婚約してから長年彼女に酷い態度を取り続けていた。
けれどある日、婚約者の魅力に気付いてから、俺は心を入れ替えた。
謝罪をし、婚約者への態度を改めると誓った。そんな俺に婚約者は怒るでもなく、
「ああ……こんな日が来るだなんてっ……」
謝罪を受け入れた後、涙を浮かべて喜んでくれた。
それからは婚約者を溺愛し、順調に交際を重ね――――
昨日、式を挙げた。
なのに・・・妻は昨夜。夫婦の寝室に来なかった。
初夜をすっぽかした妻の許へ向かうと、
「王太子殿下と寝所を共にするだなんておぞましい」
という声が聞こえた。
やはり、妻は婚約者時代のことを許してはいなかったのだと思ったが・・・
「殿下のことを愛していますわ」と言った口で、「殿下と夫婦になるのは無理です」と言う。
なぜだと問い質す俺に、彼女は笑顔で答えてとどめを刺した。
愛されていた。手遅れな程に・・・という、後悔する王太子の話。
シリアス……に見せ掛けて、ちょいコメディー。
【短編ver】の王子視点に、裏側の同級生視点と公爵令嬢視点をプラス。
設定はふわっと。
アルファポリス・カクヨムに掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 12:23:34
20506文字
会話率:36%
婚約してから長年彼女に酷い態度を取り続けていた。
けれどある日、婚約者の魅力に気付いてから、俺は心を入れ替えた。
謝罪をし、婚約者への態度を改めると誓った。そんな俺に婚約者は怒るでもなく、
「ああ……こんな日が来るだなんてっ……」
謝罪を受け入れた後、涙を浮かべて喜んでくれた。
それからは婚約者を溺愛し、順調に交際を重ね――――
昨日、式を挙げた。
なのに・・・妻は昨夜。夫婦の寝室に来なかった。
初夜をすっぽかした妻の許へ向かうと、
「王太子殿下と寝所を共にするだなんておぞましい」
という声が聞こえた。
やはり、妻は婚約者時代のことを許してはいなかったのだと思ったが・・・
「殿下のことを愛していますわ」と言った口で、殿下と夫婦になるのは無理です」と言う。
なぜだと問い質す俺に、彼女は笑顔で答えてとどめを刺した。
愛されていた。手遅れな程に・・・という、後悔する王太子の話。
シリアス……に見せ掛けて、後半は多分コメディー。
設定はふわっと。
アルファポリス・カクヨムに投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 09:31:13
9046文字
会話率:29%
櫻の樹の下には屍体が埋まっている。
なんともおぞましい話だ。
最終更新:2023-04-14 22:44:05
2984文字
会話率:31%
育ての親の老婆と二人きりで暮らす少女、リエ。
リエは十歳になったら舟に乗って世ノ河という大河を下り、オボロ様という神様の元へお嫁にいく役目がある。その日を楽しみにして生きてきた。
しかし、ある時、人の言葉を喋る狼と出会う。
「お前ら、騙され
ているぞ」
狼は警告するが、リエは聞く耳を持たないまま、十歳になった日、大河に流される。
川の流れの先で待ち受けていたものは、世にもおぞましい真実と運命だった。
リエは、自身と故郷の命運をかけた旅に出ることになる。
毎週火曜日・金曜日更新予定。
(この作品はフィクションです。実際の人物・団体等は関係ありません)
(この作品は個人サイト「ゆめものがたり」とカクヨムでも公開しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-11 16:51:09
74738文字
会話率:45%
千年前から続く“かの神”との因縁と村の儀礼。
絶望と破滅の運命に立ち向かう
秘密を抱えた四人の少年少女たちの物語。
ーーーーーーーーーーーーーーー『運命歯車逆回転、運命歯車逆回転……!!』
全身が毛におおわれ、三メートルを越えるような巨体
をもった、獣のような、人のような、およそこの世のものとは思えないおぞましい姿の化物がこちらを見ている。恐ろしく静かな目で。やつは私を殺す気なのだ……。
日々モノやココロは失われていく。
世界は徐々に綻びを隠しきれなくなっていったーーーー。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 07:32:04
23857文字
会話率:49%
大正時代。孤児の女中・初は神野の屋敷に奉公することに。人里離れた鬱蒼とした森の奥、陰鬱な屋敷の主は、隠棲した美青年。屋敷の蔵には、彼の狂気の妹が幽閉されているという。閉じた蔵の中で繰り広げられる、妖美なおぞましい楽園。
この作品は「htt
p://wordwordother.web.fc2.com/」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 20:15:48
30568文字
会話率:23%
「イザベラ公爵令嬢。今まで我慢してきたが、もううんざりだ。皆の前で宣言しよう! 君との婚約は破棄する!」第一王子リアムが公爵令嬢イザベラを前に、婚約破棄を宣言した。しかし、彼女は動揺する事もなく、淡々と応える。「そうですか。理由を伺っても?
」そこで、リアム王子は答えた。「お前が私に贈ったプレゼントが問題だ!」そのプレゼントとは、とても常識では考えられないおぞましいプレゼントばかりであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 20:02:07
3137文字
会話率:39%
バレンタインデー当日。主人公、斎藤晴人はドギマギしながら学校へ行くと、靴箱に『放課後、屋上まで来られたし。来なかったら殺す』と書かれた紙が入っているの発見した。怪しいと思いながらも屋上へ行くとそこには、男勝りな性格であるクラスメートの女子、
華村由香の姿が。何やら緊張した様子の彼女から、晴人は小袋を渡される。中身を確認するとその中には、おぞましい色をしたヘドロのような物体が入っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 07:13:55
7001文字
会話率:59%
都市伝説のなかでも特に有名な存在であるメリーさん。彼女のような古くから存在する怪異たちは急激に変化する社会に取り残されつつあった。ネットやSNSを駆使して生き残りを図る怪異たち。メリーさんはアプリを使ってターゲットに電話をかけていく。そして
今日も、とある独身男性に狙いを定め、自宅を訪問したのだが……。彼女は今までに見たこともない劣悪な環境に住む男性の姿に驚愕。早くも帰りたくなって来たところで、部屋の中にあるものを発見する。あまりにおぞましいい光景に言葉を失うメリーさん。彼女はお決まりのセリフ「今アナタの後ろにいるの」を言えるのだろうか。そして、無事に帰ることができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 17:07:18
5167文字
会話率:20%
最近エリス含め男爵家や子爵家の令嬢は悩んでいた。オスカー伯爵。若かりし頃はハンサムと評判であったのだが、今ではすっかりそのような面影もなく。婚期を逃した伯爵は若く美しい娘を嫁に、と日々品定めをしているのである。
たまったものではないのはまだ
婚約をしていない令嬢たちだ。いっそ嫌悪感すら抱いている男に言い寄られてもおぞましい以外のなにものでもないのだから。
やんわりと関わらないようにしようとしても災厄は向こうからやってくる。であれば、立ち向かうしかない――!! かくして、令嬢たちは団結する。
っていう、異世界恋愛にありがちな世界観で恋愛の無い話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 08:06:27
12732文字
会話率:19%
『お前は、俺の家来だからな!』
泣き虫ピュリアは、勇者様の一の家来。
魔王討伐に旅立つ彼のお供として、そのお世話に援護に余念が無い。
けれど、パーティーの仲間はそんな彼女を嫌い、次々に離脱してゆく。
全ては彼女が振るったその『力』に、原因
があったのだ。
『おぞましい娘。穢れた女』
聖女様にすら見捨てられたピュリアを、それでも勇者は連れ歩く。
『光と闇が合わされば、それ最強じゃね? 勇者である俺の家来に、相応しい力だ!』
ピュリアの手を引き、勇者は笑う。
大好きな、大好きな、優しい勇者様。
だからピュリアは、彼の傍を離れない。彼を守る為なら、何でもするのだ。
例え、この身が、どうなろうとも。
――ピュリアは、勇者様の家来なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 17:03:33
8990文字
会話率:35%
バイト帰りの大学生・清瀬蒼真は、いつものように終電へと乗り込む。
直後、車体に大きな衝撃が走り、車内の様子は一変していた。
外に出ようとした乗客の一人は身体が溶け出し、おぞましい化け物まで現れる。
生き残るためには、先頭車両を目指すしかな
いと知る。
他サイト様にも同作品を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-17 22:00:00
100101文字
会話率:42%
とある世界、正体不明の敵性体との戦争に明け暮れる人類。長い年月を経て攻勢に転じた彼らの武器は、異常極まる技術力、そして魔力と呼ばれる奇妙な力。それらを狂気的に振るう彼らは、とうとう敵の支配地域を包囲する。
その最前線に立ち続けてきたの
は、膨大な魔力を有し、個人でありながら人類の切り札とされる一人の兵士。平和な日々を取り戻すべく戦う彼の背後には、寿命を失い、今や敵よりもおぞましい存在に変容した人々。優勢な戦況とは裏腹に、世界は敵意に塗れていく。
長く続いた戦争、狂った人類、歪な人間関係。絡みあう全てを決着させんとあがく彼の兵士と、その周囲の人間が過ごす日々。
《文章の整理等、内容の改変を伴わない改稿は随時行っています》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 18:43:04
724744文字
会話率:53%
ある日、夢美は、未解決のまま終わった事件特集。15年前のあの事件と言う題名のテレビ番組をたまたま見ることになる。その日を境に、彼女は奇妙な夢を見ることになる。それは断片的で醜くおぞましい、それは幼い頃の記憶、彼女は20歳以降の記憶をなくして
いた。何の昔のことを思い出そうとしても頭が痛くなり、何も思い出せないままでいた。昔自分の身に何があったのか、この奇妙な夢は一体何なのかそんなことを思いながら過ごしていた時に。彼女の家に1人の男が家に訪ねてくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-25 00:27:59
225文字
会話率:0%
「旦那様は突然気を失われたそうです。口から泡を噴かれて」
公爵家の当主オルガニウスは離婚歴のある令嬢を娶った。彼は愛の尊さと卑しさを区別し、妻に様々な無理難題を求める。彼の理不尽な振る舞いに呼応するように、新妻であるアイシアの周辺で奇怪な
現象が続発する。
「公爵ともあろう男が情けない。あぁ見苦しい、おぞましい。気色が悪い。死ね」
オルガニウスを襲う恐怖の数々と、妻の得体の知れない言動。果たして彼女の正体は?やがて「沢蟹公爵」と呼ばれる彼の逸話や、彼が「赦し」を得た瞬間へと至る物語。
■「君を愛することはできない」と告げたモラハラ夫と人によっては理想的な妻のお話。ざまぁ展開あり。夫の悪行にはそれ相応の罰があり、××まで赦されません。愛はあります。最後はヒロインにとってのハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 20:17:16
10623文字
会話率:11%
真白の雪。それを名に冠したお姫様がおりました。お姫様の瞳には、いつも夢心地の景色が映し出されておりました。
これは、ありえたかもしれない歪で美しいお姫様のお話。仄暗い御伽話の中に、貴方は何を見出しますか?
《注意》
このお話は、童話「
白雪姫」を題材にしています。
しかしながら、内容はとてもとても。子供に読み聞かせることができるような内容ではございません。童話と呼ぶにはあまりにもおぞましいのです。
報われない。救われない。ただ一人の為だけのハッピーエンド。それを許せるお方のみ、この世界の行く末を見守っていただきたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 16:24:17
30448文字
会話率:59%
踊り子の娘を蔑んだ翌朝、ジベティヌス公爵一家は一人を残して皆殺しになった。
生き残ったのは件の踊り子の娘。庶子である三女フローラ。
彼女はことの元凶となった父親という名のクズに一目会いたかった。会って文句を言いたかった。
なぜ自分が半分とは
いえ血の繋がった異母姉たちに蔑まれなければならないのか、溜まった不満をぶつけた。
「わたくしを下賤の血をひくと蔑みますが、そもそも殿方がもよおさねばこんな事態にならないのではなくて?」
愛する女の産んだ愛娘の本心を知った公爵は激昂し、愛刀を振るう。
事件後、生き残ったフローラと会った王太子は彼女の美しさに心奪われ、空いた婚約者の座に据えようと思いつく。
だが彼女を「王太子」の妃に出来ない理由が発覚した。おぞましい公爵家内での虐待を……
それでも王太子は彼女を手に入れたかったが、フローラ自身は……
「考えて、ヤン! 撤収するわよっ」
※GCN文庫1周年記念『短い小説大賞』に応募するため、連載形式だったものを短編に編集しなおしました。その際、句読点の変更や、細かい描写など加筆修正しています。大筋の変更はありません。
※冒頭、殺人の模様があります。サスペンスです。残酷描写があります。苦手な人はブラバ推奨。
※途中にもムナクソ事件が発覚します。この時点でブラバするとムナクソなままですが終盤まで読むと納得するかと。
※設定はゆるんゆるん
※現実世界に似たような状況がありますが、拙作の中では忠実な再現はしていません。なんちゃって異世界だとご了承ください。
※このお話はアルファポリスにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 08:59:20
38430文字
会話率:33%
踊り子の娘を蔑んだ翌朝、ジベティヌス公爵一家は一人を残して皆殺しになった。
生き残ったのは件の踊り子の娘。庶子である三女フローラ。
彼女はことの元凶となった父親という名のクズに一目会いたかった。会って文句を言いたかった。
なぜ自分が半分とは
いえ血の繋がった異母姉たちに蔑まれなければならないのか、溜まった不満をぶつけた。
「わたくしを下賤の血をひくと蔑みますが、そもそも殿方がもよおさねばこんな事態にならないのではなくて?」
愛する女の産んだ愛娘の本心を知った公爵は激怒し、愛刀を振るう。
事件後、生き残ったフローラと会った王太子は彼女の美しさに心奪われ、空いた婚約者の座に据えようと思いつく。
だが彼女を「王太子」の妃に出来ない理由が発覚した。おぞましい公爵家内での虐待を……
それでも王太子は彼女を手に入れたかったが、フローラ自身は何を思うのか。
※冒頭、殺人の模様があります。サスペンスです。残酷描写があります。苦手な人はブラバ推奨。
※途中にもムナクソ事件が発覚します。この時点でブラバするとムナクソなままですが終盤まで読むと納得するかと。
※設定はゆるんゆるん
※現実世界に似たような状況がありますが、拙作の中では忠実な再現はしていません。なんちゃって異世界だとご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 07:00:00
37866文字
会話率:33%
天には海があり、そこには聖域と呼ばれる浮島がある。
リリー・エウルは、その聖域の城の近衛兵として働く17歳の少女。最愛の姫君の横で働くため大事な試験を控えるその日、城下では残酷な事件が起きていた。
七年前に国家を分裂させる原因とな
った、非情な事件。天使の世界に平和を取り戻そうと事件の解決を決心するリリーだったが、捜査機関によって容疑者の一人に挙げられてしまう。
疑いを晴らし、本当の意味での事件の収束を目指すため、少女は奔走する。
しかし、事件の調べを進めるうち、17歳の少女には苦痛に思えるような事実が判明する。白銀が包む天上の世界は、おぞましい形のナイフを持って、リリーを待ち構えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 19:18:05
131303文字
会話率:47%
旦那が娘にとてもおぞましいことをしていた。
そして、私が対策したことを、書いていこうと思います。
最終更新:2022-10-15 08:25:10
18560文字
会話率:2%
「シャーロット嬢、よくも十年もの間余をたばかってくれたな! 貴様の正体が世にもおぞましい狼女であることは明白っ。証拠も証人も……何よりも身内であるエミリエンヌ嬢の証言がある! 貴様のようなバケモノとの婚約など即刻破棄して、美しくも聡明で勇気
あるエミリエンヌ嬢を余の新たな婚約者とすることを、余はこの場で宣言するものである!!」
第一王子に婚約破棄をされ異母妹に秘密をばらされた公爵令嬢シャーロットは、その醜い姿をおおやけにさらして魔の森に放逐される。
自暴自棄になった彼女の元へやってきたのは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 14:30:08
5655文字
会話率:30%
キャンプから帰ってきた透真の様子を見て悠斗は思う。――今日のこいつはおかしい。
別人のようになってしまったまま戻らない透真に何もできない悠斗。やがてその真相が明かされる。透真の持つ秘密とは。
その秘密を知った悠斗の決断とは。
おぞ
ましいのはその秘密か、それとも……。
カクヨム・Twitterにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 09:14:36
13272文字
会話率:21%