レベル1の女商人アリアは、勇者アベルの仲間であり、恋人……のはずだった。それなのに、連れて来られた辺境で朝目が覚めたら、彼はベッドの隣どころか、村から荷物と他の仲間と共に消えていた。「さよなら」の置手紙一つすら残さずに。
しかも、その村は
脱出不能の開拓村。法律など存在せず、弱肉強食が是とされる世界。力がないアリアも当然、村人たちにとっては獲物であり……。
だから、アリアは復讐を誓う。置き去りにしたクソ勇者に……自分に理不尽な思いをさせたすべてに!!
やがて、金と仲間を手に入れたアリアは復讐に動き出す。だが、それは単なる復讐劇に留まらず、世界を巻き込み、理を変えていくのだが……。
※本作はカクヨムで連載していました「置き去りにされた女商人は、復讐を誓う」の内容を転載したものです。今のところは、話の大筋を変える予定はありません。
※毎日、3話ずつ投稿する予定です。(投稿時刻は、12:00、17:20、20:40)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:40:00
565057文字
会話率:50%
時は江戸時代初期の1624年。かつての天下人、豊臣秀吉の妻・北政所寧々は、一族が死に絶えた中で、孤独な死を迎えた。
どうしてこんなことになったのか。栄耀栄華を味わうことが本当に欲しかった幸せだったのか。そして、最後の瞬間に出した結論は、「も
う天下人の妻はこりごりだ」ということだった。しかし、死を迎えたはずの寧々は、どういうわけか過去に戻っていて‥‥‥。
ゆえに、彼女は決める。同じ人生は決して歩まないと。
こうして、秀吉の求婚を拒絶し、二週目の人生を歩み始めた彼女は、今度こそ本当の幸せを探すべく、別の道を歩み始めるのだった‥‥‥。
※本作はカクヨムで掲載中の同名作品から一部記載を修正、及び小説家になろう向けに補正したものとなります。話の大筋は変わりません。
※公開初日の7/19(金)は、プロローグを12:10、第1話から第5話を17:10から1時間間隔で公開します。
※7/20(土)~31(水)までは、10:10、12:10、15:10、18:10、21:10にそれぞれ1話ずつ公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 21:10:00
1857492文字
会話率:57%
王宮の広間は、冷え切った空気に満ちていた。
玉座の前にひとり、少女が|跪い《ひざまず》ていた。
エリーゼ=アルセリア。
目の前に立つのは、王国第一王子、シャルル=レインハルト。
「─エリーゼ=アルセリア。貴様との婚約は、ここに破棄す
る」
「……なぜ、ですか……?」
声が震える。
彼女の問いに、王子は冷然と答えた。
「貴様が、カリーナ嬢をいじめたからだ」
「そ、そんな……! 私が、姉様を、いじめた……?」
「カリーナ嬢からすべて聞いている。お前は陰湿な手段で彼女を苦しめ、王家の威信をも|貶めた《おとし》さらに、王家に対する謀反を企てているとか」
広間にざわめきが広がる。
──すべて、仕組まれていたのだ。
「私は、姉様にも王家にも……そんなこと……していません……!」
必死に訴えるエリーゼの声は、虚しく広間に消えた。
「黙れ!」
シャルルの一喝が、広間に響き渡る。
「貴様のような下劣な女を、王家に迎え入れるわけにはいかぬ」
広間は、再び深い静寂に沈んだ。
「よって、貴様との婚約は破棄。さらに──」
王子は、無慈悲に言葉を重ねた。
「国外追放を命じる」
その宣告に、エリーゼの膝が崩れた。
「そ、そんな……!」
桃色の髪が広間に広がる。
必死にすがろうとするも、誰も助けようとはしなかった。
「王の不在時に|謀反《むほん》を企てる不届き者など不要。王国のためにもな」
シャルルの隣で、カリーナがくすりと笑った。
まるで、エリーゼの絶望を甘美な蜜のように味わうかのように。
なぜ。
なぜ、こんなことに──。
エリーゼは、震える指で自らの胸を掴む。
彼女はただ、幼い頃から姉に憧れ、姉に尽くし、姉を支えようとしていただけだったのに。
それが裏切りで返され、今、すべてを失おうとしている。
兵士たちが進み出る。
無骨な手で、エリーゼの両手を後ろ手に縛り上げた。
「離して、ください……っ」
必死に抵抗するも、力は弱い。。
誰も助けない。エリーゼは、見た。
カリーナが、微笑みながらシャルルに腕を絡め、勝者の顔でこちらを見下ろしているのを。
──すべては、最初から、こうなるよう仕組まれていたのだ。
重い扉が開かれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:40:00
125337文字
会話率:33%
魔法学院最後の一幕
ネーデラ王国魔法学院の広場には、卒業生たちの笑顔が溢れていた。その中央で、ひとつだけ異様な空気が漂っていた。
「これ以上、婚約関係を続けるつもりはない。悪いが、今日で終わりだ」
その言葉に、会場の空気が凍りついた。
「なに言ってるの?」
ロッテ伯爵令嬢。理知的な眼鏡越しに目を見開いていた。彼女の横に立つのは、かつての婚約者ハーグ。式典の途中、突然の婚約破棄宣言だった。
「俺様、もうアインと付き合ってる。あいつの方が魅力的さ」
そう言って彼が肩を抱いたのは、ピンクの髪を軽やかに揺らした少女。アイン。男爵家の令嬢。にやりと笑って言う。
「だってぇ、ロッテってお堅いん。男の人、楽しませなきゃ♡」
「一年後に、結婚って」
「気が変わったんだよ。俺様のせいにすんな」
「やめて」
振り返り、駆け出した。銀髪が宙に舞い、ドレスの裾が風を切る。群衆の視線を引き裂くように、ロッテは会場から飛び出して。
誰かに思い切りぶつかった。
「あっ、だ、大丈夫ですか?」
低く、どこか気の弱そうな声。ぶつかった相手は、金髪に分厚い眼鏡をかけたマルセルだった。物静かで目立たない、けれど学院でも知る人ぞ知る天才魔術師。実は隣国の伯爵家の三男だ。
「ご、ごめんなさい。いま、わたしっ」
「足をひねったみたいですね。すぐに医務室に」
「ダメ、式場に戻るなんていやなの」
「わかった。外に出ましょう。ボクが支えますから」
学院の門を抜けると、夕暮れが街を金色に染めていた。ロッテの歩幅に合わせて、マルセルはゆっくりと歩いた。街角に立つ、木造の看板。その文字がマルセルの視界に飛び込んだ。
魔酒とハーブの宿酒場
マルセルが小さく喉を鳴らした。無意識に、口元がゆるむ。彼の頬がわずかに赤くなる。
「飲みたいの?」
ロッテがふと、尋ねた。マルセルは慌てて視線を逸らした。
「い、いえっ、そんなことは!た、ただ、ちょっと看板が……気になっただけで!」
「ふふ。いいよ、わたし、おごってあげる」
「えっ?」
「わたしも今日はボロボロになって飲みたい気分なの。だから、付き合ってよ。先に酔いつぶれたら許さないから」
「は、はい!」
チリン、と澄んだ鈴の音が鳴った。夕暮れと、木の香りと、ほんのりと漂うハーブ酒の香りが、彼らを迎え入れた。
不思議な二人の、忘れられない夜が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 12:10:00
61615文字
会話率:44%
カールは学園の卒業式を終え、心の中で晴れやかな気持ちを抱えていた。長年の努力が実を結び、婚約者リリスとの結婚式の日が近づいていたからだ。しかし、その期待は一瞬で裏切られた。
「カール、私たちの婚約は解消するわ。」
リリスの冷たい声がカ
ールの耳に響いた。周囲の生徒たちがざわめく中、リリスは冷徹な目で彼を見つめ、婿養子先として選んだのは、他の家の美しい子爵家のダンガーだった。
カールはその瞬間、胸に重い衝撃を感じた。だが、それ以上に、心の中で何かが揺らぐのを感じた。自分は一体何者なのか、この世界のことはどうしても忘れられない、という感覚が、まるで記憶の底から押し寄せてきた。
そして、その瞬間、過去の記憶が一気に甦った。
「そうか…俺は過労で死んだんだ。」
彼は呟いた。過去の現代での生活、無理をして働き続けた結果、命を落としたこと。その死が、まさにこの世界への転生の原因であったのだと気づいた。
「今度こそ、無駄に死ぬわけにはいかない。」
カールは立ち上がり、婚約破棄の現実に打ちひしがれながらも、心の中で新たな決意を固めた。過去の無駄な労働に囚われることなく、この世界で新しい人生を生きるべきだと。
追放と新たな発見
カールの異世界での記憶が完全に戻ったことで、伯爵家からはさらに厳しい処遇が下された。追放されたカールは、家族との絆を完全に断たれ、辺境の村でひっそりと暮らすことを余儀なくされた。しかし、追放されることは、ある意味彼にとっての新しいチャンスだった。
「これで自由だ。」
カールは、冷徹に自分を追放した伯爵家に対して、怒りよりも安堵を感じていた。彼は異世界の知識を駆使して、どこででも生きていける自信を持っていたからだ。
いまこそ、カールの婚約破棄から始まる追放生活は始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:20:00
273042文字
会話率:36%
東郷成平18歳。自他ともに認める歴史大好き高校生。ある日、〇立〇学博物館の展示説明にも書いてある暗黒物質(ダークマター)検出実験の事故に巻き込まれ、精神が他の宇宙の似て非なる地球に跳ばされる。その地球はダークマターやダークエネルギーによっ
て魔法が使える世界だった。大絶滅から生き延び進化した恐竜もいる。そんな世界で成平は新たな命を得て、たくましく生きていく。
えっ、元軍みたいのが攻めてくるんですけど。えっ、魔法が発動する条件があまりにも恥ずかしいんですけど。
果たして成平は歴史の知識は使えるのだろうか。
R15は一応保険です。
10話くらいまで状況説明、そこから争いへとなっていくと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:40:00
3698文字
会話率:79%
一家4人で乙女ゲームの世界へ転生した盤倉家。中世的な世界の中で、主人公は自分が悪役令嬢と呼ばれる者に転生した事を悟る。他の3人は無事だろうかと心配するが、ほぼ全員が事件に巻き込まれていた――。
ヒロインはどうやらパパのようです!ちょっとは大
人しくできないの!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:39:26
472647文字
会話率:45%
誰だろうかの察しはついているだろう。
キーワード:
最終更新:2025-06-20 20:38:55
665文字
会話率:0%
山中にある小さな集落に住む少女、ハルカとミズキ。彼女らはある夏に平和な日常を過ごしていた。
しかし、日ソ開戦の様子が報道される。二人の日常はどうなってしまうのだろうか。
最終更新:2025-03-23 22:31:01
5728文字
会話率:55%
年齢制限に達した勾芒帝尊は帝の後を必要とし、深海に隠れて修行してきた女妖鏡風は自分の法術の夢を実現するためにもっと多くの資源を必要としている。それぞれ必要な二人は一緒に歩けるのか?三界の外に多く出てきたその世界は誰が作ったのか。それは存在す
べきですか。あるいは、世界はもともと誰かのものであるべきなのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:35:26
159883文字
会話率:50%
この世界では、15歳になると神から「天恵」という特殊な力が与えられる。古き時代より人々はこの力で、人生を謳歌したり世界を発展させたりしていた……らしい。
そんな古臭い話、今の時代じゃ誰も口にしない。天恵なんてマユツバな代物、誰も欲しない。
知ろうともしない。考えてみりゃ当然だ。自分の思い通りのものかどうかも分からないのにわざわざ高い金を払ってお告げをもらおうなんて、誰も考えない。少なくとも、俺の暮らすこの街では。恵神も天恵も、もはや完全に昔の伝説に過ぎない。俺の周りにも誰もいない。「天恵」を得た人間なんてのは。
世界も俺も誰もかも、天からの恵みなんて忘れている。今はそんな時代。だけど、俺は知らなかった。まさか天恵で、俺の人生が大きく変わる事になるなんて。
俺の名はトラン・マグポット。
19歳の誕生日を機に、俺の運命は動き始める。そう、あいつと一緒に。
ようこそ俺たちの店へ。 これは天恵を告げる、神託師の物語。
※スマホの方は「1行16文字」の設定でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:33:41
1325643文字
会話率:27%
人里離れた丘の上に、その屋敷は静かに佇んでいた。
導かれるかのように足を踏み入れた『私』を待っていたのは、屋敷の壁、床、空気に、まるで染み付いたかのように響く、無数の「声」だった。
それは、かつてここに生きた人々の、喜び、怒り、そして耐え難
い悲しみ――決して消えることなく、屋敷そのものが記憶として刻みつけた「人の強い思い」の響き。入り混じる様々な時代の声は『私』を惑わせるが、奥深くから響く、哀しいすすり泣きの声だけが、なぜか『私』の心を掴んで離さない。その声に、屋敷の隠された謎を解く鍵があるように感じられた。
哀しい声に導かれ、屋敷の探索を始めた『私』は、古びた部屋で一通の手紙を発見する。埃を被った手紙は、屋敷の奥に眠る、深い「思い」の片鱗に触れる、最初の手がかりだった。
手紙と、屋敷の声に隠された過去の断片。それらを繋ぎ合わせようとするほど、屋敷の記憶は複雑に絡み合い、謎は深まるばかり。この屋敷は一体、どのような「思い」を抱え、何を隠しているのか――。そして、『私』は、その謎の全てを知ることができるのだろうか。
声に導かれた『私』の、屋敷の記憶を辿る物語が、今始まる。
カクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:30:00
128078文字
会話率:20%
時は戦国、本能寺の変! 燃え盛る炎の中、主君・織田信長は死んだ……はずだった! 京に駆けつけた羽柴秀吉が焼け跡で発見したのは、奇跡的に生きていた信長――しかしその姿は、なぜか絶世の美少女(しかも強力なケモノかアヤカシの類らしい)に変わってい
た!? 「よいかサル、儂が生きていることは誰にも漏らすな。そして儂の代わりに天下を獲れ! この儂が、影から導いてやろうぞ!」 かくして、元(?)主君である信長(少女・人外)を秘密裏に匿いながら、秀吉の波乱万丈な天下取りが始まる! 立ちはだかるは、怪力無双の鬼娘・柴田勝家、槍術無双の犬耳少女・前田利家、知略巡らす妖狐・明智光秀、そして虎視眈々と天下を狙う狸娘・徳川家康!? 個性豊かすぎるケモミミ&あやかし美少女武将たちを相手に、秀吉は知恵と度胸(と、時々炸裂する信長少女のチートパワー)で乱世を駆け上がる! サルと呼ばれた男の、成り上がり戦国ファンタジー絵巻!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:30:00
24037文字
会話率:40%
ごく普通の大学生、俺・健太(ケンタ)が雨の日に拾ったのは、手のひらサイズの小さな子猫…と思いきや、なんと異世界からやってきた猫獣人の王女様・ルナだった! 「わ、妾を助けてくれたお礼に、お主を騎士にしてやろう!」 生意気だけど憎めないルナとの
同居生活が始まった矢先、彼女を追って犬獣人の元気娘、狐獣人のクールビューティーなど、個性豊かなケモミミ少女たちが次々と俺のアパートに転がり込んでくる! 「ここがルナ様の新しいお城ですか!?」 「人間界の文化、興味深いですね…」 気づけば俺の部屋はモフモフな女の子たちの楽園状態に!? 元の世界に帰る方法を探しながら、ドタバタだけど甘くて賑やかな毎日が始まる! ちょっとHなハプニングも満載!?な、異世界交流ラブコメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 20:30:00
39986文字
会話率:35%
※YouTubeにて、外伝≪歌姫令嬢戦記≫を投稿中!!
本編読まなくても読めます!!
小説家になろうにて掲載中の
【白銀少女戦記】の外伝を
漫画で書きました!
※チャンネルから、1話以降が見れます!
≪1話≫URL↓
https
://youtu.be/Rn2eRExTqP0
結城斎太郎YouTubeチャンネル↓
https://www.youtube.com/channel/UCACEZ1lwCw8SCUFHmLh-VuQ
家庭の理由上、東京にある国営のアパートに独り暮らしをしている、小学6年生の少女、沢城彩陽。
彩陽はコンビニで公共料金の支払いを追えた後、アパートの自分の部屋の前で待っている友達と遊ぶことになったのだが、帰路の途中………路地裏に不思議な黒い浮遊する物体を発見する。
興味本位で近付き、触れてしまった彩陽。
触れたことで、黒い物体の様子が変わり、そして″謎の男の声″まで聞こえたのだ。
焦る彩陽に構うことなく、その声は″とある場所″へと導くこととなる。
ーーーーそこは、ヴァルドヘイム。エルフ達が住む異世界であった。
ー ー ー ー ー
カクヨムにも掲載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:30:00
28872925文字
会話率:51%
※注意※
この作品では、主人公がよく死にます。自殺・事故・エトセトラ。
そういった表現が苦手な方は、避けていただきますようお願い申し上げます。
いくら避けたところで俺がブサイクなのは避けようがない事実である。
そう、ブサイク。俺はブサイク。
そんな俺でも恋をしたい、もっと言うなら恋人が欲しい、更に言えば全肯定してくれる可愛くて優しい彼女が欲しい。
高望み? 知ってる。
寝言は寝て言え? ごもっとも。
だけどそんな俺にも転機がやってきた。ある時、目の前に現れた異質な幼女。
彼女は言った、俺がブサイクで無くなる方法があると。それは――――死ぬこと。
そうすることで目鼻立ちは整い、街を歩けば全ての女性が振り向くだろうと。最後のは誇大解釈だが。
死ぬことは怖い。だがこのままブサイクのまま死んでいくのはもっと嫌だ。
なら……やるしかない!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:30:00
166211文字
会話率:43%
人が死に、骨となった身で動く物だろうか?
答えは否。
もしいるとすれば、それはモンスターと呼称されるものに成り果てる。
人では無くなってしまう。
なら、自我を持った元人間の骸骨は、どうだろうか?
答えはない、持ち合わ
せていない。
これは、かつて滅んだ国の騎士が目覚める物語。
彼の王を探す冒険譚。
既に死した肉体で、彼は何を成すのか?
既に朽ちた肉体で、彼は何を思うのか?
王を見つける。
ただそれだけが、彼の目的。
王の魂、王の気配だけを探って旅を続ける。
やがて見つけた王は、少女になっていた。
記憶はない、威厳もない。
ただただ心優しい少女へと。
それでも、騎士は傅く。
姿形は変われど、王への忠誠は揺るがない。
当作品は
https://ncode.syosetu.com/n0040in/
の連載版となります。
一話目は短編に多少加筆修正したものになりますので、読んだことがある方は二話目からでも問題ないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 20:30:00
827759文字
会話率:39%
「さて、次はこの世界を遊び尽くす番だな!」
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっ
ておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:30:00
65753文字
会話率:42%
婚約破棄&断罪イベントで、悪役令嬢ティアナは辺境に追放された──でも本人は意外とノリノリ!?
森で出会ったのは、喋る・変形する・嫉妬もする変異スライム・スリィ。元オタク令嬢のスライム愛が爆発し、魔道具を次々発明!
やがて「スライム素材」が日
用品から産業革命を巻き起こし、無自覚モテ令嬢の周囲にはイケメン鍛冶屋、メガネ貴族、年下貴族と恋の波状攻撃が!?
スリィの嫉妬も激化する中、ティアナは言う。「恋愛?知らない!私はスライムとヌルヌルしてたいの!」
──こうして悪役令嬢(元)と変態スライムの世界改革ラブコメ(?)が始まった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:30:00
83382文字
会話率:49%
60歳目前、退職後の孤独な男・村瀬は、話題の生成AI「デジタルクローン」サービスに自分の過去の思い出をすべて提供し、「もしも昔、あの時あの人に告白していたら…」という仮想恋愛を作り出す。
AIは若き日の“理想の女性”を仮想人格として生成し、
まるで現実のような日々が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 19:30:00
7409文字
会話率:67%
これはただの走り屋モノじゃない、魂の存在証明であり、「約束を果たすために走る亡霊の物語」。それが One Eye’s C。
⸻
湖の向こうに、いつかふたりで辿り着くはずだった。
けれど、その約束は、あの日の夜に置き去りにされたまま——。
夢の続きを走るのは、片目の光だけを灯すセリカ。
眠りの中で、それでも尚、誓いを守ろうとする誰かの魂。
気づいたときにはもう、彼女は隣にはいなかった。
けれど、見えない過去に指先で触れ、残された“囁き”を聴く者がいた。
この道を駆けた意味を、
もう一度、誰かと並んで走るために——。
「One Eye’s C」
→ 「ワンアイと呼ばれた女」
→ そいつが乗っていたのは「C」……何の略かは誰も言わない。けど知ってる奴は知ってる。
その「C」に込められたのは:
•Celica
•Curse(呪い)
•Contract(契約)
•Core(中核)
•Comeback(再来)
•Clarity(真実)
•Conscience(良心)
•或いは…Car
何を想像するかは自由。でも全部芹の物語に通じる。
それこそが「別モノ」である証。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:29:33
43786文字
会話率:38%
朝、推しのVチューバーが陰謀論に目覚めたことから不幸な一日――若井燕大の16歳を迎えた誕生日は始まった。
バイト先に給料を貰いに向かえば包丁が刺さった店長を発見。
事情聴取で警察署を出てすぐに、憧れの先輩のパパ活現場を目撃。
「とんだ誕生日
だ……」と恨み言をこぼしながら帰ったら、なんと住宅街ごとアパートが燃え盛っていた。
帰る家も、連絡手段も、そして身分証明するものすらも失った。
着の身着のまま放り出された令和の高校生は、なにを頼ればいいかもわからず街を徘徊し――その先で、段ボールに捨てられていた子猫と出会った。
手を差し伸べたいと願うも、自分もまた帰る場所を失っている身。
せめて雨から守るように、段ボールの中で子猫を抱えていた燕大のもとへ、ふいに傘が差し出された。
見上げた先に浮かんでいたのは、慈愛に満ちた天使の微笑みのようであり、興味を掻き立てられた小悪魔のようにも映った。
どちらにせよ、
「行く場所がないならうちに来る?」
こんな綺麗な人に拾われるのなら、最悪な一日は終わったのだろう。
そう思った翌日、
「どう、お姉さんのヒモにならない?」
この身を捧げるように首を振ることになるとは、このときの燕大は想像もしていなかった。
※カクヨムのほうにて先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:25:31
228356文字
会話率:52%
花の女子高生生活、夏休みの初日。
恋人に浮気されたショックから、ベランダから飛び降りを図ろうとしたが、隣人に目撃された。
思わぬ目撃者にポカンとした先で、自殺は失敗。
隣人はそれを見て見ぬ振りをしてきたため、
「ここは普通、なにをやってるの
か話を聞くところでしょう!?」
と謎の衝動に突き動かされ、食って掛かってしまったのだ。
隣人は嫌々そうなため息をついた後、自殺のデメリットを淡々と語り、ロジハラくる始末。
その果てに、なにも手がつかず考え込むくらいならこれをやれと、高校一年生のわたしに渡してきたのは一本のアダルトゲームであった。
それがオタク青年たる大学生との、ベランダ越しの交流の始まり。
夏休みはアダルトゲーム地獄に陥り、その先でアニメにハマり、マンガを読み続ける日々を送るハメになったのだった。
これはそんなオタク青年に自殺を止めてもらい、そんな隣人にオタクに染められ、前触れもなくそんな彼が死んだだけの話。
一度泣いただけの、一年ちょっとの思い出話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-01 17:25:39
90779文字
会話率:30%
二十歳の萌黄は、結婚初夜に夫と妹の不貞を目の当たりにする。
初夜を逃げた萌黄は、メイドとして使われ虐げられる日々。
倒れた彼女を救ったのは、夫の弟・海斗だった。
海斗は萌黄を『萌黄姉さん』と呼び、誰よりも優しく接してくれる。
そして彼が
案内した『汚れた蔵』は、実は魔道具師にとって最高の工房だったのだ。
萌黄には、かつて“匠姫”と称されたほどの魔道具技師としての才があった。
海斗との出会いが、その眠っていた才能と心を呼び覚ます――。
そして萌黄の心に芽生えたのは海斗への想い……初めての恋。
『萌黄姉さん』とわざと呼び、自分の感情を抑えている海斗。
しかし真白も、海斗へ激しい感情を抱いている様子。
純愛、狂愛……それぞれの愛が交錯する冠崎家。
最低の夫と、執着する妹に翻弄されながらも、萌黄は影工房で、新たな人生を取り戻すことができるのか?
◯咲花萌黄(さくはな・もえぎ)→冠崎萌黄
二十歳の控えめな性格の美しい娘。
縁談を妹の真白に決められ、嫁ぐ事になる。
子供の頃に『匠姫』と呼ばれる程『魔道具技師』としての才能があった。
◯冠崎海斗(かんざき・かいと)
十九歳の精悍な美青年。
魔道具技師としての勉強もしているが、祓魔騎士としての資格も持つ。
留学していたが、兄の結婚話を聞いて帰国した。
萌黄を『萌黄姉さん』と呼び、優しく接してくれる。
◯咲花真白(さくはな・ましろ)
十九歳の派手好きで男好き、我儘で凶暴な性格の娘。
姉である萌黄の縁談を勝手に決め、初夜で萌黄の夫を寝取った。
ただの嫌がらせではなく、何か魂胆があるようだ……。
◯冠崎陸一郎(かんざき・りくいちろう)
二十五歳の冷酷な男。
爬虫類のような冷たい瞳で、初夜に萌黄ではなく真白を抱いた。
その後も真白と一緒に、萌黄を虐げる。
萌黄を愛しているようにはとても見えないが……。
この作品はノベマ!様でも公開しコンテスト応募作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:24:53
20969文字
会話率:49%
地味で目立たない高校生。
咲楽紫千 麗音愛(さらしせん・れおんぬ)
は、派手な名前を嫌って学校では『玲央(れお)』と名乗っている。
幼馴染の美子(よしこ)に手伝いを頼まれ、いつものように休日の学校へ向かった。
いつもと違ったのは、祖父
に託された布に包まれた日本刀。
『ただ持っていればいい』
祖父にそう言われ。携行していた。
ただ邪魔臭い荷物として、その日は終わるはずだった。
だが麗音愛は正体不明の敵に襲われ刀を使い闘うことになる。
刀の名は晒首千ノ刀(さらしくびせんのかたな)
幾万もの無念の魂。
怨霊に憑りつかれる替わりに、怨霊を使役し
最強の力を手に入れられる呪い刀。
その闘いで
麗音愛自身にも強い呪いがかけられていた事を知る。
最悪最強の妖魔王『紅夜(こうや)』が目覚める。
『妖魔王紅夜』を倒すために創られた108の武器が、紅夜対抗組織『白夜団』に再び集まろうとしていた。
その1つ、細剣・緋那鳥(ひなどり)を操る親友『椿(つばき)』と
麗音愛は『妖魔王紅夜』打倒を目標に掲げ。
人々を守る為、妖魔王に呼応して復活し街に溢れ始めた妖魔を人知れず倒し続けるのだった。
※第3話「夕暮れに、珈琲の香りは射たれ」から急転直下でバトルが始まります。
そこまでお読み頂けると嬉しいです!
※一章は本格伝奇バトル
二章からは恋愛も混ざりバトルも恋愛もお好きな方にオススメです。
恋愛要素多めです!
※主人公は優しい真面目キャラ。
※異世界ファンタジーではなく、現代和風バトルファンタジーです。
伝奇ならではの刀、武器でのバトル。結界術をお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 22:31:10
1207720文字
会話率:46%
衝撃のJ Kデスゲーム!バトルロワイヤル!
完結済み作品です(約20万字)
名門高等女学院に通う17歳の天乃優笑(あまの・ゆえ)はある日ベッドの上で意識を取り戻す。
傍らには双子の妹の優楽(ゆら)もいたが何が起きたのか理解できない。
医
者が話すには、学院行事で配られたお茶に毒物が混入され双子を含む32名以外の約300名が死亡したという。
優笑達は経過観察のために入院する事になる。
自由のない入院生活のあと、32名は意識のないままある場所へ集められた。
そこで現れたゲームマスター。
彼は『一人になるまで殺し合ってもらう』と突然のデス・ゲームを彼女達に突きつけた。
デスマスターは将来、国にとって有益な兵器になるために全員を捕食しその力を吸収した最強の吸血姫になることを望むと叫ぶ。
しかしレベル1の吸血鬼ができる事は血を長い針のように硬化させ武器にする程度。
ほぼ普通の女子高生の彼女達が島で寮生活をしながらも喰うか喰われるかのバトルの日々を送る事になる。
(異能バトルというよりは、必死の肉弾戦が多いかもしれません)
個性的な人物達が闘い、または結束し、そして吸血姫の秘密を探りながら毎日を生き延びる。
優笑は優楽と脱出することができるのか……それとも……!?
※一部の登場人物でガールズラブ描写がありますが話の本筋ではありません。
※後半少し異能バトルになってます。
※なろう様での挿絵公開の量は未定ですが、表紙絵、作中の挿絵は全てAI(Meitu、Waifu Labs、お絵描きばりぐっどくん)によるものです
なので顔や髪の毛の長さなど絵によって違う場合もありますが雰囲気として見て頂けるとありがたいです。
島の地図が稚拙すぎますが笑って許してください。
アルファポリス様でも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 00:10:30
211980文字
会話率:39%
ウィンスレイド王国の王立学院高等科に在学中だったルナリアは、ある日突然、王宮警護隊によって王宮へ連行された。
そこで故郷ダーラウに発生した疫病で領主の父と母を失ったことを知らされるが、王命のせいで王宮の一室で軟禁生活を強いられ、身動きが取れ
ずにいた。
軟禁生活がひと月を過ぎる頃、王宮で仮面舞踏会が開かれることを知り、この絶好のチャンスにルナリアは王宮脱出を試みる。なんとしてでも王宮を出て、王都で頼れる唯一の人、婚約者のトレヴァーに助けを請うつもりだった。
仮面をつけて王宮内を歩き回るうちに、ルナリアは黒い仮面の美しい青年と出会い、彼の助言を得て王宮から出ていこうとするが、そのとき、彼女の前に妖獣と呼ばれる異形が立ちはだかる――。
それから3ヶ月後。
ルナリアは王太子妃となり、夫である王太子ジェレルと愛のない結婚生活を送っていた。
ジェレルが、疫病が原因で死の街と化したルナリアの故郷ダーラウへ旅立つことになり、ルナリアは自分も連れていってもほしいと懇願するが、ジェレルを怒らせてしまう。
王太子夫妻に対する心ない噂にうんざりしながらも、ジェレル不在の王宮をなぜか心細く感じるルナリア。
そこにルナリアの弟フォルシアンが面会に訪れ、ルナリアは意外な形で王宮を出ることになる――。
ウィンスレイド王国に伝わる【月の女神と邪神】の神話の再来が近いとされる中、【呪われた魔剣】を手にした王太子ジェレルと、月の女神の力を封じ込めた【紅の秘宝】を両の瞳に宿すルナリア、そして【国内最強の剣士】でルナリアの元婚約者トレヴァーが、それぞれの生き方・愛し方を模索しながら運命に立ち向かう物語。
※ルナリアの苛酷な過去、及び【月の女神と邪神】の神話に関する記載・戦闘シーン等に残酷な描写が含まれます。
※【同時掲載】小説家になろう、カクヨム、アルファポリス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:20:00
71280文字
会話率:40%
高校生の私はよく異世界の夢をみる。現実世界で勉強も恋愛もうまくいかない私は、現実逃避先である異世界の夢の中でも囚われの身となってしまった……。夢と現実、はたしてどちらの世界で私は幸せになれるのだろう? [この作品は東日本大震災チャリティ電子
書籍プロジェクト『One for All , All for One ……and We are the One~オンライン作家たちによるアンソロジー~』(2011年)寄稿作品の再掲載となります]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-07 18:00:00
9674文字
会話率:40%
運送会社勤務の男・田島義文(たじまよしふみ)。
疲れ果てて眠気と闘いながらトラックを走らせる。
過労と不注意により通行人を轢いてしまった!
急いでブレーキとハンドルを切った次の瞬間、自身も衝突により死んでしまう。
気付いた時には広い平原に倒
れていた。
その隣には運転していたであろうトラックが停車している。一体どうなっているのか?
「それにしても厳ついトラックだな‥」
トンデモ機能を備えた“バトルトラック”で異世界を駆け回る義文。果たして彼の運命は如何に?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:14:52
6519文字
会話率:45%
計算外の溺愛!悪役だって幸せになっていいですか?
ブラック企業勤めの俺は、気が付けば乙女ゲーム『星降る夜のシンフォニア』の悪役貴族アルフレッドに転生した。どうせ破滅するなら、推しヒロイン・フィーリアを庇って華麗に散ろうと決意する。
しか
し計画は大誤算!ダンジョンで彼女を庇って瀕死になるも生き残り、なぜかフィーリアから過剰なまでに献身的な世話を焼かれる日々に!?
周囲の(おせっかいな)応援もあって、気づけば彼女と婚約までしてしまった俺。悪役だって、幸せになってもいいのだろうか?
計算外の溺愛から始まる、ドタバタ異世界ラブコメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:10:00
53631文字
会話率:24%
月絵国は大国に敗戦した。
戦後二十九年、大国人の血を引く天川希守は、大国人特有の黄色い髪と瞳のせいで社会から疎まれるようになる。しかし、希守は月絵国民として決してめげることなく、警察官となって国の平和に尽力する日々を過ごしていた。
特に希守は、怪盗トレジャーを逮捕することに情熱を燃やしており、予告状がある度に現地に赴いて奮闘しているのである
この日も美術館の絵を盗むという予告状が届いた。現地で警備をするも、残念ながら絵は盗まれてしまう。希守は逃走する怪盗トレジャーを追いかけていく。
途中、怪盗トレジャーが逃げ込んだ廃病院で、偶然にも誘拐事件の犯人に遭遇する。一時的にではあるが怪盗トレジャーと手を組み、誘拐犯を逮捕したのだった。
だがしかし、結局のところ肝心の怪盗トレジャーには逃げられてしまい、地団駄を踏む結果となったのである。
一方、怪盗トレジャーである鳥升宝美は、希守と幼少の頃に一緒に鬼ごっこをして遊んだかけがえのない思い出がある。希守はその後、大国人の父親が殺されて、地方に引っ越すという突然の別れ方をしたために、ずっと気にかけていた。
二十歳を過ぎた頃、希守が警察官になったことを知る。宝美はなんとしても希守に活躍してもらおうと、そして幼少の頃みたいにまた鬼ごっこをしたいと思い、怪盗トレジャーとなる決意をしたのである。
宝美の祖父は警察に絶大な力があり、あらゆる事件の情報を手に入れることができた。宝美はその情報から希守に活躍してもらえるだろう事件を選び、怪盗トレジャーとして追いかけっこをしながら国で起きているいろいろな事件を解決して、希守に手柄を立ててもらおうと日々画策しているのである。
そして今回も、希守を廃病院に導いて、見事に誘拐事件を解決させていた。これで髪と瞳の色で虐げられている希守の存在を、また一つ国民に認めさせることができたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:10:00
39277文字
会話率:40%
大学生の加賀利亜夢(りあむ)は、見知らぬ女の子が家に侵入しているところを見つける。
彼女は赤城麗羽(れいは)という、同い年の女の子。
どうやら彼女は本物の幽霊のようで、壁をすり抜け、体を透明にすることができるようだ。
「幽霊だって、ポ
テチが食べたくなるときがあるんだよ」
彼女は、まるで自分の家に居るかのようにポテチを摘まみ食いして、ソファーでくつろぎ、テレビを見始めた。
すると、利亜夢(りあむ)の父が帰ってくるが……
「父さんには、見えないのか……」
彼女のことが見えるのは、どうやら俺だけのようだ。
「利亜夢くんには、生きる喜びを知ってもらいたいな」
彼女は、どこか切なげに、そう言った。
どうして彼女は幽霊になってさまよっていたのだろうか……
どうして彼女は死んでしまったのだろうか……
幽霊となった女の子との不思議で切ない、青春純愛ラブコメ、ここに開幕!
※カクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:10:00
66152文字
会話率:47%
◆あらすじ◆
大好きな人の死ぬ日を知っていたら、君はどのように生きるだろうか?
ある日、人生に退屈していた大学生【みなと】は、神様から「お前の運命の人は来年の12月17日に死ぬ」と告げられた。
相手は、同じ大学に通う同級生の【リリア】
という女の子だった。
彼女から、唐突に人気のない教室に呼び出され「実は、あなたに一目惚れしてたの」と告白されて、みなととリリアの二人は恋人関係となった。
そんなリリアは、表では真面目で寡黙でおしとやかな女の子を演じていたのだが、付き合っているうちに、コーラとジャンクフード大好きな束縛系ド変態メンヘラ女子ということを思い知らされる。
湊とリリアの二人は、限られた時間の中でイチャイチャを極め、愛を育み、お泊りに明け暮れ、旅行に出かけ、リリアの先輩という恋敵が現れて、愛の略奪に巻き込まれて・・・彼女の命日は、刻一刻と近づいてくる。
「私たちがあの世に行ったとしても、絶対に忘れられないぐらい甘いキス、しよ♥」
これは、大好きな人の命日を知って、あの世でも忘れない思い出を作る青春の物語。
衝撃と感動のラストは必見。
◆登場人物◆
【大空 湊(おおぞら みなと)】
・人文系の学科に通う大学二年生(20歳)
・神様から運命の人の命日を宣告される
・友達なし、彼女なし!恋愛よりもどちらかというと、ゲーム、読書、映画!
・大学では大人しいが、仲良くなった人とは、わりと仲を深められる
【石蕗 莉々亜(つわぶき リリア)】
・湊と同じ大学に通う女の子(20歳)
・地雷ファッションがお気に入り
・洋服の買い物や映画鑑賞、【推し事】が趣味
・外向きは、大人し気なお淑やか女子。内向きは、コーラとジャンクフード大好きな束縛系ド変態メンヘラ女子
【横浜 紫恩(よこはま シオン)】
・湊とリリアの先輩(三年生、21歳)
・リリアの親友であり、恋敵
・趣味はドライブと買い物
【石巻原 亮介(いしまきはら りょうすけ)】
・湊とリリアが通う大学の教授
・おおらかな性格で、湊とリリアのお気に入りの先生(後に、湊とリリアのゼミの担当の先生となる)
※なお、【カクヨム】様のサイト上でも、同じ内容で投稿しております。予め、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 19:48:47
274899文字
会話率:44%
3日後に、あなたは死ぬだろう。
3日間、あなたは箱の中に閉じ込められる。
1日経つごとに、壁が狭まってくる。
それだけを説明された白髪の少女は、ある日突然、箱の中に閉じ込められてしまった。
箱の中には、なにやら色々と落ちていて、
大きなスクリーンがポツンとあるのみだ。出口らしきものは、見当たらない。
3日間を、どのように生きるのか。
それは、少女次第である。
あなたは、この少女と箱に隠されたメッセージを「感じる」ことができるだろうか。
これは、白い空間に閉じ込められた、白い少女の短い物語――
初の短編。たぶん、数分でさっと読める内容だと思います。
※本作は、同じタイトル・内容で「カクヨム」様のサイト上でも投稿しております。あらかじめ、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 13:47:42
5352文字
会話率:18%