「悪いが、僕は君のことを愛していないんだ」
結婚式の夜、二人きりの中。
私の夫となった人。アスタリア帝国第一皇子ルイス・ド・アスタリアはそう私に言い放った。
(まぁ…当然でしょうね。)
別に、その言葉に私が驚くことは無かった。
私たちの結婚は、お互いを愛し、結ばれたものではない。
親同士が決めた政略結婚の関係。
だから愛していないと言われても、そりゃそうよね。としか思わない。
彼は、皇后の直々の息子ではなく側室の息子。
継承争いで皇后から命を狙われている身。
皇后からの命令で、結婚式から十日後には皇后の命令で戦地へと送られる。生きて帰ってこれるかどうかも分からない。
そんな男に愛されても、迷惑な話よ。
戦地へと向かった夫を想い、涙を流すわけでもなく。
私は可哀想な皇子妃として、中々に皇宮暮らしを楽しませていただいていた。
そんなある日、メイドの一人が夫に手紙を出せと言い出してきた。
不満はいくつもあったが、一応は皇子妃として良い暮らしをさせてもらっている身。
きっと私を愛していない夫はこの手紙を読むことは無いだろう。
そう思い、普段の不満の手紙、煽りの手紙に書きだしてみた。
皇后からの嫌がらせ、無関心な皇帝陛下、変に付きまとってくる第二皇子。
それがまさか、彼から手紙が返ってくるなんて…!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 02:06:17
22164文字
会話率:31%
王国に嫁いできた皇女・リン。
絹糸のように艶のある黒髪に、赤子のようなきめ細やかな肌、桜が咲いたように色づく頬に、整った目鼻立ち。
リンが生まれ持った容姿は、幼少期から不必要に周りの人間を魅了してきた。
政略結婚の相手が変態であったなら、力
で捻じ伏せようと考えていたけれど、夫となった王弟・アルフォンスは結婚式の夜「君を異性として見ることは出来ない」と告げてきてーーー。
男前な箱入り皇女×貴族嫌いな訳アリ王弟の、逆転溺愛ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 12:10:00
1470文字
会話率:32%
結婚式の夜、クレアは夫でありファルマン伯爵家嫡子のルパートに「真に愛する人」の存在を告げられる。母親が選んだ伯爵令嬢クレアを妻に、元からの恋人である男爵令嬢アンジェリカを愛人にする気で話を進めるルパートに、クレアは驚くべき提案をしてみせる。
それはクレアとルパート、そしてアンジェリカが三年間の「白い結婚」をするというもので──?!
元サヤなしざまぁあり、ラブ要素薄めですが一応ハッピーエンドものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 11:05:08
8529文字
会話率:50%
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は
彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 19:46:09
35531文字
会話率:22%
オールディス侯爵家の娘ティファナは、王太子の婚約者となるべく厳しい教育を耐え抜いてきたが、残念ながら王太子は別の令嬢との婚約が決まってしまった。
その後ティファナは、ヘイワード公爵家のラウルと婚約する。
しかし幼い頃からの顔見知りであ
るにも関わらず、馬が合わずになかなか親しくなれない二人。いつまでもよそよそしいラウルではあったが、それでもティファナは努力し、どうにかラウルとの距離を縮めていった。
ようやく婚約者らしくなれたと思ったものの、結婚式当日のラウルの様子がおかしい。ティファナに対して突然冷たい態度をとるそっけない彼に疑問を抱きつつも、式は滞りなく終了。しかしその夜、初夜を迎えるはずの寝室で、ラウルはティファナを冷たい目で睨みつけ、こう言った。「この結婚は白い結婚だ。私が君と寝室を共にすることはない。互いの両親が他界するまでの辛抱だと思って、この表面上の結婚生活を乗り切るつもりでいる。時が来れば、離縁しよう」
一体なぜラウルが豹変してしまったのか分からず、悩み続けるティファナ。そんなティファナを心配するそぶりを見せる義妹のサリア。やがてティファナはサリアから衝撃的な事実を知らされることになる──────
※※腹立つ登場人物だらけになっております。溺愛ハッピーエンドを迎えますが、それまでがドロドロ愛憎劇風です。心に優しい物語では決してありませんので、苦手な方はご遠慮ください。
※※不貞行為の描写があります※※
※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 12:27:32
168351文字
会話率:41%
「白い結婚じゃなくて、赤い結婚って訳ねぇ」
くすくすと自分を嘲る声にユミーリアは絶望した。
ユミーリアは結婚式を明日に控えた夜、自分の婚約者であるダミアンと継母のクリスティナの不貞、そして結婚式の夜に自分を殺して財産を奪い取る計画を知ってし
まう。裏切りに絶望したユミーリアは家を飛び出して結婚式の会場である教会に保護を求めるが、その相談を受けた若き伯爵・アルフレッドは結婚式を予定通り執り行い、その上で断罪ショーにすりかえることを提案してきて……。
※そんなに過激じゃないハピエンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 13:46:23
8014文字
会話率:53%
帝国最強の闇術士の結婚式の夜のお話です。ラブラブです。ハッピーです。二人の結婚を祝って深夜のテンションで書いてしまいました。
そう言えば、本編に二人の結婚式のエピソードは出てこないのです。なんか野暮なので書かないで置いたのです。でも、本編を
最新話まで読んでくださっている方へ感謝を込めて書いてしまいました…。本編第3.1部といったところです。こんなもん、おおやけにしないでくれ…!と言う方がいたら、お叱りのご連絡ください。すぐに削除させていただきます(笑)
本編を読んでいない方は、オチから始まる物語と思って、こちらをお読みになってから本編へどうぞ。
本編、一事が万事こんな雰囲気です。
読みたくなってきたでしょう……?笑
新しいお話を書くのは久しぶりです。
こんな感じのお話なら、延々と書くことが出来そうな滝川です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 08:06:29
2908文字
会話率:39%
伯爵夫人になったばかりのコレットは、結婚式の夜に頭を打って倒れてしまう。
目が覚めた後に思い出したのは、
この世界が前世で少しだけ読んだことのある小説の世界で、
今の自分、コレットはいずれ夫に離縁される予定の伯爵夫人という事実だった。
(詰んだ!)
そう。だってこの小説は、
若き伯爵、カイザルにはずっと妻にしたいと願うほどの好きな女性がいて、
伯爵夫人となったコレットはその事実を初夜になって初めて聞かされ、
自分が爵位継承の為だけのお飾り妻として娶られたこと、
カイザルがいずれ離縁するつもりでいることを知る───……
というストーリー……
───だったはず、よね?
(どうしよう……私、この話の結末を知らないわ!)
離縁っていつなの? その後の自分はどうなるの!?
もう、結婚しちゃったじゃないの!
(どうせ、捨てられるなら好きに生きてもいい?)
そうして始まった転生者のはずなのに全く未来が分からない、
離縁される予定のコレットの伯爵夫人生活は───……
✿.アルファポリス様にて投稿・完結済✿.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 22:30:00
71774文字
会話率:42%
結婚式の夜に起きた、青年と少女のアレコレ。
キーワード:
最終更新:2024-07-14 02:12:49
1206文字
会話率:13%
結婚式の夜。彼は言った。
「僕はキミを愛することはない」
ソファに座る、彼女は言った。
「あなたは今現在、意識不明の重体として、病院にいます」
三話完結です。
最終更新:2024-06-21 18:00:00
12960文字
会話率:38%
伯爵のセブランは男爵令嬢のリイナと結婚した。結婚式の夜、リイナはセブランの為に紅茶を淹れたのだが…。
※作者は貴族文化、紅茶に詳しい訳ではありません。おかしな点も多々あると思いますがご了承下さい。
最終更新:2024-05-19 15:17:06
10043文字
会話率:48%
「ラテスカ嬢。君には申し訳ないが、私は初恋の人が忘れられない。私が理不尽な要求をしていることはわかっているが、この気持ちに整理がつくまで白い結婚としてほしい。こちらが契約書だ」
「かしこまりました。クフィーダ様。一つだけお願いしてもよろし
ゅうございますか? 私、推し活がしたいんです! それは許してくださいますね。」
「え?」
「え?」
結婚式の夜。
これが私たち夫婦の最初の会話だった。
★注意書き★
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。
☆ゆるっふわっ設定です。
☆アルファポリス様にも投稿しています
☆3話完結です。(3月9日0時、6時、12時に更新です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 12:00:00
15590文字
会話率:28%
「申し訳ないが、僕が君を愛することはない」
結婚式の夜、いわゆる初夜を迎えるという時に、私の部屋同士が繋がっている扉から現れた夫になったばかりの人は、少しも申し訳ないと思っていない顔でそう言った。
テイラー伯爵家の嫡男ロベルトには、真実の愛
で結ばれた恋人がいる。
ならばなぜ私と結婚したのかというと、そこには複雑な事情があった。
そして二年後、約束通り離縁の手続きをしようとするとロベルトは私と本当に夫婦になりたいと言った。
今さら何を言い出すのだろうか。
私の弁護士としてシュバルツ公爵家の次男であるラファエルがやってきて、ロベルトの愚かな言動を遮った。
初恋に決別し、前を向く決心をした私の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 10:02:51
9561文字
会話率:22%
どうやら、夫には愛人がいるらしい。おまけに、愛人の子供を私の子供として偽るつもりとか。
裏切りに気がついた私であったが、実家に頼ることもできずに窮地に追いやられてしまった。
こうなったら、古い友人を頼るしかない。国王と結婚して王妃になった友
人を。
友人に相談した私は彼女の提案に乗って、夫の望み通りに『愛人』になることにした。
もちろん、相手は夫ではない。この国で誰よりも尊い御方……国王陛下の愛人に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 18:34:57
8590文字
会話率:38%
「君を愛することはないから」
結婚式の夜わたしは彼にそう告げられた。
どう考えても、悲劇のヒロインはわたしなのに、どうして貴方が泣いているの?
ざっくり読める短編です。
場面が結婚式の夜なので念のためR-15にしています。
「アルファポ
リス」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 18:27:22
2322文字
会話率:23%
十五歳でヴェルヘルミーナ・カムは白鷺伯爵家に嫁いだが、十年経った現在は紅楓子爵未亡人である。
そして、彼女には夫殺しという不穏な肩書きも付いている。
なぜならば、最初の白鷺伯爵が結婚式の夜に急死したのを筆頭に、彼女と結婚あるいは婚約、もしく
は求婚しただけの男性が、次々に急死してしまったからである。
しかしその不幸の代りとして、彼女がお金持ちになれたことも事実なのだ。
だからこそ彼女は不名誉な呼び名を粛々と受け入れて静かに生活していた。
とある夢を持つまでは。
「子供が欲しいわ!」
ぼやいた彼女に対し、彼女の侍女は微笑みながら一人の男性の名前を囁いた。
王を守る際に大怪我をし、その功績により男爵位を与えられて騎士を引退したというアーロ・シーララ。
「殺しても死なないらしいですよ?いかがですか?」
※残虐要素タグは保険です。ほのぼのいきたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 16:42:03
105688文字
会話率:40%
国と国の関係強化のための礎と言えば聞こえは良いが、裏を返せば彼女は単なる道具と思われていた。
どちらの国も彼女を自分達の都合のいいように扱うばかり。容易周到に計画した彼女は、盛大に復讐することにした。
途中過激な表現があります。ご注意くださ
い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 07:00:00
4561文字
会話率:5%
17歳になったと同時に年上の伯爵と結婚した公爵令嬢のレジーナ。
結婚式の夜に夫となったエドガーから投げかけられた言葉は『君と夫婦になるつもりはない』という、世間でよく聞く例のセリフ……。
それをまたと無い人生の大舞台だと捉えたマイペースな公
爵令嬢と、どうしても結婚に納得が出来ずに空回りする旦那様が、自分たちの結婚の持つ本当の意味を知り、ゆっくりと夫婦になっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 17:52:10
195174文字
会話率:47%
「嫌よ、触れないで!!」
結婚式の夜、大金で買われた花嫁ローザリンデは花婿レオナルドを拒んだ。
彼女には前世の記憶があり、その人生で夫レオナルドにより殺されている。生まれた我が子を抱くことも許されず、離れで一人寂しく死んだ。その過去を覚
えたまま、私は結婚式の最中に戻っていた。
愛していないなら、私に触れないで。あなたは私を殺したのよ。この世に神様なんていなかったのだわ。こんな過酷な過去に私を戻したんだもの。嘆く私は知らなかった。記憶を持って戻ったのは、私だけではなかったのだと――。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 22:00:00
146498文字
会話率:43%
【本編2/23完結】
「結婚してください!」と勇者になったばかりの少年エリアスに求婚され、聖女サリタは困惑する。何しろ、枯れ専サリタは年下の男に興味がないのだ。
しかし、エリアスは顔を合わせるたびに求婚してくる。何度断られてもめげないエリア
スに辟易したサリタは、適齢期を過ぎた頃に高齢の男と結婚して「聖女」を辞めてしまう。
結婚から半年後、未亡人となった先代聖女サリタはまたも勇者エリアスからの熱烈な求婚を受けることになる。しかし、結婚式の夜のエリアスのとある「やらかし」により、サリタは絶対に彼とは結婚しないと決めていた。
「結婚して!」と追いかける勇者エリアスと、「お断りします!」と国中を逃げ回りながら再婚相手を探す先代聖女サリタ。
追いかけっこをしながら、いつしかサリタもエリアスに絆され――たりはしない。普通に逃げる。めっちゃ逃げる。とにかく逃げる。聖女を巡る陰謀に巻き込まれながら、サリタは死ぬ気で逃げる。
執着系ストーカー勇者(ヤンデレ風味)の溺愛包囲網と、逃げ足の速い先代聖女の逃走劇(ミステリ仕立て)。
男色家が出ます。かわいそうな死に方をする人がいます。犯罪者が多めです。ざまぁ(因果応報)もあります。詳細な描写はありませんが、苦手なものがある方はお気をつけください。
アルファポリスでも同時公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 20:00:00
108377文字
会話率:56%