
という男性が登場。
期間限定の政略結婚のようなものと、遊女になることだと、どちらが良いのかは明白。彼女と両親は彼と交渉することにした。
シン・ナガエは厭世主義者で世捨て人のような小説家。育った環境ゆえに自尊心の低い彼にとって、自身の書物が売れることが唯一の拠り所。
今後の執筆活動の為に、世間から、特に男性から隠されているお嬢さんやお嬢様の生態の詳細を知りたかった。しかし、それは中々手に入らない情報。
そこで、彼は金で買える凋落寸前のお嬢さんやお嬢様を探し、マリ・フユツキを発見したので大金を使って購入。
マリは大型金貨五枚の為に、シンは小説に使う資料の為に彼と彼女は政略結婚すると決定。世間を欺いたり、犯罪と間違えられないように、二人はまず婚約から開始した。
【R-15はシンがエロ小説家、残酷な描写は物語の後半に少し辛い話があるからで、基本的にはほのぼの話です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 13:37:27
189684文字
会話率:55%