「あなたの人生を、5日間だけ僕にください」
マリエンヌはおとぎ話で語り継がれた巫女として選ばれ、神殿へと向かう。
そこで出会ったのは、床を転げまわりながら泣き叫ぶ少年シルヴァだった。
古くから魔物を封じてきた木――魔木に5日後意識を乗
っ取られる彼は、泣きながらマリエンヌへ懇願する。
「5日間だけ、僕のわがままを聞いてくれませんか」
余命5日の彼は、毎日必死にマリエンヌへ愛をささやき続けた。
徐々にほだされていくマリエンヌと、それでも進んでいく代替わりの儀式。
「――僕は怖いんです。魔木の意識が完全に宿ったとき、そこに僕は残っているのでしょうか」
5日目の夜、儀式へ向かう彼を見送ったマリエンヌはベッドの中で決意する。
明日は彼へ「わたしも大好き」だと伝えよう。
けれど次の日、シルヴァは戻ってこなかった。
周りに望まれるままに生きてきた愛を知らないヒロインと、人一倍泣き虫なヒーローが涙をこらえて進む、そんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:11:13
17572文字
会話率:24%
「わたくし、白の魔女が命じる――この男に魔女の魔法《呪い》を行使する。即ち、男の魔女である――“魔女《わたし》”を殺して……」
これは、奪われた魔法の力を取り戻し、魔女を討ち滅ぼす戦い。
約千年前に、突如として発症者が現れた病のような呪
い"魔女症候群"。
厄災と呼ばれる魔女が蔓延る魔法界で、死刑執行者《ラモール》に所属するサフィールは魔法界一と呼ばれる最強魔導師の男だった。
だが、三大都市インフィニートで、何度目かに対峙した“白の魔女”に"魔女の魔法《呪い》"を掛けられてしまう。そして、一切の魔法を使えなくなってしまった。
自慢の魔法を失い酒場で飲んだくれていたとき、ある男の助言で魔法の代わりとして魔導具を相棒にする。
魔導具店からの帰り道、自称美少女魔導師を名乗るネフリティスとの出会いによって、すべての魔女を倒す旅に出ることを決断した──。
初日のみ2時間おき、8話投稿。
第2章完結まで毎日2話投稿(閑話がある時は3話)8時or12時/19時〜予定
投稿日:2025年07月12日
※別サイトにて同じ世界線での小説連載しています。そのため、一部同じ名前や単語が出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:08:34
53730文字
会話率:46%
「モフモフは可愛い!至高の存在!それなのに、一切触れないのですが?」
モフモフは勿論、可愛いものが好きなのに、顔が凛々しくて美人で、目が鋭いから?
それとも、危険なフェロモンでも、まとっている?
もしかしたら、呪い……なんてことも。最
悪、スキルで『モフモフの可愛い生き物限定で逃げられます〜』なんてものが――。
「お嬢~、何もありませんでしたよ〜?」
まったくもって意味が分からないわ!
魔法もあるこの世界で愛らしい生き物たちは、総じて弱いとされている(諸説あり)
そう、弱肉強食を生き抜くために、可愛くなったといっても過言ではない。
そんな、わたしく(残念王女)と、モフモフたちの、ゆる〜い日常ファンタジー。
「これは、わたくしが王女の名にかけて、モフモフを愛でるまでのお話です(仮)」
(ゆる~い王女の日常と、8割モフモフの話を混ぜたお話です。なので、毎回モフモフが出るわけではないのですが!王女の日常と1割の刺激に癒されてもらえたら嬉しいです)
投稿日:2024年5月27日折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 10:01:44
122202文字
会話率:41%
わたしのギフトは「絵に描いた小動物を呼び出す」だけ。
戦えないし地味だし、ギルドでも落ちこぼれ扱い。
でもある日、アニマ(絵から出た動物たち)が妙に意思を持ち始めた。
まるで、本当に“生きている”かのように。
そして、辺境の村に忍び寄る謎
の異変。
これは世界の封印に触れる、小さな絵描きの冒険のはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:02:08
27138文字
会話率:36%
――幸せは『異世界』じゃなくて、すぐそばにある。
これは『異世界転生<<<<<<ラブコメ』の物語。
「異世界ファンタジーより、かわいい幼馴染とのラブコメの方が幸せになれるよ?」
そう豪語する彼女は、俺の異世界転生をことごとく阻止する。
トラックの暴走、突然の落下物、飛び出しの事故、などの転生フラグは全部回避するし、通り魔に至っては逆に殴って分からせた。女神様に真っ白い空間に呼び出されても、彼女は謎の力で空間を壊して俺を現実に連れ戻す。挙句の果てには異世界の住人が俺を迎えにきて――!?
「『富』『名声』『ハーレム』よりも……わたしを選んでくれる?」
異世界勢力VS幼馴染ヒロインによる転生阻止ラブコメ、開幕!
///////
※カクヨムでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:00:00
82308文字
会話率:36%
見知らぬ場所で目覚めた主人公『グレース』。とりあえずここが異世界だということだけはわかってるらしい。
とても大切なことを忘れてる気がする。こうなるとあったかい家族とごはんが恋しくなってくる……けどまあ知らない世界だし自由にやってくか! と
りあえずおともだち作ることからやろうぜ! ってなことでこれから陽キャぶりを発揮して好き勝手生きつつともだち100人目指してやってく系。
あらすじは見切り発車なので考えてないです。でもまあなんとかなるべの精神でどうぞよろしく。そういう関係でタグとかもあまり設定できない。あ、でも犬はたくさん登場すると思います犬好きなので。
わたし自身ハッピーエンドものしか書けてないのでそういう系の話になると思う。残酷描写とか性的描写とか書いたことないような作者なので、レイティング描写なんてあるわきゃないと思ってますがいちおう書き留めておきます。
~この物語はフィクションです。実在のあれこれとは関係ありませんし、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません~
ハイファンタジーとローファンタジーの違いってなんだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:00:00
442624文字
会話率:55%
わたしは製薬会社に勤める40歳の男。
若白髪が気になる独身男。
だから、髪を染めて、人生を変えようと思った。
それだけでなく、思い切って会社を辞めて、大学院に入学して、新たな道へ進もうと思った。
そんな時、吉祥寺の美容室で可愛い美容師と出会
った。
その瞬間、一目惚れをした。
初々しい姿に釘付けになった。
想いを募らせていると、幸運の女神が微笑んだ。
偶然の出会いを演出してくれたのだ。
その後、彼女の夢を知ったわたしは、なんとしても実現させてあげたいと思うようになった。
彼女のために人生を捧げる覚悟を決めた。
✧ ✧
私は美容師。
新米の美容師。
秋田から東京に出てきた美容師。
吉祥寺の店で働き始めた美容師。
最初は掃除と雑用しかさせてもらえなかった。
でも、シャンプーの試験に受かり、ヘアカラーやパーマの試験にも受かり、最後のカットの試験も合格して、お客様担当になることができた。
最初のお客様は若白髪の男性だった。
その人は会社を辞めて、大学院で学んで、MBA(経営学修士)を取ろうとしていた。
その前向きな姿に惹かれた。
その人と店の外で偶然出会い、付き合うようになって、人生が変わり始めた。
自分の店を持つ夢を果たしたくなったのだ。
私は彼と共に夢に向かって歩み始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 10:40:00
42645文字
会話率:21%
わたしはロシア人。
日本に住んでいるロシア人。
日本人の男性と結婚して、幸せに暮らしていたロシア人。
でも、プーチンと同じ血が流れているロシア人。
ロシアの軍人と同じ血が流れているロシア人。
それが許せない。
この体に流れている血が許せ
ない。
ウクライナ侵攻が始まった日から平穏ではいられなくなった。
じっとしていることはできなくなった。
このままではダメだと思った。
だから、夫に黙って日本を出た。
向かったのはトルコだった。
でも、それが最終目的地ではなかった。
わたしは戦地に飛び込み、ウクライナ人を助けるための活動を始めた。
✧ ✧
トランプ大統領の登場でウクライナ問題が予断を許さない状況に陥っています。領土返還と恒久平和の実現に赤信号が灯っています。それでも希望を捨てたくありません。心は常にウクライナの人々に寄り添っていたいと思います。ウクライナに一日も早く平和な日々が訪れますように!
✧ ✧
アルファポリス、ベリーズカフェ、ノベマでも公開しておりますが、こちらのものが最新編集版となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 13:40:00
144645文字
会話率:17%
街を焼き尽くした大火災。
炎の中、ハンター・カーニャが出会ったのは──“アミュア”に酷似した、影をまとう謎の少女だった。
「愛されたことがないから、奪えるのね」
その一言が、凍てついた時間を動かす。
やがて明らかになるのは、もう一つの“わた
し”の物語。
これは、孤独に染まりきった少女が、
それでももう一度、手をのばすまでの物語。
──『わたしがわたしになるとき』
すれ違った想いが、再び出会うまで折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 10:34:03
23255文字
会話率:18%
村が襲われ、すべてを失った少女ユアは、傷ついた心と体を抱えながら森の奥深くにたどり着く。そこで、ひっそりと佇む少女アミュアと出会う。彼女もまた、ただ静かに痛みを抱えていた。
異なる過去を背負う二人は、戸惑いながらも手を取り合い、“でこぼこ
コンビ”として共に歩み始める。街へ向かい、ハンターとしての第一歩を踏み出すことで、失われた日常と絆を取り戻そうとする。
傷ついた者同士がつなぐ小さな手と、そこから生まれる希望の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 23:03:00
171991文字
会話率:24%
女子と話せない少年ケビンが命を救ったのは、美少女に変身できる狐!?
「あなたがわたしのつがいよ♡」と迫ってくる押しかけ狐娘との、ドタバタラブコメ開幕!
※1~3話を毎日更新予定!
ケビン・スウィフトは、女子と話すのが超苦手。
見た目が悪い
わけじゃない。人気がないわけでもない。ただ、女子と喋ろうとすると脳がバグるだけだ。
……たぶん、見過ぎた少年ラブコメアニメのせいだろう。
そんなケビンの人生が、ある日を境に一変する。
命を救った一匹のキツネ――正体は、美少女に変身できる伝説の妖狐《キツネ》だった!
名前はリリアン。見た目はド直球のヒロイン系美少女。そして彼女は言った。
「あなたが、わたしのつがいなの♡」
こうして始まった、ケビンと押しかけ狐娘の甘々(ちょっぴりエッチ)な同棲生活!
女子に話しかけられない系男子 vs 猛アタック系ケモ耳ヒロイン!?
学校あり!恋あり!お色気あり!?な異種間ラブコメ、開幕!
※1~3話を毎日更新予定です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 09:50:00
36013文字
会話率:17%
最初は「カとクとヨとム」の方に書こうと思って設定しましたが〝小説家になろう〟の方に書きます。
【あらあらすじすじ】
「呪いを解いて欲しければ、現世界に追ってくるがいい」異世界の呪法師『ペイペイ』に呪いをかけられた戦士、銀座 円〈マドカ〉は
逃げた呪法師ペイペイを追って現世界に……そこで〝マドカ〟は戦士の格好のまま、学園生活を……
『ペイペイ』呪法師
幼女体型、顔の鼻梁を横切った縫合線。儂称
・仮設定呪法を使う時カンカンカンと赤と青の目点滅する〈目から光線〉
ピコピコ山戦士『銀座 円(マドカ)』
サイコロミニ分裂〈現世界人の父親から受け継いだ能力〉
※ピコピコの呪いをかけられる
聖女王女&蛮族王女 『ユーロ』
昼は聖女、夜は蛮族
聖女の癒しと回復の力は成功半々
※蛮族王女のジョブチェンジの呪いをかけられる
ガーディアンくっころ男女騎士『ドルドル』
★男の時に男に抱きしめられると女に
女の時に女に抱きしめられると男に
女モードになった時だけ、イスに座るとブーブークッションの音が尻から鳴る。
※ブーブーの呪い「わたしと一緒に屁をしませんか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 08:55:53
5004文字
会話率:37%
〔敵は南の厄災『食魔獣トンパ・トンパ』〕
アチの世界〔わたしたちがいる現世界〕にある『毒森メニューがない無愛想な創作料理店』でチーフ料理人を務める。
蛮族少女料理人【カリュード】
ファースト料理人で、美形の料理人【風紋】
セカンド料
理人で、紅い髪の炎の女子高校生料理人【炎樹】
サード料理人で、炎樹と同じ学校に通う【水犬〔すいけん〕】
彼らは、現世界と異世界〔コチの世界・異界大陸国レザリムス〕を、往復して美味しい異世界料理を今日も作る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 05:48:05
34125文字
会話率:41%
公爵家の婚約者には「運命の恋をした」と言われて、あっさり婚約破棄。
さらに家からも追放され、伯爵令嬢リーナは故郷と未来を同時に失った。
けれど、不思議と涙は出なかった。
心の奥に、もうひとつの記憶があったから。
それは前世、日本の惣菜店
で働いていた頃の記憶。
小料理屋を開く夢。
今世のわたしには、素材の本質を見抜く『鑑定』がある。
料理人としての情熱と、その魔法を手に、もう一度人生をあたためなおしていこう。
まずいと避けられていた魔物肉も、唐揚げにすれば驚きの美味しさに。
騎士団も、街の人々も、その味に笑顔を見せてくれる。
今日もアードベルの食卓に、笑顔をお届けします♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 08:41:47
252322文字
会話率:52%
英雄の娘、リーベ。
彼女は父の後を継いで冒険者になることなく、実家の食堂を手伝っていた。
食堂の看板娘として、人々に幸せな一時を提供することに彼女自身、幸せを感じており、なんの疑念も不満も抱いていなかった。
ある日、彼女は街中であるに
も関わらず魔物に襲われてしまう。
居合わせた冒険者の少年と共にこれを退けた彼女だが、それがさらなる事件の呼び水となってしまう。
魔物の脅威に怯える人々の姿に、彼女の心境は変化していく。
「英雄の娘であるわたしなら、みんなの希望になれるんじゃ」
そんな思い付きと共に、彼女の献身が始まるのだった。
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毎日更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 08:20:43
374185文字
会話率:55%
ある日、社会に疑問を持っていた主人公、安達翠憐(あだちすいれん)が社会のパワハラにて死んでしまい、そして転生したら知らない子に襲われてしまった。だけどその子は神でわたしが気になったらしい。そして翠憐と神はどういう経緯で神殺しの称号を手にする
のか……そして白と黒の存在とは一体どういう意味なのか。
作者のX↓(旧ツイッター)
@nekoconsta
作者のlit.link
https://lit.link/nekoconsta
感想・レビュー・誤字報告をくれたらどこかにいる匠が喜びます、よろしくお願いします。
(厳しい言葉OK)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 08:20:00
91023文字
会話率:68%
侯爵家の令嬢エレナ・トワインは王太子殿下の婚約者……のはずなのに、正式に発表されないまま月日が過ぎている。
王太子殿下も通う王立学園に入学して数日たったある日、階段から転げ落ちたエレナは、オタク女子高生だった恵玲奈の記憶を思い出す。
『えっ
? もしかしてわたし転生してる?』
でも肝心の転生先の作品もヒロインなのか悪役なのかモブなのかもわからない。エレナの記憶も恵玲奈の記憶も曖昧で、エレナの王太子殿下に対する一方的な恋心だけしか手がかりがない。
王太子殿下の発表されていない婚約者って、やっぱり悪役令嬢だから殿下の婚約者として正式に発表されてないの? このまま婚約者の座に固執して、断罪されたりしたらどうしよう!
『婚約者から妹としか思われてないと思い込んで悪役令嬢になる前に身をひこうとしている侯爵令嬢(転生者)』と『婚約者から兄としか思われていないと思い込んで自制している王太子様』の勘違いからすれ違いしたり、謀略に巻き込まれてすれ違いしたりするラブコメです。
長編の予定ですが、一話一話はさっくり読めるように短めです。
『アルファポリス』にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 08:03:01
497714文字
会話率:34%
「君を愛することはないから」
結婚式の夜わたしは彼にそう告げられた。
どう考えても、悲劇のヒロインはわたしなのに、どうして貴方が泣いているの?
ざっくり読める短編です。
場面が結婚式の夜なので念のためR-15にしています。
「アルファポ
リス」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 18:27:22
2322文字
会話率:23%
幼馴染で許嫁の彼は、大切な一人っ子として親から大変可愛がられて育った。
彼は幼い頃に体が弱かったため、あまり家も出ず、真っ白でぽっちゃりとした見た目から『白豚令息』なんて馬鹿にされていた。
でも、優しくて穏やかな彼をわたしは嫌いになれなかっ
た。
見た目が良くても嫌な性格の男性に嫁ぐよりも『白豚令息』と呼ばれる彼の元に嫁ぐ方がいい。
そう思っていたのに……
学校を修了した彼を迎えるために、乗合馬車の到着を待っていたら、彼の姿が見当たらない。
「貴方の婚約者である『白豚令息』はもういない」代わりに現れた精悍な騎士がわたしに告げた。
さっくり読める短編です。
※他のサイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 21:30:59
1423文字
会話率:15%
俺には小学校の低学年頃までよく遊んでいた女子がいた。名は白田桐香(しろた きりか)と言い、小太りながらも愛嬌のあるやつで、しばしば家に遊びに行ったり来られたりしていた。家は割とお金持ちで、いつもお高そうなおやつが出るので楽しみだった。
―
―で、中学年になる頃には自然と男は男、女は女で遊ぶようになり、女と遊ぶのはダッセーやつと言う空気が自然と出来上がる様になってくる。俺と白田も例外では無く、周りに囃されるのが嫌で俺は白田と少し距離を置くようになり、それとほぼ時を同じくしてあいつは『白ブタ』と呼ばれ容姿をイジられる事になる。
家は割と近所だから帰り道も一緒になる事も多かったにも関わらず、卒業迄の間まともに何かを話した記憶が無い。
そして、時は流れて俺・雨野五月(あめの さつき)は高校二年になる。白田とは中学も高校も違うけれど、たまに思い出して罪悪感に少しだけ胸が痛んだりもする。家は近いが卒業以来一度も見かけてはいない。
そんなある日、週二でバイトをしているコンビニに一人の少女が現れる。その日発売の漫画誌を買いに来たその少女は言った。『ここで働いてるんだ?』『五月くんでしょ?』『あ、もしかしてわたしの事覚えてない?』と。
「しっ白……田!?」
かつて白ブタと揶揄された少女は、スラリとした黒髪白肌の美少女へと成長していた。そして、彼女が手に持つ漫画誌の表紙は彼女がグラビアを飾っていた。
その日から白田は度々バイト先のコンビニを訪れる事になる。
罪悪感がブレーキを掛けながらも少しずつ進む、きっとスローペースな恋物語。
※過去に投稿した事のある作品ですが、アカウントを削除してしまったので再掲します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 08:00:00
126942文字
会話率:58%
「草履一枚から始まった、どえりゃーモテ期! 天下人のハーレム戦国ラブコメ、ここに開幕だがね!」
物語全体のあらすじ(名古屋弁バージョン)
わしの名前は、豊臣秀吉っちゅうんやけどな――
元はちんちくりんな百姓の息子、日吉
丸いうて、尾張の村で泥んこまみれで生きとったんだわ。
女にはモテんし、家は貧乏やし、親父は早よ死んでまって、母ちゃんと二人で必死に飯食うとった。
せやけどなあ、
「いつか、でっかい城に住んで、いっぺんに女三人くらい侍らせるんや!」
――そんなアホな夢、ほんまに叶えてまったんやて。
信長さまに草履温めて認められて、戦場では槍一本で大出世。
ねねと夫婦になって、茶々に惚れられて、気ぃついたら女に囲まれとるがね!
でもな、モテるっちゅうのはええことばっかやない。
女子(おなご)同士の争い、嫉妬、泣いたり怒ったり、そりゃあもう修羅場の連続よ。
「正室はわたしや!」とか「殿下、今夜は私と…」とか、やかましいわ!
それでも――
女の涙を背負って、戦に出て、世を治めて、人を救って、
わしは「天下人」って呼ばれるようになったんや。
けどなあ、
ほんとは今でも夢みたいだがね。
……だってわし、ただの草履持ちやったんやて?
これは、
貧乏村からのし上がった男が、恋と戦と女に振り回されながら、ほんでもって“モテまくってまう”
どえりゃあ一代記――
『天下取ったら、モテてまったがね!』
はじまり、はじまり~!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 08:00:00
170159文字
会話率:43%
目覚めた世界は――とある乙女ゲームの舞台――明治21年。絢爛豪華な豪邸の中で少女は気づく。
「わたしって悪役令嬢?」
用意された宿命は悲惨なれども、この島国の行く末はそれ以上の真っ暗闇。
日清戦争。日露戦争。そして世界大戦へ――その末
の破滅へとこの国は突き進む。
「救済ルートにしたって華族が解体されちゃ没落じゃない」
敗戦、それはゲームでは描かれないアフターストリー。つまり破滅か没落しか道がない。となれば歴史を改変するしかなくて――。
「ストーリー? 攻略対象? 知りませんよ!」
ゲームの舞台・華族学修館から逃げて陸軍士官学校へ。死に物狂いで運命に足掻く悪役令嬢は、現代知識を手に、小銃を肩に、航空部隊を背に、機甲師団を擁し、重武装お嬢様となって最前線へと飛び立つ。
滅亡必至の帝国を舞台に、破綻必至の悪役令嬢が織り成す壮烈無比なる破滅のマーチが、いま始まる。
【前作のリメイクです】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 07:20:00
399058文字
会話率:54%
異世界転生したら、“未来が見える力”をもった、になってた。
でも、ある日みてしまったの
『義理の妹に、毒を盛られて殺される未来』
しかも、義理の継母もグル⁉完全に詰んでる‼
未来を変える為、逃げるしか選択肢がない。ということで、逃亡の
スタート!
目指すは隣国。旅の目的は『お金稼ぎ』
鉱山の宝石で一発逆転を狙うわたしは、道中謎の美青年と出会うのだけど
この人、まさかの隣国の王子様⁉
しかも、見た目はクールなのに、超ウブでピュアすぎる!
逃亡と恋愛と、三角関係に推理に黒幕、予想外だらけの異世界生活!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 07:13:10
2385文字
会話率:32%
『誰もが恐れる冥王ハデスの妻ですが今日もモフモフ愛が止まりません~異世界で、人魚姫とか魔王の娘とか呼ばれていますが、わたしは魔族の家族が大好きなのでこれからも家族とプリンを食べて暮らします~その後の物語』の続編です。
冥王である父と、神の
娘である母の娘として産まれたカサブランカは五十歳。
人間の七、八歳くらいの大きさで成長が止まり、もう四十年が経った。
白に近い銀の髪に海のような青い瞳の美しい容姿の為、父親のハデスはあり得ないくらいの心配性になっていた。
母親であるペルセポネは『一日五十歩、歩きなさい』と世間一般的には激甘な事を言いながらも内心『あぁ……こんな事をさせて身体を壊すんじゃないか』と苦悩する日々を過ごしている。
ただただ子供達に激甘な両親と、ぐうたらしたい娘の物語……?
前作までの登場人物のその後も書かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 07:13:05
68344文字
会話率:63%
『異世界で、人魚姫とか魔王の娘とか呼ばれていますが、わたしは魔族の家族が大好きなのでこれからも家族とプリンを食べて暮らします。~ルゥと幸せの島~』
の続編です。
群馬県から異世界転移してきた月海が聖女の体に憑依して、魔王の娘として魔族に
育てられながら成長していく物語のその後を書いたものです。
~あらすじ~
神の娘の魂をもつ人間の聖女のルゥはペルセポネの体を取り戻し天族になった。冥界にも天界にも入れるようになったペルセポネは、数千年の時を経て愛しい夫のハデスと共に暮らせるようになった。
色々あって『幸せの島』『天界』『冥界』で一日の三分の一ずつを過ごす事になったペルセポネはそれぞれの国の厄介事に巻き込まれる事になる。
困った事にペルセポネは、ルゥを遥かに上回るモフモフへの変態的な愛情の持ち主だった。
一時間モフモフに触れないでいると禁断症状が現れる体質のペルセポネは、数千年前までずっと側にいてくれたモフモフの『カーバンクル』を探す事になる。
カーバンクルが見つかるまでは三つの世界でそれぞれ触らせてくれるモフモフ達が必要になる。
~地上では~
ヒヨコの姿の元堕天使ベリアルとの壮絶な『吸う吸われない』の心理戦が繰り広げられる。
そして恐ろしい生き物のはずの魔族を撫で回し、ペルセポネの通った跡には恍惚とした表情の魔族達がゴロゴロと転がっている。
~天界では~
地上にはいなかった聖獣を神の娘という立場を利用し吸いまくり、モフモフパラダイス状態。
~冥界では~
最高の毛並みのケルベロスと、毛玉の姿になってくれるハデスに大興奮! 吸われる事に快感を覚えた『誰もが恐れる冥王ハデス』の毛玉のしっぽは今日も絶好調に揺れ動く!?
もう誰にもペルセポネのモフモフ愛は止められない!
一刻も早く『カーバンクル』を見つけなければ、ペルセポネの禁断症状が……いや、冥王ハデスの嫉妬でモフモフ達(特にベリアル)に命の危機が!
相変わらず賑やかでドタバタの日常を送るペルセポネ達の物語です。
毎日1~2回投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 07:26:36
1946597文字
会話率:50%
優しかった母親が亡くなり、父親が再婚して五年が経った。
わたしは毎日のように義理の母親に殴られ父親には無視され続けている。
そんなある日、立派な馬車に乗った男が現れてこの生き地獄から抜け出そうと言い出した。
馬車に乗り込むと男がわたしを聖女
だと言い始める。
男の態度に恐怖を感じたわたしが馬車から逃げ出そうとすると男が豹変し、足を斬りつけてきた。
もう逃げられないと震えていると、そこに優しい魔族が現れて……
本当の悪は魔族なのか人なのか。
家族の愛を求める少女と家族を愛し続けてきた魔族との物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 09:45:59
9048文字
会話率:59%
わたしは姫である。名前はない。
とある名無しの傭兵少女と、その異父姉の姫レア、そして女同士でありながらレアと契約を交わし結婚した隣国王女ユーリの物語である。
主人公の少女には名前がない。
北大陸の南海ミルフィリアの海賊船で生まれた者は生
まれつき名前を持たぬのだ。
彼女は十二歳。彼女の父アルバスは弱国イグルスの第二王子である。父娘は長らく大陸を放浪していたが、アルバスが川魚で中毒を起こしたので療養のためイグルスに出戻った。
少女は王都で異父姉レア姫と出会う。
毒花の名をもつレアは美しく賢いが、宮廷と折り合いが悪く鬱屈している。軍を指揮して国を導きたいと努力しているが報われず、娘連れで帰郷したアルバスに立場を奪われ、国王の命令で北国ホルクスのユーリ王女に嫁ぐように命じられた。
姫君が姫君に嫁ぐ同性婚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 07:10:00
31799文字
会話率:36%
人に愛娘の面影を求めた女神によって選ばれたと信じられている少女たち。彼女たちはかつての娘たち同様”女神の侍女”と呼ばれ、数年の間魔術で説明できない不思議な力を得る。 主人公はそんな”女神の侍女”であるにも関わらず、不思議な力を使うことのでき
ない少女。そんな彼女が思い出を積み重ねたり、困難を乗り越えたり、芽生えた想いに戸惑ったりする物語。
素直で人懐っこい女の子とクールになりきれない男の子がなんだかんだでイチャイチャする話です。
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作品に含まれる要素について
残酷な描写:他者の手による負傷
ガールズラブ:サブキャラクターによる恋愛感情の匂わせ
程度の描写をそれぞれ想定しています。
他での掲載について
自サイトにて掲載している作品を再構成したものです。
また、後日自サイトに掲載する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 06:32:55
28236文字
会話率:43%